【例文あり】学生生活で得たことの作り方や構成を紹介します
2023/09/28
目次
企業が「学生生活で得たこと」を質問する意図3選
そもそも、なぜ企業は「学生生活で得たこと」を質問するのか、ご存じですか?
企業が「学生生活で得たこと」で質問する意図は以下の3つです。
①仕事に活きる内容であるかを知るため
②企業の求める人物像や価値観にマッチしているか知るため
③経験から学んで成長する力を知るため
それぞれ具体的に説明します!
企業が質問する意図について知っておくことで、より「学生生活で得たこと」について考えやすく、回答しやすくなるので把握しておきましょう!
①仕事に活きる内容であるかを知るため
「学生生活で得たこと」が仕事に活かせる経験であるか、を知るためです。
学生は、アルバイト経験やインターンシップなどの実務経験があっても、中途採用者のようなビジネスシーンでの実績や成果はないでしょう。
企業は業務上の実績や経験の代わりに、学生生活での経験やそこで得たことを質問することで「学生のポテンシャルを図りたい」と考えています。
②企業の求める人物像や価値観にマッチしているか知るため
2つ目の理由は、就活生の人柄や価値観を知り、企業の求める人物像に当てはまるかなどマッチ度を見極めるためです。
学生時代の経験から、応募者がどのようなことに関心を持ち、どのように行動をしたのか、そこで何を得たのかなどから、どのような人柄かを見ています。
いくら成功体験や大きな実績を残したとしても、応募者の人柄が企業の求める人物像や価値観に合わなければ、入社後の早期離職やトラブルにつながるリスクがあるため、避けたいです。
③経験から学んで成長する力を知るため
最後は「経験から学んで成長する力を知るため」です。
ここまで紹介した3つの意図の中で、1番重要なので抑えておきましょう。
1つ目でも解説しましたが、新卒は多くの場合、即戦力ではなくポテンシャルを評価されて採用されることが多いです。
最初は仕事ができなくても、経験や失敗から学びを得て、次に活かすことが期待されています。
そのため、学生生活での経験が必ずしも成功体験や大きな実績を残したものである必要は、ありません。
ありきたりな経験でも、そこからの学びが多かったり、成長できたと実感できたりするものが、企業が知りたいことです。
【ない人必見】「学生生活で得たこと」を探す方法3つの方法
これといって「学生生活で得たこと」といえる経験が、見つからないと不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
特に、コロナウイルスによる影響を受けたことで、活動が制限されるなどやりたいことができなかった就活生もいるでしょう。
ここでは「学生生活で得たこと」を探す方法について以下の3つをご紹介します。
①学生生活の出来事で印象深い経験を探す
②自分の強みから探す
③志望企業から探す
③志望企業から探す
それぞれ具体的に解説します!
①学生生活の出来事で印象深い経験を探す
授業や研究、サークル活動など、学生生活の出来事の中で印象深かったり、特に思い出に残っていたりする経験を思い出してみましょう。
深く記憶に残っている経験には、主体的に行動していたり、コトが上手く行くように努力していたり、何かしら成長を実感できるような瞬間があることが多いからです。
また、面接で話す際に深ぼられた質問をされても対応がしやすいでしょう。
ただし、その経験から成長できたと実感できなかった経験やただ遊びにいった経験などは控えてください。
②自分の強みから探す
エピソードではなく、自分の強みから探す方法もあります。
自分の強みは何かしらの経験を通して得たものであることが多いです。
また、強みを発揮した経験や自分の強みに気づいた経験でも問題ありません。
自己PRや自身の長所や短所について、既にまとめている方などは是非、強みから考えてみてください。
(ただし、自己PRなどの内容と丸被りはあまり良い印象を受けないので注意です)
③志望企業から探す
自身の経験から探せない場合は、志望している企業から考えてみましょう。
この方法では、必然的に学生生活で得たことが企業に活かせるものになっています。
①自分が志望する企業の業務内容や社風を調べ、企業が必要としている人材の特徴を考える
②その人材の特徴の中で、自分に当てはまっているものを抜粋する
③抜粋した特徴を学生時代のどのような経験で発揮したのかを考える
このように考えると、効率的にアピールする内容を決めることができます。
的確に伝わる「学生生活で得たこと」の流れ
「学生生活で得たこと」の内容がまとまったとしても、採用担当者に伝わっていなければ意味がないです。ここでは、相手に的確に伝わる「学生生活で得たこと」の伝え方・書き方の流れについて解説します。
①「私が学生生活で得たことは、○○です。」
学生生活で得たことを聞かれると、途端に学生時代のエピソードを長々と話し始めてしまう人がいます。
これは聞き手に冗長なイメージを与えるだけでなく、何を伝えたいのかを分かりづらくさせてしまうため注意が必要です。
「私が学生生活で得たことは〇〇です」と結論から伝えることで、エピソードから話し始めるよりも簡潔に伝えることができます。
結論から先に伝えるというやり方は、物事を伝えること全般に共通して言えることなので、覚えておくと良いでしょう。
②学生生活で得たことにまつわるエピソード
学生生活で得たことの根拠になるエピソードを説明します。
この際、ストーリーを把握しやすくするため、起承転結を意識した構成を意識しましょう。具体的には、以下のようなポイントでまとめるのがおすすめです。
・自分が取り組んでいたこと
・そこで起こったこと(良いことでも悪いことでも可)
・そこから得られた学び
③得たことをこれからも活かしていくこと
上でも述べたように、企業が学生生活で得たことを聞く意図は、入社後にも活きる学びがあったことを知ることです。
学生生活で得たことを社会に出てからどのように活かしていくのかについても言及すると良いでしょう。
こうすることで、入社後のイメージをしっかりと持っていることも伝わるはずです。
「学生生活で得たこと」をアピールするポイント3つ
書き方・伝え方の流れについて抑えたところで、「学生生活で得たこと」をアピールするポイントについて以下の2つを解説します!
①学生生活で得たことは抽象化する
②エピソードは具体的にする
③数字を入れて説明する
③数字を入れて説明する
①学生生活で得たことは抽象化する
学生生活で得たことを伝える際は抽象化して、企業の面接官が入社後のことをイメージしやすいようにしましょう。
そもそも「抽象化」とは、複数の情報に共通する要素を抜き出しまとめることです。
抽象化した内容を結論として伝えることで、聞き手側も理解しやすいでしょう。
②エピソードは具体的にする
根拠となるエピソードを具体化し、聞き手側に当時の状況をイメージさせましょう。
ここで注意してほしいことは、ダラダラと長く話してしまうことです。
伝えたいことだけをまとめて、その中で文章を作成するなど、できるだけ簡潔に伝えられるようにしましょう。
話した内容から、採用担当者が掘り下げた質問をしてくれるので、説明に不必要と感じる内容は省いてしまって問題ありません。
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以下では、実際の面接やESでどのように回答すればよいか、5つ例文を紹介します。③数字を入れて説明する
具体性を持たせるために、数字を入れることも効果的です。
面接においては、初めて話を聞く人にも分かりやすく伝える必要があります。
数字を用いて回答することで、より分かりやすくアピールすることができるでしょう。
例えば、「部活動の大会で、〇〇校中△位に入賞した」「アルバイトを通して、店舗の売上を〇倍にした」のように、数字を入れ込むのです。
そうすることで、初めてその話を聞く人でも、具体的にイメージすることができます。
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「学生時代頑張ってきたことがない」「ガクチカに使えるようなエピソードがない」このような悩みを抱えている就活生は多いのではないでしょうか。
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【経験別】学生時代に頑張ったことのガクチカの例文5選
ぜひ参考にしてみてください。
①ゼミ
私が学生生活で得たことは、目標を達成するまで挑戦し続ける行動力です。
私は、マーケティングゼミに所属しており、新商品開発プロジェクトのリーダーを務めていました。
当初は、市場調査を疎かにしていたため、試作品の売れ行きが芳しくありませんでした。
そこで、市場調査に注力し、市場ニーズの把握に取り組みました。
仲間と協力して、友人50名、同大学生100名、街の人50名、計200名へのインタビューを行いました。
それによって、新たに開発した商品の売上を約20倍に増やすことができました。
この経験から、目標を達成するための行動力を身に着けることができたので、御社に入社後も、目標を達成するために必要な行動を取り続けたいと思います。
②アルバイト
私が学生生活で得たことは、顧客に寄り添ったコミュニケーション能力です。
学生時代、アパレルショップでアルバイトをしていました。
当初、お客様に話しかけても相手にされなかったり、お客様の質問に対して最適な提案ができませんでした。
そこで、お客様の言動をよく観察したり、商品やトレンドに関する知識を身に着けたりしました。
その結果、お客様のニーズをだんだん汲み取れるようになり、提案した商品を購入していただくケースを増やすことができました。
この経験から、顧客の要望を汲み取った上での対話ができるようになりました。
③学業
私は研究を通じて、課題解決能力や思考力を身に着けました。
私は、大学で情報工学を専攻し、AIに関する研究に取り組んできました。研究内容は、画像認識技術を用いた自動運転システムの開発です。
研究では、画像認識技術の精度を向上させるために、様々な手法を実験しました。しかし、なかなか思うような成果が出ず、苦労しました。
そこで、画像認識技術の精度を向上させるためには、画像の特徴をより正確に抽出することが重要だと気づき、画像の特徴抽出手法の改良に取り組みました。
その結果、画像認識技術の精度を大幅に向上させることに成功しました。
この研究を通じて、課題解決力や思考力を身につけることができました。
これらの力を活かして、御社でAI技術の開発に貢献していきたいと考えております。
④サークル
私が学生生活で得たことは、周りを巻き込んで行動する力です。
私は、ダンスサークルで活動し、発表会に向けて、メンバーと協力して練習に取り組んできました。
発表会では計10曲を踊るため、3か月間ですべて仕上げる必要がありました。
厳しいスケジュールの中で、思うようにいかず、チームのモチベーションが下がってしまう時期もありました。
そこで、自分が真っ先に練習に来たり、ミスがあってもポジティブな声かけをしたりしました。
その結果、チームの士気を上げることができ、本番すべての曲を完璧に踊りきることができました。
チームメンバーの1人は、「〇〇がいなかったら、諦めてた気がする」と言ってくれました。
この経験から、周囲の人の士気を上げ、目標達成に導く力を身に着けました。
⑤趣味
私が学生生活を通して得たことは、新たな環境に飛び込み、挑戦する力です。
私は旅行が趣味で、学生時代に計13か国訪れました。
旅先では、環境保全のボランティア活動に取り組んだり、日本食レストランでウェイターとして働いたりしました。
ボランティア活動では、植樹活動や里山保全活動を通して、現地の文化に触れることができました。
異国の地に行くことに不安を感じましたが、挑戦したことで、さまざまな価値観に触れることができたり、素晴らしい経験をしたりすることができました。
この経験から、新たな環境に飛び込み、挑戦する力を身に着けました。
【重要】これはNG!?な学生生活で得たこと3選
では、「学生生活で得たこと」を考えるにあたって、気をつけておくべきポイントを解説します。
①大学以前の経験だけ話す
ガクチカや自己PRでも同様のことが言えますが、大学生活より前の経験だけを話すことは避けましょう。
なぜなら、面接官に「大学生活では何をしていたの?」「長い間何もしてこなかったのかな」と思わせてしまうからです。
もちろん、大学よりも前のエピソードを話すことは悪いことではありません。
採用担当者から聞かれる場合も多くあるでしょう。
ただし、自分から話す時には、基本的に大学時代のエピソードが中心になるようにしましょう。
②成果や結果だけを伝える
成果や結果だけを伝えてしまうと、十分にアピールできない場合があります。
なぜなら、結果の出し方は再現性が高いからです。
重要なのは、その成果や結果を得るまでの過程の部分です。
採用担当者は、学生生活で得たことを聞くことで「入社後に活躍できるか」を知りたいと考えています。
そのため、成果や結果と一緒に、過程の部分も話すようにしましょう。
③専門的な内容にしてしまう
専門的な内容は、話が伝わらない恐れがあるのでNGです。
誰が聞いても分かりやすい言葉に言い換えて話しましょう。
例えば、研究内容を話す時に、専門用語を多用してしまうと、肝心の内容が伝わらなくなってしまいます。
就活では、誰が聞いても分かるエピソードにすることが重要です。
第三者に話してみて、内容が上手く伝わるか試してみるのも良いでしょう。
学生生活で得たことは成功体験でなくても良い
自己PRや長所と異なり、学生生活で得たことは成功体験に根ざしてなくても全く問題ありません。今まで経験してきたことから何を得たのか考えることは、就活のみならず、自分の人生にも良い影響を与えるはずです。
ぜひ今までの経験を振り返って、自分のことを理解するきっかけにしてください。
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