【例文23選】ESで使える魅力的な自己PRの書き方を徹底解説!

2024/06/27
面接対策
ES対策
自己PRの書き方
自己PRの例文
目次
1.
企業が選考で重視すること
2.
自己PRの基本的な流れ
3.
ESの自己PRで採用担当者がチェックする3つのポイント
4.
ESの自己PRで採用担当者の興味を惹くコツ3選
5.
【強み23選】自己PRの例文
6.
【文字数別】自己PRを書くポイントと例文
7.
Matcherに登録してES添削をしよう
8.
さいごに
‌「あなたの強みを教えてください。」

ESや面接など、就活で必ずと言って良いほど求められる自己PR。みなさんは企業にどんな強みをアピールするか決めていますか?
なんとなくしっくりきたものを選び、深く考えずに伝えてしまっている人もいるかもしれません。

自己PRはみなさんの選考突破の可否に大きな影響を与える重要なものです。
どのような強みが評価されるのか戦略的に考える必要があります。

この記事では、企業に魅力が伝わりやすい自己PRの書き方を例文を用いて解説します。
皆さんが自己PRを書く際の参考になると幸いです。

企業が選考で重視すること

みなさんは企業が選考において重要視しているのは何だと思いますか?

以下の表は、就職みらい研究所が出している「企業が採用基準で重視する項目」を示したデータです。
企業が採用基準で重要視する項目と学生が面接等でアピールする項目についてのアンケートの結果を表した表です。人柄・会社への熱意が高くなっています。


このデータから、企業が選考で重要視することは「人柄」や「企業への熱意」であることが分かります。

そしてこの「人柄」は、選考での言動の他に、自己PRにてアピールできるのです。

採用担当者は自己PRを通じて、その人の人柄を知り、「入社後に活躍してくれそうか」「社風に合いそうか」を判断します。

「アピールできるような経験がない…」という悩みを抱えている人もいるかもしれません。
‌しかし、経験として話すエピソードはご自身の強みを補足する材料なのです。
そのため、どんな経験でも話し方・書き方次第で、「採用したい!」と思ってもらえる自己PRを作ることができます。

企業が求める人物像

ここまで、企業は「人柄」を重視していると述べてきましたが、どのような人柄をアピールすればよいのでしょうか?

以下の表は、帝国データバンクが、2022年の9月2日から5日までの3日間で実施したアンケート結果です。
求める人物像。コミュニケーション能力が高い人、意欲的である人が求められている。

採用活動において、どのような人物像を求めているかという質問に対して、「コミュニケーション能力が高い」、「意欲的である」が4割を超えてトップとなりました。

コミュニケーション能力が高い

コミュニケーション能力とは言っても、その要素はさまざまです。
ここでは3つの要素をご紹介いたします。

①相手の話を聞く傾聴力
コミュニケーションの基礎となるのが、相手の話に耳を傾ける「傾聴力」です。
相手の話をきちんと聴くことで、相手の話の意図や求めるものが正しく理解でき、信頼関係を構築することができます。

②自分の考えを発信する伝達力
コミュニケーションは双方が対等な立場にあって、キャッチボールができることによって成立します。
そのため、相手の話を聞くばかりではなく、自分の考えを伝える伝達力も必要です。
自分の考えをわかりやすく言語化する、つまり、言葉選びが大切です。
相手の立場に立ち、一方的な主張で終わらないようにする必要があります。

③相手の気持ちに寄り添う共感力
自分の気持ちや考えと異なる場合でも、できる限り相手の伝えてくれる感情や状況を受け止めることができる能力です。
真っ向から否定せずに受け止める共感力は、コミュニケーションにおいて非常に重要となります。

意欲的であること

意欲的とは言っても、精神的に意欲的である人と、身体的に意欲的である人がいます。

精神的に意欲的とは、「志が高いか」です。
自分が何かを行うときの目標設定が高く、常に高みをめざして行動できることを精神的に意欲的な人ということがあります。

身体的に意欲的とは、「物事にどれだけ全力で挑めるか」です。
何かを行う際、目標設定の高い低いに関わらず、全力で物事に取り組むことができることを身体的に意欲的な人ということがあります。

この中に、ご自身に当てはまる強みがあれば、ぜひアピールしてみましょう!

自己PRの基本的な流れ

自己PRを伝える際の勘所が分かったところで、実際に自己PRを伝えるときの基本的な流れについて説明します。項目としては、以下の3つです。
(1)私の強みは〇〇です
(2)強みを裏付けるエピソード
(3)仕事における強みの活かし方

‌(1)私の強みは〇〇です

自己PRでは、結論部である自分の強みを最初に伝えます。
‌自己PRを伝えるときに、具体的なエピソードから入ってしまう人が少なからずいます。
しかし、これだと最後まで何が伝えたいのか把握できません。

そのため、長ったらしい印象を与えてしまう恐れがあります。
「私の強みは〇〇です。」と先に伝えておくことで、その後に続くエピソードが何を示すものなのか理解してもらいやすくなるでしょう。
自己PRと長所の違い
自己PRは、経験やスキルを確認する問いです。
自己PRで自身の強みを伝える際、企業は「自社でどのように活躍してくれるか」を知りたいため、求められている能力と擦り合わせたアピール内容を考えることが大切です。

その一方で、長所は、人物タイプを確認する問いとなっています。
長所では企業研究をしたうえで、自分の長所と社風に一致したポイントを話せるようにすると良いでしょう。

‌(2)強みを裏付けるエピソード

‌エピソードの伝え方も工夫が必要です。
ただ経験したことの羅列では、強みを裏付けることができません。
エピソードを伝えるときは以下の4点に整理することがおすすめです。
‌・強みが発揮された場面
‌・掲げていたゴールや、克服すべき課題
‌・ゴールや課題について取ったアクション
‌・それによってもたらされた結果
‌面接で自己PRを聞かれたとき、大抵の場合はより詳細な質問が返ってきます。
どんな質問をされても的確な回答ができるよう、その時の状況を振り返っておきましょう。

‌‌(3)仕事における強みの活かし方

強みとそれを裏付けるエピソードを伝えたら、それを仕事でどのように活かすのかについても言及すると良いでしょう。

企業の業務内容を踏まえて説明すると、しっかりと企業を調べていることが伝わります。
強みを生かして活躍する姿をイメージしてもらいやすくなるはずです。

自分で自己PRを書いたあとは…

自己PRを自分で書いたあとは、誰かに見てもらい、添削してもらうことがおすすめです。

第三者的な視点から自己PRを見てもらうことで「この経験をもう少し具体的に書いてほしい」「経験とそこで発揮された能力の繋がりを分かりやすく示してほしい」など、自分だけでは気付けないようなポイントを指摘してもらうことができます。

ESの自己PRで採用担当者がチェックする3つのポイント

ここまでは、基本的な自己PRの書き方について説明してきました。

さらに魅力的な自己PRに仕上げるためには、「面接官の目線を持って自己PRを行うこと」が非常に重要です。

ここではESの自己PRで採用担当者が見ているポイントを紹介します。

①日本語が適切に使えているか
②自社が求める人物像と、自己PRの内容がマッチしているか
③面接官がESを読んで、入社後活躍している姿を想像できるか

主に上記の3点を抑えておくことが重要です。
1つずつ詳しく見ていきましょう。

①日本語が適切に使えているか

日本語表現が適切に使えているかは、ESの自己PRにおいて重要です。

文章力は、社会人になってからも使う重要なスキルであり、最低限の文章力をESで見極めているといえるでしょう。

【ESの日本語表現でよくある間違い】
例1)「てにおは」がおかしい
×私が学生時代に、サークル活動へ力をいれました。
○私は学生時代に、サークル活動に力をいれました。

例2)誤字脱字
×貴社で新しい事業を想像していきたいと思います。
○貴社で新しい事業を創造していきたいと思います。

例3)「の」が連続して使われている
×学生時代に居酒屋のホールの責任者のマネージャーとして、売上の改善に~
○学生時代に居酒屋のホール責任者として、売上の改善に~

例4)「だ、である調」と「です、ます調」が混同して使われている
×私は学生時代サークルに力をいれました。一番大変だったのは、1年生の時だ。
○私は学生時代サークルに力をいれました。一番大変だったのは、1年生の時です。

②自社が求める人物像と、自己PRの内容がマッチしているか

自己PRの内容が、自社の求める人物像とマッチしているかも非常に重要です。

例えば志望企業が「コミュニケーション能力の高い人」を求めている場合、自己PRでは「コミュニケーション能力の高さを表すエピソード」を用意するとよいでしょう。

逆に「主体性のある学生」を求めているにも関わらず、そのエピソードがないと、企業側が「この子は自社にマッチしていないな」という判断を下しかねません。

企業が求める人物像は、説明会や社員との座談会、OB訪問などを通じて明らかにしておくとよいでしょう。

③面接官がESを読んで、入社後活躍している姿を想像できるか

「この学生なら、入社後も活躍してくれそうだな」と面接官に印象付けることも、ESの自己PRにおいて非常に重要です。

例えば、自己PRでサークル長として団体を引っ張ったとアピールできれば「この子は入社後もチームを引っ張ってくれる存在になりそうだな」と印象付けることができます。

経験は人それぞれなので、何をアピールしても構いませんが「自己PRでどんな印象を面接官に持ってほしいのか」は明確にしておくとよいでしょう。

ESの自己PRで採用担当者の興味を惹くコツ3選

面接官が評価する自己PRを学んだ所で、次に「ESの自己PRで興味を惹くコツ」について紹介していきます。

ESの書き方を工夫して、何千枚・何万枚のESの中で目立つ自己PRを書き上げましょう。

1つずつ紹介していきます。

①よくある強みは避ける

自己PRで「強みはコミュニケーション能力です!」「強みは協調性です」と書く就活生は非常に多いです。

「周りがやっているから自分も」と他の就活生と同じような強みを伝えてしまうと、面接官が「また同じ強みか・・・」という印象を受ける可能性があります。

採用官は1日に何百枚・何千枚のESをチェックしています。
それだけ数が多いと、1枚1枚丁寧にチェックしている暇はありません。

そんな忙しい採用担当者の目に留まるESにするためにも、よくある強みは避けることが良いでしょう。

そこでおすすめなのが「よくある強みを違う言葉に言い換える」ことです。

例えば、
コミュニケーション能力⇒年齢・国籍・出自等が異なる人とでもすぐに仲良くなる力
責任感⇒同僚が投げ出すような辛い仕事も、目標が達成されるまでやり続ける力

なとど言い換えると、他の就活生にはない独自の強みになります。

ESだけでなく面接時にも使うことができる伝え方です。

②キャッチコピーを付けて印象に残す

キャッチコピーを付けることも、面接官の印象に残す上で効果的です。序盤にキャッチ―な表現を入れることで、採用担当者に「これってどんな意味だろう?もっと読んでみたいな」と思わせることができます。

キャッチコピーの作り方

① 自分の強みを一言で示す
⇒「リーダーシップ力」

② ①をかみ砕いて表現する
⇒「1つの目標に向かって、異なる属性の人たちをまとめ上げることができる」

③ ②の比喩になる表現はないか考える
⇒「私は灯台です。どんなに辛いでも、持ち前の明るさで1つの場所にまとめることができます」

キャッチコピーをいきなり付けるのは難しいでしょう。そのような場合は、普段から身近な商品・サービスにキャッチコピーを付ける練習をしておくことで、慣れることができます。

③結果に客観的評価を入れて内容に説得力を持たせる

面接官に興味を持ってもらうためには、数値や他人からの評価などを入れるとよいです。

例えば、「この施策の結果、売上が増加しました」という文章よりも、「この施策の結果、売上が前年度比150%になりました」という内容の方が、説得力があるでしょう。

数字や他者からの評価は、取り繕うことが難しいため、説得力が上がります。

<第3者からの評価の例>
・お客様から「あなたがいるからこのお店に来ている」という言葉を頂戴しました
・同期から「○○さんがいたからサークルに楽しく来れた」といわれました。

<数字の評価例>
・前年度にくらべて売上が150%になりました
・10年間、練習後に自主練習を2時間を行いました
・1年間で成績をクラス30位から2位にまで上げました

上記の例のように、成果を強調する場合は、数字・第三者からの評価を盛り込み、内容に説得力を持たせましょう。

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【強み23選】自己PRの例文

ここからは、強みに合わせて自己PRの例文を紹介します。

さらに、それぞれのリンクから詳しい説明を確認することができます。みなさんがアピールしたい強みに近しいものをチェックしてみてください。

①主体性があること

主体性は、自主性と言葉の意味が似ていますが「何もない状況で自ら自発的に行動したかどうか」の違いがあります。
主体性:今までなかったことを自ら考えて実行する。
‌自主性:誰かが決定したことを、誰に言われなくてもする。

主体性をアピールする場合は「自ら考え実行した経験」を伝えるようにしましょう。

主体性を伝える自己PRの例文

私の強みは、組織の中で主体性を発揮できることです。

大学時代に所属していた野球部で、チームの雰囲気が悪くなり、その結果試合にも勝てない時期がありました。私は「レギュラーメンバーと控えメンバーでモチベーションに差があること」が、主な原因ではないかと考え、それを解決するために「控えメンバーのみが出場できる練習試合の実施」を監督・部長に提案しました。

最初は交渉に困難を要しましたが、控えメンバーの実力がアップすることでチーム全体の底上げになるということを強調し、最終的には採用いただくことができました。結果として控えメンバーだった内の3名が、レギュラーメンバーに選ばれるなど、メンバー全員がやる気をもって練習に取り組み、チームとしてもシーズンの勝率を30%上げることができました。
この経験を活かして、御社でもより良い組織作りに貢献していきたいと考えています。

②協調性があること

協調性は企業が最も求めている強みの1つ。
‌とあるデータでは、48.2%の企業が協調性を重視しているというものもあります。
‌「協調性」という言葉は抽象度が高く、それ故漠然としてしまいます。
‌より具体的な表現に落とし込み、いかにして仕事で生かすかに踏み込むよう心がけてください。

協調性があることを伝える自己PR例文

私の強みは、組織の中の足りない役割を実行できる協調性です。

大学時代には、ゼミのプロジェクトリーダーとして、メンバーのスキルや得意分野を把握し、役割分担を行いました。私は、資料をわかりやすくまとめたり、人前で話すことが得意だったので、パワーポイントづくりや発表を担当しました。また、メンバーとこまめに連絡を取り合い、作業進捗を管理しました。その結果、プロジェクトは期限までに問題なく完成し、教授から高い評価をいただきました。

この経験から、チームで何かを成し遂げるには互いの強みを活かし、足りない部分を補い合うことが大切だと、改めて感じました。貴社に入社できた際には、この強みを活かし、チームの目標達成に全力で貢献したいと思っています。

‌③真面目であること

真面目という性質は良くも悪くも捉えられる言葉です。
‌物事に真剣に取り組めるというイメージを持つ人もいれば、遊び心がないというイメージを想起する人もいるかもしれません。

真面目という言葉のマイナスイメージを削ぎ落とすため、自分ならではの言葉で真面目であることを表現することが大切です。

真面目であることを伝える自己PR例文

私の強みは、真面目に取り組む姿勢です。与えられた仕事は、最後まで責任を持ってやり遂げることができます。

大学時代には、硬式野球部に所属し、主将を務めました。私は、練習や試合で常に全力でプレーし、チームの目標達成に貢献しました。特に、3年生の時には、部員数が減少し、チームの士気が低下していました。そこで、私は、毎日の練習メニューを工夫し、部員一人ひとりに声をかけ、士気を高める活動に取り組みました。

その結果、チームは団結し、リーグ戦で優勝することができました。貴社に入社した際には、この真面目な姿勢を活かして、自分の仕事に誇りと責任を持ち、貴社の成長に貢献していきたいです。

‌④負けず嫌いであること

ここぞというときに負けん気を発揮し、成果を上げることは仕事の場面でも求められるはずです。
‌負けず嫌いであることに加え、成果を出すための思考プロセスも一緒に伝えると良いでしょう。

負けず嫌いであることを伝える自己PR例文

私の強みは、負けず嫌いなところです。困難な課題や、ライバルに負けたくないという気持ちから、努力を惜しまずに、最後までやり抜くことができます。

大学時代には、硬式野球部に所属し、レギュラーを目指して練習に励みました。しかし、同期には、私よりも実力のある選手が多く、なかなかレギュラーを獲得することができませんでした。そこで、私は、練習メニューを自分で考えて、自主練習に取り組みました。また、試合では、常に全力でプレーし、チームの勝利に貢献しました。

その努力のかいあって、3年生の時には、レギュラーを獲得し、リーグ戦で優勝することができました。貴社でチームを組んで働く際には、メンバーと切磋琢磨しながら、目標達成を目指していきたいと思っています。

⑤コミュニケーション能力があること

「コミュニケーション能力」を求めているという企業はたくさんあります。
‌しかし、あまりにも漠然とした言葉であるため、自己PRとしてアピールする際は注意が必要です。
‌自分の強みにするときは、コミュニケーション能力とは何か明確に定義した上で伝えるようにしてください。

コミュニケーション能力があることを伝える自己PR例文

私の強みは、コミュニケーション能力があることです。年齢・国籍などが異なる人にも自分から話しかけ、会話のキャッチボールをすることを常に心がけています。

大学時代には、留学生との交流会を企画・運営しました。留学生が抱えている悩みを解決して、日本での生活をよりよくして欲しいという思いがあった私は、留学生20名にヒアリングを行いました。そして、見つかったニーズをもとに、留学生が日本語を練習できるようなプログラムや、日本の文化を紹介するプログラムも企画しました。その結果、交流会は大成功し、留学生からは感謝の言葉をいただきました。

貴社に入社した際には、このコミュニケーション能力を活かして、社内外の人と円滑にコミュニケーションをとり、業務に貢献していきたいです。また、グローバルに活躍する企業として、世界中の人とコミュニケーションをとり、新たな価値を創造していきたいです。

⑥責任感があること

責任を持って仕事をすることは、社会人として当たり前のことです。
‌それ故、責任感だけでアピールしてもあまり良い自己PRにはなりません。
‌責任感を持って何かに打ち込んだことで培った強みの方がより良い自己PRになるでしょう。

責任感を伝える自己PR例文

私の強みは、責任感があることです。与えられた仕事は、最後まで責任を持ってやり遂げることができます。

大学時代には、硬式野球部に所属し、主将を務めました。私は、練習や試合で常に全力でプレーし、チームの目標達成に貢献しました。特に、3年生の時には、部員数が減少し、チームの士気が低下していました。そこで私は、毎日の練習メニューを工夫し、部員一人ひとりに声をかけ、士気を高める活動に取り組みました。

その結果、チームは団結し、リーグ戦で優勝することができました。貴社に入社しチームで働くことができた暁には、この強みを活かしてメンバーのサポートを惜しみなく行いながらチームの目標達成に貢献していきたいです。

‌⑦継続力があること

何か1つのものに打ち込んだ経験がある人は、就活で高く評価されることが多いです。
‌ただし、何でもかんでも継続してできるわけではありません。
‌継続力をアピールする際には、継続力が発揮される条件、そして、選考を受けている企業でも熱中できる理由についても言及することをおすすめします。

継続力があることを伝える自己PR例文

私の強みは継続力です。一度「やる」と決めたことは最後までやり抜くという信念を持っており、困難にも屈せず、目標達成のために努力を続けています。

大学時代には、英語力を強化するために1年間でTOEICのスコアを200点アップさせました。最初は思うようにスコアが伸びず諦めそうになったこともありましたが、強い信念をもって毎日コツコツと勉強を続けました。具体的には、英語で映画やドラマを見たり、オンライン英会話をしたり、留学経験のある友人と英語でやり取りするなど、あらゆることから英語力強化を図りました。

その結果、目標スコアを達成することができました。貴社に入社した際には、私の継続力を活かして、困難なプロジェクトでも周囲と協力し合いながら最後までやり抜き、貢献していきたいと思っています。

‌⑧好奇心旺盛なこと

1つのことを突き詰めるために不可欠の好奇心。
‌本当に自分が好きな仕事に就けたときに、大きな力を発揮します。
‌好奇心をアピールするときは、1つの物事を突き詰めた理由と、突き詰めるプロセスについて詳細に説明することを心がけてください。

好奇心旺盛なことを伝える自己PR例文

私の強みは、好奇心旺盛な冒険心があることです。新しいことに挑戦し、未知の世界に飛び込むことに楽しさを感じます。

大学時代、ゼミのプロジェクトで海外の大学と共同で研究を行うことに挑戦しました。私は英語力が十分ではなかったため、事前にオンライン英会話に登録し、2日に1度は必ず海外の方と話すようにしていました。また、現地の文化や習慣を学ぶため、大学のラウンジへ出向いて留学生と話す機会を積極的に設けました。

その結果、無事に海外の大学生と交流しながら研究を成功させることができ、発表まですることができました。貴社に入社した際には、新しいことに積極的に挑戦し、組織の成長に貢献していきたいです。

⑨努力家であること

努力できることはどんな仕事についても欠かすことができません。
‌しかし、努力は結果が伴って初めて評価されるものです。
‌努力できることに加えて、成果を出すための考え方についても論理的に説明できることが大切です。

努力家であることを伝える自己PR例文

私は、与えられた課題や立てた目標に向かって、粘り強く努力することができます。

大学時代には、サークルの代表を務め、新規イベントの企画・運営に取り組みました。イベントの成功には、多くの人の協力が必要であると考え、メンバーの協力を得るために、積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を構築しました。また、イベントの成功に向けて、準備期間、時には遅くまで残って作業に取り組みました。

その結果、イベントは成功裏に開催することができ、メンバーからも高い評価を得ることができました。貴社に入社した際には、自身の目標に向けて努力を怠らないことに加え、チームメンバーのサポートを惜しみなく行い、チームの目標達成に貢献できるようになりたいです。

⑩慎重であること

真面目なことと同様、慎重であるという資質は良くも悪くも捉えられ得るものです。
‌企業の求める人物像を調べ、アピールしても良い資質なのか確認するようにしましょう。
‌具体的な表現に落とし込んで、負のイメージを取り除くことも有効です。

慎重であることを伝える自己PR例文

私の強みは、慎重であることです。物事をよく考えてから行動を起こすことができるため、失敗を最小限に抑えることができます。
アルバイトでは、接客の仕事に携わってきました。私はお客様に満足のいく買い物をしていただくため、要望をしっかりと確認し、丁寧に接客するように心がけていました。ある日、お客様が商品の前で立ち止まって考え事をしているのを見つけました。私はお客様に近づいて声をかけ、相談を受けた結果、お客様の納得のいく買い物ができ、「丁寧な接客をありがとうございました」と言っていただけました。
貴社に入社した際には、この慎重さを活かしつつ、スピード感も忘れずに業務を遂行していきたいです。

‌‌⑪気配りができること

気配りができることは、人とのコミュニケーションを円滑に進めるうえで大切なことです。
‌しかし、企業で活躍できることを伝える自己PRとしては、強みとして弱くなってしまいます。

気配りができることから、仕事で生きる資質や能力をアピールできないか考えてみると、新たな切り口が見つかるかもしれません。

気配りができることを伝える自己PR例文

私は、常に周りを見て気配りをすることを意識しています。

大学時代には、ダンスサークルの副代表を務めていました。サークルの活動では、みんなが楽しめる充実した活動を運営することを心がけていました。あるとき、メンバーの1人が体調を崩し、大会前にも関わらず活動に参加できなくなってしまいました。そのメンバーは、活動に参加できないことを申し訳なく思い、一人で悩んでいました。私は、そのメンバーの心情を察し、代わりにメンバーのパートで練習に参加することを申し出ました。そのメンバーは、私の申し出にとても喜んでくれ、体調も無事回復し、再び活動に参加することができました。

貴社に入社した際には、この気配り力を活かして、お客様や社員の満足度を向上させていきたいです。また、チームで働く際には、メンバーの意見を尊重し、みんなが気持ちよく働ける環境づくりに貢献していきたいです。

‌⑫計画性があること

計画することなしにプロジェクトが成功することはほとんどありません。
‌自己PRで計画性をアピールする際には、計画を立てることで達成したかったゴールと、そこに到達するまでの計画の立て方について詳しく説明すると良いでしょう。

計画性があることを伝える自己PR例文

私には目標に向けて具体的に計画を立て実行できる強みがあります。

私は高校受験で第一志望だった公立高校に落ち、滑り止めだった私立高校に通うことになりました。両親は励ましてくれましたが、中学3年間惜しむことなく学業に費用をかけてくれた両親に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、私は高校で指定校推薦枠を獲得して着実に納得できる水準の大学に入れるよう猛勉強することを決めました。そのために私は高校3年間教卓の目の前の席を確保し続け、昼休みの間にその日の宿題を全て終わらせ、放課後にはその日の復習ノートをつけ、移動中の英単語の勉強も徹底しました。
その結果、私はクラスで3位以内の成績を継続することができ、第一志望の大学の指定校推薦枠を獲得することができました。
貴社へ入社できた際にはこの計画性と継続力を活かして、どのような難しい目標に対しても全力で臨みたいと考えております。

‌⑬リーダーシップがあること

「コミュニケーション能力」と同じく、リーダーシップという言葉は人によって解釈が変わる抽象的な言葉です。
‌自己PRでリーダーシップを伝えるときは、自分にとってリーダーシップとは何なのか、明確に定義した上でアピールしてください。

リーダーシップがあることを伝える自己PR例文

私の強みは、陰から周りを支えるリーダーシップです。

大学時代には、サークルの副部長を務めていました。私は、部長を支えながら、メンバーのフォローやイベントの運営などに尽力しました。特に、イベントの運営では、メンバーの意見を尊重しながら、スムーズに運営できるよう努めました。また、メンバーが困っている時には、積極的にサポートしました。

その結果、イベントは成功裏に開催でき、部員からの評価も高かったです。貴社に入社した際には、このリーダーシップを活かして、チームの目標達成に貢献していきたいです。

⑭粘り強いこと

粘り強さとはすなわち、困難な状況に陥っていても諦めることなく行動できること。
‌仕事においても大切な資質になるはずです。
‌粘り強さに加え、目的を達成するためにどのような努力をしたのかに注力して説明すると良いでしょう。

粘り強いことを伝える自己PR例文

私の強みは、周りを巻き込んで粘り強く取り組めることです。

私は大学のテニス部でキャプテンを務めており、県大会で入賞することを目標としていました。メンバーの中には練習をせずにアルバイトばかりやっているメンバーがおり、正直活動しづらいと感じていました。しかし、私はどうしても県大会で入賞したかったため、授業やバイトが忙しくても部活の練習を休む日は1日もありませんでした。練習開始の1時間前にはテニスコートに行き、自主練習を欠かさず行いました。また、後輩たちにも最後の試合で勝ちたいと伝え続けた結果、全員が真面目に部活に参加するようになり、県大会で優勝することができました。
この経験を活かして、御社では周囲を巻き込み成果を出す人材として活躍したいです。

‌⑮チャレンジ精神があること

チャレンジ精神を持っているだけでは、成果を出すことができません。
‌チャレンジ精神があるのに加えて、正しい手段を考えて実行に移せることにも言及した自己PRを考えるのをおすすめします。

チャレンジ精神があることを伝える自己PR例文

私の強みは「チャレンジ精神」です。新しい環境でも臆せず飛び込むことができます。
これは、親が転勤族で昔から引っ越しが多かったことが要因であると考えています。

例えば、大学時代は4種類のアルバイトに挑戦しました。イベントスタッフを半年、居酒屋店に1年、コンビニエンスストアを半年、その後は現在まで塾講師をしています。大学期間はさまざまな仕事を体験できるチャンスだと考え、あえて慣れたらアルバイトを変えるよう心がけてきました。とはいえ、中途半端は良くないので、ひと通り仕事を覚え、周囲に貢献できる成果を出した上で辞めるようにしています。どのアルバイト先でも「短期間で早く一人前になること」を目標に、困ったことがあればすぐ職場の先輩に聞く、出勤前に15分メモを見返す時間をつくるなど、工夫してきました。

社会人になっても、持ち前のチャレンジ精神を生かしてたくさんの仕事に挑戦していきたいです。

‌⑯忍耐力があること

忍耐力は成果に結びついて初めて意義を成す資質です。
‌自分が伝えるエピソードを吟味して、我慢強く行動を貫いたことで得られた成果であることを確認したうえでアピールしてください。

忍耐力があることを伝える自己PR例文

私の強みは、誰よりも粘り強く、目標を達成するための強い気持ちを持っている点です。

大学時代インターンシップをおこなっており、営業を担当しておりました。営業にとって必要な忍耐力とは、単に我慢するということではなく、耐え抜いた結果として、思った以上の成果を上げることだと考えています。インターンとは言えど、会社の顔として営業をする身として、目標達成をめざして、誰よりも多くお客様と対応し、営業成績トップを勝ち取ったこともあります。目標の数字に対する粘り強さばかりではなく、お客様からのご提言の案件が持ち上がった際も、ご説明のために何度も何度も足を運びました。結果的にお客様のお許しを頂き、真のニーズを引き出せたことで、その後、大型受注へと結び付けることができました。

御社においても、この粘り強さを活かして、必ずや良い成果を上げ、大きく貢献したいと考えています。

‌⑰諦めないこと

‌仕事では、困難な状況でも諦めずに取り組み続けることが求められる場面が多くあるでしょう。
困難を乗り越えるために必要な強みですが、頑張る方向性が間違っていると結果が出ません。
エピソード選定の際に、取った行動が妥当なものであったか意識するようにしましょう。

諦めないことを伝える自己PR例文

私の強みは、疑問点を最後まで突き止めようと諦めない心です。

大学では、この強みを活かしてゼミで勉強をしたことで、期末試験成績の向上に繋がりました。私が所属するゼミでは知的財産の事例研究を行っていました。疑問点があれば必ず教授に質問をし、時には教授でも不明確な点があったため、教授に他大学の教授ともコンタクトをとって頂きました。このようにして疑問点を追求することで議論を深めることができました。結果、教授の研究に貢献し、私自身も知的財産法の期末試験で、学年で数人しか取ることのできないと言われている、90点台を取ることができました。

貴社に入社した際には、諦めず最後まで追求する性格を活かして、リサーチや分析の仕事で貢献をしたいと考えています。

⑱素直なこと

新卒採用は、何も仕事ができないことが是とされるのが特徴です。一方で、早く仕事を覚えて一人前になることが求められます。
‌素直であることは早く成長するために必要なもの。
‌その前提を踏まえて、素直さがアピールできるエピソードを選んでください。

素直なことを伝える自己PR例文

私は自分のミスを一切誤魔化すことなく、どんな失敗でも素直に受け入れられる人間です。

例えば、以前飲食店でアルバイトをしていた際に、私は何度か注文ミスでお客様に対して迷惑をかけてしまったことがあります。私は、決して忙しいことを言い訳にせず、どのようにすればミスが減るのかを常に考えるようになりました。そして、最終的にたどり着いたのが各メニューに呼称をあらかじめ付けて置くことでした。これにより、どんなに忙しい時間帯のアルバイトでも、的確にお客様ごとの注文を受けることができるようになりました。
貴社でお仕事をさせていただく際にも、起こってしまったミスに対して言い訳を考えるのではなく、素直に受け止めながら具体的な対策方法をきちんと考えて行動に移していきたいと思います。

⑲ポジティブなこと

「ポジティブ」は一種の性格と捉えられるため、具体的な資質として捉えづらい強みです。
‌しかし、ポジティブであるという性格には、仕事でも発揮される強みがあります。
‌具体的な資質として表現を変えることで、企業に刺さる自己PRになるでしょう。

ポジティブなことを伝える自己PR例文

私の強みは、ポジティブなことです。落ち込む出来事があったとしても、1〜2日で立ち直って前向きに物事を考えることができます。

大学4年間を通して働いていた飲食店のアルバイトで、お客様からクレームをいただいたことがありました。私は初めてのクレーム対応に動揺し、当日は落ち込みをうまく隠しきれずにいたと思います。しかし、翌日には店長としっかりと話し合い、クレームをいただいた原因を分析し、改善案を洗い出して次の行動目標を考えました。そのうえで、お客様に誠意を尽くして謝罪の電話をしました。新たな目標設定をすることができたことによって、前向きにモチベーション高く働くことができるようになり、お客様から謝罪も受け入れてもらうことができました。

‌貴社に入社した際には、この前向きさで組織の仲間とともに、目標達成を目指していきたいです。

⑳傾聴力があること

傾聴力は、コミュニケーション能力の1つで、聞き上手な人が持っているスキルです。
「友人からよく相談を受ける」なんて人もいると思います。
相手の話を聞き出すことでニーズを汲み取り、相談者が求めているものを的確に満たしてくれる、そういった才能があるからこそ、人から相談を受けるのです。

傾聴力があることを伝える自己PR例文

私の強みは、相手の本音を聞き出す傾聴力です。
相手の話に共感しながら、気持ちに寄り添うことを心がけています。

大学時代に所属していたボランティア団体で、児童養護施設の子どもたちと関わった期間がありました。初めて訪れた際に、子供たちの顔がとても暗くのびのびと生活できていないことを感じました。そこで子供たちは自分の話を聞いてくれる存在に飢えていると感じ、「一人一人の目を見て話しかけ、話してくれたことには共感する」ことを心がけて行動していました。その結果、最初の頃よりも子供たちの顔が明るくなり、施設のサポートに尽力できたことを実感しました。今もボランティア期間は終わりましたが、定期的に施設を訪問するようにしています。

‌貴社に入社した際には、この傾聴力を生かしてお客様と信頼関係を構築し、お客様から汲み取った的確なニーズをもとに最適な提案をしていきたいです。

㉑行動力があること

自分で考えて主体的に行動できることは、仕事をするうえで求められる能力です。
‌ただし、成果を出すためには行動の方向性が正しいことが重要なので、自己PRの際には、その点についても言及してください。

行動力があることを伝える自己PR例文

私の強みは、怖くても一歩踏み出す行動力です。物事を前に進めるために、時には勇気を出して行動することが重要だと考えています。

大学時代に、学外の研究発表会で初めて英語で発表することに挑戦しました。私は英語が得意なほうではなかったため、最初は上手くできるのか、不安しかありませんでした。しかし、英語が得意な友人にzoomを繋いでもらって毎晩30の練習を行い、アドバイスしてもらいました。その結果、学外発表でのプレゼンは成功し、外国の審査員の方からも高い評価をいただきました。

‌貴社に入社した際にはこの強みを活かし、自身のスキル向上とともに、組織の目標達成に貢献していきます。

‌㉒向上心があること

新卒は、何も仕事ができない状態で企業に入社することになります。
‌多くを吸収し、早く仕事ができるようにならなければならないので、向上心はなくてはならないものです。
‌従って、向上心だけでなくいかにして早く成長できるのか、そのプロセスも合わせて説明すると良いでしょう。

向上心があることを伝える自己PR例文

私の強みは、目標を達成するために自分の課題を炙り出し、徹底的に行動できることです。

‌学生時代に所属していたバレーボール部のマネージャーの経験でこの強みを培いましたチームで一生懸命練習をしているにも関わらず、試合では全く勝てないという課題がありました。部員たちは、「とにかく必死に練習するのみ」というスタンスで練習に取り組んでいました。しかし、私は自分のチームの弱みの分析と対戦するチームの強みや弱みの分析が足りていない事が原因だと考え、他チームの試合映像を自ら録画しに行き、各選手の特徴やチームの分析をしました。その結果、敵チームの特徴や強み弱みの共通点を見つけることに成功しました。この分析データをベースにして試合での戦略を監督たちと推敲し、チーム全体でデータを基にした練習を重ねた結果、リーグ優勝を果たすことができました。
御社に入社したら、私の目標を達成するために愚直に行動できるという強みを活かして貢献したいと考えています。

㉓冷静なこと

冷静であることをアピールする際に注意しなければならないのは、何が強みとなるのかをきちんと説明することです。
‌冷静であることそれ自体が強みになるわけではありません。
‌冷静さを強みとしてアピールするのは、企業に魅力を感じてもらえない恐れがあるので注意しましょう。

冷静なことを伝える自己PR例文

私の強みは、どんな時でも冷静に問題解決できる力です。
大学時代には、ゼミの研究発表で、想定外のトラブルが発生しました。発表当日、発表資料の一部が紛失してしまったのです。私は、パニックに陥ることなく、すぐに他の資料を探し始めました。また、発表内容を簡潔にまとめることで、時間内に発表を終えることができました。この経験から、どんな困難な状況でも冷静に判断し、行動できる大切さを学びました。

‌貴社に入社した際には、この力を活かして、困難な課題を解決し、会社の成長に貢献していきたいです。

【文字数別】自己PRを書くポイントと例文

自己PRを書く時に、文字数に困って書き進めることができていない人はいませんか?

提示の文字数が少ない場合、情報を取捨選択して、アピールすることが大切です。

ここからは、文字数ごとに自己PRを書くときのポイントと例文をご紹介いたします。

【400字~300字】で書く時のポイント

400字から300字の自己PRでは、自分の長所や強みが発揮された具体的なエピソードを分かりやすく書くことが重要です。

▼400字〜300字の自己PRの書き方
STEP1:長所(強み)を一言で書く
STEP2:長所を表すエピソードを端的に書く
STEP3:課題・目標を書く
STEP4:課題に対する努力や工夫を書く
STEP5:結果を書く
STEP6:長所を活かして会社にどう貢献するかを書く

文字数に余裕があるため、その行動を取った理由を書くこともできます。
例(この問題の解決のためには、〇〇する必要があると感じた)

また、文字数が足りない場合には、アピールする長所をより具体的に説明しましょう。

400字の自己PR例文

私の強みは、困難な状況でも決して諦めない忍耐力です。中学生の学習支援ボランティアにて、自分の担当する学生は人見知りで、話しかけても心を開いてくれませんでした。そのため、コミュニケーションが上手く取れず、私の担当する生徒だけ成績が一向に上がらないという状況に直面しました。このままでは生徒の為にも自分の為にもならないと考え、諦めずに生徒とのコミュニケーションを取る努力をしました。生徒と仲の良い友達を連れてきて、3人で話をする機会を設けたのです。好きなものや趣味、学校生活などいろいろなテーマでざっくばらんに話をし、信頼関係を構築していきました。すると、どこがわからないのかを、少しずつ開示してくれるようになり、適切なコミニケーションが取れた結果、成績が各教科10位以上アップしました。入社後は、困難な状況に陥ってもすぐに諦めることはせず、良い方向へと導くための手段を冷静に考え、突き進んでまいります。

【200字】で書く時のポイント

200字の自己PRでは、「課題・目標を書く」のステップを省きながら、自分の長所や強みが伝わるエピソードを簡潔に書きましょう。

▼200字の自己PRの書き方
STEP1:長所(強み)を一言で書く
STEP2:長所を表すエピソードを端的に書く
STEP3:課題に対する努力や工夫を書く
STEP4:結果を書く
STEP5:長所を活かして会社にどう貢献するかを書く

各要素に対して具体的に記述していきます。
エピソードによっては、『STEP5:長所を活かして会社にどう貢献するか』を書くことができない場合があります。
必ず書くべきというわけではないため、余裕があれば盛り込むのが望ましいでしょう。

200字の自己PR例文

私の強みは、困難な状況でも諦めない忍耐力です。中学生の学習支援ボランティアにて、人見知りの学生を担当し、成績が一向に上がらないという状況に直面しました。信頼関係の構築のため、諦めずに生徒とのコミュニケーションを取る努力をしました。その結果、生徒からわからない部分を質問してくれるようになり、成績が各教科10位以上アップしました。入社後は、困難な状況に陥ってもすぐに諦めることなく突き進んでまいります。

【100字】で書く時のポイント

100字の自己PRでは、面接で記載した内容を深掘りされることを想定した上で、自分の長所や強みが伝わるエピソードの概要を紹介します。

▼100字の自己PRの書き方
STEP1:長所(強み)を一言で書く
STEP2:長所を表すエピソードを端的に書く
STEP3:課題に対する努力や工夫を書く
STEP4:結果を書く

100文字で情報を全ての情報を伝えることは困難です。
必要な4つの情報だけを簡潔に分かりやすく伝えることを意識しましょう。

100字の自己PR例文

強みは困難な状況でも諦めない忍耐力です。中学生の学習支援ボランティアにて人見知りの学生を担当しました。質問しやすい雰囲気づくりのため諦めずにコミュニケーションを取った結果、成績が各教科10位以上アップしました。

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さいごに

自己PRの書き方について、選考で重視されるポイントや興味を惹くための工夫などを交えて紹介してきました。
正確に自分の強みをアピールするためにも、自己PRの正しい書き方を把握して、書類選考を突破しましょう。

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