【短所一覧】面接で好印象を残す例文20選|長所との言い換えも紹介

2024/08/21
就活で伝える短所
短所の例文
短所一覧
目次
1.
短所を伝えるための3つのステップ
2.
‌好評価が得られる短所の特徴【短所一覧付き】
3.
【短所一覧】面接で回答する際の例文20選‌‌
4.
Matcherを利用して短所を壁打ちしませんか?
5.
‌なぜ企業は短所を聞くのか
6.
自分の短所を見つける5つの方法
7.
短所⇔長所の言い換えリスト
8.
‌気をつけよう!「短所」を伝える時のNG例
9.
ES添削/面接対策ならMatcherがオススメ
10.
おわりに
「短所を伝えると選考官にマイナスのイメージを与えてしまうのでは」
就活生の中には選考においてこのような不安を抱く方もいるのではないでしょうか。

もちろん「向上心がない」「協調性がない」といった業務に支障をきたすようなNGな短所を伝えたり、間違った伝え方をしてしまうと、選考官に悪い印象を与えてしまいかね。

しかし、短所は伝え方次第で好評価が得られます。

本記事では、短所の例文一覧や長所との言い換え、短所の伝え方などを網羅的にご紹介していきます。

短所を伝えるための3つのステップ

短所をただ伝えるだけでは、選考官に悪印象を与えかねません。
そのため、以下の3つのステップに沿って話すことが効果的です。

‌▼短所を伝えるための3つのステップ
①「私の短所は〇〇です」と一言で述べる
②短所を説明する具体的なエピソードを伝える
③最後にポジティブな表現で締める

▼短所を伝えるときのテンプレート
【結論】
私の短所は〇〇です。

【短所の具体的な説明・具体例】
具体的には、〇〇な時に〇〇してしまうことがあります。
例えば、先日こんな時に〇〇してしまいました。

【ポジティブな表現】
〇〇な部分が、原因だと気付きました。
〇〇すれば、改善できるかもしれないと考えました。
改善するために、〇〇することを意識しています。
〇〇するようにしたことで、〇〇になりました。
今後も〇〇することを意識して、〇〇できるようになりたいです。

①「私の短所は〇〇です」と一言で述べる

まず「私の短所は〇〇です」という風に簡潔に伝えましょう

この場面に限らず、何かを伝えるときは結論から述べることが鉄則です。

これができていないと、話の要点をはっきり伝えることができず、聞き手を困惑させてしまいます。

なので、一言目は端的に伝えるようにしましょう。

②短所を説明する具体的なエピソードを伝える

結論を述べた後は、具体的なエピソードについて話しましょう

結論→エピソードの順番で話すことで、結論に説得力を持たせることができるだけでなく、聞き手に具体的なイメージを持たせることができます。

例えば短所が「優柔不断である」場合「ゼミのグループ発表で、テーマを決めるのに時間をかけてしまった」といったようなエピソードを述べましょう。

具体的なエピソードを伝えることで、選考官も人柄をイメージしやすくなります

③最後にポジティブな表現で締める

短所を伝える際に最も重要なことは「ポジティブな表現で締めること」です。

ポジティブな表現で締めるには、「(1)短所をどのように克服しようとしているのかを述べる」「(2)短所をポジティブに言い換える」という2つの方法があります。以下でそれぞれ詳しくご紹介します。

(1)短所をどのように克服しようとしているのかを述べる

1つ目は「短所を普段どのように克服しようとしているか」を述べる方法です。

ただ、短所を客観視しているだけでは準備不足となってしまいます。
‌選考官が知りたいのは「自己成長に向けて普段どのように短所に向き合っているか」です。
‌そのため、日常的に短所をどのように克服しようとしているのかを話しましょう。

例えば短所が「優柔不断」であり「ゼミのグループ発表で、テーマを決めるのに時間をかけてしまった」といったようなエピソードを述べたとします。その場合「それ以来、物事に取り組むときは時間配分を決めておくこと、勇気をもって決断して前に進むことを意識している」という風に伝えると効果的です。

(2)短所をポジティブに言い換える

2つ目は「短所をポジティブに言い換える」方法です。

上記で述べたように、個人の性格は捉え方次第で長所にも短所にもなります。
なので、短所を長所に言い換えて、仕事に活かせることをアピールしましょう。

例えば短所が「優柔不断」の場合「物事をじっくり考え、慎重に判断できる」という風に言い換えます。
そのうえで「仕事で意思決定を迫られたとき、感情に流されることなく、冷静に物事を見極めることができます」という風にまとめると良いです。

このように短所をポジティブに言い換えて、仕事にどのように活かせるかを述べることによって、好印象を与えることができます。

‌好評価が得られる短所の特徴【短所一覧付き】

ここまで、短所を聞かれたときの答え方のステップをご紹介してきました。

実際、どのような短所を伝えたらいいのか分からず困っている人も多いのではないでしょうか?

ここからは、好評価が得られる短所の特徴についてご紹介いたします。
以下の特徴に当てはまる短所を選択し、面接官に良い印象を持ってもらいましょう!

短所克服のために取り組んでいるものを選ぶ

企業が短所を聞く理由の1つは、短所の改善に取り組んでいるか、課題解決能力をもっているかを知るためです。

そのため、短所に対して実際に克服しようと努力している姿勢は、好評価に繋がると考えられます。

実際に、自分の短所や弱みを改善するために行動できている人は、多くはないでしょう。

短所はちょっとした意識やアクションで、少しずつ改善が見込めます。

今まで何もアクションをしたことがない人は、今から動き始めてみてはいかがでしょうか。

短所の克服方法例

短所を克服するために取り組んでいることを話すとなると、大きな取り組みをしていないといけないと思う方がいらっしゃいますが、そうではありません。

ここでは、どのようなことを克服方法として伝えればよいのか、その例をご紹介いたします。

▼短所とその克服方法
緊張しやすい
→発表でどんな質問ができてもいいように、Q&Aを作っておく。

優柔不断
→物事の決定までのタイムリミットを事前に定める。

楽観的すぎる
→自分以外の人の意見を聞いて、リスクを洗い出す。

せっかち
→スケジュールを明確に共有して、相手を必要以上に急かさない。

おせっかい
→「もし嫌だったら全然いいんだけど」と前置きして、相手に断りやすく提案する。

人見知り
→自分から笑顔で挨拶するようにする

八方美人・人に流されやすい
→自分の考えをはっきり伝えるようにする

マイペース
→作業に優先順位をつけて時間管理を徹底する

企業の求める人物像と相性の良い短所と合うものを選ぶ

企業の求める人物像と一致していれば、短所も長所と捉えられ、好評価に繋がります。

例えば、「丁寧な作業ができる」「物事を注意深く判断できる」という2つを重視している企業があるとします。

この企業の選考を受ける際に、「好奇心が強く、物事の計画を立てずに行動してしまう」ことを短所として伝えることは、NGです。

面接の担当者からすると、
「間違いをたくさんしてしまうかもしれない」
「本人にとっても丁寧な作業を求められるのはストれるになるのではないか」
と考え、マイナス印象となってしまいます。

では、「ミスをすることが怖く、慎重になりすぎてしまう」ことを短所として伝えることはどうでしょう。

「時間をかけてでもミスをしないことが重要!むしろ長所だ!」と考え、プラスの評価に繋がります。
 
このように、「企業が求める人物像」と合致していれば、短所も長所として評価されることがあります。

企業の募集要項をよく読み、求める人物像がイメージできたら、自分と近しい部分を探してみましょう。

短所を具体的に表現する

他の学生と差別化を図りたいと考えている学生には、短所を具体的に表現することをおすすめします。
企業が短所を聞く理由として「自分を客観的に分析できているかを確認すること」が挙げられます。

「心配性」と伝えるだけでなく、「心配性でアウトプットが遅くなってしまう」と伝えることによって、細かい部分まで自己分析できている学生であると判断してもらえるでしょう。
具体的に表現した短所一覧
短所を具体的に表現している例をご紹介します。

▼具体的に表現した短所一覧
・心配性でアウトプットが遅くなる
・決断の際に優柔不断になってしまう
・慎重になりすぎて判断に時間がかかる
・自分のペースを優先してしまう
・焦って行動することが多い(せっかち)
・完璧主義すぎてPDCAサイクルを回すのが遅くなる
・物事に熱中すると周りが見えなくなる
・自分で無駄を判断して面倒くさがってしまう
・信念と意志を曲げるのに時間がかかる
・物事に飽きることが多い
・細部にこだわりすぎて時間がかかる
・何事も楽観的に捉えてしまう
・周囲を優先させて自分の意見を言えない
・新しいことに挑戦するのに尻込みしてしまう
・几帳面で物事を進めるのに時間がかかる
・計画を立てずに行動してしまう
・なんでも理屈で考えてしまう
・他社の真似ばかりで独自性がない

【短所一覧】面接で回答する際の例文20選‌‌

ここでは自分の短所を表す例文を20個紹介したいと思います。

‌どの例文も、
‌①結論
具体的なエピソード
短所改善のために取っているアクション
の流れになっているのが特徴です。

‌どんな短所を伝えるときでも同じ流れで説明することをおすすめします。また、記事中で取り上げられた例文をそのまま使うのではなく、自分だったらどのような伝え方をするか考えてみると良いでしょう。

‌▼ご紹介する短所一覧
1. 優柔不断
2. 心配性
3. マイペース
4. 人見知り
5. 頑固
6. 慎重すぎる
7. せっかち
8. 緊張しやすい(あがり症)
9. 視野が狭い
10. 負けず嫌い
11. 人に流されやすい
12. 人に任せることが苦手
13. 神経質
14. 飽きっぽい
15. 目立ちたがり
16. すぐ諦めがち
17. 楽観的
18. 完璧主義すぎる
19. 自分に自信がない
20. めんどくさがり

1.短所「優柔不断」の回答例文

私の短所は、優柔不断なところです。学生時代ベンチャー企業でインターンをしており、様々な業務を任されていました。業務量が多く、優先順位をうまく決められなかった結果、納期に間に合わせることができなかったことがありました。

‌この経験から、物事に取り組むときには、期日を意識し、そこから優先順位を決めていかなければならないことを学びました。業務の遅延を防ぐため、現在は、仕事納期と仕事の難易度で明確に仕事の優先順位を区切り、1つの仕事に集中して取り組むようにしています。

‌この結果、納期に間に合わないというようなトラブルをなくすことができるようになりました。

「優柔不断」を長所に言い換えると…

慎重、注意深い、観察力が高い

2.短所「心配性」の回答例文

‌私の短所は、大きなプレッシャーを抱えて目標に向かっているときに、どうにもならないことに不安を感じてしまうことです。

‌私は学生時代、大学3年生200名を対象に、インターンに関するイベントを開催していました。前日になり、目標となる学生数が集まるか不安になるあまり、前日にすべきことをおろそかにしてしまいました。その結果として、当日使う備品が不足し、イレギュラーな買い出し業務を発生させてしまいました。

‌このような事態を防ぐため、どうしようもないことで不安になったら、今しなければならないことを書き出すようにしています。これによって、不安な気持ちを持ちつつも、すべきことを可視化し、着実に取り組めるようになったと感じています。

‌「心配性」を長所に言い換えると…

責任感がある、真面目、計画性がある

3.短所「マイペース」の回答例文

私の短所はマイペースなところです。

‌学生時代、所属していたゼミでチームを組んで成果を発表する機会がありました。自分の担当する範囲は計画を立てた上で作業をしていたのですが、チームのメンバーには進捗が悪いと思われていたようで、いらぬ心配をかけてしまいました。

‌この経験から、たとえ自分では問題ないと思っていたとしても、コミュニケーションの取り方が悪いと迷惑をかけることがあると学びました。今では、物事をチームで進めるときに自分の計画について共有し、その都度進捗を報告するなどの工夫をしています。

「マイペース」を長所に言い換えると…

‌芯がある、集中力が高い、落ち着いている

4.短所「人見知り」の回答例文

私の短所は目上の人に人見知りをしてしまうことです。

‌学生時代、ITのベンチャー企業で長期のインターンをしていました。入社して暫くの間、社員の方にどう思われるのか不安で、分からないことがあってもなかなか声をかけることができませんでした。

‌その結果、無駄に時間を使ってしまい、迷惑をかけてしまったことがありました。この経験から、仕事としてお金をいただいている以上、自分が人見知りであろうがなかろうが成果を上げなければならないのだと気づきました。

‌現在では、自分で調べて分からないことは、社員の方に積極的に質問しています。そのコミュニケーションを通して信頼関係を構築でき、結果的に仕事で成果を上げられるようになったと感じています。

「人見知り」を長所に言い換えると…

協調性がある、傾聴力がある、リスク管理能力が高い

5.短所「頑固」の回答例文

私の短所は頑固なところです。

‌学生時代、体育会の水泳部に所属していました。夏の大会に向けてスタミナを強化する練習メニューを組み入れるべきだと主張しましたが、なかなか受け入れてもらえませんでした。

‌どうしてもと伝えて何とか組み入れてもらうことができたのですが、チームメイトからメニューを変えようとする意図が分からないと指摘を受けました。この経験から、意図を伝えずに主張をすると、ただのわがままと捉えられてしまうことを学びました。

‌現在では、何か意見を主張するときは、その背景も詳しく共有することを意識しています。これによって自分の考えが伝わりやすくなり、建設的な議論ができるようになりました。

‌「頑固」を長所に言い換えると…

粘り強い、継続力がある、向上心がある

6.短所「慎重すぎる」の回答例文

私の短所は、慎重になりすぎてしまうところです。

‌学生時代、自分の所属していたゼミで論文のコンテストの募集がありました。興味を持ち、応募したいと思いましたが、自分の能力でやりきれるか分からず、今まで提出された論文を読んだり、教授に相談したりしていました。くよくよと悩んでいる間に募集期間が終わり、結局応募せず、後悔することとなりました。

‌この経験から、意思決定するときは何かの判断軸を持たないといつまでたっても決められないことを学びました。今では、物事を決めるときは判断軸を定め、それに従って行動しており、時間を無駄にすることが減ったと感じています。

「慎重すぎる」を長所に言い換えると…

‌細部まで気を配れる、学習能力が高い、責任感が強い

7.短所「せっかち」の回答例文

‌わたしの短所はせっかちなことです。

‌私は学生時代、パソコンのコールセンターでアルバイトをしていました。仕事を始めた最初の頃は、お客様がパソコンの症状を伝えきる前に原因が分かったつもりになり、結果対応を誤るというミスをしてしまいました。

‌この経験から、人とのコミュニケーションでのミスを防ぐためには、まず相手が伝えようとしていることの理解に徹することが重要だと学びました。今もそのアルバイトを続けていますが、必ずお客様が話し終わるまで遮らないようにしています。その結果エラーの原因が見つけやすくなり、以前よりも早く問題を解決できるようになったと感じています。

「せっかち」を長所に言い換えると…

決断力がある、リーダーシップがある、タイムマネジメント能力が高い

8.短所「緊張しやすい(あがり症)」の回答例文

私の短所は、大勢の前で話すときに緊張してしまうところです。

‌私は英会話サークルに所属しており、半年に一度、英語のスピーチコンテストに出場しています。コンテスト当日には大勢の人の前で話すのですが、緊張のあまり実力を発揮することができないということがありました。この経験から、日々の練習の中で本番を想定し、緊張感を持って取り組む必要性を痛感しました。

‌現在は、あがり症な性格をカバーするため、コンテスト前の練習ではイメージトレーニングを徹底しています。練習中に本番スピーチのイメージをすることで、当日の緊張を緩和することが出来るようになりました。

「緊張しやすい(あがり症)」を長所に言い換えると…

真面目、協調性がある、責任感が強い

‌9.短所「視野が狭い」の回答例文

‌私の短所は、視野が狭いことです。

私は1つのことに集中すると、他のことが目に入らなくなってしまいます。高校時代に毎日部活に没頭するあまり、勉強が疎かになってしまい、成績が下がってしまうといったことがありました。

現在では、意識的に一度俯瞰して一日を振り返ることや、常に周りを見ながら柔軟に動く努力をしています。また、「視野が狭い」は身の回りに気を奪われにくいということですので、考え方によっては、集中して効率よく作業を行うことができると言えます。そのため、視野は周りも見える程度に程よく狭く。を目指し、日々の生活に励んでいます。

「視野が狭い」を長所に言い換えると…

集中力がある、探究心が豊富、行動力がある

10.短所「負けず嫌い」の回答例文

私の短所は、負けず嫌いなところです。


高校時代の部活動では、他校のチームに負けることはもちろん、チームメイトにも負けたくないと考え、人より多く練習をし、他のチームやチームメイトに負けないスキルを身につけるように努力してきました。


そのため、明らかに勝ち目のない勝負も負けじと挑もうとする性格なため、一人走りしてしまい、諦めが悪いことを周囲から注意されることもしばしばありました。負けることの悔しさから、論理的に物事を判断できなくなり、無駄な時間や労力を費やしてしまうのです。


しかし、コーチやチームメイトから「向上心が強い」とポジティブな評価をいただくこともありました。諦めの悪さを克服するため、常に冷静な判断をするよう心がけつつ、この負けず嫌いな一面をいい方向に活かしていけたらと考えております

‌「負けず嫌い」を長所に言い換えると…

向上心が強い、努力家、ストイック

11.短所「人に流されやすい」の回答例文

私の短所は「人に流されやすいこと」です。

‌大学時代にバレーボール部のキャプテンを務めていました。当時は、自分の意見をしっかりと持つことができず、周囲の意見に流されやすい性格でした。その結果、チームの目標達成に必要な練習を疎かにしてしまったことがありました。この反省を活かして、最近では、自分の意見をしっかり持ってミーティングを行うことを意識しています。

‌その結果、チームの課題に対処するために本当に必要な練習にも取り組むことができました。また、キャプテンとして自分の意思を強く持てていることで「チームとしての一体感が増した」とメンバーが言ってくれました。

‌「人に流されやすい」を長所に言い換えると…

協調性がある、他者のサポートが得意、臨機応変

12.短所「人に任せることが苦手」の回答例文

私の短所は「人に任せることが苦手」ということです。

‌大学時代のゼミで、リーダーを務めていました。ゼミの活動では、メンバーに仕事を任せることが多いのですが、当時は、自分の仕事に責任を感じすぎて、メンバーに仕事を任せることが苦手でした。その結果、メンバーのスキルや能力を十分に活かすことができず、チームの成果につながらなかったことがありました。

‌その反省から、最近では、メンバーの能力やスキルを把握し、仕事の指示や指導を明確にするようにしています。
この短所を改善することで、メンバーの能力を最大限に活かしながら、チームで成果を上げることができるようになると考えています。

‌「人に任せることが苦手」を長所に言い換えると…

責任感が強い、妥協しない、努力家

13.短所「神経質」の回答例文

私の短所は「神経質」であることです。

‌大学時代にテニスサークルに所属していました。サークルでは、主将を務めていました。当時は、試合で勝つことにプレッシャーを感じ、細かいことにこだわりすぎて、神経質になってしまうことがありました。その結果、試合中にミスをしてしまい、チームに迷惑をかけてしまいました。

‌その反省から、最近では、自分の感情をコントロールすること、細かいことにこだわりすぎないことを心がけています。この短所を改善することで、試合に集中して、チームに貢献できるようになると考えています。

「神経質」を長所に言い換えると…

几帳面、計画性がある、集中力が高い

14.短所「飽きっぽい」の回答例文

私の短所は「飽きっぽい」ことです。

‌大学時代にダンスサークルに所属していました。
当時は、新しいことに挑戦することが好きで、いろいろなダンスのジャンルに挑戦していました。しかし、すぐに飽きてしまい、長続きしなかったことがありました。その反省から、最近では、興味のあることを始めたら、まずは最後までやり遂げるように心がけています。また、さまざまなことに興味を持ち、挑戦するように心がけています。

‌その結果、新しいことにもチャレンジできるようになり、視野が広がったと感じています。また、ダンスのスキルも向上し、サークルの代表として、大会に出場することができました。この短所を改善することで、さまざまなことにチャレンジし、成長し続けることができると考えています。

‌「飽きっぽい」を長所に言い換えると…

チャレンジ精神がある、切り替えが早い、フットワークが軽い

15.短所「目立ちたがり」の回答例文

私の短所は「目立ちたがり」なことです。

大学のゼミで5人1組がチームとなり、自分たちの考えた新規事業案をプレゼンする課題がありました。人前に出て話をするのが好きだった私は、すぐにプレゼン役に立候補しました。

ゼミ内で1位を獲得できるよう、私は資料デザインや話し方の練習に力を注ぎました。しかし、プレゼンの発表に重きを置きすぎて、肝心の事業案を考えることをチームメンバーに任せすぎていると指摘を受けてしまいました。

私は目立ちたいがばかり周りが見えていなかったことを反省し、チームと連携して課題を行っていき、結果的にゼミ内で1位を獲得することができました。現在はこのようなことが起こらないように、チームとしてどのように自分が動くべきかを優先して考え、行動することを意識しています。

「目立ちたがり」を長所に言い換えると…

積極性がある、リーダーシップがある、行動力がある

16.短所「すぐ諦めがち」の回答例文

私の短所は「諦めが早い」ところです。

大学で初心者として始めたラクロス部の活動では、同学年が続々とレギュラーになっていく中で、私はなかなか試合に立てない時期が続きました。それが理由でモチベーションが下がり、練習にあまり行かなくなってしまったことがありました。

欠席が多いことを同じ部活の先輩に指摘され、「すぐに諦めることで自分の可能性を狭めている、そのままでいいのか」と喝を入れられました。それから私は、同学年よりも長く練習時間を設けるようになり、半年後にはレギュラー入りを果たしました。

現在も何かに諦めそうにそうになったときは、どのような自分でいたいのかを思い描き、継続して努力できるように意識しています。

「すぐ諦めがち」を長所に言い換えると…

柔軟性がある、情報収集が得意、客観的に物事を判断できる

17.短所「楽観的」の回答例文

私の短所は「楽観的」なところです。

大学生のうちにエベレストに登りたいと思い、それにかかる費用のことを楽観的に考え、とりあえず飛行機を予約してしまったことがありました。後から2ヶ月後までに40万円を稼ぐ必要があることがわかり、バイトを2つ増やしてなんとか目標を達成できました。しかし現地で高山病になってしまい、結局20万円をローンで支払いました。

後先を考えずに1人で勝手に行動したことで苦労した経験から、今では物事を始める際に友人などからのアドバイスを積極的に受けるようにしています。自分の行動力は大切にしながらも、今やるべきかどうかを判断する時間を行動する前に設けるように意識しています。

「楽観的」を長所に言い換えると…

チャレンジ精神がある、好奇心旺盛、行動力がある

18.短所「完璧主義すぎる」の回答例文

私の短所は「完璧主義すぎる」ところです。

大学2年次から長期インターンで企業向けに架電営業を行っています。始めた当初は電話をした経験もほとんどなかったため、完璧にトークスクリプトを覚えて絶対に失礼のない応対ができるまで練習をしようと、なかなか架電本数を稼げませんでした。

そこで社員さんに、完璧じゃなくても臆せず挑戦することが大事だと指摘を受け、1日にかける最低架電本数を設けていただきました。言葉に戸惑うことや、予測していない質問に動揺することもありましたが、経験を積むことで次第に慣れていき、今ではチーム内でトップの商談獲得件数になるまで成長できました。

この経験から、失敗を恐れずにとりあえず行動してみることの大事さを学び、完璧であることにこだわりすぎずに何事にもチャレンジするよう現在でも意識しています。

「完璧主義すぎる」を長所に言い換えると…

几帳面、妥協しない、根気強さがある

19.短所「自分に自信がない」の回答例文

私の短所は「自分に自信がない」ところです。

ゼミの研究の途中経過を発表する際、私の研究をより面白くするために教授が新しい角度から調査するアイデアをその場で提案してくださったことがありました。そのアイデアを実行することで研究の本質からズレてしまうのではないかという危惧はありましたが、自分の意見に自信がなく、次のタームまで教授のアイデア通りに研究を進めていきました。

そして次の研究発表時、新しい方向性が加わったことで研究の本質からズレてしまっていると、私が危惧した通りの意見がゼミ内から多く出てしまいました。教授からも「もっと自分が何をしたいのかに自信を持って研究するべき」とアドバイスをいただきました。

この経験を経て、意見を指示としてそのまま飲み込むのではなく、自分が何をするべきかを責任をもって自分で考え、行動していくように意識しています。

「自分に自信がない」を長所に言い換えると…

成長意欲が高い、分析力が高い、向上心が強い

20.短所「めんどくさがり」の回答例文

私の短所は「めんどくさがり」なところです。

飲食店のアルバイトでシフト管理を行う業務を任されたことがありました。当時はLINEで各自からシフトの連絡をもらい、それぞれの希望をエクセルでまとめる方法で管理していました。しかしこの方法は手間がとてもかかり、めんどくさがりの性格が出てしまい、ケアレスミスが多発してしまいました。

そこで店長から「今の方法がめんどくさいなら別の方法を提案してほしい」と言われ、Googleフォームで希望シフトを回答してもらい、自動的にシフトが設定できるようにスプレッドシートに関数を組みました。手作業でシフトを組むことがなくなり、時間を削減しながらミスを防ぐことに繋がりました。

この経験から、自分のめんどくさがりな性格を生かしながら、手間を省くためのシステム作りを考えていくことを他の業務でも意識するようにしています。

「めんどくさがり」を長所に言い換えると…

効率的重視、計画性がある、改善思考がある

Matcherを利用して短所を壁打ちしませんか?

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‌なぜ企業は短所を聞くのか

企業が選考において短所を聞く理由は、以下の3つです。
▼企業が短所を聞く理由
①業務への適性がない人を見極めるため
②自分を客観的に分析できているかを確認するため
③自分の弱みを克服する力を見極めるため

以下で詳しくみていきましょう。

‌①業務への適性がない人を見極めるため

1つは、みなさんが業務をする際にどれだけ適性があるか確かめるためです。

例えば、コンサルタント職の募集に、論理的思考ができないことを短所として伝える就活生が選考を受けたらどうなるでしょうか?
‌おそらくコンサルタントの適性が疑われ、選考を通過するのは難しくなるはずです。このように、企業は短所を通して自社の職種をするのにあたって致命的な弱点がないかチェックしています。
‌就活で短所を伝えるときは、その企業の仕事で困ることはなさそうか確認しておくと良いでしょう。
また「時間を守れない」など、社会人としての素養を疑われるような短所は控えてください。‌

②自分を客観的に分析できているかを確認するため

2つ目は「自分を客観的に分析できているかを確認するため」です。

仕事をするにあたって、誰もが困難に直面します。
この時、自分の弱みを客観的に把握し、対処法を考えることが必要不可欠になります。

つまり、自身の成長が必須になるのです。

そのため、企業は短所から「困難にぶつかったとき、どのように状況判断し、前向きに解決していける人なのか」を見ています。

③自分の弱みを克服する力を確かめるため

就活では、短所があること自体が悪だと考えている人は非常に多いです。

しかし、短所があること自体は問題ではないですし、そもそも短所がない人間などいません。
‌大切なのは、自分の短所を的確に捉え、改善するための方法を考えられること

自分で克服すべき課題を見つけて、それに取り組むことができれば、自身の成長のスピードが早くなります。
‌企業は、みなさんがどれだけ短所を改善し、成長していくことができるか見ているのです。ごまかすことなく、自分の短所に対する考えをしっかりと伝えられるようにしましょう。

自分の短所を見つける5つの方法

「自分にどのような短所があるのか分からない」
「短所はどうやったら見つかるの?」
と悩む就活生は多いのではないでしょうか。

そのような方向けに、短所を見つける方法を5つ紹介します。

‌▼短所を見つける5つの方法
①自分史を書く
②モチベーショングラフを作成する
③自己分析本に沿って見つけ出す
④友人や家族など親しい人に聞く
⑤長所から考える

①自分史を書く

短所を見つけたい方は「自分史」を書いてみましょう。

自分史とは「自分の過去の出来事を時系列にまとめたもの」です。

これによって以下のメリットを得ることができます。
・過去に失敗した経験から自分の短所が見えてくる
・一貫して苦手とする環境やものごとが分かる

自分史を書くことで、過去の経験を客観的に捉え、短所を見つけることができます
自分史の作成方法を簡単に紹介します。

▼‌自分史の作成方法
①フォーマットを作成する
➁過去の事実を洗い出す
③過去のエピソードの深堀りをする
自分史のフォーマット‌自分史を作成することで、短所はもちろん、長所やガクチカを見つけることもできます。

就活準備として、取り組んでみてください!

②モチベーショングラフを作成する

「モチベーショングラフ」という言葉を初めて聞いた学生の方も少なくないのではないでしょうか。

モチベーショングラフとは「過去から現在までの自分のモチベーションの上下をグラフ化したもの」です。

具体的には、縦軸にモチベーションの高低、横軸に時間の経過をそれぞれ図示します。
モチベーショングラフの作成方法を簡単にご紹介いたします。

▼モチベーショングラフの作成方法
①モチベーションの起伏ときっかけを書き込む
➁ターニングポイントを振り返る
③それぞれのエピソードを比較する

▼モチベーショングラフ作成例
モチベーショングラフの作成例
これによって
「コツコツと作業をしたときにモチベーションが下がった→大雑把、大胆」
「先頭にたって判断をするときにモチベーションが下がった→優柔不断、慎重」
という風に短所を見つけ出すことができます。

③自己分析本に沿って見つけ出す

「自分で自己分析を行うのが面倒」「自己で十分な自己分析を行えるか不安」
という方は、自己分析本を使って行うのも1つの方法です。

本を読むことで、1から丁寧に自己分析を進めることができます。
また、書き込みできるタイプの本も数多くあり、本の指示によって簡単に自己分析をすることができます。

長所や短所にフォーカスした本は数多くあるので読んでみてはいかがでしょうか。

▼おすすめの自己分析本
・『さあ、才能(自分)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー』
・『書くだけであなたの「強み」が見つかるノート』

④友人や家族など親しい人に聞く

そもそも、自分を知ることは意外に難しいです。

なぜなら自己分析をすることは「自分を相対的に見ることと同義」だからです。

そのため、自分の短所を知りたい場合、自分をよく知る家族や親しい友人に聞くのは非常に効果的です。

客観的な視点により、自分の新たな一面に気づけるだけでなく、自分が捉えている短所に説得力を持たせることもできます。

⑤長所から考える

「短所を考えるのに、なぜ長所を考えるのか」
と疑問に持った方もいると思います。

実は、長所と短所は表裏一体です。
つまり、自分の性格は捉え方次第で長所にも短所にもなりうるのです。

例えば「決断が早い」という長所は「せっかち」という短所とも捉えられます。
また「信念をもっている」という長所は「頑固」という短所に転換できます。

「長所は思いつくのに短所は思いつかない」という方におすすめの方法です。

以下に短所をどのような長所に言い換えられるか、リストにして紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。

短所⇔長所の言い換えリスト

実は長所と短所は表裏一体である場合がほとんどです。

そこで「短所はあるけど、長所が思いつかない」「どのように短所をポジティブに言い換えればいいのか」と悩む就活生は、以下を参考にしてみてください。

‌▼短所から長所への言い換え一覧
《性格》
せっかち → スピード感をもって仕事に取り組める
優柔不断 → 多角的に物事を考えられる
頑固 → 継続力がある
理屈っぽい → 論理的思考力がある
飽きっぽい → 好奇心旺盛
めんどくさがり → 効率重視
楽観的 → ポジティブ
神経質 → 几帳面
緊張しやすい → 真面目
視野が狭い → 集中力がある

《自己評価》
プライドが高い → 向上意欲がある
自分に自信がない → 成長意欲が高い

《社交性》
人見知り → 傾聴力がある
八方美人 → 協調性が高い

《他人との関係》
人に任せることが苦手 → 他者への気遣いができる
人に流されやすい → 他者のサポートが得意
人の頼みを断れない → チャレンジ精神がある
図々しい → 交渉力がある
わがまま → 芯がある

《行動》
完璧主義すぎる → 根気強さがある
計画性がない → 柔軟性がある
すぐ諦めがち → 情報収集が得意
マイペース → 何事にも落ち着いて取り組める
諦めが悪い → 根性がある
負けず嫌い → 努力家
目立ちたがり → 積極性がある
ミーハー → 情報感度が高い

《その他》
不器用 → 人一倍努力できる
鈍感 → 忍耐力がある

‌気をつけよう!「短所」を伝える時のNG例

短所を伝えるポイントを学んだところで、次は短所を伝える時のNG例を3つ紹介していきます!

‌▼「短所」を伝える時のNG例
‌‌①あまりにも欠落した短所
‌②短所を複数紹介する
‌③ビジネスに全く関係のない短所

‌①あまりにも欠落した短所

あまりにも欠落した、非常識な内容を含む短所は避けるようにしましょう。「当たり前のことが当たり前にできる」というのは、面接官にとっては当然のことと思われています。

社会人として働くうえでルールを守ることは非常に大切で、遅刻癖などのマナーを欠いた行動を取り上げると、面接官から「採用後も社内に悪い影響を与えかねない」と思われてしまうかもしれません。もしもマナー違反や社会人として働く上で支障になる短所があれば早急に直しましょう。

<あまりにも欠落した短所の例>
・時間を守れない
・飽き性
・遅刻癖がある
・大雑把
・身勝手

②短所を複数紹介する

面接にて短所を聞かれた場合、答えるのは1つだけにしましょう。短所は通常のアピールとは違い、ネガティブな印象を与えてしまう恐れがあります。複数の短所を伝えることで、マイナスなイメージを持たれてしまっては元も子もありません。また、1つの短所に関する具体的なエピソードや改善策を伝えた方が面接官の印象にも残りやすいです。

③ビジネスに全く関係のない短所

例えば、泳ぐのが得意かどうかは仕事には関係ないので、評価の対象になりません。面接官は「仕事面における自己分析ができていて、自社にふさわしい人材かどうか」を知りたくて短所を質問しています。そもそも質問の意図を理解できていない返答は、ネガティブな印象を持たれてしまうので気をつけましょう。

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おわりに

いかがだったでしょうか。この記事では、面接で使える短所の例文や伝え方のポイント・コツなどを紹介しました。

‌自身の短所を見つけるには、自己分析をしっかりと行う必要があります。
‌自身の長所と短所を明確にした上で面接に臨み、内定をつかみ取りましょう!



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