【国家公務員】就職する行政機関の選び方-志望動機はどう伝える?

2019/02/08
官公庁
志望動機の書き方
志望動機の例文
各業界の志望動機
公務員
目次
1.
国家公務員の志望動機を書く上で
2.
国家公務員の志望動機の参考になる情報収集源
3.
自分に合った行政機関を選ぶポイント
4.
集めた情報を国家公務員の志望動機に反映させよう
5.
国家公務員への志望動機を深めたら
6.
もっと深く国家公務員について知るために

国家公務員の志望動機を書く上で

国家公務員が働くことになる国の行政機関には、数多くの種類があります。具体的には、内閣府と11省庁の他に、国家公安委員会(警察庁)、各省庁の下に設置されている外局、さらには地方に設置されている出先機関まで様々です。
それらの行政機関では、職務内容が部分的に重なるところもあり、どこを選んだら良いのか悩んでしまう就活生が少なくありません。

この記事では、国家公務員の就職先の行政機関を選ぶ際に重視すべきポイントや、志望動機の考え方をご紹介。国家公務員の志望動機は、国家総合職試験でも、国家一般職試験でも必ず問われます。この記事を読んで、自信を持てる志望動機を完成させましょう。

国家公務員の志望動機の参考になる情報収集源

国家公務員の志望動機を作成するにあたって、各府省のホームページを手当たり次第に検索するのはナンセンス。ここでは、効率よく有益な情報を集めるために、参考になる情報源をご紹介します。

国家公務員試験採用情報NAVI

国家公務員の志望動機を作成するにあたって、まず欠かせないのが国家公務員採用情報NAVI。人事院が運営するこのサイトには、国家公務員の紹介から詳細な試験日程、採用情報が詳細に記載されています。国家公務員に興味を持ったら、まずブックマークに追加しておくべきサイトです。
その中でも、まず最初にチェックすべきなのは国家公務員の紹介のページ。このページでは、国家公務員総合職や国家公務員一般職の試験ガイド、国家公務員技術系職員の職種ガイドなどを参照することができます。

‌各職種の概要を把握した後は、各府省人事担当者からのメッセージを参照してみると良いでしょう。具体例として、内閣府と厚生労働省の人事担当者からのメッセージの一部を抜粋して比較してみます。

内閣府

 内閣府は各省庁の立場からではなく、全体を俯瞰して日本のあるべき姿を描くことがその使命となっています。別の言い方をすれば、各省庁が個別に対応していたのでは解決できない問題について、その解決を図るのが内閣府の仕事です。
 そのため、内閣府は個別の業界団体と調整をするということではなく、それら業界団体を所管している各省庁と調整をするのが内閣府の役割です。
出典:国家公務員試験採用情報NAVI 各府省人事担当者からのメッセージ「内閣府」(2018年4月16日参照)

厚生労働省

  厚生労働省が扱う行政分野は、国民の日常生活に密着した、国民の関心がとても高い分野です。皆さんがテレビや新聞で「厚生労働省」という言葉や医療や健康、年金、雇用といった言葉を見ない日はないでしょう。
  また、社会保障関係の支出は年々増え、現在では国の一般歳出の半分以上を占めています。このため、持続可能な社会保障制度を確立することが、政府の最重要課題の一つとなっています。厚生労働行政の動向が、わが国の経済・財政のみならず、社会の在りようにも大きな影響を与えていると言っても過言ではありません。
出典:国家公務員試験採用情報NAVI 各府省人事担当者からのメッセージ「厚生労働省」(2018年4月16日参照)

このように、各府省人事担当者からのメッセージを読むだけでも、各府省の直面している課題や業務内容、働き方の違いなどを感じることができます。

人事院が開催する説明会やセミナー

大まかにどのような府省があるのか把握することができたら、次は人事院が開催する説明会やセミナーに参加してみましょう。最初の段階では、公務研究セミナーに参加することがおすすめです。その理由は、複数の府省の説明が一斉に受けられるチャンスだから
これを受けて、興味のある府省が絞れてきたら霞ヶ関特別公演などといった府省別の政策の最新状況を紹介する説明会や、各府省が行っているインターンなどに参加すると良いでしょう。

新聞やニュース

新聞やニュースなどで報道され、注目されている政策から、その府省の仕事内容を遡って調べてみる方法も有効です。また、政策から遡る方法だけでなく、自分の興味関心のある社会問題に携わっている府省について調べる方法も非常に有効でしょう。各府省の政策や社会問題に対するアプローチの違いを知ることで、業務内容やカラーの違いも実感することができます。

自分に合った行政機関を選ぶポイント

ここまで、国家公務員の志望動機を作成するにあたって参考にすべき情報の集め方についてご紹介してきました。それでは、集めた情報を志望動機に繋げていくために、参考にすべきポイントを深掘りしていきます。

各府省の業務内容と目的を知る

情報収集を経て自分のやりたい仕事が定まってきたら、次は各府省の業務内容と目的について調べてみましょう。
各府省の業務内容を調べる際には、「自分のやりたいこと」と「その府省でできること」がマッチしているかどうかを確認しなければなりません。そのためには、その府省がどのような目的のもと設置された行政機関なのかということを把握する必要があります。

具体例をご紹介しましょう。例えば、国に対し予算が適切に運用されているかをチェックする「財政の番人」という役割を担っているのは会計検査院です。一方で、経済市場に対し独占禁止法に基づいて公正で自由な競争が行われているかをチェックする「市場の番人」という役割を担っているのは公正取引委員会。

‌共に監視機能を果たす両者にこのような違いがあるのは、会計検査院は「国民の信頼に応え、健全な財政運用を行う」ことを目的としており、公正取引委員会は「日本の経済の活性化を図り、消費者利益の確保」を目的としているからです。

このように、各府省の業務内容を知るにあたっては目的も併せて知ることで、自分のやりたいことの方向性とのすり合わせを図ることができます。

様々な働き方の違いを知る

同じ府省でも、採用区分が国家総合職か国家一般職かで、仕事内容が異なる場合があります。採用区分によって異動のサイクルや出向先に違いがあるだけでなく、国家一般職は現場、国家総合職は本社に特化しているなど、役割自体が異なっているケースも。
同じ府省であっても、自分のやりたいことができる役職はどちらなのか、よく比較検討すると良いでしょう。

また、採用区分での比較だけでなく、府省だけでなく外局で働くこともぜひ検討することをオススメします。なぜなら、国会など政権の影響を受けにくい外局は、比較的ワークライフバランスが取りやすいケースがあるからです。興味のある政策や業務を行なっている府省の下にある、外局にも目を向けてみると選択肢が広がります。

外局の代表例

‌公正取引委員会、国税庁、気象庁、原子力規制委員会など

集めた情報を国家公務員の志望動機に反映させよう

それでは、いよいよ集めた情報を実際の志望動機に反映させてみましょう。

‌国家公務員の志望動機を作成するにあたっては、なぜ他の府省や民間企業ではなくその府省なのか、ということを整合性を持って伝えられるようにすることが重要です。その中で、自分がこれまでやってきたことや興味関心に引きつけて、論理を組み立てられればベストでしょう。
ここでは、具体例として内閣府の志望動機の具体例をご紹介します。採用区分や自分の専門性などに合わせて、是非自分の言葉で独自の志望動機を作り上げてください。

内閣府(大卒総合職経済区分)の志望動機例

私は学生時代にNPOでのボランティア活動を通じて、子供の貧困対策の喫緊さを実感したことで、多くの人や社会に貢献し日本を長きにわたって支えることができる仕事がしたいと思い、国家公務員の仕事に興味を抱くようになりました。その中でも内閣府を志望する理由は、行政の中枢の立場で国政上の重要課題を担うだけでなく、年々政策課題が追加され、幅広い業務に携わることができる点に魅力を感じるからです。大学では経済学を学び、自主的に受験した経済学検定試験にも合格を果たしました。また、サークルの代表を務めた経験から、調整能力には自信があります。入府後は学生時代に培った真摯な姿勢と調整能力を活かし、担当となった分野の専門家になりたいです。

国家公務員への志望動機を深めたら

いかがでしたでしょうか。この記事を通して、志望する行政機関選びを深めることができていたら幸いです。

‌次回は、国家公務員として働く社会人の方をOB・OG訪問する際に効果的な質問についてご紹介していきます。志望動機を練り上げたら、次はいよいよ実際に働く社会人の方に志望動機を見ていただく段階です。引き続き、国家公務員の就職対策を万全に進めていきましょう。

もっと深く国家公務員について知るために

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経済産業省、労働基準監督署、国土交通省、財務省など

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‌「国家公務員志望の方はもちろん、これからの日本の将来を担う全ての人に一度お話を聞いてみて欲しいと思える方でした。知識量はもちろんですが、様々なご経験をされてきたからこそ持ってらっしゃる考え方に感銘を受けました。」

‌中央省庁に勤める国家公務員の方から、実際の仕事内容やその醍醐味を聞くことは、就職活動を進める上で大きな糧となるはずです。ぜひ話を聞きに行き、みなさんの就活の成功に活かしてください。
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