【ES/面接】MR志望動機の内容・伝え方を紹介|文系の人も簡単に

2023/03/24
各業界の志望動機
メーカー
営業職
職種研究
目次
1.
MRの志望動機を書く上で
2.
‌MRとは何?
3.
MRの仕事内容を把握しよう
4.
MR職に向いている人の5つの特徴
5.
MRの志望動機の書き方
6.
MRの志望動機で言及するべき4つのポイント
7.
MR志望動機の例文
8.
MatcherでMRの志望動機を見てもらおう

MRの志望動機を書く上で

ESや面接で度々聞かれる志望動機。志望動機をしっかりと考えておくことは、企業に入りたいという熱意を示すうえで非常に大切です。

‌この記事では、説得力のあるMR職の志望動機の考え方について説明します。ポイントを押さえて、みなさんのESや面接に生かしてください。

‌MRとは何?

MRと聞いてどのようなお仕事かパッと思いつくでしょうか?

MRとは、Medeical Representativesの略語です。MR認定制度は、「MR認定要綱」を基準として定められています。

MRの主な仕事は、患者に寄り添いながら医薬品の適正な使用のために助言/情報提供することです。多くのMRは、製薬会社の営業部門として所属しています。

MR職の3つの魅力

MR職の魅力として「社会貢献度が高いこと」「高い専門性と相応の給与が貰えること」「安定していること」が挙げられます。

なぜ社会貢献度が高いのかなどそれぞれの魅力について詳しく紹介します!

①社会貢献度が高い

MR職は、医療業界全体に関わることができる仕事です。実際に、医薬の研究者や医者、患者とも近い距離で関わることができます。

新薬品ができたときは、MR職を通じて新薬品を求める人たちに届けることができます。MR職があるからこそ、多くの人を助けられます。社会貢献度が高いとされている仕事です。

②高い専門性と相応の給与

MR職は、学ぶことや覚えることがとても多い仕事です。例えば、営業先が医療機関の場合、専門用語や医学用語を覚えなくては話を円滑に進めることができません。

また、命に関わるため、薬の効能や危険性などをしっかりと理解しないといけないです。そのため、MR職では、高い専門性が必要とされています。専門性が高く常に向上心を持って学びながら働くことになりますが、それに相応な給与設定の企業が多いです。

仕事自体は、大変なことが多いですが、その分、しっかりと給与を通してリターンがきます。

③安定している

MRは、医療業界に属する業種であるため今後も安定した業界と言えます。医療業界は、社会情勢や景気に関係なく常に必要とされています。安定するだけではなく、高齢化社会を迎えている日本では需要が増えるばかりです。

MRの仕事内容を把握しよう

MRの志望動機を考えるためには、当然MRの仕事内容について理解していなければなりません。企業によって取り組む業務内容は異なりますが、基本的なMRの仕事内容は下記の2つです。

①自社の医薬品についての説明/購入促進

病院を訪問し、自社で開発している医薬品について説明します。自社の医薬品を購入してもらうため、購入してもらいたい医薬品の独自性や強みを医師に伝えます。

また、医薬品を投与した際に患者さんに予期せぬ副作用が出ないよう、利用する際の注意点を伝えることも大切な仕事です。

‌医薬品について説明できるだけの深い知識と、医師との信頼関係を気づくためのコミュニケーション能力が求められます。

自社の医薬品についての説明/購入促進をするにあたって一番重要なポイントは、安全性の情報提供です。以下に、MR職の営業で安全性を担保するために行う情報提供の内容を紹介します。

【MR職の営業での安全性に関する情報】
・副作用
・併用禁忌
・医療従事者の使用上の注意の改訂内容

‌②病院やMSから得たフィードバックを開発部門に伝える

MRは自社の医薬品の開発部門と実際に使っている現場をつなぐ橋渡しのような役割も担います。医薬品を使ったときに発生した問題を現場から吸い上げ、医薬品を開発している部門に伝えます。
‌MRは、製薬会社が作る医療用医薬品の情報提供者の役割と、営業として自社製品の販売に寄与する役割の2つを担う特殊な職種です。

それゆえ、なぜMRという職種を志望しているのかは非常に多く問われます。MRの仕事について理解したうえで、どの部分に魅力を感じているのか。ESや面接で説明できるようにしておきましょう。

MR職に向いている人の5つの特徴

MR職に向いている/マッチする人の特徴5選を紹介します。自己アピールや志望動機を考える際は、相手がどんな人を求めているか把握することが重要です。

ぜひMR職に向いている人を理解し、参考にしてみてください!

①コミュニケーション能力が高い

仕事内容で伝えたように、MR職は人と接する機会が多いです。医療従事者や患者などに説明する業務がほとんどです。

医療従事者に営業をする場合は、薬の効能を伝えることが重要です。営業だけではなく、患者に説明する際に必要とされる情報も医療従事者と共有しなければなりません。そのため、コミュニケーション能力が必要です。

②医療業界に関心がある

仕事をする上で常に新しい情報を把握し、勉強しなければなりません。そのため、医療業界に興味がある人には向いていると言えます。

医療業界に興味があることで、情報感度も高くなり、医療従事者や患者に熱意が伝わりやすく、信頼関係を構築することができる可能性があります。

③積極的に行動できる

MRの仕事内容は、営業がほとんどになります。そのため、電話対応、直接病院へ訪問するなど行動することが重要になります。

その中でも、自分で積極的に行動に移せる人は、MRに必要とされる人材です。MRは、リサーチや情報収集能力も必要とされます。例えば、どんな薬でどんな人を助けられるのか、薬を必要とする患者がどこにいるのか常にアンテナを張らなければなりません。

与えられた仕事を淡々と行うのではなく、積極的に自分で探しにいく、学びにいく姿勢が重要です。

④物事を計画的に進められる

積極的に行動するという点と繋がっていますが、行動に移す際に物事を考え計画的に進めることも重要視されています。

ただ行動するのではなく、何を自分がするべきなのか計画的に進める必要があります。実際に、営業では、訪問先の予定などにより、イレギュラーな対応をする場合があります。何からするべきなのか優先事項をしっかりと洗い出せるような人にはMRが向いています。

⑤我慢強い

MRでは、営業業務が多いため数字に追われながら仕事をすることや、医療機関という命に関わる仕事などで様々なプレッシャーがあります。そんな環境でも我慢強く向き合っていくことができる人が求められます。

MRの志望動機の書き方

MRに向いている人や仕事内容などを説明しました。それを踏まえて、自分がなぜMRに志望するのかまとめてみましょう。

結論:志望理由

「なぜMR職を志望するのか」「なぜ医療業界に携わりたいのか」「なぜ応募先の企業がいいのか」まずは、結論を述べましょう!

何を書くべきかヒントをもらうために応募先の採用HPなどを見て、自分がどのように貢献できるのか考えることで志望する理由を見つけるきっかけになります。

業界や職種の分析を行い自分とどのように合うのか伝えましょう。効果的な業界分析、自己分析のやり方をこちらで紹介していますので参考にしてみてください。

【業界分析】
【自己分析】

エピソード:結論に至ったエピソード

結論に至った経験/エピソードを結論の次に伝えましょう。結論に至った具体的なエピソードがあることで、自分が伝えたい志望理由に厚みが出ます。実際にエピソードとして話すことで効果的に伝えられる内容は以下のようになっています。

【具体的なエピソード例】
・企業を知ったきっかけ
・業界に魅了されたきっかけ
・応募先のサービス/商品に出会ったきっかけ
・個人的な企業への体験

これらのエピソードや自分にしか伝えられないようなことを絡ませて、「なぜ数多くある企業の中で応募先の企業を選んだのか」を説明することが重要です。

MRの志望動機で言及するべき4つのポイント

MRの志望動機を言及する上で含むべき内容を4つのポイントとしてまとめました。

「なぜうちの会社なの?」などの質問に対して、競合他社と差別化できるようにするためのポイントも紹介します!

①専門性があるエピーソード

専門性があるエピソードがあれば積極的にアピールしましょう。

例えば、薬学系の研究やゼミ、大学の授業や資格などが挙げられます。また、薬学の専門性の中でも、どの分野に強みを持っているのか明確にすることが重要です。

どの分野に強みを持つのか明確であることで、応募企業の強みやあえて弱い部分を浮き彫りにして、アプローチすると効果的です。

②具体的な数字

具体的な数字を付け加えることで企業側は、就活生がどのような環境で取り組んでいたのか想像しやすくなります。

想像しやすいことで、入社後にどのように活躍できるのかも想像しやすくなり面接官に良い印象を与えることが可能です。具体的な数字とは、「〇〇年間」「〇〇名」「〇〇期間」などです。

③自身の経験

自分の経験の中から、志望理由につながる具体的エピソードを書きましょう。例えば、アルバイトの経験から、志望理由につながるエピソードを述べることで説得力を増します。さらに、オリジナリティが生まれ、より企業側に良い印象を与えられる志望動機になります。

④【番外編】「MRの中でもなぜうち?」に答えるために

‌MR職志望動機を説明したうえで大切になるのは、他の会社ではなく、なぜその会社に入りたいのかを説明することです。

納得感のある説明をするためには、その企業の持つ独自性や、魅力として押し出しているポイントを知っておく必要があります。会社説明会や採用ページから情報収集をしたり、OB訪問や座談会で実際に現場の社員の方に話を聞いたりすることで、企業への理解を深めましょう。
企業研究のやり方については、下記記事を参考にしてください。

‌MRを志望する動機と特定の企業を志望する動機。この2つを満たすことで、志望動機としての説得力を持たせることができます。
MRの志望動機を説明しています

MR志望動機の例文

MR志望動機の例文を紹介します!
【武田薬品工業株式会社(MR職)の志望動機】
貴社を志望した一番の理由は「より多くの患者様に対して貢献できるから」である。貴社は国内での売上高が首位であるほか、海外でも大きなプレゼンスを誇っている。
‌また、その売上を次の新薬開発へと確実に繋げており、より多くの患者様に対して、より多くの影響力を与えられる存在だと私は考えた。そのため、貴社ならばニーズにも苦しむ患者様を救うことが出来ると考え、志望している。‌‌

MatcherでMRの志望動機を見てもらおう

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