ガクチカとは?誰でも書ける基本構成と例文、自己PRとの違いを解説

2025/07/15
ES対策
自己PRの書き方
自己PRの例文
目次
1.
ガクチカとは?
2.
‌ガクチカと自己PRの違いとは?
3.
就活でガクチカが聞かれる理由
4.
就活におけるガクチカの評価基準
5.
ガクチカの探し方3選
6.
‌【7STEP】ガクチカの基本構成
7.
【例文】ガクチカのアピール内容別9選
8.
ガクチカを書く時のコツ5選
9.
ガクチカと自己PRに一貫性を持たせる方法
10.
自己PRとガクチカのネタは同じで良い?
11.
自己PRとガクチカが同じ内容になってしまう時の対処法
12.
‌【Q&A】ガクチカを書く時のよくある疑問
13.
‌終わりに
「あなたのガクチカはなんですか?」
‌エントリーシート(ES)や面接で定番となっているこの質問。「全く思いつかない!」「どうやって書いたらいいの?」と戸惑っていませんか?

本記事では「なぜ企業は就活の選考でガクチカを聞くのか」「ガクチカと自己PRの違いったなに?」といった疑問を解消したうえで、ガクチカの書き方を紹介します。

例文も掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。

ガクチカとは?

ガクチカとは、「学生時代力を入れたこと」の略です。

ガクチカはその意味のとおり学生時代に力を入れたこと・頑張ったことをアピールする項目です。授業やゼミ・サークルを含めた大学生活、アルバイトやインターンなどの就業経験、ボランティアなどの社会貢献活動など、大学時代の経験や困難を乗り越えたエピソードがガクチカの回答になります。

リクルート就職みらい研究所の就職白書2023によると、84.2%の企業が採用活動中にガクチカの聞き取りを行ったと解答しており、就職活動で定着している質問の一つであることが分かります。

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‌ガクチカと自己PRの違いとは?

面接やESを書く際に、ガクチカと自己PRの違いで迷ったことはありませんか?これら二つの明確な違いは「評価軸」と「時間軸」です。

以下で詳しく、解説していきます。

①評価軸の違い

採用担当者が重視して評価するポイントは、ガクチカと自己PRとで異なります。その違いを踏まえて書くことで、より採用担当者の意図を汲み取ったガクチカ・自己PRを作成することができます。
「ガクチカ」「自己PR」「志望動機」の関係


〈ガクチカで見られるポイント〉
・強みの根拠となるエピソード
・その体験をどのように業務に生かせるか
・なぜそれに打ち込んだのか
・その経験から何を得たのか

〈自己PRで見られるポイント〉
・学生の強みや長所、能力
・強みが企業が求めている人物像にあっているか

自己PRで企業がみているポイントは、学生の強みや長所、人柄、能力です。しかし、ただ強みや長所、人柄、能力を並べただけでは良い自己PRとは言えません。

大切なのは、強みが企業の求めている人物像にあっているかです。そのため、企業がどのような人物を求めているのか事前に調べておく必要があります。

また、ガクチカと同様に事実だけでなく、具体性や客観性を意識して自分の意見を書くことが重要です。

②時間軸の違い

次に、時間軸の違いについて説明します。

ガクチカと自己PRはどちらも自分の強みや能力を示すことが目的です。

しかし、ガクチカは「過去」の経験から物事に対してどのように取り組み、どのように企業に貢献できるかどうかを判断するのに対して、自己PRでは「現在」も変わらずに持っている長所や人柄を問われています。

この点を意識してより良いガクチカ・自己PRを書きましょう。

就活でガクチカが聞かれる理由

では、なぜ企業はガクチカを聞くのでしょうか?ここからは、企業がガクチカを聞く理由について解説します。

▼企業がガクチカを聞く理由
・求める人物像にマッチするか確認するため
・人間性や価値観を知るため
・何に挑戦し、どのように努力してきたか知るため

以下で詳しく解説していきます。

求める人物像とマッチするか確認するため

企業は、エピソードから自社が求める人物像とマッチしているかを判断しようとしています。

例えば、ミスなく完璧な仕事をすることを目標としている企業があるとします。そんな中で、失敗を恐れずにチャレンジ精神をもって物事に取り組む行動特性を持っている学生が応募してきたとしましょう。この場合、求める人物像とはマッチしないと判断され、不合格となることがあります。

求める人物像や企業文化と一致しない人材の採用は、企業と学生の双方にとって良くない結果を生んでしまいます。そのためガクチカを聞いて学生の物事への取り組み方を知ることで、企業と学生のミスマッチを防いでいるのです。

人間性や価値観を知るため

企業はガクチカを通し、就活生の人間性や価値観を知ろうとしています。

企業側は人間性が低い人や価値観が自社の社風と合っていない人を採用したくはありません。就活生の過去のエピソードを聞き、それを深掘りしていくことで、その人の個性・物事に対する考え方・大切にしていることなどを探っています。

何に挑戦し、どのように努力してきたかを知るため

企業はガクチカを知ることで、学生がどのように努力してきたかを知ろうとしています。

リクルート就職みらい研究所の就職白書2023によると、『学生時代に力を入れたこと(いわゆる「ガクチカ」)で評価すること』として、80.9%の企業が『力を入れたことへの取り組み方』を、78.5%の企業が『力を入れたことから学んだこと』と回答しています。
学生時代に力を入れたこと(いわゆる「ガクチカ」)で評価すること
企業は力を入れたことそのものやそれによる成果ではなく、どのように取り組み、努力してきたかを重視しているのです。ガクチカでは自分がどのように努力したかが伝わるようにアピールしましょう。

就活におけるガクチカの評価基準

企業がガクチカを聞く理由がわかったところで、企業がどのような評価基準を持っているのかを確認していきましょう。

ガクチカの評価基準を意識しながら書くことで、採用担当者が魅力的に感じる、評価されるガクチカに仕上がります。

▼ガクチカの評価基準
・エピソードに再現性があるか
・入社後に活かせる学びを得ているか
・「人柄」や「考え方」を示せているか

以下で詳しく解説していきます。

エピソードに再現性があるか

評価基準の1つ目はエピソードに再現性があるかです。つまり、ガクチカに書いた経験を企業に入社してから活かすことができるかを見ています。

素晴らしい経験をしていても、成果を得るためにどのような行動を取ったのかがわからない場合、同じような成果を出すことができるか企業側は疑問を抱いてしまいます。

そのため、ガクチカでは成果よりもプロセス・過程が伝わるようにアピールしましょう。

入社後に活かせる学びを得ているか

評価基準の2つ目は入社後に活かせる学びを得ているかです。どんなに良い学びを得ていても、その企業で活かすことができなければアピールにはなりません。

例えばエンジニア採用を行っている企業があるとします。そのような企業に対して、「営業のインターンで営業成績1位を獲得した」というガクチカでアピールした場合、評価は高くなるでしょうか。とても素晴らしい経験ですが、エンジニアという仕事にどのように活かせるのか、入社後の活躍の姿をイメージしづらいでしょう。

ガクチカでは「経験から得た学びが企業の仕事に活かせるものである」ということをアピールする必要があります。

「人柄」や「考え方」を示せているか

評価基準の3つ目は「人柄」や「考え方」を示せているかです。あなたがどんなに素晴らしい人でもエピソードの中で伝わらなければ意味は無くなってしまいます。

自己分析をし、自身のアピールしたい「人柄」や「考え方」を洗い出した上で、ガクチカを作ることで効果的に面接官に良さを伝えることができます。

ガクチカの探し方3選

いざ、ガクチカを書こう!と思っても、「自分は何を頑張ってきたんだろう?」「ガクチカが見つからない」と困っている方も少なくないと思います。

ここでは、ガクチカ探しに困っている人に向けて、就活で採用担当者に刺さるガクチカの見つけ方を紹介します。

▼ガクチカの探し方
・目標に向かって努力した経験を振り返る
・ほめられた経験を思い出す
‌・‌企業の求める人物像から過去を振り返る

以下で詳しく解説していきます。

目標に向かって努力した経験を振り返る

ガクチカを探す際には、目標に向かって努力した経験を振り返ると良いでしょう。

部活動やサークル活動、バイトや日常生活で「大会で優勝する」「毎日ランニングする」のように、目標を定めて努力した経験はありませんか?

目標に向けてどのように努力し、努力したのかを具体的に伝えることで採用担当者に成長意欲を伝えることができるでしょう。

ほめられた経験を思い出す

周りからほめられた経験をもとにガクチカを作成することも可能です。自分では当たり前と思って行動していたことが、周囲の人にとって優れた能力であると評価されることがあります。

例えば、「何事にも全力で取り組んでいて素晴らしい」とほめられた経験があった場合、真剣に物事に取り組む真面目さを示すエピソードとして伝えることができます。

これまでの出来事を振り返り、過去に自分を褒めてくれた人がいないか思い出してみてください。褒められた経験から自分の長所や強みを見つけ、説得力のあるエピソードとともにガクチカを作り上げましょう。

企業の求める人物像から過去を振り返る

どうしてもガクチカとしてアピールする内容が思い浮かばないという時には、まずは企業の求める人物像を把握します。そして、その求める人物像に合致する行動をした経験がないかを振り返りましょう。

例えば、「新しいことに進んで挑戦する人」を求めている企業があるとします。そんな時には、自ら進んで挑戦した過去の経験が無いかを思い出してみてください。その経験をもとにガクチカを作成することによって、企業の求める人物像に合わせたアピールをすることができるでしょう。

ガクチカ探しに困っている人へ

ガクチカがないと困っている人は、自分の経験による強みを正確に分析できていないだけの可能性があります。「学生時代、特に頑張ったことがない」「アルバイトはしていたけどガクチカとは言えない」と思っている人は、就活の先輩に相談してみませんか?これまでの経験を話していく中で、自分の強みに気づき、ガクチカを見つけることができるかもしれません。
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‌【7STEP】ガクチカの基本構成

ガクチカが見つかったら、実際にガクチカを書いていきましょう。ガクチカを書く時には、以下の7つのSTEPで書き進めていきます。

▼ガクチカの基本構成
STEP1:結論
STEP2:挑戦したきっかけ
STEP3:目標や問題
STEP4:解決に向けた具体的な行動
STEP5:行動により得た結果・成果
STEP6:経験から学んだこと
STEP7:入社後どのように活かすか

▼7STEPに沿って書いたガクチカの例
STEP1:結論
私は居酒屋のアルバイトで主体的な行動力を身に付けました。

STEP2:挑戦したきっかけ
アルバイトを始めたきっかけは、人と話をすることが好きで、お客様との会話を楽しみながら接客のスキルを身に付けたいと考えたためです。

STEP3:目標や問題
店舗としては、常連のお客様が80%以上であり、売上がなかなか伸びないことが課題となっていました。

STEP4:解決に向けた具体的な行動
そこで、アルバイトのメンバーで協力しながら、料理や店内の雰囲気、接客の様子をInstagramで発信し、新規のお客様の獲得を目指しました。

STEP5:行動により得た結果・成果
その結果、新規のお客様が40%となり、売上も3割伸ばすことができました。

STEP6:経験から学んだこと
この経験から、自ら提案し、実行に移す姿勢が重要であることを学びました。

STEP7:入社後どのように活かすか
貴社でも、積極的に新しいアイデアを試行して現状を打破し、新しい結果を得るために行動します。

以下で詳しく解説していきます。

STEP1:結論

まずは、自分が何を頑張ってきたのか、何を得たのか結論を伝えましょう。

最初に結論を述べることによって採用担当者はその後の話の流れを掴みやすくなります。エピソードの背景から話し始めてしまうと、結論までの時間が長くなり、結局学生時代に何を頑張ったのかが伝わりづらくなってしまいます。

これはガクチカだけに限らず、自己PRや長所でも同様です。就活では結論ファーストを意識しましょう。

STEP2:挑戦したきっかけ

次に、なぜそれを頑張ろうと思ったのか、挑戦したきっかけを伝えます。

きっかけはできるだけ完結にまとめ、この後の「課題」や「解決に向けた行動」をメインに伝えるように意識しましょう。

STEP3:目標や問題

続いて、どのような目標を掲げたのか、どんな問題があったのかを伝えます。目標や問題を伝える際には、その時の状況をわかりやすく書くようにしましょう
具体的には、「日商簿記準1級の合格」や「サッカー部員のモチベーションの差から練習がスムーズに進まなかった」等です。

STEP4:解決に向けた具体的な行動

次に、ガクチカで最も大切な要素である、解決に向けてどのように行動したのかを書きましょう。

目標を達成するため、問題を解決するために具体的に「どのような行動を起こしたのか」「なぜその行動を起こしたのか」は、採用担当者が一番気になるポイントです。
「努力した」「頑張った」といった抽象的な表現ではなく、具体的にどのような工夫を凝らしたかを伝えるように意識しましょう。

STEP5:行動により得た結果・成果

次に、その行動によって、どのような結果・成果が出たのかを伝えましょう。

この時、必ずしも大きな結果である必要はありません。思った結果が出なかったとしても、努力や工夫の過程を伝えることによって、内容に厚みを持たせることができます。

STEP6:経験から学んだこと

次に、この経験から得た学びを伝えましょう。

「主体的に行動することの重要性を理解した」「リーダーシップを培うことができた」など、端的にわかりやすくまとめましょう。この時、企業の求める人物像と関連させて、強みを伝えられると、企業とのマッチ度の高さをアピールすることができるでしょう。

STEP7:入社後どのように活かすか

最後に、この経験を入社後にどのように活かしていくかを伝えましょう。

ガクチカでは「経験から得た学びが企業の仕事に活かせるものである」ということをアピールする必要があります。具体的にどのような業務に活かすことができるのかを伝えることで、企業で活躍する姿をイメージしやすくなるでしょう。

文章構成を決めずに書き始めてしまうと、最終的に何を伝えたいのかわからない冗長な文章になってしまいます。ガクチカを書く時には、この7STEPに当てはめて考え、エピソードを整理して伝えましょう!

【例文】ガクチカのアピール内容別9選

ここからは、ガクチカの例文を頑張った内容別にご紹介します。ここで紹介する例文は、全てガクチカの書き方で紹介した7STEPに沿って書いています。
例文を参考に、自分だけのガクチカを書いていきましょう!

ガクチカ例文1:アルバイト

私が学生時代に力を入れたことは、カフェのアルバイトです。特に忙しい時間帯の業務効率を向上させるために、スタッフ間の連携に関する取り組みを行いました。
現行のシステムでは注文の取り込みや処理に時間がかかり、スタッフ間の連携ミスが原因でクレームが多発していました。この問題を解決するために、まず新しいオーダーシステムを提案しました。さらに、スタッフ間の連携ミスを改善するため、定期的なミーティングを設け、情報共有やフィードバックの機会を確保しました。
これらの取り組みの結果、クレーム数は半減し、売上は20%向上しました。この経験を通じて、チームでの連携の大切さと、問題解決に向けて自発的に行動することの重要性を学びました。貴社に入社後も、チームで連携することでより大きな成果を残したいと考えています。

ガクチカ例文2:サークル活動

私が学生時代に力を入れたことは、サークル活動です。所属する〇〇サークルでは入会者が年々減少しており、前年は定員の半数しか集まりませんでした。最大の課題は「活動の雰囲気が伝わりにくい」点にあると考え、私は「参加しやすさ」と「親しみやすさ」を重視した企画を立案しました。交流メインのゲームやワークショップを実施し、SNSで活動内容も発信。さらに、全メンバーに役割を分担することで、効率的な準備体制を整えました。その結果、参加者は前年の1.5倍、入会者は2倍となり、サークルの雰囲気も明るくなったと好評を得ました。この経験から、課題を的確に捉え、周囲を巻き込みながら解決に導く力を学びました。貴社でも、現場課題に主体的に取り組み、成果に繋げていきたいと考えています。

ガクチカ例文3:ゼミ・研究室

私が学生時代に力を入れたことは、ゼミの研究活動です。分子化学研究室に所属し、ゼミのメンバーとともに、新規蛍光性化合物の設計と合成を行いました。
研究を本格的に始動するためには、応用的な理論を取得する必要があり、ゼミに入って4か月間は勉強に時間を割かれてしまいました。私と同じような状況の学生が多くいたため、専門書を購入して分かりやすいようにまとめ、ゼミ生に共有しました。その結果、ゼミ生の理解が広くなり、ゼミ全体の質も向上しました。
次年度も同じような状況が続くと考えられるため、後輩にも引き継いでいきたいと考えています。

ガクチカ例文4:学業

私が大学時代に力を入れたことは、心理学の勉強です。将来は、臨床心理士として苦しむ人を救いたいと考えています。しかし、私の家庭は決して裕福ではなく、無理を言って現在の大学に進学させてもらいました。私は、自分の夢を諦めずに、親の負担を減らしたいと考え、入学後1年間の成績によって支給が決定する奨学金の取得を目指しました。そのためには400人中1位の成績を取る必要がありました。臨床心理士という夢をかなえるためには、実践的な難しい授業も取得する必要がありましたが、日々の努力を欠かさず、ひたすらに勉強に取り組みました。その結果、目標としていた奨学金をいただくことができました。
この経験から、大きな目標を達成するためには、日々の努力の積み重ねが不可欠であることを学びました。今後もどんなに困難な課題にぶつかっても、粘り強く努力を続けることで目標を達成していきます。

ガクチカ例文5:ボランティア活動

私が学生時代に力を入れたことは、地域の子どもたちへの学習支援ボランティアです。学習塾には通うことのできない小学生に向けて学習支援を行いました。
参加者は10名で、みんな算数に課題を抱えていたため、算数に特化した学習支援を行いました。まずは、算数に興味を持ってもらうための工夫として、一緒に買い物に行きながらお金の計算をしたり、ケーキを切り分けながら分数について理解を深めたり、実践学習に重きをおきました。
その結果、ほとんどの生徒が40点から80点へと点数が上がり、何より、算数を学ぶことが楽しいと、笑顔で訪ねてくる子が増えました。
この経験から、自分の成長のためだけでなく、相手の成長のためにできることは何かを考え行動する視点を身に付けることができました。貴社でも、顧客の成長のために行動していきたいと考えています。

ガクチカ例文6:インターン

私が学生時代に力を入れたことは、営業のインターンシップです。WEBサイトの作成を行っている会社で法人向けの営業を行っていました。
インターンでは、インターン生の最高記録である月5件の成約を目指し、テレアポ営業を行っていました。しかし、アポ率が非常に低く、月1件も成約に繋がらない時期がありました。自分のトーク力に問題があると考え、テレアポの録音を社員に聞いていただいてFBをいただいたり、勤務時間後に時間をいただき、ロールプレイングをしていただいたりなど、改善点の発見に務めました。その結果、ヒアリング不足に原因があることが分かり、課題解決型のテレアポを意識したトークを磨くきっかけになりました。
最終的には、毎月5件という目標をコンスタントに達成できるようになり、最高月10件の成約につなげることができました。この経験を通じて、PDCAサイクルを回すことの重要性を学びました。御社でも、PDCAサイクルを回し、至らない部分を改善し続け、大きな成果を残していきたいと考えています。

ガクチカ例文7:留学

私が学生時代に力を入れたことは、カナダへの留学です。Matcher大学へ1年間の留学を行い、法律について勉強をしました。
クラス内でグループディスカッションを行う機会がありましたが、様々な国の人が集まっているため、ちょっとした発音の違いやスラングによって、コミュニケーションが取れないといった問題がありました。実践経験を積むこと、TOEICの点数を伸ばすことが解決の近道であると考え、日々の勉強と積極的にコミュニケーションを取ることを意識して行動しました。
その結果、留学が終わるころにはグループのリーダーを務められるほどにまで語学力が上がり、円滑なコミュニケーションを取ることができるようになりました。また、帰国後のTOEICでは900点を取ることができました。
この経験は、貴社の国際的なビジネス環境で活かしていきたいと考えています。

ガクチカ例文8:資格の取得

私が学生時代力を入れて取り組んだことは、簿記2級の資格獲得に向けた勉強です。
大学の授業で会計の面白さに触れ、専門知識を深めたいと思ったことがきっかけです。初学者である自分にとっては、短期間での合格は難易度が高いと感じたため、試験日から逆算して学習スケジュールを作成し、毎日2時間の学習時間を確保しました。また、理解が浅い論点は動画や参考書を併用し、週末には模擬問題を解いて定着度を確認しました。途中でスランプもありましたが、進捗を見える化することでモチベーションを維持しました。その結果、大学2年の秋に一発合格をすることができました。この経験から、目標に向けて着実に努力を積み重ねる力の大切さを実感しました。貴社においても、計画的に物事を進め、困難に直面しても粘り強く取り組む姿勢を活かしたいと考えています。

ガクチカ例文9:日常生活

私が学生時代に力をいれたことは、毎朝の早起きを習慣化することです。大学入学当初は生活リズムが乱れがちで、午前中の授業に集中できないことが課題でした。このままでは学業にも悪影響が出ると感じ、改善に取り組むことを決意しました。まずは6時起きを目標に、毎晩同じ時間に寝るよう心がけ、朝に運動や読書など楽しみな予定を入れて継続しやすくしました。また、成果を記録することでモチベーションを維持しました。その結果、半年後には自然と早起きできるようになり、午前中の活動効率が大きく向上しました。この経験から、自分を律し、目標に向けて継続する力が習慣によって培われることを学びました。貴社においても、日々のタスクや時間を自己管理しながら、安定して成果を上げる力として活かしていきたいと考えています。

ガクチカを書く時のコツ5選

ここからは、ガクチカを書く際のコツを5つご紹介します。基本構成に沿ってガクチカを書くことができたら、これからご紹介する5つの要素を確認して、より魅力的なガクチカに仕上げていきましょう。

▼ガクチカを書く時の5つのコツ
・具体性を持たせて書く
・企業が求める人物像に合わせる
・語尾をととのえる
・作ったものは添削してもらう
・自己PRとの一貫性を持たせる
以下で詳しく解説していきます。

具体性を持たせて書く

ガクチカから得た学びはほかの学生と内容が被ることがあります。そこで大切になってくるのが、エピソードの具体性です。最終的に同じような学びがあったとしても、その内容にオリジナリティや具体性があれば、採用担当者の印象に残りやすくなります。

例えば、下記のような具体性のないガクチカではどう力を入れたのか想像しにくく、魅力的なガクチカとは言えないでしょう。

【具体性のないガクチカの例】
私が学生時代に力を入れたことは、アーチェリー部の活動だ。試合で勝つために必死で練習を行った。その結果、大会で優秀な成績を残すことができた。

上記の例では、アーチェリー部の活動を頑張っていたことは分かりますが、どれくらい頑張ったのか、どれくらい凄い賞をとったのかイメージがつきにくいですよね。

ここに具体的な数字や行動、成績を入れた例が下記です。

【具体性のあるガクチカの例】
私が学生時代に力を入れたことは、アーチェリー部の活動だ。関東1位を目指すため、週5の部活動の練習に加え、毎日1時間の自主練習を3年間続けた。その結果、練習の成果が実を結び、大学3年の大会では関東1位を達成することができた。

2つを比べてみて、いかがでしょうか。
【具体性のあるガクチカの例】では、「必死で」「優秀な成績」などのあいまいな表現を減らし、具体的な数値や実績を用いています。誰でも分かる数値や実績を用いることで、より場面がイメージしやすく、魅力が伝わりやすくなりますよね。

エピソードに具体性を持たせることが説得力のあるガクチカを作成するコツです。

企業が求める人物像に合わせる

2つ目のコツは、企業が求める人物像に合わせてアピールすることです。

採用担当者に魅力的に感じるガクチカを作成するためには、企業の求める人物像を理解する必要があります。採用担当者に「この学生は自社で活躍してくれそう」と思ってもらえるよう、なぜそのような人物像を設定しているのかという、背景まで考えてみると良いでしょう。

自分の長所や強みが企業が求める人物像と合致しているかを見極め、適切にアピールしましょう。

語尾をととのえる

ガクチカを書き終わったら、語尾が整っているか確認しましょう。

ガクチカを書く際は「です・ます調」と「である調」のどちらを使って書いても問題ありません。しかし、同一エントリーシート上では、「です・ます調」もしくは「である調」のどちらかに統一しましょう。統一されていない場合、文章が読みにくく、稚拙に感じられてしまいます。

ちなみに、「です・ます調」は丁寧語で統一された文体で、読み手に丁寧で柔らかい印象を与えます。一方「だ・である調」は敬語を使わず強い断定形をとるため、やや堅い印象を与える文体です。

どちらの文体で書くかを事前に決め、しっかりと伝わりやすい文章に仕上げるようにしましょう。

作ったものは添削してもらう

ガクチカを書き終わったら第三者に添削してもらいましょう。自分ではわかりやすく書けているつもりでも、内容を全く知らない人が読んだら理解できない部分が出てくる可能性があります。

ガクチカに限らず、自己PRや志望動機といったエントリーシートは添削をしてもらい、より良い表現に変更しましょう。

ガクチカを添削してほしい人へ

「ガクチカを添削してほしいけれど、周りに頼れる人がいない」「家族や友人に頼むのは抵抗がある」という人はいませんか?エントリーシートの添削は就活を進めていくうえで重要な工程ですが、なかなか身近で頼める人がいないことが多いと思います。そんな人は就活の先輩に添削をお願いしてみませんか?OB・OG訪問アプリのMatcherでは、社会人や内定者がES添削をしてくれます。
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【利用学生の声(一部)】
*ESの添削をお願いしました。自分でまとまっていると自信のあった志望動機も、〇〇さんからするとまだまだ甘いとのこと。数段深堀するための視点をいくつか頂くことができました。

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自己PRとの一貫性を持たせる

ガクチカを作成する際は、自己PRとの一貫性が重要となってきます。逆に、一貫性がないと面接官に不信感を与えかねません。

例えば、自己PRで「チームで成果を残す力」をアピールしたのにも関わらず、ガクチカで「個人で頑張ったエピソード」を話すと一貫性がなく、面接官は強みを把握しづらくなります。

このような事態を避けるために、面接やエントリーシートに書いている内容に一貫性があるか改めて確認してみましょう。

ガクチカと自己PRに一貫性を持たせる方法

先ほど、「ガクチカを作成する際は、自己PRとの一貫性が重要になる」と説明しましたが、具体的にどのようにすれば一貫性を持たせることができるのでしょうか?
ここでは、その方法について解説していきます。

①自己分析を深めて、強みを明らかにしておく

一貫性のあるガクチカ・自己PRにするには、自身の強みを明確にしておく必要があります。

そこで、大切なのが自己分析を深めることです。
これまでの経験を振り返り、自身の強みが現れたエピソードを洗い出すことで、多面的に強みを説明することができるようになります。

また、自己分析はガクチカや自己PRを書く時だけでなく、就活全般において良い影響をもたらします。
例えば、志望動機を考える際にも自己分析によって自己理解を深めておくと、自身の経験や価値観を絡めて説明しやすくなるためより説得力のある物にすることができます。

就活を有利に進めるためにも、自己分析を深めてみましょう!
具体的な自己分析のやり方は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

②志望企業の求める人物像をチェックする

企業が求める人物像がわからなければ、ガクチカや自己PRで何をアピールするのが効果的か明確ではありません。
せっかく自己分析を深めて、一貫性のあるガクチカ・自己PRを書けるようになっても企業が求める人物像と全く合わない強みをアピールしてしまっては採用されることは難しいです。


例えば、伝統を重んじる社風の企業では、発想力や好奇心をアピールしても自社に合わない人物だと判断される可能性が高いでしょう。

そのため、まずは企業研究やOB訪問で志望企業が求める人物像を把握することをオススメします。

自己PRとガクチカのネタは同じで良い?

自己PRとガクチカを考えている際、「アピールする強みは変えたほうがいいのかな?」と悩んだことはありませんか?

結論、自己PRとガクチカのネタは同じでも大丈夫です。以下で、例文とともに詳しく解説していきます。

例文①1つの強みを強調するパターン

最初に、1つの強みを強調するパターンについて解説します。
こちらはガクチカと自己PRで使っているエピソードは異なりますが、結果的には「負けず嫌い」をアピールしている例文です。
一つの強みを強調するガクチカの例文
一つの強みを強調する自己PRの例文‌いかがでしょうか。

上記の例ではどちらも「負けず嫌い」をアピールしています。同じ強みですが、違う側面からアピールすることで強みをより強調することができます。

面接官側としても、複数の強みをバラバラに説明されるよりも、1つの強みを複数の視点から強調して説明された方が印象に残りやすいです。

例文②似た強みをアピールする

次に、似た強みをアピールするパターンについて説明します。こちらはガクチカと自己PRで別のエピソードを使いつつ、結果的には類似性のある強みをアピールしている例文です。
似た強みをアピールするガクチカの例文
似た強みをアピールする自己PRの例文
いかがでしょうか。
‌ガクチカでは「相手を理解しようとする力」、自己PRでは「周囲の状況を把握する力」をアピールしています。

一見すると異なる内容のように思えますが、「周囲の状況を把握する」ためには、ヒアリングを行うなどして「相手を理解しようとする」必要があります。そのため、自分が置かれた状況を適切に分析し改善する提案ができる人材として、採用担当者の印象に残せるでしょう。

このように、少しニュアンスを変えることで、あなたの強みを違った切り口でアピールすることができます。

自己PRとガクチカが同じ内容になってしまう時の対処法

ガクチカと自己PRの内容がどうしてもかぶってしまう…。そんな時、どうすればよいのでしょうか。
ここでは、2つの対処法をご紹介します。
‌▼内容がかぶってしまう時の対処法
①「事実」と「強み」で分ける
②正直に伝える

①「事実」と「強み」で分ける

1つ目の対処法は、同じエピソードを「事実」と「強み」で分けることです。
ガクチカは「事実」を中心に、自己PRは「強み」を中心に書くとよいでしょう。

「事実」を中心に書くとは?

「事実」を中心に書くとは、あくまで自分が力を入れたことや、その結果どうなったのかという「事実」を書くことです。‌もちろん、そこから何を得られたのかも合わせて書くことも重要です。
事実を中心に書いたガクチカの例文
上記の例では、「自分が何に力を入れたのか」「どんなことをしたのか」「その結果どうなったのか」という事実を中心に書いています。

「強み」を中心に書くとは?

「強み」を中心に書くとは、「事実」を通して得た「強み」や、「自分が大切にしている価値観」を中心に書くことです。
強みを中心に書いた自己PRの例文
上記の例では、「自分がその経験を通してどんな価値観・強みを得たのか」ということを中心に書いています。

簡単な例ですが、同じ「焼肉屋でのアルバイト」というエピソードでも、「事実」と「強み」に分けることで内容がかぶってしまうことが防げます。それどころか、同じエピソードを違う側面から説明することで、より自分の魅力を面接官に伝えることもできます。

ガクチカと自己PRの違いをきちんと意識して、それぞれに適した文章を書きましょう。

②正直に伝える

これはどちらかというと実際に面接で使えるテクニックになりますが、正直にガクチカと自己PRの内容が同じであると伝えてしまうという手もあります。

重要なのは、伝えるときに「なぜガクチカと自己PRが同じエピソードなのか」という理由を面接官に伝えることです。きちんと理由を伝えれば、面接官も納得してくれるはずです。

例えば、ガクチカの後に自己PRを聞かれて答える際に、
「先ほどのエピソードと被ってしまいますが、私が大学生活で唯一真剣に向き合い、取り組んできたことなのでお話します。」
「先ほどのエピソードと被ってしまいますが、それほど私の人生に影響を与えた出来事なのでお話します。」
という一言があるだけで、印象がかなり変わります。どうしても困った時は、使ってみてください。

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‌【Q&A】ガクチカを書く時のよくある疑問

ここでは、ガクチカを書く時に学生の皆さんが疑問に思っていることを解決していきます!

Q1:ガクチカは使いまわしても良い?

ガクチカは使いまわしても問題ありません。

就活が本格的に始まると、時間との勝負になってきます。締め切りまでに何枚ものESを作成しなくてはならず、「ガクチカを使いまわしたい!」と考えるのはごく自然なことです。

志望動機や企業独自の質問は、企業に合わせて回答することで志望度の高さがアピールできるため、使いまわさないほうがいいでしょう。その一方で、ガクチカや自己PRは、自分自身についてアピールすることなので、使い回しても問題ありません。

ただし、企業によっては書き換えることも必要です。企業は求める人物像とマッチしているか、どのように業務で生かしてくれるかを評価をしています。

相反する経験を重視している2つの会社にESを提出する際、2社それぞれでガクチカを書き換えることによって、どちらの会社からも良い評価を得ることが可能です。

そのため、ベースとなるエピソードは使い回して大丈夫ですが、企業の質問や求める人物像に合わせて微妙に表現を変えるようにしましょう。

Q2:ガクチカで嘘をついたらばれる?

「ガクチカで書く経験がみつからないけど、嘘をついてもバレなければ大丈夫」と考えてしまっている人はいませんか?
‌必ずばれるというわけではありませんが、ガクチカのエピソードの深掘りをされた際に、嘘であるとばれる可能性は十分あります。
‌ここでは、嘘をつくことでどのようなリスクがあるのかをお伝えします。
リスク①嘘をつく行為がストレスになる
嘘をつくと、後ろめたさや不安などの精神的な負担がかかります。内定・入社後も「嘘がばれてしまうかもしれない」と不安な気持ちが付きまといます。
リスク②企業にバレた場合、不合格になる可能性がある
企業は、採用する社員の誠実さや信頼性を重視しています。そのため、嘘をつくと業務上でも嘘をつく人物であると判断され、不採用になるかもしれません。

内定をもらった後でも、嘘がバレてしまうと内定取り消しのリスクが生じます。
リスク③深掘り質問に対応出来ない
基本的にガクチカの深掘りは選考が終盤に近づく程厳しくなります。

「バイトリーダーとして収益を改善したのに、何をどのように改善したのか、その結果どれくらい収益が改善されたのか話せない」
「部活動で成果を上げたのに、その過程を分かりやすく説明できない」

など嘘のエピソードは具体性に欠けており、深堀り質問に対応できないケースが多いです。

Q3:ガクチカAI作成ツール(ChatGPT)は使っても良い?

近年、就活においての応募書類の作成や面接の対策として、ChatGPTやAIの活用が注目されています。

ChatGPTを利用してガクチカを作成することで、より短い時間でガクチカを作成することができます。また、文章作成が苦手な人や、書く内容が思い浮かばない人は、ChatGPTで作成された内容をもとにして、ガクチカを作成することも可能です。

ChatGPTを使用してガクチカを作成することは悪いことではありません。
しかし、ChatGPTを使用して書く際には以下の3点に注意する必要があります。
注意点①文章が不自然で機械的な場合がある
「この文章はChatGPTで生成したものそのまま使っているのではないか」
‌「何かのコピペではないか」
‌といった形で疑われてしまうと、不合格になる可能性が高まります。

生成された文章を参考にするときも、文章として不自然なところはないか必ず確認するようにしましょう。
注意点②独自性に欠ける
ChatGPTが出力した内容は、文章としてはきれいであっても、内容のオリジナリティに欠けてしまう場合が多いです。そのまま使うことは避け、自身の体験や考え・経験から学んだことなどを必ず入れるようにしましょう。
注意点③情報が古い・間違っている可能性がある
ChatGPT3.5は2021年9月までの情報をもとに解答を生成しているため、情報が古かったり、間違ってたりしている場合があります。最新の情報や、応募先企業の情報を正確に把握し、必要に応じて修正してから提出するようにしましょう。

Q4:ガクチカがない場合はどうすればいい?

ガクチカが見つからないときは、次の方法で考えてみましょう。

▼ガクチカがない場合の対処法
・目標をもって取り組んだ経験を振り返る
・失敗や課題を乗り越えた経験を振り返る
・褒められた経験を振り返る

それぞれの具体的な方法は「ガクチカの探し方3選」で紹介しています。

ガクチカは、必ずしも仲間と成し遂げたことにする必要はありません。学生生活を振り返り、自分らしさを発揮したシーンを思い出してみてください。

Q5:ガクチカで扱う題材の決め方は?

「このテーマがよい、印象がよい」というものはありませんが、一般的には次のようなテーマのガクチカは、自分の魅力を伝えやすくなります。

▼ガクチカで扱う題材の例
・ゼミ
・アルバイト
・インターン
・イベント運営
・起業経験
・海外留学 など

これらのガクチカは、働くなかで役立つこと、仲間と協力して成し遂げたことを伝えやすいという特徴があります。該当しない場合でも、自分の行動特性や人柄が伝わる内容であれば、アピールすることは十分可能です。

Q6:ガクチカの文字数はどれくらいが一般的?

ガクチカの文字数は、300~400文字が一般的です。ES等では、文字数が指定されている場合が多いため、それに合わせるようにして書きましょう。

Wordなどのソフトを使うと、文字数をカウントすることができます。

‌終わりに

‌これまでガクチカや自己PRについて説明してきました。

ガクチカは、実際に自分の手で書いてみることが大切です。‌この記事を参考に、ガクチカと自己PRに一貫性を持たせたESを作りましょう。

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