
【就活】新卒の面接質問集100選!面接官の意図と回答例文を紹介
2025/07/03
目次
12.
事前に聞かれる可能性の高い想定質問集を考え、受け答えを用意しておくことで、面接の評価が高まりやすくなります。
そこで本記事では、新卒採用の面接でよく聞かれる頻出質問と、回答例をご紹介します。面接対策にぜひお役立てください。
新卒採用で面接官が重視する3つの評価項目
就業経験のない人を対象とした新卒採用では、すぐに仕事で活かせるスキルをもっていることはそこまで重要ではありません。
以下は、企業が「採用基準のなかで重視する」と答えた項目とその割合を示すグラフです。

【参考】就活みらい研究所『就職白書2025 データ集』
このグラフから「人柄」「自社への熱意」「今後の可能性」が特に評価されるポイントだと分かります。
1. 人柄
新卒の面接で聞かれることが多いのは、人柄や価値観についての質問です。学生は実務経験がないため、企業は学生の人柄や価値観を聞くことで学生のポテンシャルを測ろうとします。
これは単に「素敵な人柄かどうか」ではなく、協調性・素直さ・コミュニケーション力など、組織の一員として働き、業務上のスキルを学んでいくうえで必要な素養があるかどうかで判断されています。
新卒採用の面接では、過去にどれだけすごい実績を持っているのか、ではなく、これまでどのような姿勢で課題と向き合っていたのか、が重視されます。そのため、今までの経験を整理し、自分の人柄を面接官にしっかりとアピールすることです。
2. 自社への熱意
新卒採用では、企業の文化や価値観を体現できるような人材が求められています。面接官は「なぜうちの会社を選んだのか」という志望動機の明確さと一貫性をチェックしています。
企業研究をしっかり行い、その会社で実現したいことや共感した価値観を自分の言葉で語ることが重要です。「業界全体が好き」「安定しているから」ではなく、その企業ならではの特徴や取り組みに言及できると、熱意が伝わりやすくなります。
3. 今後の可能性
新卒採用では、即戦力よりも「これからの伸びしろ」が重視されます。面接官は、これまでの経験を通じて「どう考え、どう行動してきたか」に注目し、学び続ける姿勢やチャレンジ精神があるかを見ています。
「失敗をどう乗り越えたか」「困難な場面でどう工夫したか」といったエピソードは、あなたの思考力や粘り強さ、成長意欲を伝える絶好の機会です。単に成功体験を語るのではなく、過程にある工夫や気づきを交えることが、可能性を感じさせるポイントになります。
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一覧|面接の頻出質問集100選
ここでは、面接の頻出質問を一覧でご紹介していきます。
★印がついているものは、特によく質問される項目です。
アイスブレイク目的の質問
★「休日の過ごし方を教えてください」
★「趣味や特技は何ですか」
「自由時間は何をしていますか?」
「何か継続的にやっていることはありますか?」
「普段暇なときは何をしていますか?」
「やっていて楽しいと思うことはなんですか?」
人柄を把握するための質問
★「自己PRをしてください」
★「あなたの長所は何ですか?」
★「あなたの短所は何ですか?」
★「あなたの性格について教えてください」
★「周りからはどんな人だと思われていますか?」
★「あなたを〇〇に例えると何ですか?」
★「尊敬している人はどんな人ですか?」
「自身のアピールポイントについて教えてください」
「強みを教えてください」
「周囲に負けないと思う自身の特性について教えてください」
「得意分野は何ですか」
「改善しなければならないと思うことはありますか」
「自身の能力やスキル面で不安な点はありますか」
「短所をどのように克服していきたいですか」
「あなたの性格を一言で表すとなんですか」
「あなたの性格を象徴するエピソードを教えてください」
「周りからは自分についてなんと言われることが多いですか?」
「集団で何かをするとき、どんな立ち位置にいることが多いですか」
「あなたを童話の登場人物に例えると?」
「あなたを文房具に例えると?」
「あなたを色に例えると何ですか?」
「あなたを動物に例えると何ですか?」
「あなたを自転車の部品に例えると何ですか?」
「どのような職場環境が自分に合っていると思いますか?」
「一緒に働きたいと思える人は?」
「苦手な人は?(一緒に働きたくない人は?)」
「上司や同僚と意見が異なるとき、どう対処しますか?」
「プレッシャーのある状況で、どのように対処しますか?」
学生時代の経験・スキルに関する質問
★「学生時代に力を入れたことは何ですか?」
★「ゼミではどんなことを研究していますか?」
★「リーダーシップを発揮した経験はありますか?」
「卒業論文や研究のテーマ、内容を教えてください」
「学生生活で最も苦労した出来事について教えてください」
「大学のゼミの中で最も面白かったことはありますか?」
「大学のゼミや研究の中で、最も大変だったことについて教えてください。」
「これまであなたが取った最も大きなリスクと取った理由をお聞かせください」
「もしもあなたがリーダーに任命された場合、良いリーダーであり続けるために日々どのように自己研磨をしますか。」
「学生時代に学んだことを仕事でどう活かしたいですか?」
「社会人になったときに活かせると思う、学生生活での経験について教えてください」
志望動機や就活の軸についての質問
★「志望動機は何ですか?」
★「弊社が第一志望ですか?」
★「就活の軸は何ですか?」
★「他社の選考状況を教えてください。」
★「あなたは〇年後どうなっていたいですか?」
★「あなたにとって仕事とは何ですか?」
「もし弊社で内定が出た場合、就活はどうされますか?」
「業界内でも多くの企業が存在しますが、なぜ弊社が第一志望なのですか?」
「志望度が高い企業の共通点はありますか」
「会社を選ぶうえで大切にしたことは何ですか」
「志望する業界に興味を持った理由は何ですか」
「理想の社会人像などあれば教えてください」
「あなたのキャリアプランについて教えてください」
「5年後、10年後のキャリアプランはどう描いていますか?」
「入社後にやりたいことはありますか?」
「当社の業務の中で携わりたい業務や希望の配属があれば教えてください」
「将来何か成し遂げたいことはありますか」
「あなたは今後社会人として働いていくとき、何のために働きますか?」
「あなたは何を意識して仕事に取り掛かりますか?」
企業理解に関する質問
★「弊社のどんなところに魅力を感じますか?」
★「弊社の現状の課題は何だと思いますか?」
★「あなたが弊社の社長だったら、この会社をどう変えたいですか?」
「この業界の今後を予想してください」
「弊社で働く人にどんなイメージを持っていますか?」
「弊社を志望するきっかけがあれば教えてください」
「弊社ならではの強みはどこだと思いますか?」
「弊社を知った経緯を教えてください」
「業界内でもいくつもの企業がありますが、弊社のどこが強みだと思いますか?」
「企業の価値観やビジョンと、自分の価値観がどう一致しますか?」
業界ごとの質問
▷総合商社
★「なぜメーカーや専門商社ではなく、総合商社を志望するのですか?」
「総合商社にしかできない価値提供とは何だと思いますか?」
「グローバルな仕事に挑戦したい理由は何ですか?」
▷メーカー
★「当社の製品で特に魅力を感じたものはどれですか?」
「ものづくりに興味を持ったきっかけは何ですか?」
「メーカーのなかでも〇〇業界に興味を持った理由は何ですか?」
▷銀行
★「なぜ地方銀行や信用金庫などではなく、メガバンクを志望していますか?」
「他業界ではなく銀行を志望する理由について教えてください」
「地域に根差した金融機関としての価値はどこにあると思いますか?」
▷広告
★「心を動かされたコンテンツ・表現にはどんなものがありますか?」
「どのようなコンテンツが今後流行すると思いますか?」
「これからの広告はどうあるべきだと考えていますか?」
▷コンサルティング
★「入社後、どんなことをしたいですか?希望する業種や経営テーマなどはありますか?」
「コンサルタントになりたいと思ったきっかけは?」
「残業が多くても大丈夫ですか?」
▷人材
★「人の成長や変化に関わった経験はありますか?」
「人のキャリアに関わる責任についてどう考えますか?」
「人と深く関わる仕事に向いていると思いますか?その理由は?」
その他の質問
★「最後に何か質問はありますか?」
★「最後に何か一言ありますか?」
★「最近気になるニュースについて教えてください」
「関心のある社会問題があれば教えてください」
「学生と社会人の違いは何ですか?」
「あなたにとって社会人になるとはどういうことですか?」
「転勤はできますか?」
「外部の環境や人間関係が変わることに抵抗はありますか?」
【例文】アイスブレイクにおける頻出質問と答え方
多くの面接官は本題に入るまえに、まずは学生の緊張を和らげるためにアイスブレイクから始めます。
▼人事が面接でアイスブレイクをする意図
・学生の緊張を和らげる
・学生の本心を引き出し、合否を決断しやすくする
・合否にかかわらず、自社に対して良い印象を与える
アイスブレイクの内容が面接の評価に大きく影響することはほとんどありません。気張らずに、自分らしい回答を心がけましょう。
「休日の過ごし方を教えてください」
日中はアルバイトに時間を割き、夜はレンタルビデオショップで借りたDVDを見ることが多いです。翌日の大学の授業に支障が出ぬよう、寝る時間を決めて楽しんでいます。
質問の意図と回答のポイント
休日の過ごし方は、趣味/特技と同様、それ自体で評価が決まることはなく、アイスブレイクの一環でされることが多い質問です。分かりやすい説明を心がければ問題ないでしょう。
ただし、時間の使い方は見られることがあるので、怠惰な印象を与えないように注意してください。
「趣味や特技は何ですか?」
私の趣味は、マラソンです。42.195キロを走りきったときの達成感に魅せられて、3年以上続けています。
2ヶ月に1度は大会に出場し、その大会に向けて日々ジョギングするなど、コンディションを整えています。大会当日に最高の状態で臨むために何をすべきか考える中で、計画力と実行力が身についたと感じています。
質問の意図と回答のポイント
趣味/特技は人それぞれ。それ自体を評価することはありません。しかし、みなさんがどんな分野に興味を持っていて、それに対してどう取り組んでいるかを知ることで、その人の資質を見ています。
また、自分の好きなものを他人に伝える説明能力が評価のポイントとなるでしょう。
【例文】人柄を把握するための頻出質問と答え方
新卒採用において企業が人柄を重視するのは、ミスマッチを防ぐためです。
▼人事が面接で『人柄』に関する質問をする意図
・採用する学生が企業の社風に馴染めるかを判断したい
・チームで協調して働けるかどうか知りたい
人柄に関する質問では、自分を客観的に分析できているかどうかも見られています。自分を誇張しすぎず、なるべく自然体でいたほうが評価が高くなるでしょう。
「自己PRをしてください」
私は、相手が望む結果を常に意識しながら円滑なコミュニケーションを取ることができます。
長期インターンでは、イベントのスポンサー獲得を担当していました。当初は、イベントの魅力や目的を熱心に伝えればスポンサーを獲得できると思っていましたが、なかなか興味を持ってもらえませんでした。
そこで、相手の立場に立ち、企業にとってどんな利益があるかを考えることを意識して業務に取り組みました。具体的には、スポンサーになることで得られるメリットをデータや具体的な事例を用いて提示し、企業にとって「参入すべき価値」を示しました。その結果、前年と比べて150%のスポンサー額を獲得することができました。
この経験から学んだコミュニケーション能力を活かし、貴社の法人営業職でも、顧客にとって有益な関係や投資価値を明確に提案し、信頼を築いていきたいと考えています。
質問の意図と回答のポイント
企業が自己PRを聞くのは、求める採用要件を満たす資質や適性を学生が兼ね備えているかを確かめるためです。転職と違い、過去の仕事の実績で評価できない新卒採用では、自己PRと過去の体験が一貫しているか、その精度が問われます。
そのため、企業が求める資質に合った自分の強みをアピールすることが大切です。企業や職種ごとに求められるスキルは違うため、企業ごとにアピールするべき強みは何なのかをしっかりと考えましょう!
「あなたの短所は何ですか?」
わたしの短所は、メンバーへの関与が深くなりすぎてしまい、優先順位がブレてしまうことです。
塾講師として働いていた際、私の強みである生徒一人ひとりへのサポートが、ときには短所として現れることがありました。特に、全員に目を配りすぎてしまうあまり、他の講師が担当する生徒の学習状況にも過剰に関わってしまったことがありました。
その結果、自分が担当する生徒の指導に十分な時間を割けず、指導計画の進行が遅れることがあったのです。例えば、ある生徒が苦手な科目に対する不安を抱えていた際、その生徒をサポートしようとするあまり、他の生徒の個別対応が後回しになってしまった経験があります。
このような優先順位がブレてしまった失敗を反省して、今ではサポートと自身の業務のバランスを取ることの重要性を学び、改善に努めています。
質問の意図と回答のポイント
企業は、短所からみなさんが自己理解をしているか否かを見極めています。短所が出てしまう要因をしっかりと分析できていれば、自分のことを深く理解していると高い評価を受けることができるでしょう。
また、短所を伝える際におすすめなのが、長所と短所に一貫性を持たせることも意識しましょう。長所と短所は表裏一体です。長所と思われる強みが、短所として現れることもあります。
長所と短所に一貫性を持たせることで、面接官は納得感を持って聞いてくれるはずです。
「周りからはどんな人だと思われていますか?」
私は周りから「おだやかな人」と言われます。
野球部では、試合に負けた後の部活内でのミーティングの際に、暗い空気の中で冷静にミーティングの進行を担い、普段通りの雰囲気を作ることに努めていたからだと思います。チームとして優秀な成績を収めていたわけではありませんが、チームが明るい気持ちで前に進めるようにメンバーとして貢献できたと考えています。
今後は、周りの状況を良くするだけでなく、もっと主体的に自分の意見を発信するなどして、チームに貢献していきたいです。
質問の意図と回答のポイント
この質問は、他己分析が出来ているかを確認するための質問です。
自分のことは自分が1番理解していると思いがちですが、意外とできていないもの。周囲の人からの評価をしっかりと受け止められるかも評価軸となります。
周囲の人との関わりから、その人の志向性や適性を見極め、どの仕事やポジションがマッチしそうか判断する意図もあります。
【例文】学生時代の経験・スキルに関する頻出質問と答え方
人事担当者が面接で学生時代の経験やスキルについて質問する理由として、次のことが考えられます。
▼学生時代の経験・スキルを聞く質問の意図
・実践的な能力の確認
・成果を出すためのアプローチの把握
「問題解決力」「協調性」「成長意欲」「ストレス耐性」など、仕事をする上で役に立つようなスキルが自分にあることをアピールするよう意識しましょう。
また、面接官はあなたの回答に対して
・難しい課題をどうやって乗り越えましたか?
・学んだスキルをどのように実務に活かせると思いますか?
・アルバイトやインターンシップでの経験をどう活かしますか?
のように深掘りの質問をしてくることが多いです。質問の意図は変わらないため、落ち着いて相手の意図をくみ取った回答をしましょう。
「学生時代に力を入れたことは何ですか?」
私が学生時代に頑張ったことはTOEICの勉強です。
大学に入学してすぐに受けたTOEICで380点を取ってしまったことがとても悔しかったため、大学での勉強と並行して英語を学ぶことにしました。毎日最低30分の勉強時間を確保し、継続的におこなったことで3年生になる頃には830点を取れるようになりました。しかし、私はその点数では満足できなかったため、大学でも必修以外の英語も選択して徹底的に学ぶことにしたのです。
結果、4年生の最初に受けたTOEICでは自己最高の910点を取ることができました。継続した努力がこの結果に結びついたのだと思います。入社した後もコツコツと努力を重ね、3年後には御社を引っ張っていけるような人材になりたいと思っています。
質問の意図と回答のポイント
学生時代に力を入れたこと(=ガクチカ)のエピソードから、能力や人柄、価値観、課題解決力などが分かります。面接官は、ガクチカを通して「入社後に活躍してくれそうな人材なのか?」を判断しています。
ガクチカを伝える際は、具体的な数値を提示しながら、客観的な目線でエピソードを話すことが重要です。
「結論(学生時代に力を入れたこと)」「課題だったポイント」「設定した目標」「実施した施策」「結果」の順で、ガクチカを説明しましょう。
「ゼミではどんなことを研究していますか?」
大学2年生から哲学ゼミに所属し、特にデカルト哲学を中心に研究しています。
デカルト哲学は、あらゆるものを疑い続けることで自分の認識を根本から問い直し、確実な知識の基盤を探る思想を軸に展開されています。『方法序説』や『第一哲学諸書』を通じて、思考の基礎や存在の本質について考察を重ねてきました。
もともと哲学に興味を持ったきっかけは、物事を多角的に捉え、確実な根拠を持って結論を導き出す力を身につけたいと思ったからです。デカルト哲学は、そのような私の知的好奇心に応え、確実な知識や論理的な思考を構築する大きな助けとなっています。現在は『方法序説』を中心に、デカルトの合理主義が現代にどのように応用されているかを研究しています。この過程で、自分の認識や考えを絶えず疑い、論理的な判断の重要性を学んでいます。
貴社に入社後も、自分の思考や認識を問い直し、論理的かつ確実な根拠に基づいた判断を行い、貴社に貢献していきたいと考えています。
質問の意図と回答のポイント
研究テーマは候補者の関心や情熱を反映する部分です。人事は、その学問に興味を持った理由や研究への取り組み方を聞くことで、学生の人柄を把握しようとしています。
また、人事は学生の説明能力も確認しています。大学の選考が企業の職種に関係していない場合は、専門用語を使わず、予備知識をもたない人にも分かるように説明しましょう。反対に、大学の専攻と志望企業の職種がリンクしている場合は、その活動が入社後どのように活かされるのかを見られます。
そのため、研究内容を具体的に説明し、入社後どのように大学での経験を活かせるかをアピールしましょう!
「リーダーシップを発揮した経験はありますか?」
私にとってリーダーシップとは、強い当事者意識を持つこと、そしてチームのメンバーにそれを持つように促すことです。
私は大学2年時から現在にかけて、カフェでアルバイトをしています。そこでは自分のリーダーシップを発揮できるよう意識していました。私が3年生のとき、勤務しているカフェの近くに競合となる新しいカフェがオープンし、新しいカフェへお客様が流れてしまいました。そのとき、アルバイトのメンバーは以前まであった意欲を失い、それが接客の態度に現れつつありました。
この状況に問題意識を持った私は、店長にアルバイトメンバー内で話し合いの場を設けるべきだと進言しました。実際に話し合いの場を設け、どんな状況でも最高の接客をこころがけ、競合店ができたことに対し悲観的になるのではなく、私たちに何ができるかを考えることが必要不可欠であることを伝えました。その後私たちは、改めて接客を見直し、加えてカフェの外観を変更しました。
その結果、お客様アンケートでは接客に対して好評をいただき、競合店ができてから沈んでいた売上を競合店ができる前の売上に戻すことができました。
私はこの経験を通して、現状に満足せず周囲を巻き込んで取り組む力を身に着けました。仕事でも全員が同じ目的に向かえるように私なりにリーダーシップを大切にしていきたいと思っています。
質問の意図と回答のポイント
企業はこの質問から、
・目標達成のために仲間と協力していけるか
・企業へ貢献するための行動ができるか
・周りに働きかける力を持っているか
など、仕事をしていく上で必要な能力を学生が備えているかを評価しています。
そのため、あなたが将来的に仕事で活躍する場面が面接官がイメージできるように、仲間と協力してきた経験を中心に回答しましょう。
【例文】志望動機や就活軸に関する頻出質問と答え方
就職白書の調査によると、企業は2番目に「自社への熱意」を重視しています。
企業は学生の自社への熱意を見極める質問を通して、以下のようなポイントを見ています。
▼志望動機や企業理解を聞く質問の意図
・入社の意志と熱意の確認
・学生のキャリアビジョンと企業の方向性の一致
・業界や会社への適性の確認
志望度の高さや、自分と企業のマッチ度の高さなどをアピールできるような回答を意識しましょう。
「志望動機は何ですか?」
日本経済の発展に大きく貢献できる仕事がしたいという目標を御社で実現したいと思い志望しました。
幼少期に父の事業が失敗した経験から、経済的な豊かさは人々の心の余裕に直結しているということを強く実感しました。御社は総合商社の中でも特に日本の事業を発展させることに力を入れており、安定的に事業を拡大させているところに魅力を感じました。
長期インターンでテレアポを2年間経験して身につけた粘り強さを生かし、日本の経済的な成長に貢献したいです。
質問の意図と回答のポイント
自社への熱意があるのか、企業を理解できているのかを見極める質問です。
志望動機を答える際のポイントは、なぜその企業でなければならないかを徹底的に突き詰めること。この企業でなければならないという熱意が強く伝われば伝わるほど、面接官の印象はアップします。
「弊社が第一志望ですか?」
はい、御社が第一志望です。
総合商社の中でも、御社は特に「事業経営に踏み込む力」と「新興国ビジネスへの積極的な展開」が魅力だと感じています。私は大学時代にアジアの開発経済について学ぶ中で、社会課題と経済成長を両立させるビジネスに携わりたいと思うようになりました。
御社がアフリカで行っている事業では、単なるモノの流通にとどまらず、現地の課題解決に向けた事業投資を行っている点に強く共感しています。そうしたフィールドで、自らも価値を創り出せる人材として成長していきたいと考えており、御社を第一志望としています。
質問の意図と回答のポイント
この質問の意図は、内定を出したら入社してくれるかどうかの確認です。
採用担当者はその年に採用しなければならない人数を目標値として課されています。この目標を達成するためには、優秀で、かつ内定を出したら入社してくれそうな学生に内定を出す必要があります。
志望度を聞かれた際は、第一志望群だと伝えると同時に、なぜそうなのかという理由を答えましょう。同じ業界のなかでもなぜ他社ではダメなのかを説明できるように、企業分析を行っておくことも重要です。
「就活の軸は何ですか?」
「地球環境にやさしいプロダクトの提供」と「事業規模の大きさ」を軸に企業選びをしています。
私は海の近くで生まれ、休日は海辺のプラスチックゴミ拾いを近所の人たちとするなど、自然に対する保全意識が強い環境で育ちました。大学では日本におけるヴィーガンプロダクト販売についての研究をしており、多くのエコ商品を生み出してきたニュージーランドへの交換留学も行いました。そのため、就職する企業が販売するプロダクトを信頼できるかについて重視しています。
また気候変動への対策などは緊急性が高いことから、大きなインパクトが与えられる事業規模の大きい企業に勤めたいと考えています。御社が販売する商品はほぼ全て植物由来であり、また、量り売りによるプラスチックゴミ対策も行っているところに魅力を感じています。海外の拠点も多く、地球規模でやさしいインパクトを与えられるため、企業選びの軸とマッチしていると感じています。
質問の意図と回答のポイント
就活の軸とは、自分が働くにあたって絶対に譲りたくない要素のことです。具体的には、「自分が誰にどんな価値を与えて仕事をしていきたいのか」「どんな人とどんな環境で働きたいか」を言語化したものが、その人自身の軸となるでしょう。
企業は就活の軸を聞くことで、学生の価値観と自社の文化や事業とのミスマッチがないかどうかを見極めています。
また、就活の軸がはっきりしていれば、学生の自社への志望度が高いうえ、入社後の働く意欲を持っていると企業は判断します。軸を明確にすることと、軸を踏まえてその企業でどんなことがしたいのかを具体的に話せると、うまく企業にアピールできるでしょう。
就活の軸が定まっていない人は、過去の原体験を整理するところから始めましょう。
【例文】企業理解に関する頻出質問と答え方
人事担当者が面接で企業理解に関する質問をする理由として、次のことが考えられます。
▼企業理解を問う質問の意図
・志望度の高さや適性の確認
・業界/事業への理解力の把握
企業理念や事業内容、競合他社との違いなどについてしっかり調べた上で、「なぜその企業なのか」を具体的に説明できるようにしましょう。自分の価値観や将来像と照らし合わせて話すことで、説得力が増します。
「弊社のどんなところに魅力を感じますか?」
私は、御社が「事業投資」と「事業経営」の両面で価値を創出し、グローバル規模で産業の未来を形づくっている点に大きな魅力を感じています。
中でも、単なるモノの流通だけでなく、地域課題や社会課題をビジネスとして解決していく姿勢に強く共感しました。御社が携わっている再生可能エネルギー事業や、アジア新興国でのインフラ支援などを通じて、社会貢献と収益性の両立を本気で目指している姿勢に惹かれました。
また、社員の方々が「自ら機会を創り出し、巻き込み、動かす」という当事者意識を持って働いている点も、OB訪問を通して感じた御社の魅力です。私自身も学生時代、ゼロからチームを立ち上げて新しい企画を実現してきた経験があり、そうした主体性を活かして事業を動かすフィールドに身を置きたいと考えています。
質問の意図と回答のポイント
企業への志望度や、就活生と企業のマッチ度の高さなどが見られている質問です。
・企業の特徴を挙げる
・そこに魅力を感じた理由
・自分の経験や価値観との接点
・将来どのように貢献したいか
という点について答えながら、企業分析がしっかりできていることをアピールしましょう。
「弊社の現状の課題は何だと思いますか?」
御社の事業内容やサービスについて調べる中で、人材紹介や派遣領域における差別化が今後の課題のひとつではないかと感じました。
近年、業界全体として人材サービスが多様化し、他社との競争も激しさを増している中で、求職者の方々に「なぜ御社を選ぶのか」をより明確に打ち出す必要があると思います。特にSNSや口コミを通じたブランド形成や、20〜30代の若手層向けのパーソナライズされた支援体制が、これからさらに求められるのではないかと考えています。
こうした課題に対して、御社が既にHRテックを活用したマッチング強化やキャリア支援コンテンツの充実を進めている点から、課題に向き合いながら変革を続けている姿勢を感じ、その過程に関われることに魅力を感じています。私も御社の一員として、求職者の声を丁寧に拾いながら、より魅力的な支援の形を一緒に模索していきたいです。
質問の意図と回答のポイント
企業理解の深さだけではなく、課題を発見する力、建設的な議論をする力、当事者意識などがあるかどうかが評価されます。
・どのような課題があるのか
・なぜそれが課題になっているのか
・すでにその企業で行っている対策はあるか
・解決するためには、どうすればいいのか
といったことを説明できると、高評価が狙えます。
また、回答の仕方によっては失礼になってしまう可能性があるため、「ここをこうすればもっと良くなると思う」というポジティブな姿勢で話すように意識しましょう。
「あなたが弊社の社長だったら、この会社をどう変えたいですか?」
もし私が御社の社長だったとしたら、「求職者にとって一番親身で、誠実な人材会社であること」をより明確に発信するブランドづくりを強化したいです。
現在の御社のサービスは非常に丁寧で、求職者に寄り添った姿勢が伝わってきますが、業界全体では「営業色が強い」「マッチングが早すぎる」などの印象を持たれることもあると感じています。だからこそ、“数でなく質”を大切にしている御社の姿勢を、SNSやWebコンテンツなどを通じてより発信していくことで、より一層の信頼獲得やファンづくりにつながると考えます。
まず現場の仕事をしっかり経験し、御社が大切にされている「人の可能性を引き出す」という価値を現場で体現できる社会人になりたいと考えています。
質問の意図と回答のポイント
経営視点を持って仕事に取り組めそうかが見られています。
会社の強みや価値観を理解したうえで、伸びしろがあると思った箇所と改善方法について提案してみてください。自分の関心がある範囲と関連づけられると、志望度の高さもアピールできます。
この質問をされた場合に、「残業時間を減らしたい」「給与を上げたい」といった働き方や待遇についての改善案を提示することは避けましょう。あくまで「どうしたら事業を成長させられるのか」について考えたことを伝えてください。
【例文】その他の頻出質問と答え方
これまでにご紹介してきた質問のほかに、よくある質問とその回答例をご紹介します。特に、ここで紹介している「最後に何か質問はありますか?」や「最後に何か一言ありますか?」という質問は、面接の最後に必ずと言っていいほどよく聞かれます。
どのように答えればよいか迷う人は回答例を参考にして、ぜひ一度作ってみてください!
「最近気になっているニュースについて教えてください」
最近気になったニュースは、国内でのコメ不足が深刻化しているという報道です。
異常気象によって生産量が減少していることや輸出の増加が原因で、国内供給が不安定になっているとのことでした。コメは日本の食文化に根付いた重要な食材なので、供給不安が消費者行動やマーケティング戦略にどのように影響するかに興味を持ちました。
ニュースでは、消費者が安価な代替品にシフトする傾向が見られ、食品メーカーや飲食業界も新メニューの開発や在庫管理の見直しを迫られていると伝えられていました。そのため、広告業界でも、代替食品や保存食を強調したプロモーションが必要になると感じました。
企業はこうした変化に迅速に対応し、消費者のニーズに合わせた柔軟なマーケティング戦略を打ち出すことが重要だと考えています。
質問の意図と回答のポイント
企業は、学生が身の回りの情報を収集し、インプットしていく習慣を持っているかを見ています。また、インプットした情報を自分の学びや仕事に応用する「応用力」にも企業は注目しています。
そのため、
①幅広い業界の最新のニュースをおさえる→情報感度をアピール
②インプットした情報を自分の学びに落とし込む→応用力をアピール
を意識するとよいでしょう!
「最後に何か一言ありますか?」
本日の面接で御社の理念や企業方針を伺い、ますます御社で働きたいという気持ちが高まりました。また、面接の時間をいただき、本当にありがとうございました。
お話を聞いて、御社が掲げている「顧客へのサービス第一」への解像度が上がり、私が3年間接客業のアルバイトをしてきた経験が、御社のサービス精神の高さと非常にマッチすると思ったので、自分もその一員として貢献したいと感じました。
お話を聞いて、御社が掲げている「顧客へのサービス第一」への解像度が上がり、私が3年間接客業のアルバイトをしてきた経験が、御社のサービス精神の高さと非常にマッチすると思ったので、自分もその一員として貢献したいと感じました。
質問の意図と回答のポイント
面接の終盤では、逆質問に加え、自ら一言伝えたいことを伝えられる時間を設けられることがあります。ここで何も言わないのはご法度。何も伝えなければ、企業に対する熱意がないのだと判断されかねません。
面接を通して感じたことや企業に対する思い、面接の時間をとってもらったことに対するお礼等を必ず伝えるようにしてください。
「最後に何か質問はありますか?」
▼好印象な逆質問の例
「○○の資格を取得していますが、御社で貴社で活かせる場面はありますか?」
「○○様(面接担当者の名前)が、仕事をしていて印象的だったこと(嬉しかったこと)を教えていただけませんか?」
「内定をいただいた場合、私が入社までに特に学んでおくべきことがございましたらぜひ教えてください。」
「本日の面接で私が今後御社で働くにあたって改善した方がいいところや気を付けた方がいいところはありますでしょうか?」
▼人事部への逆質問
「御社で高く評価されている社員に何か共通点はありますか?」
「御社の現場社員の評価基準を教えてください。」
▼現場の責任者や若手社員への逆質問
「xx職の1日の業務スケジュールを教えてください。」
「御社の社風であるグループワークにおいて具体的な体験談などを教えてください。」
▼役員や社長への逆質問
「御社の理念であるxxxはどのような状況で見受けられますか?」
「御社がわずか数年でここまで成長できた一番の要因をお聞きしたいです。」
▼NGな逆質問の例
・「御社の企業理念を教えてください。」
・「御社の強みは何ですか。」
・「入社してから勉強できる環境はありますか?」
質問の意図と回答のポイント
面接の終わりに何か質問はないかと聞かれることがあります。いわゆる逆質問です。逆質問は会社への熱意を確かめることと、会社とのミスマッチを極力減らすことを目的としてされることが多いです。
逆質問を求められたときは、積極的に質問をして会社への熱意をアピールしましょう。会社を深く理解する質問や、会社で貢献していきたいという思いを感じさせるような質問をしてみてください。
また、一次面接は人事部、二次面接は現場の責任者や社員、最終面接は役員や社長、というように、面接が進むにつれて面接官も変わってきます。このような面接官の役職によって逆質問の内容も変えることがオススメです。
NGな逆質問の例として挙げている項目は、採用HPを見たり、会社説明会に参加したりすれば分かることなので、選考の場で質問することは避けた方がよいでしょう。また、給料・福利厚生・休暇等の逆質問も、働く意欲をアピールできないためNGです。
面接対策でやっておくべき5つの準備
頻出質問に対する回答を用意しておくだけでは、面接対策として十分ではありません。
ここでは、面接対策でやっておくべき準備についてご紹介します。
①自己分析を深める
自己分析を深めることで、面接全体での印象を高めることが可能です。
面接は「なぜ私を採用するべきなのか?」をアピールする場だと捉えることができます。自分の強みや弱み、価値観、興味や関心などをよく理解しておくことで、面接官に自分を採用すべき理由を説得しやすいです。
モチベーショングラフや自分史などを作り、過去の経験から「自分とはどのような人間か?」についてまとめておきましょう。
②企業に関する情報収集を行う
面接では「なぜその企業なのか?」という質問を必ず聞かれます。企業理解が深く、志望度が高いと、企業とマッチした人材として評価されやすいです。
▼企業分析で調べるべきこと
・企業理念
・事業内容
・主力商品やサービス
・企業ならではの強み
・競合他社との違い
・社風 など
企業についての情報を知っておくことで、面接官の質問に対して的確な返しができるようになります。企業HPや採用サイトに目を通すのはもちろん、OB・OG訪問なども活用しながら情報収集しておくことがオススメです。
③口コミサイトで企業ごとの頻出質問を確かめる
企業ごとの頻出質問は、就活の口コミサイトで確かめられます。
▼代表的な就活口コミサイト
・就活会議
・みん就
選考段階ごとにどのような質問をされる可能性が高いのか、どのような雰囲気で面接が行われるのか、などを知るために、面接前に確認しておきましょう。
④模擬面接の様子を録画する
実際の面接では、話す内容だけではなく、表情や声のトーン、話すスピードなども意識することが重要です。メラビアンの法則では、「言語情報:7%、聴覚情報:38%、視覚情報:55%」の割合でコミュニケーションに影響を与えるといわれています。
面接の準備を行う際は、自分がどのような態度で受け答えをしているのかを確認するために、模擬面接の様子を録画してみましょう。「表情が固まっている」「姿勢が悪い」など新しい発見があるはずです。
⑤知人に頼んで面接練習をする
1人で練習するだけでは気づけないポイントも多いため、友人・家族・就活経験者などに面接官役をお願いして練習してみることがオススメです。
特に想定外の質問や深掘りに対してどのように対応するかを練習しておくことで、本番でも落ち着いて答える力が身につきます。また、フィードバックをもらうことで、表現の不自然さや伝わりにくい部分も明確になるでしょう。
もし周りに面接練習をお願いできる人がいないという場合は、OB・OG訪問サービスを活用してみてください。
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Matcherに登録する(無料)面接の受け答えで好感度を高めるコツ
面接当日は、どのようなことを意識すればよいのでしょうか?
ここでは、面接の受け答えで好感度を高めるコツについてご紹介します。
結論から答える
面接では、なるべく結論から答えることを意識しましょう。
▼PREP法の文章構成
・Point(結論)
・Reason(理由)
・Example(実例・具体例)
・Point(結論)
面接対策を行う際は、PREP法の文章構成にしたがって回答の練習をすることがオススメです。PREP法を使うことで、分かりやすく物事を説明する力が身につきます。
具体的な数値を使って客観的な事実を伝える
具体的な数値を伝えることで、エピソードに信ぴょう性を持たせることができます。
▼NG例
インターン先で架電効率を上げるための業務改善をしました
▼OK例
インターン先で架電効率を上げる施策を行った結果、1日あたりの架電数が180%改善し、四半期の商談獲得数を20件から53件まで押し上げることができました
このように、具体的な数値を使うことで、より印象的なエピソードに仕上がります。面接対策を行う際は、エピソードを伝える際に使えそうなデータがないか確認しておきましょう。
一貫性のある発言を心がける
面接を通して「この人はこういう価値観や志向性をもっているんだな」と知ってもらえるように、一貫性のある発言を心がけましょう。
志望動機や自己PR、ガクチカなどの話が互いに矛盾していると、「面接に受かりそうな内容を場当たり的に答えてるんじゃないか」と疑われてしまう可能性があります。
自己分析や、業界研究、企業研究を深めておくと、想定外の質問をされたときにも、一貫性をもって回答することが可能です。
面接官の目を見ながら、明るく元気に話す
面接で好印象を得るためには、面接官の目をみて、ハキハキと明るく元気に話すようにしましょう。簡単なことのようですが、緊張している場だと、自分が意識しているよりも表情や声色が暗くなってしまいがちです。
面接練習をする際に、一度自分が答えている様子を録画してみることがオススメです。表情や身振り手振りがどうなっているのかを客観的に確認し、好感度の高い話し方ができるように練習してみましょう。
面接で想定外の質問が来たときの対処法3選
面接ではどんなに準備していても、想定外の質問をされることがあります。「回答に困ってしまった…」という場合は、以下の3つの対処法で切り抜けましょう!
「少し考えてもいいですか?」と時間をもらう
難しい質問をされて困ってしまったときは、「少し考えてもいいですか?」と一言断ってから、回答する内容を考えてみてください。
何も返さずにただ黙り込んでしまったり、沈黙を恐れて曖昧な回答をしてしまったりするよりも、「落ち着いた対応ができる人だ」と評価されやすいです。
分からなかったことは聞き返す
質問の意図がつかめないときや、内容が曖昧だった場合は、素直に「もう一度お願いできますか?」や「〇〇という意味で合っていますか?」と確認しましょう。
わからないまま話を進めるよりも、質問を正確に捉えようとする姿勢の方が好印象です。
素直に思ったことを伝える
準備していない質問に対しては、感じたこと・考えたことをなるべく正直に答えたほうが評価が高まりやすいです。
「すぐには答えが出ないですが、今の時点でこう考えています」といった柔らかい言い方を意識すると誠実さが伝わりやすくなります。完璧な回答よりも、等身大の対応が評価されることも多いです。
さいごに
本記事では面接で聞かれる質問のまとめ、回答例や注意点などについて紹介しました。
皆さんの面接対策の参考になれば幸いです。
また自分の回答が本番で通じるのか不安になる方は、ぜひOBOG訪問で社会人に添削やフィードバックをお願いしてみてください。
他者の目線を入れながら「しっかりと自分の熱意が伝わっている回答になっているか」「面接官が聞きたいことをちゃんと答えられているのか」といった添削をを進めていくことで、より面接官に魅力が伝わる面接をすることができます!