
【ES例文15選】ガクチカでアルバイト経験をアピールする書き方
2025/03/31
目次
12.
ESのガクチカにアルバイトの経験を書こうと思ったけれど、実際にどのようなガクチカを書けば選考に通過するのかわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。
本記事では、アルバイトの経験を使って企業に好印象なガクチカを書けるように、エピソードの選び方やポイント、例文をご紹介していきます。
ガクチカはなぜ就活で聞かれるのか?
そもそも、なぜ企業はガクチカを知りたいのかご存じでしょうか?ここを抑えておくと、どんなところを伝えるべきか明らかになるので、知らない人は必ず知っておくようにしましょう。
▼面接官がガクチカで評価するポイント
(1)人柄や価値観
(2)志望理由
(3)入社後の活躍度合い
面接官がガクチカで評価するポイントは以上の3点です。それぞれ解説していきます。
面接官がガクチカで評価するポイントは以上の3点です。それぞれ解説していきます。
(1)人柄や価値観
ガクチカに書かれた「そのことに取り組んだ理由や背景」からは、その学生の人柄や価値観を読み取ることができます。採用担当者はガクチカを読むことで、企業にある環境や雰囲気に学生がフィットするのかを判断するための材料のひとつにしています。
そのためアルバイトでガクチカを書く際は、自分が企業側にアピールしたい人柄・価値観が伝わる内容を盛り込むことが大切です。
(2)志望理由
面接官はガクチカの内容から「なぜこの会社・業界を志望しているのか」のヒントを読み取ろうとしています。
例えば、接客アルバイトで「お客様に喜んでもらうことにやりがいを感じた」というエピソードであれば、サービス業に向いていると判断されやすくなるでしょう。企業を志望する必然性がガクチカからも読み解けるようにしておくと、「それなら自社に来た方がいいね」と面接官を説得するのに役立ちます。
例えば、接客アルバイトで「お客様に喜んでもらうことにやりがいを感じた」というエピソードであれば、サービス業に向いていると判断されやすくなるでしょう。企業を志望する必然性がガクチカからも読み解けるようにしておくと、「それなら自社に来た方がいいね」と面接官を説得するのに役立ちます。
(3)入社後の活躍度合い
過去の経験から、入社後にどれだけ活躍できるかを予測されます。
例えば「困難に立ち向かう力」を持った人物を採用したいと企業側が考えているのであれば、ガクチカのなかでその力をアピールしている学生を評価するでしょう。そのためガクチカは、「入社後に貴社で活躍できる」ということを伝えられるエピソードになっている必要があります。
例えば「困難に立ち向かう力」を持った人物を採用したいと企業側が考えているのであれば、ガクチカのなかでその力をアピールしている学生を評価するでしょう。そのためガクチカは、「入社後に貴社で活躍できる」ということを伝えられるエピソードになっている必要があります。
アルバイトのガクチカでアピールすると評価されやすい能力
アルバイトのガクチカでどのような能力をアピールすればいいかわからない方も多いでしょう。ここでは、アルバイトのガクチカでアピールすると評価されやすい能力の一例をご紹介していきます。
協調性
企業ではチームでの協働が欠かせないため、協調性は基本的かつ重要な能力です。アルバイトはシフト制やチーム作業などで他人と協力する場面が多く、自然とアピールできます。周囲との連携を工夫した経験や、チームの雰囲気を良くした行動などを伝えられると高評価につながるでしょう。
責任感
企業は「任された仕事を最後までやり抜く人材」を高く評価します。アルバイトではシフトや担当業務への責任を持つ機会が多く、責任感をアピールしやすいです。お客さまの悩みを解決するために自発的に工夫していた経験や、トラブルが起きたときに誠実に対応した経験などを伝えられると高評価につながるでしょう。
主体性
企業では、与えられた仕事だけでなく、自ら課題を見つけて改善に取り組める人材が求められています。アルバイトの現場でも、業務改善の提案や後輩指導など、主体的な行動は評価されやすいです。自分から提案した工夫や、自発的に動いたエピソードなどを伝えられると高評価につながるでしょう。
問題解決力
企業は課題に直面した際に、冷静に解決策を考えられる人材を求めています。アルバイトでは、混雑時やクレーム対応など問題解決の機会が多くあります。状況を分析し、具体的な対応を取った経験などを伝えられると高評価につながるでしょう。
リーダーシップ
企業では将来的にチームをまとめられる人材が期待されています。アルバイトでも、リーダー役や後輩指導を通じてリーダーシップを育む機会があります。メンバーを巻き込んで目標を達成した経験や、改善を促した行動などを伝えられると高評価につながるでしょう。
アルバイトのガクチカで評価されやすいエピソード
「どんなエピソードを書けばいいかわからない」というときは、以下にあるアルバイトのガクチカで評価されやすいエピソードであることを意識しながら内容を選定してみてください。
(1)企業が求める人物像と合致しているエピソード
企業によって求める人物像は異なります。たとえば、ベンチャー企業であれば「主体性」、大手企業であれば「協調性」や「安定感」が重視されることが多いです。企業研究を行い、自分の経験の中でどの能力がマッチするかを考えてエピソードを選びましょう。
(2)周囲との関係性が伝わるエピソード
自分の努力だけでなく、「周囲とどう関わってきたか」も重要なポイントです。上司や同僚、お客様などとの関係性が見えるエピソードは、あなたの人間性やコミュニケーション力を伝えるのに効果的です。
(3)長期間働いたことがわかるエピソード
短期間の経験よりも、長期的に関わった経験のほうが信頼感につながります。同じところで長く働くということは、すぐに辞めたり途中で投げ出したりしない人材だというアピールができます。
他にも、同じところで長く働いていると、人や商品の入れ替わりや売り出し方なども変わってくるでしょう。そのような変化にも対応しながら働いていた、ということもアピールできます。
アルバイトのガクチカで評価されやすい伝え方の流れ
ガクチカを書くときには、伝え方にも工夫すると高評価につながります。アルバイトのガクチカで評価されやすい伝え方の流れは以下の通りです。

①学生時代に頑張ったことがアルバイト経験であること
ESや面接で「結論から話すことが大切」と聞く人も多いのではないでしょうか?何を伝えるのか、結論から伝えることで、要点はなにかなにが言いたいのかが伝わりやすくなります。ガクチカがアルバイト経験であることを結論として先に述べるようにしましょう。
ガクチカ冒頭の文章例)
・私が学生時代に力を入れたことは、飲食店でのアルバイトです。
・私が学生時代に力を入れたことは、健康食品を販売するアルバイトで、1か月で売上を伸ばしたことです。
②起承転結を意識したエピソード
続いて中心となる、エピソードは、起承転結を意識して伝えるとまとまっていてわかりやすいです。以下にまとめたので、それに当てはめてみてください。
起:アルバイトの課題や行動を起こすきっかけ
アルバイトをする中で、力を入れたり頑張ったりした背景には必ず「解決すべき課題」や「きっかけ」があるはずです。課題や行動をおこすきっかけとなったことを、まず説明しましょう。【起】にあたるエピソード例)
・バイトを長期的に続けられる人が少なかった
・近くにできた競合店の影響で、売上が下がっていた
承:行動の内容とその背景
課題に対して行った行動について説明しましょう。その際に行動だけ伝えると、ただの思いつきだと捉えられてしまう可能性があります。行動の背景があると、考えて行動したことが伝わりやすいです。
【承】にあたるエピソード例)
・新人向けの業務マニュアルが分かりづらいことが原因だと考え、マニュアルの改善を行った
・新規の顧客を獲得することが必要だと思い、SNSの運用を開始した
転:行動しているときの苦労や工夫
行動を起こしても、すぐ簡単に結果が出る人は少ないでしょう。結果が出ない中でどのように解決・行動の見直しをしたのかを入れることで、困難に立ち向かえることをアピールできます。
【転】にあたるエピソード例)
・マニュアルを改善した当初は、分かりづらかった
⇒客観的な意見をもらうために、アルバイトのメンバー5人以上に見てもらっていた
・SNSを運用しても、売上は特に変わらなかった。
⇒原因は投稿頻度が少なかったことだと考え、毎日1回以上は投稿していた
結:行動をした結果
行動による結果を具体的に説明しましょう。結果を書く際のポイントとしては、数字を使うとよりイメージしやすくなります。仕事においても結果が数字として出るため、高い評価を得られるかもしれません。頑張って行動した結果を、しっかりアピールしましょう。
【結】にあたるエピソード例)
・2週間周囲に協力してもらいながらマニュアルを改善した結果、新人が早く仕事に慣れるようになり、継続率も上昇した。
・SNSの施策を行った結果、売上を2倍伸ばすことに成功した。
③経験を通して得た学びと活かしたいこと
まとめの文として、アルバイト経験から学んだことを仕事でどう活かすのかを書きましょう。ただ経験しただけで終わらせてしまうと、それはせっかくの経験を無駄にしたと捉えられてしまいます。
仕事では、経験から学びを得て次の仕事に活かす力が必要です。ガクチカには必ず、経験を通して得た学びと、その学びを仕事のどこで活かすかを取り入れましょう。
起承転結を意識したガクチカの例文
私が学生時代に力を入れたことは、飲食店でのアルバイトです。
私のアルバイト先では、アルバイトを長期的に続けられる人が少ないという問題がありました。その原因の一つは、マニュアルが分かりづらく、新人が仕事を覚えられないことです。
そこで、私はマニュアルを改善することにしました。まず、マニュアルを簡潔で分かりやすく書くことに注力しました。さらに、アルバイトのメンバーにマニュアルを見てもらい、意見をもらうことで、より分かりやすいマニュアルに仕上げました。
マニュアルを改善した結果、新人が早く仕事に慣れるようになり、継続率も上昇しました。また、アルバイトのメンバーからも「マニュアルが分かりやすくなった」という声をもらうことができました。
この経験を通して、私は、マニュアルの改善は、アルバイトの継続率を向上させるための有効な手段であることを学びました。また、周囲と協力して、課題を解決することの大切さを学びました。
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ガクチカはどんな内容、エピソードでも自信を持って話すことが大切です。伝え方や書き方を十分に練習していないと、良い評価は得られません。そうならないためにも事前に人に見てもらい、ガクチカの解像度を上げましょう。
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【接客系】アルバイトのガクチカ例文
ここからは、接客系のアルバイトのガクチカ例文をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください!
1.居酒屋のアルバイト例文
私が学生時代に頑張った経験は、大学2年時に居酒屋のアルバイトでSNSを用いた集客です。私が働いていた居酒屋は、駅から離れたところにあり、新規客、特に若者の来店数が少ないという課題がありました。アルバイト先は金銭的に余裕がなく、失敗を避けたい気持ちがあった中で、私は、若者への認知度拡大にはどんなお店で価格がいくらかを知ってもらう必要があると考えました。そこで若者の利用率が高いInstagramのアカウントを開設し、料理の写真と価格をわかりやすくまとめた画像を毎日アルバイトが投稿をするというルールを設けました。その結果、1か月後にInstagramを通して来店した若者が多く来店し、売上は始める前の月と比較し3倍に伸ばすことができました。この経験を通して、前例がない分野に挑戦する抵抗がなくなり、人を巻き込んで計画を遂行する力を得ました。入社後は、この力を活かし、挑戦心を持ち続けながら組織を牽引する人材を目指したいと考えています。
2.スーパーのアルバイト例文
私が、大学生時代に頑張ったことは、3年間続けているスーパーでのアルバイト経験です。レジ打ちでは、お客様の声を聞きながら、スピーディーかつ丁寧に会計をすることを心掛けました。また、商品の陳列では、商品をきれいに並べ、お客様が欲しいものをすぐに見つけられるようにすることを大切にしました。その結果、アルバイトリーダーになり、新人スタッフの育成業務も担当することになりました。新人スタッフは、高校生から主婦層までの幅広い年齢層でした。そのため、最初は上手く説明できずに困難に直面しました。しかし、私は形骸化していた新人育成マニュアルを新しく作り直し、困難を克服しました。結果、一人当たりの育成業務時間も10時間の削減に成功しました。この経験を通して、私は、お客様の声を聞き、ニーズを満たすことの大切さを学びました。また、効率的に仕事をこなすためのスキル、リーダーシップとコミュニケーション能力、問題を解決する能力も身につけました。これらのスキルは、将来、〇〇の業務でも生かすことができます。
3.カフェのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは、カフェのアルバイトで、マネージャーとして低迷していた顧客満足度を引き上げることを目標に、改善のための意識改革に挑戦したことです。顧客満足度を高めるために必要なことは接客であると考えた私は、スタッフの意識改革に努めました。スタッフ各自が当事者意識を持って働くように毎回の勤務開始時に責任者に今日の目標を宣言する仕組みを導入しました。そこで、発案者である私がロールモデルとなり、施策に楽しく取り組んでいる姿を全力で示すことに注力しました。結果、スタッフ各自がお客様に寄り添ったサービスを提供できるようになり、満足度をアップさせることができました。この経験から、人より先に一歩踏み出し、周囲を巻き込んで目標を達成する力を身に付けました。また、目標を達成するためには、組織全体で協力して取り組むことが重要であることを学びました。
4.アパレルのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは、アパレルのアルバイトで、単独売上ランキングで1位を獲ったことです。私のアルバイト先では、接客を担当したスタッフが、そのお客様が商品を購入した際の売上を獲得することができます。私は、お客様のニーズを理解し、それに応える提案をすることを意識して、接客を行っていました。結果、お客様との信頼構築ができ、リピーターの顧客が増えた結果売上1位の成績を収めました。アパレルのアルバイト経験から、私は、相手によって柔軟にセールスを変えられる提案力が身に付きました。また、お客様のニーズを理解し、それに応える提案をするために、傾聴力も磨くことができました。貴社の〇〇の営業部門でも、培った提案力と傾聴力を活かして、貴社に貢献したいと考えています。
5.塾講師のアルバイト例文
私が学生時代に最も頑張ったことは、個別指導塾のアルバイトです。私はアルバイト経験で、目の前の相手に寄り添い、課題を整理する力を身につけました。同時に相手と信頼関係を築くには、その人の立場になって課題を把握する必要があると気づきました。ある生徒は、数学が苦手でテストの点数が上がらずに悩んでいました。私は、生徒の立場になって、数学が苦手な理由を探ったところ、生徒は数学の問題の解き方が分からずに、途中で諦めてしまっていることに気づきました。そこで、私は、生徒と一緒に問題を解く練習をし、生徒が理解しやすいように問題を分かりやすく説明しました。その結果、生徒は数学のテストの点数も上がり、苦手を克服することができました。相手の立場になって試行錯誤したことで、相手からの信頼も得られたと思います。塾講師のアルバイト経験を通して、私は、目の前の相手に寄り添い、課題を整理する力を得ました。また、相手と信頼関係を築くためには、その人の立場になって課題を把握する必要があることを学びました。
6.飲食店のアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは、飲食店でのホールスタッフのアルバイトにおいて、ピークタイムのオペレーション改善に取り組んだことです。特にランチ時は配膳の遅れが頻発し、お客様からのクレームや回転率の低下が課題となっていました。私は、配膳導線や呼び出しベルの配置、スタッフの立ち位置などを観察し、混雑時でも無駄のない動きができるような配置を提案しました。その結果、注文から提供までの平均時間が5分短縮され、店長から「この改善で売上が1日あたり数万円増えた」と感謝の言葉をいただきました。この経験から私は現場で課題を見つけ、仕組みから改善する力を身につけました。貴社でも目の前の業務をただこなすのではなく、効率や顧客満足を意識して行動できる人材でありたいと考えています。
7.コンビニのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことはコンビニのアルバイトで業務マニュアルの改善に取り組んだことです。新しく入ったスタッフが業務を覚えるのに時間がかかることに課題を感じ、業務内容を細かく言語化し写真付きの簡易マニュアルを作成しました。私は誰でも再現可能な仕組みを作ることが職場全体の効率化につながると考えていました。結果、新人の業務習得の時間が短縮され、店長からも他店舗に展開したいという評価をいただきました。この経験を通じて、課題を構造的に捉え、改善する力を身につけました。貴社の業務でも日々の業務を丁寧に観察し、よりよい方法を提案していく姿勢を大切にしたいと考えています。
8.ドラッグストアのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことはドラッグストアでのアルバイトで在庫管理の精度向上に取り組んだことです。私の店舗では発注ミスによる在庫の過不足が定期的に起きており、販売機会の損失につながっていました。私は棚卸しの仕組みと過去の販売データを分析し、商品の回転率に合わせた発注基準の見直しを提案しました。結果、欠品や過剰在庫が減り、売上が前年同月比で改善しました。この経験から、私は数値をもとに現場の課題を見つけ、改善につなげる実行力を身につけました。貴社でも現場の視点とデータの両方を活かしながら、地道に成果を積み重ねていきたいと考えています。
9.アパレル販売のアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは、アパレルショップで店内ディスプレイの改善に取り組んだことです。売れ筋商品が目立たない配置になっていることに気づき、他店舗の事例をリサーチし、レイアウト変更を提案しました。ディスプレイを変更後、対象商品の売上が前月比で1.5倍になりました。この経験からお客様の目線を想像し、売場作りに反映させる力を学びました。販売業務だけでなく視覚的な魅せ方や戦略を考えることにも関心があります。貴社でもお客様の購買行動を観察しながら、売上につながる提案ができる存在を目指したいと考えています。
10.書店スタッフのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは書店でのアルバイトでフェア企画を提案・実施したことです。来店者数の少ない時間帯を活性化させるために「20代に響くエッセイ特集」を企画し、選書・ポップ制作・陳列までを一貫して行いました。普段本に触れない層にも興味を持ってもらいたいと考えていたからです。結果SNSでの話題化にもつながり、実施期間中の該当書籍の売上が約2倍になりました。この経験から私は「人の関心を動かすきっかけ」をつくる面白さと難しさを学びました。貴社でも文化や言葉を届ける場面で自分なりの工夫を重ねていきたいと思っています。
11.回転ずしのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは回転ずしチェーンのホール業務においてオペレーション改善を提案したことです。忙しい時間帯に注文ミスが多発していたことを受けて、注文メモの記入形式を見直し、スタッフ間で共通ルールを整える提案をしました。私は現場の混乱を減らすためには、ルールの明確化と情報の可視化が重要だと考えていました。結果、注文ミスが大幅に減り、店長からも他店舗へ共有するようにと言っていただけました。この経験から現場で気づいた課題を見過ごさず、改善につなげる行動力を学びました。貴社でも細かな変化に気づき、業務の質向上に貢献していきたいと考えています。
【デスクワーク系】アルバイトガクチカ例文
ここからはデスクワーク系のアルバイトガクチカ例文をご紹介していきます。
12.データ入力スタッフのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは大学の研究室での資料データ化のアルバイトにおいて、入力精度の向上に取り組んだことです。最初はミスが多く修正作業に時間がかかっていたため、見直し作業を効率化するチェックリストを独自に作成しました。ミスの傾向を分析し、自分の弱点を可視化したことで作業精度が大きく向上し、教授からも「正確性が安定している」と信頼を得ることができました。この経験を通じて私は地道な作業でも自分なりの工夫を加えることで成果を上げられることを実感しました。貴社の業務でも正確さとスピードを両立できるよう、日々の仕事に丁寧に向き合っていきたいと考えています。
13.コールセンターのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは通信サービスのコールセンターで顧客満足度の向上に貢献したことです。初めはマニュアル通りに対応することに必死でしたが途中からは「お客様の感情の背景にあるニーズ」を汲み取るよう意識を変えました。例えばクレーム対応時には一度しっかりと傾聴し、その上で解決策を丁寧に案内することで最終的に感謝の言葉をいただけるようになりました。この経験から私は感情に寄り添いながら冷静に対応する力を身につけました。貴社のようにお客様との接点を大切にする企業においても、この経験を活かして信頼される対応を心がけていきたいと考えています。
【現場作業・軽作業系】アルバイトガクチカ例文
ここからは現場作業・軽作業系のアルバイトガクチカ例文をご紹介していきます。
14.倉庫仕分けスタッフのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは物流倉庫での仕分け作業のアルバイトにおいて、作業効率の改善に取り組んだことです。作業は単調で体力的にも大変でしたが、限られた時間で最大の成果を出すために動線の見直しや仕分けルールの最適化を提案しました。特に、新人スタッフが迷いやすいエリアには色分けしたサインを設置するなどの工夫を行いました。その結果、1時間あたりの作業件数が平均15%向上しました。この経験から、現場で地道に改善を重ねる力と、周囲と協力して効率を高める工夫力を身につけました。貴社でも一見単純な業務にも丁寧に向き合い、周囲と連携して成果を出していきたいと考えています。
15.引越しスタッフのアルバイト例文
私が学生時代に頑張ったことは引っ越し業者でのアルバイトにおいてお客様対応の質向上を意識した行動に取り組んだことです。単に荷物を運ぶだけでなく「最後まで気持ちよく終えてもらうこと」が大切だと感じ、積極的に笑顔と声かけを意識しお客様との距離を縮めるよう努めました。また現場でのスムーズな連携のために、積み下ろし手順の共有や声出し確認も提案しました。結果として、作業後に「丁寧で気持ちの良い対応だった」との評価をいただけることが増えました。この経験から、私は体を動かす中でもサービス意識やチームワークが成果を左右することを学びました。貴社の現場でも正確さと気配りを両立させて貢献したいと考えています。
ESでアルバイトのガクチカを書く時の注意点
ESでアルバイトのガクチカを書く時の注意点は以下の通りです。下記のポイントをおさえてESを作成しましょう。
▼ESでアルバイトのガクチカを書く時の注意点
(1)専門用語は使わない
(2)守秘義務は守る
(3)やってあたりまえのことは書かない
(4)企業名や店舗名は出さない
(5)短期で離職したアルバイトは書かない
それぞれ解説していきます。
(1)専門用語は使わない
アルバイトでは、専門用語が使用されることが多いかと思います。当たり前に使っているため、気づかずにESや面接で使用してしまう学生は多いです。略語など専門用語はアルバイトに従事している人しか知らないので気を付けましょう。
▼専門用語の例
・バッシング=お皿を下げること
・ボディ=全身マネキン
・ダスター=テーブルを拭く布巾
(2)守秘義務は守る
アルバイトにも、周囲にはいってはいけない守秘義務があります。内容は場所によって異なりますが、言ってはいけない情報を周囲に流すことで、アルバイト先に悪影響を及ぼすこともあり得るのです。
例え面接などで企業に伝えたところで問題がないことでも、守秘義務を破ったとして信頼性を失う原因になります。伝えても問題がないか、今一度確認をしておきましょう。
(3)やってあたりまえのことは書かない
アルバイトのガクチカでやりがちなこととして「任された仕事を頑張った」というアピールになってしまう、もしくは、そう伝わってしまうことです。
ボランティアとは異なり、アルバイトは報酬をもらっているため「仕事を頑張った」ことは当たり前に過ぎません。大切なことは、自分なりに工夫やこだわりを持って取り組んだなど、通常業務以上に頑張ったことを伝えることです。
(4)企業名や店舗名は出さない
特定の企業や店舗名は避け、「カフェチェーン」「アパレルショップ」など一般化して記述しましょう。企業間の利害関係に配慮し、書類全体を中立的に保つためです。
(5)短期で離職したアルバイトは書かない
1ヶ月未満や短期間で辞めた経験は、ガクチカとしての説得力に欠けます。なるべく継続的に取り組んだ経験をベースにエピソードを構成するようにしましょう。
アルバイト経験からガクチカが思いつかないときの対策
「自分はアルバイトで大きな成果を上げていない」「インパクトのある仕事はしていない」といった不安を持つ方も多いと思います。しかし、企業の採用担当者は「すごいことをした人」を求めているのではありません。大切なのは「目の前の仕事にどう向き合ったか」という姿勢や考え方です。
ここでは、どんな経験でも評価されるエピソードのつくり方を3つの観点から解説していきます。
▼アルバイト経験からガクチカが思いつかないときの対策方法
(1)アルバイトで努力・工夫したことがないかを洗い出す
(2)自分が取り組んだ理由と方法を伝える
(3)自分が取り組んだ成果を客観的に伝える
それぞれ解説していきます。
(1)アルバイトで努力・工夫したことがないかを洗い出す
企業は「与えられた環境の中で、より良くしようとする人」を高く評価します。たとえ小さな業務でも、自分なりに工夫を凝らして取り組んでいたかが重要です。
たとえば、レジ打ちのスピードを上げるために、バーコードの位置を瞬時に見分ける訓練をしたというような、細かな工夫をし続けた経験を話すと考えて動いていたということが伝わり魅力的なエピソードを作れるようになるでしょう。
(2)自分が取り組んだ理由と方法を伝える
企業は、その人の価値観や行動原理を知りたいと考えています。「なぜそれをやろうと思ったのか」「どう考えて実行に移したのか」を伝えることで、あなたの思考力や主体性が見えてきます。
例えば「新人が困っていたのを見て、自分がかつて苦労した経験を思い出し、マニュアルを作ることにした」といった背景があれば、それだけで説得力が生まれます。「やったこと」の説明だけではなく、「やろうと思った理由」やその方法までセットで語るようにしましょう。
(3)自分が取り組んだ成果を客観的に伝える
成果を伝える際には「他者からどう見られたか」「数字でどう示せるか」がポイントです。企業は、客観的な視点を持って自分の行動を振り返れる人に成長の可能性を感じます。例えば「先輩から“最近スムーズに回るようになったね”と声をかけてもらった」「売上が前月より10%アップした」など、人からの評価や数値で示せると、採用担当者とスムーズな意思疎通ができます。
また、相手や周りのことを考えられる人だという印象も与えられるため、自分が取り組んだ成果が客観的に伝わるかどうかを確認するとよいでしょう。
アルバイト経験を使ったガクチカを書く時のよくある質問
ここでは、アルバイト経験を使ったガクチカを書く時のよくある質問をご紹介していきます。
ガクチカとしてアルバイト経験を使うのはだめ?
アルバイトでガクチカ経験を使うことは問題ありません。「誰でもできる仕事だしアピールできる成果なんてない...」と心配になる方もいるかもしれませんが、採用担当者が気になることは成果というよりも取り組み方です。
自分がどのようなことに課題意識をもってどんな取り組み方をしたのかという内容から、採用担当者は入社後に活躍できそうかどうかを判断するため、自信をもって自分の経験をアピールしましょう!
長く続けたアルバイトのガクチカは評価されやすい?
長く続けたアルバイトのガクチカは評価されやすいです。企業は採用後も長く働いてくれる人材を求めており、アルバイトを長期間続けたということは継続力や忍耐力があることを示すからです。
とはいえ長く続けたことだけをアピールしてしまうと、「それ以外に力を入れたことやアピールすることはないのかな」と思われてしまう可能性もあるため、長く続けたことだけをアピールするのは避けましょう。
アルバイトで掛け持ちしていたことは評価される?
アルバイトで掛け持ちしていたことは評価される可能性があります。掛け持ちしていたことからは複数のバイトを両立させた計画性や効率性、責任感などが読み取れるためです。伝える際は、掛け持ちでアルバイトを行っていた経験から何を学び、どう活かせるかまで話せると好評価につながります。
しかし、「なんとなく」掛け持ちしていた場合やどちらのバイトも短期で辞めている場合などは評価されにくいです。掛け持ちをアピールした場合は、掛け持ちしていたからこそ得られた経験や学びを伝えるようにしましょう。
ガクチカが書けたらOB・OG訪問でES対策・面接対策をしよう
ガクチカが完成したら、次は「実際にその内容が選考で通用するか?」を確認していきましょう。特にESや面接では、企業ごとに評価されやすいポイントが微妙に異なるため、同じエピソードでも伝え方を調整する必要があります。
そこでおすすめなのが、OB・OG訪問を通じて実際にその企業で働く人の声を聞くことです。選考で重視される価値観や面接官が見ているポイントなどを事前に知っておくことで、より実践的なES・面接対策が可能になります。OB・OG訪問の際におすすめのアプリがMatcherです。

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就職活動において、「近くに頼れる先輩がいない」「OB・OGの人にメールや電話をする勇気がない」「キャリアセンターに行くのが面倒だ」などの悩みはありませんか?そういった人は、ぜひMatcherを活用してみてください。
Matcherをおすすめする5つの理由
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おわりに
いかがでしたか?本記事でご紹介したポイントをおさえてアルバイト経験を使ったガクチカを書き上げてみましょう。書き終わったあとは周囲の人に聞いたりOB・OG訪問を行ったりして、推敲を重ねて内定獲得のために万全の準備を整えましょう!