【これでOK】自己PRで協調性を効果的に伝えるコツ|ES例文3選

2023/07/26
自己PRの書き方
自己PRの例文
ES対策
書類選考
目次
1.
自己PRで「協調性」をアピールする時は差別化が重要
2.
企業が求める「協調性」とは何か|行動例
3.
ESの自己PRで伝えるべき3つの要素
4.
【ES例文3選】‌「協調性」をアピールした自己PRのES例文
5.
【差別化できる】協調性の言い換えと特徴5選
6.
【職種別】自己PRで協調性をアピールする方法3選
7.
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自己PRで「協調性」をアピールする時は差別化が重要

‌エントリーシート(以下ES)で必ずと言って良いほど求められる自己PR

どんな自己PRを書けば選考を突破できるのかが分からず、毎年多くの就活生が頭を悩ませるものです。

そして、悩んだ末に多くの就活生は「協調性」をアピールします。


どの企業も協調性のある人材を求めていますが、安直に自己PRで「協調性」と書くのは危険です。

この記事では、ESの自己PR欄で「協調性」を効果的にアピールするときのコツや書き方を説明していきます。自己PRは選考を通過するか否かを左右する極めて重要なものです。

失敗しないよう、要点を押さえて自己PRを完成させましょう。

人材の多様化が進んでいる昨今、協調性の重要度は高まっている

国がダイバーシティ経営を促していることもあり、現在多くの企業が人材の多様化、ダイバーシティ経営を進めています
‌そもそも、ダイバーシティ経営とは、経済産業省の定義によると「多様な人材を活かし、その能力が最大限発揮できる機会を提供することで、イノベーションを生み出し、価値創造に繋げている経営」のことです。
‌【出典】経済産業省「ダイバーシティ経営の推進」
‌多様な人材が集まる中でも、同じ組織にいる以上は協力しなければいけないため、企業にとって協調性の重要度は高まっています。

企業が求める「協調性」とは何か|行動例

‌そもそも就活でアピールできるような、企業が求める「協調性」をご存じでしょうか?

言葉の意味が広いので、自分では協調性があるとアピールしても、相手には伝わらないということも。


結論から言えば、企業によって求められる「協調性」は変わります

ここでは、共通して求める「協調性」の意味・要素・行動例と、志望企業の求める「協調性」を知る方法についてご紹介します。

周囲と連携して物事を進める力

企業が学生に求める協調性は「周囲と連携して物事を進める力」です。
‌入社後は、年代や価値観が異なる人と関わりながら仕事を進めなければなりません。

どんな仕事でも1人ではできないので、周囲と適切なコミュニケーションを取れる人材は企業にとって必要とされています。

行動例として、周りの状況をよく観察し気配りやその状況にあった行動を取れるなどです。

周囲と協力しながらも、疑問を持った際に行動できる

周囲の状況把握や周囲に合わせる、共感することも大事ですが、それだけでは誰でもできてしまいそうな印象で、不十分です。

周囲と協力しながらも、疑問を持った際には積極的に発言し疑問を解消しようとする力は、業務遂行に大きく貢献します。同時に「主体性」もアピールできます。


行動例として、チームで上がった提案などに疑問を感じた際に、質問や代替案をするなどです。

注意!「みんなと仲良くできる」は協調性ではない

「みんなと仲良くできる」といったエピソードを協調性としてアピールしてしまう学生は多いですが、就活の場では好ましくないです。
‌確かに、周囲の人と衝突せず関わることが必要な時もあるでしょう。

しかし企業が求める協調性は「社員同士が仲良くなる」ことではなく「価値観の異なる人同士で力を合わせて1つの目標を達成すること」です。

協調性をアピールするエピソードが「みんなと仲良くできる」といったものになってないか確認しておきましょう。

OB・OG訪問で志望企業が求める「協調性」確認しよう

先述した通り、企業によって求める「協調性」の要素や意味は異なってきます

企業ごとに特徴や事業の進め方などは大きく異なるので、当然社員1人の仕事の進め方も異なり、協調性の在りかたも変わってくるでしょう。

では「志望企業の選考で協調性をアピールしたい時はどうすれば良い?」と思う方も多いのではないでしょうか?

おすすめの方法はOB・OG訪問です。

OB・OG訪問は、説明会で行われる質問時間や座談会などとは異なり、基本的に1対1で話すことができるため、周囲の人を気にすることなく聞くことができます。

そこで、是非Matcher(マッチャー)を使ってみてください
‌【おすすめ記事】【完全版】OB訪問に最適な服装とは?オンラインや季節に合わせて解説

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ESの自己PRで伝えるべき3つの要素

ESでの例文を紹介する前に、ESの自己PRで伝えるべき要素について確認しておきましょう。
‌【関連記事】人事の納得感を引き出す履歴書「長所」の書き方(新卒)

①自分の強み

自己PRは、その名の通り自分の強みや資質をアピールするもの。ここで大切なことは、まずESの冒頭部分で自分の強みを簡潔に書くことです。

結論から書くことで、そのES全体を通して伝えたいメッセージの概要を伝えることができ、その後に続く具体例が頭に入りやすくなるのです。

‌自己PRの場合は、自分の強みが最も伝えるべきことなので、「私の強みは、〇〇です。」という文章を、ESの冒頭に持って来るようにしてください。

②強みを発揮したエピソード(具体例)

単に自分の強みをアピールするだけでは、説得力がありません。ESで自分の強みを伝えた後は、必ずその根拠となるエピソードを書くようにしましょう。エピソードを伝えるときには、以下の4点に整理すると、理解しやすくなります。

①強みが発揮した時の状況・場面

②そのときに抱えていた問題・課題

③とったアクション(強みが現れたこと)

④それによってもたらされた結果

上記のポイントに注意しながら、ESの内容を考えてください。

③どのように仕事で強みを生かせるか

自己PRで大切なことは、アピールした強みが企業での活躍につながるかどうかです。
‌ESに書いた自己PRが全く仕事に生きないようなものであれば、良い自己PRとは言えないでしょう。
‌強みの根拠となるエピソードを伝えたら、それをどう生かしていくのかまで言及し、活躍しているイメージを企業側に抱かせるようにしましょう。

【ES例文3選】‌「協調性」をアピールした自己PRのES例文

‌ESの自己PRで「協調性」を書いた時の例文を3つご紹介します。

是非参考にしてみてください。
‌【関連記事】【ES例文7選】ガクチカでアルバイト経験をアピールする方法を解説

①サークル活動で協調性をアピールしたを語ったES例文

‌私は組織全体に広く目を配ることができ、メンバー全員にとって働きやすい環境を整えられる点が強みです。(強み)
大学の映画祭で責任者を務めた経験でこの強みは発揮しました。この企画は例年企画の運営面満足度が低いという課題があり、その理由が誘導を行うスタッフの働きぶりにあると判明しました。この問題を解決する鍵はスタッフのモチベーション向上にあると踏み、今まで現場には関わることのなかった責任者の仕事内容を変えることに。50名のスタッフ全員との面談を実行し、直接仕事を頼み込むほか、働きぶりを評価するシステムを考案しました。高評価だったスタッフを昇格させることにしました。その結果、多くのスタッフが協力的な姿勢になったほか、士気もあげることに成功しました。その結果、スタッフ全体の動きが円滑になり、運営面満足度も前年度比3割向上させることができました。(強みが発揮された経験)
このように、私はチーム全体の成果向上のため行動することができます。若手からグループ会社をまとめる役割が求められる貴社でもこの強みを発揮し、組織全体の効率性を高められると考えています。(生かし方)

②アルバイトで協調性をアピールしたES例文

私はアルバイト先の飲食店で、協調性を重要視し、チームメンバーと連携することで円滑な業務遂行を心掛けました。(強み)
忙しい週末の昼時、大勢のお客様が来店しました。その時、キッチンではオーダーが溜まり、ウエイターもテーブル、お客様の対応に追われていました。私は担当している料理提供の仕事に余裕が出たとき、自発的にウエイターをサポートしました。
‌オーダーを取りながら、キッチンに進行状況を伝え、料理が出来上がると迅速にテーブルへ運びました。時には、テーブルの片づけや飲み物の補充も手伝い、全体のスピードを上げました。
‌結果として、チーム全体で連携しお客様にスムーズなサービスを提供できました。それぞれの役割を理解し、お互いにフォローし合うことで、大変な状況でも最善の対応ができることを実感しました。(強みが発揮された経験)
この経験から、協調性の大切さとチームワークの力を再確認し、貴社でも協力し合いながら共に成長できる環境で働きたいと思っております。’(生かし方)

③部活動で協調性をアピールしたES例文

私の強みは、陸上競技部でのサポート力です。(強み)
大学時代、私は陸上競技部に所属しており、日々の練習に励みながら大会での成果を追求していました。しかし、メンバー全員が成長するためには、個々のサポートも欠かせないと感じ、自らの役割を見つけることを意識しました。
‌私は、仲間の練習の様子を客観的に観察し、改善点やアドバイスを提供することで、部員たちの成長に寄与しました。また、新入部員には技術面だけでなく、モチベーションの向上やチームへの溶け込み方など、総合的な指導を行いました。
‌部員たちからは、「いつもありがとう」という感謝の言葉を頂戴することが増えました。チーム全体のサポートに徹することで、メンバーの結束力を高め、チームの成果に貢献することができました。(強みが発揮された経験)
これらの経験を活かし、貴社でもチームの一員として、周囲をサポートし、共に成長していく姿勢を持ちたいと考えています。(生かし方)

OB・OG訪問でES添削をしてもらおう

例文のように、ESを書いたからといってそれで終わりではありません

自分では理解できても他人から見たら、理解できないことは十分にありえるからです。

友人や家族、キャリアセンターの人でも問題ないですが、志望する企業・業界で働く人に添削してもらうことで、より採用担当者に近い目線で見てもらえます


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【差別化できる】協調性の言い換えと特徴5選

‌「協調性」という言葉は、意味が広く抽象的であるため、他の学生と被りがちです。

また、エピソード内容によっては「協調性」以外の言葉の方が、しっくり来るという方もいるかもしれません。


ここでは「協調性」の言い換えになる言葉とその特徴を5つご紹介します!

①「洞察力」

洞察力を持っている人の特徴としては以下の3つが挙げられます。

①観察力が鋭い:細部にも気付き、状況や人の言動から隠れた意味を読み取ることができる

②常に疑問を持つ:疑問を持ち、何が起きているのかを探求しようとする姿勢を持てる

③知識と経験を活かす:広い知識と経験を元に状況を判断し、深い洞察を得ることができる


周りからよく「気が利くね」と褒められる方は、洞察力としてアピールしても良いかもしれません。

②「臨機応変」

臨機応変な人の特徴としては、以下の3つが挙げられます。

①柔軟性がある:予定や計画が変更されても、臨機応変に対応できます。新しい状況に適応し、柔軟に対応する姿勢を持っている

②変化を恐れない:未知の状況や変化に対して恐れを感じず、むしろチャンスと捉えることができる

③即座に対応する能力:突発的な状況にも素早く対応できる能力がある


協調性のなかで、周囲の状況を把握する力をアピールしていれば「臨機応変」としてアピールしても良いかもしれません!

③「周囲を巻き込む力」

周囲を巻き込む力がある人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

①コミュニケーション能力が高い:聞く力、話す力、表現する力に優れており、人々と円滑にコミュニケーションを図ることができる

②共感力がある:他人の気持ちや考えに対して理解し、共感することができる

③リーダーシップがある:自ら率先して行動し、他の人々を引っ張っていく力がある


協調性をアピールするエピソードの中で、リーダーのような周囲を引っ張っていく経験が入っていれば「周囲を巻き込む力」を強みとしてみても良いかもしれません!

④「ヒアリング力」

ヒアリング力のある人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

①真摯な姿勢:相手の話に対して真剣に向き合い、興味を持ち、相手の意見や気持ちを尊重する姿勢があります。

②聞く力:相手の話をよく聞き、言葉だけでなく、感情やニュアンスまでをも理解する努力する

③質問を上手にする:適切なタイミングで質問をし、相手の思考を深めることで情報をより詳細に引き出す


周囲のどんな意見にも耳を傾けられる人は「ヒアリング力」もしくは「傾聴力」としてアピールしてもいいかもしれません。

⑤「サポート力」

サポート力のある人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

①共感と理解:相手の立場や気持ちを理解し、共感することができ、相手に寄り添い、感情的なサポートを提供する

②協力的な姿勢:他者と協力し、チームプレイを重視する

③適切なサポートを提供:相手のニーズに合わせて、適切なサポートや助言を提供する


経験からリーダーのように引っ張っていったというより、チームが円滑に進めることに尽力したという方は「サポート力」としてアピールしてもいいかもしれません!

【職種別】自己PRで協調性をアピールする方法3選

企業が求める協調性は、職種によって異なることがあります。

特に最近は、希望職種を選択した上でESを記入させるといった企業が多いです。

実際に執筆者(2024年卒)も就活時代、ESで希望職種を選択し、希望職種で活かせる自分の強みについて書いた経験があります。


協調性が各職種どんなところで活きるのか、見ていきましょう!

①営業職で協調性をアピールする場合

営業職は、自社のサービスや商品で顧客の願望に応えたり、課題解決したりすることで購入や契約に繋げる仕事です。
‌顧客との関係を構築し、顧客のニーズを理解・課題解決に寄り添うことが大切ですが、自分一人で実現できません。顧客の要望に応え、課題解決を実現させるためには、同じチームのメンバーに加え、他部門や専門家と連携する必要があります。

協調性は営業職の

・顧客に寄り添いながら、課題の解決に向けて周囲を巻き込み協力を仰ぐ

・市場トレンドや競合情報など、顧客の課題解決において必要な情報を取得したら積極的にチームに共有する

といった場面で活かせるでしょう

②企画職で協調性をアピールする場合

企画職は、新しい商品やサービスの企画立案から制作を行ったり、イベントなど宣伝をして世間に広めたりする仕事です。
‌企画職は通常、複数のメンバーが協力してプロジェクトを進めるため、情報共有やプロジェクト実行のための連絡を頻繁に行います。また立案した企画をプレゼンテーションする機会も多いです。

協調性は企画職の

・チームメンバーと円滑なコミュニケーションをとり共通の目標に向かって努力ができる

・異なるステークホルダーとの協議を通じてバランスの取れた企画を立案する

・企画立案のなかで、他部門の上司やクライアントなどの意見や要望を反映させ洗礼されたプレゼンテーションを行える

といった場面で活かせるでしょう。

③事務職で協調性をアピールする場合

事務職は、データ入力や書類作成、処理、整理、電話、来客対応などといった業務全般を担う仕事です。

営業事務や経理事務など複数の種類が存在しますが、共通して社内業務のサポートを担っています。

事務職は企画職や営業職と比較すると、単独で業務を進める場合が多いですが、他部署や他部門、もしくは社内全体の情報管理やサポートをしなければなりません。

また、マルチタスクなことも多いため、業務の効率化が求められます。


協調性は事務職の

・情報伝達ミスや混乱を防ぐために他の部署やスタッフと円滑なコミュニケーションを図る

・他の部署やスタッフが業務上の問題に直面した際に、協力して解決策を探る

・効率的にタスクを分担し効果的に目標を達成するために、チーム全体で連携して働く

といった場面でアピールできるでしょう。

OB・OG訪問で自分の強みが職種で活きるか確認しよう

職種別で協調性をアピールする方法について紹介しましたが、同じ職種でも企業や業界によって仕事内容が変わることに伴い、求められる協調性も変わってくるかもしれません。

志望企業の各職種で、自分のアピールする協調性、もしくは強みがどんな場面で活きるのかを確かめるために、是非OB・OG訪問をしてみてください。

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Matcherの最大の特徴は

・所属大学、学部、学年に関係なくOB・OG訪問ができる

・メッセンジャーを使って直接やりとり可能

・企業や業界研究に限らず、ES添削や面接練習、自己分析など就活全般の対策が可能

という点です。

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Matcherとは‌

OB訪問機能とスカウト機能を兼ね備えた就活プラットフォーム。
‌所属大学に関係なくOB訪問を行えるほか、プロフィールを充実させるだけでスカウトをもらうことができます。証券会社の就活対策にご利用ください。
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