【例文付き】リース業界の志望動機を紹介!最新動向や将来性も解説

2023/10/18
金融業界
リース業界
各業界の志望動機
志望動機の書き方
目次
1.
リース業界の選考で志望動機を聞かれたら
2.
‌そもそもリース業界とは?
3.
‌リース業界の仕事内容
4.
‌説得力のある志望動機を伝えるために必要な2つの要素
5.
【書き始める前に確認!】リース業界の動向
6.
‌【業界研究】リース業界の魅力5選
7.
志望動機に使える!リース業界に向いている人の特徴3選
8.
リース業界の志望動機例文3選
9.
【売上高ランキング】リース業界の企業7選
10.
‌志望動機の説得力を高める情報収集とは?
11.
‌疑問解消!リース業界就職のリアル
12.
‌後悔しないリース業界への就職を
13.
‌Matcherでリース業界への理解を深めよう

リース業界の選考で志望動機を聞かれたら

‌この記事のテーマは、リース業界の志望動機の考え方です。さらに、志望動機を書くために必要な、リース業界の基礎知識や動向・将来性も解説しています。
‌エントリーシートや面接で必ずと言って良いほど聞かれる志望動機。上手く伝えることができずに困っている人は多いのではないでしょうか?

企業が納得する志望動機を伝えることは、選考を突破するのに欠かすことができないもの。選考を突破できるよう、しっかりと準備をしておきたいところです。

‌本記事が少しでもみなさんの就職活動の助けになれば幸いです。

‌そもそもリース業界とは?

リース業界を表す画像
リース業とは、自社で購入した製品(PC・車など)をクライアントに貸し出すことにより収益を得る事業のことです。
エントリーシートを書くためにはリース業界がどのような業界なのかを具体的に知る必要があります。以下ではリース業界の基礎知識をご紹介します。

リースの役割とは?レンタルとの違い

レンタルとリースの違いをまとめると以下の通りです。
レンタルとリースの違い比較
リースは、長期的に物件を借りることができるサービスで、顧客に物件を貸し出し、リース料を受け取ります。リース会社は、自社が購入した物件を取引先に貸し出すことで利益を上げます。

‌リースと似たサービスにレンタルがありますが、リースの貸し出し期間は半年から10年程度で、レンタルの貸し出し期間は1日から1ヵ月程度です
物件のトラブルが起こった場合、レンタルは貸し出した側が対処することが多く、リースの場合は借りた側が対処することが主流です。
また、レンタルは中途解約ができますが、リースは原則として中途解約はできません。どちらを選んでも良いかは、利用者の状況によって変わります。
たとえば、一時的に車を使いたい場合はレンタカーが便利ですが、長期の旅行中に車を使い続けたい場合は、カーリースのほうが費用を抑えることができます。

‌リースには実は2つの形態があります。ここではその2つの業態について説明します。

‌リース形態の種類

リースには実は2つの形態があります。

‌オペレーティング・リース

‌オペレーティング・リースは、レンタル期間中に資産を使用し、終了後に返却する形式です。
設備は企業の使用後も中古市場に回せるため、リース期間終了後も、設備の資産価値を残すことができます。

ファイナンス・リース

ファイナンス・リースは、資産を購入するために融資を受ける契約のことです。ファイナンス・リースにおいては、レンタル期間中に資産を使用し、終了後にオプションで購入することができる形式です。

‌ファイナンス・リースでは途中解約ができません。

リースのビジネスモデル

以下がリースのビジネスモデルの全体像を表した図です。

リース企業のビジネスモデル【参考】リースの仕組み 三井住友ファイナンスリースを参考に弊社作成

‌「リース」は英語で「賃貸借」を意味しますが、日本では一般的に、リース会社が機械や設備を企業に長期的に貸し出すサービスを指します。
企業が機械や設備をリースしようとする場合、
①品目の選定
②リース会社にリース申込書を提出
③リース会社との契約後、機械・設備はメーカーや販売会社から直接納品される。
④納品後、企業はリース料の支払いを開始
といった手順を経る必要があります。

‌なお、リース会社は、リース品の所有権を持ち、保険に加入し、設置場所の固定資産税を納める責任を負います。
リースできる商品の種類は、産業機械、工作機械、事務機器、コンピューター、不動産、飛行機などです。リース業界は、企業の設備投資と密接に関係しているため、景気循環の影響を受けることが多い業態と言えるでしょう。

‌リース業界の仕事内容

リース業界の仕事内容をイメージさせる画像

リース業界の仕事内容は多種多様です。

‌ここでは代表的な4つの職種について解説します。

‌①営業職

リース会社において、総合職で採用された多くの人が営業職としてキャリアをスタートさせます。社内においても営業担当者の割合が最も多いため、リース会社の主要な職種と言えます。
営業職の主な業務は、顧客の課題を聴き取り、その解決方法を提案することです。
たとえば「業務の効率化を進めたいが資金が足りていない」というクライアントに対してリースの提案を行います。

‌自身の提案によってクライアントの生産性の改善に貢献できることはリース業界の営業職の魅力の1つです。

②審査・法務職

審査・法務職の主な職務は、リース契約に関連する精査で、借り手が滞りなく支払いを行うことができるかどうかを確認することです。

それは、契約相手が経営破綻などで支払い能力を失うこともあるためで、審査・法務職は慎重にそのような事態を防ぐことが重要です。
また、審査・法務職は金融業の側面が強く財務スキルも要求されます。

③資産管理職

資産管理職は、リース会社の持つ資産の運用について管理する役割を担います。
リースしている商品の契約期間や廃棄などを管理し、商品の運用方法がリース会社の利益に影響を与えます。

資産となるリース品が有効に使われることなく廃棄となってしまうと損失になりますが、逆に契約が延長になったり、契約終了時に、貸し出したリース品を中古市場に回すことができれば利益を見込むことができます。

資産管理職は金融業としての役割が求められる職種であり、資産を守りながら運用することが求められます。

④経理職

リース会社における経理職の役割は、会社の財務管理や財務会計に関する業務を担うことです。

経理職は、リース契約に対する入金や出金、経費の管理をすることで、会社の財務状況を維持し、会社の収益や損失を管理することが求められます。

また、会計報告書の作成や税務申告などの会計上の作業も経理職が担うことになります。

経理職は、財務や会計に関する知識やスキルが要求される職種です。

‌説得力のある志望動機を伝えるために必要な2つの要素

リース業界の志望動機を作成している様子
リース業界のビジネスモデルや仕事内容が理解できたところで、「志望動機」の書き方について解説します。

まず、リース業界の志望動機を伝える際に押さえるべきポイントを説明します。リース業界の志望動機を説得力のあるものにするためには、以下の2つを盛り込むことが重要です。
‌①なぜリース業界を志望するのか(業界に対する志望動機)
‌②リース業界の中でも、なぜ〇〇株式会社を志望するのか(企業に対する志望動機)
‌それぞれ詳しく見ていきましょう。

‌①なぜリース業界を志望するのか

‌1つ目はなぜリース業界を志望するのか、つまり業界に対する志望動機です。

数ある業界の中で、なぜリース業界を志望するに至ったのか。これを的確に伝えなければ、他の金融業界、あるいは別の業界でも良いのではないかと思われてしまいます。
‌では、どのような内容を業界の志望動機に書けばよいのでしょうか。

業界に対する志望動機で欠かすことができないのは、

・「自分が仕事を通してやりたいこと」
・「過去の経験」

です。

「私は、〇〇を経験し、☓☓を仕事にしたいと考えるようになりました。そのため、☓☓を実現できるリース業界を志望しています。」
‌上記の文章のように過去の経験を踏まえ、リース業界が最も自分のやりたいことを実現できる業界であることを伝えましょう。自分の経験に根ざした志望動機を作ることで、他の誰のものでもない、自分だけの志望動機にすることができます。
‌自分の経験に根ざした志望動機を伝えるためには、やりたいことの方向性が定まっていなければなりません。自己分析に自信のない人は、以下の記事を読んでみてください。

‌②リース業界の中で、なぜ〇〇株式会社を志望するのか

志望動機に必要なもう1つの要素が、リース業界の中で〇〇株式会社を志望する理由、つまり企業に対する志望動機です。
‌業界に対する志望動機のみを伝えたとき、企業の人事担当者はどのような感想を抱くでしょうか?

‌「それをやりたいのであれば、弊社ではく、△△リースでも良いのでは。。?」

‌このように判断されてしまうと、企業に対する熱意を感じてもらうことは難しくなるでしょう。企業について深く知り、その企業でなければならない理由を伝える必要があるのです。

その会社ならではの強みを理解し、「自分自身のやりたいこと、望む働き方が御社でこそ実現できると思います」と伝えることが重要です

OB・OG訪問で志望企業の強みを理解しよう

OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像
志望動機を作るには、その企業ならではの強みを理解することが重要だと述べました。

そのためには、OB・OG訪問をして、実際に働いている社員の方に話を聞くことが最も効果的です。ぜひ、Matcher(マッチャ―)を使ってOB・OG訪問をしてみてください。

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【書き始める前に確認!】リース業界の動向

リース業界の動向を表す画像
ここからは、志望動機を作成する際の参考となる情報を紹介していきます。

まずは、業界全体の動向を知っておくことが大切です。また、選考において企業理解をアピールするためにも、リース業界の時事ニュースに精通する必要があります。

企業のニュースなども取り上げながら、業界全体の動向をわかりやすく解説するので、興味があればご自身でもさらに詳しく調べてみてください。

リース業界の国内需要は頭打ち

リース業界は、長期的に見るとリーマンショックの影響による大幅な減少後、2018年まではほぼ横ばいの推移をしていました。

2019年に10年ぶりの4兆円台を記録したものの、2020年以降に再び減少に転じ、国内市場は頭打ちの状況にあります。


新型コロナウイルスによる影響

2020年に、世界的な新型コロナウイルス感染拡大によって国内の旅行者に加え訪日外国人需要が大幅に縮小しました。

‌それに伴い航空機リースやレンタカー需要が大きく減少し、リース業界の収益を押し下げています。
2021-2022年のリース業界は、新型コロナの緩和に伴う経済再開の動きが見られたものの、物価高騰、金融引き締め政策による金利や為替の影響を受けた年になりました。

国内のリース市場は、自動車などで復調の兆しが見えているものの、航空機の大幅縮小が響き、全体としては前年比マイナスで推移しています。
一方で、業績面では航空機リースの減少分を他の事業がカバーすることで、増収を記録する企業も多い傾向です
これは、リース業界が多様な事業に進出し、市場の変化に対応し、収益を維持した結果であると言えるでしょう。


リース契約高の推移

海外市場への進出拡大

少子高齢化による、国内市場の縮小に対応するため、リース会社は新たなターゲットとしてアジアをはじめとした海外市場を視野に入れています

その戦略として、海外のリース会社の買収が挙げられます。

日本では総合リース会社が主流ですが、海外では貨車専門、エンジン専門などの専門リース会社が主流です。存在感のある専門リース会社を傘下に収めることで、新たな世界戦略の道を開けると考えられているのです。

また現地企業と組んで、現地の会社をターゲットにしたリース事業を始めることも1つの戦略としてあげられます。
特殊なノウハウを持つ海外の企業と組んで、まったく新たなビジネスに挑戦することも考えられています。

これらの戦略により、海外事業の売り上げは2012年の5000億円から2017年には約1.2兆円に拡大しました。
リース業界は今後もグローバル展開を加速していくと考えられるため、語学力があり、グローバルに働きたい方が有利な採用市場にかわっていくでしょう。

M&Aの増加

大手リース会社によるメーカー系リース会社の買収や、メガバンク系と大手商社系リース会社の統合などといった経営統合の動きが広がりつつあります。そのうえで、海外へ進出していくのです。

実際に2022年には、三井住友ファイナンス&リースは、アイルランドの航空機リース会社を買収しました。それによって、航空機リース業界で世界2位のグループとなったようです。

また、2020年頃から、大手のリース会社は、専門企業の買収や巨額の投資によって再生可能エネルギー事業の拡充をはかっています。三井住友ファイナンス&リースは、2025年までに太陽光発電に巨額の投資を見込んでいたり、東京センチュリーは中長期視点で、再生エネルギーの運用資産規模を拡大しています。

‌【業界研究】リース業界の魅力5選

リース業界の魅力を表す画像
ここでは、志望動機にそのまま使えるリース業界の魅力を解説します。

以下に紹介する魅力と、ご自身が就職先に求めるもの(就活の軸)に合致するものがあれば、ぜひ「リース業界を志望する理由」に組み込んでみてください

(1)多様な業務領域

 リース業界には、様々な業務領域があります。資産の融資、運用管理、コンサルティングなど、自分の適性に合った分野でキャリアを積むことができます。

(2)顧客との対人スキルを身につけられる

 リース業界では、顧客との対人スキルが求められます。顧客のニーズを把握し、適切なソリューションを提供することが重要です。

そのため、取引先との長期的な関係構築を通じ、コミュニケーション能力やプレゼンテーションスキルなどを身につけることができます。

(3)グローバルなフィールドで働ける

リース業界は、世界中に事業を展開しているため、国際的な視野を持つことができます。

(4)企業の創業や事業をサポートできる

リース業は、企業の創業や事業をサポートすることができる魅力があります。
リースを利用することで、創業時の設備投資を抑えることができ、特に資本の少ないスタートアップ企業はそのメリットを受けることができます。その結果、自社の業務を通じて他社の事業をサポートすることで、やりがいを感じることができるでしょう。

(5)複数業界の知識を身に着けることができる

リース企業の扱う物品・クライアントは多種多様です。そのため業務を通じて、幅広い業界についての知識を得ることができます。

多様な業界と関わる経験をもとに、ビジネスに対する視野を広げることができます。

志望動機に使える!リース業界に向いている人の特徴3選

リース業界に向いている人をイメージさせる画像
向いていない性格だった場合企業とのミスマッチが発生し、「やめたい」と思うようになる可能性もあります。

ここではリース業界に向いている人の特徴を紹介します。

特徴その1:法人向けの営業職を希望している人

リース業界は、法人向けの営業職が多いため、ToBのビジネスに興味がある人におすすめです。
また、新規開拓よりも取引先を回るルート営業が多いです。「営業はちょっと不安」と感じている人でも挑戦しやすい業界といえます。

特徴その2: 長期的な顧客関係を重視したい人

リース業界は、複数年にわたる中長期の契約が主流であり、既存の顧客との長期的な関係を維持することが重視されています。また、リース契約が終了した後にも新たな契約を結ぶこともあるため、顧客との信頼関係の構築が重視されることが多いです。

‌以上の理由から、長期的な顧客関係を重視したい人には、リース業界は向いている業界と言えます。

特徴その3:語学力を活かして働きたい人

現在、リース業界では海外進出が喫緊の課題となっており、語学力を活かせる機会も多いです。
グローバルな仕事に関心がある方はぜひリース業界の選考を受けてみることをお勧めします。

リース業界の志望動機例文3選

リース業界の志望動機を書いている様子

実際に志望動機を書こうとすると、意外と難しく、手が止まってしまいがちです。

ここからはリース業界の志望動機の例文を掲載しています。

志望動機の書き方に困ったら確認してみてください。

①リース業界での勤務を通じ、ビジネスの発展を支えたい

リースの業務を通じて、企業の発展に貢献したいと考えたからです。

‌私は○○部のマネージャー経験を通じ、人を支えることの達成感に気が付き、縁の下の力持ちとして社会を支えたいと感じ、リース業界に関心を持ちました。
リースは企業にとって資金繰りの大きな負担を軽減することができ、ビジネスを発展させるための資金を提供することができます。その中でも特に○○社志望する理由としては、貴社はリース業界において長年の経験と実績を持ち、多くのセグメントにおいてリーダーシップを確立していると考えているためです。また、貴社はIT技術を活用したサービスを提供し、顧客ニーズに合わせたソリューションを提供することで、常に顧客ニーズに応えることができると考えられます。

‌貴社の幅広いソリューションを活用し、日本のビジネスの発展を支えたいと考え、貴社を志望しました。

②リース業界の業務を通じて成長したい


リース業での勤務を通じて、自分自身のスキルアップを目指したいと考えたからです。

リース業界の企業の中で時に○○を志望したのは、貴社の挑戦する姿勢に共感したためです。貴社は多様な事業に取り組み、常に新しい事業に挑戦しており、成長することができる環境を提供していると考えてます。また、貴社はグローバルな視野を持ち、海外事業にも取り組んでおり、国際的な経験を積むことができるとができます。さらに、貴社は長年の経験と実績を持ち、高い技術力を持っていると考えています。こうした点から、貴社での勤務を通じ、社会貢献をしながら自己実現を目指すことができると感じています。

③リース業界の業務で語学力を生かしたい

自分自身の語学力を生かし、グローバルな働き方をしたいと考えているからです。

‌昨今リース業界はグローバル化が進んでおり、業務を通じて国際的な視野を持つことができると考えています。その中でも特に○○を志望する理由としては、○○の一員として業務に取り組むことで、高い技術力を身に着けたいからです。また、貴社は幅広いセグメントにおいてリースサービスを提供しており、多様なニーズに対応することができるとさらに、貴社は国内外に展開しており、国際的な経験を若手のうちから積むことができる点も魅力に感じています。○○への留学で身につけた語学力や、多様性を重視する価値観を生かし、世界中の企業に貢献したいと考え貴社を志望いたしました。

【売上高ランキング】リース業界の企業7選

リース業界
各企業の有価証券報告書をもとに作成された、業界動向サーチのデータを参考にしています。

1位 オリックス株式会社  売上高26,663億円

オリックスは、1964年に日本にリースという新しい産業を普及させるために設立されました。
そして、現在では融資、投資、生命保険、銀行、資産運用、自動車関連、不動産、環境エネルギー関連など多岐にわたる事業を展開し、世界34カ国・地域で展開する世界でも類を見ないユニークな企業として成長しています。

2位 三井住友ファイナンス&リース株式会社 売上高21,593億円

三井住友ファイナンス&リースは、三井住友フィナンシャルグループと住友商事が2007年に設立した戦略的共同事業です。
三井住友ファイナンス&リースの強みはメガバンクグループと総合商社が有する広範かつ強固な顧客基盤があることです
これにより、通常の融資にはないリースならではのファイナンスサービスやスキームを提供できます。
現在は、環境エネルギー、不動産、ヘルスケア、3R(リデュース、リユース、リサイクル)ビジネスなどの分野を中心に、事業投資・事業運営・ファンド組成など、ファイナンスにとどまらない新たなサービスを提供していることも特徴的です。

3位 三菱HCキャピタル株式会社 売上高18,962億円

三菱HCキャピタルは三菱UFJリースと日立キャピタルが2021年に統合して設立された会社です。
三菱UFJグループに属する三菱UFJリースは金融に強く、日立製作所の子会社だった日立キャピタルは実物リースに強みがあります。
銀行・商社系とメーカー系の異なるバックグラウンドを持ち、開拓者精神を持って新たなビジネスを追求することが特徴的です。

4位東京センチュリー株式会社 売上高13,249億円

東京センチュリーは、国内外の幅広い顧客にリースやファイナンスサービスを提供する大手総合リース会社です。

事業内容は、機械や建物、車両などのリースに加え、航空機や船舶、医療機器などのリースも行っています。また、近年では環境インフラ事業やデジタルソリューション事業などにも取り組んでいます。

5位 芙蓉総合リース株式会社 売上高6,886億円

芙蓉総合リースは、従来型のリース・ファイナンス事業を中心に、不動産、医療・福祉、エネルギー・環境、航空機、海外、新領域などの分野を戦略的に展開しています。
特に、日本の社会の変化に対応し、生産性向上を目指すために、業務プロセスの一部を外部に委託するBPOサービスを提供し、積極的なM&Aを通じてサービス内容を拡充しています。

6位 みずほリース株式会社 売上高5,297億円

‌みずほリースグループは、様々なビジネス分野において、モノを中心としたファイナンスサービスを提供しています。

現在、環境エネルギー分野や医療・都市・インフラ・モビリティなどの分野における新しいインフラ構築において、存在感を発揮していることが特徴的です。また、再リース・再利用など、モノの使用価値の最大化に取り組んでいます。

7位JA三井リース株式会社 売上高5,032億円

JA三井リースは、農業協同組合(JA)系の総合リース会社です。三井住友トラスト・ホールディングスの連結子会社として位置づけられています。

機械や建物、航空機などの国内リース事業に加えて、環境インフラ事業やデジタルソリューション事業にも積極的に取り組んでいることが特徴的です。

‌志望動機の説得力を高める情報収集とは?

リース業界について情報収集している様子
ここまで企業の現状について解説してきました。これを読んでリース業界についてさらに深く知りたくなった方もいるでしょう。

‌しかし、リース業界の企業について深く知るためには、どのような方法で情報収集をするべきなのかわからない人もいるかもしれません。
‌ここでは、リース業界の企業を調べる上でおすすめの情報源を3つ紹介します。

‌①新卒採用ページ

‌まず確認すべきなのは、各企業の新卒採用ページ

‌新卒採用ページを確認するメリットは、企業の目指す方向性手がけている事業求めている人物像募集要項を簡単に把握することができることです。

‌業界や企業について知識がない人でも、容易に理解できる内容になっています。

‌しかし、わかりやすくしているが故に、説明が十分でなかったり、疑問に感じる部分があるのも事実。新卒採用ページに書かれていることは最低限の情報として把握し、疑問点や不明点は説明会やOB・OG訪問で解決するようにしましょう。

‌②IR資料

2つ目は、IR資料です。IR資料とは、企業の株主に対して経営情報を開示している資料のこと。なぜ就活生が、株主向けに作られた資料を確認する必要があるのでしょうか?IR資料を確認すべきなのは、企業の良い部分も悪い部分も確認することができるからです。

‌赤字が続いており、経営状況が厳しいリース会社があったとしましょう。みなさんがこの企業の人事担当者だったときに、積極的に赤字であることを伝えるでしょうか?残念ながら、積極的に企業の経営状況を説明してくれる企業はなかなかありません。なぜなら、このようなマイナスの情報は、学生を採用する難易度を高めてしまうからです。

‌一方、IR資料はどうでしょうか?

‌IR資料を読むのは、企業に投資をしている株主。経営状況をごまかすことは決して許されず、経営状況が悪い場合でもはっきりと伝えなければなりません。

‌IR資料を読むことで、企業の偏った情報だけで、企業選びをするリスクを軽減することができるでしょう。

‌③OB・OG訪問‌

‌最後は、OB・OG訪問です。OB・OG訪問では、インターネットや資料だけで知ることのできない、一歩踏み込んだ情報を収集することができます。具体例を挙げてみましょう。

‌・新卒採用ページに「挑戦を歓迎する風土」と書いてあるが、実際に社員の方はどのように感じているのだろう?

‌・新卒採用ページに国を巻き込んだ大型のプロジェクト事例が取り上げられていたけれど、実際にこのようなプロジェクトを手がけるのにはどれくらいの期間が必要なのだろう?

‌・中期経営計画(IR資料の一種)に「AIやIoT分野への参入」と書いていたけれど、実際に既にプロジェクトは稼働しているのだろうか?新卒で配属してもらえる可能性は?


‌これらの情報は、自分のやりたいことの実現可能性を知る上では非常に重要。しかし、これらの情報は実際に働いている人に聞かなければわからないことです。

‌これらの疑問をOB・OG訪問で解消することで、志望動機に一層深みが出るでしょう。企業に入ってやりたいことを明確に伝えることができるので、企業に対する熱意を感じてもらえるはずです。

‌疑問解消!リース業界就職のリアル

リース業界に関する疑問を表す画像
最後に、みなさんが気になるリース業界への就職に関する疑問にお答えします。

①リース業界はブラック?ホワイト?

「リース業界はやめとけ」と耳にしたことがある人はいませんか?

そのように言われている理由として、労働環境が挙げられます。特に残業時間の多さから、口コミサイトなどでは大変な業界だと言われていたようです。

実際、現在はどうなっているのでしょうか。リース業界が属する金融業界の働き方に関するデータを見てみましょう。

厚生労働省が出している「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、金融業・保険業に従事している人のうち、一般労働者・パートタイム労働者を合わせた所定外労働の時間は12時間でした。

かつて、約40時間と言われていたのと比較すると大幅な減少です。このように、働き方改革がされ、企業によっては残業時間が少なくなっています

それに伴い離職率も減少しており、「リース業界=ブラック」というイメージは払拭されつつあると言えるでしょう。

②リース業界で平均年収が高い企業は?

業界動向サーチによると、リース業界の平均年収ランキングは以下の通りです。
リース業界の平均年収ランキング
‌【参考】リース業界 平均年収ランキングをもとに弊社で作成
‌ただ、勤続年数や職種によって平均年収は変わってくるので注意してください。

‌後悔しないリース業界への就職を

‌リース業界の志望動機を伝える上でのポイントをお伝えしてきました。

‌志望動機を伝える上で何よりも大切なのは、自分の本心で志望動機を伝えること

‌なんとなく作った志望動機で選考を突破できたとしても、入社後に後悔をしてしまう恐れが多分にあります。

‌しかし、企業について深く調べた上で心から入社したいと思うことができれば、入社後にもやりがいを持って働ける可能性を高めることができるでしょう。‌

‌企業に対する志望動機は、無理やり作ったではなく、自然と伝えることができるものでなければならないのです。

‌これはリース業界にとどまらず、全ての業界で言えること。ぜひ企業について理解した上で、本当に就職したいと思える企業に、本心の志望動機を伝えてください。

‌Matcherでリース業界への理解を深めよう

OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像
納得内定を獲得するためには、他の就活生と差別化をはかることが重要です。そのために、MatcherでOB・OG訪問をすることをおすすめします。





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