鳥軟骨や牛タンを黙々と食べてる表現ではありません(笑)!漢字に置き換えると「こつこつ、淡々、黙々」。何のことか?私が行きつけの「回る寿司屋」、厨房を取り囲むように客席「四角形」があるお店での話です。その厨房で寿司を握られてる女性寿司職人がいらっしゃいます。私は昨夜から、単身赴任先の仙台から自宅のある東京に戻り家族でそのお店に行ったのですがその女性職人は男性職人5~6人(30代~60代)の中に混じって(唯一の女性、20~30代?)働かれていました。初めてお見かけして4~5年になると思います。若い女性寿司職人は珍しかったのでよく覚えてるのです。その方と言葉を交わしたことはありません。でも、その方のイメージはまさに「こつこつ、淡々、黙々」。いつ見ても殆ど表情を変えずに、でも、テキパキと働かれているのです。どんなキャリアを歩んでこられたんだろう?働きがいってなんだろう?これからどうしたいんだろう?って思わず聞いてみたい気持ちになりました。なぜ?そんな世界「キャリアデザイン、自己PR、長所短所、力を入れたこと、成長意欲、なりたい自分、、、」そんなワードには無縁の方のように思えたのです。さっきの質問したら何て答えられるのかな?「んー難しいですね」かな。「考えたことなんです」かな。それとも、「なりゆきで」「好きなんで」「やるしかないんで」「この仕事しかできないんで」って仰るのでしょうか。どうなんでしょうね。。でも、「続けてる、辞めてない」事実。しかも人の入れ替わりの激しいはずの飲食業界。“続けることは本気さの証明である”という言葉がありますが、正に「本気で」仕事されてるんだろうなって感じます。とても清々しい気持ちで店を出ました。