【例文あり】就活に役立つ志望動機の書き方まとめ
2023/03/30
目次
就活で説得力のある志望動機を伝えるために
「まずは志望動機を教えてください。」
エントリーシートや面接をはじめ、就活のあらゆるシーンで求められる志望動機。どのように伝えれば熱意を感じてもらえるのか悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
志望動機は企業の選考の合否に大きな影響を与える非常に重要なもの。説得力のある志望動機を伝えられるよう、しっかりと準備をしたいところです。
この記事では、志望動機を聞かれる理由と、説得力のある志望動機の考え方。そして、各業界・職種の志望動機例文および書き方について説明します。みなさんが自分の志望動機を考えるときに参考になれば幸いです。
就活の中で志望動機を聞かれる理由
冒頭で述べた通り、志望動機は選考の中で必ずと言って良いほど質問されます。なぜここまで志望動機が頻繁に聞かれるのでしょうか?理由は大きく分けて2つです。
内定辞退を抑制するため
新卒採用を実行する採用担当者が最も恐れていること。それは、内定を出した学生に蹴られてしまうことです。
採用担当者は、その年に何人の学生を採用するかミッションを課されています。その数に到達できるように内定を出しますが、多くの学生 に内定を蹴られると、目標の学生を採用することが困難になるでしょう。目標の採用人数を達成できなければ、企業の事業運営に十分な人を確保できなくなる恐れがあります。
そのような事態を起こさぬよう、採用担当者は内定辞退をしない学生を選考の中で見極めなければなりません。その見極めに有効なのが志望動機を聞くことなのです。志望動機では、その企業に入社したい理由を的確に説明することが求められます。
しっかりと企業のことを調べ、その上で選考を受けている場合は、志望動機にも納得感が出ます。
一方で、なんとなく選考を受けている人の志望動機は、表面だけをなぞった、内容が薄いものになりがちです。このような志望動機になる人は企業への熱意がないため、内定を出したとしても辞退されやすいと判断されます。
そうなれば、みなさんがどんなに優秀だとしても内定をもらうことは難しいでしょう。
早期離職を抑制するため
厚生労働省の調査によると、2015年に大学を卒業し、新卒で入社した人たちの31.8%が3年以内に離職しています。
出典:厚生労働省「新規学卒就職者の在職期間別離職状況」
せっかく就活で頑張って入った企業なのにも関わらず、およそ3人に1人が企業にフィットせずに辞めてしまっている現状。もちろん学生にとっても不幸なことですが、時間と労力を書けて採用した学生がすぐに辞めてしまうのは、企業にとっても大きな痛手となるでしょう。
志望動機を通して学生の志向・やりたいことを把握できるので、企業と学生のミスマッチを未然に防ぐことに役立ちます。自社で有意義に働くことができる人材なのか見極めることができるからです。
もちろん、真剣に自分のやりたいことから志望動機を考えた結果内定がもらえれば、それに越したことはないでしょう。
しかし、もし内定をもらえなかったとしても、その企業は自分に合う会社ではなかったと判断できます。選考の段階でミスマッチに気づけて良かったと思えれば、就活も少し気が楽になるはずです。
志望動機を考えるのに必要な下準備
就活で志望動機が聞かれる理由を学んだところで、説得力のある志望動機を考えるのに必要な準備について説明します。すぐに志望動機を考えようと思っても、良いものを思いつけるわけではありません。
しっかりと準備をして、自分でも納得できる志望動機を伝えられるようにしましょう。
自己分析
まずしなければならないのは、自己分析。自己分析とは、今まで経験してきたことを振り返り、自分の強みや弱み、熱中してきたことを内省する活動のこと。
志望動機を考えるにあたって自己分析をするべき理由は、自分のことを知らずにやりたいことを見つけ出すことはできないからです。やりたいことが分からなければ、心から行きたいと思える企業も見つからないでしょうし、それゆえに志望動機を伝えることができません。
自己分析の具体的なやり方は、下記記事を参考にしてください。
▼関連記事
【自己分析シート付】選考通過率を上げる自己分析のやり方とは?
企業研究
自己分析を通してやりたい仕事がなんとなく見えてきたら、企業研究を通してそれを実現できる企業を調べていきます。説明会で企業について理解を深めることはもちろん大切。
しかし、説明会で得た知識量だけでは、代わり映えしない志望動機になってしまうでしょう。企業のことを深く理解するためにおすすめしたいのが、「インターン」と「OB・OG訪問」です。
インターンでは、企業での仕事について、説明やプログラムを通してイメージすることができます。また、そこで働く現場の社員から仕事について話を聞くことができるので、やりがいや苦労について説明会よりも深く理解することができるはずです。
しかし、時期によってはすでにインターンが終了してしまっている場合もあるでしょうし、採用目的で開催されるため、現場の大変さや苦労と言ったマイナスの部分を知ることができない恐れがあります。そこでおすすめしたいのが、OB・OG訪問です。
OB・OG訪問では、現場の社員の方と直接アポイントを取るので、現場に即したリアルな話を聞くことができます。仕事でやりがいを感じた話など、具体的なエピソードから仕事の魅力を知ることができるのが魅力。自分が働いたときの姿をイメージできるはずです。
また、OB・OG訪問をした事実を選考の中で伝えれば、企業に対してしっかりと情報収集している姿勢のアピールにもなるでしょう。
OB・OG訪問をするのにおすすめなのが、Matcher(マッチャー)。
Matcherは、所属大学や学年に関係なく、誰でも興味のある社会人にOB・OG訪問ができるマッチングサービスです。商社や金融業界をはじめ、多様な業界で活躍する15000人もの社会人が就活相談にのってくださっています。
見返りなく社会人に仕事の話を聞くことができるのは、学生である今だけ。ぜひ話を聞きに行って、仕事や企業への理解を深めてください。
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志望動機は「絞り込み方式」で作ろう
志望動機を考える上での下準備ができたところで、いよいよ志望動機の書き方を説明していきます。どんな業種・職種であろうと、志望動機の書き方に変わりはありません。みなさんが志望動機を作るときの参考になれば幸いです。
①「私が御社を志望した理由は、(〇〇です。/△つあります。)」
志望動機を伝えるときは、まず初めに結論を述べます。具体的な説明を最初に持ってくると、結局何を伝えようとしているのか分かりづらくなってしまいます。端的に志望動機をまとめたものを一番最初に伝えることで、その後の具体的な説明が何を示すものなのか理解しやすくなるのです。
②自分がやりたい仕事と原体験
次に、自分がやりたいことを伝えます。しかし、ただ単に「やりたいことは〇〇です。」と伝えても説得力がありません。なぜそれをやりたいと思うに至ったのか、過去の経験を踏まえて説明しましょう。自己分析での過去の振り返りは、ここで非常に生きてきます。
③「やりたいことができる業界は☓☓に興味を持ちました。その中でも〜」
自分がやりたいことを伝えた後には、その仕事がどんな業界で実現できると考えているのか伝えます。その上で、選考を受けている企業が最も自分のやりたいことができると考えているのか説明しましょう。
なぜその企業が最も自分の求めている環境に近しいのかをいかに説得力を持って伝えられるか否かで志望動機の納得感が大きく変わります。企業研究を徹底して、採用担当者をうなずかせる志望動機になるよう準備してください。
以上が志望動機の基本的な構成になります。志望動機は自分がやりたいことをベースとし、それを実現するために最適な環境はどこなのか絞り込みをかけるかたちで作っていきます。志望動機を単体で作ろうとしてもうまくいかない理由はそこにあります。
つまり、自分のやりたいこととそれを実現できる環境について自分なりの答えを持っていなければならないのです。忙しい就活のなかで安直に志望動機を作りたくなるかもしれませんが、じっくりと腰をすえて考えてみると良いでしょう。
そうすれば、内定をもらいやすくなるだけでなく、入社後の満足度も高いものになるはずです。
【業界別】志望動機の例文・書き方集
ここからは、各業界の志望動機について説明しています。各項目で業界の志望動機の考え方について詳しくまとめた記事を紹介しているので、気になったものについてはぜひ確認してみてください。
製造業(メーカー)の志望動機・書き方
製造業(メーカー)の志望動機で押さえるべき要点鉄鋼メーカーの志望動機
自動車・自動車部品メーカーの志望動機
化学メーカーの志望動機
飲料メーカーの志望動機
金融業界の志望動機・書き方
銀行の志望動機
信託銀行の志望動機
信用金庫の志望動機
証券業界の志望動機
保険業界の志望動機
リース業界の志望動機・書き方
広告業界の志望動機・書き方
出版業界の志望動機・書き方
印刷業界の志望動機・書き方
テレビ業界の志望動機・書き方
商社の志望動機・書き方
人材業界の志望動機・書き方
コンサルティング業界の志望動機・書き方
通信業界の志望動機・書き方
【携帯電話】就職する企業の選び方-志望動機はどう伝える?鉄道業界の志望動機・書き方
建設業界の志望動機・書き方
国家公務員の志望動機・書き方
独立行政法人の志望動機・書き方
ホテル業界の志望動機・書き方
ブライダル業界の志望動機・書き方
百貨店の志望動機・書き方
アパレル業界の志望動機・書き方
【職種別】志望動機の例文・書き方集
ここで紹介するのは、職種別の志望動機の例文です。職種についてだけで志望動機が完成することはないので、注意が必要。「なぜその企業でなくてはならないのか」という点と、「なぜその職種に就きたいのか」という2つの点に言及することを意識して志望動機を考えてみてください。
営業職の志望動機・書き方
一般職の志望動機・書き方
MRの志望動機・書き方
SE(システムエンジニア)の志望動機・書き方
志望動機の構成を考えてみよう
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