【就活】基本的な志望動機の書き方を解説|例文やコツを確認しよう

2024/04/11
志望動機の書き方
志望動機の例文
履歴書の書き方
目次
1.
‌志望動機ってそもそもどんなもの?
2.
‌志望動機でよくある5つの悩みと対処法
3.
‌志望動機に盛り込むべき5つの要素
4.
‌採用される志望動機の構成・書き方
5.
‌Matcherを使って最強の志望動機を作ろう
6.
【業界別】履歴書に書く志望動機の例文
7.
‌‌‌‌企業が志望動機で見ていること3選
8.
採用担当者の印象に残る志望動機を書く3つのコツ
9.
‌志望動機NG例
10.
‌終わりに
11.
‌Matcherに登録して採用される志望動機を作ろう!
‌企業へのエントリーが終わり、選考初期に訪れる難関がES提出です。

「貴社?御社?書き方のマナーが複雑すぎる...」
「志望動機書くことないって...」

このように感じている人も多いのではないでしょうか?中でも志望動機は、企業ごとに作らなければならないもの。自己PRは同じでも、志望動機が同じになることはあり得ません。
この記事では、時間と労力の負担が大きい志望動機の作成をスムーズにするためのコツをお伝えします。みなさんが履歴書の志望動機を書く際に役立てば幸いです。

‌☆この記事でわかること
‌①選考通過する志望動機の書き方
‌②志望動機に盛り込むべきこと
‌③志望動機に書くことがない時の対処法
‌④業界ごとの志望動機の例文

‌志望動機ってそもそもどんなもの?

志望動機とはなぜその企業に応募したのか、なぜその企業で働きたいのかを伝える項目です。
採用担当者は志望動機をみて、企業への志望度や入社意欲を見極めています。

‌志望動機でよくある5つの悩みと対処法

ここでは志望動機を考える際に出てくるよくある5つの悩みを確認し、それぞれの対処法をご紹介します。

①志望動機が思いつかない
②志望動機をうまく文章化できない
③書き出し方がわからない
④どのように締めればよいかわからない
⑤どのくらいの長さがよいかわからない

‌①志望動機が思いつかない

志望動機が思いつかない、そんな時は企業研究を行いましょう。
企業研究を行うことで、企業の特徴を押さえることができます。

対処法

志望動機を組み立てるための企業研究のやり方についてご紹介します。

企業研究の主な方法として、以下の2つがあげられます。
・企業研究ノートを作る
・OB/OG訪問をする

以下の記事では2つのやり方について詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
【参考】

②志望動機をうまく文章化できない

志望動機はなんとなくあるが、文章にまとめられない、そんな時はありませんか?
そのような状況になってしまった際には、情報の整理が必要です。

対処法

志望動機をスムーズに文章化するためには、要素の箇条書きがおすすめです。
要素を箇条書きすることで、自然と情報が整理できます。
情報を整理することで志望動機がスムーズに組み立てられるようになるでしょう。

③書き出し方がわからない

志望動機の書き出し方に迷ったことはありませんか?
そんな時には、結論ファーストを心がけましょう。

対処法

志望動機の書き出しでは、読み手や聞き手の注意を引くような書き出しを工夫しましょう。
基本的には「〜という理由から貴社を志望する」から書き始めると、ひとめで結論がわかるので好印象です。

‌‌④どのように締めればよいかわからない

志望動機の締め方で迷った時には、応募する企業や職種に対する熱意や意欲を強調するのがおすすめです。
どのように締めればよいかわからない場合には、これからご紹介する3つの対処法を試してみましょう。

対処法

以下の3つの方法で締めるのがおすすめです。
・あなたが応募する企業や職種の魅力や強みを再度述べる
・あなたが応募する企業や職種の目標やビジョンに共感することを表明する
・ あなたが応募する企業や職種で働くことへの期待や希望を伝える

‌⑤どのくらいの長さがよいかわからない

志望動機で迷った際には、以下の目安を参考にしてみましょう。
履歴書やエントリーシートの場合→制限字数の8割以上
面接で話す場合→1分以内に収まる程度(300字程度)

対処法

上記で示した目安を参考に志望動機を作りましょう。
長すぎると読み手や聞き手の興味を失わせる可能性があります。
また、字数の制限がある場合にはそれに従うようにしてください。

志望動機に盛り込むべき5つの要素

志望動機に何を書くべきかわからない、そんな時はありませんか?
ここでは、志望動機に盛り込むべき5つの要素についてご紹介します。

①応募先の業界・職種を志望した理由
②企業でなくてはならない理由/他社との違い
③原体験について
④就活の軸について
⑤入社後の目標

‌①応募先の業界・職種を志望した理由

まずは、自分が応募する職種に対する興味や関心を示しましょう。
・職種に興味を持ったきっかけや経緯
・職種に関する知識や理解度
・職種に挑戦したい理由や目的など

を明記すると、自分のモチベーションや適性が伝わります。

②企業でなくてはならない理由/他社との違い

志望理由にはただ自分のやりたいことや興味のあることを書くだけでは不十分です。

志望理由において、自分がその企業を選んだ理由や、その企業が他社とどう違うのかを示す必要があります。
企業は、自分の事業や文化に合った人材を求めています。

自分がその企業の特徴や強みに魅力を感じた点や、その企業の理念や方針に共感した点を示すことで、企業に対する理解度をアピールできます。

③原体験について

志望理由に就活の軸の関係性を示すのは、企業が採用する際に、志望動機だけではなく、その志望動機がどのように形成されたかを知りたいからです。

企業は、自社のビジョンやミッションに共感できる人材を求めています。

そのためには、志望理由だけではなく、その背景にある就活の軸を明確に伝えることが大切です。

例えば、ある人が「この企業に入りたい理由は、社会貢献度の高い事業を行っているからです」と言ったとします。

これだけでは、その人がどうして社会貢献度の高い事業に興味があるのか、どういうスキルや経験を持っているのか、どういう役割や責任を果たしたいのかが分かりません。

しかし「私は大学時代にボランティア活動に参加しており、社会問題に関心があります。その中で、この企業が行っている事業に感銘を受けました。」と言えば、その人の就活の軸と志望理由の繋がりが明確になります。


志望動機に原体験を加えることで、就活の過程や結果に対する納得感が高まります。

④就活の軸について

就活の軸とは、自分が仕事で何をやりたいか、何を大切にしたいか、どんなキャリアを目指したいかということです。

企業は、自分のビジョンや方針に合致する人材を採用したいと考えています。

そのため、志望理由では
自分がなぜその企業で働きたいのか
どんな仕事ができると思っているのか
その企業でどんな成長ができると期待しているのか
ということを具体的に書く必要があります。

志望理由に就活の軸との繋がりを示すことは、自分の価値観や目標を採用担当者に伝える際に効果的です。

志望理由は、自分自身と企業とのマッチングを高めるための重要なツールです。就活の軸との繋がりを示すことで、自分らしく魅力的な志望理由を書くことができます。

⑤入社後の目標

自分が応募する企業や職種で働くことで、どのような目標やビジョンを持っているかを述べましょう。

目標やビジョンは、短期的なものと長期的なものの両方を設定するとよいです。

目標やビジョンを伝える際には、それらを達成するためにどのような行動や努力をするかもあわせて説明すると具体性が高まります。

採用される志望動機の構成・書き方

志望動機を書いている様子‌‌
‌履歴書を書く上で意識すべきことを説明してきました。ここからは本題。人事の心を動かす志望動機の書き方をお伝えします。
‌志望動機は以下の5つのステップで作成することがおすすめです。‌

志望動機を作るためのステップ
志望動機の例を1つ紹介すると下記の様になります。

‌【上記STEPに沿った志望動機の例】
広告運用部で、法人営業に取り組みたいです。(Step1)
「具体的には、クライアント企業の広告効果を最大化させるためのサポートを行いたいと考えています。」(Step2)

OB訪問で、貴社の広告運用部で部長をされている○○様に「クライアントの課題解決のために考えていること」や「成果を出すために必要なこと」を伺い、ぜひ貴社で働きたいと思いました。(Step3)

私は大学時代、約2年間WEB系のベンチャー企業にて、長期インターンシップを行ってきました。長期インターンシップでは「数値分析に基づいた、効果的なWEB施策」を実践し続け、インターン生50名の中でMVPを受賞したこともあります。このような「数値を分析する力」や「ユーザー目線に立って考える力」は、貴社の顧客の課題解決にも活かすことができると考えています。

貴社に入社した場合は、日々業務の勉強を重ね、顧客から信頼される社員になることを目指しています。将来的には○○さんの様に、20代からマネージャーになり、多くの部下をまとめられるようなマネジメント力も身に付けたいです。(Step4)

それぞれのステップについて、1つずつ詳しく見ていきます。

‌Step1:その会社に惹かれた部分を簡潔に伝えよう

‌まずは「なぜその会社を志望するに至ったのか」を明確にしましょう。

「何となくその会社を受けてみようと思った」という場合でも、数万社を超える企業の中で、その会社を受けている訳ですから、何かしらの理由があるはずです。

「その会社になぜ惹かれたのか、言語化が難しい・・・」という場合は、以下の例を参考にしてみてください!
会社を志望するに至った理由
‌上記の例をもう少し具体的にすると、以下のようになります。

<例①>法人営業がしたい。具体的には、広告戦略を提案し、クライアントの売上を伸ばす提案営業を行いたい。

<例②>OB訪問で、法人営業部の○○さんの話しを伺った時に、○○さんの提案がクライアントの売上向上に貢献したという話しを聞いて、貴社の業務内容に興味を持った。自分も○○さんの様に、クライアントの売上向上に貢献できる人材になりたい。

志望した理由を1つに絞る必要はありません。むしろ複数個ある方が、独自性のある志望動機になり、他の就活生との差別化にも繋がります。

‌Step2:自分の経験とその会社に惹かれた部分を繋げる

その会社を志望した理由をある程度明確にできたら、その内容と自身の「過去の体験」を繋げましょう。

やりたいこと、実現したいことに説得力を持たせるためには、過去の原体験が重要です。
「過去に○○という経験があったから、貴社の業務で法人営業に従事したい」
とはっきり言うことができれば、その言葉に説得力が増します。

逆に過去の経験とマッチしないような理由だと、面接官に「この子は本気で自社を志望してないな」と思われる可能性が高くなるでしょう。

では自身と、企業に惹かれた部分はどのような点で繋がるのでしょうか。

具体例を挙げてみていきます。

<自身と企業の惹かれた点を繋げる要素>
過去に取り組んだこと (勉強・部活動・サークルなど)
役職経験 (部長・キャプテンなど)
達成したこと (部活動での優勝経験、成績優秀者など)
性格(好奇心旺盛、負けず嫌い)
資格、研究分野

上記のような例が考えられるでしょう。

下記にて、具体的に文章で表してみました。

・大学時代野球部のキャプテンを勤め、万年2部リーグだったチームを、1部リーグに昇格させた。(過去の経験)
 ⇒多くの利害関係者を巻き込む必要のある貴社の業務が、キャプテン経験で培ったリーダーシップ力を発揮できると思った。

・IT・WEBに関するニュースを、毎日欠かさずチェックするほど好奇心旺盛である(自分の性格)
 ⇒変化の激しいこの業界で、自身の強みである好奇心旺盛な所を発揮できると思った。

「その会社に興味を持った理由」と「自身の過去の経験」を結びつけることで、志望動機の根拠づけを行うことができます。

自身の経験を話す場合は、数字を用いて定量的に話すと、より説得力が増しますよ。

‌Step3:他社ではなく、なぜその企業なのかを明確にしておく

ここまで会社に興味を持った理由と、過去の経験を繋ぐ大切さを解説してきました。
これまでの内容でも、志望動機を作成するには充分ですが、より説得力を持たせるために重要なことがあります。

それが「他社ではなく、なぜその企業なのかを明確にしておくこと」です。

例えば「自身のリーダーシップを発揮したいから、チームで業務に取り組む会社に行きたい!」と考えたとしても、あてはまる業界は多数あります。

なぜ他社ではなく、その会社なのかを明確に出来ていないと、

「それ、他の会社でもできるよね?」

という疑問を面接官に抱かせかねません。

なぜその会社なのかを明確にするためには、下記の3つをしっかりやっておくのがよいです。

・OB・OG訪問
・自己分析
・企業研究

1つずつ見ていきましょう。

‌OB・OG訪問

まずおすすめなのが、OB・OG訪問です。

メリットとしては、
①会社ホームページや説明会では聞けないような、具体的な業務の話を聞けること
②選考に有利になる可能性があること
③「貴社の社員にOB・OG訪問をした」と選考で話すことで、志望度の高さを示せること

などが挙げられます。

1対1で社員と話すことができるOB・OG訪問は、会社の業務理解を深めるチャンスです。

ぜひ積極的に行いましょう。
‌以下ではOB訪問のやり方をご紹介しています。参考にしてください。

‌自己分析

 自己分析も「志望動機の差別化」において重要です。

 自己分析はをしっかりと行っておくと、漠然としていた入社理由が、段々と明確になってきます。

 下記にて自己分析のやり方について詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください!

企業研究

なぜその企業なのかを明確にする上では、企業研究も欠かせません。

その会社が、業界でどんな立ち位置にいて、どのような点に強みがあるのかを知っておくことで、説得力のある志望動機になるでしょう。

「商社に元々興味があったが、その中でも食品に強みのある御社で働きたい!なぜ食品に強みのある商社で働きたいかというと~」
 
というようにその会社が持つ業界内での強みと、その強みを持つ会社でなぜ働きたいのかを過去の経験と紐づけて話すことが重要です。

下記のページに企業研究のやり方について詳しく紹介してるので、ぜひご覧ください!

Step4:会社での具体的な目標を記載する

続いて、入社したら具体的に何をやっていくのかをアピールしましょう。企業に入社してからのキャリアパスについて真剣に考えていることが伝わるので、企業に対する志望度を理解してもらえるはずです。

‌また、この行動計画を聞くことで、人事側は「目標達成に向けて、具体的な施策を打てるか」「業務内容について、適切な理解ができているか」といった点を見極めています。

‌過去の経験の中から行動してきたことを洗い出し、これまでの努力を仕事でも活かせるとアピールしましょう。

‌目標を記載する上で重要になるのが「実現可能性」です。

例えば、
「3年後にはマネージャーになって、年収を1000万円にしたい!」
という目標を面接で言ったとしても、その会社で過去に「3年後にマネージャーとして年収1000万円になった人」がいない場合、その目標は実現が難しいと考えられます。
「掲げた目標がその会社で実際に実現可能なのか」は、志望動機で目標を伝える際に重要です。

ただ、企業のHPやナビサイト等を見ただけでは、実際社員がどんなキャリアを歩んでいるか理解するのは難しいでしょう。
そのため、実際に働いている人から話を聞くことがおすすめです。
先ほども説明したように、OB訪問をすることでより深いところまで企業を理解することができます。

Step5:志望動機をまとめよう

最後にこれまで考えた志望動機をまとめます。

これまでのstep1~4までの内容をまとめれば良いので、そこまで時間は掛かりませんが、履歴書やESなど文字に起こす場合は、下記のポイントに注意しましょう。

 ①日本語を間違えないようにする
 ②「結論⇒理由⇒締め・まとめ」の順で書く
 ③「貴社」と記載する
 ④一文を長くしすぎない
 ⑤誤字・脱字に気を配る

特に①と⑤には注意しましょう。

日本語が間違っていたり、読み手に伝わらないような形で文章で書いてしまうと、面接官が「この子は読み手のことが考えられない学生だな・・・」という印象を抱き、マイナス評価を受ける可能性が高くなってしまいます。

ただ自分1人で文章の間違いに気付くのは難しいものです。

志望動機を書いたら、友人・家族・社会人・就活エージェント、誰でも良いので必ず第3者のチェックを受けるようにしましょう。

‌Matcherを使って最強の志望動機を作ろう

志望動機をよりよいものにするためには、企業理解が必要です。
企業理解を深めるために、MatcherでOB・OG訪問をしてみませんか?
志望している企業で実際に働いている人の話を聞くことで、得られるものは大きいはずです。

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【業界別】履歴書に書く志望動機の例文

履歴書を書く様子

ここからは、業界・文字数別で志望動機の例文を紹介していきます。
先程紹介した、下記の4つのステップに沿って解説していくので参考にしてみてください。

‌Step1:その会社に惹かれた部分を簡潔に伝えよう
Step2:自分とその会社に惹かれた部分を繋げる
Step3:他社ではなく、なぜその企業なのかを明確にしておく
Step4:会社での具体的な目標を記載する

例文を紹介するのは、以下の6つの業界です。
①【旅行業界の例】
②【コンサルティング業界の例】
③【IT業界の例】
④【自動車業界の例】
⑤【商社の例】
‌⑥【事務職の例】
1つずつ詳しく見ていきましょう。

①【旅行業界の例】

‌私は「旅行」という非日常体験を世の中に広めていきたいです。‌私は1年間の留学をした際に、日本の文化に対する解釈力の低さを痛感したと同時に、異なる生活圏の人々に「日本文化の奥深さ」をを広げていく楽しみを感じてきました。その中でも、東南アジアを旅して感じた、親日のスタンスと経済の急速な発展に伴う、今後の余暇産業への可能性を感じ、日本文化を知ってもらうきっかけづくりに携わりたいと考えるようになりました。
‌貴社は、国内市場を堅調に維持しつつ、他社に先駆けて、東南アジア・アフリカへ積極的な海外展開をされております。貴社でなら、「旅行」を通じて、日本文化の素晴らしさを途上国の人々に届けられると感じ、魅力を感じております。
貴社でお仕事させていただく際には、留学時代に培った語学力と旅を通じて得た異文化への適応力を活かして、海外の駐在員として世界各地のニーズに合わせた、非日常体験のプランニングをしていきたいです。
10年後には、OB訪問させて頂いた○○さんのように、発展途上国で駐在をし、多くの観光客を呼べる旅行プランを作成できるような社員になりたいです。

‌旅行業界について知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

‌②【コンサルティング業界の例】

‌私は「組織の課題解決」を軸に、日本の中小企業の活性化に貢献する貴社の業務に興味を持ちました。
私は工場の経営者だった祖父の背中を見て育った背景から、「経営」や「組織」にぼんやりと関心を抱いていました。
‌高校、大学と部活動の主将として、チーム運営と課題の改善に日々取り組んできたことから、「経営層」を相手に「組織の課題解決」ができるコンサル業界が自分の経験を最も活かせるフィールドだと考えています。

‌その中でも貴社を第一志望とする理由は2つあります。‌
1つは、若手社員に「仕事を任せる風土」が浸透しており、実際に入社3年でマネージャーに昇格される方もいるとのことで、早くからマネジメント経験を積めるからです。
‌2つ目は、貴社のクライアント企業の多くが、技術力に強みを持った中小企業であり、祖父が経営していた小さくも誇れる強みをもった企業のスケールにより深く携われると考えたからです。
貴社でお仕事させていただく際には、学生時代に培った課題解決のノウハウを活かし、高齢化と売り手市場に伴う労働力不足の中でも、中小企業が成果を挙げる仕組みを生み出したいです。
5年後には「中小企業が売上をあげるための方法」を自分の中で確立し、どのような業界のクライアントでも対応できるコンサルタントになりたいと考えています。

コンサルティング業界の志望動機についてもっと知りたい方はこちらを参考にしてください。

‌‌③【IT業界の例】

‌私はテクノロジーの力で、幅広い業界の業務を効率化する貴社の業務に興味を持ちました。特に貴社の営業サポートツール○○に、強い興味があります。私は自営業を営む父と、その会社で経理を行う母の下で育っています。そんな家庭で育った私は、父の「経営者としての苦悩」を間近で感じてきました。特に父が悩んでいたのが「人手不足」です。これは父の会社が地方にあり、若者が地元を離れ都会に出てしまうことが原因でした。そんな状況で父は「ITがもうちょっと分かれば、人手不足でも何とかなるんだろうけど、年寄りには分からないからな・・・」と家で話していたのをよく覚えています。
日本にはこのような「売上をもっと上げられるはずなのに、人手不足のため上手くいっていない会社」が多数あると考えています。このような経験から、私はIT業界に入って、人手不足に悩む企業をIT・テクノロジーの力でサポートしていきたいと考えるようになりました。
数あるIT企業の中でも、貴社を志望する理由は2つあります。
1つ目の理由が、私の持つプログラミング言語○○の知識を発揮できると考えるからです。私はIT企業の長期インターンシップに約2年間参加をしており、○○の知識を蓄積してきました。貴社の業務内で○○に触れる機会が多いということを、OB訪問を通じてお伺いしたため、自身の能力が発揮できるのではないかと考え志望いたしました。‌
2つ目の理由はOB訪問を通じて、貴社の社員の方が「顧客目線のプロダクト開発」を行っていると感じたためです。特に○○事業部の○○さんが、金融業界でのプロダクト開発を行っていたお話は、私の心の中に深く残っています。
貴社でお仕事をさせて頂く際には、学生時代に培った○○の知識を活かし、人手不足に悩む企業を少しでもサポートしていきたいと考えています。10年後には、OB訪問させて頂いた○○さんのように、プロジェクトを統括するプロジェクトマネージャーになりたいです。

‌IT業界についてもう少し理解を深めたい時には以下の記事がおすすめです。ぜひ参考にしてください。

④【自動車業界の例】

私は高性能で壊れない車を作る、貴社の技術の高さと長年の伝統に興味を持ち志望しました。
大学生時代、約1年間アフリカの○○という国で留学をしていた経験から、車は「人々の命を守り、幸せを実現するために欠かせないものである」ということを実感しました。貴社の車は、○○国では中古車として販売されていることが多いにも関わらず、とても壊れにくかったため、アフリカの人たちに人気があったのを思い出します。
‌その経験から、私もそんな「世界で評価される技術力」を持つ企業で働きたいと感じるようになり志望いたしました。
‌数多くある車メーカーの中でも、貴社を志望する理由は2つあります。
1つ目の理由が「世界中どの国に行っても、高い支持を受けている」点です。貴社の技術力は、多くの人の生活を助けています。私もそんな会社で働きたいです。
2つ目の理由は環境に配慮した車など、次世代を見据えた新しい技術力の開発を、他社に先駆けて行っている点です。既に高い技術力があるにも関わらず、それに甘んじることなく先を見据えて技術開発していく貴社の先見性に魅力を感じています。貴社でお仕事をさせて頂く際には、3年以内で海外駐在を経験し、10年後にはOB訪問させて頂いた○○さんのように、1つの国ではなく、地域全体に貴社の技術力を広げる営業統括部長になりたいと考えています。

自動車業界の志望動機の作成ポイントや例文についてこちらの記事でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

⑤【商社の例】

‌私は貿易を通じて、日本と世界を繋ぐ貴社の業務に興味を持ちました。
大学時代、私は東南アジアに留学をしており、その際に世界には必要なものが必要なだけ届けられていない地域がたくさんあるということを学びました。その経験から、将来は自らの力で商品を届けられるようになりたいと考えるようになりました。
‌貴社は貿易を通じて、世界中に商品を届けています。そのような貴社の業務に興味を持ち、志望いたしました。
多くの商社の中で貴社を志望する理由は2つあります。
1つ目が、貴社が他社に比べて食品の貿易に力を入れていることです。私は東南アジアへの留学経験から、食こそが人の生活の根底を支え、最も欠かせないものであると学びました。その経験から食品に強みがある貴社に入社したいと考えるようになりました。
2つ目の理由は、社員の「自主性」を尊重する文化があるという点です。OB訪問で○○さんにお話をお伺いした際、入社1年目にも関わらず自身が行った提案が社内で実現したというエピソードを聞き、貴社の自主性を尊重する文化の魅力を感じました。
貴社でお仕事をさせて頂く際には、1年目から積極的に自身のアイディアを提案し、1つでもそのアイディアを採用して頂けるように業務に励みたいと考えています。10年後までには、OB訪問させて頂いた○○さんのように、1つの地域に留まらず世界中の食品事情を変えていけるような社員になりたいと考えています。

商社の志望動機をもっと組み立てたい場合にはこちらの記事を参考にしてください。

⑥【事務職の例】

事務職として、社会インフラを支える貴社のサポートをしたいと考え貴社の事務職を志望しました。私は、高校時代からパソコン操作に興味を持ち、ワードやエクセルなどの基本的なソフトウェアを使いこなせるようになりました。実際に、高校3年生のときには、ワードでレポート作成のコンテストに参加し、県内3位の成績を収めました。また、大学では学生会の書記として、会議の議事録や会計報告書などの文書作成や管理を担当しました。この経験から、事務職は情報の整理や伝達に欠かせない重要な役割であると感じています。貴社は、業界トップクラスのシェアを持つ優良企業であり、事務職も高いレベルのスキルと責任感が求められると思います。私は、貴社で事務職として働くことで、自分の能力を発揮し、さらに磨きたいと考えています。特に、貴社が導入している最新のシステムやツールに触れることで、事務業務の効率化や品質向上に貢献したいと思っています。例えば、貴社が使用しているクラウドサービスは、文書の共有や編集が容易にできるため、作業時間を約30%削減できると聞きました。私は、このような革新的な技術に興味があり、積極的に学びたいと思っています。私は、貴社で事務職として活躍し、お客様や社内の方々から信頼される存在になりたいと強く希望しております。

事務職についてもっと理解を深めたいときには、以下の記事がおすすめです。

‌‌‌企業が志望動機で見ていること3選

志望動機を評価しているイメージ‌企業は志望動機で、以下の3つのポイントを見ています。

①企業への理解度
②仕事への適性やモチベーション
‌③仕事へのモチベーション

企業への理解度

1つ目は企業への理解度です。
企業への理解度とは、その企業の事業内容やビジョン、文化や価値観などをどれだけ知っているかということを意味します。

採用担当者は自社の企業分析を丁寧にしてくれたり、自分たちのことに興味や関心がある学生を採用したいと考えています。

そのため、志望動機では、自分がその企業に惹かれたポイントや、その企業に共感した点などを具体的に書くことが大切です。

仕事への適性

2つ目は仕事への適性です。

志望動機を通じて、その企業でどんな仕事がしたいかや、どんなスキルや経験があるかを評価します。

企業は、自分たちの求める人材像に合っている人を採用したいと考えています。

そのため、志望動機では、自分がその企業で目指すキャリアや目標、自分が持っている強みや弱みなどを明確に書くことが大切です。

‌仕事へのモチベーション

3つ目は仕事へのモチベーションです。
志望動機を通して、企業への熱意や意欲を示すことで志望度の高さを伝えることができます。

そのため、志望動機では仕事へのモチベーションが伝わるように企業に対する自身の熱意や意欲を強調するようにしましょう。

採用担当者の印象に残る志望動機を書く3つのコツ

人事の印象に残るイメージ‌採用担当者は多くのES・履歴書を読んでいます。
そのため、ありきたりな内容では、書類選考を突破することが難しいでしょう。

以下では人事の記憶に残る志望動機を書くための3つのコツについて解説しています。

①具体的な内容で志望動機を伝える
②企業のコアな部分にフォーカスする
③「自分」について深堀して差別化する

①具体的な内容で志望動機を伝える

企業に興味を持った理由や魅力を感じた点を志望動機として書く場合は、できるだけ具体的な内容で伝えることが大切です。

 例えば「商品が素晴らしいから」「社風が良いから」というような抽象的な表現では、企業に対する理解度が低いと思われてしまいます。

 また、ESでの選考がある場合は、具体性に欠けた志望動機では、選考通過の可能性が低くなってしまうでしょう。

 そこで、志望動機を書く際は「どの商品がどう素晴らしいのか」「どんな社風がどう良いのか」など、具体的なエピソードや根拠を添えて書くようにするとよいです。 
これにより、企業に対する熱意や関心が伝わりやすくなります。

②企業のコアな部分にフォーカスする

志望動機で「何に魅力を感じたのか(=what)」を伝える際は、企業のコアな部分にフォーカスすることがオススメです。

 企業のコアな部分とは、
・企業の理念
・社内文化
・社風
・事業上の目標

など、長期的で安定的なものです。

 これらの部分は、企業が自分たちの魅力としてアピールしたいと思っているポイントでもあります。 

したがって、これらの部分に魅力を感じているということを志望動機で示すことで、企業と自分の価値観や方向性が一致していることをアピールできます。

逆に、最近始まったばかりの事業や制度、説明会で会った社員個人など「変わりやすいもの」は、志望動機で強調しない方が良いでしょう。 

これらのものは、企業にとっては「1番の魅力ではない」ポイントです。 

これらのものを志望動機で強調すると「この人は本当にこの企業を理解しているのか?」「この人は将来的にもこの企業に満足して働けるのか?」などと、企業側も疑問に思ってしまいます。
もしも、変わりやすいものに魅力を感じている場合には、「きっかけ」として捉えて、「それがどんな企業のコアな部分につながっているのか」を探ってみましょう。

 例えば、出会った社員から企業の姿勢を感じたならその姿勢を、制度に魅力を感じた場合はその制度から見える企業の文化や社風を志望動機で伝えると良いです。

③「自分」について深掘りして差別化する

志望動機で「それはなぜか(=why)」を伝える際は、「自分」について深掘りすることが大切です。
‌自分のこれまでの経験に基づいた「それはなぜか」を伝えることで、他の学生との差別化ができます。

学生の皆さんが陥りがちなのは、「この企業しかダメだ」という気持ちを伝えようとして、その企業でないといけない唯一無二の理由を無理やり作ってしまうことです。

これは、志望動機に事業説明を書いてしまう一因でもあります。

 自分に合う企業が複数あるのは当たり前です。

そこで、志望動機で「何に魅力を感じたのか(=what)」を伝えた後は、「それはなぜか(=why)」を自分のこれまでの経験に基づいて説明しましょう。

そうすることで、企業側に自分の個性や志望動機の根拠を理解してもらえるだけでなく、自分自身も志望動機を深めることが可能です。

‌志望動機NG例

ここでは、就職活動の志望動機のNG例を考えてみましょう。
NG例

自分の弱みや欠点を強調する

志望動機では、自分の強みや長所をアピールすることが大切です。
反対に自分の弱みや欠点を強調すると、採用担当者に不安や疑問を抱かせることになります。

例えば、「自分はコミュニケーション能力が低いので、この企業で学びたいです」というような志望動機はNGです。
自分の弱みや欠点は、改善策や対策をあわせて述べるか、避けるべきです。

企業や職種に関係のないことを述べる

志望動機では、企業の事業や理念に関係のあることを述べることが大切です。

それらに関係のないことを述べると、採用担当者に企業に対する関心が薄いと思われることになります。

例えば、「本社が家から近いので、入社したいです」というような志望動機はNGです。

志望動機は、企業分析を行い、本質的な要因を提示できるように準備しましょう。

後ろ向きな理由を提示する

志望動機では、ネガティブな言葉や感情を表さないことが大切です。
ネガティブな言葉や感情を表すと、採用担当者に「この子は採用しないほうがいいかも」と思われる可能性があります。

ネガティブな言葉や感情は、ポジティブな言葉や感情に置き換えるか、避けるべきでしょう。

 ‌企業のベタ褒め

‌「志望動機」と言うと、ひたすら企業の良いところを列挙してしまう人が少なくありません。残念ながらこれはNG。たしかに、素敵な理念や社風、事業や福利厚生など、調べれば企業の魅力的なポイントはたくさん出てくるでしょう。
‌しかし極論を言うと、企業を褒めることは、調べれば誰でもできます。ただ紹介された魅力をそのまま伝えるだけでは、志望動機として納得感に欠けるものとなるでしょう。

‌‌志望動機を書く上で絶対に外してはならないのは、自身の体験に基づいた、成し遂げたいこと。そして、その企業で成し遂げたいことを実現できる理由です。これらがあれば、説得力のあるかたちで自身の志望動機を伝えることができます。

‌終わりに

いかがでしたか?
本記事では、志望動機の基本的な書き方についてご紹介しました。
以下の3点を押さえて、最強の志望動機を作ってみましょう。

‌‌①志望動機にはこれらを書くべし!
・応募先の業界・職種を志望した理由
‌・他社との違い
・原体験・就職活動の軸との関係
‌・入社後の目標


‌②企業は志望動機で自社への理解度と、業務への適正を評価している

③志望動機に書くことがない時はMatcherでOB訪問をしてみるのがおすすめ

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