ES(エントリーシート)に活きる自己PRの書き方
2019.02.07

ES(エントリーシート)を攻略するために
エントリーシート(以下ES)で頻繁に求められる自己PR。
どのような自己PRを書けば選考を突破できるのか分からず、悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?誇れることなど何もないと、あきらめムードになっている人もいるかもしれません。
しかし、心配は不要です。「企業が自己PRを求める理由」「自分の強みの見つけ方」「自分の強みを見せる上で重要なポイント」、この3つさえ知ってしまえば、たとえ特別な経験がなかったとしても、選考を突破できる可能性は格段に高くなります。
この記事では、自己PRで差をつけて、選考を突破する方法を紹介します。ぜひポイントを押さえて、みなさんのES作成に役立ててください。
ESを書く前に押さえるべき2つのこと

(1)大手企業のESは一瞬で合否の結果が決まる
もちろん企業によって様々ではありますが、エントリー数の多い人気企業では数人の採用担当に対し、数万にも及ぶESが送られてきます。ESは面接に進んでもらうかどうかを判断する、いわば「足切り」の選考。
ただでさえ、普段の人事業務で忙しいため、1人あたりにじっくりと時間をかける余裕はないのです。1週間もかけずに、わずか数日で合否の意思決定をする企業もあると言われています。特に大手の企業だと、1人のESにかける時間が1分足らずという状況も珍しくありません。
つまり、みなさんは限られた字数の中で、自身の「人となり」を伝る必要があるのです。自己PRはせいぜい400字ほど。400字で自分に興味を持ってもらい、面接で「会いたい」と思わせるESに仕上げましょう。
(2)面接はすべてESをもとに行われる
つまり、応募をする段階で、志望企業合格レベルの自己PRに仕上げなければならないのです。もしESに書いた内容と面接で話す内容に乖離があれば、面接官は不審に思うでしょう。面接では、「一貫性」が問われます。
逆に、ESの完成度が高ければ、それをもとに行う面接も上手く行くはずです。早いうちから、ES作成に取り組み、自己PRの深堀を徹底するようにしましょう。

どうして自己PRが問われるの?
人事はどうしてESにおいて、しばしば自己PRの記入を求めるのでしょうか?どのESの質問にも共通して言えることですが、人事の質問の意図を汲み取ることで、何を書けばいいのかの、筋道も立てやすくなります。
採用側の視点を常に意識しつつ、選考に臨むよう意識しましょう。ここでは、人事が自己PRを通して見極めている点について2つお伝えします。
①自己理解力があるか
自己PRは自分の強みについてアピールするもの。その際、的外れな強みを提示するようでは、選考の場では評価されません。
自分の強みを正しく認識し、それを言葉にする力があるか、ESでは問われているのです。仮に、ESでどれだけ立派な自己PRを書き上げても、面接でその強みが見られなければ、マイナスの印象を与えてしまうでしょう。
自分の特長をレベル感も含めて把握する内省力を持ち合わせているか、これも評価の軸となります。
②強みに再現性があるか

自己PRには「再現性」が不可欠。詳しく説明すると、「学生の強みと強みを発揮したエピソードを聞いて、その企業で活躍するイメージが湧くか」を見極めているのです。
新卒採用は中途採用と異なり、前職で得たスキルや評価をもとに、再現性があるかを判断できません。証拠となるのは、学生がこれまでに力をいれて取り組んできた経験のみ。この経験に具体性と熱量があればあるほど、成果を出すイメージを持ってもらえるでしょう。
新卒採用への期待は大きく、どの企業も力を入れています。みなさんは、自身の適性を踏まえ、ESを通して、強みを再現性を持たせて表現できるようにしましょう。
自己PRに有効な強みの見つけ方

はっきり言うと、これは危険です。なぜなら、企業ごとに求める人物像は異なり、それに伴う採用基準も異なるため。つまり、採用側の視点を考慮せずに、自分をアピールしてしまうと、評価されない恐れが出てくるのです。
せっかく手間をかけてESを提出するのですから、通過率を高めて、面接の選考に繋げたいところ。ここでは、自己PRに有効な強みの見つけ方を2つご紹介します。
(1)企業の求める人物像を知る
ESを読んだ人事が、あなたの活躍するイメージをより具体的に想起できれば、選考突破の確率は格段に上がります。先に触れた再現性を活用して、志望企業で求められる資質と自身のエピソードから抽出できる資質を一致させましょう。
そのためには、企業研究を通して、求める人物像について把握することが重要。企業研究と一口に言っても、単純にコーポレートサイトや新卒採用のページを確認するだけでは不十分です。会社説明会や座談会で話を聞いたり、OB訪問などで実際に現場の社員の方に質問をしたりしましょう。
業界や企業のリサーチを入念に行うことで、自分自身が働くイメージも明確になり、どのような資質が求められるか推測しやすくなるはずです。
(2)エピソードから強みを探る
就活生のみなさんがよくやってしまうミスとして、自己PRで伝える強みとそれの根拠となるエピソードがバラバラになってしまうことが挙げられます。典型的な例としては、自分の強みをなんとなく洗い出し、それに紐付けるかたちで、無理やりエピソードを持ってくるパターンです。
このようなかたちで自己PRを作ると、強みとエピソードに一貫性がなく、説得力が出ません。強みとして書くものもありふれた要素になってしまいます。これを避けるためには、まず自分が話したいエピソードをピックアップし、そのエピソードから発揮された強みを抽出するのです。
こうすることで、強みとエピソードに一貫性が出て、何より強みとして出てくる言葉がオリジナリティのある、魅力的な表現になるでしょう。過去の深堀をしたり、自分の原点に回帰したりする際は、以下の記事を参考にしてください。
自己PRに盛り込むべき要素と構成
(1)自分のパーソナリティ
ここで、意識するべきは、自身のパーソナリティを洗い出し、企業の求める人物像と擦り合わせること。当然、偽りの特性をESで記入しても仕方ありません。面接ですぐに見抜かれてしまうでしょう。
一方で、企業が採用したい人物像に対し、「自身の特性をどう魅せるか」という戦略立ては忘れないようにしてください。
(2)強みを裏付けるエピソード
過去の史実を洗い出し、パーソナリティを発揮した事実やそれが形成された原体験に着目してみましょう。1つ1つの経験を掘り下げたり、比較したりすることで、ようやく見えてくるのがあなたのパーソナリティです。自身の経験から見出した強みは、根拠を伴った説得力の高い仕上がりになるでしょう。
(3)強みが会社でどう活きるのか
自分のパーソナリティとその根拠となるエピソードを伝え、自分がどう活躍できるか述べることで、採用するメリットを訴求できるのです。自身の強みがどう活きるかを自己PRで言及するには、その業界の構造や仕事内容の特徴についての理解が必要でしょう。その企業で活躍するにはどんな能力や資質が必要かの仮説を立てるためにも、業界、企業研究は事前に行うよう心がけてください。
自己PRの例文一覧
ESにおける自己PRの要素と構成について理解できましたでしょうか?上記を踏まえた例文を、アピールしたい長所ごとに紹介します。みなさんの強みに会った例文を参考にしてください。
「努力家」の自己PR例文
「コミュニケーション能力」の自己PR例文
「チャレンジ精神」の自己PR例文
「協調性」の自己PR例文
「行動力」の自己PR例文
「笑顔」の自己PR例文
「責任感」の自己PR例文
「サークル」の自己PR例文
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