比較|メガバンクとは?三菱・三井住友・みずほの特徴、年収、売上高
2025/09/25
目次
1.
11.
三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行など、一般的にいうメガバンクは、昔から就活生から根強い人気を誇っています。
しかし志望している人の中で、メガバンクのそれぞれの特徴を理解している人がどれだけいるでしょうか?
例えば、みずほ銀行の面接で、「なぜ、三菱UFJや三井住友ではなくて、ウチなの?」と聞かれた際に、論理的に質問に答えることができる人は少ないでしょう。もしこれに答えることができなければ、メガバンクそれぞれの志望動機を考えられているとはいえずません。従って内定を獲得することは厳しくなるでしょう。
◎この記事でわかること
・メガバンクそれぞれの特徴
・それに基づいた志望動機の考え方や例文
・メガバンクをはじめとする銀行の現状や動向
メガバンクについて理解を深め、ぜひみなさんのESや面接に役立ててください。
メガバンクとは
メガバンクとは、東京や大阪などの主要都市に本店がある、資本規模の大きい都市銀行のことです。
以下で、
・メガバンクと地方銀行の違い
・3大メガバンク
・5大メガバンク
についてそれぞれ解説していきます。
メガバンクと地方銀行の違いは?
銀行の3大業務である預金・貸出・為替を仕事としている面では地方銀行と同じですが、メガバンクと地方銀行には大きく2つの違いがあります。
1つ目は、カバーしているエリアの広さです。地方銀行が特定のエリアに集中して店舗を持っているのに対し、メガバンクは全国幅広いエリアをカバーしており、海外にも支店を持っています。
2つ目は、取引する企業の規模です。地方銀行が主に中小企業と取引しているのに対し、メガバンクは中小企業から大企業まで、幅広く取引しています。
できることの幅が広く、規模の大きな仕事に参画できる可能性が大きいのがメガバンクの魅力と言えるでしょう。
3大メガバンクとは?
日本では以下の3行がメガバンクと呼ばれています。
▼3大メガバンク
・三菱UFJフィナンシャル・グループ
・ 三井住友フィナンシャル・グループ
・みずほフィナンシャル・グループ
このうち、三菱UFJが国内最大の資産規模を有しており、三井住友は収益率が高く、みずほはメガバンクで唯一全国展開しています。
5大メガバンクとは?
5大メガバンクとは、「りそな銀行」と「埼玉りそな銀行」を、上述した3大メガバンク(三菱UFJ・三井住友・みずほ)に追加したものの総称です。
▼5大メガバンク
▼5大メガバンク
・三菱UFJフィナンシャル・グループ
・ 三井住友フィナンシャル・グループ
・みずほフィナンシャル・グループ
・株式会社りそな銀行
・株式会社埼玉りそな銀行
・株式会社りそな銀行
・株式会社埼玉りそな銀行
りそなグループは、都市銀行の中でも中堅規模でありながら、個人向けや中小企業向けのリテール業務に特化している点が特徴です。そのため、「巨大なグローバル金融機関」というよりも、「地域に根ざした都市銀行」としての色合いが強い銀行です。
また、地域を跨ぎ、大きな規模で展開している銀行は都市銀行だけではありません。たとえば、地方銀行のなかにも、「横浜銀行」や「千葉銀行」など、預金残高や貸出規模が大きい「準メガバンク」と呼ばれるものがあります。
そのため、「メガバンクに行きたい」と考える際には、りそなグループや地方銀行なども含めて比較検討してみることがオススメです。
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【比較】3大メガバンクの売上高・収益・年収
ここからは、メガバンク3社を以下のテーマに沿ってそれぞれご紹介します。
①連結経常収益の推移
②連結経常利益の推移
③年収
単なる企業情報を知り得るだけでなく、具体的な数字を知っておくことで企業は成長しているのか、規模感などを知ることができます。
3社を比較して、それぞれの特徴を探してみてください!
メガバンク比較①連結経常収益の推移
連結経常収益は「会社全体でその年度にどのくらいの収益を得たのか」という数値を表しています。


グラフを見て分かる通り、メガバンクの中で三菱UFJが最も売上高が高く、2025年3月期では約13.6兆円でした。
三菱UFJに限らず三井住友とみずほも売上高が上がっており、メガバンク全体で増収増益していることがわかります。
メガバンク比較②連結経常利益の推移
連結経常利益とは売上高から営業や財務などでかかったコストなどを引いた金額です。
この数値を見ることで、「事業全体でどれほどの利益を出しているのか」ということが分かり、経営成績が把握できます。

こちらのグラフを見て分かる通り、2025年3月期の連結経常利益は三菱UFJが最も多く約2.67兆円でした。
続いて三井住友が約1.72兆円、みずほが約1.17兆円となっています。
メガバンク比較③年収
メガバンクの平均年収は銀行業界の中でも高く、安定しています。
以下で各社の年収を見ていきましょう。
※本記事では、政府の情報をもとに「若手からの高年収度」を独自にスコアリングしています。このスコアが『1pt』よりも高ければ高いほど、若くして多くの年収を稼ぎやすいと予想できます。
以下で各社の年収を見ていきましょう。
※本記事では、政府の情報をもとに「若手からの高年収度」を独自にスコアリングしています。このスコアが『1pt』よりも高ければ高いほど、若くして多くの年収を稼ぎやすいと予想できます。
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの年収
平均年収:1093.3万円
平均年齢:40.1歳
平均勤続年数:13.10年
若手からの高年収度:1.39pt(+0.39pt)
株式会社三井住友フィナンシャルグループの年収
平均年収:1134.2万円
平均年齢:39.5歳
平均勤続年数:14年 9月
若手からの高年収度:1.47pt(+0.47pt)
株式会社みずほフィナンシャルグループの年収
平均年収:1117.4万円
平均年齢:41.8歳
平均勤続年数:16.3年
若手からの高年収度:1.36pt(+0.36pt)
三菱UFJ銀行の特徴・カルチャー・選考フロー
三菱UFJ銀行の特徴
三菱UFJ銀行の特徴は「事業規模の大きさ」「海外進出」「都市圏の基盤の強さ」の3つがあります。
三菱UFJの最大の強みは業界1位の売上高です。
先述の通り、三菱UFJの売上高は2024年度で約13兆6,300億円と、みずほ銀行、三井住友銀行を大きく上回っています。また、口座開設数や、預金貸出残高でも他の2行に大きく差をつけています。
先述の通り、三菱UFJの売上高は2024年度で約13兆6,300億円と、みずほ銀行、三井住友銀行を大きく上回っています。また、口座開設数や、預金貸出残高でも他の2行に大きく差をつけています。
2点目は、海外拠点に強みを持っていることです。
アジア、北米、アフリカ、ヨーロッパなど全世界で40カ国以上に進出しています。特にアジアNo. 1銀行を目指しており、タイの大手であるアユタヤ銀行を2013年に買収しています。
アジア、北米、アフリカ、ヨーロッパなど全世界で40カ国以上に進出しています。特にアジアNo. 1銀行を目指しており、タイの大手であるアユタヤ銀行を2013年に買収しています。
3点目は、東京や大阪、名古屋など、都市圏に強い基盤があることです。
もともと三菱UFJ銀行は、首都圏を中心に発展してきた三菱銀行、関西圏を中心に発展してきた三和銀行、中部圏を中心に発展してきた東海銀行、日本企業の海外進出をリードしてきた東京銀行の4行が合併して作られたためです。
三菱UFJ銀行の社風
三菱UFJ銀行の社内カルチャーの特徴は「<三菱>ブランドへの信頼感」「エリート意識」「安定感」の3つがあるといえます。
三菱UFJ銀行は
・東京三菱銀行(東京銀行+三菱銀行)
・UFJ銀行(三和銀行+東海銀行)
が合併してできた銀行です。
三菱は財閥系のグループであるため、ブランドイメージを活かした営業のしやすさがあり、富裕層への融資など貴重な経験ができるようです。三菱UFJ銀行の安定感を魅力に感じて入社する人も少なくありません。
一方で、出身銀行や学閥などが選考や昇進に大きく影響を与えているという声も目立ちました。
三菱UFJ銀行の選考フロー
ここでは、インターンシップと本選考のフローをそれぞれご紹介します。
三菱UFJ銀行・インターンシップの選考フロー
三菱UFJ銀行のインターンシップは、「法人営業」「カスタマーサクセス」「トレードビジネス」など、職種ごとで設けられています。いずれの職種でも、選考フローに大きな違いはありません。
▼インターンシップの選考フロー
STEP1:書類選考 + WEBテスト
STEP2:面接
STEP3:合否結果
インターンシップの受け入れ人数は、合計数百名と多めに設定されています。また、インターンシップ参加者には本選考の優遇措置があるといわれています。
三菱UFJ銀行・本選考フロー
ここでは三菱UFJ銀行の本選考フローの例をご紹介します。詳細の選考フローはインターンシップ参加有無などによって変わります。
▼本選考フロー
STEP1:エントリー
STEP2:ES提出
STEP3:WEBテスト
STEP4:面接(複数回)
STEP5:最終面接
STEP6:内定
総合職にあたる「オープンコース」の他に、「グローバル」「カスタマーサクセス」など職種ごとでの応募も可能です。ただし、職種別での併願は不可となっているため、注意が必要です。
三井住友銀行の特徴・カルチャー・選考フロー
三井住友銀行の特徴
三井住友銀行の特徴は「関西に拠点があること」と「融資スピードの早さ」です。もともと神戸銀行などが合併して作られたのが三井住友銀行です。
サマーインターンシップなども関西で開催されるなど、地理的な要素が他の銀行と比較して差別化ポイントになるでしょう。
また融資のスピードに関してはペーパーレスなども含めて少しでも早くお客様に融資を届けるという姿勢があるようです。
サマーインターンシップなども関西で開催されるなど、地理的な要素が他の銀行と比較して差別化ポイントになるでしょう。
また融資のスピードに関してはペーパーレスなども含めて少しでも早くお客様に融資を届けるという姿勢があるようです。
三井住友銀行の社風
三井住友銀行のカルチャーの特徴は「THE・体育会系」「一人当たりの裁量の大きさ」の2点があげられます。
三井住友銀行は
・さくら銀行(三井銀行+太陽神戸銀行<太陽銀行+神戸銀行>)
・住友銀行
の2社が合併して生まれた銀行です。
3大メガバンクの中で最も歴史が古く、体育会系な文化が定着しています。
平均年収が他のメガバンクよりも高い一方で、一人当たりのノルマや裁量が大きいことも特徴の一つです。
勤務時の服装が自由だったり、上司に意見がしやすい風土であることから、仕事で成果を出せば若手であっても自由度が高いといえます。
三井住友銀行の選考フロー
ここでは、インターンシップと本選考のフローをそれぞれご紹介します。
三井住友銀行・インターンシップの選考フロー
三井住友銀行のインターンシップは、総合職のためのオープンコースが2種類、職種別のコースが8種類設けられています。
インターンシップの参加日数が長いものほど選考プロセスが多く、短いものほど選考プロセスが少なく設定されています。以下は、最難関といわれているオープンコースの5daysプログラムに参加するための選考フローです。
▼インターンシップの選考フロー(5days Program 大企業営業編)
STEP1:ES提出 + WEBテスト受検
STEP2:グループディスカッション(WEB)
STEP3:個別面接(WEB)
STEP4:合否結果
インターンシップはサマーのみなので、エントリー時期に注意しましょう。インターンシップ参加者全員が早期選考に招待されるといわれています。
三井住友銀行・本選考フロー
ここでは三井住友銀行の本選考フローの例をご紹介します。詳細の選考フローは、応募するコースやインターンシップ参加有無などによって変わります。
▼本選考フロー
STEP1:エントリー
STEP2:ES提出
STEP3:WEBテスト
STEP4:リクルーター面談
STEP5:面接(複数回)
STEP6:最終面接
STEP7:内定
三井住友銀行は、総合職のオープンコースのなかで「グループリテールコース」「IT・デジタルコース」など10種類のフィールドに分かれています。十分なリサーチを行った上で、応募するコースを決めましょう。
【参考】三井住友銀行『募集要項』
みずほ銀行の特徴・カルチャー・選考フロー
最後に紹介するメガバンクは、唯一の非財閥系であるみずほ銀行です。みずほ銀行の特徴
みずほ銀行の特徴は「”One Mizuho”戦略」「47都道府県に店舗を構えていること」の2つです。
1つは”One Mizuho”戦略を掲げていることがあげられます。
One Mizuho戦略とは、みずほグループが抱えている銀行以外の金融機関(例えば、みずほ証券、みずほ信託銀行など)と連携を強めて、グループ力で勝負する戦略のことです。
One Mizuho戦略とは、みずほグループが抱えている銀行以外の金融機関(例えば、みずほ証券、みずほ信託銀行など)と連携を強めて、グループ力で勝負する戦略のことです。
みずほフィナンシャルグループ間の出向もあるため、自身のキャリアプランに応じた異動を実現できます。
2つ目の特徴は、メガバンクで唯一、国内の全ての都道府県に店舗を構えているということです。日本全土、各地隅々まで影響力を及ぼせるのは、みずほ銀行ならではと言えるでしょう。
みずほ銀行の社内カルチャー
みずほ銀行のカルチャーの特徴は「穏やかな社員」「支店ごとに異なる雰囲気を持つ」の2点があげられます。
みずほ銀行は
・第一勧業銀行
・富士銀行
・日本興業銀行
の3社が合併して生まれた銀行です。
異なるバックグラウンドの銀行が合併したため、当初はそれぞれの派閥争いが激しかったようです。しかし、2回のシステム障害を通じ、全社的な協働の意識が芽生えつつあるとのことでした。
社員は他の2つのメガバンクに比較して穏やか・おとなしい人が多いという口コミも多く、それを決め手に就職を決断した社員も少なくありません。支店ごとに雰囲気が大きく異なるとの声もあり「みずほの文化はこれだ!」と言い切れないのもある種の特徴といえます。
社員は他の2つのメガバンクに比較して穏やか・おとなしい人が多いという口コミも多く、それを決め手に就職を決断した社員も少なくありません。支店ごとに雰囲気が大きく異なるとの声もあり「みずほの文化はこれだ!」と言い切れないのもある種の特徴といえます。
みずほ銀行の選考フロー
ここでは、インターンシップと本選考のフローをそれぞれご紹介します。
みずほ銀行・インターンシップの選考フロー
みずほ銀行のインターンシップは、夏・冬どちらも開催されており、複数ある種類のなかから参加するものを選べます。1dayも多く、エントリーするだけで参加できるインターンシップもあります。
▼インターンシップの選考フロー(法人営業ワークショップ)
STEP1:ES提出 + WEBテスト受検
STEP2:WEB面接
STEP3:合否結果
みずほ銀行のインターンシップは、他のメガバンクよりも参加しやすいことが特徴です。また、優秀者には選考優遇も用意されているといわれています。
みずほ銀行・本選考フロー
ここではみずほ銀行の本選考フローの例をご紹介します。詳細の選考フローは、応募するコースやインターンシップ参加有無などによって変わります。
▼本選考フロー
STEP1:応募コース選択
STEP2:応募会社選択(コース内での併願可)
STEP3:エントリーシート(応募会社ごとに提出が必要)
STEP4:ES提出・適性検査・WEBテスト受検
STEP5:面接(複数回)
STEP6:最終面接
STEP7:内定
みずほ銀行は、まず「オープン型」「キャリア特定型」「オーダーメイド型」という3つのコースから応募するものを選びます。そのなかから、応募する会社を決め、エントリーすることが特徴です。そのため、応募時からみずほフィナンシャルグループのなかにある各社についてよく知っておく必要があります。
【参考】みずほ銀行『選考の流れ』
メガバンクで働く社会人に話を聞きに行こう
人気業界で競争率が高いメガバンクだからこそ、その中で選ばれるには他の学生との差別化が重要です。
そのためOBOG訪問を通して実際に社員から話を聞き、志望企業ならではの特徴や選考対策の方法についての情報を集めることが必要になってきます。
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OBOG訪問というと業界/企業研究のイメージを強く持っている方が少なくないと思いますが、実際はES添削や面接対策など、就活に関するお悩みに幅広く役立てられます。
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三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、東京スター銀行、あおぞら銀行など
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上記で各銀行の選考フローについて解説した通り、メガバンクの選考はエントリーシートから始まります。
そのエントリーシートの中で、特によく見られる項目は志望動機です。
志望動機は志望度が図りやすい上に他の学生との比較がしやすいからです。
これからメガバンクの志望動機を書く時のポイントと例文を、各企業ごとに解説します。
三菱UFJ銀行の志望動機
私が三菱UFJ銀行を志望する理由は、御行が持つ経営基盤の強さと多様なキャリアパスに魅力を感じるためです。
まず、三菱UFJ銀行は、日本を代表する大手金融機関の1つであり、グループ企業を含めた幅広いビジネスポートフォリオを持っています。また、財務面での強さや強固なリスク管理体制により、金融市場において安定した地位を確立しています。
私は、御行が持つ経営基盤の強さを活かしながら、様々な顧客の課題を解決し、社会に貢献したいです。
さらに、三菱UFJ銀行は、多様なキャリアパスが用意されていることも魅力的です。同行は、グローバル展開に注力し、世界中に拠点を構えています。また、企業金融や個人向け金融など、幅広い業務分野においても強いプレゼンスを発揮していると考えています。私は、自身の能力や興味に応じて、多様な業務に携わりながら、自己成長を促し、組織とともに発展することができる環境に魅力を感じています。
以上の理由から、私は三菱UFJ銀行を志望します。御行が持つ経営基盤の強さを背景に、自身の能力を最大限に発揮しながら、社会に貢献したいです。
ポイント
・国際的に高いプレゼンスを持つ銀行だから
・グローバルに活躍したいから
・強い企業基盤をもとに顧客に幅広いソリューションを提供したいから
三井住友銀行の志望動機
私が三井住友銀行を志望する理由は、同行が持つ革新性とグローバル展開力に魅力を感じるからです。
まず、三井住友銀行は、多様なニーズに対応するため、常に革新的な金融商品やサービスを提供していることが魅力的です。
同行の事業戦略である「デジタル・イノベーション」を推進することで、顧客との接点を強化し、より多くの人々のニーズに応えることができる環境が整っています。
私は、新しい技術やアイデアに興味があり、同行が持つ革新性を活かしながら、常に顧客のニーズに応えることができる銀行で働きたいと考えています。
さらに、三井住友銀行は、グローバル展開にも注力しており、世界中のビジネスに貢献しています。同行は、アジアをはじめとする世界各地に拠点を構え、多言語に対応したサービスを提供しています。また、多様な国籍の人々が働くグローバルな環境であることも、私が三井住友銀行を志望する理由の1つです。私は、異文化に触れながら、グローバルな視野を身につけ、世界的なビジネスに貢献したいと考えています。
以上の理由から、私は三井住友銀行で働きたいと考えています。同行が持つ革新性やグローバル展開力を活かし、自分自身の成長につなげながら、顧客や社会に貢献したいです。
ポイント
・生まれ育った関西を拠点に地元への貢献をしたい。
・採用メッセージの「君ならでは、を世界へ。」に共感し、私の強みを持って貴社に貢献したいと考えている。
・セミナーや面接などに参加するたびに、行員の方のあたたかさや仕事へのやりがいを感じ、ともに働きたいと思い志望度がさらに上がった。
みずほ銀行の志望動機
私がみずほ銀行を志望する理由は、同行が持つ先進的なデジタル技術や、多様な事業展開において先進的な取り組みを行っている点に魅力を感じるためです。
まず、同行が持つデジタル技術についてですが、みずほ銀行はFinTechやAIを活用した金融サービスの開発に注力しています。例えば、口座開設からローン申請までを完全オンラインで行えるモバイルバンキングアプリや、AIによる口座照会サービスなど、顧客ニーズに応えたサービスの提供に力を入れています。私は、デジタル技術を駆使することで、顧客のニーズを的確に捉え、サービスを提供することができる点に魅力を感じています。
また、みずほ銀行は多様な事業展開においても、先進的な取り組みを行っています。例えば、不動産投資事業においては、グリーンボンドの発行や、地域のコミュニティと協働したプロジェクトの推進など、社会的貢献にも力を入れています。私は、経済・社会全体に対して貢献することを大切にし、多様な事業展開において、新しい価値を創造することができる点に魅力を感じています。
以上の理由から、私はみずほ銀行を志望します。デジタル技術や多様な事業展開において、先進的な取り組みを行っている同行で、自身の能力を最大限に発揮しながら、地域社会に貢献したいです。
ポイント
・銀行、コーポレート銀行、証券、信託銀行といった幅広いフィールドを持ち、そのグループ力を生かし、お客様のニーズに応えようとする姿勢に魅かれた。
・グループとしての総合力が大きく、グループ内での連携も強いため他のメガよりも大きな将来性を感じた。
・お客様へのサービスだけでなく、行員に対する充実したジョブ公募制度などがあり、自分の個性を引き出していけるフィールドが充実している。
メガバンクの将来性や今後の動向
ここまではメガバンクの選考に役立つ情報をご紹介してきました。
ここからは、就職後を見据えるためにも、メガバンク業界の動向や将来性についてご紹介していきます。デジタル化・DX化が加速
日本の三大メガバンクは、AI、クラウド、データ活用などの技術を取り入れて、業務効率化・新サービス創出を強化しており、デジタル化・DX化が経営戦略の中心になっています。3大メガバンクのなかで最もデジタル化に注力をしているのが、三井住友銀行です。三井住友FGでは、中期経営計画期間のIT投資予算を8,000億円に増額しました。そのうち500億円は生成AIへの投資であり、AIを活用した信用審査や「AI‐CEO」など、新規ビジネス創出の枠組みを整備しています。また、2025年には、ソフトバンクとデジタル分野における提携を開始しました。これにより、三井住友の金融アプリとソフトバンクのグループのスマホ決済「PayPay」を連携させるほか、互いのポイントを交換できるようになっています。ほかにも、MUFGは、2022年度にアジアのデジタル金融領域に総額約2,000億円の出資を決定しており、戦略出資を通じたデジタル金融プラットフォームの構築を進めています。また、みずほFGも、「みずほWalletアプリ」のリニューアルを行い、UI・UXの刷新、および決済機能の集約による利便性向上を計っています。【参考】三井住友フィナンシャルグループ『2024年度決算 投資家説明会』【参考】三菱UFJファイナンシャル・グループ『MUFG Report 2025』【参考】みずほフィナンシャルグループ『デジタルトランスフォーメーション』海外展開とグローバル競争の強化
メガバンクでは、国内の人口減少や低金利環境を背景に、海外事業を収益源の重要な柱と位置づけ、実質的な拡大戦略を強めています。グローバル面で存在感を見せているのは、みずほFGです。みずほFBには、国際的な投資銀行業務、融資などのサービス提供を含む「グローバルCIB」という部門があります。この部門は、みずほの成長戦略の柱の一つに位置づけられており、重点ポートフォリオに含まれています。現在、米国を中心に利益を拡大しており、2023年には、米M&A会社Greenhillを子会社化し、投資銀行機能を充実させました。また、MUFGはアジアを「第二のホームマーケット」と位置づけ、2024年度にはAscend Money(タイ)、Global Fintech Innovations(フィリピン)、DMI Finance(インド)への追加出資をそれぞれ実施しています。三井住友FGでは、アメリカ投資銀行「Jefferies」への出資比率を拡大(現状から最大20%程度)し、グローバルな株式引受・リサーチ・トレーディング業務を共同で強化する計画を発表しています。これにより、国内外での資本市場業務のプレゼンスを高めようという意図があります。【参考】みずほフィナンシャルグループ『統合報告書』【参考】三菱UFJファイナンシャル・グループ『MUFG Report 2025』【参考】三井住友フィナンシャルグループ『2024年度決算 投資家説明会』サステナブルファイナンスの強化
気候変動や格差への取り組みとして、金融業界ではサステナブルファイナンスの流れが強まっています。二酸化炭素を多く排出する石炭火力の新設事業への融資をメガバンク3社が停止するなど、持続可能な社会に向けての取り組みが行われています。三菱UFJファイナンシャル・グループは『MUFGカーボンニュートラル宣言』を行い、2050年までに投融資ポートフォリオの温室効果ガス排出量ネットゼロを目指すなど、環境に配慮した融資が今後行われていく見込みです。【参考】東京新聞『メガバンクが石炭火力に融資停止 環境団体は「海外に比べ周回遅れ」』【参考】三菱UFJファイナンシャル・グループ『MUFG Report 2025』メガバンクに就職する3つのメリット
銀行といっても、中央銀行や地方銀行など様々な種類がある中で、メガバンクに就職することのメリットはなんでしょうか。
以下で3つのメリットをご紹介していきます。収入が高く、比較的安定している
メガバンクの平均年収は、金融業界の平均年収の約2倍であり、750〜800万円程度です。ここ15年間で50万円を超えるような平均年収の変動もなく、比較的安定して高い収入が得られるということがメガバンクに就職するメリットの1つです。新規事業領域への取り組みが盛ん
近年のデジタル化や気候変動に対する意識の変化などを受け、メガバンクで融資の対象となるビジネスにも変化が起こっています。イノベーション企業への融資など、今までメガバンクがやってこなかった事業に対する取り組みが増えてきています。金融領域のコンサルタントになれる
中期経営計画で「人材の専門性を高める」という目標を定めているメガバンクが多いです。銀行で取り扱う商材が増えているからこそ、金融領域のコンサルタントとしての知識を蓄え、提案していく力が身につきます。メガバンクを志望する就活生の併願先
メガバンクを志望する就活生の併願先は、3つのタイプに分かれます。▼メガバンク志望の併願先のタイプタイプ①:「金融業界内で横並び比較」しながら軸を固めるタイプ②:「金融+商社・コンサル」で高待遇・国際的キャリアを狙うタイプ③:「金融+メーカー・インフラ」で安定を重視するそれぞれの併願先企業例についてみていきましょう。タイプ①:「金融業界内で横並び比較」しながら軸を固める
まずは金融業界を軸に幅広く受け、銀行・証券・保険を比べながら志望を固めるのがタイプ①です。主な併願先・証券会社:野村證券、大和証券、SMBC日興証券・保険会社:日本生命、第一生命、東京海上日動・信託銀行:三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行・地方銀行:横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行証券では営業力や突破力、保険では人柄や誠実さ、信託では専門性や分析力といったように、同じ金融でも重視される資質は異なります。そのため、面接では企業ごとに強調するポイントを切り替えることが重要です。タイプ②:「金融+商社・コンサル」で高待遇・国際的キャリアを狙う
メガバンクを第一志望としながら、同等以上に高待遇や国際的な活躍が期待できる商社・コンサルを併願するのがタイプ②です。金融と並行して、年収水準や海外案件の多さといった観点で比較しながら志望を固めていきます。主な併願先・総合商社:三菱商事、三井物産、伊藤忠商事・コンサルティング:アクセンチュア、デロイト、PwC、マッキンゼー・外資系金融:ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー・メガベンチャー:楽天、ソフトバンク単に年収やブランドを追いかけるのではなく、厳しい環境で挑戦し続けたいのか、社会課題に大規模に関わりたいのか、あるいはグローバルに働くことそのものが自己実現につながるのか。こうした「自分が欲している成長の質」を明確にすることが、金融と商社・コンサルを横並びで語る際の説得力につながります。タイプ③:「金融+メーカー・インフラ」で安定を重視する
メーカーやインフラといった生活基盤を支える安定した大企業も併願するのがタイプ③です。長期的に腰を据えて働きたい就活生に多い傾向があります。主な併願先・メーカー:トヨタ、日立製作所、三菱重工、パナソニック・インフラ:NTTグループ、関西電力、東京ガス、JR東日本・損害保険:損保ジャパン、東京海上・通信:KDDI、ソフトバンク、NTTドコモ安定性に惹かれるのは自然なことですが、企業は「その中で何を成し遂げたいのか」を知りたがります。だからこそ、安心して働ける環境で自分は何に挑戦し、どう社会に役立ちたいのかを語れると説得力が増します。メガバンク志望者がやるべき3つのこと
メガバンク志望者はこれから何をすべきなのでしょうか?以下、3つご紹介します。ディスクロージャー誌を読む
銀行が第一志望で是が非でもメガバンクに入社したいという方は、各銀行が発表しているディスクロージャー誌に目を通してみると良いでしょう。
ディスクロージャー誌とは、銀行の経営状況に関わる情報を開示したものです。「〇〇銀行 ディスクロージャー誌」と検索すれば、読むことができるはずです。インターンに参加する
メガバンクはインターン経由の採用を積極的に行っています。そのため、本選考はかなり狭き門です。本気でメガバンクに行きたい!と考えている学生は必ずインターンに応募するようにしましょう。OBOG訪問をする
メガバンクの選考フローはとても長いです。人によっては10回以上の面接を経て、ようやく内定を獲得したという人もいます。
複数回の面接を乗り切るためには徹底した企業分析が重要です。OBOG訪問を積極的に行い、他の就活生と差別化した志望理由・業界理解を目指しましょう。
とはいえ、今までOB訪問をしたことがない場合、「どうやってOB訪問相手を見つければいいか分からない」という悩みに直面することもあるかとおもいます。
そこでオススメしたいのが、出身大学を問わずいつでも簡単にOBOG訪問ができるMatcherです。

Matcherとは..
OB訪問機能とスカウト機能を兼ね備えた就活プラットフォーム。所属大学に関係なくOB訪問を行えるほか、プロフィールを充実させるだけでスカウトをもらうことができます。就活対策にご利用ください。
Matcherをおすすめする5つの理由
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【Matcherに登録する社会人の一例】
三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行、東京スター銀行、あおぞら銀行など
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おわりに
本記事では3大メガバンクである三菱UFJ、三井住友、みずほ銀行の企業研究に役立つ情報をご紹介してきました。
選考で「なぜ他行ではなく、〇〇を志望するのですか?」と聞かれる可能性が高いです。その銀行ならではの特徴やカルチャーなどをしっかりと把握し、内定を手に入れましょう!


