【就活】自己PRで協調性を効果的にアピールするコツ|例文7選

2026/10/27
自己PRの書き方
自己PRの例文
ES対策
書類選考
Matcher編集部
[著者] Matcher編集部
OB・OG訪問サービス「Matcher」の編集チーム。就職活動やキャリア選択に関する情報を、学生の視点に立ってわかりやすく発信。Matcherの運営を通じて蓄積した知見をもとに、自己分析、業界研究、企業研究、ES・面接対策など、就職活動に役立つコンテンツを企画・制作する。
西川 晃平
[監修] 西川 晃平
Matcher株式会社代表取締役。OB・OG訪問サービス「Matcher」の立ち上げおよび運営を担う。就職活動における情報格差・機会格差の解消を目指し、学生が社会人に気軽に相談できる仕組みを構築。自身も学生からの就職活動相談に応じ、自己分析、ES添削、面接対策、キャリア選択など幅広い領域で支援を行う。
目次
1.
自己PRで「協調性」を伝えるのはあり?
2.
自己PR「協調性」をアピールするメリット・デメリット
3.
【差別化できる】協調性を効果的に伝えられる言い換え5選
4.
【3ステップで解説】自己PRで協調性を伝えるための構成
5.
協調性をアピールしやすいエピソード4選
6.
【エピソード別】‌「協調性」をアピールした自己PRの例文7選
7.
「協調性」を自己PRでアピールする際のNG行動
8.
ESで協調性をアピールする際の注意点
9.
面接で協調性をアピールする際の注意点
10.
就活で自己PR「協調性」をアピールする際によくある質問
11.
就活で「協調性」の自己PRを効果的にアピールしよう!

エントリーシート(以下ES)や面接で必ずと言って良いほど求められる自己PRですが、自己PRでありがちなものとして「協調性がある」とアピールする就活生が多いです。

確かにどの企業も協調性のある人材を求めてはいますが、安直に自己PRで「協調性」とアピールするだけでは何も伝わりません。

この記事では、ESや面接で自己PRを聞かれた際に「協調性」を効果的にアピールするための方法を例文つきで解説しています。また、他の就活生と差別化できるような協調性の言い換え表現の例も紹介しています。

自己PRで「協調性」を伝えるのはあり?

そもそもESや面接で自己PRを聞かれた際に「協調性があること」と答えても良いのでしょうか。結論からいうと、就活の自己PRで「協調性がある」と伝えても問題ありません。

協調性を自己PRで伝えることで、「コミュニケーション能力がある」「チームでの活動が得意」といった印象を与えることができます。ただし、「協調性がある」と一言でまとめてしまうと、学生側と企業側との間に認識の違いが生まれ、自分の強みを効果的に伝えられない可能性があります。

そのため、「協調性がある」と単純に伝えるのではなく、自分なりに工夫して協調性を伝えることが重要なのです。

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自己PR「協調性」をアピールするメリット・デメリット

ここでは、自己PRで「協調性」をアピールするメリット・デメリットを解説していきます。

協調性をアピールするメリット

先ほど自己PRで協調性をアピールすることで企業側に好印象を与えられると述べましたが、具体的には以下の3つをアピールすることができます。

▼協調性をアピールするメリット
・周囲と協力して仕事を進められる人材だと評価される
・良好な人間関係を築ける能力があるとみなされる
・コミュニケーション能力や問題解決能力をアピールできる

周囲と協力して仕事を進められる人材だと評価される

協調性をアピールすることで周囲と協力して仕事を進められる人材だと評価されやすいでしょう。

営業・エンジニア・企画・事務といった多くの仕事において、他の社員と協力して仕事に取り組むことが多いです。そのため、周囲の意見をしっかりと聞く姿勢や周りをサポートする姿勢を持つことは非常に重要になってきます。

協調性のある人は傾聴力やサポート力に長けているために、入社後も円滑に業務を進められる人材として評価されるでしょう。

良好な人間関係を築ける能力があるとみなされる

良好な人間関係を築ける能力があると評価されることも協調性を伝えることのメリットです。仕事においては社員同士で良好な人間関係を築くことが必要不可欠です。協調性のある人は周りに配慮して行動ができるために、職場でありがちな人間関係のトラブルを減らすことにつながります。

実際にリクルートの調査によると、新入社員が離職を想起した理由の中には「職場の人間関係がよくない、合わない(11.8%)」「上司と合わない(7.3%)」といった回答もありました。このことから、職場で良好な人間関係を築くことは、社員が安心して働き続けられる職場環境において重要だと考えられます。

そのため、周囲に配慮しながら良好な人間関係を築ける協調性は、職場で円滑に業務を進めるうえで評価される能力の一つといえるでしょう。

コミュニケーション能力や問題解決能力をアピールできる

協調性に関する自己PRのエピソードは具体的な行動を伝えることで、コミュニケーション能力や問題解決能力をアピールできる場合があります。

例えば、「アルバイトでは忙しい時間帯に自分の担当業務だけでなく、周囲の状況にも目を配り、困っているスタッフがいれば積極的に手伝うことを意識していました。」といったエピソードを話すことで、周囲への気配りがあることや問題解決のために自分から行動する姿勢をアピールできます。

協調性をアピールするデメリット

自己PRで協調性を伝える際に、伝え方によってはマイナス評価につながる可能性があります。では、どういったマイナス評価に繋がってしまう懸念があるのでしょうか。ここでは以下の3つのデメリットを紹介します。

▼協調性をアピールするデメリット
・主体性がないと思われてしまう
・自分の意見を主張できないと評価される
・優柔不断という印象をもたれてしまう

主体性がないと思われてしまう

「協調性がある」と伝えることは場合によっては企業側に主体性がないと思われてしまう可能性もあります。特にエピソードを話す際に、グループ全体の行動や成果ばかりを話してしまうと、本人の役割や主体的な行動が伝わらず、受け身な印象を与えるかもしれません。

その結果、「自分の意見を持っていない」「周りが動かないと行動できない」といったマイナス評価につながってしまいます。

協調性だけをアピールするのではなく、自分からグループに対して積極的に働きかけている姿勢を伝えることが重要です。

自分の意見を主張できないと評価される

「協調性がある」と伝えると、余計なトラブルや対立を避けたいがために自分の意見を我慢して周囲の意見に合わせてしまう、といった印象をもたれることもあります。

仕事では周囲と協力するだけでなく、時には自分の意見を伝えたり、異なる意見を持つ相手と議論を行ったりすることも必要になってきます。そのため、協調性をアピールする際に周りを優先して行動している面を強調しすぎると、かえって自分の意見がないと思われるかもしれません。

優柔不断という印象をもたれてしまう

周囲の意見を丁寧に聞くことは、協調性のある人の強みの一つです。しかし、全員の意見を尊重しようとするあまり、何かを決断する際には優柔不断になってしまうのではないかと思われる可能性があります。

仕事では、さまざまな意見を踏まえながらも状況や期限に応じて適切に判断し、行動に移すことが求められます。自分なりの判断基準や決断する姿勢が伝わらなければ、業務上の意思決定にも時間がかかるのではないかと懸念されるでしょう。

協調性をアピールする際は周囲の意見を取り入れたうえで、自分なりの判断基準に基づいて決断した経験や、決定した方針に沿って行動した経験を伝えることが重要です。

【差別化できる】協調性を効果的に伝えられる言い換え5選

‌「協調性」という言葉は、意味が広く抽象的であるため、他の学生と被りがちです。また、エピソード内容によっては「協調性」以外の言葉の方が、しっくり来るという方もいるかもしれません。

ここでは「協調性」の言い換えになる言葉を5つ紹介します。

▼協調性を効果的に伝えられる言い換え
1. 洞察力
2. 臨機応変
3. 周囲を巻き込む力
4. 傾聴力
5. サポート力

1. 洞察力

洞察力を持っている人の特徴としては以下の3つが挙げられます。

①観察力が鋭い:細部にも気付き、状況や人の言動から隠れた意味を読み取ることができる
②常に疑問を持つ:疑問を持ち、何が起きているのかを探求しようとする姿勢を持てる
③知識と経験を活かす:広い知識と経験を元に状況を判断し、深い洞察を得ることができる

周りからよく「気が利くね」と褒められる方は、洞察力としてアピールしても良いかもしれません。

2. 臨機応変

臨機応変な人の特徴としては、以下の3つが挙げられます。

①柔軟性がある:予定や計画が変更されても、臨機応変に対応できます。新しい状況に適応し、柔軟に対応する姿勢を持っている
②変化を恐れない:未知の状況や変化に対して恐れを感じず、むしろチャンスと捉えることができる
③即座に対応する能力:突発的な状況にも素早く対応できる能力がある

協調性のなかで、周囲の状況を把握する力をアピールしていれば「臨機応変」としてアピールしても良いかもしれません。

3. 周囲を巻き込む力

周囲を巻き込む力がある人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

①コミュニケーション能力が高い:聞く力、話す力、表現する力に優れており、人々と円滑にコミュニケーションを図ることができる
②共感力がある:他人の気持ちや考えに対して理解し、共感することができる
③リーダーシップがある:自ら率先して行動し、他の人々を引っ張っていく力がある

協調性をアピールするエピソードの中で、リーダーのような周囲を引っ張っていく経験が入っていれば「周囲を巻き込む力」を強みとしてみても良いかもしれません。

4. 傾聴力

傾聴力のある人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

①真摯な姿勢:相手の話に対して真剣に向き合い、興味を持ち、相手の意見や気持ちを尊重する姿勢があります。
②聞く力:相手の話をよく聞き、言葉だけでなく、感情やニュアンスまでをも理解する努力する
③質問を上手にする:適切なタイミングで質問をし、相手の思考を深めることで情報をより詳細に引き出す

周囲のどんな意見にも耳を傾けられる人は「ヒアリング力」もしくは「傾聴力」としてアピールしてもいいかもしれません。

5. サポート力

サポート力のある人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

①共感と理解:相手の立場や気持ちを理解し、共感することができ、相手に寄り添い、感情的なサポートを提供する
②協力的な姿勢:他者と協力し、チームプレイを重視する
③適切なサポートを提供:相手のニーズに合わせて、適切なサポートや助言を提供する

経験からリーダーのように引っ張っていったというより、チームが円滑に進めることに尽力したという方は「サポート力」としてアピールしてもいいかもしれません。

【3ステップで解説】自己PRで協調性を伝えるための構成

ここでは、自己PRで協調性を効果的に伝えるための構成を3ステップで解説します。

▼【3ステップで解説】自己PRで協調性を伝えるための構成
STEP1:結論を伝える
STEP2:協調性を発揮したエピソードを伝える
STEP3:仕事でどのように活かしていきたいかを伝える

STEP1:結論を伝える

自己PRは、その名の通り自分の強みや資質をアピールするものです。そのため、ここで大切なことは、ESや面接において、最初に自分の強みを伝えることです。

結論から伝えることで、エピソード全体の概要を伝えることができ、企業側はその後に続く具体例が頭に入りやすくなるのです。

‌自己PRの場合は、自分の強みが最も伝えるべきことなので、「私の強みは、〇〇です。」という結論を、ESや面接の最初に伝えるようにしてください。

STEP2:協調性を発揮したエピソードを伝える

単に自分の強みをアピールするだけでは、説得力がありません。ESや面接で自分の強みを最初に伝えた後は、必ずその根拠となるエピソードを書くようにしましょう。エピソードを伝えるときには、以下の4点に整理すると、理解しやすくなります。

‌①強みが発揮した時の状況・場面
②そのときに抱えていた問題・課題
③とったアクション(強みが現れたこと)
④それによってもたらされた結果

上記のポイントに注意しながら、エピソードの内容を考えてみてください。

STEP3:仕事でどのように活かしていきたいかを伝える

自己PRで大切なことは、アピールした強みが企業での活躍につながるかどうかです。
‌ESや面接に書いた自己PRが全く仕事に生きないようなものであれば、良い自己PRとは言えないでしょう。
‌強みの根拠となるエピソードを伝えたら、それを仕事でどのように活かしていくのかまで言及し、自身が活躍しているイメージを企業側に抱かせるようにしましょう。

協調性をアピールしやすいエピソード4選

協調性に関するエピソードを伝えるといっても、どういったエピソードを伝えたら良いかがわからないといった人もいるのではないでしょうか。ここでは、協調性をアピールする際におすすめのエピソードを4つ紹介します。

▼協調性をアピールしやすいエピソード
・アルバイト
・サークル・部活動
・ゼミ・研究室
・海外留学

アルバイト

アルバイトは社員や先輩・後輩といった立場の異なる人と一緒に仕事に取り組むことが多いです。そのため、アルバイトの経験からは立場の異なる人たちとうまくコミュニケーションをとり、課題の解決に取り組めることをアピールできるでしょう。

例えば、「忙しい時間帯において、自分の業務は的確に行いつつも周りをしっかりと見て、もし困っているスタッフがいたら積極的にサポートした。」といったエピソードなどがあげられます。このようにアルバイトでの経験を通して、視野を広く持ちつつ他人を積極的にサポートする姿勢をアピールできるでしょう。

サークル・部活動

サークルや部活動では、チームで共通の目標に向かって活動する機会が多くあります。そのため、目標の達成に向けてメンバーと協力しながら取り組んだ経験を伝えることで、協調性をアピールできるでしょう。

例えば、リーダーとしてメンバーの意見を取り入れながらチーム全体をまとめた経験や、メンバーの一人として意見の異なる人同士の調整役を担った経験などが挙げられます。なお、サークル長や部長でなくても、チームの中でどのような役割を担い、周囲と協力するためにどのような工夫をしたのかを具体的に伝えられると高評価に繋がりやすいです。

ゼミ・研究室

ゼミや研究室では、グループでの発表や共同研究など、メンバー同士で意見を交わしながら成果を目指す場面があります。そのため、意見の違いを調整した経験や周囲と協力して課題を解決した経験を伝えることで、協調性に加えて問題解決能力もアピールできるでしょう。

例えば、「メンバー間で意見が衝突した際に、それぞれの主張や論点を整理したうえで話し合いを進めた」といったエピソードが挙げられます。このような経験から、異なる意見にも耳を傾け、冷静に話し合いを進めながら合意形成を図る姿勢をアピールできます。

海外留学

海外留学では、言語や文化、価値観の異なる人とグループワークなどに取り組む機会があります。こうした場面で、相手の考え方を理解しようと努めたり、意見の違いを乗り越えて協力したりした経験は、協調性をアピールするうえで有効です。

異なる言語・文化・価値観を持つ人と協力して目標を達成した経験を具体的に伝えることで、相手の立場を尊重しながら周囲と協力できることをアピールできるでしょう。

【エピソード別】‌「協調性」をアピールした自己PRの例文7選

ここからは、協調性をアピールした自己PRの例文をサークル活動やアルバイト、ゼミといった活動別に紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

▼【エピソード別】「協調性」をアピールした自己PRの例文7選
①「サークル活動」で協調性をアピールした例文
②「部活動」で協調性をアピールした例文
③「アルバイト」で協調性をアピールした例文
④「長期インターン」で協調性をアピールした例文
⑤「ゼミ活動」で協調性をアピールした例文
⑥「海外留学」で協調性をアピールした例文
⑦「ボランティア活動」で協調性をアピールした例文

①「サークル活動」で協調性をアピールした例文

私の強みは、異なる意見を整理し、全員が納得できる方向性を見つける「調整力」です。

大学のダンスサークルで学園祭のステージ発表に取り組んだ際、メンバー間で振り付けや演出に対する意見が分かれ、練習が思うように進まないことがありました。そこで私は、それぞれの意見を丁寧に聞き、各案の良い点を整理したうえで、双方のアイデアを取り入れた演出を提案しました。

その結果、メンバー全員が納得して練習に取り組めるようになり、本番では一体感のあるステージを披露することができました。入社後も、立場や考え方の異なる人々の意見を整理し、共通の目標に向けて最適な方向性を見つけることで、チームの成果向上に貢献したいと考えています。

②「部活動」で協調性をアピールした例文

私の強みは、周囲の状況を把握し、一人ひとりに必要なサポートを提供できる「サポート力」です。
‌大学時代、私は陸上競技部に所属しており、日々の練習に励みながら大会での成果を追求していました。しかし、メンバー全員が成長するためには、個々のサポートも欠かせないと感じ、自らの役割を見つけることを意識しました。
‌私は、仲間の練習の様子を客観的に観察し、改善点やアドバイスを提供することで、部員たちの成長に寄与しました。また、新入部員には技術面だけでなく、モチベーションの向上やチームへの溶け込み方など、総合的な指導を行いました。
‌部員たちからは、「いつもありがとう」という感謝の言葉を頂戴することが増えました。チーム全体のサポートに徹することで、メンバーの結束力を高め、チームの成果に貢献することができました。
‌これらの経験を活かし、貴社でもチームの一員として、周囲をサポートし、共に成長していく姿勢を持ちたいと考えています。

③「アルバイト」で協調性をアピールした例文

私の強みは、状況を見ながら、周囲に合わせて柔軟に行動できる対応力です。

飲食店でのアルバイトでは、週末の混雑時に注文や料理の提供が重なり、スタッフがそれぞれの担当業務に追われてしまうことがありました。そこで私は、店内の状況を確認し、料理の提供が遅れているテーブルへの対応や、手が足りていない持ち場のサポートを優先して行いました。また、ほかのスタッフにも進捗状況を共有し、必要に応じて役割を調整することを心がけました。その結果、スタッフ間の連携が円滑になり、忙しい時間帯でも状況に応じて効率よく業務を進められるようになりました。

入社後も、目の前の業務だけでなく周囲の状況にも目を向け、優先順位を判断しながら柔軟に行動することで、組織全体の業務効率化に貢献したいと考えています。

④「長期インターン」で協調性をアピールした例文

私の強みは、異なる意見の共通点を見つけ、目標達成に向けて合意を形成する力です。

長期インターンシップでSNS運用の改善プロジェクトに参加した際、メンバー間で重視する指標が異なり、投稿内容の方向性がなかなか決まらないという課題がありました。そこで私は、各メンバーの意見とその根拠を整理し、プロジェクトの目的である認知度向上に立ち返って議論することを提案しました。さらに、それぞれの案のメリットを比較し、複数の意見を組み合わせた企画を提示しました。その結果、メンバー間で方針への理解が深まり、役割分担を明確にして企画を実行に移すことができました。

入社後も、関係者の意見や立場を理解したうえで、共通の目標に向けた合意形成を進め、プロジェクトの円滑な推進に貢献したいと考えています。

⑤「ゼミ活動」で協調性をアピールした例文

私の強みは、相手の意見を丁寧に聞き、その背景や意図を理解する傾聴力です。

大学のゼミでグループ研究に取り組んだ際、研究テーマについてメンバーの意見が分かれ、議論が停滞することがありました。そこで私は、自分の意見を主張する前に、一人ひとりの考えや研究したい理由を聞くことを心がけました。そのうえで、各メンバーが重視している点を整理し、共通する関心をもとに研究テーマを検討することを提案しました。その結果、メンバーそれぞれの考えを研究内容に反映でき、全員が納得感を持って研究を進められるようになりました。

入社後も、相手の話に耳を傾け、表面的な意見だけでなく、その背景にあるニーズや課題を理解することで、円滑なコミュニケーションとより良い意思決定に貢献したいと考えています。

⑥「海外留学」で協調性をアピールした例文

私の強みは、相手の立場から物事を考えて行動できることです。

海外留学中、さまざまな国籍の学生とグループ課題に取り組みましたが、文化や考え方の違いから、意見の伝え方や作業の進め方に食い違いが生じることがありました。そこで私は、自分の価値観を基準に相手を判断するのではなく、それぞれの考え方や行動の背景を理解することを心がけました。また、課題の完成イメージや役割分担、スケジュールを事前に話し合い、認識のずれを減らす工夫をしました。その結果、互いの違いを尊重しながら、それぞれの強みを活かして課題を完成させることができました。

入社後も、多様な価値観や考え方を柔軟に受け入れ、相手への理解を深めながら協力することで、新たな視点を取り入れた課題解決に貢献したいと考えています。

⑦「ボランティア活動」で協調性をアピールした例文

私の強みは、周囲の課題に気づき、自ら働きかけて改善につなげられることです。

地域の清掃ボランティア活動に参加した際、参加者によって作業の進め方が異なり、一部の場所に人手が集中してしまうという課題がありました。そこで私は、清掃の進捗状況を確認し、作業が十分に進んでいない場所へ参加者を配置することを提案しました。また、初めて参加した人にも積極的に声をかけ、作業内容や進め方を説明することで、全員がスムーズに活動に参加できるよう工夫しました。その結果、参加者同士で状況を共有しながら作業を進められるようになり、予定していた清掃活動を終えることができました。

入社後も、指示を待つだけでなく、周囲の状況から課題を発見し、必要な人に働きかけながら改善策を実行することで、組織の目標達成に貢献したいと考えています。

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「協調性」を自己PRでアピールする際のNG行動

自己PRで協調性をアピールする際にやってはいけないこととしては以下の4つがあります。

▼「協調性」を自己PRでアピールする際のNG行動
①「協調性があります」だけで終わらせてしまう
②主体性がないと思われる内容になっている
③チームの活動や成果を強調する

以下より解説していきます。

①「協調性があります」だけで終わらせてしまう

「私の強みは協調性があるところです」だけで終わらせることは避けましょう。

企業側は学生がどういった価値観や志向、能力を持っているかを判断した上で自社にマッチするかどうかを見極めるために採用選考を実施しています。上記のような抽象的な表現で終わってしまうと、企業側は学生がどういった人材であるかを見極められず、採用を見送るかもしれません。

自分がどういった人材であるかをアピールするためにも具体的なエピソードを根拠として伝えることが重要です。

②主体性がないと思われる内容になっている

「周囲の意見を踏まえて行動していた」といったように受動的な印象を与えかねない伝え方は避けた方が良いでしょう。こうした表現で伝えてしまうと「周りの人がいないと行動できない」という印象となり、マイナス評価につながってしまいます。

自分が積極的にチームに対して働きかけをしたという事実を具体的なエピソードを踏まえて伝えることが重要です。

③チームの活動や成果を強調する

チームでの活動内容や成果ばかりを強調してしまうと、かえってチーム内で自分がどういった行動をとっていたのかが企業側に伝わりにくくなってしまいます。そのため、チームの活動や成果を強調するような伝え方は避けるべきです。

企業側はその活動の中で学生がどういった行動をしたのかを知りたいと考えています。そのため、エピソードを話す際には自分自身の行動を中心に伝えるとともに、どういった行動がチームの成果につながったのかを伝えられると高評価につながりやすいです。

ESで協調性をアピールする際の注意点

ここからはESで協調性をアピールする際の注意点について解説していきます。

▼ESで協調性をアピールする際の注意点
①協調性を別の言葉で表現する
②自分がとった行動を具体的に書く
③PREP法を意識して書く

以下より1つずつ解説していきます。

①協調性を別の言葉で表現する

ESで協調性をアピールする際には協調性という言葉をそのまま用いるのではなく、別の表現に言い換えて書くと良いでしょう。なぜなら、「協調性」は多くの就活生が自己PRとして使うことが多いため、他の就活生と差別化ができないからです。

協調性を言い換える方法としては自己分析を通して、自分がこれまでの経験の中でチームやグループに対してどういった働きかけを行ったかを深掘りしていくとよいでしょう。そこから、自分に合うように協調性を言い換えてみる方法がおすすめです。

「協調性をどんな言葉で言い換えたらよいかわからない」とお悩みの就活生は「【差別化できる】協調性を効果的に伝えられる言い換え5選」も合わせて参考にしてみてください。

②自分がとった行動を具体的に書く

先ほども述べている通り、協調性に関するエピソードではチームの活用や成果を強調するのではなく、自分自身がとった行動を具体的に書くとよいです。

例えば、「メンバー間で作業量に偏りが生じた際には各自の進捗状況を確認し、負担が特に大きいメンバーの業務を引き受けました。」と書くことで企業側からは他人のために積極的に動く姿勢を伝えることができます。

③PREP法を意識して書く

PREP法を意識してESを書くことで、読みやすく説得力のある文章を書くことができます。
PREP法とは「Point(結論)」「Reason(理由)」「Example(具体例)」「Point(結論)」の4つの頭文字をとったもので、相手にわかりやすく伝える際に用います。

PREP法に当てはめてESを書くことで効果的に協調性をアピールすることが可能です。

▼PREP法を用いた協調性の自己PR例文
・P(結論)
私の強みは、周囲と協力しながら目標達成に向けて行動できることです。

・R(理由)
一人で物事を進めるだけでなく、周囲の意見を尊重し、それぞれの強みを生かすことが大切だと考えているからです。

・E(具体例)
アルバイト先では、忙しい時間帯にスタッフ同士で声を掛け合い、業務の進捗状況を共有することを意識しました。その結果、互いにフォローし合える環境づくりに貢献できました。

・P(結論)
入社後も、周囲と積極的に連携し、チーム全体の成果に貢献していきたいと考えています。

面接で協調性をアピールする際の注意点

面接官に協調性をアピールする際に注意しておきたい点は以下の3つです。

▼面接で協調性をアピールする際の注意点
①深掘り質問を想定しておく
②長く話しすぎないようにする
③STAR法を意識して伝える

以下より解説していきます。

①深掘り質問を想定しておく

面接では深掘り質問をあらかじめ想定しておくとよいでしょう。例えば、「私の強みは一人ひとりの考えに耳を傾けられることです」と自己PRをした場合、以下のような深掘り質問をされることが考えられます。

▼深掘り質問の例
・チームで意見が対立した時にはどのように対応しましたか?
・相手の意見を尊重するうえで、意識していることは何ですか?
・自分の意見と相手の意見が違う場合、どのように行動しますか?
・チーム内で自分と合わない人がいた場合、どのように接しますか?
・周囲からどのような人だと言われることが多いですか?

あらかじめ深掘り質問に対する回答を準備しておくことで「回答に困ってしまった」「的外れな回答をしてしまった」といった失敗を防ぐことにもつながります。

②長く話しすぎないようにする

自己PRで協調性を伝える際には、簡潔に述べることを心がけましょう。自身の強みをアピールしたいがために自己PRのエピソードを長く話しすぎてしまうと、話がまとまらなくなり、面接官に伝えたい内容が伝わらないといった事態になりかねません。

面接官に自身の強みが伝わらないと、大きく評価を下げられる可能性もあるでしょう。面接で自己PRを行う際にはなるべく30秒〜1分程度で話すことを意識するとよいです。

③STAR法を意識して伝える

面接で自己PRを話す際にはSTAR法を活用するのがおすすめです。STAR法は「Situation(状況)」「Task(課題)」「Action(行動)」「Result(結果)」の4つの頭文字をとったフレームワークであり、順序立てて話す際に役立ちます。

最初に自身の強みを述べた後にSTAR法を用いてエピソードを説明すると人柄や価値観が伝わる内容になります。

▼STAR法を用いた自己PR例文
・Situation(状況)
ゼミのグループ発表で、メンバー間の意見が分かれていました。
‌
・Task(課題)
全員が納得できる発表内容をまとめる必要がありました。
‌
・Action(行動)
それぞれの意見を聞き、共通点を整理したうえで、全員が納得できる案を提案しました。
‌
・Result(結果)
意見を一つにまとめ、全員で協力して発表を成功させることができました。
‌

就活で自己PR「協調性」をアピールする際によくある質問

最後に自己PR「協調性」をアピールする際によくある質問についてまとめました。

自己PRで「協調性」とそのまま伝えても良い?

結論としては自己PRで「協調性」とそのまま伝えることは問題ありません。ただし、協調性という言葉だけを伝えても、どういった価値観を持っているのかまでは伝えられないため、具体的なエピソードをもとに説明することが望ましいです。

協調性に関するエピソードが思いつかない時はどうすれば良い?

協調性に関するエピソードが思いつかない場合は、自己分析を通してチームで活動した経験を洗い出してみるとよいでしょう。

なお、どうしてもチーム経験がなく協調性を発揮したエピソードがないという人は、自己PRで無理に協調性をアピールする必要はありません。自分の強みをあらためて整理し、別の強みをアピールする方が効果的です。

ESで文字数制限があった場合、どんな構成で書けば良い?

ESで文字数制限が合った場合の構成は、各文字数ごとに異なります。

ESの文字数制限が200文字以内だった場合

▼例文
私の強みは、相手の意見を尊重しながら周囲と協力して目標を達成できる協調性です。大学のゼミでは、グループ発表の準備中に意見が分かれ、作業が停滞しました。
そこで私は、全員の意見を聞いて共通の目標を確認し、それぞれの得意分野に応じた役割分担を提案しました。その結果、互いの考えを尊重しながら準備を進め、期限内に発表を完成させました。この経験を生かし、入社後も周囲と連携してチームの成果に貢献します。

◎ポイント
ESの文字数制限が200文字の場合は、自分の強みを簡潔に述べた後にエピソードの中で自分がとった行動に絞って具体化することが重要です。

ESの文字数制限が400文字以内だった場合

▼例文
私の強みは、相手の意見を尊重し、周囲と協力して目標を達成する協調性です。
大学のゼミでグループ発表を準備した際、発表内容を重視するメンバーと、見やすさ・分かりやすさを重視するメンバーの間で意見が分かれ、作業が進まなくなりました。
そのため私は、全員が納得できる方法を見つけることが必要だと考え、一人ひとりの意見を聞き、それぞれが大切にしている点を整理しました。その上で、発表の目的を全員で確認し、重要な情報を詳しく説明しながら、図表を使って分かりやすく伝える構成を提案しました。また、得意分野に応じて役割を分担し、進捗を共有する時間を設けました。
その結果、全員が納得して準備を進め、期限内に発表を完成させることができました。この経験から、協調性とは単に相手に合わせるのではなく、異なる意見を調整し、共通の目標に向けて周囲の力を生かすことだと学びました。入社後もこの強みを生かし、チームに貢献します。

◎ポイント
400文字以内の場合は自身の強みや経験の中でとった行動のほかに「その経験の中でどういった工夫を行ったのか」「なぜその行動をとったのか」までかけると印象のよいESになるでしょう。

ESの文字数制限が600文字以内だった場合

▼例文
私の強みは、相手の意見を尊重し、考え方の違いを調整しながら目標達成に向けて行動できる協調性です。
大学のゼミで5人のグループによる研究発表に取り組んだ際、発表の方向性について意見が分かれました。情報量を増やして専門性を高めたいメンバーと、情報を絞って分かりやすく伝えたいメンバーが対立してしまったことで話し合いが進まず、結果的に発表準備が予定よりもかなり遅れてしまいました。
私は、どちらかの意見を優先するのではなく、それぞれの考えを理解し、両方の良さを生かすことが必要だと考えました。そこで、メンバー一人ひとりに意見を聞き、重視している点を整理した上で、発表の目的と聞き手像を全員で確認しました。そして、重要な情報は根拠とともに詳しく説明し、それ以外は図表を用いて簡潔に示す構成を提案しました。
さらに、各自の得意分野に応じて情報収集、資料作成、デザイン、発表練習を分担し、定期的に進捗を確認しました。話し合いでは全員が発言できるよう配慮し、それぞれの意見の良い点を確認してから改善案を検討しました。
その結果、メンバーが納得して作業に取り組めるようになり、期限内に発表資料を完成させることができました。この経験から、協調性とは自分の意見を抑えて相手に合わせることではなく、違いを理解し、共通の目標に向けて互いの強みを生かすことだと学びました。入社後も周囲と丁寧に対話し、チームの成果に貢献します。

◎ポイント
600文字以内の場合は協調性に関するエピソードの背景や課題の原因についても記載し、自分がとった行動をさらに具体化することが重要です。

企業・職種ごとに仕事で求められる協調性に違いはある?

企業や職種ごとに求められる協調性に違いはあります。企業によってはリーダーとして周りを巻き込んで行動できる人材を求めている場合もあれば、自分の役割を超えて周りをサポートできるような人材を求める企業もいるかもしれません。

企業がどのような人材を求めているかを知るには、各企業の「求める人物像」を確認することが大切です。また、Matcherを活用して実際に働く社員に話を聞き、どのような協調性が求められるのかを確認するのもよいでしょう。

また職種ごとに仕事で求められる協調性は以下のように異なります。

◎営業職
・顧客に寄り添いながら、課題の解決に向けて周囲を巻き込み協力を仰ぐ
・市場トレンドや競合情報など、顧客の課題解決において必要な情報を取得したら積極的にチームに共有する
◎企画職
・チームメンバーと円滑なコミュニケーションをとり共通の目標に向かって努力ができる
・異なるステークホルダーとの協議を通じてバランスの取れた企画を立案する
・企画立案のなかで、他部門の上司やクライアントなどの意見や要望を反映させ洗礼されたプレゼンテーションを行える
◎事務職
・情報伝達ミスや混乱を防ぐために他の部署やスタッフと円滑なコミュニケーションを図る
・他の部署やスタッフが業務上の問題に直面した際に、協力して解決策を探る
・効率的にタスクを分担し効果的に目標を達成するために、チーム全体で連携して働く

企業や職種による協調性の違いを理解し、それぞれの特徴に合わせて自分の強みをアピールしましょう。

協調性のエピソードに定量的な成果はあった方がいい?

協調性に関するエピソードに定量的な成果はなくても問題ありません。しかしながら、定量的なエピソードがあった方がより具体性が高まり、企業側に伝わりやすくなります。

自己PRにおいて、企業が見ているのは学生自身の行動や価値観に加え、その人の強みが会社でどのように活かせるか、などです。こうした内容をエピソードに組み込むことで高評価をもらいやすくなります。

ガクチカと自己PRの経験が同じになってしまっても大丈夫?

ガクチカと自己PRのどちらも協調性に関するエピソードになってしまっても問題ありません。ただし、ガクチカと自己PRで全く同じ話にはせず、別の切り口から自己PRで協調性をアピールするのが好ましいです。

参考までにガクチカと自己PRの違いは以下の通りです。
ガクチカと自己PRの違い
ガクチカとの違いを踏まえて、自己PRで協調性を効果的に伝えましょう。

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就活で「協調性」の自己PRを効果的にアピールしよう!

いかがでしたか。
この記事では就活で自己PR「協調性」を効果的にアピールするための方法を例文つきで解説しました。自己PRを作成する際にこの記事が参考になれば幸いです。

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