OB訪問後の正しいお礼状(手紙)の書き方

2023/09/26
OB訪問のマナー
お礼状のマナー
目次
1.
OB訪問で必要なOBへのお礼
2.
【基本編】OB訪問のお礼状を書くときの3つのルール
3.
【実践編】実際に手紙を書いてみる
4.
MatcherのOB訪問後のお礼のやり方
1、OB訪問で必要なOBへのお礼
2、【基本編】OB訪問のお礼状を書くときの3つのルール

OB訪問で必要なOBへのお礼

OB訪問で必要なOBへのお礼OB訪問でお世話になった先輩へのお礼、みなさんはどのようにしますか?

お礼のメールを送信したり、電話を掛けたりと、手段は様々ですよね。今回の記事では、それらの手段の中でもお手紙、つまりお礼状について説明します。「お礼状」と聞いて、皆さんはどのようなイメージを持ちますでしょうか?

「拝啓やら敬具やら難しい」
「ご健勝ってどういう意味だろうか」

ちゃんとしたお礼状を書いたことがない学生さんにとっては、このような反応は自然なことです。

OB訪問には難しかったり手間がかかったりと大変なことはありますが、その分大きな効果が期待できます。まず第一に、OB訪問を受け入れてくれたOBOGに、律儀な学生だと好印象を持ってもらうことができます。

‌メールで送れば簡単なのに、手間をかけて送っていてくれたことに嬉しく感じてもらえるかもしれません。OBOGに喜んでもらえたら、送った側もうれしいですよね。

この記事では、OB訪問のお礼状を送るときに気を付けるべきことをまとめた【基本編】と、実際の書き方を説明する【実践編】に分けて、お礼の手紙の書き方について説明します。

‌お礼状の書き方をマスターして、OBに好印象を持ってもらってください。それがあなたの就活の成功のカギになるかもしれません。

【基本編】OB訪問のお礼状を書くときの3つのルール

お礼状のマナーを解説していますまずは、OB訪問のお礼状を書くときに押さえておくべきルールを3つにまとめて紹介します。これらはOB訪問の手紙にとどまらず、全ての手紙において共通して言えるので、必ず覚えておきましょう。

①できるだけ早く書いて投函する

一つ目は、OB訪問が終わった後のお礼状はできるだけ早く書いて投稿することです。早くお礼状を出す目的は二つあります。

一つは手紙を早く届けることによって、どんな学生か覚えてもらっている状態で手紙を読んでもらうためです。社会人は非常に多忙な日々を送っているため、日が経つうちにみなさんの印象が薄れてしまうかもしれません

‌お礼をするのが早ければ早いほど、皆さんがどんな学生で、どんな話をしたのか、覚えてもらえている可能性が高まります。覚えてもらえていたら、みなさんの書いた手紙への喜びが強くなります。そして、OB訪問を受け入れてよかったと思ってもらえるでしょう。

もう一つは、OB訪問を受け入れてもらった皆さん自身がどんな話をしたのかちゃんと覚えている状態で手紙を書くためです。皆さんがどんなにOBの先輩の話を真剣に聞いていても、時間が経てばある程度忘れてしまいますし、そのときの感動も薄れてしまいます。

‌ですから、どんな話をしたのか、その話を聞いてどのように感じたのか覚えているうちに手紙を書くと良いでしょう。まさに、「鉄は熱いうちに打て」です。

②封筒と手紙選びには注意する

二つ目は、封筒と手紙の選び方です。たとえ熱意を込めてお礼の手紙を書いても、文字のかかれた手紙が安っぽいものだったり、ひどくファンシーなものだったら、伝わる熱量も軽減してしまいます。

‌高価なものを用意しろとは言いませんが、シンプルでしっかりとした質の手紙を選びましょう。また、書くときのペン選びも大切です 。手紙が届いたときにインクがにじんでいては、せっかく書いた手紙も印象が下がってしまいます。

‌インクのにじまないようなペンを選び、にじみそうだったら、手紙を乾燥させることで予防してください。

③手紙の字は丁寧に書く

最後は字は必ず丁寧に書くということです。「丁寧に」というように、きれいに書かなければいけないと言うわけではありません。字をうまく書くことができる人がいればそうでは人もいます。しかし、丁寧に書くということは、誰にでも出来ることです。

手紙を丁寧に書いているか否かは、字を見たらすぐにわかります。字がきれいでなくても、丁寧に書いていれば、止め、はね、はらいがしっかりしますし、そうでなければ随所随所に雑なところが出てしまいます。

字の丁寧さは手紙の与える印象に直結してしまうので、徹底して意識しましょう。

【実践編】実際に手紙を書いてみる

OB訪問の手紙を書いている画像‌さて、上記のルールをおさえたうえで、実際にお世話になったOBの先輩にお礼状を書きましょう。ポイントは3つです。

①始まりは拝啓、終わりは敬具

お礼状の書きだしは「拝啓」から始めます。拝啓の意味は、非常に噛み砕いて言うと、挨拶のことで、敬意を持って手紙上で挨拶をしているというニュアンスが近いのではないかと思います。メールでしばしば「お世話になっております。」という書き出しから始まりますが、それの手紙版だと考えると理解が早まるかもしれません。

敬具はいわゆる結びの言葉です。「敬」という言葉がつくように、敬う心を持って手紙を終えることを意味しています。いずれにせよ、わざわざ時間を割いてくださったOBの先輩に宛てて書くにはぴったりなので、ぜひ覚えておきましょう。

また、やってしまいがちなミスとしては、宛先であるOBの先輩の名前を手紙の一番最初に書いてしまうというものです。みなさんが友人や親御さんに手紙を書くときに「○○へ」という書き出しをするのではないでしょうか?しかし、これは手紙のマナーとしてはあまり正しいものではありません。OB訪問のお礼状では、宛先の先輩は最後に書きましょう。

②訪問時の会話の内容に踏み込んで手紙を書く

皆さんがもしOB訪問を受け入れた側だとして、もし会話の内容に一切触れることなく、当たり障りのないお礼の手紙が届いたらどんな印象を受けるでしょうか?おそらく多くの人が、

「この子ちゃんと話きいてたのかな?」

「あんまり自分の話参考にならなかったのかな?」

と不安に感じてしまうのではないかとおもいます。せっかく受けれてくださった先輩にOB訪問を受け入れてよかったと感じてもらうためには、先輩の言ったことから何を学び、どう感じたのか伝えることが非常に大切です。これによって、OBの先輩も、学生にとって有意義な時間を提供できたんだなと安心することができます。

3つのお礼を忘れない

「お礼状」と表現するように、OB訪問後の手紙では、感謝の気持ちを伝えなければなりません。では具体的にどのようなことに対してお礼をすればよいのでしょうか?

‌OBの先輩に対してするべきお礼は三つです。一つ目は、忙しい中でわざわざ時間を作ってくれたことに関してのお礼です。二つ目は教えてもらったことに対してのお礼です。最後はご馳走になったことに対するお礼です。 この三つを網羅したお礼状であれば、相手に良くない印象を抱かれることはないでしょう。

MatcherのOB訪問後のお礼のやり方

この記事では、OB訪問後のお礼状の効果とその書き方について説明してきました。ただ、以下のように思われる方もいるはずです。


‌「そうは言ってもOB訪問後にお礼状ってかしこまりすぎじゃないか?

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