【例文10選】「学生時代頑張ったこと」を普通の人が見つける方法

2024/09/11
学生時代頑張ったこと
就活で伝える長所
面接でよくある質問
面接対策
ES対策
目次
1.
「学生時代に頑張ったこと」を見つける方法3選
2.
‌‌OB・OG訪問でガクチカを見つけよう!
3.
学生時代に頑張ったことで勉強は評価されるのか?‌
4.
‌学生時代に頑張ったことで勉強を伝える際の書き方
5.
‌【例文紹介】「学生時代に頑張ったこと」10選‌‌‌
6.
‌企業は「学生時代頑張ったこと」をなぜ聞くのか?
7.
人事に刺さる「ガクチカ」を書くためのコツ5選
8.
‌‌おわりに
アルバイト漬けの大学生活を送っている方や、趣味の映画鑑賞しかしていないという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、”普通”の人が「学生時代に頑張ったこと」を見つけるための方法や、企業に好印象を与えるガクチカ例文などをご紹介しています。

「学生時代に頑張ったこと」は、すぐに思いつかなくても大丈夫です。今までの経験をじっくりと振り返り、一緒に見つけていきましょう。

「学生時代に頑張ったこと」を見つける方法3選

ここでは、何も思いつくことがない人が「学生時代に頑張ったこと」を見つけるための方法を3つご紹介します。

方法①今までの経験を洗い出す

「学生時代に頑張ったことでアピールできる出来事がない」と思った際にはまず、今までの経験を洗い出してみましょう。

今までの経験を洗い出すことで「どんな時に、何を考えていたのか、何を目標にしていたのか」を整理することができます。

今までを振り返る方法としてオススメしたいのが、モチベーショングラフです。

方法‌②自分が好きなことや得意なことから考える

まず、自分が幼少期から好きなこと、得意なことを洗い出してガクチカのエピソードを決めるという方法もおすすめです。
自分の好きなことであれば、他の人からすると大変そうに見えることでも、本人は苦にならず努力することができたものが案外多いことでしょう。

‌例えば、「大人数の中でワイワイすることが好き」という方は、高校生の時に体育祭でクラスをまとめるリーダーなどをやっていた経験がある人はいませんか?

‌自分の好きなことや得意なことは、主体的に工夫して行動していることが多いです。
主体的に工夫して行動した経験はガクチカとして評価されやすいため、ガクチカの内容も充実するでしょう。

方法③家族や友達と話す

「自分で考えていてもなかなか思いつかない、、」
そんな時は、周囲の人に相談してみることも1つの手です。

あなたがとった行動を客観的に見てくれている周囲の人に話を聞くことで、ガクチカのテーマが浮かび上がってくるかもしれません。
例えば、両親や兄弟姉妹、昔からの親しい友達、お世話になっている先生や、アルバイト先の店長などに話を聞き、自分とは違う視点で評価してもらいましょう。

【+α】ガクチカを意図的に作る

もしあなたが大学2年生や3年生で、時間にある程度余裕がある場合は、「学生時代に力を入れたこと」を意図的に作ることも可能です。

「学生時代に力を入れたこと」を意図的に作りたい場合は、「長期インターンに申し込む」「TOEICを受験する」など、企業が評価しやすい実績を意識して行動を取りましょう。

長期インターンや資格取得のための勉強の経験は、あなたの行動力や成長意欲などを具体的に示す材料となり、どの業界であっても評価される大きな武器になります。

‌また、これらの行動は面接で話せるネタになるだけでなく、自分自身の成長や入社後の活躍にもつながるため、時間のある方は積極的に行動することをオススメします!

‌‌OB・OG訪問でガクチカを見つけよう!

「ガクチカの内容で行き詰っているけれど、誰に相談したらいいか分からない」
「もっと色んな人に相談したいなぁ」
と感じている人はいませんか?

そんな方はMatcherを使ってOB・OG訪問をするのがオススメです!

Matcher(マッチャ―)とは

‌所属大学や住んでいる地域に関係なくOB・OG訪問ができるアプリです。

就職活動において、「近くに頼れる先輩がいない」「OB・OGの人にメールや電話をする勇気がない」「キャリアセンターに行くのが面倒だ」などの悩みはありませんか?

そういった人は、ぜひMatcherを活用してみてください。

Matcherをおすすめする5つの理由
・大手企業からベンチャー企業の社会人3.5万人が登録している!
・出身大学関係なく、OB・OG訪問できる!
・住んでいる地域に関係なく、オンラインでOB・OG訪問できる!
・ワンクリックで簡単にOB・OG訪問依頼できる!
・あなたにマッチ度が高い企業のみから特別選考スカウトが届く!

以下のボタンから登録して、内定獲得への一歩を踏み出しましょう!MatcherでOB訪問できる相手を探してみる(無料)

学生時代に頑張ったことで勉強は評価されるのか?‌

‌学生時代に頑張ったこととして「勉強」をアピールしようと考えている方も多いのではないでしょうか?
「勉強を頑張ったけど、それが企業に評価されるのかな?」と不安に思うこともあるかもしれません。
しかし、心配する必要はありません!
 勉強をテーマにしても、工夫したことや学びのプロセスを伝えれば、十分に評価されるポイントになります。

大事なのはただ結果だけでなく、その過程でどんな工夫をしたのか、そして今後の仕事にどう活かせるのかをしっかりとアピールすることです。
勉強を通じて得た力は、実は仕事でも役立つことが多いのです。

ここでは、あなたの勉強経験を最大限に活かし、企業にとって魅力的に伝える方法をご紹介します。

企業が評価する項目とは‌

‌学生時代に頑張ったこととして、勉強を魅力的にアピールするためには企業が評価する項目について理解し、書き進めることが重要です。

▼『学生時代頑張ったこと』で企業が評価する項目
・説明の分かりやすさ
・人柄
・問題解決能力

以下で詳しく説明します。

‌説明の分かりやすさ

‌学生時代に頑張ったこととして勉強をアピールする際、企業はその内容だけでなく、あなたがそれをどう説明するかにも注目しています。

特に専門的なことを学んでいる場合、面接官がすぐに理解できるように話すことが大切です。
専門用語ばかりを使うと相手に伝わりにくくなってしまうため、シンプルな表現や例え話を使ってわかりやすく説明しましょう。

‌人柄

企業は学生が学んだ内容からその人の人柄を見ています。
そして、その人が自社の社風や業務に馴染むかどうかを判断しています。

経験したことが入社後の業務に直接関係している必要はありませんが、なぜその分野に興味を持ったのかを説明することで、自分の人柄を伝えることができます。

たとえば、「このテーマに惹かれたのは自分がこんな考えを持っていたから」というように当時の思いや考えを交えて話すと、あなたの人柄が人事により伝わりやすくなります。

問題解決能力

企業は、学生が学んだ内容から問題解決能力を見ています。
そして、入社後に課題に直面したときに自分で乗り越えることができるかを判断しています。

そのため、直面した課題やそれを乗り越えた経験を伝えることで企業に問題解決能力をアピールしましょう。

‌学生時代に頑張ったことで勉強を伝える際の書き方

ここからは、学生時代に頑張ったこととして勉強をアピールする際の書き方について解説します。

▼ガクチカとして勉強をアピールするときの書き方
1.勉強に対する姿勢を強調する
2.自分の経験をエピソードで話す
3.学んだことを同業務に生かせるかを具体化する

‌以下で詳しく解説します。

‌1. 勉強に対する姿勢を強調する

誰もが経験してきた勉強ですが、その中でも自分がどのように工夫し、努力を積み重ねてきたかを企業に具体的にアピールすることが重要です。

例えば、以下の経験を面接官に伝えると次のような点を強調できます。
➀目標設定と計画立案
ただ教科書を読むだけではなく、具体的な目標を設定し、それを達成するための計画を立てた経験を伝えましょう。
これにより、計画性目標達成力をアピールできます。

➁学習方法の工夫
効率的な学習法を見つけるために試行錯誤したことや、独自の方法を編み出した経験を共有しましょう。
これは問題解決能力クリエイティビティの証明となります。

③仲間との協力
グループでの勉強やディスカッションを通じて、他者と協力しながら学ぶ力を培ったことをアピールしましょう。
コミュニケーション能力リーダーシップの証明になります。

2. 学んだことを仕事にどう活かせるかを具体化する

あなたが入社後に活躍するイメージを面接官に抱いてもらうために、勉強で得た知識やスキルが実際の仕事でどのように活かせるかを明確にしましょう。

‌例えば、以下の経験を面接官に伝えると入社後に活躍するイメージを抱いてもらうことができます。

➀論理的思考力
勉強を通じて培った論理的思考は、仕事での問題解決や意思決定に直結します。
複雑な問題を整理し、段階的に解決策を見つける力が身についていることを伝えましょう。

➁時間管理
試験勉強や課題の締め切りに追われる中で身につけた時間管理能力は、仕事の効率化に大きく貢献します。
複数のタスクを効率的にこなす方法を持っていることを強調できます。

③継続的な学習
勉強を通じて学び続ける姿勢を身につけたことをアピールしましょう。
新しい技術や知識を吸収し続けることができる点は、どの職種でも評価されます。

‌3. 自分の経験をエピソードで示す

‌説得力を持たせるために、具体的なエピソードを交えることも重要です。

エピソードを考える際は、漠然と「どんなことがあったか?」と勉強の思い出を振り返るのではなく、まずは自分がアピールしたい力を決めてそれに合ったエピソードを探してみましょう。
そうすると伝えたいことが明確になり、より説得力のある話ができるはずです。

‌【例文紹介】「学生時代に頑張ったこと」10選‌‌‌

ここでは、学生時代頑張ったことを伝える時にすぐに使える例文を10個紹介します。
‌ガクチカで定番のアルバイトやインターンの他に、勉強や趣味といったガクチカが無い人にも使いやすい例文も載せているので、ぜひ参考にしてみてください。

‌また、以下で紹介する10個の例文すべてに、困難とそれに対する解決策、学んだことが含まれています。
‌頑張ったことを的確に伝えるのに必要な要素なので、ぜひ意識するようにしてください。

偏差値を10上げた」や、「月に100万円の売り上げ」など、数字を使った表現は説得力をアップさせる効果があります。
‌意識して取り入れるようにしましょう。

‌(1)勉強の例文

‌ここでは、大学・高校時代の勉強と資格勉強の例文を3つご紹介します。

‌➀【400字以内】大学の勉強の例文

‌私が大学時代に力を入れたことは心理学の勉強です。将来は、臨床心理士として苦しむ人を救いたいと考えています。その中で、私は入学後1年間の成績によって支給が決定する奨学金の取得を目指しました。というのは、裕福ではない家庭ながら無理を聞いて入学させてくれた親の負担を減らしたいと思ったからです。そのためには400人中1位の成績を取る必要がありました。臨床心理士という夢をかなえるためには、実践的な難しい授業も取得する必要があり、予備知識の少ない当初は特に苦労しました。しかし、日々の努力を欠かさず、ひたすらに勉強に取り組んだ結果、目標としていた奨学金をいただくことができました。
この経験から、大きな目標を達成するためには、日々の努力の積み重ねが不可欠であることを学びました。今後もどんなに困難な課題にぶつかっても、粘り強く努力を続けることで目標を達成していきます。(379文字)
【予想される面接時の深掘り質問】
●臨床心理士を目指すきっかけは何ですか?
●難しい授業や課題に取り組む中で特に苦労したことやそれをどう克服したかについて教えてください。

‌②【400字以内】高校の勉強の例文

私は、グローバル化の進展に伴う英語の重要性を感じ、苦手だった英語の学習に力を入れました。毎日部活動で忙しかったため、限られた時間を有効に使える勉強法を工夫しました。通学時間に教科書を読み、授業で分からない点はメモして後で先生に質問。また、友達とクイズ形式で単語を覚え、楽しみながら語彙力を強化しました。さらに、リスニングとスピーキングの機会が不足していたため、帰宅後に英語のポッドキャストを聴き、実践的な英語力を養いました。これらの努力の結果、1年で学年の下位20%から上位10%に順位を上げ、英語を得意科目にすることができました。この経験を通じて、継続力や周囲と協力して目標を達成する力を培いました。また、大学でも異文化交流を行うゼミに参加し、英語力をさらに磨いてきました。今後もこの姿勢を持ち続け、目標を達成し続けていきたいと考えています。(372文字)

‌【高校時代に頑張ったことを書くときの注意点】
ガクチカで高校時代に頑張ったことを書くときは高校時代のエピソードだけで終わらないようにしましょう。
というのも、高校時代のエピソードだけで終わってしまうと、大学時代に頑張ったことがないと企業側にイメージをもたれてしまう可能性があるからです。

また、企業側は今のあなたを知りたいと考えているため、高校時代のエピソードだけで終わってしまうと「よくわからなかった」と評価されてしまうかもしれません。

そのため、高校時代に頑張ったことを書く場合は、高校時代のエピソードに加えて大学でもその学習を継続していることを伝えるか、その学びが活きていることをアピールしましょう。

‌③【400字以内】資格の勉強の例文

私が学生時代に力を入れたのは、TOEICのスコアを600点から800点に引き上げることです。国際ビジネスを学ぶ中で英語力の重要性を強く感じ、将来グローバルな環境で活躍するためにスコアアップを目指しました。最も困難だったのは、勉強時間の確保です。200点アップさせるためには400時間以上の学習が必要と知り、毎朝2時間早く起床して半年後の合格を目指しました。また、TOEICで高得点を取得した先輩からのアドバイスを参考に、リスニングと文法を重点的に強化しつつ模擬試験を繰り返し解き、効果的に学習をしました。その結果、半年で目標スコアを達成し、英語力を大幅に向上させました。この経験から、限られた時間の中で目標を達成するための計画力と実行力を身につけることができました。今後もこの姿勢を持ち続け、仕事においても高い成果を上げていきたいと考えています。(373字)
【予想される面接時の深掘り質問】
●毎朝2時間早く起床することは大変だったと思いますが、モチベーションをどうやって維持しましたか?
●TOEICスコアアップの経験が、他の学習や日常生活の場面でどのように役立ちましたか?

‌(2)ゼミの例文

④【500字以内】
私が学生時代頑張ったことは、ゼミ長としての活動です。‌私は、法学部に所属し、企業法に関するゼミのリーダーを務めていました。 ゼミ長になった当初は、メンバーのモチベーションが低く、授業中も携帯を触っている人がいるほどでした。どうすればゼミを有意義にできるのか考えた私は、モチベーションが低い学生と積極的にコミュニケーションを取り、モチベーションが低くなる原因を調べました。その結果、多くの学生が自分の研究に授業が活きないという意見を持っていることが分かりました。私は教授に進言し、教授がただ説明をして終わる講義形式から、持ち回りで好きなテーマを決めて、ディスカッションを行う授業形式に変更しました。その結果、受講者のモチベーションが高まり、授業も充実したものとすることができました。この経験から、組織が同じ方向を向いて力を発揮するためには、組織の全員が取り組むことに意味を感じている必要があることを学びました。社会に出て仕事をする際にも、一緒に仕事をする人が仕事に意義を見いだせるよう、コミュニケーションを取りたいと考えています。(467字)

【予想される面接時の深掘り質問】
●ディスカッション形式に変更する際、どのような準備や調整が必要でしたか?
●ゼミの活動を改善する中で特に難しかったことや、解決に時間がかかった問題はありましたか?

(3)アルバイトの例文

【400字以内】
‌私は飲食店でのアルバイトに力を入れました。私のアルバイト先では、アルバイトを長期的に続けられる人が少ないという問題がありました。その原因の一つは、マニュアルが分かりづらく、新人が仕事を覚えられないことです。そこで、私はマニュアルを改善することにしました。まず、マニュアルを簡潔で分かりやすく書くことに注力しました。さらに、アルバイトのメンバーにマニュアルを見てもらい、意見をもらうことで、より分かりやすいマニュアルに仕上げました。マニュアルを改善した結果、新人が早く仕事に慣れるようになり、継続率も上昇しました。また、アルバイトのメンバーからも「マニュアルが分かりやすくなった」という声をもらうことができました。
この経験を通して、私は、マニュアルの改善は、アルバイトの継続率を向上させるための有効な手段であることを学びました。また、周囲と協力して、課題を解決することの大切さを学びました。(395字)

【予想される面接時の深掘り質問】
●マニュアル変更の際に具体的にどのような変更を加えましたか?
●マニュアル改善以外にもアルバイトの継続率向上のために実施した施策や工夫があれば教えてください。‌

‌(4)インターンの例文

‌⑥【300字以内】
私が学生時代に頑張ったことは、ベンチャー企業での営業のインターンです。
‌コミュニケーションが苦手という自分の課題を解決したいと考え、挑戦することに決めました。
‌最初はアポイントをとることもままならず、目標を達成できずに悩むことも多々ありました。しかし、営業は押し売りではなく課題解決だと気づくことができ、そこから徐々に新規開拓ができるようになりました。結果的に月に100万円を売り上げることを達成し、MVPをとることができました。
‌このインターンを通して、あきらめずに絶えず考えて行動すれば、成功への糸口をつかむことができるということを学びました。(274字)

【予想される面接時の深掘り質問】
●アポイントを取る際に最も苦労した点やどのようにそれを克服したのか具体的な方法を教えてください。
●インターンの期間中に最も苦労した課題のエピソードを教えてください。

(5)部活動の例文

⑦【300字以内】
私が学生時代頑張ったことは体育会野球部での活動です。
‌野球部の活動に取り組むなかで最も力を入れたことは練習のメニューの考案です。それまでは、練習メニューを工夫することなく、決められたものをこなすだけになっていました。この状況を打開してチーム力の底上げを図りたいと考えた私は、競合となる同じリーグのチームを分析し、どこを強化するべきなのか考えました。そして、コーチに自分の考えを提言し、実際に練習メニューに組み込んでもらいました。
‌結果として、10年間果たすことのできなかったリーグ優勝を達成することができました。この経験を通して、目標から逆算してそこからすべきことを考える大切さを学びました。(296字)

【予想される面接時の深掘り質問】
●競合チームの分析をどのように行ったのか、具体的な方法やアプローチを教えてください。
●分析結果をもとに、どのような練習メニューを提案したのか、具体的な内容や特徴について詳しく説明してください。

(6)趣味の例文

⑧【300字以内】
私が学生時代に力を入れたのは、年に100冊の本を読破することです。大学入学後、教授や先輩の教養の高さに刺激を受け、私も教養を高めたいと考えました。月に8冊を目標にするも、テストやアルバイトで時間を確保するのに苦労しました。そこで、通学時間と寝る前の30分を読書に充て、習慣化しました。また、内容を定着させるため、読後に友人や家族に本を紹介することでアウトプットを行いました。この習慣は3年間継続しており、教養だけでなく思考力の向上も実感しています。この経験から、粘り強く継続することの大切さを学びました。(252字)

【予想される面接時の深掘り質問】
●年に100冊の本を読破するという目標を設定した具体的な理由や動機について、詳しく教えてください。
●読書を通じて得た教養や思考力の向上を、具体的にどのような場面やエピソードで実感しましたか?

‌‌ (7)留学の例文

⑨【400字以内】
私が学生時代頑張ったことは大学2年生の時に半年間経験したオーストラリアへの語学留学です。
‌私は、「語学力向上」と「多くの人々とのコミュニケーションの促進」の2つの目的で留学に行くことを決めました。当初、私は語学学校で下から2番目のクラスに入ることになりました。
‌しかし、私は半年で英語をマスターしたいという目標があったため、先生に一番上のクラスで学びたいことをお願いしました。先生からは「君の成績ではついていけない」と助言もありましたが、私の熱意を受け止めてくださり、上のクラスに入れてもらえることになりました。初めは、全く授業についていけず、周囲との差も大きく開いていました。しかし私は、授業後や休日を利用し自主学習を繰り返し行いました。
‌その結果、卒業テストではクラスで2位の成績をおさめました。この経験から、課題に対し諦めず誰よりも努力することで成果を得られることを学びました。(392字)

【予想される面接時の深掘り質問】
●授業後や休日を利用した自主学習のスケジュールや計画について、具体的にどのようなものだったか教えてください。
●オーストラリアでの留学生活を通じて、多くの人々とのコミュニケーションにおいて直面した課題や学びは何でしたか?

(8)サークルの例文

‌⑩【400字以内】
私が学生時代に最も力を入れていたのは、異文化を学び交流するサークルでの活動です。
もともと海外や日本とは異なる文化に興味がありましたが、学部・学科内に海外の方がおらず、もっと日常的に海外の方と触れ合える場を持ちたいと思ったのが入部のきっかけです。
私がサークル活動で心掛けていたのは、言葉に頼らないコミュニケーションです。正しい文法で会話することも大切ですが、そこに固執していると会話の糸口すら掴めずコミュニケーションが図れないと感じました。
そこで、会話の中に表情やボディランゲージを積極的に取り入れつつ、熱意を持って気持ちを伝えた結果、思っていた以上に打ち明けることができたのです。
この経験から様々な場面に対応するコミュニケーション方法について学ぶことができました。こうしたコミュニケーションは、様々な場面で応用ができると考えていますので、是非貴社での仕事にも活かしていきたいです。(390字)

【予想される面接時の深掘り質問】
●サークル活動を通じて、特に印象に残った異文化交流のエピソードや、成功したコミュニケーションの具体例を教えてください。
●異文化交流の経験を通じて、どのような価値観や視点が変わったと感じますか

‌以上、10個の例文すべてに、困難とそれに対する解決策、学んだことが含まれています。
‌頑張ったことを企業に的確に伝えるのに必要な要素なので、ぜひ意識するようにしてください。

‌‌また、「偏差値を10上げた」や、「月に100万円の売り上げ」など、数字を使った表現は説得力をアップさせる効果があります。
意識的に取り入れて学生時代の経験を魅力的に語りましょう。‌

‌企業は「学生時代頑張ったこと」をなぜ聞くのか?

「学生時代頑張ったことはありますか?」

‌ESや面接で嫌というほど質問される質問、「ガクチカ」(学生時代力をいれたことの略)。 
‌毎年多くの就活生が、学生時代頑張ったことのエピソード探しに悩み、苦しみます。

では、なぜこれほど定番の質問を毎年企業は聞いてくるのでしょうか?
その意図は、大きく分けて3つあります。

理由①学生の人柄を知るため

どんな行動を取ったかはもちろん、その行動の背景から読み取れる学生の人柄を、面接官は知りたがっています。
つまり、ガクチカは、自社に合うかどうかの判断材料になっているのです。
そのため、企業理念や社風に合わせてガクチカを変えてみることもいいかもしれません。

理由②学生の説明力を見抜くため

ガクチカは、
・活動する組織の概要
・エピソード
・学んだこと
などを段取りよく簡潔に伝える必要があります。

‌そのため、論理的思考力や説明能力を見抜く1つの指標となるのです。
‌それらの素質をアピールする機会とも言えるため、模擬面接や添削依頼など、事前準備を行うことが大切です。

理由③仕事への姿勢を見抜くため

面接官は、ガクチカのエピソードで取った行動を、入社後に再現してくれることを期待して合格を出します。
そのため、課題や目標に対してどのような姿勢で取り組み、どのような素質を活かせるのか、行動の過程をきちんと伝える必要があります。

人事に刺さる「ガクチカ」を書くためのコツ5選

実はポイントさえ押さえてしまえば、学生時代頑張ったことは簡単に答えられるようになります。

‌この記事では、学生時代に頑張ったことを述べる上で覚えておくべきポイントや、具体例を紹介していきます。

‌たくさん質問されるということは、それだけ人事が大切にしている項目だということ
‌ぜひ最後まで読んで、ポイントをマスターしてください。

‌コツ①「ガクチカ」で嘘は絶対につかない

学生時代に頑張ったことでつく嘘は、百害あって一利なし
‌ほぼ確実にバレるので、絶対にやめましょう。

‌そもそも面接官は、毎年何百人の学生の面接にのっている就活の大ベテラン。
‌そんな大人に嘘を見破られないと言うのは至難の技です。

「特に大変だったことはなんですか?」
「そこでどんな工夫をしましたか?」

‌これらの突っ込んだ質問に、嘘を見破られず答えることができるのは、よっぽど「上手い」人です。
‌嘘がバレれば、面接を通過することはほぼ不可能
‌そんなリスクは負わず、等身大の自分を表現しましょう。

コツ②見せ方を工夫する

‌上記で学生時代頑張ったことで嘘をつかないようにしましょうと書きました。
‌ですが、過去に起きたエピソードを正確に正直に伝えるのがベストなわけではありません

‌実際に自分が経験したことを話しながらも、どのように伝えれば人事が評価してくれそうかを考え、見せ方を工夫するようにしましょう。

‌まずは企業研究を行い、次に自分が経験したことでアピールできそうな資質を選ぶという手順で作成するのがオススメです。
‌それぞれ詳しく解説します。

‌見せ方の工夫1:企業の採用ページを研究する

会社の新卒採用ページの「求める人材像」という部分を読んだことがありますか?
‌多くの会社は、採用ページのなかで求める人物像というトピックを設けています。

‌どんな人材を求めているのか、学生側に明示してくれているのです。学生時代頑張ったことで伝えるエピソードを選定するうえで参考になります。

‌見せ方の工夫2:OBOG訪問でガクチカ添削してもらう

OBOG訪問は、企業研究や業界研究のためだけに使うものだと思っていませんか?
実はOBOG訪問では、ガクチカなどのES添削や面接対策などを、実際に就活を切り抜けてきた社会人に相談できるんです!
‌OB・OG訪問をするにあたっておすすめしたいのが所属大学や学年に関係なく社会人に就活相談にのってもらえるサービス Matcher(マッチャー)

‌学生時代頑張ったことをはじめ、ES添削や面接対策に35,000人以上の社会人が協力してくださいます。
OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像【社会人の所属企業例(一部)】
ゴールドマン・サックス証券、マッキンゼー、Google、三菱商事、電通、日本テレビ、P&G、味の素、サントリー、トヨタ自動車、オリエンタルランド、任天堂、リクルート、集英社、AGC、SONY、全日本空輸、外務省、DeNA、メルカリなど約5000社

‌社会人に掛け値なしにお願いできるのは、大学生であるこの時期だけ。ぜひ社会人に会いに行って、就活の糧にしてください。‌‌
Matcherで会える社会人を見てみる(無料)

‌コツ③論理的で説得力のある伝え方を意識する

みなさんの学生時代頑張ったことがどんなに素晴らしくても、それがしっかりと採用担当者に伝わらなければ意味がありません。
‌わかりやすく伝えるための論理的な書き方・話し方が重要になるのです。

‌論理的に伝えることの第一歩として、「結論→内容」を意識するようにしましょう。
‌「私が学生時代に頑張ったことは〇〇です!」と先に述べておく。
‌そうすると、後から話す動機や学んだことが理解してもらいやすくなります。

また、能力をアピールしたとしても、根拠がわからなければ実際にその能力がどの程度なのかわからない可能性があります。
実績や成果を具体的に記入することで、能力に説得力を持たせることが大切です。

コツ④専門用語を使わず、誰にでも分かる表現で書く

学生時代頑張ったことを述べるときに、専門的な用語を乱発するのはご法度。具体的な例をあげましょう。
‌まずは、下の文章を読んでみてください。

‌「私が学生時代に頑張ったことは、新規のWEBメディアの立ち上げです。主にSEOによるグロースを担当しました。最初は目標とするUU数に到達できず苦労しましたが、現在は月間10万UUになるまで成長させることができました。

‌なんのことを言っているのかさっぱり分からない人がほとんどではないでしょうか?

‌WEB業界の人なら分かる文章なのですが、それ以外の人には全く意味が分からない
‌学生時代頑張ったことがどんなにすごいことでも、伝わらなければ意味がありません。

‌難しい専門知識を聞き手が理解できる前提でいると、思うように伝わらないという事態が起こります。
誰にでも分かる表現を心がけましょう。

‌上の文章を直すと以下の通りになります。

‌‌「私は学生時代に、新規のWEBメディアを立ち上げました。
多くの人に見てもらうため、検索順位の上に来るような記事づくりを心がけました。最初はなかなか閲覧者が増えず苦労しましたが、現在は、月間10万人が訪れるメディアに成長させることができました。

コツ⑤エピソードの深堀りを徹底する

面接で学生時代頑張ったことを伝える上で最も重要なこと。

‌それは、そこで伝えるエピソードを振り返り深く深く理解することです。

‌「なんで〇〇に力を入れようと思ったのですか?
‌「その経験から学んだことは、これからどう生きますか?

エピソードの自己理解が深くないと、このような質問の前ではいとも簡単に玉砕します
‌自分が経験したから出来事だからといって、全てを理解しているわけではありません

‌自分の人生の中で頑張った経験がどのような意味を持ち、これからの人生にどのように生きていくのか。
‌一度立ち止まって、じっくり考えていきましょう。

‌下に挙げている4つの項目は、学生時代頑張ったことを振り返るのを助けてくれる思考の切り口です。
‌面接で深く聞かれることと一致しているので、ぜひ考えてみてください。

深掘りステップ1:頑張った動機は何か

「なぜ学生時代それに取り組んだんですか?」
‌「学生時代にそれを頑張った理由を教えてください。」


‌学生時代頑張ったことに取り組んだ理由は、面接で度々聞かれます。
‌みなさんがどのようなものに熱意を持っているか知るために聞かれる質問なので、具体的に答えられるようにしておきましょう。

‌この問いに真剣に向き合うことは、自分がどのような環境で働きたいのか知るきっかけにもなるのでおすすめです。

深掘りステップ2:直面した困難と、それをいかにそれを乗り越えたか

会社に入ったら、困難にぶち当たることばかり。
‌採用担当者は、学生が困難に直面したときにどのような姿勢で向き合い、どのようにそれを乗り越えるのかを注意深く見ています。

頑張ったことのなかで自分が直面した困難がどんなものだったか振り返ってみましょう。
困難の克服方法そのとき抱いていた思いを言語化しておくことで、質問されたときに詰まることなく受け答えができます。‌

深掘りステップ3:自分の強みがどう発揮されたか

人事が学生時代に頑張ったことを質問する目的は、会社に入ってから活躍するイメージを具体的にすることです。

‌学生時代のエピソードのなかで自分の強みをはっきり示し、イメージをしやすくすることで、人事担当者がみなさんから受ける印象が劇的に良くなることがあります。

‌どのように伝えれば、自分のエピソードから強みを見出してもらえるのか考えてみてください。

‌一方、上で述べた通り、企業の求める人物像から伝えるべき強みを逆算し、学生時代に頑張ったことのエピソードを決めるというやり方もアリです。

深掘りステップ4:会社に入って強みをどう生かすのか

上述しましたが、人事は学生時代頑張ったことのエピソードを通して、みなさんの資質を判断しています。

‌そのため、頑張ったことを通じて学んだことが志望している会社でどのように活かせるのか、ということまで落とし込んで考えましょう。
‌そうすることで面接官があなたが入社後に活躍しているイメージが浮かびやすくなり、説得力が一段と高まります。

上記の5つの切り口から学生時代に頑張ったことを深く考え、どんな質問に対しても的確に答えられるようにしてください。
‌そうすれば、みなさんの思考の深さを人事にアピールすることができ、周りと差をつけることができるでしょう。

‌‌おわりに

本記事では、「学生時代に頑張ったこと」を見つける方法をご紹介してきました。

自分の今までの経験を効果的に企業にアピールできるように、何度か改稿を重ねながら、最適な文章を完成させましょう。

ガクチカ添削には‌Matcherがオススメ‌

所属大学・地域問わず、気軽に社会人に話が聞けるOB訪問サービスのMatcher。

‌Matcherでは、ガクチカとして書ける経験を見つけるために自己分析を社会人に手伝ってもらうことや、すでに書いたガクチカを添削してもらうことも可能です。
OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像
▼MatcherのOB・OG訪問機能の特徴
✅所属大学・地域関係なくOB・OG訪問する相手を探すことができる
✅ボランティア社会人が多いため、よりリアルな業界・企業情報が得られる
✅ワンクリックで申請が可能なので、気軽にOB・OG訪問ができる
✅マッチング率が70%を超えていてダントツで会える
✅企業・業界研究だけではなく、面接対策やES添削など就活対策もできる
✅会いに行ける社会人数はなんと約4万人!
‌志望度の高い企業に出会い、内定を獲得するためにも、ぜひMatcherをご活用ください。
Matcherに登録する(無料)






























記事一覧