【テンプレ付き】モチベーショングラフの書き方・作成ツールを紹介

2025/06/10
自己分析シリーズ
自己分析
モチベーショングラフ
モチベーショングラフの書き方
目次
1.
モチベーショングラフとは
2.
モチベーショングラフを作成する目的
3.
【テンプレート付き】モチベーショングラフの書き方
4.
 モチベーションの変化を思い出しやすい質問20選
5.
モチベーショングラフを作成する時の3つのポイント
6.
【4選】モチベーショングラフ作成ツールと作成方法
7.
モチベーショングラフがオススメな人の4つの特徴
8.
企業がモチベーショングラフの提出を求める理由
9.
おわりに
「もう自己分析してる?」
‌「自己分析は早めにしたほうがいいよ!」
大学の先輩や他の就活生から自己分析を急かされ、焦っている人はいませんか?自己分析は、みなさんの就活の充実度に大きな影響を与えるものです。

本記事では、自己分析の手法として有効であるとされている、「モチベーショングラフ」の書き方について詳しく解説していきます。テンプレートや記入例、作成ツールやその使い方についてもご紹介します。

モチベーショングラフとは

モチベーショングラフとは、自分の価値観を理解し、性格や強み・弱みを洗い出すことを目的に、幼少期から現在までの経験やモチベーションの変化を曲線のグラフを用いて表したものです。就職活動で行われる自己分析の手法の1つとしてよく用いられています。

マイナビが行った「2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」の結果によると、「年内にやっておけばよかったと思う就活準備」は2年連続「自己分析」が一位となっています。

就活生が年内にやっておけばよかったと思う、就活準備ランキング
就職活動の軸を組めるために重要とされている自己分析ですが、選考が始まってしまうと、なかなか時間を確保することができなくなってしまいます。そのため、就職活動が本格化する前に自己分析を終わらせておくことをオススメします。

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モチベーショングラフを作成する目的

ここからは、モチベーショングラフを書くことによってどのようなメリットがあるのか、モチベーショングラフを書く目的について解説していきます。

▼モチベーショングラフを作成する目的
・自己理解を深める
・就活軸を明確にする
・自己PRや志望動機の裏付けとなるエピソードを探す

以下で詳しく解説していきます。

自己理解を深める

モチベーショングラフを作成する最大の目的の一つは、自分について深く理解することです。人生の中で、モチベーションが高まった時期や落ち込んだ時期を時系列で振り返ることで、「なぜその時やる気が出たのか」「どんな出来事が自分に影響を与えたのか」といった、自分の感情や行動の傾向に気づくことができます。

例えば、「新しいことに挑戦した時に、モチベーションが上がっていた」ならば、自分が「変化を楽しむ傾向がある」ということに気づくことができます。

このように、グラフを通して自分の行動の裏にある価値観を知ることで今後のキャリア等の選択にも活かすことができます。

就活の軸を明確にする

モチベーショングラフを作成して自分の価値観を知ることによって、就活の軸が明確になります

就活の軸とは、企業や仕事を選択する際に絶対に譲れない条件のことです。数多くの企業の中から自分にマッチした企業を選ぶことはとても難しいです。そのため、絶対に譲れない条件を持っておくことで比較的スムーズに業界・企業を選ぶことができます。

モチベーショングラフを作成することによって自分の価値観を知ることができ、就活の軸をより細かく明確に設定することができます。

自己PRや志望動機の裏付けとなるエピソードを探す

モチベーショングラフを作成することによって、過去の経験を振り返ることができ、自己PRや志望動機の裏付けとなるエピソードを見つけることができるでしょう。
    
モチベーショングラフは、過去の経験を振り返り、自分がどんな考えをもって行動しているのかを振り返ることができる自己分析手法です。その過程で、強みを発揮した経験や自分の価値観に大きな影響を与えた経験を見つけることができます。このような経験を自己PRや志望動機の動機付けのエピソードとして伝えることで、説得力のあるアピールをすることが可能です。

【テンプレート付き】モチベーショングラフの書き方

ここからはモチベーショングラフの書き方を詳しく解説していきます。

手元に紙とペンを用意して、Stepを確認しながら一緒に進めてみましょう!

▼【6Step】モチベーショングラフの書き方
Step1:縦軸(モチベーション)と横軸(年齢)の線を引く
Step2:モチベーションに起因した事象を時期ごとに思い出す
Step3:モチベーションの起伏を曲線のグラフで書き入れる
Step4:時期ごとにどのような出来事があったかを記載する
Step5:その出来事が起こったときの行動や感情を振り返る
Step6:モチベーションの山と谷でどんな考えを持っていたか言語化する

以下で詳しく解説していきます。

Step1:縦軸(モチベーション)と横軸(年齢)の線を引く

まず初めに、縦軸をモチベーションの高低、横軸を時間の流れとして軸とメモリを書き入れましょう。縦軸は0を中心として-100~100まで数値を取ります。横軸は0歳から現在の年齢まで数値を取ります。
以下、モチベーショングラフのテンプレートとなっています。印刷して、これ以降のstepを進めていきましょう!
モチベーショングラフのテンプレート

Step2:モチベーションに起因した事象を時期ごとに思い出す

次に、モチベーションに起因した事象としてどんなことがあったかを時期ごとに思い出していきます。

いきなりモチベーションの起伏を曲線に書き表すのは難しいと思います。そのため、時期ごとに区切ってどのような経験をしてきたか、ポジティブなこととネガティブなことに分けて記載していきましょう。
モチベーションに起因した事象をポジティブなものとネガティブなもので分類する表
この時、すべての欄を無理に埋めようとしなくても大丈夫です。この後のグラフの作成のために、各時期で特に印象に残っている出来事、自分に大きな影響を与えた経験等を思い出しておきましょう。

どうしても思い出すことができないという人は、この後で紹介している「モチベーションの変化を思い出しやすい質問20選」を参考に過去の経験を思い出してみてください。

Step3:モチベーションの起伏を曲線のグラフで書き入れる

Step2でこれまでの経験を一通り思い出すことができたら、自分のモチベーションの起伏を曲線のグラフで書き入れていきましょう。

先ほどStep2で記載した表を参考に、モチベーションの浮き沈みに影響を与えた部分に点を打っていきます。各年齢ごとに点を打ってももちろん良いですが、各年齢におけるモチベーションを考えることはとても難しいです。そのため、Step2で記載したポジティブ・ネガティブな経験から、印象的な経験をピックアップして点を打っていきましょう。

点を打つことができたら、それらを曲線で結びます。
モチベーショングラフの例

Step4:時期ごとにどのような出来事があったかを記載する

曲線を引くことができたら、グラフの中に感情の起伏の中でどのような出来事があったのかを書き出していきましょう。

ただ出来事の内容を書くだけでなく、「どこで」「誰が」「何を」「どのような状況で」「どのくらいの熱量で」取り組んでいたのかをできる限り詳細に記載することを意識します。ここで詳細に記載することで、当時の出来事を深掘りしやすくなるため、この後のStepをスムーズに進めることができるでしょう。
モチベーショングラフの例

Step5:その出来事が起こったときの行動や感情を振り返る

出来事の詳細を記載することができたら、その時の行動や感情を振り返っていきます。どのようなことを感じてどんな行動をしたのか、その結果どのような結果になり、モチベーションにどんな影響を与えたのかを記載しましょう。

これにより、何が原因でモチベーションが変化したのかを深掘り、どんな事に感情を動かされるのか、自分の価値観を知ることが可能です。
モチベーショングラフの例

Step6:モチベーションの山と谷でどんな考えを持っていたか言語化する

最後にモチベーションの高い部分と低い部分で、どのような考えを持っていたのかを言語化しましょう。

モチベーションが高い部分、低い部分それぞれにおいて共通点がないかを確認していきます。自分は何にやりがいを感じ、どのようなことが苦手なのかを把握することができるでしょう。また、モチベーションが高い部分と低い部分を比較し、何が要因でモチベーションが変化しているのかを考えることでモチベーションの源泉を知ることが可能です。
モチベーショングラフの例

 モチベーションの変化を思い出しやすい質問20選

「モチベーショングラフにどんな内容のことを書いたらいいのかわからない」「なかなかモチベーションが変化した出来事を思い出せない」という方にむけて、過去の経験を思い出すのを手助けしてくれる質問を時期ごとにご紹介します。

モチベーショングラフを書きながら過去を思い出すことに苦戦している人は、以下の質問を確認しながら思い出してみてください。

小学生(6 〜 12歳)

(1)小学校に入学したとき、新しい環境にワクワクしましたか? それとも不安が大きかったですか?
(2)運動会や発表会で成功した経験はありますか? 逆に悔しい思いをしたことはありますか?
(3)友達との関係はどうでしたか? 仲の良い友達ができたときや、トラブルがあったときの気持ちは?
(4)勉強や習い事へのやる気はどのタイミングで上がったり下がったりしましたか?
(5)中学受験を経験した場合、その過程でモチベーションの変化はありましたか?

中学生(12 〜 15歳)

(1)中学校に入学したときの気持ちはどうでしたか? 新しい友人関係や部活動に対する期待はありましたか?
(2)部活動や習い事で大きな成功や挫折を経験しましたか? それによってやる気はどう変わりましたか?
(3)テスト勉強や成績の変化によって、勉強へのモチベーションは変わりましたか?
(4)高校受験を意識し始めたのはいつごろですか? そのときのやる気は?
(5)実際に高校受験を迎えたとき、どんな気持ちでしたか?

高校生(15 〜 18歳)

(1)高校に入学したとき、環境の変化によってやる気はどうなりましたか?
(2)文化祭・体育祭・部活動で特に力を入れたことはありますか? そのときの気持ちは?
(3)進路(大学・就職)を意識し始めたのはいつごろでしたか? それによってモチベーションはどう変わりましたか?
(4)大学受験の勉強は楽しかったですか? それともつらかったですか? どのタイミングで気持ちが変わりましたか?
(5)受験が終わったとき、モチベーションはどのように変化しましたか?

大学生(18 〜 22歳)

(1)大学に入学して、新しい環境や自由な時間をどう感じましたか?
(2)サークルやアルバイトで熱中したことはありますか? それによってモチベーションに変化はありましたか?
(3)「このままでいいのか?」と悩んだことがありますか?
(4)大学での授業や勉強に対するモチベーションはどうでしたか? 
(5)ゼミや卒業研究に取り組む中で、モチベーションの変化はありましたか?

モチベーショングラフを作成する時の3つのポイント

モチベーショングラフを書く時に意識するべき、注意したいポイントが3つあります。

▼モチベーショングラフを書く時の3つのポイント
ポイント①:就活でアピールできるかは考えずに書き出す
ポイント②:周りの人の意見も聞いてみる
ポイント③:そのほかの自己分析手法も用いる

以下で詳しく解説していきます。

ポイント①就活でアピールできるかは考えずに書き出す

モチベーショングラフを作成するにあたって、就職活動でアピールできる内容のみを書き出そうと考える必要はありません。

モチベーショングラフは「誰かに見せるため」「これまでの経験をアピールするため」に作成するものではありません。企業が提出を求めることもありますが、「企業とマッチする価値観をもっているか」「自分のことをしっかりと理解しているか」を見ているのです。

誰かに見せる、アピールするために作成してしまうと、モチベーショングラフの本来の作成目的から逸脱してしまいます。人からの見られ方や選考での見られ方は気にせずに正直に書き出し、自分の感情や価値観を深掘りしましょう。

ポイント②周りの人の意見も聞いてみる

モチベーショングラフが完成したら、周りの人に意見を聞いてみましょう。第三者に見てもらうことで、より客観的な視点で分析を進めることが可能です。

客観的に物事を見ることに苦手意識を持っている人は、特にいろんな人からの意見を聞きながらモチベーショングラフの作成を進めるようにしてみましょう。

周りの意見を聞いてみたい人へ

「モチベーショングラフを書いてみたけど本当にこれでいいのかわからない・・・」と悩んでいる方はいませんか。

モチベーショングラフは書くのに時間がかかる分、正しく書けているかどうか不安になりますよね。その悩みは、自分が書いたモチベーショングラフを見てもらい、アドバイスしてもらうことで解決できるかもしれません。周りにモチベーショングラフを見てもらえる人がいないという人は、OB・OG訪問を試してみませんか?

OB訪問では、モチベーショングラフを書いたことがある内定者や社会人から、直接意見をもらうことができます。気軽にOB訪問をしたい方は、ぜひ「Matcher」を活用してみてください。

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ポイント③そのほかの自己分析手法も用いる

就活の自己分析はモチベーショングラフだけでなく、ほかの自己分析手法と組み合わせて行うことをオススメします。さまざまな自己分析手法を用いることで、思い出すことのできなかった出来事、経験を思い出すことができるかもしれません。

また、自己分析の手法によっては、相性が悪く全く進めることができないものも出てくるかもしれません。そんな時には時間をかけすぎずに違う分析手法を進めてみましょう。

自分史

自分史とは、生まれてから現在に至るまでの出来事を洗いざらい書き出し、それらをまとめたものです。自分史を作成することによって、今まで自分が経験してきたエピソードを可視化することができます。

SWOT分析

SWOT分析とは、企業や事業の現状を把握し、経営戦略やマーケティング戦略を立案するために用いられるフレームワークです。自分の「強み(Strengths)」、「弱み(Weaknesses)」、「機会(Opportunities)」、「脅威(Threats)」の4つの項目に分け、分析します。

Will・Can・Must

Will・Can・Mustとは、「やりたいこと、できること、せねばならないこと」この3つの要素から、自分自身のキャリアを見つけ出す方法です。

Willl:自分自身の欲求
Can:自分自身の能力、スキル、強み
Must:社会的に必要とされていること
これらを洗い出してどのようにキャリア選択につなげていくのかを分析します。

ikigaiチャート

充実感をもって生きがいを感じながら働ける仕事を探すためにできた分析方法が「ikigaiチャート」です。「好きなこと」「得意なこと」「得たい報酬」「社会貢献になること」の4つの項目について分析していきます。

マインドマップ

マインドマップとは、特定のキーワードを中心として、その関連する言葉やイメージ、事象をつなげた図のことです。就活でマインドマップを用いることで思考を可視化することができ、自分の強みや得意なことが明確になります。

これらの分析手法についてより詳しく知りたい人は以下の記事もご確認ください。

【4選】モチベーショングラフ作成ツールと作成方法

ここからは、モチベーショングラフを作成するためのツールとそのツールを用いた作成方法をご紹介します。

▼モチベーショングラフの作成ツール
・Canva
・Excel【Office】
・PowerPoint【Office】
・Googleスプレッドシート
・MotivationGraph+

以下でツールの特徴やモチベーショングラフの作成方法について詳しく解説していきます。

Canva

Canvaはオンラインで利用できるデザイン作成ツールです。プレゼン資料から文書作成、WEBサイト作成等の様々なデザインテンプレートが存在しています。無料で利用できるプランもあり、近年利用者が増えているツールです。
Canvaでモチベーショングラフを作成する方法
(1)Canvaでプレゼンテーションを開く。
(2)左のメニューバーの『Elements』から『Charts』を選択し、右側の『Line Chart』を選択する。
(3)『Label』に『年齢』と、『Series 1』に『モチベーション』と入力する。
(4)『Item 1』以下に、0歳から現在の年齢までを入力する。
(5)『モチベーション』と入力した列の下に各年齢におけるモチベーションを-100〜100%で記入する。
(6)『Elements』の検索欄に『吹き出し』と入力し、好きな吹き出しを選択する。
(7)吹き出しを選択した状態で、過去の出来事や感情を記入する。
(8)グラフ内の該当箇所に移動させる。

【参考】Canva

【Canva】作成例

筆者が実際に、Canvaを用いてモチベーショングラフを作成したところ以下のようになりました。ぜひ、参考にしてみてください!
canvaでのモチベーショングラフ作成例

Excel(Office)

Excelは、Microsoft社が提供する表計算ソフトです。セルにデータを入力し形式を選択するだけで表の作成を行うことができます。
Excelでモチベーショングラフを作成する方法
(1)セルA1に横軸のデータ名「年齢」と入力し、A2以降に0歳、1歳…と現在の年齢まで入力する。
(2)セルB1に縦軸のデータ名「モチベーション」と入力し、B2以降に各年齢におけるモチベーションを-100〜100%で記入する。
(3)作成した表を全選択し、上のメニューバーの『挿入』から『おすすめグラフ』の『マーカー付き折れ線グラフ』を選択する。
(4)グラフを右クリックして、『グラフエリアの書式設定』を選択する。
(5)右側にグラフの書式設定が出てきたら、『▽グラフのオプション』から『縦(値)軸』を選択し、4つのアイコンが並んでいるうち一番右の『軸のオプション』を選択する。
(6)軸のオプションの中の『最小値』を-1に、『最大値』を1に設定する。
(7)表示形式の中の『カテゴリ』を『パーセンテージ』に設定する。
(8)『▽グラフのオプション』から『系列1』を選択し、『塗りつぶしと線』内の一番下の『スムージング』にチェックを入れる。
(9)上のメニューバーの『挿入』から『図』、『図形』を選択し、好きな吹き出しを選択してシート内をクリックする。
(10)吹き出しを選択した状態で過去の出来事や感情を記入する。
(11)上のメニューバーの『図形の書式』から図形の枠線や背景色を好みの物に設定し、グラフ内の該当箇所に移動させる。

‌【参考】
Excel(Office)

【Excel】作成例

筆者が実際に、Excelを用いてモチベーショングラフを作成したところ以下のようになりました。ぜひ、参考にしてみてください!
エクセルでのモチベーショングラフ作成例

PowerPoint(Office)

PowerPointはMicrosoft社が提供するプレゼンテーション作成ツールです。自己紹介スライドとともにモチベーショングラフを作成したい場合には、PowerPointを用いて作成をしてみてはいかがでしょうか。
PowerPointでモチベーショングラフを作成する方法
(1)上のメニューバーの『挿入』から『グラフ』を選択する。
(2)折れ線グラフの中の『マーカー付き折れ線』を選択する。
(3)自動で開かれたExcelにて、セルA1に横軸のデータ名「年齢」と入力し、A2以降に0歳、1歳…と現在の年齢まで入力する。
(4)セルB1に縦軸のデータ名「モチベーション」と入力し、B2以降に各年齢におけるモチベーションを-100〜100%で記入する。
(5)グラフをクリックして、『グラフフィルター』を選択し、『データの選択』から『系列2』と『系列3』を削除する。
(6)グラフを右クリックして、『グラフエリアの書式設定』を選択する。
(7)右側にグラフの書式設定が出てきたら、『▽グラフのオプション』から『縦(値)軸』を選択し、4つのアイコンが並んでいるうち一番右の『軸のオプション』を選択する。
(8)軸のオプションの中の『最小値』を-1に、『最大値』を1に設定する。
(9)表示形式の中の『カテゴリ』を『パーセンテージ』に設定する。
(10)上のメニューバーの『挿入』から『図』、『図形』を選択し、好きな吹き出しを選択してシート内をクリックする。
(11)吹き出しを選択した状態で過去の出来事や感情を記入する。
(12)上のメニューバーの『図形の書式』から図形の枠線や背景色を好みの物に設定し、グラフ内の該当箇所に移動させる。

‌【参考】
PowerPoint(Office)

【PowerPoint】作成例

PowerPointで作成した場合、エクセルと同様のものが作成できるので、【Excel】作成例を参考にしてみてください!

Googleスプレッドシート

スプレッドシートとは、Googleが提供する、ブラウザ上で操作可能な表計算ソフトのことです。共有リンクを送るだけで第三者に確認、編集をしてもらうことが可能です。
スプレッドシートでモチベーショングラフを作成する方法
(1)セルA1に横軸のデータ名「年齢」と入力し、A2以降に0歳、1歳…と現在の年齢まで入力する。
(2)セルB1に縦軸のデータ名「モチベーション」と入力し、B2以降に各年齢におけるモチベーションを-100〜100%で記入する。
(3)作成した表を全選択し、上のメニューバーの『挿入』から『グラフ』を選択する。
(4)右側に出てきた『グラフエディタ』内のグラフの種類を『平滑線グラフ』に変更する。
(5)グラフエディタ内のカスタマイズから『系列』を選択し、『ポイントのサイズ』を7px以上に設定する。
(6)上のメニューバーの『挿入』から『図形描画』を選択し、『図形』から『吹き出し』を選択する。
(7)エリア内をドラックしながら吹き出しのサイズを調整し、吹き出しを選択した状態で過去の出来事や感情を記入する。
(8)右上の保存して閉じるを押した後、吹き出しを選択して、グラフ内の該当箇所に移動させる。

【Googleスプレッドシート】作成例

筆者が実際に、Googleスプレッドシートを用いてモチベーショングラフを作成したところ以下のようになりました。ぜひ、参考にしてみてください!
googleスプレッドシートでのモチベーショングラフ作成例

MotivationGraph+

「MotivationGraph+」は簡単にモチベーショングラフを作成できるサービスです。モチベーションが変化した時の年・モチベーション度を入力するだけで人生曲線を作ることが可能です。
‌こちらのサービスは有料となっていますが、最初の2ヶ月は無料で試すことができるようなので、ぜひ試してみてください。


‌MotivationGraph+でモチベーショングラフを作成する方法
‌(1)登録すると「開始日と終了日の設定」と表示されるので、項目を埋めていく。
‌(2)「期間の設定」が表示されるので、自身の経歴と合わせて期間と名称を設定する。
‌(3)画面右上の「出来事の追加」を押し、出来事の登録を行う。
‌(4)(3)の作業を繰り返して行う。

【参考】MotivationGraph+

【MotivationGraph+】作成例

筆者が実際に、LIFELOGを用いてモチベーショングラフを作成したところ以下のようになりました。ぜひ、参考にしてみてください!
MotivationGraph+によるモチベーショングラフ作成例

モチベーショングラフがオススメな人の4つの特徴

‌先ほどお伝えしたように、自己分析は今の自分と未来の自分を知ることに役立ちます。以下の特徴にあてはまる人は、一度モチベーショングラフを書いてみることをおすすめします。

▼モチベーショングラフがオススメな人の4つの特徴
・なぜか就活が進まない
・自分の行きたい企業や、仕事を通してやりたいことが言語化できない
・何からやれば良いのかわからず、自己分析が手につかない
・就活を始めたばかりで、ESのガクチカや長所が上手く書けない

モチベーショングラフは、どんな出来事が自分を作ってきたのか、自分にはどんな特徴があるのか、などを理解することに役立ちます。丁寧に自己分析をやっておくと、就活初期からつまづくことなくスムーズに選考に進むことができるでしょう。

ES、面接対策の他にも、選考の中でモチベーショングラフの提出を求める企業もあるため、事前に作っておくと便利です。

企業がモチベーショングラフの提出を求める理由

ここでは、企業が選考でモチベーショングラフの提出を求める理由について解説していきます。

▼モチベーショングラフの提出を求められる理由
・価値観を知りたい
・入社後活躍できる人材か見極めている

以下で詳しく解説していきます。

学生の価値観を知りたい

モチベーショングラフを通じて企業は、学生がこれまでの人生でどのような出来事に喜びや挫折を感じてきたのかを読み取ろうとしています。そして、自社の社風と学生の価値観が合っているかを見極めることで、ミスマッチによる早期退職を防ぐ狙いがあります。

学生が入社後活躍できるかどうか見極めている

企業は、学生の過去にモチベーションが高まった場面や下がった場面を分析することで、「どのような環境や仕事にやる気を感じるのか」「困難に直面した時、どのように利超えてきたのか」といった傾向を把握しようとしています。

‌これにより、学生が企業の仕事内容や職場環境に適応し、長期的に成果を出せる人材かどうかを判断する材料として活用しているのです。

モチベーショングラフを選考に採用している企業例

・三井不動産株式会社
・株式会社NTTデータ北海道
・株式会社東和コンピュータマネジメント
・鹿児島信用金庫
・株式会社ソルパック
・マネックス証券株式会社
・株式会社マルニシ

※マイナビ・リクナビに掲載している企業で、提出書類としてモチベーショングラフを指定している企業をピックアップしています。最新の選考過程は、各企業の採用HPからご確認ください。

おわりに

ここまで、モチベーショングラフの書き方について説明してきました。
モチベーショングラフを作成することで、普段は意識することのない自分の強みや価値観に気づくきっかけになります。また、面接での自己PRや志望動機を伝える際にも、説得力のあるエピソードとして活用することができ、大いに役立ちます。

‌ぜひこの記事を参考に、モチベーショングラフを作成してみましょう。過去の経験を振り返る良いきっかけになるはずです!

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