就活の面接でよくある「22」の質問と面接官の意図
2020.07.21

面接の質問は意図を理解することが大切
インターンシップや採用の本選考において避けては通れない面接。どんな質問がよく出題されるのかになっているの人は多いのではないでしょうか?
巷には面接で「よく聞かれる質問集」として頻出質問を列挙しているものがありますが、面接の質問事項を覚えているだけでは意味がありません。
本当の意味で面接の対策をしたいのであれば、よく聞かれる質問がどんな意図でされているのかを把握しておくことが必要不可欠。
面接でよく聞かれる質問の意図を深く理解することで、他の質問にも応用することが可能になります。これから説明する「22」の質問の意図、及び回答する上でのポイントを把握し、面接の対策に活かしてください。
1. 志望動機は何ですか?

志望動機を答える際のポイントは、なぜその企業でなければならないかを徹底的に突き詰めること。この企業でなければならないという熱意が強く伝われば伝わるほど、面接官の印象はアップします。志望動機の考え方と実際の作り方は、下記記事を参考にしてください。
【志望動機】
2. 自己PRをしてください。
「自己PR」という自由度の高い質問のため、何を話せば良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか? 企業が自己PRを聞くのは、求める採用要件を満たす資質や適性が見られるかを確かめるため。
転職と違い、過去の仕事の実績で評価できない新卒採用では、自己PRと過去の体験が一貫しているか、その精度が問われます。自己PRの作り方に関してはこちらを参考にしてください。
【自己PR】
3. 弊社が第一志望ですか?

採用担当者はその年に採用しなければならない人数を目標値として課されています。この目標を達成するためには、優秀で、かつ内定を出したら入社してくれそうな学生に内定を出す必要があります。
もし聞かれたら、第一志望であること、そして先ほどのトピックで説明した的確な志望動機を伝えるようにしましょう。
【志望度チェック】

4. 学生時代頑張ったことは何ですか?
4つ目は学生時代に頑張ったことです。学生時代頑張ったことを聞く質問は自己PRと似ていて、学生が会社に入ったときにどのように活躍してくれそうか判断する材料となります。
したがって、頑張ったことをただ言うのではなく、自分の強みや価値観がしっかりと伝わらなければなりません。そして、この質問はさらに突っ込んだ質問をされることが多いので、嘘をつくのは絶対にやめましょう。
【学生時代頑張ったこと】

5. あなたの長所は何ですか?
長所を自分ならではの表現にすることで、説得力をより強くすることができます。詳しくは以下の記事を参考にしてください。
【長所】
6.あなたの短所は何ですか?

短所が出てしまう要因をしっかりと分析できていれば、自分のことを深く理解していると高い評価を受けることができるでしょう。
また、短所を伝える際におすすめなのが、長所と短所に一貫性を持たせること。長所と短所は表裏一体。長所と思われる強みが、短所として現れることもあります。そのため、長所と短所に一貫性を持たせることで、面接官は納得感を持って聞いてくれるはずです。
【短所】


7.あなたの性格について教えてください
自分の性格を聞かれたときに最も注意しなければならないのは、何も考えずに自分の性格を伝えること。例えば、「とてもほんわかした性格です」と回答したときに、面接官がどのように捉えるか考えてみてください。
面接官は、ほんわかした性格の学生を積極的に採用しようと考えるでしょうか?「性格」と言っても、見極めているのはみなさんの資質。その点を意識して自分の性格を伝えるようにしてください。
【性格】

8. 周りからはどんな人だと思われていますか?
この質問は他己分析が出来ているかの有無を確認するための質問。自分のことは自分が1番理解していると思いがちですが、意外とできていないもの。周囲の人からの評価をしっかりと受け止められるかも評価軸となります。
というのも、仕事は様々な人との関わりによって成立するものだから。周囲の人との関わりから、その人の志向性や適性を見極め、どの仕事やポジションがマッチしそうかの仮説を立てるという採用側の意図もあるのです。
【周りからどう思われるか】
9. リーダーシップを発揮した経験はありますか?

リーダーシップに関して、実際の役職経験がないために、答えられないと感じている人も少なくないでしょう。しかし、そんなことは決してありません。この質問を通じて最も面接官が知りたいのは、「組織へ貢献するための思考や行動」です。自分なりのリーダーシップを定義し、どのように自分の強みを発揮してきたかを伝えるようにしましょう。
【リーダーシップ】

10. あなたは〇年後どうなっていたいですか?
これは、面接している会社に入るイメージが具体的になっているのか確かめる質問です。面接官はみなさんの描きたいキャリアビジョンが明確か、またそれを会社として叶える環境を提供できるかの擦り合わせも兼ねて聞いていると考えられます。
この質問に答えるためには、企業研究を通して、ジョブローテーションなどの仕組みを知っておく必要があります。また、OB訪問などを通してロールモデルを知っておくと具体的に答えやすくなるので、事前にしておくとよいでしょう。
また、類似の質問として「どのような社会人になりたいですか?」「あなたのキャリアプランを教えてください」と聞かれることもあります。この質問については以下の記事を参考にしてください。
【キャリアプラン】
11.将来の夢は何ですか?
- 「将来の夢」を質問する意図は、学生の目指すビジョンと企業の方向性が一致しているかを確かめるため。その相性を測り、ミスマッチを未然に防ごうとしているのです。将来の夢について語る際には、絶対に押さえるべき構成があります。
自身の夢がそもそも仕事として達成できるのか、志望する会社で可能なのかを自分に問いながら、以下の記事を参考にしてください。
【将来の夢】
12. あなたにとって働くとは?
- とても抽象的な質問ですが、あなたにとっての「働く意義」はよく問われます。これは「なぜ就活しているの?」という質問に置き換わるのかもしれません。
働く意義を問う背景には、「その人なりの価値観を持って、行動をしているのか」という志向性や思考体力を見極めたいとの意図があります。働く意義は人それぞれ。自分の過去や今後のありたい姿を見つめ直し、なぜ働くのかを言語化できるようにしましょう。
自己分析をして、自身を省みたり、 OB訪問を通じてすでに働いている社会人の価値観に触れたりすることをオススメします。
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【社会人の所属企業例(一部)】
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【働くとは?】
13. 就活の軸は何ですか?
「就活の軸」と聞いてピンとこない人も少なくないかと思います。そもそも「軸」とは何か。
それは、自分が働くにあたって絶対に譲りたくない要素のこと。具体的には、「自分が誰にどんな価値を与えて仕事をしていきたいのか」「どんな人とどんな環境で働きたいか」を言語化したものが、その人自身の軸となるでしょう。軸を踏まえて、志望の意欲を伝えることができれば、説得力も高まります。
軸を決めるのにおすすめなのが、モチベーショングラフを活用した、自身の軸探し。軸を決めるには、過去の原体験の整理が必要です。ミスマッチの企業を受験しないためにも、以下を参考に自己分析と軸の整理を進めてください。
【就活の軸】
14. 大学のゼミではどんなことを研究していますか?
大学の専攻に関する質問も頻繁に聞かれます。採用担当者は、なぜそうした学問に興味を持ち、その興味を満たすためにどんな取り組みをしてきたのかを知りたいもの。
大学の専攻と志望企業の職種がリンクしている場合は、より研究内容の具体性や課題意識、学びを仕事にどう活かしたいのかという詳細な内容が求められるでしょう。
仮に、専攻と志望企業の職種が直接的にリンクしていなくても、何かしらの学びはあるはず。それを今後にどう活かしていきたいのか、ポジティブな発言をするよう意識しましょう。
【学業・勉強】

15. 学生生活で得たことは何ですか?

【学生生活で得たこと】
16. 学生と社会人の違いは何ですか?
この学生と社会人との違いを求められる質問。回答の切り口がたくさんあるため、答えづらいと考える人も多いのではないでしょうか?
どんな点を違いだと感じ、それをどう伝えるかによって、その人の志向性や思考力が見えてきます。「大学生は比較的自由ですが、社会人は忙しいです」のような、当たり前の回答ではなく、自分の切り口と言葉で伝えるよう意識しましょう。
【学生と社会人の違い】
17. 趣味や特技は何ですか?

【趣味・特技】
18.休日の過ごし方を教えてください
休日の過ごし方は、趣味/特技と同様、それ自体で評価が決まることはなく、アイスブレイクの一環でされることが多い質問です。分かりやすい説明を心がければ問題ないでしょう。
ただし、時間を使う上での意識は見られることがあるので、怠惰な印象を与えないように注意してください。
【休日の過ごし方】
19. 最近の気になるニュースについて、自分の主張を踏まえて教えてください。
こうした時事問題に関する質問も多くの面接で問われます。社会人にとって、身の回りの情報を収集し、インプットしていくのはとても大切なこと。こうした習慣を学生のうちに持てているかを面接官は見ています。
また情報収集だけでなく、ある事象に対する理解力があるか、それに対して自分の意見を持てているかが、高評価を得られるポイントとなるでしょう。
【時事質問】
20. あなたを〇〇に例えると何ですか?
こうしたトリッキーな質問もまれに飛んでくるでしょう。こうした時に、押さえたいのが面接官の意図。この質問の場合は、自身の「強み」や「弱み」を別のものに象徴化させるとどうなるか、という説明能力が求められています。
まずは、自分自身の「特性」について捉えること、その上で「例え」を用いてユーモアに表現するようにしましょう。
【変化球質問】
21. 最後に何か質問はありますか?(逆質問)

逆質問は会社への熱意を確かめることと、会社とのミスマッチを極力減らすことを目的としてされることが多いです。逆質問を求められたときに質問をしないと、会社への熱意が疑われ、全体として悪い評価になってしまいかねません。
会社を深く理解する質問や、会社で貢献していきたいという思いを感じさせるような質問をしてみてください。ただし、調べればわかるような質問をしてしまうと逆効果なので、ご注意を。
【逆質問】

22.最後に一言ありますか?
面接の終盤では、逆質問に加え、自ら一言伝えたいことを伝えられる時間を設けられることがあります。ここで何も言わないのはご法度。何も伝えなければ、企業に対する熱意がないのだと判断されかねません。
面接を通して感じたことや企業に対する思い、面接の時間をとってもらったことに対するお礼等を必ず伝えるようにしてください。
【最後に一言】
面接で答えに詰まってしまったときは・・

意表な質問がきて、言葉に詰まってしまった・・
面接をしていると、用意していない質問が来ることもしばしば。答えに詰まった焦りから、本来の落ち着きを失ったという方も少なくないでしょう。
そのように答えに窮したときは、深呼吸をし、しかるべき対処をしましょう。答えが詰まったときの対処法について以下にまとめてあるので、是非参考にしてください。
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