【長所一覧】就活生向け「自分の強み」19選を例文つきでご紹介

2024/03/25
就活で伝える長所
長所の例文
長所一覧
目次
1.
【19選】就活で好印象を与えやすい長所一覧
2.
‌‌長所の見つけ方5選
3.
長所を通して企業が見ている評価ポイントとは?
4.
‌長所を伝える基本の流れ
5.
おすすめできない長所一覧
6.
【例文あり】ESで長所をアピールするコツ
7.
まとめ
‌「あなたの長所を教えてください!」‌就活で必ずと言って良いほど聞かれることになる長所。みなさんは長所を聞かれたらどう答えるのか、決めているでしょうか?

”自分の長所が思いつかない”
”長所を交えたエピソードの伝え方が難しい”
”自分の長所を言語化できていない”

どのような長所をアピールすれば良いのか分からず、悩んでいる人も多いのではないかと思います。上記のお悩みを抱えている方は本記事で解決することができます。

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【19選】就活で好印象を与えやすい長所一覧

「長所が思いつかない」「長所は分かってきたけど、伝え方がわからない」
という人のために、アピールしたい長所ごとに例文を紹介します。

それぞれ詳細のページのURLを記載しているので、気になった長所はそちらを確認してみてください。‌‌

長所 一覧の画像‌ここから、表で紹介した長所について詳しく解説していきます。

‌①「協調性」

‌とあるデータによると、およそ50%の企業が求める学生の人物像として協調性があることを重視しています。
‌それほど協調性は仕事で必要になる長所と言えるでしょう。

‌自分の長所として協調性があることをアピールする場合は、どのようなことを意識し、それによってどんな結果になったか伝えることを意識してください。

‌長所「協調性」の例文

私は組織全体に広く目を配ることができ、メンバー全員にとって働きやすい環境を整えられる点が強みです。

‌大学の映画祭で責任者を務めた経験でこの強みは発揮しました。この企画は例年企画の運営面満足度が低いという課題があり、その理由が誘導を行うスタッフの働きぶりにあると判明しました。この問題を解決する鍵はスタッフのモチベーション向上にあると踏み、今まで現場には関わることのなかった責任者の仕事内容を変えることに。50名のスタッフ全員との面談を実行し、直接仕事を頼み込むほか、働きぶりを評価するシステムを考案しました。高評価だったスタッフを昇格させることにしました。その結果、運営全体の動きが円滑になり、運営面満足度も前年度比3割向上させることができました。

若手からグループ会社をまとめる役割が求められる貴社でもこの強みを発揮し、組織全体の効率性を高められると考えています。

②「コミュニケーション能力」

協調性と同じく、コミュニケーション能力は多くの企業が選考の評価基準としている重要な要素です。

しかし、コミュニケーション能力は漠然とした言葉であるため、注意が必要になります。
自分の中でコミュニケーション能力とはどんな能力か明確な定義を持ったうえでアピールすると良いでしょう。

長所「協調性」の例文

私は、常にお互いが望む結果になることを意識してコミュニケーションを取ることができます。

イベントサークルに所属していた際に、スポンサー獲得のための営業を担当していました。はじめはイベントの良さやどのような目的でイベントを行うのかをお伝えすることでスポンサーを獲得できると考えていましたが、どの企業さんにもスポンサーとして参入することを検討していただけませんでした。この経験をきっかけに、相手にとって望ましい関係を築けることをお話しするべきと考え、実際に企業さんがスポンサーになるメリットを数字で明確に示しました。結果的にスポンサー額を前年比の150%まで伸ばすことができました。

私はこのコミュニケーション能力を活かし、貴社の法人営業職として顧客の望むような関係や出資、契約する意味を明確に提案します。

③「向上心‌」

‌仕事ができるようになる上で、向上心は決して欠かすことはできません。

持っていることが前提とされるものなので、長所としてアピールするのには物足りないと思われる恐れがあります。向上心があることを基本として、成長するための具体的な方法について詳しく説明すべきでしょう。

‌長所「向上心」の例文

より高い目標を達成するため、あらゆる手段を講じられる事が私の強みです。

私が在籍していた部活は万年2部リーグに留まっている状況でした。部活内では半ば諦めムードが漂っており、勝つ事への執着心が薄れるまでに。「結果を出すこと」を常に意識してきた私はこの状況を変えるべく、チームの課題である「レギュラー陣の負傷による力不足」を解決するため行動しました。具体的には、選手の怪我リスク低下のため、学内のスポーツや健康を扱う3つの研究室と交渉し提携、練習を徹底管理しました。栄養管理や練習メニューが改良された結果、チームのケガ率が前年度より30%も減少。結果フルメンバーで試合に臨むことができ、悲願の1部昇格を果たしました。

このように、現状を打破するための施策を自ら提案できる点は、困難な課題を解決し顧客の満足を得なければならない、貴社のコンサルティング業務に活かせると自負しています。

‌④「真面目」

‌真面目という性質は、良くも悪くも取られるもの。
‌例えば、「言われたことを言われた通りにするだけ。」と捉えられたらマイナスの評価になりかねません。

‌真面目なことによって評価されるポイントは、物事に真剣に向き合って成果がでるまでやりきれるところなので、エピソードからその様子が伝わるよう心がけてください。

‌長所「真面目」の例文

私の強みは、「結果にこだわり、ひたむきに努力を継続して行えること」です。
‌アルバイトで塾の講師として働いていたときにこの強みを発揮しました。その当時、私が任されたクラスは一番学力が低いクラス。宿題を出しても誰一人こなさず成績も一向に上がらないという課題がありました。演習量が原因だと踏んだ私は、そこから授業設計の改善に尽力。スタンダードになっていた一方的に講義をするスタイルを変更し、何度も演習を挟み込む形式にしました。当初塾長からは「勝手に変えられては困る」という意見や、乗り気でない生徒の声もありました。そこで授業外での面談や日々の会話を徹底することで生徒から信頼を獲得し、生徒の士気も向上。その結果、校舎内模試で上位クラスの偏差値を抜くことができ、「結果」で塾長を説得することに成功しました。
‌このように「目標達成のために努力を絶やさぬ姿勢」は、ノルマ達成が困難であり誰もが諦めてしまうような場面でも、折れずに取り組み続けられることに繋がると考えています。

⑤「責任感」

‌「向上心」と同じく、責任感は仕事をする上でなくてはならないものです。
‌それ故、長所として説明するのに責任感だけをアピールするのは得策ではないでしょう。

‌責任感を持って物事に取り組んだ際に培った強みを伝えるなど、切り口を変えてアピールした方が良いかもしれません。

長所「責任感」の例文

私の強みは「困難な状況に置かれたときでも、諦めること無く打開する方法を考え、行動に移せる点」です。
人材業界の企業のインターン生として、中小企業の採用イベントを企画していたときにこの強みを発揮しました。担当したイベントは、開催日の1週間前にも関わらず、目標集客人数の半分にも満たない課題がありました。せっかくお金を払って出展していただく企業に申し訳が立たないと考えた私は、その原因が学生への電話営業にあると仮定し対策を講じることに。成約率の高い学生の営業を録音し、分析したほか、メンバーと協力して良い電話営業の方法を模索し続けました。その結果、学生への架電のオペレーションを改善し、イベント当日には目標の110%となる学生を集客することに成功しました。
このように「諦めることなく最後まで取り組み続ける力」を御社の営業で生かせると考えています。クライアントから何度も提案を拒まれ挫けそうになるときも、決して諦めず提案法を改善しつづけ成約に結び付けられるはずです。

⑥「忍耐力」

‌体育会の部活動を経験してきた人など、忍耐力をアピールしたい人は多いのではないでしょうか?
‌忍耐力が評価されるか否かは業界や企業によって大きく変わります

‌長所を伝える企業がどのような社風なのか調べた上で、忍耐力を伝えるべきか否か判断することをおすすめします。

‌長所「忍耐力」の例文

「周囲のモチベーションが下がっている中でも、諦めず結果が出るまで取り組み続けられる」点が私の強みです。

私が所属していたサッカー部は、万年2部リーグに甘んじるという課題がありました。部内では怪我人の続出から「どうせ変わらない」という諦めの声が聞こえるようになり、覇気の無い状況に。ただ、どんな状況でも諦めたくなかった私はこの状況を変えるべく、敗退の原因だった「レギュラー陣の負傷による力不足」を解決し、勝てる組織にしようと奔走しました。具体的には、選手の怪我リスク低下のため、スポーツ科学を扱う3つの研究室と交渉し提携、練習をデータで徹底管理。その結果、チームのケガ率が前年度より30%も減少。結果フルメンバーで試合に臨むことができ士気も復活、悲願の1部昇格を果たしました。

このように、周囲が諦めるような状況でも努力し続けられる点は、何度も店舗へ出向き、地道に営業をかける貴社のビール営業で生かせると考えています。

⑦「負けず嫌い」

‌負けん気を持って仕事に取り組むことは多くの企業が評価されるはず。
‌ただし、どんなに負けず嫌いでも、正しいプロセスで仕事に打ち込めなければ成果は出ません。

‌エピソードでは負けず嫌いであることと共に、結果を出すための考え方と行動についても言及するようにしましょう。

‌長所「負けず嫌い」の例文

私の強みは、現状に甘んじず、より高い成果を得るため計画的に行動できる点です。

‌学生時代、私はカフェでアルバイトをしていた時にこの強みを発揮しました。私が時間帯責任者を務めていた店舗では、近隣の店舗と比較して売上に30%もの差があるという課題がありました。置かれている環境が同じにも関わらず、これほどの差が生じることに悔しさを感じた私は、スタッフと協力して原因を調査したところ、一人あたりの単価が安いことが判明。そこで、ドリンクだけでなくフードも同時に購入して貰えるよう、混雑時にフードの試食を毎回行う施策を実行しました。その結果、お客様にとって不快な待ち時間を「新しいフードを試せる時間」に有効活用することができ、売上はもちろん満足度も上げることに成功。近隣店舗より10%高い売上まで達することができました。
‌この「負けず嫌い」と言える性格は、仕事でも「どうすれば他社に勝てるか」を考え続け、成果を上げられる原動力になるはずです。

⑧「行動力」

‌大学時代にたくさんの経験をしてきた人のなかには行動力をアピールしたい人は多いのではないのではないでしょうか?
‌しかし、よくよく考えると、行動力は非常に抽象的な言葉。それ故何が強みになっているのか分かりにくくなります。

‌自分の中で行動力を突き詰めて何が強みになっているのか言語化してみてください。

‌長所「行動力」の例文

ただ状況を悲観するのではなく、掲げた目標を達成するために自ら動き出せる点が私の強みです。

体育会サッカー部の主務を務めた経験でこの強みを発揮しました。私の部には下部リーグを抜け出すという目標があったものの、5年間抜け出せていないという課題が有りました。部内で悲観的なムードが漂う中、あらゆる手段を講じるまで諦めたくなかった私は、原因を探るべく過去10年分の試合・選手データを調査。すると、毎年合宿を終えた後に怪我人が続出し敗戦率が高まる傾向にあると判明しました。この怪我という課題を解決すべく、大学のスポーツ科学専門の部署に協力を持ちかけ、栄養調整やクールダウンの効率化することに成功。その結果、ケガ人数を例年の4割程度まで減少させることができ、勝利数も増えた結果、上位リーグに上がることを達成させました。

この「行動力」と言える私の強みを生かし、状況が芳しくない製品や事業部内でも、自ら新たな手段を発見、実行することで活躍できると考えています。

‌⑨「気配り」

‌人と円滑な人間関係を構築するのに気配りができることは有効なはずです。

‌しかし、ただ気配りができると言っても活躍するイメージと結びつかないので、エピソードを通してどんな強みなのか説明できるようにしておくことが大切です。

‌長所「気配り」の例文

私の強みは「周囲の状況を的確に判断し、状況を改善できる最適なアプローチがとれる点」です。

カフェ店舗のアルバイトリーダーを務めた経験でこの強みを発揮しました。私がいた店舗には商品の提供時間が長いという課題がありました。この課題があることでお客様満足度が近隣店舗よりも低かったため、この課題を解決するため原因を調査しました。スタッフの表情が曇っていることが気になった私は、一人ひとりにヒアリングを開始。すると苦手業務を行う際に失敗してしまうことで提供時間が伸びているということが判明しました。そのため、適性のあるポジションに配置することがスタッフ及び店舗双方のためになると考えた私は、適性を把握するため、業務スキルを図るための研修を企画。実際に開催することで、各々の得意分野を見極めることができました。その結果を元にシフトを組み直したところ、提供時間が2割短縮し、満足度を上昇させることに成功。

このように「周囲の状況を把握できる」という強みを生かし、クライアントが持つ潜在的な要望も上手く聞き出し、より本質をついた提案をすることで成果を出せると考えています。

⑩「リーダーシップ」

‌企業採用ページや説明会で、リーダーシップがある人を求めているというメッセージをよく見聞きします。
‌しかし、リーダーシップの定義は人それぞれ。

‌長所としてリーダーシップがあることを伝えるときは、自分なりにリーダーシップとは何か答えを持っている状態にしておきましょう。

‌長所「リーダーシップ」の例文

私の強みは、周りの人を巻き込めるリーダーシップがあることです。

私は、大学時代に、地域の清掃活動を行うボランティア団体のリーダーを務めました。団体の目標は、地域の環境を美しくすることです。そのため、清掃活動を率先して行うことはもちろん、団員にも積極的に呼びかけました。また、地域の住民に清掃活動の重要性を啓発するためのチラシを配布することを提案しました。その結果、地域の住民から清掃活動に対して、感謝の言葉をいただくことが増えました。また、清掃活動に参加する住民も増え、地域全体の環境意識が高まりました。この経験から、私は、リーダーとして、組織の先頭に立って、周りの人を巻き込むことで目標を達成することを学びました。

御社に入社後も、組織の先頭に立って、周囲の人も巻き込みながらチームとして成果を上げたいと考えています。

‌⑪「継続力」

‌何か一つの物事を続けてきた人は、長所として自分の継続力をアピールしたいと考えるでしょう。しかし、企業が知りたいのはあくまで資質や能力

続けてきたという事実ではありません。物事を続けてきた努力から培った強みが何か考え、切り口を変え、別の強みとして伝えるのが得策です。

‌長所「継続力」の例文

私の強みは、自分の課題を明確にし、それに対して愚直にアクションをとれることです。
‌私は、小学生の頃から12年間野球をしています。大学でも体育会野球部に所属し、リーグでの優勝を目指して取り組んでいます。‌大学では特に上手な選手が多く、なかなかレギュラーの座を勝ち取ることができずにいました。そこで私は、自分のポジションでレギュラーになっている先輩と自分の能力を比較し、何が足りていないのかを2年分の動画をもとに徹底的に分析。その結果、イレギュラーなボールに対する守備力が不足していると判明しました。そこで、練習終わりに個人練習を2時間、2年間毎日行い続けました。その結果、‌同期の中で最も早くレギュラーに定着し、試合に出られるようになりました。
‌社会に出て仕事をするようになれば、うまくいかないことも多々あるかと思います。そのようなときは、12年間の野球で培った課題を分析し、地道に努力し続ける力を生かして、課題を克服していきたいと考えています。

⑫「努力家」

‌仕事でも何でも努力できることは大きな強みになります。
‌努力なしに成長することなどあり得ないからです。

‌努力家であることを長所として説明するときは、努力する前と後の状態を明確に説明することと、その変化を生んだプロセスを具体的に説明すると良いでしょう。

‌長所「努力家」の例文

私は「目標を達成するため、地道な作業でも根気よく取り組み続けられる点」が強みです。

大学のライブ企画で統括を務めた際にこの強みを発揮しました。このイベントには、例年運営面の満足度が低いという課題がありました。企画内容は良いにも関わらず、全体の満足度を下げてしまうことに勿体なさを感じた私は原因の調査を開始。すると企画会場への誘導を行うスタッフの働きぶりが悪さにあると判明しました。スタッフに徹底した知識定着が必要だと踏んだ私は、100人のスタッフ全員と面談を敢行。そこで適性を判断し、個別資料の作成および配布を行いました。他にも仕事は多くあり多忙な状況でしたが、企画を絶対に成功させるという思いから計画を遂行。その結果、スタッフの行動が改善され、運営面満足度も前年度3割向上させることができました。

この強みは貴社の営業業務で生きると考えています。説得が一筋縄ではいかないお客様に対して、折れること無く何度も対策を改善し、商品を販売できるはずです。

⑬「計画性」

‌会社に入ってからは、計画を立ててそれを遂行することの繰り返しです。
‌目標を達成するために計画を立て、実行に移して成功した経験は企業からも評価されるはずです。

‌エピソードを整理して説明して、どんなことを意識したのかが分かりやすくなるよう心がけてください。

‌長所「計画性」の例文

私の強みは、ゴールから逆算し、すべきことを明確にできることです。

‌私は学生時代、体育会サッカー部に所属し、日々練習に励んでいました。私が担当しているポジションにはライバルが多く、なかなかスターティングメンバーとして試合に出場することができずにいました。フィジカルの弱さが原因だと考えた私は、全国大会でレギュラーになることをゴールとして、それに間に合うようフィジカルを強化する練習メニューを組み立てました。その結果、目標としていた全国大会でスターティングメンバーとして試合に出場できるようになりました。

‌社会に出て仕事をするようになれば、限られた時間の中で成果を出すことを求められることが多々あると思います。そのようなときは、部活動の経験を生かして、すべきことを明確にし、愚直に取り組んでいけたらと考えています。

‌⑭「好奇心」

‌興味を持って1つのことを突き詰めることをアピールしたいときに好奇心を伝える人は少なくありません。

‌ただし、好奇心を持っては取り組めるか否かは対象によって異なるので、企業でも好奇心を持って取り組めることもアピールすると良いでしょう。

‌長所「好奇心」の例文

‌私の強みは、興味を持ったことを深く追求し、結果を出すための方法を考え抜けることです。
‌私は学生時代、塾の講師のアルバイトをしていました。自分の考えた教え方で生徒の成績が伸びることが非常に楽しく、どうしたらもっと分かりやすく教えることができるのかを追求しました。具体的には、教えるのが上手な先生の校舎に赴き、どのように教えているのかを研究したり、教えていて反応が悪かったところの改善ノートを作成したりしました。これらの試行錯誤の結果、自分の担当していた生徒の偏差値を、平均で3以上高めることができました。
‌私は塾での経験を通して、お客様の成果を高めるために試行錯誤をすることの面白さを感じました。貴社でもお客様に寄り添い、成果を出すために仕事をすることになるかと思いますが、どうしたら成果が出るのか熟考し、実際に行動に移していきたいと考えています。

‌⑮「粘り強さ」

‌長所として粘り強さをアピールするときに大切なのは、実際に取り組んだこととそれに伴う結果について的確に説明すること。
‌「粘り強く頑張った」と言うだけでは仕事でそれが再現できるか不明瞭なままになります。

‌仕事の現場でも活かせることが伝わるような表現になるよう意識してください。

‌長所「粘り強さ」の例文

‌私の強みは、粘り強いところです。

‌学生時代、就活対策のイベントを行う学生団体の代表をしておりました。その団体で企業5社を集めた合同セミナーを開催することになりましたが、開催日の1週間前にして、目標集客人数の50%しか達成できていないという事態が起こりました。ご協力いただいた企業の方々のためにも絶対に成功させなければならないという思いから、残りの1週間で目標人数を達成する方法を考えました。具体的には、イベントに来るメリットを言語化し、来たくなるような打ち出し方をすることを心がけました。また、メンバーに協力してもらい、声をかける量を増やしました。その結果、当日には無事に目標集客人数を達成することができました。

‌仕事をするようになれば、目標の達成が困難な場面に直面することがあるかと思います。そのようなときには自身の経験を生かし、達成できる方法を追求したいと考えています。

⑯「チャレンジ精神」

‌‌難しいことに果敢に挑むことはプラスのことです。しかし仕事では、チャレンジしたからと言って成果に結びつくわけではありません。

‌達成が難しい目的に対してどのような思考プロセスを辿り、その結果どう行動したのか。エピソードから理解できるような伝え方を意識しましょう。

長所「チャレンジ精神」の例文

私の強みは、目標達成が困難な状況でも諦めず、達成できる方法を考え抜けることです。

‌私は学生時代、ITのベンチャー企業で営業のインターンをしていました。厳しく目標設定をする企業で、入って1日平均で2件以上のアポイントを取ることが課されていました。そこで私は、アポイントを取るまでの流れを分解し、改善できる項目を全てリストアップしました。そして、最も効果がありそうなものから着手し、改善できたら次の項目に着手すると言ったかたちで技術を向上させました。その結果、1日で平均2.5件のアポイントが取れるようになりました。

‌社会に出て仕事をするようになれば、一見達成できなさそうな目標を達成しなければならないことがたくさんあるかと思います。そのようなときでも、どうしたら達成できるかを考え、愚直に取り組んでいきたいと考えています。

‌⑰「諦めない」

‌困難な状況に置かれても諦めずにやりきる力は仕事でも求められます。

‌しかし、単に「諦めないです!」と言っても説得力がないので、どのような思考を経て諦めないと決断したのか、そしてそれに伴ってどんなアクションをとったのかを詳細に説明するようにしてください。

長所「諦めない」の例文

私の長所は、周りを巻き込みながら目標達成に向けて努力をし、最後まで諦めないところです。
合格率が15〜17%といわれる宅地建物取引士資格を取得するために、大学の友人たちと勉強を始めました。始めの2ヶ月間は全員で間違えやすい問題を共有したりなどモチベーション高く取り組んでいましたが、その後勉強会があまり開催されなくなるというように諦めていく人が増えていきました。そこで私は難易度が高く、つまずきやすい問題をリストアップし、週に2回グループチャットにクイズを出すことを3ヶ月間続けました。次第に周りの意識も高まっていき、最終的には5人中3人が宅地建物取引士資格を取得でき、現在は残りの2人の勉強を支えています。
業務においても私の長所である最後まで諦めないところを生かし、周りも巻き込みながら目標を達成するために動いていこうと思います。

⑱‌「素直」

‌仕事の経験がない大学生を採用する新卒採用では、最初のうちは戦力にならないことが前提となっています。

‌できるだけ早く戦力になってもらう必要があり、企業はそれを、素直さで測ります。素直さを長所としてアピールする際は、謙虚さを持って学び、それによって得られた結果について詳しく説明することをおすすめします。

‌長所「素直」の例文

‌私の強みは、他者からの指摘を真摯に受け止め、改善に最大限生かすことができることです。

‌学生時代、体育会のバスケットボール部に所属していました。上級生になり、後輩の指導に当たっていた時に、コーチから全く後輩の成長に貢献できていないと叱咤を受けました。そこで、私は後輩の技術を向上させるためにはどうしたら良いのかを考えました。その結果、ルーティンと化していた練習メニューを見直し、後輩の弱点を克服するためのメニューに変更しました。その結果、自分の指導した後輩が飛躍的な成長を見せ、同期の中で最も早くベンチ入りしました。

‌社会に出たら分からないことばかりでしょうし、その都度ご指摘をいただくこともあるかもしれません。そのようなときは、今までの経験を生かし、自分の課題を克服するためにはどうしたら良いのかしっかりと考え行動に移したいと思っております。

⑲「慎重」

‌上で説明した真面目であるという性質がそうであったように、慎重さはマイナスに評価されるリスクがある資質です。

‌マイナスの評価を受けないためにもエピソードを可能な限り具体的にし、物事に対して抜かりなく取り組めることをアピールするようにしてください。

‌長所「慎重」の例文

私の強みは、「失敗するリスクを想定し、それを前提として準備ができるところ」です。

学生時代、文化祭の実行委員長としての活動に尽力していました。特に力を入れていたのは、私の代から始めることとなった芸能人の方に登壇いただくトークイベントです。有名な芸能人に来ていただけることに舞い上がっている雰囲気があったため、危機感を募らせていました。そこで、当日の運営で発生しうるリスクを徹底的に洗い出すよう呼びかけ、滞りなく当日運営ができるよう準備をしました。具体的には、当日の整理券の準備や、座席への誘導員の配置についてシミュレーションを行いました。‌その結果トークイベントは成功を収め、来場数も過去最大のものとなりました。

‌社会に出たら、失敗が許されないようなプロジェクトに携わることもあるかと思います。そのようなときでも、今までの経験を生かし、成功するために必要な準備を徹底していきたいと考えています。

‌‌長所の見つけ方5選

‌長所を伝える以前に、「アピールできるような長所なんて自分にはない...」と考えている人もいるかもしれません。
長所がない人の多くは、長所が見つけられていないことを錯覚しているだけです。

「長所 一覧」と調べて本記事を見ている方は「多すぎて、何を選べばいいか分からない」と悩むことがあるでしょう。

そんな方に向けて簡単にできる長所の探し方を5つ紹介します。

‌①MatcherでOB・OG訪問をして自分の長所を見つける

‌長所の伝え方は理解しているものの、自分自身の長所が明確に定まらないという方もいるのではないでしょうか?
‌この原因として考えられるのは
‌①自己分析が非効率的
‌②他己分析をお願いしていない
‌ことが考えられます。
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 ②社会人基礎力から探す

経済産業省が提唱している社会人基礎から当てはまる自分の長所を見つけることも一つの手です。

「新・社会人基礎力」とは人生100年時代と言われる世の中で、個人の企業・組織・社会との関わりがあるライフステージで活躍し続けるために経済産業省が定義付けたものです。

必要な基礎的な力(3つの能力/12の能力要素)を表した図が下の通りです。
社会人基礎力の図‌【参考】経済産業省「社会人基礎力」

社会人基礎力|3つの能力と12の能力要素とは

下記から自分に当てはまる力を探してみると、面接官にとって好印象に繋がる長所が見つかるかもしれません。

‌1.前に踏み出す力
・主体性
・働きかけ力
・実行力

2.チームで働く力
・発信力
・傾聴力
・柔軟性
・情報把握力
・規律性
・ストレスコントロール力

‌3.考え抜く力
・課題発見力
・計画力
・想像力

 ③身近な人に聞く

自分で長所を探すことは難しいですよね。そんな時は、周囲の人に自分の長所や性格を聞いてみることをおすすめします。

家族や友人、アルバイトの店長、ゼミの教授など、あなたの周りの人は、自分自身では気付いていない長所を見つけ出してくれるでしょう。
様々な人に聞くことで、必ずよく言われる絶対的な長所や、自分が抱いていなかった性格が見つかります。

④成功体験を書き出す

今までの人生で成功した経験から、長所を見つけ出す方法もあります。

成功体験を振り返る際におすすめの手段を紹介します。

・自分はそこでどんな役割を果たしたか
・どんな課題意識を持ったか
・具体的に起こしたアクションは何か

例えばこの例に当てはめた成功体験を述べると、

<成功体験>
部活動で部長として練習の指揮をとり、全国大会に出場した

<長所>
・チームワーク力
・人に寄り添うことができる傾聴力
・90人の部員をまとめたリーダーシップ力
・練習日程を管理した調整力

成功を導く際に、どんな働き掛けをしたのかを考えることで、自分なりの長所を見つけることができます。ぜひやってみてください。

⑤短所を長所に変える

長所の裏返しで短所を考えるといった話を耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか。
なぜそうするべきなのか、長所と短所の関係性について解説していきます。

短所と長所はなぜ表裏一体にするべきなのか?​​

前述の通り、短所と長所は表裏一体です。
長所を裏返した短所になっている方が、人柄や性格が想像しやすく、説得力が上がります。

自分の短所をあげて、それをポジティブに考えて長所として言い換えられる言葉に変えるといった方法(リフレーミング手法)は有効であるといえます。

しかし、必ずしも長所にもなるような短所を伝えることはおすすめできません。
長所にもなるような短所を伝えることは、「短所はない」と思われてしまう可能性もあります。

そのため、嘘や誤魔化しを行うことは避けて、素直に短所を伝えると良いでしょう。
短所に対して「今どう克服しているのか」など、短所とどう向き合っているのかを伝えることがポイントです。

長所を通して企業が見ている評価ポイントとは?

企業が魅力を感じる長所を考えるためには、長所を通して何を見ようとしているのかを把握する必要があリます。
‌企業がみなさんの長所を通して見ているポイントとは、何なのでしょうか?‌

‌長所を通して企業が見ているもの。それはずばり、入社後に活躍するポテンシャルです。
具体的には

‌・自己分析ができているか
企業が求める人物像にあっているか
‌・
伝える能力が備わっている(準備ができているか)

の3つの観点で判断しています。‌

‌中途採用と異なり、新卒採用は仕事の経験が全くない状態で企業に入社することになります。
‌そこで企業が注目するのが、今までに経験してきたこと。
‌今までの経験とそこから培われた資質・能力を知れば、仕事をするとなったときのパフォーマンスを推測することができます。

‌3つの観点を1つずつ説明していきます。

‌①自己分析ができているか

自分の長所を正しく理解することで、入社後にどのスキルを重点的に伸ばしていくべきか、逆に苦手をいかにカバーしていくか考えることができます。

自己分析ができている人は、企業にとって「自立できる人」という印象を与えます。
困難な状況でも、自分の長所を活かして行動ができるので、課題解決状況打破能力が高いと期待されるためです。

しかし、最初から自己分析がサクサクできる人は多くありません。
自己分析に苦手意識を持っている人にこそ、自己分析ツールの活用をおすすめします。

こちらの記事で紹介しているツールは主に5つ
・自分史の活用
・他己分析による客観的視点
・これからやりたいこと、将来なりたい自分の想像
・モチベーショングラフの活用
・エニアグラム診断

自己分析の方法にも相性があり、過去の経験をもとに分析したい場合は「自分史」「モチベーショングラフ」を活用することをおすすめします。

今の自分の感情や、周囲からみた視点を使って分析したい場合は「他己分析」「これからやりたいこと、将来なりたい自分の想像」をしてみるとよいと思います。

自分や周囲がまだ見えていない、自分の潜在的な一面を探りたければ「エニアグラム診断」などのテストを受けてみるのもよいかもしれません。ただし、注意すべきなのが、この診断は統計によって導かれた傾向であって、完璧に性格を分析しているわけではありません。

複数のツールを掛け合わせて、多面的に自分と向き合うことで、自己分析が行いやすくなるでしょう。

②企業が求める人物像にあっているか

‌会社の業界、募集職種によって、企業が求める人物は異なります。

短時間で、複数の成果を求められる場合もあれば、じっくり考えて、長期的に成果につなげていくことを求められる場合もあります。

その求める人物像と照らし合わせて、学生の長所が会社とマッチしているかを、企業は選考で判断しています。そのため、異なる会社で同じ内容の長所を伝えたとしても、選考の合否が変わることもあります。

③他者に伝える能力があるか

長所に限らないですが、エントリーシートや面接で自分のことを伝える能力があるかどうかは、企業が注目するポイントです。たとえ、自己分析を正確にできていて、自分で自分のことを理解できていたとしても、伝えられないともったいないです。

交際に例えてみましょう。
相手と付き合う中で、普段は性格がよくても、いざパートナーを目の前にすると緊張して人が変わってしまう場合、あなたの良さを理解してもらえず、お別れする可能性があります。

企業は、400文字程度のエントリーシートの内容、30分~1時間程度の面接で、学生の能力を見極め、入社後の伸びしろや、活躍の可能性を判断しなければいけません。そのために、学生がどれだけ準備をしているか、伝える能力があるかを見極めています。

‌就活の中で長所をなんとなく伝えている人は少なくありませんが、決して安易に考えてはいけません。企業で求められる強みと自分が持つ強みを熟慮した上で、伝える長所を考えるようにしてください。

‌長所を伝える基本の流れ

‌企業が長所を通して見ているポイントが分かったところで、実際に長所を伝えるときの基本的な流れを説明します。

‌①「私の長所は〇〇です。」

‌長所を伝えるときは、「私の長所は○○です。」というかたちで、結論を一番初めに持ってくるようにしてください。

‌結論を先にするのは、長所に限らず物事を伝えるとき全般に言えることです。こうすることで、その後に続く説明が何を伝えるものなのか理解を促すことができます。

‌②長所を裏付けるエピソード

‌長所に続き、それを裏付けるエピソードを伝えます。
‌ここで自分の長所が発揮された場面を的確に伝えられるか否かで長所から受ける印象が大きく変わります。

‌ただざっくばらんにあった出来事を伝えるのではなく、以下の4点に整理することを意識すると良いでしょう。

‌・長所が発揮された場面
‌・長所が発揮されたきっかけ
‌・実際にとった行動
‌・それによってもたらされた結果


‌面接では、説明したエピソードについて深く質問されることになります。どんな質問をされても答えられるよう、そのときのことを思い出し、内省することをおすすめします。

③入社後、長所をどう活かすのか

‌企業が長所を聞くのは、みなさんが入社後に活躍するかを判断するため。長所の締めとしてそれをどう活かすのか的確にアピールできれば、企業側も入社したときに活躍するイメージを想起しやすくなるでしょう。

おすすめできない長所一覧

以下は、長所としてあまりおすすめできない資質の一覧です。何度も伝えている通り、企業は長所を通して企業で活躍する見込みを判断しています。

‌「笑顔」や「明るい」といった性格は人として好ましいですが、仕事で活躍するイメージには繋がりません。印象を形成する上では大切ですが、長所として伝えるには適切ではないでしょう。

‌笑顔

‌笑顔が素敵なのは素晴らしいことです。しかし、それは面接官があなたの表情を見て判断すること。

‌会社が期待している強みはより仕事に活きてくる強みです。「コミュニケーション能力が高い」「協調性がある」などに言い換え、長所としてそのまま伝えることは避けるようにしましょう。‌

思いやり

‌思いやりがあることは人として大切です。しかし、企業に伝える長所としては不十分。

思いやりは数値などで表すことが難しく、長所としての説得力を面接の場で測ることが難しいです。また、入社後どのように「思いやり」が企業の経済活動に貢献するのかを想定するのは困難ですよね。

‌そのため「気配りができる」「協調性がある」「真面目」「忍耐力がある」といった、‌より企業の業績に貢献できる印象を与えられる長所をアピールしてください。

‌明るい

‌明るいか暗いかは面接官が判断すること。また明るいだけでは、企業に貢献しているイメージがわきません。

「協調性がある」「リーダーシップがある」「努力家」「気配りができる」「向上心がある」といった長所に言い換え、企業という組織のなかで役立つ能力があるとアピールすることがオススメです。

ポジティブ‌‌

‌ポジティブであることは仕事に活きる部分も当然あるでしょう。しかし、長所として伝えるのは不適切です。‌なぜなら企業への貢献があまりにも間接的だから。

‌‌例えば、「ポジティブな空気を生み出して、チームの士気を高めた」経験があるのであれば、「明るい性格」を長所とするよりも「リーダーシップ」として伝えた方が入社後に活躍するイメージが浮かびやすいですよね。

‌企業での活躍する様子がよりダイレクトに想像できるような資質を示す長所を伝えましょう。

【例文あり】ESで長所をアピールするコツ

【例文あり】ESで長所をアピールするコツ
ここまで長所の質問に対して、どう答えるのかについてポイントを紹介してきました。
ここでは、ESでの長所をアピールする時のコツについて紹介します。

ES(エントリーシート)で自分の長所を伝える場合、文字数が制限されることが多いです。
‌少ない文量にしたいが、内容の漏れはなくしたいと、葛藤する人も多いと思います。

そこで、最低限おさえておくべきことは、

・長所は具体的に記載する
・「長所(現在)」→「エピソード(過去)」→「長所の活かし方(未来)」の順番
・長所とエピソードに一貫性を持たせる
・企業の求める人物像を意識する
の4つです。

‌例えば、
私の長所は責任感があることです。学生時代には、大学のイベント集客を任され、当初20人程度しか集まっていなかった状態から、課題を特定し、改善を繰り返すことで、最終的に200人の集客を達成しました。
‌という長所の説明において、

①責任感がエピソードのどこで発揮されていたのかわかりづらい
②過去の話しかしていないので、入社後どのように活躍するかわかりづらい
③そもそも企業で「責任感」を長所とする人が求められているのか、わからない

などの点が指摘できます。
自分の長所とエピソードに一貫性があれば、エピソードの成果の大きさを気にしすぎる必要はありません。

上記の指摘点を注意して文章を修正すると
私の長所は困難な状況におかれた時でも諦めることなく打開する方法を考え、行動に移せる点です。大学のイベント集客を計画していたときに、この強みを発揮しました。開催2週間前の段階で、参加予定者が目標人数の2割程度の20人しか集まっておりませんでした。①学生にイベントが認知されていない②認知されても、魅力が伝わっていない、の2つの点に注目して、大学の各講義の前に生徒の前でイベント告知をしたり、学生数名を集めて、プレイベントを開催して魅力を伝えたりしました。イベント当日も予約数が目標の9割程度だったため、午前中に校内でイベント告知やビラ配りをして、なんとか目標数を超える人数を集客することができました。このように、『諦めず最後まで取り組み続ける力』を御社の営業職で活かしていきたいと考えております。クライアントから提案を拒まれつづけても、提案方法を改善しつづけ、成約に結び付けられると考えています。」(397文字)のようになります。

同じ責任感をもって取り組んだ内容でも、具体的にエピソードのどこで発揮されているのか、さらにその長所が入社後のどの場面で活かされるのか記入することで、企業側も学生の長所を理解しやすく、その後の選考でも注目する点がわかりやすくなります。

まとめ

これまで長所の一覧や長所の見つけ方、おすすめできない長所などを紹介してきました。

長所をESや面接で伝える際は、
‌・入社後に企業で活躍するイメージが想起しやすい長所を選ぶ
‌・「長所を裏付ける経験」と「入社後に長所をどう生かすのか」もあわせて伝える
‌ようにしましょう。

本記事が、自分なりの長所を見つける手助けになれれば幸いです。

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