
面接突破の確率を格段にあげる自己PRの5つの極意
2023/07/18
自己PRが面接の合否を左右する
面接の会場で必ずと言っていいほど質問される自己PR。いちいち変更するのがめんどくさいからと、どの面接でも話すエピソードが一緒だと言う人も少なくないのではないでしょうか?
しかし、これはかなり危険な状態。企業の求めている人物像はそれぞれであり、面接で評価しているポイントも異なります。どの企業に対しても一辺倒の自己PRをすると、選考を突破できるだけのポテンシャルあるにも関わらず、ミスマッチとの判断から落選する可能性があります。
自己PRは自分の能力や志向性をアピールするのに重要な役割を果たすもの。そこで、この記事では、面接に受かるべくして受かるための自己PRの極意を5つ説明します。
面接は相手の企業ありき。採用の可否を決めるのも、相手任せになります。まずは、相手を分析し、しかるべき戦略をもって面接に臨むようしてください。
自己PRの極意についての説明を始める前に、まずは採用側が自己PRを聞く意図について押さえておきましょう。
しかし、これはかなり危険な状態。企業の求めている人物像はそれぞれであり、面接で評価しているポイントも異なります。どの企業に対しても一辺倒の自己PRをすると、選考を突破できるだけのポテンシャルあるにも関わらず、ミスマッチとの判断から落選する可能性があります。
自己PRは自分の能力や志向性をアピールするのに重要な役割を果たすもの。そこで、この記事では、面接に受かるべくして受かるための自己PRの極意を5つ説明します。
面接は相手の企業ありき。採用の可否を決めるのも、相手任せになります。まずは、相手を分析し、しかるべき戦略をもって面接に臨むようしてください。
面接官が自己PRから見る資質とは?
面接官はみなさんの自己PRを聞くことでみなさんのパーソナリティや志向性を一度に読み取ることができます。それゆえ、面接選考の鉄板の質問として定着しているのです。まずは、自己PRから面接官がどんな資質を見極めているのかを見ていきましょう。
①自己認識力があるか
自分自身の強みを正しく認識し、それを伝える力があるかという点は採用側は必ず見ているポイント。もし、強みとエピソードの内容が乖離していたり、その学生の話ぶりや仕草からその強みを感じなかったりした際は、高い評価を得られません。
自身のアピールポイントを根拠立てて詳細に語れるか否かで、みなさんの評価は左右されます。また、この自己認識力は仕事を進める上でも大切な資質。言い換えると、「内省力」があるとも言えるでしょう。
例えば、3ヶ月後のTOEICテストで100点のスコアアップを自身に課したとします。その際に、内省力のある人は、理想と現状のギャップを言語化し、今足りない要素から3ヶ月の間やるべきことを、日々取り組むタスクに置き換えて実行することができるでしょう。
このように、できることやできないことを認識して改善に繋げられる人は、仕事上での成果も期待できるのです。
②採用要件を満たす資質、適性があるか
新卒採用は中途の採用と異なり、これまでのスキルや仕事での成果を評価できません。今後の伸び代、すなわちポテンシャルへの期待が採用の基準の1つとなります。
このポテンシャルを満たすかどうか、判断するための要素が自己PRとそれに紐づく過去の経験です。
これまでに、何かに熱中した経験がどれだけあるか、どんな成果を挙げ、何を学んできたのか。こうした過去のエピソードから活躍するイメージを見せられるかが勝負の鍵となります。
資質や適性が企業の求める人物像と合致していて、かつ一緒に働きたいと思ってもらえるか、今一度自身の自己PRを見直してみましょう。
③志望企業への熱意があるか
これは自己PRに限らず、すべての質問に共通することかもしれません。やはり、対面の面接において学生から感じる熱意、入社したいという本気度は面接通過の可否に大きく関わります。
もちろん、伝える内容による評価が大きいのですが、その学生の第一印象は面接全体の印象を大きく左右するでしょう。
自分の想いをぶつける際は、相手の目を見て心に「伝える」努力をしましょう。また、志望企業の理解度も、熱意を示す1つの要素となります。普段からの情報収集の積み重ねが、結果的に面接での志望度をアピールするのに繋がるはずです。
面接突破の確率を格段にあげる、自己PRの5つの極意
採用担当者が自己PRから見極める資質について見てきました。それでは、自己PRの5つの極意について詳しく見ていきましょう。
【自己PR例文集】
①業界研究・企業研究を徹底しよう
先述したとおり、面接の自己PRでは入社後にどんな活躍をしてくれそうかイメージをしてもらうことが大切です。これをいち早く達成するためには、業界研究や企業研究が不可欠。面接の自己PRに業界研究や企業研究が必要だという話は、あまり聞いたことがないと思います。
しかし、採用担当者に刺さる自己PRを考えるためには絶対に欠かすことができません。面接の自己PRに効く業界研究では、まずその業界がどのような構造になっていて、どのような業務が発生しているのか調べます。業務が把握できたら、その業務ではどんな能力や長所が必要なのかを考えてみましょう。
あまりイメージがわかない人は、OB訪問をして実際に話を聞きに行くのが有効です。これをすることで、企業がどんな資質をもった学生を求めているのかが理解できるでしょう。その資質をベースにした自己PRを面接で話せば、評価してもらえる可能性が高まります。
企業研究を通して、企業が求める人物像を把握しておくことも大切。採用ページに書いてある求める人物像は面接のなかで生かすことができます。
求める人物像をそのまま自己PRとして話すのはわざとらしいですが、自分の体験に即して自分の言葉で話せば、みなさんの長所として汲み取ってくれるはずです。
業界研究や企業研究のやり方は、下記記事に詳しくまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
②自分の「カギ」となる特長、原体験を探ろう
①を通じて、企業の求める学生像と仕事に必要とされる資質が把握できました。次にやるべきことは、それらを満たす自身の強みを探ることです。まだ、自分自身の強みがつかめていないと言う人は、幼少期からの過去の経験を洗いざらい整理することをおすすめします。
そこから、思い入れのあるエピソードをピックアップし、なぜ熱中していたのか、挫折を乗り越えられたのか、分析してみましょう。1つ1つの原体験を丁寧に深堀することで、共通する強みや弱みが見えてくるはず。
自己PRにおいては、その中のうち、企業の求める資質と一致するものをピックアップすることで、ミスマッチを防ぐことができるでしょう。
この際、気をつけて欲しいのは、強みからエピソードを探さないこと。企業の提示する理想に合わせようと、強みを自分の中に無理に定義すると、どこかで矛盾が生じます。必ず、過去のエピソードから、強みを探るよう意識してください。
前提となる背景の整理→自分が取ったアクション→アクションの結果
このような流れで書くことをおすすめします。自己PRのエピソードは初対面の人に、自分の経験を話さなければなりません。そこで、自分がどのような状況で、どんな点に課題意識を持っていたかを示します。
この点を、詳しく、分かりやすく説明することで、次に話す課題への打ち手の理解度が高まるでしょう。自分が取ったアクションについて話す際は、どのように考えてそのアクションに至ったのか、思考のプロセスが伝わるように話してみてください。
また、その結果、どれほどの成果が上がったのか、定量的に論ずると非常に具体性のあるエピソードになります。
「営業で売上100万円を達成した」
このように数字に落とし込むと、面接官の印象にも残りやすくなるでしょう。
このような、質問に正確に答えれば答えるほど、自己PRに説得力が増します。事前の準備徹底し、対応できるようにしておきましょう。
最後にお伝えしたいのが、エピソードを複数準備すること。
「その強みが他のところで活きたエピソードはありますか?」
自己PRで1つのエピソードを伝えた際に、上記のような質問をされることがあります。というのも、みなさんの本当の強みは、人生の経験のうち、たった1回しか発揮されるということはないからです。
そこで、自分の強みを活かして成果を出したエピソードを話の引き出しとしてストックしておきましょう。複数の話があることで、話の一貫性を保てるだけでなく、面接に対する心の余裕も生まれるでしょう。
しかし、採用担当者に刺さる自己PRを考えるためには絶対に欠かすことができません。面接の自己PRに効く業界研究では、まずその業界がどのような構造になっていて、どのような業務が発生しているのか調べます。業務が把握できたら、その業務ではどんな能力や長所が必要なのかを考えてみましょう。
あまりイメージがわかない人は、OB訪問をして実際に話を聞きに行くのが有効です。これをすることで、企業がどんな資質をもった学生を求めているのかが理解できるでしょう。その資質をベースにした自己PRを面接で話せば、評価してもらえる可能性が高まります。
企業研究を通して、企業が求める人物像を把握しておくことも大切。採用ページに書いてある求める人物像は面接のなかで生かすことができます。
求める人物像をそのまま自己PRとして話すのはわざとらしいですが、自分の体験に即して自分の言葉で話せば、みなさんの長所として汲み取ってくれるはずです。
業界研究や企業研究のやり方は、下記記事に詳しくまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。
②自分の「カギ」となる特長、原体験を探ろう
①を通じて、企業の求める学生像と仕事に必要とされる資質が把握できました。次にやるべきことは、それらを満たす自身の強みを探ることです。まだ、自分自身の強みがつかめていないと言う人は、幼少期からの過去の経験を洗いざらい整理することをおすすめします。
そこから、思い入れのあるエピソードをピックアップし、なぜ熱中していたのか、挫折を乗り越えられたのか、分析してみましょう。1つ1つの原体験を丁寧に深堀することで、共通する強みや弱みが見えてくるはず。
自己PRにおいては、その中のうち、企業の求める資質と一致するものをピックアップすることで、ミスマッチを防ぐことができるでしょう。
この際、気をつけて欲しいのは、強みからエピソードを探さないこと。企業の提示する理想に合わせようと、強みを自分の中に無理に定義すると、どこかで矛盾が生じます。必ず、過去のエピソードから、強みを探るよう意識してください。
③自己PRの構成を意識しよう

①②を経て、企業の求める資質に合わせた自分の強みを把握することができました。ここからは、いかに面接で聞き手を引き込めるかが勝負になってきます。まずは、自己PRを語る上で、意識すべき3つの構成について見ていきましょう。
1)結論を自分の言葉で完結に
面接官に「自己PRをしてください」と言われたら、まず結論から述べるようにします。つまり、「私のアピールポイントは〇〇です」といったかたちで、今から何についての話を始めるのか、一言で伝えるよう意識してください。
よくある失敗として、自己PRをエピソードから始めてしまう人がいます。これだと結論がどこにあるのか面接官が分からず、アピールしたいことが伝わりづらくなってしまうでしょう。
また、「リーダーシップ」「協調性」などありふれた言葉は、就活生に使い古されています。どんなリーダーシップなのか、どんな協調性なのか、自分の「人となり」が垣間見える表現だと、聞き手をグッと引き込むことができます。
よくある失敗として、自己PRをエピソードから始めてしまう人がいます。これだと結論がどこにあるのか面接官が分からず、アピールしたいことが伝わりづらくなってしまうでしょう。
また、「リーダーシップ」「協調性」などありふれた言葉は、就活生に使い古されています。どんなリーダーシップなのか、どんな協調性なのか、自分の「人となり」が垣間見える表現だと、聞き手をグッと引き込むことができます。
2)過去のエピソードに紐付けよう
結論で述べた特長に根拠を持たせるために重要になるのが、エピソードの具体性。このエピソードの質によって、みなさんの強みに対する評価が変わってきます。エピソードを語る際に注意すべきことは以下の通りです。
前提となる背景の整理→自分が取ったアクション→アクションの結果
このような流れで書くことをおすすめします。自己PRのエピソードは初対面の人に、自分の経験を話さなければなりません。そこで、自分がどのような状況で、どんな点に課題意識を持っていたかを示します。
この点を、詳しく、分かりやすく説明することで、次に話す課題への打ち手の理解度が高まるでしょう。自分が取ったアクションについて話す際は、どのように考えてそのアクションに至ったのか、思考のプロセスが伝わるように話してみてください。
また、その結果、どれほどの成果が上がったのか、定量的に論ずると非常に具体性のあるエピソードになります。
「営業で売上100万円を達成した」
「塾の生徒の偏差値を10以上アップさせた」
このように数字に落とし込むと、面接官の印象にも残りやすくなるでしょう。
3)強みが入社後にどう活きるのか、伝えよう
最後に、これまでの述べてきた、強みが未来にどう活きるのかを示しましょう。この時、業界の特性や仕事内容を踏まえて、強みを活かせることを提示できると、評価は格段に高くなります。
当たり前のことではありますが、就活の採用面接は企業で活躍してくれそうな学生を探すために行うもの。面接官に自分を売り込むためには、入社後に活躍してくれるイメージを持ってもらうことが最も有効です。
そのためにも、自分の強みが会社の成長に資することを伝えるのは、評価上、大切な要素になります。
当たり前のことではありますが、就活の採用面接は企業で活躍してくれそうな学生を探すために行うもの。面接官に自分を売り込むためには、入社後に活躍してくれるイメージを持ってもらうことが最も有効です。
そのためにも、自分の強みが会社の成長に資することを伝えるのは、評価上、大切な要素になります。
④自己PRへの質問の切り口を想定しよう
自己PRの構成が決まったら、基本の形はこれで完成。ここからは、自己PRにより深みを持たせるための準備を行います。ここでは、自己PRを伝えた後に、深堀されるであろう質問を想定しましょう。
面接官は、みなさんの長所を深く知るために、自己PRの内容について詳しく質問してきます。どんな質問が来ても明瞭に、一貫性を持って答えられるよう、エピソードについて振り返っておきましょう。自己PR関して、よく聞かれる質問には下記のようなものがあります。
面接官は、みなさんの長所を深く知るために、自己PRの内容について詳しく質問してきます。どんな質問が来ても明瞭に、一貫性を持って答えられるよう、エピソードについて振り返っておきましょう。自己PR関して、よく聞かれる質問には下記のようなものがあります。
・なぜそれをやろうと思ったの?
・一番大変だったことは?
・苦しかった時、どう乗り越えたの?
・苦しかった時、どう乗り越えたの?
・弊社ではその強みをどう活かせそう?
・その強みが弱みとして出てしまったことはある?
・その強みが弱みとして出てしまったことはある?
このような、質問に正確に答えれば答えるほど、自己PRに説得力が増します。事前の準備徹底し、対応できるようにしておきましょう。
⑤エピソードを複数用意しよう
「その強みが他のところで活きたエピソードはありますか?」
自己PRで1つのエピソードを伝えた際に、上記のような質問をされることがあります。というのも、みなさんの本当の強みは、人生の経験のうち、たった1回しか発揮されるということはないからです。
そこで、自分の強みを活かして成果を出したエピソードを話の引き出しとしてストックしておきましょう。複数の話があることで、話の一貫性を保てるだけでなく、面接に対する心の余裕も生まれるでしょう。
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