ブラック企業の定義
「労働者を酷使・選別し、使い捨てにする企業。 度を超えた長時間労働やノルマを課し、
耐え抜いた者だけを引き上げ、落伍者に対しては、業務とは無関係な研修やパワハラ、
セクハラなどで肉体・精神を追い詰め、戦略的に自主退職へと追い込む。
金融危機の影響で就職難が深刻化した2000年代後半から、こうした悪辣な企業を指すよう
になった。その明確な定義はないものの、合法か否かの境目をはるかに超えた劣悪な労働、
峻烈な選別、非情な使い捨てなどが特徴で、企業規模や知名度とは関係なく、入社3年内の
離職率の高さや社員の年齢構成が1つの指標とされる。」【以上、知恵蔵からの抜粋】
ここまで酷くなくても、このレベルに類似する企業は数多くあります。
そういう企業の特徴は、夢、成長、楽しさのみをアピールするパターンが多いです。
採用サイトや会社説明会でも、給与の高さ、自社のPRだけを繰り返します。
都合の悪いことや自社の過去の失敗や課題や弱点には触れたがりません。
良い(悪い)企業を見極めるためには
数字で質問し、採用担当者からの回答で判断して下さい。
例えば、
①新卒入社3年後の定着率(新卒入社毎年10人以上が前提)。
②昨年度の1か月あたりの平均残業時間(年間)。
③年間有給休暇取得率(取得日数)などです。
そしてそれを判断する基準(平均)をもって下さい。
数字は嘘をつきません。数字はリアルです。
「充実している」、「すごい」、「良い」、「結構とれている」等の
定性的、主観的な回答で納得してはいけません。
数字で聞いて、数字で回答を得、数字で判断する姿勢も大切。
さいごは「人」で判断するのは良いですが、冷静な目を持つことです。
ブラック企業に引っかからないために。