
【決定版】5分でわかるOB・OG訪問のやり方!依頼テンプレあり
2025/10/14
目次
9.
業界研究・企業研究、ES添削や模擬面接、またキャリアの相談など、就活や仕事に関わることであればオープンに相談できる場であるOB・OG訪問。
この記事では、OB・OG訪問をしたいけど何からはじめたら良いのかわからないという就活生に向けて
・OB・OG訪問のやり方
・OB・OG訪問のやり方
・OB・OG訪問の探し方
・OB・OG訪問をする際のメッセージ方法
・OB・OG訪問でのマナー
などをご紹介していきます。
皆さんにとって納得のいく就活になるよう、ぜひOB・OG訪問を使いこなしてみてください!
OB・OG訪問のメリット5選
そもそもなぜOB・OG訪問を行うのでしょうか?
ここでは、OB・OG訪問をすることで得られるメリットを5つご紹介します。
①会社で働く「リアル」が知れる
まず第一に、採用HPや会社説明会などでは聞けない「リアル」な情報にリーチできることが、OB・OG訪問をするメリットのひとつです。多くの場合、OB・OG訪問相手となる人物は採用担当者ではないため、忖度なしで会社の実状を話してもらえます。
特に、競合他社との違いが分からず志望度が定まらない場合は、「どんな社員が働いているのか?」「どういう働き方をしているのか?」「若手社員はどんな業務を担当するのか」などをOB・OG訪問で聞いてみるとよいでしょう。
②業界や職種についての理解を深められる
業界や職種について詳しく知れることもメリットとして挙げられます。例えば、様々な分野で事業を行う大手企業では「実際どんな業務があるのか?」「どういうプロジェクトがあるのか?」などの具体が想像つかないこともありますよね。
こういった場合にOB・OG訪問をすることで、1人の社員の目線から、その企業で何をしてきたのか、どういうプロジェクトに携われるのかなどを聞き、業界・企業理解を深めることが可能です。
③ESや面接などの選考対策ができる
OB・OG訪問は、業界・企業研究のために使う就活生が多いですが、実はESや面接などの選考対策に役立てることも可能です。
ぜひ、志望企業に勤める社会人や、内定者にOB・OG訪問をして、ES添削や模擬面接をお願いしてみてください。その企業から内定を貰うためのポイントやコツを教えてもらえるはずです。
④キャリアの築き方を参考にできる
様々な業界や企業に勤める社会人にOB・OG訪問をしてみることで、多様なキャリアの築き方や人生設計を知ることができるでしょう。
みなさんが求めるキャリアを実現するにはどの企業の環境が適しているのかの判断材料として有効なうえ、「将来のキャリアプランを教えてください」という面接での頻出質問への対策にもなります。
⑤ざっくばらんに就活相談ができる
就活をするなかで「やりたいことが見つからない」「周りからの重圧が辛い」といった悩みも出てくるかと思います。このような家族や友人にも相談しにくい悩みを、OB・OG訪問で打ち明けられることもメリットの一つです。
OB・OGもかつては同じ就活生だったため、親身にアドバイスしてくれることが多いです。ざっくばらんに会話することで、企業や業界への理解を深めながら、就活の悩みを解決できることでしょう。
OB・OG訪問相手の探し方

まず、話を聞きにいきたい社会人を探す方法を決めることが、OB・OG訪問をする最初のステップです。話を聞きたいOB・OGを見つけるには、以下の7つの方法があります。
▼OB・OGを見つける7つのやり方
▼OB・OGを見つける7つのやり方
①OB・OG訪問サービスを使う
②就活エージェントを活用する
③知人や大学の先輩に話を聞く
④人事に直接連絡をとる
⑤企業の説明会やイベントの質問時間に聞いてみる
⑥大学のキャリアセンターに行く
⑦SNSでOBを見つける
皆さんのニーズに合った方法で、気になる社会人を探してみましょう!
①OB・OG訪問サービスを使う
気になる企業や業界の社会人を検索して見つけ、話を聞きに行くための申請を行えるOB・OG訪問に特化したサービスがあります。
近年は、このようなOB・OG訪問サービスを駆使して就活を行う学生さんも増えています。実際にどのようなサービスがあるのか、それぞれの特徴を見ていきましょう。
Matcher

所属大学関係なく、気になる社会人にOB・OG訪問ができる就活専用マッチングサービス Matcher(マッチャー)。
2023年現在3万6千人以上のOB・OGが登録している、国内最大規模のOB・OG訪問支援サービスです。
2023年現在3万6千人以上のOB・OGが登録している、国内最大規模のOB・OG訪問支援サービスです。
Matcherがもつ最大の特徴は「就活相談にのるので、〇〇してくれませんか?」という合言葉。
「就活相談にのるので、雰囲気の良いカフェを教えてくれませんか?」という実用的なお願いから、「就活相談にのるので、大学で頑張ったことを教えてくれませんか?」という就活に直結するものまで。
前者は少し緊張する相手である社会人との会話をはじめるきっかけになり、後者は充実したOB・OG訪問を行う手助けとなります。
前者は少し緊張する相手である社会人との会話をはじめるきっかけになり、後者は充実したOB・OG訪問を行う手助けとなります。
このように、サービスの仕様自体がOB・OG訪問しやすくなるような設計になっているため、就活初心者の方にもおすすめです。
【参考】Matcher
Matcherを試してみる(無料)
ビズリーチ・キャンパスは学歴指定のOB・OG訪問サービスです。
ビズリーチ・キャンパス

決まった大学の人しか登録できませんが、大手企業所属など利用している社会人の質が高く、満足のいくOB訪問ができる可能性が高まります。
職種や業種、おすすめといった条件指定で検索でき、アプリ上の機能で通話をつないでオンラインOB・OG訪問を気軽に行うことができます。
【参考】ビズリーチ・キャンパス
②就活エージェントを活用する
「就活エージェント」とは、就活の悩み相談や企業の案内など就活に関するあらゆる支援を行うサービスです。SNSや外部サービスを使って自分でOB・OGを探すのが難しい場合、就活エージェントであれば確実に相談に乗ってもらえます。
ESの添削や面接練習など、たくさんの学生の対応をしてきた分、OB・OGよりも慣れている可能性が高いです。働いている企業や所属している大学などの条件にこだわりがない人にはおすすめです。
③知人や大学の先輩に話を聞く
・ふだんよく話す人なので、気軽に質問しやすい・自分と大学や学部など、同じ環境にいる人の話が聞ける
知人や先輩へのOB訪問は上記のようなメリットがあり、最も始めやすいでしょう。
「OB・OG訪問で全く知らない人に声をかけるのが不安…」という人には、知人や先輩へのOB・OG訪問がおすすめです。
④人事に直接連絡をとる
志望企業の人事に、メールや電話で直接連絡を取ることで、確実にその企業で働く社員に会うことができます。
対応してもらえる可能性は他の方法よりも低いですが、伝え方によってはその企業への熱意を伝える機会につながります。
依頼するときは「お忙しいところ失礼します」「可能であれば対応いただけると大変ありがたいです」といった失礼にならない姿勢で連絡しましょう。
また、人事への連絡ツールとしてTwitter、FacebookなどのSNSも候補になります。
企業名で検索して比較的気軽に連絡できるため、効率的にアポを取ることができます。
⑤大学のキャリアセンターに行く
大学のキャリアセンターでは、OB・OGのリストを用意している場合があります。
同じ大学出身のOB・OGを効率的に探すことができるため、自分でOB・OGを探すのが難しい人に向いています。
しかし、OB・OGの連絡先は個人情報にあたるため、全ては教えてもらえない可能性があります。
⑥SNSでOB・OGを見つける
先ほどSNSで人事と連絡を取る方法をおすすめしましたが、人事以外の社員もSNSで見つけることができます。
▼OB・OG訪問におすすめのSNS
・Facebook
・LinkedIn
・yenta
例えばFacebookでは、「友だちを検索」にて「大学名」や「勤務先」といった項目に関連するキーワードを入力してOBを探すことができます。「〇〇様 初めまして、Facebookを拝見して連絡いたしました。△△大学の✕✕です…」というように、メッセンジャー機能からアポイントを取りましょう。
【参考】Facebook
LinkedInは世界中で使われているビジネス特化のSNSのため、世界中に利用者がいるため、グローバルや幅広いキャリアを考えている学生におすすめです。企業名や学校名だけでなく、自分と同じスキルを持っている人などさまざまな面から検索をかけることで、より知りたい情報を聞くことができるでしょう。
【参考】LinkedIn
yenta(イェンタ)はビジネス版の審査制マッチングアプリで、学生でも登録することができます。AIが自動で自分に合った人を紹介してくれる点が大きな特徴なため、自分でOBを探すのが大変だと感じている人はぜひ使ってみるとよいでしょう。
【参考】yenta
OB・OG訪問を依頼する方法

ここでは、メールや電話でアポイントをとるための方法や流れをご紹介していきます。
【メール/テキスト】OB・OG訪問依頼のやり方
まず、OB・OG訪問のお願いをメールやチャット画面などのテキストメッセージでお願いする方法を説明します。
メールやテキストでOB・OG訪問を依頼する場合は、以下のポイントを意識しましょう。
▼メール依頼で意識すること
・ポイント①:件名は、要件がひと目で分かるように
・ポイント②:相手のメールアドレスをどこで知ったのか伝える
・ポイント③:なぜOB・OG訪問をしたいのか理由を明記する
・ポイント④:OB・OG訪問の日程提案は学生側から行う
それでは、テンプレートを確認してみましょう。
OB訪問メールのテンプレート
件名:【OB訪問のご依頼】○○大学の抹茶太郎と申します (*ポイント①)
本文:
××株式会社
○○部△△課
山田 二朗 様
突然のご連絡恐れ入ります。
私、就活大学の抹茶太郎と申します。
本日は大学のキャリアセンターの名簿で山田様のことを知り、
ご連絡させていただきました。(*ポイント②)
私は現在就職活動の一環として、業界研究・企業研究を
進めております。
そのなかで広告業界に魅力を感じ、とりわけCMの制作で
多くの実績を持つ貴社に非常に興味を持ちました。
ぜひ××会社で活躍されている鈴木様にお話を伺いたく、
ご連絡させていただいた次第です。(*ポイント③)
つきましては、下記日程でご都合のよろしい日時は
ございますでしょうか?
4月20日(月)9:00~20:00
4月21日(火)10:00~18:00
4月22日(水)10:00~21:00 (*ポイント④)
もしいずれの日程でもご都合つかない場合は、
再度提案させていただければと存じます。
お忙しいところ大変恐縮ですが、
何卒よろしくお願い申し上げます。
-------------------------------------------------------
【大学】就活大学法学部政治学科
【氏名】抹茶太郎
【電話】090-7654-3210
【メール】taro-matcha@shukatsu .jp
-------------------------------------------------------
【電話】OB・OG訪問の依頼のやり方
OB・OG訪問の依頼の方法はメールの他にも電話があります。電話でのアポは大きく3つのステップに分かれます。
①OB・OG訪問をしたい社会人への取りつぎのお願い
OB・OG訪問の依頼電話を会社にかける場合、会いたい社会人とは別の方が出る場合が多いです。その場合は、自分の所属大学と名前を伝えましょう。
そして会いたい社会人の所属課と名前を伝え、取り次いでほしい旨をお願いしてください。
【具体例】
お忙しいところ恐れ入ります。
就活大学三年生の抹茶太郎と申しますが、△△課の鈴木さんはいらっしゃいますでしょうか?
②連絡した理由を伝え、OB・OG訪問のお願いをする
社会人に取り次いでもらったら、OB・OG訪問の時間をいただきたい旨を伝えましょう。このときもメールと同様に、どこで連絡先を知ったのかや、会いたい理由を伝えるようにしてください。
【具体例】
就活大学の抹茶太郎と申します。
キャリアセンターの名簿で鈴木さんを知り、お電話させて頂きました。
現在就職活動を控えており、企業研究にて御社に大変興味を持ちました。
そして仕事のやりがいや大変さなど、ぜひお話を聞かせていただきたいと考えお電話させていただきました。
お忙しいところ大変恐縮ですが、OB訪問のをお時間いただけますと幸いです。
③場所と日時を決める
OB・OG訪問のアポがとれたら、当日の連絡先を聞いたうえで、日程調整と場所決めをしましょう。このときも先に提案するのはみなさん学生です。
以上がOB・OG訪問をするときのアポイントのとり方になります。
マナーと敬意を忘れずに社会人と連絡をとってください。
メールや電話でアポが取れなかったら?
OB・OG訪問のアポを取る方法を説明してきました。しかし、残念なことに電話やメールでアポを取ることができない場合も多々あります。
特にメールの場合、返信がもらえない場合がほとんど。
このような課題を解決するのがOB・OG訪問のマッチングサービス、Matcher(マッチャー)です。

Matcherは、所属大学や学年に関係なく社会人に就活相談にのってもらえるサービスです。
学生時代頑張ったことをはじめ、ES添削や面接対策に3万5000人以上の社会人が協力してくださいます。
特にはじめてのOB・OG訪問の場合は、当日するべきことが分からない状態で挑むのは不安ですよね。
学生時代頑張ったことをはじめ、ES添削や面接対策に3万5000人以上の社会人が協力してくださいます。
【社会人の所属企業例(一部)】
ゴールドマン・サックス証券、マッキンゼー、Google、三菱商事、電通、日本テレビ、P&G、味の素、サントリー、トヨタ自動車、オリエンタルランド、任天堂、リクルート、集英社、AGC、SONY、全日本空輸、外務省、DeNA、メルカリなど約5000社
社会人に掛け値なしにお願いできるのは、大学生であるこの時期だけ。
ぜひ社会人に会いに行って、就活の糧にしてください。
OB・OG訪問の事前準備で行うべきこと

特にはじめてのOB・OG訪問の場合は、当日するべきことが分からない状態で挑むのは不安ですよね。
訪問相手に「ちゃんとした人だな」と思われるために、やっておくべき事前準備についてご紹介します。
▼事前準備でやっておくべきこと
①OB・OG訪問の目的を明確にする
②OB・OG訪問する相手の業界や企業の研究をする
③OB・OG訪問で聞くべき質問を準備する
④OB・OG訪問前のリマインドメールを送る
①OB・OG訪問の目的を明確にする
「そもそも何のためにOB・OG訪問をするのか」というOB・OG訪問をする目的を明確にしましょう。
目的を明確にすることで、限られた貴重な時間を有意義に使うことができます。
よく「周りがやっているから」「就活で必要だと聞いたから」という理由からOB・OG訪問を実施する学生が多いです。
それだと忙しい中時間を作ってくれた社会人にも失礼な上に、時間を無駄にしてしまいます。
有意義な時間を過ごすために、OB・OG訪問の目的を明確にしておきましょう
②OB・OG訪問する相手の業界や企業の研究をする
OB・OG訪問をする際、企業HPや採用サイトを見ればわかるような質問をすることはタブーです。
忙しい中でせっかく時間を作ってもらっているので、その相手にしか聞けないことを聞けるように相手の業界や企業の研究をしておきましょう。
企業がどのように利益を出しているのかというビジネスモデルについて、業界の昨今のニュースについて、企業独自の特徴についてなど、ネットで分かる情報は一通り頭に入れておくことがオススメです。
③OB・OG訪問で聞くべき質問を準備する
業界や企業について調べているうちに、疑問に思ったことや純粋に聞いてみたいことも出てくるかと思います。しっかりと忘れずに質問できるように、事前に聞きたいことをまとめておくこともオススメです。
OB・OG訪問の質問は、主に以下の6つのタイプに分けて聞きたいことを整理しておくとよいでしょう。
OB・OG訪問の質問は、主に以下の6つのタイプに分けて聞きたいことを整理しておくとよいでしょう。
▼OB・OG訪問で聞くことが多い内容
・仕事内容について
・業界について
・職種・配属について
・働きやすさや待遇面について
・キャリア観について
・選考対策について
それぞれの項目で具体的にどのような質問をすればよいかを考えるときは、以下の記事を参考にしてみてください。
④OB・OG訪問前のリマインドメールを送る
スケジュールが多忙な場合、OB・OG訪問のアポイントがあることを忘れてしまう社会人もいるかもしれません。
「明日はよろしくお願いします」とリマインドメールを送ることで、認識のすれ違いを防ぐことが可能です。
・日時を再度お知らせする
・待ち合わせ場所の確認をする
・当日にしたい質問を添付する
詳しいリマインドメールの書き方については、以下の記事を参考にしてみてください。
OB・OG訪問の当日に気をつけること

OB・OG訪問当日は、以下の2点に気をつけましょう。
▼OB・OG訪問で注意するべき項目
①社会人と接する時のマナー
①社会人と接する時のマナー
②社会人とのコミュニケーション
①社会人と接するときのマナー
OB・OG訪問で実際に社会人と会うときは、最低限のマナーは必ず守るようにしてください。当たり前だと思われるかもしれませんが、意外と見落としてしまっている人が少なくありません。
ここでは特に見落としがちなものを3つ紹介します。
(1)服装
OB・OG訪問には、基本的にはオフィスカジュアルやスーツなどの綺麗めな服装で臨むべきでしょう。
ただし、いつも通りの私服でOB・OG訪問に来るように言われた場合は、それに従って私服で行きましょう。
(2)集合時間
OB・OG訪問の際には、時間ギリギリで行って社会人を待たせるようなことがあってはなりません。事前に場所を確認し、5~10分前には集合場所に着いているようにしましょう。
万が一集合時間に遅れてしまう場合は、遅刻が分かった段階ですぐに社会人に電話をし、遅れてしまうことを謝罪をするようにしてください。
(3)ごちそうになるときの対応
カフェやレストランがOB・OG訪問の会場となる場合、社会人が飲食したもののお金を払ってくださる場合があります。これに対してしっかり感謝の気持ちを伝えることはとても大切です。会計前に一回、お店を出てすぐに一回、OB・OG訪問後のお礼の連絡で一回、3回は必ずごちそうになったことへのお礼をするようにしましょう。
また、ごちそうしてもらって当然という態度も禁物です。会計の前に、「おいくらですか?」と聞くなど、お金を払う意思があることを伝えるようにしてください。
②社会人とのコミュニケーション
OB・OG 訪問で学生のみなさんが失敗してしまうこととして、言葉のキャッチボールをしないことが挙げられます。緊張と質問しなければならないという焦りで、コミュニケーションが上手に取れなくなってしまうのです。
聞きたい質問を念頭に置きながらも、先輩の説明にきちんと反応して、適切なコミュニケーションをとってください。
また、かしこまりすぎるのも円滑なコミュニケーションを阻害してしまいます。会話が弾んで少しフランクになるくらいであれば、マナー違反ではないので、過度に気を遣っている様子を見せないようにしましょう。
OB・OG訪問の後にやるべきこと

まずは下のお礼メールのテンプレートを読んでみてください。
OB・OG訪問お礼メールのテンプレート
件名:【OB・OG訪問のお礼】就活大学の抹茶太郎と申します
本文:
××株式会社
○○部△△課
山田 二朗 様
お世話になっております。
先日OB訪問させていただいた、
就活大学の抹茶太郎と申します。
昨日はお忙しい中、お時間を作っていただき、
さらには美味しいコーヒーをごちそうになり、
誠にありがとうございました。
山田さんの志望動機は条件を絞り込むように作るべき
というお話は大変勉強になりました。
また今回のOB・OG訪問を経て、
山田さんのようにお客様のことを真剣に考えられる
貴社に入りたいという思いがますます強くなりました。
貴社の選考を受けさせていただきますので、
引き続き相談にのっていただけると幸いでございます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
-------------------------------------------------------
【大学】就活大学法学部政治学科
【氏名】抹茶太郎
【電話】090-7654-3210
【メール】taro-matcha@shukatsu .jp
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上記のお礼メールで押さえるべきポイントは3つあります。
遅くても、翌日の午前中までには送るようにしてください。
貴社に入りたいという思いがますます強くなりました。
貴社の選考を受けさせていただきますので、
引き続き相談にのっていただけると幸いでございます。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
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【大学】就活大学法学部政治学科
【氏名】抹茶太郎
【電話】090-7654-3210
【メール】taro-matcha@shukatsu .jp
-------------------------------------------------------
上記のお礼メールで押さえるべきポイントは3つあります。
①できるだけ早くお礼メールを送る
OB・OG訪問のお礼メールは、できるだけ早く送るようにしましょう。早く送ればそれだけ律儀な印象になりますし、みなさんのことを覚えている状態でお礼のメールを読んでもらうことができます。遅くても、翌日の午前中までには送るようにしてください。
②OB・OG訪問を通して学びになったことを明記する
上のメールのでは、「志望動機は条件を絞り込むように作るべきというお話は大変勉強になりました。」と書いていますが、この文章のように、OB・OG訪問を通して何を学んだのか必ず書くようにしましょう。
これによって社会人は、自分の話が役に立ったと知ることができ、安心感を与えることができます。
これはOB・OG訪問に限らず社会に出てからも必要になるマナーなので、これを機会に覚えてください。

▼業界別のおおまかな繁忙期
不動産:12月〜3月頃
これによって社会人は、自分の話が役に立ったと知ることができ、安心感を与えることができます。
③ごちそうになった場合は感謝の気持ちを伝える
OB・OG訪問当日に気をつけることでも述べたように、ごちそうになった場合は必ずお礼のメールにその内容を盛り込むようにしましょう。
これはOB・OG訪問に限らず社会に出てからも必要になるマナーなので、これを機会に覚えてください。
OB・OG訪問関連のよくある疑問
ここでは、OB・OG訪問関連のよくある疑問に対してお答えしていきます。
効率的で効果的なOB・OG訪問をするための参考にしてみてください。
OB・OG訪問を始めるべき時期はいつから?
結論から言うと、OB・OG訪問を始める時期は早いに越したことはありません。
本選考前の5月〜10月頃がおすすめです。
理由は主に以下の2点になります。
(1)OB・OG訪問のピーク時に社会人にアポを取るのは大変
(2)早い時期から始めれば、それだけたくさんの社会人に会える
(1)OB・OG訪問のピーク時に社会人にアポを取るのは大変
一般的に、多くの就活生が本格的に動き出す時期は、本選考の2~3ヶ月前です。
つまり、OB・OG訪問のピークを迎える時期は、1月〜4月頃になります。
このピーク時に社会人とアポを取ろうとしても、すでにOB・OG訪問の約束が入ってしまってる場合が多いのです。
とりわけ人気の企業はこの傾向が顕著。OB・OG訪問の開始時期は早くても早すぎることはないので、今すぐにでも動き出しましょう。
(2)早い時期から始めれば、それだけたくさんの社会人に会える
もう1つの理由は単純な話で、早くから開始すれば、それだけ興味のある企業の社会人とたくさん会えるという点にあります。
OB・OG訪問をするなかで、「もっと年次が上の社会人と話してみたい」であったり、「別の職種の人の話も聞いてみたい」であったりと、社会人とコミュニケーションをとるなかで、興味のある人の幅が広がってくるもの。
早い時期から始めることでたくさんの人とアポを取ることができ、結果的に充実したOB訪問が可能になります。
OB・OG訪問のベストタイミングは、ES提出前?面接前?
約60%の学生が「1次面接を受ける前」にOB訪問を行っていました。この結果から、面接対策にOB訪問を使っている学生が多いのではないかと予想できます。

就活の段階によってOB訪問で相談したい内容も変わってくるかと思います。ぜひ自分のニーズに合ったタイミングでOB訪問してみてください。
▼就活段階別|OB訪問で相談する内容例
・就活準備時期:企業選びの軸の決め方や自己分析を手伝ってもらう
・インターンなどへの応募時期:ES添削や業界・企業研究を手伝ってもらう
・面接を受ける時期:企業研究や面接対策を手伝ってもらう
・内々定をもらった後:入社する企業選びのために、相談に乗ってもらう
OB・OG訪問を社会人に断られやすい時期は?
企業の繁忙期などにOB・OG訪問の依頼をしても、調整が難しかったり、返信がなかったり、断られたりする可能性が高いです。
企業や業界、職種ごとに繁忙期は異なるので、OB・OG訪問をする際には把握しておくといいです。
【業界別】繁忙期の一覧
ここで業界ごとに繁忙期がいつ頃なのか、下記でまとめているので是非参考にしてみてください。
▼業界別のおおまかな繁忙期
不動産:12月〜3月頃
保険: 3月
物流:3月〜4月、6月〜8月
ホテル:祝日や長期休暇のシーズン(5月、8月、1月)
IT業界:取り扱うサービスのリリース前(職種や取り扱うサービスによって異なる)
商社:12月、3月
上記で紹介している時期は、あくまでも業界ごとの大まかな繁忙期です。
職種や担当している仕事内容によっても繁忙期は異なるので、人事に聞いてみることをおすすめします。
OB・OG訪問の服装はどうやって決めるの?
OB・OG訪問にスーツで行くべきか、私服で行くべきか迷った時は、どのような経由で今回のOB・OG訪問を申請したのかを参考にしてみてください。
もし「企業公認のサービスを経由してOB・OG訪問を申請した」「企業の人事にお願いしてOB・OG訪問することになった」というような場合は、スーツで行くのが無難でしょう。企業が直接関係しているOB・OG訪問の場合は、社会人側も「仕事」という意識が強い状態でOB・OG訪問に参加している可能性が高いです。社会人側がスーツなのに、学生側は私服という気まずい状況を避けるためにも、フォーマルな服装で参加することがおすすめです。
一方で「以前からのよく知る人物に話を聞きに行く」「カジュアルなOB・OG訪問サービスで申請した」という場合は、私服で行っても問題ない場合が多いです。お互い私服だとリラックスした雰囲気になり、職場環境や働きやすさなどに関するフラットな意見を聞きやすくなる可能性もあります。
OB・OG訪問の日程は自分から提示すべき?
社会人側から訪問の了承をもらったあとは、学生側から候補日となる日程を3つほど提示しましょう。
学生側から候補日程を提示してもらったほうが、社会人側はそのなかから選ぶだけなので負担が少ないです。
文末に「もし以上の日程が難しい場合は再度調整させていただければと思います。お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。」と添えられると、マナーがしっかりなっている印象に繋がります!
OB・OG訪問のZOOMリンクは自分で発行すべき?
オンラインでOB・OG訪問を行う場合は、ミーティングで使用するツールのURLは学生側が発行しましょう。
もしZOOMが40分しか使えなくて短いという場合は、Google Meetを使うことがオススメです。1対1の会話であれば、24時間無料で使用することができます。
大学がZOOMの教育機関向けプランを利用している場合、学生は制限時間なく使えます。大学のサイトを確認してみてもよいでしょう。
OB・OG訪問ならMatcher
「OB・OG訪問するの、正直ちょっとめんどくさいな」
「知らない社会人に突然連絡しなきゃいけないの、ちょっと負担が大きいかも」
このようなお悩みをもつ方は、ぜひ簡単に社会人に話を聞きに行けるOB・OG訪問アプリMatcher(マッチャー)を利用してみてください。

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Matcherとは
所属大学や住んでいる地域に関係なくOB・OG訪問ができるアプリです。
▼Matcherをおススメする5つの理由
・大手企業からベンチャー企業の社会人3.5万人が登録している!
・出身大学関係なく、OB・OG訪問できる!
・住んでいる地域に関係なく、オンラインでOB・OG訪問できる!
・ワンクリックで簡単にOB・OG訪問依頼できる!!
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おわりに
この記事では、OB訪問のやり方を手順に沿ってご紹介してみました。
以下で簡単に内容のおさらいをしましょう。
①OB・OGを見つけるやり方を決める
専用のOB・OG訪問サービスや大学のキャリアセンターなど、自分が話を聞きにいきたい社会人を見つける方法を決めましょう。
②OB訪問のアポをとる
メールや電話などで、OB訪問を行いたいことを社会人に伝え、承諾してもらえた場合は日程を決めましょう。
③OB訪問前日までに事前準備を行う
OB訪問相手の企業・業界研究を行った上で、当日質問したいことをまとめましょう。OB訪問のリマインドメールを前日に送ることもオススメです。
④OB訪問当日はマナーに気をつける
服装や集合時間などを意識しながら、社会人に良い印象を与えられるよう努めましょう。
⑤OB訪問後はお礼メールを送る
記事に載せたテンプレートを参考にしながら、できるだけ早く、遅くても翌日の午前中までにはOB訪問のお礼メールを送るようにしましょう。
OB訪問の全体の流れを頭に入れながら、ぜひ実際に社会人に話を聞きにいってください。