就活でマスト!モチベーショングラフの書き方と活用方法を徹底解説
2023/07/18
目次
8.
「もう自己分析してる?」
「自己分析は早めにしたほうがいいよ!」
大学の先輩や他の就活生から自己分析を急かされ、焦っている人は多いのではないでしょうか?
自己分析は、みなさんの就活の充実度に大きな影響を与えるもの。
2023卒向けに行われた調査では、企業研究、業界研究に力を入れたい(入れた)時期として、10〜11月が40%以上と最も多く挙げられています。つまり10月〜11月までに自己分析をある程度固め、企業、業界研究に備えておくことが重要です。
早めに力を入れて取り組むことで円滑に有意義に就活を進められるでしょう。
自己分析の手法として有効なのが、「モチベーショングラフ」です。
この記事では、モチベーショングラフの作成方法やモチベーショングラフの効果、モチベーショングラフの活用方法を紹介します。
今すぐ使える!モチベーショングラフのテンプレート
モチベーショングラフの作成は、0から作るよりもテンプレートの活用がおすすめです。
モチベーショングラフは、過去の自身の体験を時系列に振り返り、その時々の感情の揺れ動きを縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間として書き出すものです。
非常にシンプルですが、自分史を紙に書いて客観的に分析することで、思いもよらぬ自分の一面が見えてきます。
最低でも縦軸にモチベーション、横軸に時間が書いてあれば十分ですが、レイアウトに困った場合はテンプレートがあることでスムーズに書き進められます。
モチベーショングラフの書き方に迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
モチベーショングラフの書き方3STEP
モチベーショングラフの書き方と自己分析のやり方を紹介します。
モチベーショングラフは、過去の自身の体験を時系列に振り返り、その時々の感情の揺れ動きを縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間として書き出すものです。
非常にシンプルですが、自分史を紙に書いて客観的に分析することで、思いもよらぬ自分の一面が見えてきます。
先ほどのテンプレートを例として、白紙とペンさえあれば取り組めるので、早速試してみましょう。
Step1:モチベーションの起伏ときっかけを書き込む
紙とペンを用意したら、縦軸と横軸を引き、自身の幼少期から過去を振り返ってみましょう。
今までの事実や出来事をできるだけたくさん書き出します。
この時、「これは面接で役立つエピソードかどうか」などは考えないことが大事です。
日常の小さな出来事を、丁寧に思い出していくように心がけましょう。
今までの事実や出来事をできるだけたくさん書き出します。
この時、「これは面接で役立つエピソードかどうか」などは考えないことが大事です。
日常の小さな出来事を、丁寧に思い出していくように心がけましょう。
Step2:ターニングポイントを振り返る
グラフを書き終えたら、モチベーションが変化する瞬間について、詳しく見ていきます。
当時の心境、考え方、起こした行動について、1つずつ分解していきます。
当時の心境、考え方、起こした行動について、1つずつ分解していきます。
このとき意識すべきなのは、自分の中で「なぜ?」を繰り返すこと。
例えば、甲子園を目指して野球に毎日打ち込んだというエピソードがあったとします。
これに対し、
・なぜ甲子園を目指したのか?
・なぜ毎日がんばれたのか?
・どんな環境だったからがんばれたのか?
・何がモチベーションの根源だったのか?
と自問自答してみてください。
これを繰り返すことで、自分では気づかなかった価値観や特徴に気づくことができるはずです。
また、上記のような質問は面接の中で質問されるケースが多いため、自然と面接の対策にも繋がります。
Step3:それぞれのエピソードを比較する
実はこの3番目が1番大事な作業です。
せっかくのモチベーショングラフを書いただけの満足感で終わらせないためにも、この作業をとことん行いましょう。
具体的には2つのアプローチがあります。
せっかくのモチベーショングラフを書いただけの満足感で終わらせないためにも、この作業をとことん行いましょう。
具体的には2つのアプローチがあります。
(1)モチベーションの高い&高い、低い&低いを比較する。
(2)モチベーションの高い&低いを比較する。
(1)では、モチベーションの高いエピソード同士、低いもの同士を比べ、順位をつけます。
仮にそれぞれ3つあったとします。
これらを比較する中で、モチベーションの高い時期に共通する要素を見出したり、人生でもっともがんばれた時期と、2番目にがんばれた時期との違いに気付いたりできるでしょう。
(2)においても、同様です。
モチベーションの上下の差異から、自分のモチベーションの根源は何か、どうしたらモチベーションを向上できるかという視点を得られるでしょう。
仮にそれぞれ3つあったとします。
これらを比較する中で、モチベーションの高い時期に共通する要素を見出したり、人生でもっともがんばれた時期と、2番目にがんばれた時期との違いに気付いたりできるでしょう。
(2)においても、同様です。
モチベーションの上下の差異から、自分のモチベーションの根源は何か、どうしたらモチベーションを向上できるかという視点を得られるでしょう。
以上のような、「モチベーショングラフ」を用いた自己分析を行うことで、「なんとなく」理解していた自分の特徴をより鮮明に認識するとともに、紙に書き出すことで言語化できるようになるはずです。
【最新】スマホアプリで作るモチベーショングラフって知ってる?
モチベーショングラフを作るときは、上記のテンプレートを印刷して手書きで書いたり、パワーポイントで書いたりする方法があります。
少し面倒臭がりな人におすすめなのは、スマホで簡単にモチベーショングラフが作れるWebアプリ「LIFELOG」です。
このアプリには自動でモチベーショングラフを作ってくれる機能があります。
出来事やターニングポイントを打ち込むと、自動でグラフに反映されます。
スマホやWebで簡単に作れる点はとても魅力的ですね。ぜひ活用してみてください。
就活を始めて「もっと早く取り組めばよかった」「時間をかけて取り組みたかった」と思ったこととして、最も多かったのが自己分析です。
全体の31.8%を占めており、その重要性がうかがえます。
モチベーショングラフは自己分析方法のひとつですが、そのメリットはなんでしょうか?
就活で自己分析をするメリットは、以下の2つです。
①自分の過去の経験から「今の自分を知ること」ができる。
②自分の過去の経験から「未来の自分を知ること」ができる。
自己分析は、自分の過去から現在までを振り返るもの。
これによって、今の自分がどのように形成されてきたのか、将来にむけて自分が何を成し遂げたいのか、どんな人間になりたいのかを把握することができます。
これによって、今の自分がどのように形成されてきたのか、将来にむけて自分が何を成し遂げたいのか、どんな人間になりたいのかを把握することができます。
就活のゴールは、自分がやりがいを感じながら働ける企業に入社すること。
このゴールを達成するためには、自分のことを知り、どんな企業であれば満足して働けるのかを理解していなければなりません。
だからこそ、多くの人々が自己分析の重要性について説いているのです。
・「自分の強みがわからない!」
・「自己PRがまとまらない!」
・「自己PRがまとまらない!」
・「将来やりたいことがない!」
・「企業を選ぶ軸がない!」
インターンシップや本選考のES、面接が進むなかで、上記の悩みをお持ちの方も多いはず。
そんな方こそ、「モチベーショングラフ」を使って自分の人生を振り返る時間を作ってみてください。
そんな方こそ、「モチベーショングラフ」を使って自分の人生を振り返る時間を作ってみてください。
【就活無双】モチベーショングラフの3つの活用方法
①自分に向いている企業を見つける
モチベーショングラフを使って過去の経験を振り返ることで、自分に向いている企業を考えることができます。
上記はあくまで例ですが、自分のモチベーションが上がったタイミングを書き出して、仕事に置き換えて分析してみると、自分に向いている企業が見つかるかもしれません。
上記の図の分析の例から考えてみましょう。
常に変化の求められる業界に向いているなら、ベンチャー企業やIT企業を検討してみても良いかもしれません。
対人スキルが問われる仕事が向いているなら、営業職やコンサルタントを視野に入れられるでしょう。
過去の経験を洗い出すだけでなく、より深ぼって考えることで企業選びに活かすことができます。
逆にモチベーションが下がったタイミングから、自分の短所を知って選択に活かすこともできるでしょう。
興味のある企業、業界が分かってきた人には、以下の記事もおすすめです。
②就活軸を見つける
皆さんは就活軸をどのように決めていますか?
就活軸が何かいまいちわからない方はこちらの記事をチェックしてみてください。
ある程度気になっている業界や企業から就活軸を定めていくことも大切ですが、「どんな時にやりがいを感じるのか」「どんなことで評価されたいのか」といった自分軸を深ぼることで、就活軸がより明確になります。
モチベーショングラフは「自分がこう言う環境で結果を残してきた」「こう言う状況ではやる気が出ない」などの自己認識を深めることができる方法の一つです。
業界・職種にこだわっていた軸とは別の軸が生まれて、広い視野で企業選びをすることができます。
「あなたの就活の軸は何ですか?」という質問はESでも面接でもよくある質問です。
以上のことから、モチベーショングラフを作れば、就活軸のクオリティが上がり、企業とのマッチ度も具体的に伝えることができます。
③志望動機の質がアップする
最後の活用方法は志望動機の質を上げることです。
複数の企業の選考を受ける際、「企業ならではの志望動機を書きたいのに言語化できない」という悩みが絶対出てきます。
そんな時にモチベーショングラフで深掘りした具体的なエピソードを交えた、志望動機を考えてみましょう。
「自分がこの環境なら頑張れた」という経験や、「こんな同期や先輩がいたから成果が出た」などのエピソードと、企業ビジョンや強みの特徴との接点を探すことで、志望動機の質が一気にアップします。
ここでは自分と企業を接続した志望動機の例を一部紹介しますね。是非参考にしてみてください。
「私は大学生のインターンで〇〇の環境の中、モチベーションを高く維持して頑張ることができていました。(具体的なエピソード)それは〇〇というビジョンを持つ貴社の考えと通じており、自分の能力を十分に発揮できる環境があると考えています.。このことから、私は貴社で...」
モチベーショングラフはこんな人におすすめ!
先ほどお伝えしたように、自己分析は今の自分と未来の自分を知ることに役立ちます。「でも、モチベーショングラフをわざわざ書くのは手間がかかるし、やる意味があるのかな?」という疑問を持っている就活生の方に向けてモチベーショングラフの魅力を紹介します。
まず、以下の特徴にあてはまる人は、一度モチベーショングラフを書いてみることをおすすめします。
モチベーショングラフがオススメな人の4つの特徴
・なぜか就活が進まない
・自分の行きたい企業や、仕事を通してやりたいことが言語化できない
・何からやればいいかわからず、自己分析が手につかない
・就活を始めたばかりで、ESのガクチカや長所がうまく書けない
モチベーショングラフは、どんな出来事が自分を作ってきたのか、自分にはどんな特徴があるのか、などを理解することに役立ちます。
丁寧に自己分析をやっておくと、就活初期からつまづくことなくスムーズに選考に進むことができるでしょう。
ES、面接対策の他にも、選考の中でモチベーショングラフの提出を求める企業もあるため、事前に作っておくと便利です。
モチベーショングラフを作成する時の注意点
ここまでモチベーショングラフの作成方法や活用方法などを紹介してきました。最後にモチベーショングラフを作成する時の注意点についてお伝えします。
1.ありのままを書く
モチベーショングラフを作成時の注意点、まず1つ目は嘘は厳禁です。
自己分析は、自分について理解するために行うものです。
そのため、見栄を張ることや、自分のことを卑下する必要はありません。
正直に書かないと、あなたの本当の価値観が見えてきません。
偽りの自己分析は、企業選びのミスマッチに繋がります。
モチベーショングラフを作成する時は、出来事、感情や考え方などをありのままに書くようにしてください。
2.完成したら誰かに見てもらう
「モチベーショングラフを書いてみたけど本当にこれでいいのかわからない・・・」
「がんばって書いたけど、企業に評価されなかったらどうしよう・・・」
と悩んでいる方はいませんか。
モチベーショングラフは書くのに時間がかかる分、正しく書けているかどうか不安になりますよね。
その悩みは、自分が書いたモチベーショングラフを見てもらい、アドバイスしてもらうことで解決できるかもしれません。
OB訪問では、モチベーショングラフを書いたことがある内定者や社会人から、直接意見をもらうことができます。
気軽にOB訪問をしたい方は、「Matcher」を活用してみてはいかがでしょうか?
Matcher(マッチャー)は日本最大級のOB訪問支援サービスです。
従来の大学を介したOB訪問とは異なり、所属大学・学年に関係なく、興味のある企業の社会人にOB訪問をすることができます。
社会人がプランとして作成するお願いを叶えることでOB訪問が出来るので、距離がグッと近づきます。
アプリの詳細についてはこちらの記事で紹介しています。
▼【公式】Matcherの使い方を紹介!承認されるプロフィールとは?
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まとめ
モチベーショングラフの書き方について説明してきました。
みなさんの自己分析に活かしていただければ幸いです。
以下本記事のまとめです。
・モチベーショングラフを作成する時は、過去の自身の体験を時系列に振り返り、その時々の感情の揺れ動きを縦軸にモチベーションの高さ、横軸に時間として描き出す。
・作成後、モチベーションの高い&高い、低い&低いを比較する/モチベーションの高い&低いを比較することで、「なんとなく」理解していた自分の特徴をより鮮明に認識することができ、自己分析を深めることができる。
・モチベーション作成をすると、企業選びや就活軸を立てる時に活用することができる。志望動機の質も上がる。
・正しく書けているかどうか不安になった時は、家族や社会人に見てもらい、アドバイスしてもらうことで悩みを解決できる。