OB訪問で悩みがちなのが、社会人に会う際の服装。
「礼儀正しい服装がよくわからない」「オンライン面談もスーツにすべきなの?」
と悩む人もいると思います。
この記事では服装選びのポイントを伝授します。注意点をしっかりと押さえて、社会人に誠意が伝わる服装でOB訪問に臨みましょう。
【目次 OB訪問マナー】【マナー総集編】
【服装】
OB訪問をちょっと充実させる、服装のポイントとは?←Now
【時間調整】
【メール】
【電話】
【手土産】
【お礼】
OB訪問、服装で悩む必要はない
興味のある企業の社会人に話を聞くOB訪問。学生にとって、社会人との出会いはまさに未知との遭遇です。
しかし、過度に心配する必要はありません。誠意を持って臨めば、OB訪問は有意義なものになります。
この記事では、社会人に誠意が伝わる服装のポイントを紹介します。これさえ押さえておけば、服装に関して社会人から指摘を受けることはないでしょう。
OB訪問はスーツで臨むのが無難
「OB訪問には私服かスーツで行くべきか」
OB訪問で多くの就活生が迷うこの二択。
結論を言うと、OB訪問にはスーツで臨むのが無難です。
これは休日でも同じことが言えます。
社会人全員がフォーマルな格好をすることを求めているわけではないのですが、服装から礼儀を判断する社会人がいるのもまた事実。
どんな社会人を訪問しても失礼がないように、スーツで臨むようにしましょう。(なにより、自分の話を聞くためにわざわざスーツで着てくれたら、うれしくなるものです。)
オンライン時に用意すべき格好
オンライン面談でもスーツを着る必要はないのでは?
と思う人もいるでしょう。
しかし、オンライン時もスーツを着るほうが無難です。
社会人に敬意をはらった服装であれば、何でも問題ないとは思いますが、多くの学生が
どの服装が礼儀正しいか、曖昧だと思います。
筆者自身は、OB訪問を主にオンラインで行っていました。
その際、ほとんど私服で面談させてもらいましたが、ある社会人の方から、
「服装はその人の第一印象になる。第一印象によって丁寧に説明するか、サクッと伝えて終わるか、人は無意識に判断してしまう」
と教えてもらいました。
ほとんどのOB訪問が、選考とは関係がないとはいえ、人と会うマナーは大学の友人と会うときのノリとは全く違います。
初対面の方と会う場合、相手の印象から「話す内容」や「話への熱意」が変わってきます。
自分にとって有意義な時間にするためにも、服装には注意しましょう。
OB訪問にはどんなスーツを着ていくべき?
OB訪問にはスーツで臨むべきだと説明しましたが、具体的にはどのようなスーツが好ましいのでしょうか?ベーシックなリクルートスーツであれば、何の問題もありません。
男性の場合
服装の具体的なチェックポイントは、「スーツ」「シャツ」「ネクタイ」「靴下」の四点です。
スーツは黒色の無地が基本。スーツから見えるシャツは、清潔さを印象付ける白のシャツを選びましょう。
ネクタイも無地かストライプなど、シンプルなものがベターです。靴下は黒か紺。
座ったときにパンツの裾が上がって体毛がに見えることがないよう、長めの靴下を選ぶのもポイントとして押さえておきましょう。
髪型にも注意が必要です。基本として清潔感のある髪型を意識しましょう。
清潔感のある髪型に悩む男性は、おでこが出るくらいのショートヘアーを参考にしてください。
髪色は基本的に黒が望ましいです。地毛に若干色が入っている場合は問題ないですが、明るい髪色は相手にネガティブな印象を与える可能性があります。
※デザイン系、美容系の企業に勤めている方と話をする人は、その会社のHPを参考に髪を整えましょう。
女性の場合
チェックポイントは「スーツ」「ブラウス」「ストッキング」です。
黒のスーツに白のブラウスで落ち着いた印象になるようにしましょう。
ストッキングなしにスカートを履いてしまうのは、フォーマルな服装としてあまりよろしくありません。必ず肌の色に近いベージュのストッキングを履くようにしましょう。ストッキングが傷ついた時に履き替えられるよう、何個か持っておくと安心です。
女性の髪形は、ショートやロングの長さと礼儀は関係がありません。ただ、ロングの場合は自分の顔がきちんと相手に見えるように結んだりすることが大切です。
前髪が目を隠さないように切っておくか、左右に分けておきましょう。
また、髪を結ばないといけないルールはありませんが、お辞儀や立ち上がる動作のたびに髪が動く可能性があるので、結んで整えておくことをおすすめします。
髪色について、就活時は黒が望ましいとされていますが、男性同様地毛に色がある場合に無理して黒染めする必要はありません。
服装と髪型を主に解説しました。
男性・女性に関わらず大切なのは、清潔感を保つことです。
色や柄も大切ですが、ぼさぼさの髪型で、サイズも合っていないスーツを着ていたら、どこかだらしのない印象になってしまいます。自分が相手にどう見られるか意識することが大切です。
季節ごとに注意すべき点
暑い日、寒い日でも、OB訪問でスーツを着なければいけない場面があると思います。
無理して着続けて、体調を崩したら意味がありません。各シーズンにあった格好を選びましょう。
夏の暑い日
移動時間は特に汗をかくので、ジャケット、ネクタイを外して移動しましょう。
訪問する相手から服装指定があった場合は、集合場所につく前や駅のトイレなどで服装を整えてから、向かうようにしましょう。
最近ではクールビズを取り入れている企業も多いので、相手が私服を指定してくれたり、
「涼しい服装でお越しください」と連絡してくれる場合があります。
一方で建物の中はクーラーで冷えている場合があるので、最低限羽織るものを持参していくことも大切です。
冬の寒い日

寒い日の移動は、スーツだけだと凍えてしまいます。
コートやマフラーで防寒、内側にヒートテックなどのインナーを着て体が冷えないようにしましょう。
その時に注意しなければならないのがコートの扱いです。OB訪問は多くの場合、カフェやレストランが待ち合わせ場所になります。
お店に入る前に必ずコートを脱いでおくようにしましょう。コートのマナーは就活で特に注意すべき点なので、気になった方は以下の記事を参考にしてください。
服装とは別ですが、ホッカイロをインナーに張ったり、ポケットに入れたりするとより体を温められます。
言い回しごとに注意すべき服装の準備
事前の連絡で、はっきりと服装を指定してくれる場合はわかりやすいですが、中には
「私服でもいいですよ!」「動きやすい服装でいらしてください」
など曖昧な表現をされる場合があります。こんな場合の準備方法について解説していきます。
私服で大丈夫と言われたら?
OB訪問をしていると、スーツを着てこなくても良いと言ってくださる社会人に出会うかもしれません。
カジュアルな服装で着てもらうことで、リラックスして話を聞いて欲しい。このような社会人のご厚意であることが多いので、この場合は言葉通り私服で訪問するようにしましょう。(同日に会社説明会や選考会がある場合は、スーツでも問題ありません。)
ただし、私服で良いと言っても限度はあります。あからさまに派手な服装や濃い化粧でOB訪問をすると、社会人に良識を疑われる恐れがあります。私服のセンスで人となりを判断されても悲しいので、OB訪問には落ち着いた服装で臨むことをおすすめします。
似た表現で、「私服可」「私服で構いません」「服装自由」といった指定方法があります。こちらの場合も、わざわざ私服という言葉を使っているので、
相手の裏をかいたりせずカジュアルな服装で臨みましょう。
オフィスカジュアル

学生の同窓会や一部のアルバイトでも用いられる表現です。
白やベージュ、ライトブルー、黒のような落ち着いた色を軸に、アクセサリーもワンポイントで入れる程度に抑えましょう。
ジャケットを着る方が多いイメージですが、必須ではありません。
オフィスカジュアルの定義も組織によって違うので、一概には言えないですがジーンズを許容してくれる場合もあります。
イメージしづらければ、無印良品の店員さんがきている服装を参考にすると良いでしょう。
動きやすい服装とは
当日何をするか?によっても、この言葉の意味は変わってきます。
農作業やDIYのお手伝いなど全身を動かす作業のための服装であれば、ジャージやTシャツのような伸縮性の高い服装にしましょう。
一方で、カフェでお話しのような、激しい動きがない場合は、座っていて疲れない服装というニュアンスを含みます。
なぜ動きやすい服装なのか?相手の意図を考えて準備しましょう。
服装について指定されなかったとき
事前の連絡で服装が話題にならなかったとき、基本はスーツで向かうことをおすすめします。
相手に敬意をはらいすぎて損をするなんてことはありません。
こちらから事前に服装について確認するのも手段の1つです。
相手からしても、丁寧な学生という印象がつきますし、当日不安な気持ちを抱えずに済みます。
ここまでは、はじめて会う訪問相手の場合に意識する服装を解説していきました。
では、OB訪問の相手が部活の先輩のような知り合いだったとき、何に注意すべきなのでしょうか?あわせて知っておきましょう。
【参考】OB訪問をお願いする相手が知り合いだった場合の服装は?
OB訪問を受け入れてくださる社会人は、面識のない人だけではありません。大学のサークルやゼミの先輩やアルバイト先の先輩など、知り合いにOB訪問のお願いをすることもあるかと思います。
すでに OB訪問をお願いする社会人と関係値が築けている場合は、どのような服装でもある程度は許容されるでしょう。
注意すべきなのは、知人の紹介で自分が行きたい企業の社会人を紹介された場合。知人の紹介だからと言って礼節を疎かにすると、不快な思いをさせてしまいかねません。紹介してくださった知人の方にも迷惑がかかるので、服装にも気を遣ってください。
身につけるアクセサリー類にはご注意を
普段みなさんがつけている時計やアクセサリー。社会人でも嫉妬するような高価なものをつけていませんか?
相談にのっている社会人からすると、あまり気分が良いものではありません。
そんなつもりがなくても、嫌味に思われてしまうのがブランド品の怖いところ。こんなことで損をすることがないよう、派手な時計やアクセサリーは控えましょう。
例外として、アパレルやジュエリー業界で、ブランドに関わる方と面談する場合はそのアクセサリーをつけて臨むことが話題の種になることがあります。
商品をつけるだけでなく、詳しい商品知識を深く知っておくと、相手との会話が弾み耳寄りな情報を教えてもらえるかもしれません。
服装への気遣いがOB訪問を円滑にする
OB訪問をする際の服装について説明してきました。
冒頭でも述べたとおり、「誠意」があれば、OB訪問は充実したものになります。服装への気遣いは、「誠意」を社会人にしっかりと示すのに非常に効果的。今まで説明してきたことを徹底し、OB訪問を有意義なものにしてください。

こいつはデキる!と思わせる、OB訪問時のマナー
カジュアルなOB訪問をMatcherで
OB訪問の服装における注意点についてご理解できたら、OB訪問をしてみましょう。
Matcherでは、オンラインのOB訪問が可能です。
OBの方のプランによっては、チャットで対応してくれる場合やツールを使ってオンラインで面談することができます。
Matcherは、所属大学や学年に関係なく社会人に就活相談にのってもらえるサービス。学生時代頑張ったことをはじめ、ES添削や面接対策に18,000人以上の社会人が協力してくださいます。
従来のOB訪問とは異なり、チャットベースのやり取りでアポイントメントが取れ、フランクなかたちで社会人の話を聞きに行くことが出来ます。
【社会人の所属企業例(一部)】
ゴールドマン・サックス証券、マッキンゼー、Google、三菱商事、電通、日本テレビ、P&G、味の素、サントリー、トヨタ自動車、オリエンタルランド、任天堂、リクルート、集英社、AGC、SONY、全日本空輸、外務省、DeNA、メルカリなど約3500社
社会人に掛け値なしにお願いできるのは、大学生であるこの時期だけ。ぜひ社会人に会いに行って、就活の糧にしてください。
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