
【例文付き】ガクチカでアルバイト経験をアピールするポイント3選
2023/01/26
企業が「学生時代に頑張ったこと」から知りたいこと2選
そもそも、なぜ企業はガクチカや学生時代に頑張ったことを知りたいのかご存じでしょうか?ここを抑えておくと、どんなところを伝えるべきか明らかになるので、知らない人は必ず知っておくようにしましょう。
①人柄や価値観
ガクチカや学生時代に頑張った経験から、学生の人柄や価値観を知ろうとしています。
理由は、どのような想いで取り組んだか、そこでどんな行動をとったかは人柄や価値観が関わっているためです。
その人柄や価値観が、会社の方向性や仕事内容に合っているかを確認しています。
そのため、アルバイトでの行動から人柄や価値観がわかるような内容を盛り込むことが大切です。
②物事に真剣に取り組む姿勢
企業は、会社のビジョンや理念に共感し仕事に対して一生懸命取り組んでくれる学生を採用したいと思っています。
そこでガクチカや学生時代に頑張ったことを通じて、物事にどれくらい真剣に取り組んでいるかを見ているのです。
「学生時代に頑張ったこと」でアルバイト経験はだめなのか?
ES(エントリーシート)や面接で必ずと言って良いほど聞かれる学生時代頑張ったことです。
どんなエピソードを話せば良いか悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
なかでも、アルバイトは誰もがしていることであり、それを頑張ったこととして話すのには抵抗がある人もいるでしょう。
しかし、就活で聞くガクチカや学生時代に頑張ったことは、エピソードが強いか弱いかを知りたくて聞いているわけではありません。
そのため、たとえ学生時代頑張ったことがアルバイトの経験だったとしても、十分に自分の魅力を伝えることは可能です。
ガクチカや学生時代に頑張ったこととして、アルバイト経験を挙げる時の、ポイントや何を伝えた方が効果的かについて説明します。
ESでアルバイト経験がアピール材料になる理由
先述した通り、ESのガクチカや学生時代に頑張ったことでアルバイト経験を書くことは、アピール材料になります。
アルバイト経験がアピール材料になる理由は以下の2つです。
①社会経験があるため入社後のイメージがされやすい
②行動特性を知ることができる
それぞれについて詳しく解説します!
①社会経験があるため入社後のイメージがされやすい
アルバイトは、自分と年代の離れた人と働き、接客業であれば全く知らない人を相手に仕事をしなければなりません。
会社に入社後も、同じような環境で働くことになるため、アルバイトでの経験は入社後のイメージに繋がります。
また、労働の対価として「時給」という形で報酬をもらっているため、自分の仕事に責任を持たなければいけません。
そのような責任感は、入社後も求められるため、アピール材料になるのです。
②行動特性を知ることができる
企業は、ガクチカや学生時代に頑張った経験の中で、どのような行動をとったのか、その背景にある想いなど、そういった点を重要視しています。
特にアルバイトの経験は、多くの人が経験しているからこそ、そこでの行動がイメージしやすく、行動の中で工夫した点などがわかりやすいです。
また、学生がアルバイトをする目的は「貯金をするため」「趣味のため」「自分の生活費のため」と大半が、お金を稼ぐことを目的としています。
そのため、ほとんどの学生がアルバイト先のマニュアル通りに動きがちです。
その中で、違う行動をとったり工夫をしたりといったエピソードがあると、差別化しやすくアピール材料になります。
ESのガクチカでアルバイト経験でアピールになるポイント3選

①成果や結果
②人間関係や環境
③従事した期間
それぞれ詳しく解説していきます!
①成果や結果
アルバイトで頑張った成果や結果があれば、それは積極的にアピールしていいでしょう。
例えそれが、小さいことでも問題ありません。
重要なことは、頑張って取り組んだ結果がでたことです。
アルバイトでの成果や結果のアピール例
・売上を〇%上げた
・お客様アンケートで1位をとった
・アルバイトの中でMVPをとった
②人間関係や環境改善
職場の快適さの要因の1つとして「人間関係」があげられるほど、会社での人間関係は非常に重要です。
【参考】こころの耳「領域2 人間関係」
アルバイトでの人間関係について自分がどのような立場で、どんな役割を担っていたのかをアピールすることでより人柄を伝えることができます。
アルバイトでの人間関係や環境のアピール例
・働く人たちの価値観や特徴を理解して、深い人間関係を構築するように取り組んだ
・バイトリーダーとして働く環境の改善に努めた
③従事した期間が長い
従事した期間が数年以上と長かった場合でもアピールすることができます。
同じところで長く働くということは、すぐに辞めたり途中で投げ出したりしない、というアピールになります。
他にも、同じところで長く働いていると、人や商品の入れ替わりや売り出し方なども変わってくるでしょう。
そのような変化にも対応しながら働いていた、ということもアピールできます。
ただし、長く従事したことだけに固執してしまうと、居心地の良い環境に甘えていたとも捉えられるので気を付けましょう。
ESのガクチカでアルバイト経験を書く時の注意点3つ

①専門用語は使わない
②守秘義務は守る
③やってあたりまえのことは書かない
①専門用語は使わない
アルバイトでは、専門用語が使用されることが多いかと思います。
当たり前に使っているため、気づかずにESや面接で使用してしまう学生は多いです。
略語など専門用語は、アルバイトに従事している人しか知らないので、気を付けましょう。
専門用語の例
・バッシング=お皿を下げること
・ボディ=全身マネキン
・ダスター=テーブルを拭く布巾
②守秘義務は守る
アルバイトにも、周囲にはいってはいけない守秘義務があります。
内容は場所によって異なりますが、言ってはいけない情報を周囲に流すことで、アルバイト先に悪影響を及ぼすこともあり得るのです。
例え、面接などで企業に伝えたところで問題がないことでも、守秘義務を破ったとして信頼性を失う原因になります。
伝えても問題がないか、今一度確認をしておきましょう。
③やってあたりまえなことは書かない
アルバイトのガクチカでやりがちなこととして「任された仕事を頑張った」というアピールになってしまう、もしくは、そう伝わってしまうことです。
ボランティアとは異なり、アルバイトは報酬をもらっているため「仕事を頑張った」ことは当たり前に過ぎません。
大切なことは、自分なりに工夫やこだわりを持って取り組んだなど、通常業務以上に頑張ったことを伝えることです。
Matcherを使ってガクチカや学生時代に頑張ったことを添削してもらおう
いくら自分で見直しても、客観的に見ると伝わらないということは、ガクチカにおいてよくあることです。
Matcherは、自分の志望している業界の社員や内定者にOB・OG訪問をして、ESや面接の対策をしてくれます。
対策以外にも、業界の実態や仕事内容についても聞くことができるので、是非利用してみてください。
ESの「学生時代頑張ったこと」でアルバイト経験を書く時の構成

①学生時代に頑張ったことがアルバイト経験であること
ESや面接で「結論から話すことが大切」と聞く人も多いのではないでしょうか?
何を伝えるのか、結論から伝えることで、要点はなにかなにが言いたいのかが伝わりやすくなります。
そのため、ガクチカがアルバイト経験であることを、結論として先に述べるようにしましょう。
【例】
・私が学生時代に力を入れたことは、飲食店でのアルバイトです。
・私が学生時代に力を入れたことは、健康食品を販売するアルバイトで、1か月で売上を伸ばしたことです。
②起承転結を意識したエピソード
続いて中心となる、エピソードは、起承転結を意識して伝えるとまとまっていてわかりやすいです。
以下でまとめたので、それに当てはめてみてください
起:アルバイトの課題や行動を起こすきっかけ
アルバイトをする中で、力を入れたり頑張ったりした背景には、必ず解決すべき課題やきっかけがあるはずです。
課題や行動をおこすきっかけとなったことを、まず説明しましょう。
【例】
・バイトを長期的に続けられる人が少ない
・近くにできた競合店の影響で、売上が下がっていた
承:行動の内容とその背景
課題に対して行った行動について説明しましょう。
その際に行動だけ伝えると、ただの思いつきだと捉えられてしまう可能性があります。
行動の背景があると、考えて行動したことが伝わりやすいです。
【例】
・新人向けの業務マニュアルが分かりづらいことが原因だと考え、マニュアルの改善を行った
・新規の顧客を獲得することが必要だと思い、SNSの運用を開始した
転:行動しているときの苦労や工夫
行動を起こしても、すぐ簡単に結果が出る人は少ないでしょう。
結果が出ない中で、どのように解決、行動の見直しをしたのかを入れることで、困難に立ち向かえることをアピールできます。
【例】
・マニュアルを改善した当初は、分かりづらかった
⇒客観的な意見をもらうために、アルバイトのメンバー5人以上に見てもらっていた
・SNSを運用しても、売上は特に変わらなかった。
⇒原因は投稿頻度が少なかったことだと考え、毎日1回以上は投稿していた
結:行動をした結果
行動による結果を具体的に説明しましょう。
企業はこの結果を一番注目して見ているといっても過言ではありません。
結果を書く際のポイントとして、数字を使うとよりイメージしやすくなります。
仕事においても結果が数字として出るため、高い評価を得られるかもしれません。
頑張って行動した結果を、しっかりアピールしましょう。
【例】
・2週間周囲に協力してもらいながらマニュアルを改善した結果、新人が早く仕事に慣れるようになり、継続率も上昇した。
・SNSの施策を行った結果、売上を2倍伸ばすことに成功した。
③経験を通して得た学びと活かしたいこと
まとめの文として、アルバイト経験から学んだことを仕事でどう活かすのかを書きましょう。
ただ経験しただけで終わらせてしまうと、それはせっかくの経験を無駄にしたと捉えられてしまいます。
仕事では、経験から学びを得て次の仕事に活かす力が必要です。
ガクチカには必ず、経験を通して得た学びと、その学びを仕事のどこで活かすかを取り入れましょう。
Matcherを使ってガクチカの解像度をあげていこう
経験を通して得た学びや力を活かすといっても、どんな場面で活かせるのかわからない方も多いのではないでしょうか?
そんな時は、自分が志望している業界や企業で働いている社員にOB訪問をして、具体的な業務内容や、自分の学びや力を仕事で活かすことができるのか聞くことができます。
是非、Matcherを活用してガクチカの解像度を上げてみてください!
【社会人の所属企業例(一部)】
ゴールドマン・サックス証券、マッキンゼー、Google、三菱商事、電通、日本テレビ、P&G、味の素、サントリー、トヨタ自動車、オリエンタルランド、任天堂、リクルート、集英社、AGC、SONY、全日本空輸、外務省、DeNA、メルカリなど約3500社
【例文】ESの学生時代頑張ったことにアルバイト経験を書いた時
ESのガクチカでアルバイト経験を書いた時の例文を紹介します。
是非、参考にしてみてください!
飲食店でのアルバイトエピソード(386字)
私が学生時代に頑張った経験は、大学2年時に居酒屋のアルバイトでSNSを用いた集客である。私が働いていた居酒屋は、駅から離れたところにあり、新規客、特に若者の来店数が少ないという課題があった。金銭的に余裕がなく、失敗を避けたい気持ちがある若者への認知度拡大には、どんなお店で価格がいくらかを知ってもらう必要があると考えた。そこで若者の利用率が高いInstagramのアカウントを開設し、料理の写真と価格をわかりやすくまとめた画像を毎日アルバイトが投稿をするというルールを設けた。その結果、1か月後にInstagramを通して来店した若者が多く来店し、売上は始める前の月と比較し3倍に伸ばすことができた。この経験を通して、前例がない分野に挑戦する抵抗がなくなり、人を巻き込んで計画を遂行する力を得た。入社後は、この力を活かし、挑戦心を持ち続けながら組織を牽引する人材を目指す。
Matcherを使ってES対策をしよう
会社はガクチカや頑張ったことから、内容よりも、どんな状況でどんな行動をとったかという部分を重要視しています。
そのため、どんな行動をとったかが相手に伝わっていないと意味がありません。
また、その経験から学び得たことがあっても、その会社で活かす部分がないと、採用担当者から「一緒に働きたい」と思ってもらえないでしょう。
「一緒に働きたい」と思ってもらえるようなガクチカを作成するために、自分が志望している業界や企業で働く社員に見てもらいましょう。
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