例文12選|自己PRでのコミュニケーション能力の伝え方と言い換え
2025/11/21
目次
10.
面接で必ずと言ってもいいほど聞かれる自己PR。自己PRで「コミュニケーション能力」を強みとしてアピールしたいけど、具体的に何を話せばいいのか、本当にこれでいいのかなどの不安を抱える人も少なくはありません。
自己PRにおいて「コミュニケーション能力」のアピール方法を紹介するので一緒にみていきましょう。
コミュニケーション能力とは?
コミュニケーション能力とは、相手と正確に情報を共有し、意思疎通を円滑にする力のことです。
仕事では、単に会話が得意という意味ではなく、
・相手の言葉や意図を正しく理解する「聞く力」
・自分の考えを分かりやすく伝える「伝える力」
・相手の立場や状況に配慮しながら関係を築く「協力する力」
といった複数の力の総称として扱われます。
この力が高いと、業務上の行き違いやトラブルを防ぎ、チーム内外の人とスムーズに仕事を進めることができます。多くの企業が重視するのは、まさにこの「信頼関係を築きながら成果を出す力」といえます。
コミュニケーション能力を自己PRでアピールするのは良くない?
「自己PRでコミュニケーション能力をアピールするのはよくない」と言われることがあります。
その背景には、次のような理由があります。
・コミュニケーション能力は抽象的で、誰でも言えてしまう
・本当にコミュニケーション能力がある人は、わざわざ言葉で主張しない
・面接中のやり取りでコミュニケーション能力の有無はある程度わかる
一見「書かないほうがいいのでは?」と思えてくるかもしれません。しかし、コミュニケーション能力も、書き方次第で十分アピールできます。
企業が評価するのは「会話が得意かどうか」ではなく、
・困っている相手を助けた
・チームで役割を担い、目標達成に貢献した
・意見の違う人同士を調整した
といった具体的な行動です。
つまり、「コミュニケーション能力があります」と書くこと自体ではなく、「どう示すか」が魅力的な自己PRに仕上げる上で重要な要素なのです。
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Matcherに登録する(無料)企業がコミュニケーション能力を評価する理由
就活の選考において、企業が重要視している項目の1つが「コミュニケーション能力」です。帝国データバンクが行った「企業が求める人材像アンケート」によると、42.3%の企業がコミュニケーション能力を求めていると回答しました。

【参考】企業が求める人材像アンケート | TDB景気動向オンライン
では、就活において企業はコミュニケーション能力をなぜ重視するのでしょうか。主な理由は以下の3つです。
▼企業がコミュニケーション能力を重視する理由
・チームでの協同が不可欠だから
・顧客や取引先との関係構築が必要だから
・問題解決力や主体性と結びつくから
それぞれ解説していきます。
チームでの協同が不可欠だから
入社後はどのような仕事でも一人で完結するものはほとんどなく、社内のメンバーと協力しながら進めることが求められます。例えばプロジェクトを円滑に進めるためには、意見を分かりやすく伝えたり、相手の考えを正確に理解したりできなければなりません。
このような理由からコミュニケーション能力が高い人は、チーム内の連携を強化し、業務の効率化や成果の向上に貢献できるため、企業から高く評価されます。
顧客や取引先との関係構築が必要だから
多くの仕事では社内だけでなく顧客や取引先など社外の人とも関わります。営業職や接客業に限らず社内の技術職や事務職であっても、顧客の要望を正確にヒアリングしたり、取引先とスムーズにやり取りしたりする力が求められます。
そのため単に話がうまいだけでなく、「相手の立場を理解し、適切なコミュニケーションを取れるか」どうかが重要です。その能力がある人は信頼関係を築くことができるため、企業にとって価値のある人材と見なされるでしょう。
問題解決力や主体性と結びつくから
仕事では予期せぬトラブルが発生することも多く、問題解決力が求められます。その際に周囲と円滑に情報共有をしながら適切な判断を下せるかどうかは、コミュニケーション能力に大きく左右されます。
コミュニケーション能力が高く主体的に動ける人は、周りと連携して解決策を考えたり周囲を巻き込んで協力してもらえたりできます。コミュニケーション能力が高い人には問題解決力や主体性がある人が傾向として多いとみなされるため、企業はコミュニケーション能力を重視しているのです。
自己PRでコミュニケーション能力をアピールしやすい職種
ここでは「コミュニケーション能力」を自己PRとして書くとよい職種について紹介します!
▼自己PRでコミュニケーション能力をアピールしやすい職種
・営業職
・事務職
・ITエンジニア
それぞれ解説していきます。
営業職
営業職は顧客に自社の商品やサービスを提案し、購入につなげる役割を担います。そのためコミュニケーション能力が非常に重要です。単に商品を紹介するだけではなく、相手の立場に立って「なぜこの商品が必要なのか?」を考え、的確に伝えることが求められます。
また顧客が抱える課題や不安を会話の中で引き出し、適切な提案をすることも大切です。信頼関係を築きながら、相手のニーズに寄り添った提案ができる人が成果を出しやすい職種といえます。
事務職
事務職というと淡々と業務をこなすイメージを持たれがちですが、実は社内外の人と円滑に連携を取るためのコミュニケーション能力が求められる職種です。
例えば経理の業務では営業担当者の経費申請を確認することがありますが、内容に不備があれば修正を依頼しなければなりません。その際に適切な伝え方ができればスムーズに対応してもらうことができ、問題解決のスピードが上がります。
事務職でコミュニケーション能力が高い人は会社のサポート役として円滑な業務運営に貢献できるため、評価されやすいのです。
ITエンジニア
ITエンジニアは一人で黙々と作業するイメージを持たれがちですが、実際にはチームで協力してプロジェクトを進めることがほとんどです。そのためコミュニケーション能力が仕事の質やスピードに大きく影響します。
プロジェクトではチームメンバーと進捗を共有したり、技術的な課題を相談したりする機会が頻繁にあります。情報共有がスムーズにできれば開発のスピードを上げ、成果物のクオリティを高めることが可能です。
特に顧客や他部門との調整が必要な場面では、専門的な内容を分かりやすく伝える力も求められます。ITエンジニアが高いコミュニケーション能力を持っているとチームの生産性向上や円滑なプロジェクト進行に貢献できるため、企業にとって価値の高い人材とみなされます。

▼コミュニケーション能力の言い換え例
自己PRでのコミュニケーション能力の言い換え例
ここでは、自己PRにおけるコミュニケーション能力の言い換え例をご紹介していきます。

ビジネスの場面で必要になるコミュニケーション能力は、「聞く力」「伝える力」「協力する力」の3つに大きく分類できます。それぞれの力に対応する言い換え例を、詳しく見ていきましょう。
社会人になって求められる「コミュニケーション能力」とは具体的にどのようなスキルを指すのでしょうか。ビジネスの場面で必要になるコミュニケーション能力は「聞く力」「伝える力」「協力する力」の3つに大きく分類できます。
それぞれ詳しく説明していきます。
「聞く力」としての言い換え例
ビジネスの場面では相手の話を正しく理解し、意図を組み取る「聞く力」が不可欠です。相手の話を十分に理解しないまま進めると、認識のズレが生じトラブルに発展してしまうからです。また適切なリアクションや配慮を示すことで、相手と円滑にコミュニケーションを取ることができます。
▼「聞く力」の具体的な発揮状況
・クライアントの要望を正しく汲み取り、的確な提案をする
・部下や同僚の相談に対して、適切なフィードバックを行う
・会議やプレゼンテーションで相手の意図を理解し、適切な質問をする
▼「聞く力」を持っている人の特徴
・要点をまとめ、相手の意図を確認する質問をする
・相手の話に適切な相づちを打ち、関心を示す
・相手の立場に共感し、気持ちをくみ取った言葉を返す
▼「聞く力」の言い換え例
・傾聴力
・共感力
・意図を読み取る力
・情報を整理して理解する力
・ヒアリング力
・相手の課題や背景を察知する力
「伝える力」としての言い換え例
ビジネスの場面では自分の考えを整理し、相手に分かりやすく「伝える力」も不可欠です。曖昧な表現や冗長な説明では相手に意図が伝わらず、誤解を生む可能性があるからです。また論理的で簡潔に伝えることで、スムーズな業務遂行につながります。
▼「伝える力」の具体的な発揮状況
・上司に報告や提案をする際、要点をまとめて簡潔に伝える
・プレゼンテーションで分かりやすく説明し、相手の関心を引く
・チームメンバーに業務指示を明確に伝える
▼「伝える力」を持っている人の特徴
・話のポイントを整理し、結論から伝える
・相手の理解度に応じて、適切な言葉を選ぶ
・相手のニーズに応じて説明し、行動を促せる
→説明力や影響力のある人
▼「伝える力」の言い換え例
・説明力
・影響力
・要点を整理して伝える力
・情報を構造化して伝える力
・複雑な内容をかみ砕いて説明する力
・モチベーションを高める伝え方
「協力する力」としての言い換え例
ビジネスの場面では他者と協力し、円滑に目標達成できる「協力する力」も不可欠です。異なる意見や立場を持つ人と連携しながら業務を進めるためにはお互いの強みを活かし、調整しながら進めることが重要です。
▼「協力する力」の具体的な発揮状況
・プロジェクトの進行において、異なる部署と協力しながら業務を進める
・取引先との交渉で、お互いに納得できる合意点を見つける
・会議で意見をまとめ、スムーズに結論へ導く
▼「協力する力」を持っている人の特徴
・異なる意見を調整し、双方が納得できる解決策を見つける
・相手の立場を理解し、柔軟に対応できる
・話し合いをリードし、適切に結論をまとめる
→交渉力や調整力、進行力のある人
▼「協力する力」の言い換え例
・交渉力
・調整力
・進行力
・相手の立場を理解した対応力
・柔軟に関わる力
・巻き込み力
・協力を促す力
自分のコミュニケーション能力のタイプが分からない場合
以下のフローチャートを使うと、自分のコミュニケーション能力の特性について理解しやすいのでオススメです。
▼コミュニケーション能力の言い換え例共感力:相手の気持ちに寄り添える
調整力:立場の違う人同士をまとめられる
交渉力:相手の立場を踏まえ、お互いに納得できる落としどころを見つける
傾聴力:適切なリアクションや配慮を示せる
影響力:自分の言動で相手の意思決定や行動を促せる
説明力:物事を整理し、簡潔に伝えられる
具体的にアピールしたい能力が見つかったら、言い換え表現を考えていきましょう。
例えば「私にはコミュニケーション能力があります」というよりも、「私には相手の気持ちに寄り添う力があります」とアピールしたほうが面接官もあなたのことを理解しやすいでしょう。
具体的にアピールしたい能力が見つかったら、言い換え表現を考えていきましょう。
例えば「私にはコミュニケーション能力があります」というよりも、「私には相手の気持ちに寄り添う力があります」とアピールしたほうが面接官もあなたのことを理解しやすいでしょう。
このように、言葉の表現をより具体的にしていくことで、業務のなかでどのように強みを発揮できるのかを面接官がイメージしやすくなり、エピソードへの興味を惹くこともできます。
自己PRでコミュニケーション能力をアピールする構成
ここでは、自己PRでコミュニケーション能力を効果的に伝えるための構成をご紹介します。「結論 → 具体的なエピソード → 仕事での活かし方」の構成を意識して作成することで、採用担当者が理解しやすい自己PRを作ることができるでしょう。
(1)結論
まずはシンプルに「自分の強みは何か」という結論を伝えましょう。結論から伝えることで話の要点が伝わり、その後の説明を採用担当者にスムーズに伝えられます。
結論を書く際は他の就活生と差別化を図るためにも、説得力のある書き出しになっているか確認しましょう。例えば「私は相手の話をよく聞くことが得意です」と伝えるよりも、「相手の本音を引き出し、適切な提案をすることが得意です」というように、具体的なスキルをどう活用できるか書くことで説得力のあるアピールができます。
(2)具体的なエピソード
次に、最初に伝えた強みを発揮した具体的なエピソードを伝えましょう。具体的なエピソードを交えて説明することで強みを面接官によりイメージしてもらうことができます。エピソードを書く際は、以下の3つを抑えるとより納得感のある自己PRができるようになります。
1.なぜその行動をとったのか
どのような状況でそのコミュニケーション能力を発揮したのかを説明しましょう。例えば「アルバイト先で新人指導を任されて相手が理解しやすい伝え方を工夫する必要があった」といったように、自分の強みを発揮するきっかけとなった出来事を紹介します。
2.どんな工夫をしたのか
具体的にどのようにコミュニケーションを取ったのかを説明しましょう。例えば「相手の理解度に合わせて言葉を選び、抽象的な説明を避けるようにした」など、実際に行った工夫を具体的に述べましょう。
3.どんな成果・学びを得たか
さらに、取り組んだことから得た成果や学びを伝えましょう。成果を伝える際は、例えば「相手がスムーズに業務を覚えるようになり、職場の業務効率が向上した」というように相手の様子などを合わせて伝えると、コミュニケーション能力が高いことに説得力が出ます。
また数値を使って具体的な変化を示すと、説得力がさらに増します。「新人の研修期間を2か月から1か月に短縮できた」などと表現できると、認識にズレがなくなりスムーズなコミュニケーションができるはずです。
(3)仕事での活かし方
自己PRの最後ではその経験をどのように仕事に活かせるかを伝えます。企業は「この人が入社後にどう貢献できるか」を重視するため、自分の強みがどのように役立つのかを明確にしましょう。
例えば「相手の立場に立って分かりやすく伝える力を活かし、営業職では顧客のニーズを正確に把握し、最適な提案ができるよう努めます」といった形で、職種に応じた活かし方を示すと効果的です。
また企業研究を行い、会社が求める人物像に合わせてアピールするとより強い印象を残すことができるでしょう。
【職種別】「コミュニケーション能力」の自己PR例文
職種別で「コミュニケーション能力」を活用した自己PRを紹介していきます。法人向け、個人向け、職種によって自己PRするべきポイントは異なります。例えば営業職だと傾聴力が重要というイメージがありますよね。顧客のことを知らずに営業をしてしまうと、顧客に不満を抱かせてしまいます。
自己PRで「相手の潜在的に抱いている感情や本音を引き出せます」というと、営業職で必要な傾聴力があると人事に対して効果的にアピールすることができます。
では早速個人向け営業、法人向け営業、職種ごとにコミュニケーション能力のアピール方法についてみていきましょう。下記の順番で紹介していきます。
▼【志望職種別】「コミュニケーション能力」の自己PR例文
・法人向け営業職
・個人向け営業職
・事務職
・接客業
・飲食業
・ITエンジニア
・公務員
・教員
・看護師
例文(1)法人営業職向けの自己PR例文
「私は、常にお互いが望む結果になることを意識してコミュニケーションを取ることができます」
イベントサークルに所属していた際に、スポンサー獲得のための営業を担当していました。
初めは、イベントの良さやどのような目的でイベントを行うのかをお伝えすることでスポンサーを獲得できると考えていましたが、どの企業さんもスポンサーとして参入することを考えてくれませんでした。
この経験をきっかけに、相手にとって望ましい関係を築けることをお話しするべきと考え、実際に企業さんがスポンサーになるメリットを数字で明確に示しました。
このこともあり、結果的にスポンサー額を前年比の150%まで伸ばすことができました。
私はこのコミュニケーション能力を活かし、貴社の法人営業職として顧客の望むような関係や出資、契約する意味を明確に提案します。
例文(2)個人営業職向けの自己PR例文
「人に相談しにくい悩みを引き出すようなコミュニケーションが得意です」
私は、アルバイトとして家庭教師をしていました。
極力簡単に授業することを心掛けたにも関わらず、担当する生徒が全く勉強に取り組まないという課題がありました。
授業内容を極力簡単にしたにも関わらず全く取り組んでもらえないことからで、授業が理解できないという点ではなく他に原因があるのではないかと考えました。
親御さんに頼んで一日お話をする時間を設けてもらいました。
話を聞いていくうちに、生徒が学校で勉強ができないことでバカにされていたり、いじめをされていたことで勉強が嫌いになったことを知りました。
これをきっかけにただ授業するのではなく、勉強する意味や勉強することでどんなことができるのか勉強に対して好感を持ってもらえるように努めました。
この相手が言いづらいような本音を引き出せるという能力を活かし、貴社の個人向け営業職として売上に貢献したいです。
例文(3)事務職向けの自己PR例文
「私は、多種多様な性格や価値観を持つ方々と円滑にコミュニケーションを取ることができます」
私は、アパレル販売員として二年間、幅広い年代向けの商品を揃えているお店に勤務しました。
アパレルショップでは、一人で選びたい方や私と一緒に決めてほしいという方々、さらには年代が幅広いなどさまざまなお客様がいらしゃいました。
そのため、相手がどのようなお客様か推測をして、それぞれに適応した接客を心がけました。
この経験を活かし、貴社の事務職では自分の部署だけではなく、他の部署の方々とも円滑にコミュニケーションを取り、さまざまな人との円滑なコミュニケーションを取るための架け橋のような存在になりたいです。
例文(4)接客業向けの自己PR例文
「自身のおすすめのものを人に勧めることが得意です。」
具体的には、友人から映画や商品を勧める際に、「どんな理由があるから勧めているのか」「その商品自体の魅力」「相手に対してどのような点が魅力的なのか」をわかりやすく紹介していました。
この紹介をすることで友人からは、欲しいものなど、プレゼントに渡す際に頼りにされるようになりました。
この経験を活かし、貴社の接客業として、まずお客様に信頼を置いてもらえるような存在になること、そして、お客様の要望や思いを本社に伝えられるような存在になりたいです。
最終的には、会社の業績に貢献することと、お客様がまた来たいと思うような信頼関係を構築することの2点を成し遂げたいです。
例文(5)飲食業向けの自己PR例文
「人のモチベーションを保つようなコミュニケーションが取れます。」
私は、吹奏楽部のパートリーダーとしてパートメンバーのモチベーションを保てるように心がけていました。
音の調子が悪い時は、個人的に相談に乗ったり、逆に調子がいい時は、周りのメンバーのモチベーションになるようにみんなの前で褒めることをしました。
最終的には、私の代で初めてアンサンブルコンテストで金賞を受賞することができました。
私の強みであるコミュニケーション能力を活かして、貴社で働き店長になった際は、社員、アルバイト全員に対してモチベーションをあげられるように気を配り、コミュニケーションをとっていきたいです。
例文(6)ITエンジニア向けの自己PR例文
「目標に対してみんなで同じ方向を向けるように、コミュニケーションを取ることが得意です」
私は、ゼミで一つの研究についてメンバーそれぞれが研究し、最終的に学会で発表するプロジェクトに参加しました。
複数人で一つの研究成果を発表する必要があるため、周りの進捗状態やどんなことをしているのか共有することがとても重要であると思い、頻繁にメンバーに進捗状況やどんなことをしたのか聞くことを常に心がけました。
最終的に、しっかりとコミュニケーションが取れて互いに助け合うことができたため、学会でも高い評価を得ることができました。
この経験を踏まえて、ITエンジニアとして大きなシステム開発を多数のメンバーと行う際は、より効果的な結果を出すためにも進捗や情報の共有を怠らずに意識して行いたいです。
例文(7)公務員向けの自己PR例文
「私は、様々な人と分け隔てもなくコミュニケーションを取ることができます」
学生団体のボランティアに所属していた際に、老若男女問わず会話をする必要がありました。
この経験を踏まえて、私は、初対面の方や年齢に差があったとしても臆せずに楽しく会話をすることができました。
また、硬く話すのではなく、楽しんで会話をすることでより会話を円滑に取ることができると実感しました。
このこともあり、最終的に所属していた学生団体の代表を努めることができました。
私はこのコミュニケーション能力を活かして、市役所では、幅広い年代の方々と楽しんで会話し、市民のみなさんが安心して暮らせるまちづくりに貢献したいです。
例文(8)教員向けの自己PR例文
「コミュニケーションを通して、多くの人の人間関係を良好にすることができます」
私は、ダンスサークルに所属していました。約20人ほどの規模で振り付けを揃えなければならないのですが、それぞれ実力の差や練習の頻度が異なっていたことで徐々に悪い雰囲気になってしまいました。
そこで私は、無理やり合わせていくみたいな感じで個性を見出していくことも考えられると思い、練習日の一日を休みにして遊びにメンバー全員と行きました。
メンバー同士もお互いのことをよく知るきっかけとなったと同時に、人それぞれの強みや意外な点を見つけることができ、ダンスでもそれを表現できるようになりました。
この経験を踏まえて、コミュニケーションを取ることで人間関係を良好にしていくきっかけになると実感しました。
教員になり、学校のクラスの担任になった時は、コミュニケーション能力を活かし、雰囲気が険悪になった時にもう一度明るいクラスになるようなきっかけ作りをしたいです。
例文(9)看護師向けの自己PR
「私は、周りを見て立ち回りながらコミュニケーションを取るのが得意です」
喫茶店でアルバイトをしていた際に自分の持ち場をこなしながら、周りで困っている持ち場の方に積極的に助けにいくことや、何が原因で苦戦していたのか聞くことで改善していこうと心がけました。
これを積極的にできた理由は、お客様に極力待たせずにサービスを提供したいという思いからでした。
看護師として働く上で、私の一番の思いは「患者さんに健康になってもらうこと」です。
この思いがあるからこそ、担当患者問わず自分ができることを最大限できるように看護師同士で円滑にコミュニケーションを取りたいと考えています。
▼【経験別】「コミュニケーション能力」の自己PR例文
【経験別】「コミュニケーション能力」の自己PR例文
前述した職業ごとに自己PRの「コミュニケーション能力」を含んだ例文を紹介しました。もうお気づきの方は多いと思いますが、全ての例文に自分が経験したことが書かれていますよね!
ここでは、過去の経験からどのような「コミュニケーション能力」を含んだ自己PRが作れるか実際の例を挙げて紹介していきます。多くの方が経験したと考えられる「アルバイト」からどのようなことをアピールできるのかみてきましょう!下記の順番で紹介していきます。
ここでは、過去の経験からどのような「コミュニケーション能力」を含んだ自己PRが作れるか実際の例を挙げて紹介していきます。多くの方が経験したと考えられる「アルバイト」からどのようなことをアピールできるのかみてきましょう!下記の順番で紹介していきます。
・アルバイト経験
・サークル経験
・部活経験
例文(10)アルバイト経験からアピールする自己PR例文
「私は、コミュニケーションの中で相手の求めていることを理解し、それに対して適切な対応を取ることができます」
学生時代、靴ショップでアルバイトをしていた際にこの強みを発揮しました。店舗ではお客様に尋ねられた靴を案内するマニュアル通りの接客が普通とされていました。
これに問題意識を持ち、どうすれば商品に魅力を感じてお買い求めいただけるか考えることに。その結果、お客様がお求めになっている靴について詳細に伺い、その条件に最も合致している商品を提案することにしました。
その結果、以前よりたくさんのお客様にお買い求めいただけるようになり、1ヶ月で20万円相当の靴を販売することができました。
社会に出てからはよりクライアントの方が求めていることを理解し、適切な提案をすることが求められると思います。今までの経験を活かして、クライアントの方の要望を引き出すコミュニケーションを意識したいと考えています。
例文(11)サークルからアピールする自己PR例文
「私は、コミュニケーションの中で相手の求めていることを理解し、それに対して適切な対応を取ることができます」
学生時代、靴ショップでアルバイトをしていた際にこの強みを発揮しました。店舗ではお客様に尋ねられた靴を案内するマニュアル通りの接客が普通とされていました。
これに問題意識を持ち、どうすれば商品に魅力を感じてお買い求めいただけるか考えることに。その結果、お客様がお求めになっている靴について詳細に伺い、その条件に最も合致している商品を提案することにしました。
その結果、以前よりたくさんのお客様にお買い求めいただけるようになり、1ヶ月で20万円相当の靴を販売することができました。
社会に出てからはよりクライアントの方が求めていることを理解し、適切な提案をすることが求められると思います。今までの経験を活かして、クライアントの方の要望を引き出すコミュニケーションを意識したいと考えています。
例文(12)部活動経験からアピールする自己PR例文
私は自分の協調性を生かして、周りの関係を円滑にできます。
大学時代はテニス部に所属し副キャプテンを務めていました。
主にキャプテンのサポート役を担っており、部員からの相談もよく聞いていました。
特に人間関係の悩みを聞くことが多く、話し合いの場では意見の食い違いの場や、先輩との関係で悩んでいる後輩から相談を持ちかけられた際も、私が仲裁役となり話し合いの場を設けることで、お互いに誤解していたことが分かり、和解できました。
私はこのように人と人をつなぐコミュニケーションを得意とするので、チーム制の御社においてもスムーズな連携で利益に貢献していきたいと思っております。
自己PRでコミュニケーション能力をアピールする際の注意点
ここでは、人事にコミュニケーション能力がさらに伝わる自己PRの注意点を6つご紹介します。
▼自己PRでコミュニケーション能力を伝える際の注意点
(1)応募職種に必要なコミュニケーション能力をアピールする
(2)実績ではなく過程に注目する
(3)応募先企業での活かし方をアピールする
(4)志望動機や長所などとの一貫性を意識する
(5)OB・OG訪問を活用して自己PRを添削してもらう
(6)面接ではコミュニケーション能力が伝わる言動を取る
それぞれ解説していきます。
(1)応募職種に必要なコミュニケーション能力をアピールする
コミュニケーション能力といっても、職種や業界によって求められるスキルは異なります。例えばカウンセラーやカスタマーサポートなどの職種では共感力が求められますが、営業職では相手と交渉し、お互いに納得できる条件を見つける力が必要です。
そのためコミュニケーション能力という抽象的な強みをアピールする際は、「自分のコミュニケーション能力が、その職種にどう活かせるのか」を明確にすることがポイントです。企業側が求めるスキルと合致するアピールをすれば、より魅力的な候補者として評価されます。
(2)実績だけではなく過程に注目する
自己PRでは実績だけではなく、その成果を出すまでの過程を伝えましょう。例えば「アルバイトで売上を20%向上させた」といった実績を述べるだけではなく、「どのようにお客様のニーズを聞き出し、どんな工夫をして提案をしたのか」といったプロセスを詳しく説明するとより説得力が増します。
企業は「再現性のあるスキル」を評価するため、成果に至るまでの思考プロセスや行動を具体的に伝えることで、「この人は入社後も活躍できそうだ」と思ってもらいやすくなります。
(3)応募先企業での活かし方をアピールする
自己PRでは、自分の強みを伝えるだけでなく、「そのスキルを応募企業でどう活かせるのか」を示すことが重要です。
例えば「私は相手の話を丁寧に聞き、最適な提案をすることが得意です」と伝えるだけではなく、「この力を活かして営業職として顧客の本音を引き出し、信頼関係を築きながら最適な提案を行います」といったように、具体的な業務につなげて説明すると企業側もイメージしやすくなります。
(4)志望動機や長所などとの一貫性を意識する
自己PRでコミュニケーション能力をアピールする場合は、志望動機や長所などのその他の項目との一貫性を意識するようにしましょう。
例えば、自己PRで「コミュニケーション能力が強みです」と述べているのに、志望動機では「一人で完結できる業務に魅力を感じています」と書いてしまうと、一貫性がなく、面接官に違和感を与えてしまいます。同じように、自己PRで「聞く力を活かして周囲をサポートした経験」をアピールしているのに、長所の欄では「強くリーダーシップを発揮するタイプです」と書いてしまうと、人物像がぶれてしまいます。
採用担当者は、自己PR・志望動機・長所を総合して「どんな就活生か」を判断します。そのため、コミュニケーション能力を軸にするなら、その特徴が他の項目にも自然につながっていることが大切です。
(5)OB・OG訪問を活用して添削してもらう
自己PRの精度を高めるためには、実際にその企業で働く人の意見を参考にするのが効果的です。
OB・OG訪問を行うと自己PRの添削のほか、その業界や職種ではどのようなコミュニケーション能力が必要になり、自分の強みの活かし方が分かるメリットがあります。実際に働いている方の意見を踏まえて自己PRを作ることで他の就活生との差別化を図ることができるでしょう。
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(6)面接ではコミュニケーション能力が伝わる言動を取る
自己PRでコミュニケーション能力をアピールするなら、面接での振る舞いにも気を配ることが重要です。人事担当者は自己PRでアピールされた能力が実際に備わっているかどうかを面接を通じて確認しています。そのため、面接でコミュニケーション能力が高いと感じてもらえるように以下のポイントを意識しましょう。
▼面接でコミュニケーション能力が高いと感じてもらえるポイント
1.質問の内容をきちんと理解する
2.結論から先に述べる
それぞれ解説していきます。
1.質問の内容をきちんと理解する
面接官の質問をしっかり聞き、的外れな回答をしないように注意しましょう。面接では、質問の意図を正しくくみ取る力が求められます。的外れな回答をすると、「この人は話をしっかり聞いていない」「質問の意図を理解する力が足りない」と判断されかねません。
わからない場合は、「〇〇という意図でお聞きしてよろしいでしょうか?」と確認することで、丁寧な印象を与えられます。焦って適当な回答をするよりも、正しく質問を理解し、適切に答えることが大切です。
2.結論から先に述べる
質問を投げかけられた際は結論から先に述べましょう。面接では話の組み立て方も重要です。ダラダラと説明を始めると面接官が要点をつかめず、「結局、何が言いたいのか?」と感じてしまうことがあります。
▼NG例
「私はアルバイトで接客をしていて、お客様に話しかけるのが得意でした。その中で、相手のニーズを聞くことの重要性に気づき…」
▼改善例
「私は相手の話を丁寧に聞き、最適な提案をすることが得意です。アルバイトでは、お客様の要望を深く理解するために〇〇を意識し…」
このように最初に結論を伝えその後に理由や具体例を説明することで、分かりやすく端的な回答ができます。
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自己PRを作成する際には、自分の具体的な経験を振り返り、企業にどのように貢献できるかを具体的に考えながら作成しましょう。ぜひこの記事を参考に準備を進め、自信を持って自分の強みを最大限にアピールしましょう!

