【例文15選】ESでの自己PRの書き方|通過率を高めるコツを解説
2026/03/04
目次
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自己PRとは、自分の強みを企業にアピールするための文章や発言のことです。ESや面接でほぼ必ず聞かれる項目で、「自分を採用するメリット」を伝える役割を持っています。
そこで本記事では、「ESで自己PRを聞かれているけど、どう答えればいいか分からない」という方に向け、ESの選考通過率が高まる自己PRの書き方をご紹介します。
▼この記事で解決できる疑問
・自己PRを通して企業は何を評価しているのか?
・自己PRの適切な見つけ方は?
・どんな構成で自己PRを書くの?
・他の就活生はどんな自己PRを書いてる?
ぜひ参考にしてみてください。
企業が自己PRを聞く意図は?評価ポイントを解説
本章では、なぜ企業がエントリーシートで自己PRを聞くのかを解説します。
企業が学生に自己PRを求めるのは、以下のような観点から就活生をチェックするためです。
▼企業が自己PRを聞く際に評価しているポイント
・強みの明確さと根拠
・再現性と生かし方
・企業とのマッチ度
・論理的な構成力
強みの明確さと根拠
企業がまず注目するのは、就活生がもつ独自の「強み」がはっきりと伝わるかどうかです。
抽象的に「協調性があります」「主体性があります」と述べるだけでは、説得力に欠けます。また、他の就活生との差別化もできず、印象に残りにくいでしょう。
重要なのは、強みが発揮されたエピソードを説明することです。面接官に「〇〇さん=〇〇ができる人」と覚えてもらえるように、ユニークな経験をアピールできるとよいでしょう。
再現性と生かし方
その強みが、入社後の業務でも発揮できるものかどうかも大切です。
例えば「チームで意見をまとめる力」を強みとして挙げた場合、単なるサークル活動のエピソードに終わらせるのではなく、「意見の対立があったときに調整役として動けた経験があるので、御社のプロジェクトでもメンバーをまとめ、成果を出すことに生かせる」と結びつけると効果的です。
このように、過去の経験 → 強み → 未来の活かし方という流れを意識することで、企業は「この学生は入社後も成長し、組織に貢献できる」とイメージしやすくなります。
企業とのマッチ度
アピールした強みが、企業の求める人物像とマッチしているかどうかも判断ポイントです。
いくら強みを強調しても、その会社で必要とされる資質とずれていれば評価にはつながりません。
応募する企業の採用ページや社員インタビューを確認し、自分の強みがどう生かせるのかを結びつけて語ることがポイントです。また、企業ごとの特色に合わせて自己PRを書き換えることも、選考通過率を高めることにつながります。
論理的な構成力
自己PRを含め、ES全体で論理的な文章を構成する力があるかどうかも評価の対象となっています。
入社後も言葉を使ってコミュニケーションを取るため、「言いたいことを相手にうまく伝えられるか」「相手が理解しやすい文章を構成できるか」は非常に重要です。
自己PRを書く際も、結論ファーストの文章構成や、正しい日本語の使用を心がけましょう。
自己PRで伝える強みの見つけ方
企業が評価するポイントを踏まえた上で、次に、自己PRとして伝える強みを見つけてみましょう。
▼自己PRで伝える強みの見つけ方
①企業の求める人物像を調べる
②該当する強みのエピソードを見つける
それぞれの手順について詳しく解説していきます。
①企業の求める人物像を調べる
まずは、企業がどのような人材を求めているのかを調べましょう。
企業が求める人物像の調べ方としては、
・企業の採用ホームページの求める人物像を確認する
・リクナビなどの求人情報に掲載されている社員インタビューを見る
・OB・OG訪問やリクルーター面談で直接社員に聞く
という方法が一般的です。
他にも、就活サイトの口コミやレビューや、企業や経営陣のSNSなどをチェックしてみると、参考になる情報があるかもしれません。
②該当する強みのエピソードを見つける
企業の求める人物像がわかったら、企業の求める人物像と自分のもつ強みが重なる部分のエピソードを見つけましょう。
自己PRで伝えるエピソードは「集団において、苦労しながら成果を達成した経験」であることが望ましいです。単に「頑張りました」「努力しました」といった表現ではなく、どんな困難があったのか、それをどう工夫して乗りこえたのかを描くことで説得力が増します。
以下のポイントを参考にしながら、アピールできそうな経験を見つけてみましょう。
▼自己PRポイントの見つけ方
a. 自分が所属する集団・対人関係から考える
・集団に貢献したことはなにか
・人から褒められたことはなにか
・人から感謝されたことはなにか
・自分が主体的に取り組んだことはなにか
b. 成果から考える
・よい結果が出たことはなにか
・苦労を乗りこえたことはなにか
・大きな変化を実現したことはなにか
c. 強み・再現性から考える
・習慣的に行動していることはなにか
・自分にとって当たり前なことはなにか
・人とは違う工夫をしたことはなにか
・自分の強みとして納得できるものはなにか
強みのエピソードを選ぶときのポイント
強みのエピソードを選ぶ際、基準が分からず悩んでいる人は、以下の2点を意識してみましょう。
①直近の経験を選ぶ
面接官は、今のあなたがどのような人物かを知りたいと考えています。
例えば、「小学生の頃、クラスをまとめることに注力しました」というエピソードを選んでも、現在のあなたの強みは十分に伝わりません。
そのため、できるだけ直近の経験を中心にエピソードを選びましょう。
②他の質問とは別の観点からエピソードを話す
就活では、ガクチカや挫折経験など、さまざまな質問がされます。その中で同じエピソードを使うこともあるでしょう。しかし、エピソードを単に使い回すだけでは、採用担当者の印象に残りにくくなります。
そのため、同じ経験であっても切り口や学びを変え、別の観点から伝えるようにしましょう。
③エピソードを深掘りする
エピソードが浮かんだ後は、以下のポイントを参考に深掘りをしましょう。
▼エピソードの深掘り方法
・取り組んだ概要はなにか
・目標をなにか
・取り組んだ動機はなにか
・どんな苦労に直面したか
・苦労したことにどのように対処したか
・なぜその対応をしたのか
・どのような結果が出たか
・取り組みや結果から何を学んだか
・学びを今後どのように生かしていきたいか
上記の内容で深掘りしていくことで、面接の質問対策ができるだけでなく、強みを自分なりの言葉で定義して独自性を出すことも可能です。
自己PR作成時のポイント
前章では、自己PRのエピソード選定から深掘りまでの流れを解説しました。
ここからは、実際に自己PRを作成する際の注意点について解説します。
▼自己PR作成時のポイント
・よくある強みは避ける
・キャッチコピーをつけて印象に残す
・具体的な言葉・数字に書き替える
・書き終わったら添削をする
以下で詳しく解説していきます。
よくある強みは避ける
自己PRで「強みはコミュニケーション能力です」「強みは協調性です」と書く就活生は非常に多いです。
「周りがやっているから自分も」と他の就活生と同じような強みを伝えてしまうと、面接官の印象に残りにくいでしょう。採用官は1日に何百枚・何千枚のESをチェックしています。それだけ数が多いと、1枚1枚丁寧にチェックしている暇はありません。
そんな忙しい採用担当者の目に留まるESにするためにも、よくある強みは避けることが良いでしょう。
そこでおすすめなのが「よくある強みを自分の言葉で定義する」ことです。
▼よくある強みと言い換えの例
コミュニケーション能力:
・異なる価値観を持つ人々と調和し、共通の目標を見いだす力
・人の話を引き出し、相手の考えを深く理解する共感力
・複雑な課題をシンプルに伝える説明力
責任感:
・困難なタスクを最後までやり遂げる遂行力
・目標達成に向けた努力を惜しまない持続力
・仲間を支え、成果に対する責任を取る献身性
柔軟性:
・不測の事態でも冷静に対応できる順応力
・状況に応じて優先順位を再設定するリフレーミング力
・他人の意見を取り入れながら最善策を導く受容力
リーダーシップ:
・チームの士気を高め、一体感を生む鼓舞力
・全員の意見を調整し、適切な判断を下す決断力
・長期的なビジョンを示し、方向性を共有する先導力
チャレンジ精神:
・高い目標を自ら設定し、達成に向けて行動する向上志向
・リスクを恐れず新しいアイデアを試す冒険心
・成功・失敗を問わず挑戦から学ぶ成長志向
分析力:
・膨大な情報を整理し、課題の核心を見極める洞察力
・データを活用し、仮説を立てて検証するロジカルシンキング
・問題を俯瞰(ふかん)的に捉え、本質的な課題を抽出する問題把握力
問題解決力:
・限られたリソースの中で最適解を見つける工夫力
・チームを動かし、具体的な行動に移す実行力
・問題の根本原因を深掘りし、持続可能な解決策を提案する改善力
忍耐力:
・困難な状況にも諦めず挑戦し続ける克己心
・一時的な失敗にも動じず前進する継続力
・長期的な成果を目指して努力を惜しまない根気
主体性:
・他者に頼らず、自ら率先して物事を進める自律性
・周囲の状況を観察し、必要な役割を担う先見性
・新しいタスクに積極的に挑む自己起動力
向上心:
・自己成長を目指して新しい知識を求める探究心
・自分のスキルを高めるための学習意欲
・過去の自分を乗りこえようとする自己革新力
チームワーク:
・メンバーの役割を調整し、効率よく協力する組織力
・個々の強みを生かし、成果を最大化する協働力
・対立を建設的に解決し、共通の目標に向けて結束する調和力
集中力:
・重要なタスクに全神経を注ぐ没頭力
・長時間にわたって高いパフォーマンスを維持する持久力
・注意散漫にならず、核心部分に集中する選択力
創造力:
・他者が思いつかない新しいアイデアを考える発想力
・見慣れた課題を新しい視点で解決する革新力
・複数の要素を組み合わせて価値を創り出す統合力
調整力:
・異なる意見をまとめ、全員が納得できる合意を導く統率力
・チームのバランスを見ながら役割を割り振る均衡感覚
・対立が生じた場で対話を促し、前向きな解決策を導く仲裁力
言葉を自分で定義する際は、企業の意図と一致させることが重要です。事前に求める人物像の言葉がどのような意味で使われているのかを調べておき、活用してみましょう!
キャッチコピーをつけて印象に残す
キャッチコピーを付けることも、面接官の印象に残す上で効果的です。序盤にキャッチ―な表現を入れることで、採用担当者に「これってどんな意味だろう?もっと読んでみたいな」と思わせることができます。
▼キャッチコピーの作り方
STEP1:自分の強みを一言で示す
「リーダーシップ力」
STEP2:自分の強みをかみ砕いて表現する
「1つの目標に向かって、異なる属性の人たちをまとめ上げることができる」
STEP3:自分の強みの比喩になる表現はないか考える
「私は灯台です。どんなにつらい時でも、持ち前の明るさで1つの場所にまとめることができます」
キャッチコピーをいきなり付けるのは難しいでしょう。そのような場合は、普段から身近な商品・サービスにキャッチコピーを付ける練習をしておくことで、慣れることができます。
具体的な言葉・数字に書き替える
「さまざま、いろいろ、ある程度、やや、あまりにも、いくらか、少し、比較的、非常に、かなり」というような、曖昧な言葉をエピソードのなかで使っていませんか?
曖昧な言葉は、具体的に書き換えましょう。具体的な言葉を使うことで、採用担当者はエントリーシートを見ただけでエピソードをイメージでき、あなたの強みが伝わりやすくなります。
▼書き換え例
・いろいろな方法を試したが、うまくいかなかった
→SNS広告、ポスター掲示、ダイレクトメールなどの方法を試したがうまくいかなかった
・ある程度の努力が必要だと考えた
→週に10時間以上の勉強が必要だと考えた。
・試験の難易度はかなり難しかった
→大学院で学ぶレベルの難易度で、大学1年生にしては難しかった
書き終わったら添削をする

自己PRを自分で書いたあとは、誰かに見てもらい、添削してもらうことがおすすめです。
第三者的な視点から自己PRを見てもらうことで「この経験をもう少し具体的に書いてほしい」「経験とそこで発揮された能力のつながりを分かりやすく示してほしい」など、自分だけでは気付けないようなポイントを指摘してもらうことができます。
自己PRを添削してもらえる人が身近にいないという人は、ぜひMatcherを活用してみてください。
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【3STEP】自己PRの基本的な構成
自己PRを伝える際の勘所が分かったところで、実際にエントリーシートで自己PRを書く際の基本的な流れについて説明します。流れとしては、以下の3STEPです。
▼自己PRの基本的な構成
(1)私の強みは〇〇です
(2)強みを裏付ける具体的なエピソード
(3)仕事における強みの活かし方
(1)私の強みは〇〇です
自己PRでは、結論部である自分の強みを最初に伝えます。
自己PRを伝えるときに、具体的なエピソードから入ってしまう人が少なからずいます。
しかし、これだと最後まで何が伝えたいのか把握できません。
そのため、長ったらしい印象を与えてしまう恐れがあります。
「私の強みは〇〇です。」と先に伝えておくことで、その後に続くエピソードが何を示すものなのか理解してもらいやすくなるでしょう。
(2)強みを裏付ける具体的なエピソード
エピソードの伝え方も工夫が必要です。
ただ経験したことの羅列では、強みを裏付けることができません。
エピソードを伝えるときは以下の4点に整理することがおすすめです。
・強みが発揮された場面
・掲げていたゴールや、克服すべき課題
・ゴールや課題について取ったアクション
・それによってもたらされた結果
面接で自己PRを聞かれたとき、大抵の場合はより詳細な質問が返ってきます。
どんな質問をされても的確な回答ができるよう、その時の状況を振り返っておきましょう。
(3)仕事における強みの活かし方
強みとそれを裏付けるエピソードを伝えたら、それを仕事でどのように生かすのかについても言及すると良いでしょう。
企業の業務内容を踏まえて説明すると、しっかりと企業を調べていることが伝わります。
強みを生かして活躍する姿をイメージしてもらいやすくなるはずです。
【例文15選】自己PRの書き方
ここからは、自己PRの書き方を「強み別の例文10選」と「エピソード別の例文5選」に分けて、合計15個の例文を紹介します。
自分の経験に近いものを選び、自己PR作成の参考にしてください。
【強み別例文10選】自己PRの書き方
令和2年度の内閣府の調査によると、1106社の企業が採用したい学生の人物像トップ10は以下の通りです。
▼企業が採用したい学生の人物像のトップ10
①コミュニケーション能力:78.6%
➁協調性:72.4%
③誠実さ:63.4%
④チャレンジ精神:49.9%
⑤行動力:49.1%
⑥責任感:30.7%
⑦ストレス耐性:30.4%
⑧リーダーシップ:24.2%
⑨向上心:24.0%
⑩論理的思考力:23.9%
今回はこのランキングに沿って、強み別の例文をご紹介します。
①コミュニケーション能力
企業が採用したい学生の人物像の第1位に選ばれたのは「コミュニケーション能力が高い」です。約8割の企業が重視しており、特に営業職志望であればアピールすべき強みです。
▼コミュニケーション能力が高いことを伝える自己PR例文
私の強みは、コミュニケーション能力があることです。年齢・国籍などが異なる人にも自分から話しかけ、会話のキャッチボールをすることを常に心がけています。
大学時代には、留学生との交流会を企画・運営しました。留学生が抱えている悩みを解決して、日本での生活をよりよくしてほしいという思いがあった私は、留学生20名にヒアリングを行いました。そして、見つかったニーズをもとに、留学生が日本語を練習できるようなプログラムや、日本の文化を紹介するプログラムも企画しました。その結果、交流会は大成功し、留学生からは感謝の言葉をいただきました。
貴社に入社した際には、このコミュニケーション能力を生かして、社内外の人と円滑にコミュニケーションをとり、業務に貢献していきたいです。
➁協調性
企業が採用したい学生の人物像の第2位に選ばれたのは「協調性がある」です。約7割の企業が重視しており、チームで仕事を進めるうえで欠かせない強みです。
▼協調性があることを伝える自己PR例文
私の強みは、組織の中の足りない役割を実行できる協調性です。
大学時代には、ゼミのプロジェクトリーダーとして、メンバーのスキルや得意分野を把握し、役割分担を行いました。私は、資料をわかりやすくまとめたり、人前で話すことが得意だったので、パワーポイントづくりや発表を担当しました。また、メンバーとこまめに連絡を取り合い、作業進捗(しんちょく)を管理しました。その結果、プロジェクトは期限までに問題なく完成し、教授から高い評価をいただきました。
この経験から、チームで何かを成し遂げるには互いの強みを活かし、足りない部分を補い合うことが大切だと、改めて感じました。貴社に入社できた際には、この強みを活かし、チームの目標達成に全力で貢献したいと思っています。
③誠実さ
企業が採用したい学生の人物像の第3位に選ばれたのは「誠実である」です。約6割の企業が重視しており、信頼関係を基盤とするビジネスの世界では非常に重要な強みといえるでしょう。
▼誠実であることを伝える自己PR例文
私の強みは小さなことでも手を抜かず、責任をもって最後までやり切る誠実さです。
アルバイト先の飲食店では、忙しい時間帯でも一つひとつの業務を丁寧に行い、お客様やスタッフから信頼される行動を心がけてきました。特に意識していたのは、報告・連絡・相談を徹底することです。ミスや気になる点があればすぐに共有し、問題が大きくなる前に対処するよう努めました。その結果、店長からは「安心して仕事を任せられる」と評価をいただき、新人スタッフの指導も任されました。
貴社に入社した際にも、相手との信頼関係を大切にし、責任のある行動を積み重ねることで、周囲から信頼される存在として貢献していきたいと考えています。
④チャレンジ精神
企業が採用したい学生の人物像の第4位に選ばれたのは「チャレンジ精神が高い」です。約5割の企業が重視しており、変化の多い環境の中でも新しいことに前向きに取り組める人材は、多くの企業から求められているといえるでしょう。
▼チャレンジ精神が高いことを伝える自己PR例文
私の強みは、現状に満足せず新しいことに挑戦し続けるチャレンジ精神です。
大学のサークル活動では、例年参加者が少なかった学内イベントの集客改善に挑戦しました。これまでの方法を見直し、SNSでの情報発信を強化するとともに、参加のハードルを下げるために初心者向け企画を新たに提案しました。しかし、準備の負担が増えることへの反対意見もあり、メンバーとの調整に苦労しました。そこで役割分担を明確にし、全員の意見を取り入れながら計画を進めました。その結果、参加者数を前年の約2倍に増やすことができました。
この経験から、新しい挑戦には工夫と周囲を巻き込む行動が重要だと学びました。貴社に入社した際にも、変化を恐れず、主体的に挑戦し続けていきたいです。
⑤行動力
企業が採用したい学生の人物像の第5位に選ばれたのは「行動力がある」です。こちらも約5割の企業が重視しており、たとえ結果につながらなかったとしても、考えたアイデアを実行に移す力は企業が重視するポイントだといえるでしょう。
▼行動力があることを伝える自己PR例文
私の強みは、課題を見つけたらすぐに行動に移せる行動力です。
アルバイト先のアパレル店では、来店客数に対して購入率が低いことが課題でした。そこで私は売り場の導線や商品ポップの内容を見直し、特に売り出したい商品の配置を変更することを提案しました。また、お客様への声かけのタイミングもスタッフ間で共有し、接客方法の統一を図りました。その結果、初月は大きな変化がありませんでしたが、3ヵ月後には、購入率を約15%から22%へ向上させることができました。
この経験から、課題に対して主体的に行動し、改善を積み重ねることの重要性を学びました。貴社に入社した際にも自ら主体的に行動し、成果につなげていきたいと考えています。
⑥責任感
企業が採用したい学生の人物像の第6位に選ばれたのは「責任感が強い」です。約3割の企業が重視しており、社会人として仕事を任されるうえで欠かせない基本的な資質といえるでしょう。
▼責任感が強いことを伝える自己PR例文
私の強みは、責任感があることです。与えられた仕事は、最後まで責任を持ってやり遂げることができます。
大学時代には、硬式野球部に所属し、主将を務めました。私は、練習や試合で常に全力でプレーし、チームの目標達成に貢献しました。特に、3年生の時には、部員数が減少し、チームの士気が低下していました。そこで私は、毎日の練習メニューを工夫し、部員一人ひとりに声をかけ、士気を高める活動に取り組みました。
その結果、チームは団結し、リーグ戦で優勝することができました。貴社に入社しチームで働くことができた暁には、この強みを生かしてメンバーのサポートを惜しみなく行いながらチームの目標達成に貢献していきたいです。
⑦ストレス耐性
企業が採用したい学生の人物像の第7位に選ばれたのは「ストレス耐性が高い」です。こちらも約3割の企業が重視しており、プレッシャーや困難な状況の中でも冷静に対応し、安定して成果を出せる人材が求められているといえるでしょう。
▼ストレス耐性が高いことを伝える自己PR例文
私の強みは、困難な状況でも感情に流されず、冷静に対応し続けられる点です。
大学のグループ研究では、発表直前になってメンバーの一人が体調不良により参加できなくなり、急きょ役割の再分担が必要になりました。準備不足への不安や時間的なプレッシャーもありましたが、まず作業内容を整理し、優先順位を決めて不足部分を補うことに集中しました。また、メンバー同士で進捗(しんちょく)をこまめに共有し、負担が偏らないよう調整しました。その結果、無事に発表を終え、高い評価を得ることができました。
この経験から、予期せぬ事態でも落ち着いて対応することの重要性を学びました。貴社に入社した際も冷静な判断力を発揮し、安定して成果を出していきたいと考えています。
⑧リーダーシップ
企業が採用したい学生の人物像の第8位に選ばれたのは「リーダーシップを発揮できる」です。約2割の企業が重視しており、チームをまとめながら目標達成に向けて周囲を導ける人材は、組織の成果を高める存在として期待されているといえるでしょう。
▼リーダーシップがあることを伝える自己PR例文
私の強みは、陰から周りを支えるリーダーシップです。
大学時代には、サークルの副部長を務めていました。私は、部長を支えながら、メンバーのフォローやイベントの運営などに尽力しました。特に、イベントの運営では、メンバーの意見を尊重しながら、スムーズに運営できるよう努めました。また、メンバーが困っている時には、積極的にサポートしました。
その結果、イベントは成功裏に開催でき、部員からの評価も高かったです。貴社に入社した際には、このリーダーシップを生かして、チームの目標達成に貢献していきたいです。
⑨向上心
企業が採用したい学生の人物像の第9位に選ばれたのは「専門性・能力を伸ばしたいという意識が高い」です。こちらも約2割の企業が重視しており、言い換えると向上心の高さが求められているといえるでしょう。
▼向上心が高いことを伝える自己PR例文
私の強みは、自分の専門性を高めるために継続して学び続ける向上心です。
大学ではゼミの研究内容をより深く理解したいと考え、授業だけでなく関連書籍や論文を自主的に読み、理解が不十分な点は積極的に教授へ質問してきました。また、知識を身につけるだけでなく実践力も高めたいと考え、学んだ内容をもとに自主的に小規模な研究テーマを設定し、分析や考察にも取り組みました。最初は専門用語の理解にも時間がかかりましたが、継続的に学ぶことで知識が定着し、ゼミの発表では自分の意見を根拠をもって説明できるようになりました。
この経験から、成長のためには主体的に学び続ける姿勢が重要だと実感しました。貴社に入社した際には、常に学ぶ姿勢を持ち続け、専門性を高めながら組織に貢献していきたいと考えています。
⑩論理的思考力
企業が採用したい学生の人物像の第10位に選ばれたのは「論理的思考力が高い」です。こちらも約2割の企業が重視しており、物事を筋道立てて考え、課題を整理しながら適切な解決策を導き出せる人材が求められているといえるでしょう。
▼論理的思考力が高いことを伝える自己PR例文
私の強みは、物事を整理し、筋道立てて考える論理的思考力です。
大学のゼミでは、グループで市場分析の発表を行いましたが、当初は情報が多すぎて結論がまとまらないという課題がありました。そこで私は、まず分析の目的を明確にし、必要なデータと不要な情報を分類することを提案しました。次に、仮説を立てて検証する流れを整理し、役割分担を再構成しました。その結果、議論がスムーズに進み、根拠のある結論を導くことができ、発表でも高い評価を得ました。
この経験から、課題を構造的に整理することで、より適切な判断や成果につながると学びました。貴社に入社した際には、論理的に考える力を生かし、課題解決に貢献していきたいと考えています。
【エピソード別例文5選】自己PRの書き方
まだ自分の強みがはっきりしていない方は、エピソード別の例文を参考にしながら、自身の経験を振り返り、強みを見つけていきましょう。
ここでは大学生によく当てはまる5つのエピソードに分けて自己PRの例文をご紹介します。
▼自己PR例文5選(エピソード別)
⑪アルバイト
⑫サークル
⑬部活動
⑭ゼミ・研究
⑮長期インターン
⑪アルバイト
アルバイトのエピソードを用いた自己PRは、現場での実践力や社会人基礎力をアピールしやすいです。
▼アルバイトでのエピソードを用いた自己PR例文
私の強みは、課題を見つけて主体的に改善に取り組める点です。
飲食店のアルバイトでは、ランチタイムの混雑時に料理の提供が遅れ、お客様をお待たせしてしまうことが課題でした。そこで私は、注文から提供までの流れを観察し、作業が特定のスタッフに集中していることに気づきました。そこで、事前準備の役割分担を見直すことを提案し、自らも積極的に仕込み作業をサポートしました。さらに、注文内容を共有しやすくするための簡単なメモルールを導入しました。その結果、提供までの時間を平均で約5分短縮することができ、お客様からの満足度も向上しました。
この経験から、現状を分析し改善に向けて行動することの重要性を学びました。貴社に入社した際には、課題を主体的に捉え、組織の成果向上に貢献していきたいと考えています。
⑫サークル
サークルでのエピソードを用いた自己PRは、組織運営の経験が多く、将来的な管理職としての活躍をイメージしてもらいやすいです。
▼サークルでのエピソードを用いた自己PR例文
私の強みは、周囲を巻き込みながら組織をより良くしていく力です。
大学のサークルでは、参加率の低下が課題となっていました。原因を把握するためメンバーにアンケートを実施したところ、活動内容が固定化し、新鮮さがないことが分かりました。そこで私は、初心者でも参加しやすい企画や交流イベントの実施を提案し、運営メンバーと協力して実行しました。また、役割分担を明確にし、準備の負担を分散させる仕組みも整えました。その結果、活動への参加率が約6割から8割に向上しました。
この経験から、課題を共有し、周囲を巻き込みながら改善を進めることの重要性を学びました。貴社に入社した際には、組織の成果向上に主体的に貢献していきたいと考えています。
⑬部活動
部活動でのエピソードを用いた自己PRは、仲間との協働経験が多く、チームで働く姿をアピールしやすいです。
▼部活動でのエピソードを用いた自己PR例文
私の強みは、チームの目標達成のために自分の役割を考え行動できる点です。
大学ではバスケットボール部に所属していましたが、当初は試合での連携ミスが多く、思うように結果が出ませんでした。そこで私は、練習後にミーティングの時間を設け、プレーの課題や改善点を共有することを提案しました。また、動画を使って試合を振り返り、具体的な動き方を確認する仕組みも導入しました。その結果、チーム全体の連携が向上し、地区大会でベスト4に入ることができました。
この経験から、チームで成果を出すには課題を共有し、協力して改善を続けることが重要だと学びました。貴社に入社した際には、周囲と連携しながら組織の成果に貢献していきたいと考えています。
⑭ゼミ・研究
ゼミ・研究のエピソードを用いた自己PRは、専門性が高く、困難な課題に挑戦する力をアピールしやすいです。
▼ゼミ・研究でのエピソードを用いた自己PR例文
私の強みは、難しい課題にも粘り強く向き合い、解決策を見つけ出す力です。
大学のゼミでは地域活性化をテーマに調査研究を行いましたが、当初は十分なデータが集まらず、仮説の検証が進まないという課題がありました。そこで私は、既存の統計資料だけに頼るのではなく、実際に現地を訪れて聞き取り調査を行うことを提案しました。事前に質問項目を整理し、複数の関係者から情報を収集することで、より具体的な課題を把握することができました。その結果、説得力のある提案をまとめることができ、ゼミ内発表でも高い評価を得ました。
この経験から、困難な状況でも方法を工夫しながら粘り強く取り組むことの大切さを学びました。貴社に入社した際には、課題に真摯(しんし)に向き合い、解決に向けて主体的に行動していきたいと考えています。
⑮長期インターン
長期インターンでのエピソードを用いた自己PRは、主体的に成果を出した経験や仕事への適応力をアピールしやすいです。
▼長期インターンでのエピソードを用いた自己PR例文
私の強みは、課題を分析し改善を実行する力です。
ウェブマーケティング会社での長期インターンでは、SNS運用を担当していました。当初は投稿の反応率が低く、フォロワーの増加も伸び悩んでいました。そこで過去の投稿データを分析し、反応が高い投稿の共通点を整理しました。その結果、「投稿時間」と「画像の構成」に課題があると分かり、ターゲットの利用時間に合わせた投稿スケジュールの見直しと、視認性を高めた画像デザインへ改善しました。その結果、3ヵ月で投稿の平均エンゲージメント率を約1.8倍に向上させ、フォロワー数も20%増加させることができました。
この経験から、現状を分析し、仮説を立てて行動し続ける重要性を学びました。貴社に入社した際には、課題を主体的に見つけ、改善に取り組み続けたいと考えています。
自己PRに関するよくある疑問
最後に、自己PRに関連する就活生のよくある疑問にお答えしていきます。
ガクチカと自己PRは何が違う?
自己PRは強みとその根拠を伝えることに重きが置かれ、ガクチカは経験のストーリーや成長したポイントを伝えることに軸があります。
▼ガクチカと自己PRの違い
・自己PR:
自分の「強みそのもの」を中心に語る。強みを裏づけるために経験を使う。
・ガクチカ:
自分の「経験そのもの」を中心に語る。その経験から見える強みや成長を伝える。
両方とも「経験+アピール」で構成しますが、それぞれ重点を置く部分に違いがあるため、意識してみましょう。
自己PRと長所は何が違う?
自己PRは企業に向けたアピール文章、長所はシンプルな性質の宣言です。
具体的には以下の通りです。
▼長所と自己PRの違い
・長所:
自分の人柄や特性を一言で伝えるもの(例:「粘り強い」「協調性がある」)
・自己PR:
その長所を裏付ける具体的なエピソードや成果を加えて、「だから会社で活躍できます」と伝えるもの
たとえば「粘り強さ」が長所なら、自己PRでは「研究で結果が出るまで何度も実験を繰り返した経験」を示し、「その力を御社の課題解決にも生かしたい」と結論づけるのが効果的です。
自己PRの内容は、他のESの項目と被ってもいい?
結論から言うと、被っても問題ありません。ただし、同じ経験を使う場合は切り口を変えることが大切です。
例えば、アルバイト経験を「リーダーシップ」として自己PRに書いたなら、ガクチカでは「課題解決力」として描くなど、強調するポイントを変えると良いでしょう。
自己PRの文字数の目安は?
自己PRを書く際には、大きく分けて3つの文字数指定のパターンがあります。
それぞれの目安は以下の通りです。
▼文字数指定の3パターン
・〜字以内 → 指定文字数の9割以上(最低8割)を目安に書く
・〜字程度 → 指定文字数の前後1割程度(9〜11割)を目安にする
・文字数指定がない場合 → 400字程度を目安に書く
自己PRはAIで作ってもいい?
AIによって得られた回答を修正しながら、活用するとよいでしょう。
就職みらい研究所の調査によると、「就活において、生成AIを積極的に使用した」と答えた学生は67.4%でした。また、約7割の学生が「AIから得た回答を吟味して、修正した上でエントリーシート等に使用した」と答えています。
近年は、AIを活用した就活サービスも多くなっています。個人情報の取り扱いに気をつけながら、うまく活用してみましょう。
AIで自己PRを作る際のプロンプト
ここからは、実際にAIを用いて自己PRを作成する際のプロンプトを解説します。
▼経験から強みを抽出するプロンプト
以下の【経験】から、私の長所・強みを10個抽出してください。
その際、以下の条件で深掘りしてください。
【出力要件】
①強み(1語)
②その強みが発揮された根拠
③行動特性(事実ベース)
④他の就活生と差別化できるポイント
⑤面接で使える具体的な一言フレーズ
【経験】
(ここにエピソードを箇条書きで書く)
その他、
・業界ごとに刺さる長所へ書き換えるプロンプト
・企業別に最適化するプロンプト
・面接で突っ込まれたときの回答を作るプロンプト
については、以下の記事で詳しく解説しています。
気になる方はチェックしてみてください。
Matcherに登録して他己分析をしよう

ここまで自己PRについて解説してきましたが、他己分析を活用することで、自分では気づかなかった強みに気づくことがあります。
そこでおすすめなのが、Matcherです。
Matcherとは
所属大学や住んでいる地域に関係なくOB・OG訪問ができるアプリです。
就職活動において、「近くに頼れる先輩がいない」「OB・OGの人にメールや電話をする勇気がない」「キャリアセンターに行くのが面倒だ」などの悩みはありませんか?
そういった人は、ぜひMatcherを活用してみてください。
Matcherをおすすめする5つの理由
・大手企業からベンチャー企業の社会人3.5万人が登録している!
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・あなたにマッチ度が高い企業のみから特別選考スカウトが届く!!
さいごに
自己PRは、就活の中でもほぼ必ず問われる重要な項目です。単に「自分の良いところ」を書くだけではなく、強みを明確に示し、それを裏付けるエピソードと、入社後にどう生かすかまでをつなげることがポイントです。
今回紹介した評価ポイントや書き方の流れを意識すれば、自己PRはグッと説得力のあるものになります。まずは自分の経験を振り返り、強みを言語化するところから始めてみましょう。
自己PRがしっかり仕上がれば、ES選考の通過率は大きく上がり、自信を持って面接にも臨めるはずです。ぜひ本記事の内容を参考に、あなた自身の強みを伝える自己PRを作成してみてください。
