【大手5社│例文あり】鉄道業界の志望動機の書き方
2026/05/20
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鉄道業界の志望動機を作成しようとしても、「なぜ鉄道業界なのかうまく言語化できない」「他社と差別化できる志望動機にならない」と悩む就活生も多いのではないでしょうか。
鉄道業界は、鉄道運行だけでなく不動産・観光・商業施設開発など幅広い事業を展開しており、企業ごとに強みや特徴が大きく異なります。そのため、業界理解や企業研究が不十分だと、どの会社にも当てはまる浅い志望動機になってしまうでしょう。
そこで本記事では、鉄道業界の基本情報から志望動機の書き方、企業別・職種別の例文、「なぜこの企業なのか」を明確にする方法まで詳しく解説します。
選考で差別化できる志望動機を作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
【基礎知識】鉄道業界の事業内容/会社分類/職種
鉄道業界は、電車を運行するだけでなく、不動産・観光・流通など幅広い事業を展開しています。また、会社によって事業領域や強み、職種内容も大きく異なるため、志望動機を作成する前に業界全体の構造を理解しておくことが重要です。
ここでは、鉄道業界の主な事業内容や会社分類、代表的な職種について解説します。
鉄道業界の主な事業内容
まずは事業内容からご紹介します。鉄道業界は主に以下の4つの事業内容に分類されます。
▼鉄道業界の主な事業内容
・鉄道事業
・不動産事業
・金融・決済事業
・観光事業
以下より一つずつ解説していきます。
鉄道事業
鉄道業界の中核である鉄道事業では、電車の運行状況の管理、ダイヤの策定、安全対策などを行います。
日々の通学や通勤で在来線を、休日の旅行で新幹線を利用する人も多いのではないでしょうか?鉄道事業ではこのような人の移動だけではなく、JR貨物のように貨物輸送を行う会社もあります。
鉄道会社の主な収入源は鉄道事業でしたが、人口減少やデジタル技術の発展によって鉄道での移動需要が減少し、この事業の収益は徐々に低下する見込みです。
不動産事業
鉄道会社が行う非鉄道事業として最も有名なのは、沿線上や駅周辺を中心とした不動産事業です。駅周辺を開発してショッピングモールやオフィスなどを整備し、さらに沿線上でマンションを建築して駅の利用率を高めています。
駅にあるコンビニのキオスクやショッピングセンターであるルミネはJRが、東急ストアというスーパーや東急百貨店は東急が、といったように駅を中心として不動産事業を展開しています。
鉄道会社は「ただ乗ってもらうことを待っている」だけではありません。不動産事業を行うことによって、暮らしやすく、訪れやすくして、沿線の価値を向上させています。
金融・決済事業
2001年にJR東日本がSuciaを発売したことを皮切りに、交通系ICカードは急速に普及しました。
交通系ICカードには、電車やバスなどに乗車するためのみではなく、自動販売機やコンビニで決済するための電子マネーとしての側面もあります。また鉄道各社はクレジットカードの発行も行っており、これも金融事業の一つです。
JR東日本は新たにネット銀行に参入し、JRE BANKを2024年春からリリースしました。キャッシュレス化が進む現在、このような決済事業は将来性のある事業として見込まれています。
観光事業
鉄道会社が運営している在来線や新幹線などの鉄道・ホテル・商業施設の利用を促すために、観光事業も行っています。新幹線とホテルのパッケージ販売、海外ツアーの企画・販売などが主な内容です。
観光業をメインの事業としている企業との違いとして、鉄道会社は在来線の沿線価値向上のために地方在来線沿線の魅力をアピールしている商品を多く販売している特徴があります。
例えば小田急電鉄では箱根の温泉や芦ノ湖、大涌谷などを巡れる箱根フリーパスの販売を行っています。
鉄道業界の会社分類
続いて、会社の分類について解説していきます。鉄道業界は以下の4つに分類できます。
▼鉄道業界の会社分類
・JR
・私営鉄道
・公営鉄道
・第三セクター鉄道
以下より一つずつ解説していきます。
JR
また、全国規模で鉄道ネットワークを展開しており、新幹線や貨物鉄道の運行管理など幅広い事業を担っており、さらに近年では不動産・観光・海外事業など非鉄道分野にも力を入れています。
▼JR系列の企業例
・JR北海道(北海道旅客鉄道株式会社)
・JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)
・JR東海(東海旅客鉄道株式会社)
・JR西日本(西日本旅客鉄道株式会社)
・JR四国(四国旅客鉄道株式会社)
・JR九州(九州旅客鉄道株式会社)
・JR貨物 (日本貨物鉄道株式会社)
JRに関してもっと深く知りたいという方は以下の記事をぜひ読んでみてください。
私営鉄道
一方で、『私鉄』とは民間の資本で事業を展開してきた鉄道会社のことです。JR各社よりも事業エリアは限定され、会社ごとに多様な事業を展開しています。
都市部を中心に路線を展開している企業が多く、鉄道だけでなく不動産・流通・レジャー事業などを組み合わせた経営を行ってるのが特徴的です。特に沿線開発に強みを持つ企業が多く、「街づくり」に携われる点が魅力でといえるでしょう。
▼私営鉄道の企業例
・東京メトロ(東京地下鉄株式会社)
・東急電鉄(東京急行電鉄株式会社)
・東武鉄道(東武鉄道株式会社)
・小田急電鉄(小田急電鉄株式会社)
・近鉄グループ(近畿日本鉄道株式会社)
公営鉄道
公営鉄道は、地方自治体が運営する鉄道です。
地域住民の生活を支える公共交通機関としての役割が強く、利益だけでなく公共性が重視されます。地下鉄など都市インフラを担うケースも多く、地域密着型の運営が特徴です。
▼私営鉄道の企業例
・都営地下鉄
・日暮里・舎人ライナー
・大阪市高速電気軌道
・横浜市営地下鉄
・名古屋市営地下鉄
・神戸市営地下鉄
第三セクター鉄道
第三セクター鉄道とは、自治体と民間企業が共同出資して運営する鉄道会社です。
地方路線の維持を目的として設立されるケースが多く、地域活性化との結びつきが強い点が特徴であり、観光資源を活用した取り組みを行う企業も多く地域貢献性の高い仕事に携われます。
▼第三セクター鉄道の企業例
・ゆりかもめ
・横浜シーサイドライン
・大阪モノレール
・三陸鉄道
・わたらせ渓谷鐵道
鉄道業界の職種
先ほどご紹介したように、鉄道会社は様々な事業を行っており、その分職種も多様です。
ここでは鉄道業界における5つの主な職種内容をご紹介していきます。
▼鉄道業界の主な職種
・技術職
・サービス提供
・サービス開発
・営業・販売促進
・不動産開発
以下より一つずつ解説していきます。
技術職
鉄道業界の技術職は、車両の安全性を維持するための管理や点検を行う非常に重要な仕事です。具体的には以下のような仕事をしています。
▼技術職の具体的な仕事内容
・線路や車両の保守・点検
・信号通信設備の管理
・車両整備計画の作成
サービス提供
鉄道がダイヤ通りに、安全に運行するための事務や運行、管理、販売管理を行うのがサービス提供です。利用者との接点が最も多い職種になります。具体的には以下のような仕事をしています。
▼サービス提供の具体的な仕事内容
・鉄道運行についての管理、指令
・お客様トラブル発生時の対応
・乗車券の販売業務
・鉄道運営に付随する事務作業
利用客と接したりする機会が多いため、冷静に現状を分析する力やコミュニケーション能力が求められるでしょう。
サービス開発
鉄道事業の収入と支出、エリア別の動向など様々な角度から需要を分析し、利用者が求めるサービスを企画・実施するのがサービス開発です。具体的には以下のような仕事をしています。
▼サービス開発の具体的な仕事内容
・利用者のニーズ調査
・エリア別のイベント施策の立案
・イベント施策の実行や運用
・決済サービスを利用した購買動向の分析
利用者のニーズについて考えることが多い職種なので、データ分析力についての能力が求められるでしょう。
営業・販売促進
自社の沿線の魅力をたくさんの人に知ってもらうために広報や宣伝、PR活動などを行うのがこの部署です。具体的には以下のような仕事をしています。
・イベントの広報活動
・自社サービスのPR活動
・誘致活動 など
多くの人に自社について知ってもらうことが目的となるため、コミュニケーション能力や発想力が必要といえるでしょう。
不動産開発
鉄道会社の不動産開発では、沿線上の土地開発や、マンション、一戸建ての開発、まちづくりなどを行います。具体的には以下のような仕事をしています。
▼不動産開発の具体的な仕事内容
・沿線上の土地開発
・マンションの開発
・一戸建ての分譲
不動産開発は様々な関係者との協力で成り立っていますので、企画力や伝達力が特に求められるでしょう。
エリア限定職
職種とは少し違いますが、エリア限定職についても紹介します。こちらは、勤務エリアを限定して働く仕事の事です。
転勤範囲が限定されるため、地域に根差して働きたい人に向いています。一方で、総合職と比較すると担当業務やキャリアの幅が異なる場合もあるため、事前に会社ごとに制度を確認することが重要です。
鉄道業界で求められる人材の特徴
鉄道業界は、多くの利用者の生活を支える社会インフラ業界です。そのため、単に鉄道が好きという気持ちだけでなく、以下のような人物が求められます。
▼鉄道業界で求められる人材の特徴
・時間管理ができる人
・対応力のある人
・責任感の高い人
・チームワークが得意な人
以下より一つずつ解説していきます。
時間管理ができる人
鉄道は、多くの利用者が通勤・通学など日常生活で利用しているため、わずかな遅延でも大きな影響を与えます。そのため、ダイヤ通りに運行する意識や、限られた時間の中で業務を進める能力が求められます。
また、現場では点検や引き継ぎなどを決められた時間内に行う必要があり、優先順位を考えながら行動する力も重要です。学生時代のアルバイトや部活動などで、時間を意識して行動した経験はアピールにつながるでしょう。
対応力のある人
鉄道業界では、状況に応じて柔軟に対応できる人材が求められます。
例えば、遅延や運休、天候不良、設備トラブルなど、想定外の事態が発生することも少なくありません。そのような場面でも冷静に状況を判断し、利用者対応や復旧対応を行う必要があります。
また、駅係員や乗務員など利用者と接する職種では、外国人観光客や高齢者対応など、相手に合わせたコミュニケーション力も重要です。変化に柔軟に対応できる力は、鉄道業界全体で高く評価されるでしょう。
責任感の高い人
鉄道業界は、人々の安全を支える責任の大きい仕事です。
車両点検や運行管理、接客対応など、どの職種でも一つのミスが重大事故や大規模な遅延につながる可能性があります。そのため、自分の役割を最後までやり遂げる責任感や、安全を最優先に考える意識が欠かせません。
特に面接では、「周囲から信頼された経験」や「責任を持って取り組んだ経験」を聞かれることも多いため、学生時代の経験を整理しておくことが重要です。
チームワークが得意な人
鉄道業界では、多くの人と連携しながら仕事を進めます。
例えば、列車を安全に運行するためには、運転士・車掌・駅係員・保守担当など、さまざまな職種が協力しなければなりません。不動産開発やサービス企画などの職種でも、社内外の関係者と協力しながらプロジェクトを進める場面が多くあります。
そのため、自分だけで成果を出すのではなく、周囲と協力しながら目標達成を目指せる人材が求められます。部活動やゼミ、アルバイトなどでのチーム経験は、志望動機や自己PRでも活かしやすいでしょう。
【企業別】鉄道業界大手8社の志望動機例文
鉄道業界の基礎知識が分かったところで、続いて鉄道業界大手8社の志望動機の例文をご紹介していきます。それぞれの志望動機を見ることで、各社がどのような強みを持っているのかなどの特徴を比べてみてください。
JR東日本の志望動機例文
私は御社に入社し、鉄道事業を軸としながら人々の暮らしの全体に深く関わり、デジタル技術を用いながら、誰もが充実した豊かな生活へアクセスしやすい社会に変革していくための発展に寄与したいです。
テレワークの普及や人口減少によって、日本における鉄道事業を取り巻く環境が今後厳しくなることが予想されています。その中で収益を拡大していくためには、鉄道インフラの移動手段としての価値に加え、新たな価値創出が必要であると考えています。そこで私は、駅や都市開発とICT技術を融合させたサービスを提供したいです。駅と駅を安全に繋ぐだけではなく、人と人、人と街を繋げるインフラ構築を行う新規事業開拓において、私の「主体的に行動し、未知の領域を開拓する力」が活かせると考えています。
『駅を「交通の拠点」から「暮らしのプラットフォーム」へと転換する』ためには、従来とは異なるやり方で挑戦していかなければならない場面も多いかと思われます。そこで、私が今まで培ってきた「主体性」や「チャレンジ精神」を活かしながら、御社の発展に貢献していきたいと考えています。
『駅を「交通の拠点」から「暮らしのプラットフォーム」へと転換する』ためには、従来とは異なるやり方で挑戦していかなければならない場面も多いかと思われます。そこで、私が今まで培ってきた「主体性」や「チャレンジ精神」を活かしながら、御社の発展に貢献していきたいと考えています。
JR西日本の志望動機例文
ライフセービングサークルでの経験から、人々の安心を守り、豊かな生活を支える仕事に携わりたいと考えているため、鉄道業界を志望しています。
元々海で泳ぐのが好きだったためライフセービングサークルに入りましたが、誰でも海で安全に遊べる環境をメンバー間で連携しながら守ることにやりがいを感じるようになりました。また海近辺に住んでいる地元民が一丸となって地域を豊かにさせようという取り組みにも参加し、まちづくりにも強い関心を抱くようになりました。
鉄道業界であれば、人々の生活の根底を支えながら、沿線上の地域の街を豊かにできると思い、志望しました。中でも御社は「安全」を追求し、強い責任感と共に会社全体でその目標に向かって取り組んでいる点に魅力を感じています。ライフセービングサークルや地元の方々の交流から培ったコミュニケーション能力を活かしながら、御社に貢献したいです。
JR東海の志望動機例文
私は貴社で鉄道事業に携わることで日本経済、そして国民の生活を支えていきたいと考えております。
大学時代、流通史について学びました。そして交通手段が日本の経済発展を助け、人々の生活を豊かにしてきたことを知りました。時代が移り変わっても、人の移動は重大な事項です。私も東海道新幹線という日本交通の大動脈を担い、この国の発展に寄与したいと考えております。
また、貴社の日本をより良い国にしていきたいという想いが、超電導リニアによる中央新幹線計画のような新しいプロジェクトにチャレンジする活力を生み出しているのだと思います。私も使命感と誇りを持って貴社で新たな挑戦をしていきたいと考えております。
東急株式会社の志望動機例文
私が御社を志望する理由は、沿線を中心としながら、楽に暮らせるまちづくりをしたいと考えているためです。
私が元々住んでいた沿線では駅のデザインや色合いがどれも同じなため、疲れた日によく降り間違えることが多く、ストレスを感じていました。一方で、その後引っ越した田園都市線沿線では、渋谷から二子玉川駅までの各駅にテーマカラーを設定し、視覚的に自分の場所がわかりやすいデザインになっている点に感銘と感謝を覚えました。
御社において生活サービスが占める割合は2022年2月期で53.7%と、他の鉄道会社に比べて多く、実際に「住んでみたい街」として生活者にも選ばれている点において、人のためになるまちづくりを行っているという印象があります。
大学で都市開発研究を行い学んだ知識や、デザイン事務所でのインターン経験を活かしながら、御社の行う住む人にとって負担のないまちづくりに貢献したいと思い、志望しています。
阪急阪神HDの志望動機例文
イベントサークルで培った営業力や企画力を活かしながら、関西を日本で一番楽しい街にしたいと思い、御社を志望しました。
私は地元である大阪をもっと盛り上げていきたいと思い、大学時代に地元の商店街や企業と連携しながら、若年層向けの交流イベントを企画し、運営していました。その経験を経て、街を楽しく豊かにするために、もっと大きな規模のまちづくりができるプロジェクトに参画したいと思うようになりました。
御社では鉄道を軸としながら、不動産、ホテル、エンタテインメントなど幅広い事業を展開しており、暮らしやすさと楽しさの両面から街を豊かにできる点に魅力を感じました。今までのサークルで学んだ知識や経験を活かし、様々な角度から関西に住む人々の生活を支え、豊かな暮らしを提供していきたいです。
京王電鉄株式会社の志望動機例文
私は、「人々の日常に密着した街づくり」に携わりたいと考え、鉄道業界を志望しています。中でも貴社を志望する理由は、新宿と多摩エリアを結ぶ交通インフラとしての役割に加え、商業施設や住宅開発を通じて沿線価値向上に取り組んでいる点に魅力を感じたためです。
大学時代、地域活性化に関するゼミ活動で多摩地域を調査した際、交通利便性だけでなく、住みやすい街づくりが地域発展につながっていることを学びました。特に貴社は、沿線住民の日常生活に密接に関わりながら、長期的な街づくりを推進している点に強みがあると感じています。
入社後は、利用者目線を大切にしながら、沿線住民にとって「住み続けたい街」をつくるためのサービス企画や沿線開発に携わりたいです。
南海電気鉄道株式会社(南海電鉄)の志望動機例文
私は、交通インフラを通じて地域活性化や観光振興に貢献したいと考え、鉄道業界を志望しています。中でも貴社は、関西国際空港へのアクセスを担う重要な役割に加え、高野山観光や地域連携など、観光資源を活かした事業展開に力を入れている点に魅力を感じました。
大学時代に観光地の地域振興について学ぶ中で、「移動手段」が地域経済に与える影響の大きさを実感しました。特に貴社は、単なる移動インフラではなく、観光や地域の魅力発信を支える存在として関西エリアに貢献している点に強く惹かれています。
入社後は、鉄道事業だけでなく観光施策や地域連携にも積極的に関わり、関西全体の活性化につながるサービスづくりに挑戦したいと考えています。
西日本鉄道株式会社の志望動機例文
私は、人々の生活を支えるだけでなく、地域全体の発展に長期的に関われる仕事に魅力を感じ、鉄道業界を志望しています。中でも貴社を志望する理由は、福岡都市圏を支える交通インフラとしての役割に加え、不動産・流通・国際物流など幅広い事業を展開し、総合生活サービス企業として地域に深く根付いている点に魅力を感じたためです。
私は大学時代、アルバイトで接客業に取り組む中で、相手のニーズを考えながら行動する重要性を学びました。その経験から、単に移動を支えるだけでなく、地域住民の暮らし全体を支える仕事に携わりたいと考えるようになりました。
貴社では、鉄道事業と非鉄道事業を組み合わせながら福岡の街づくりに貢献しており、地域との結びつきの強さに魅力を感じています。入社後は、利用者や地域住民の視点を大切にしながら、沿線価値向上につながる企画やサービス開発に挑戦したいです。
【職種別】鉄道業界の志望動機例文8選
続いて職種別に志望動機例文を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
運転士の志望動機例文
私は、人々の日常生活を支える責任感の大きい仕事に携わりたいと考え、運転士を志望しています。鉄道は多くの利用者の移動を支える重要な社会インフラであり、安全かつ正確な運行が求められます。その中で、運転士は利用者の安心・安全を最前線で支える存在である点に魅力を感じました。
私は学生時代、飲食店のアルバイトで時間管理や周囲との連携を意識して行動してきました。その経験で培った責任感や冷静な判断力を活かし、安全運行に貢献したいと考えています。
入社後は、安全意識を常に持ちながら、多くの利用者から信頼される運転士を目指したいです。
鉄道整備の志望動機例文
私は、人々の安全な移動を技術面から支える仕事に携わりたいと考え、鉄道整備職を志望しています。鉄道は日々多くの利用者が利用するため、設備やインフラの安定維持が欠かせません。その中で、点検や保守を通じて安全運行を支える鉄道整備の仕事に魅力を感じました。
大学では機械工学を学び、設備保守や安全管理の重要性を学んできました。細かい部分まで確認しながら作業を進める力を活かし、事故防止や安定運行に貢献したいと考えています。
入社後は、専門知識をさらに深めながら、安全性向上に貢献できる技術者を目指したいです。
鉄道整備の志望動機例文
私は、人々の安全な移動を技術面から支える仕事に携わりたいと考え、鉄道整備職を志望しています。鉄道は日々多くの利用者が利用するため、設備やインフラの安定維持が欠かせません。その中で、点検や保守を通じて安全運行を支える鉄道整備の仕事に魅力を感じました。
大学では機械工学を学び、設備保守や安全管理の重要性を学んできました。細かい部分まで確認しながら作業を進める力を活かし、事故防止や安定運行に貢献したいと考えています。
入社後は、専門知識をさらに深めながら、安全性向上に貢献できる技術者を目指したいです。
駅係員の志望動機例文
私は、多くの利用者を支える仕事に携わりたいと考え、駅係員を志望しています。駅は鉄道利用者にとって最も身近な存在であり、案内や安全確認などを通じて安心して利用できる環境を整える役割を担っています。
私は接客アルバイトで、お客様の状況に合わせて柔軟に対応する力を身につけました。鉄道業界でも、利用者一人ひとりに寄り添った対応を行い、安心して利用できる環境づくりに貢献したいと考えています。
入社後は、正確で丁寧な対応を心掛け、多くの利用者から信頼される駅係員を目指したいです。
車両整備士の志望動機例文
私は、人々の安全な移動を支える車両整備士として働きたいと考えています。鉄道車両は日々多くの人が利用するため、小さな不具合でも重大な事故につながる可能性があります。そのため、安全を守る最後の砦として車両整備に携わる仕事に魅力を感じました。
私は工業系の学習を通じて、機械設備の点検や保守について学んできました。細かな異常にも気づける観察力と責任感を活かし、安全運行に貢献したいと考えています。
入社後は、知識と技術を高めながら、安全性向上を支える整備士として成長したいです。
営業職の志望動機例文
私は、地域の活性化に貢献できる仕事に携わりたいと考え、営業職を志望しています。鉄道会社は移動インフラを支えるだけでなく、観光・商業施設・地域連携など幅広い事業を展開しています。その中で営業職は、企業や自治体と連携しながら新たな価値を生み出せる点に魅力を感じました。
私は大学時代、ゼミ活動で地域イベントの企画運営に携わり、多くの関係者と協力しながら成果を出す経験をしました。その経験を活かし、地域課題の解決や沿線価値向上に貢献したいと考えています。
入社後は、利用者や地域ニーズを捉えながら、新たなサービスや企画提案に挑戦したいです。
サービス開発志望動機の例文
私は、人々の生活をより便利にするサービスづくりに携わりたいと考え、サービス開発職を志望しています。近年の鉄道業界では、MaaSやキャッシュレス決済など新たなサービス開発が進んでおり、鉄道以外の領域でも利用者価値向上に取り組んでいます。
私は大学でマーケティングを学び、利用者視点でサービスを考える重要性を学びました。その経験を活かし、利用者ニーズを分析しながら、新しい移動体験や便利なサービスづくりに挑戦したいと考えています。
入社後は、デジタル技術も活用しながら、より快適な移動環境づくりに貢献したいです。
不動産開発の志望動機例文
私は、街づくりを通じて地域社会に長期的に貢献したいと考え、不動産開発職を志望しています。鉄道会社は駅周辺の商業施設や住宅開発を通じて、沿線全体の価値向上に取り組んでいます。その中で、人々の暮らしを支える街づくりに携われる点に魅力を感じました。
大学時代には都市開発について学び、交通インフラと街づくりが密接に関係していることを知りました。特に、鉄道会社は沿線全体を長期的な視点で開発できる点に強みがあると感じています。
入社後は、地域住民や利用者の視点を大切にしながら、魅力ある沿線づくりに貢献したいです。
エリア限定職の例文
私は、地域に根差して人々の生活を支える仕事に携わりたいと考え、エリア限定職を志望しています。幼い頃から地域住民にとって鉄道が欠かせない存在であることを実感しており、地元に密着しながら利用者を支える仕事に魅力を感じています。
私はこれまで接客アルバイトを通じて、相手の立場を考えて行動する力を身につけました。その経験を活かし、地域利用者に寄り添ったサービス提供を行いたいと考えています。
入社後は、地域特性や利用者ニーズを理解しながら、安心して利用できる環境づくりに貢献したいです。
【理由別】鉄道業界の志望動機例文4選
続いては志望理由別に志望動機例文を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
「生活の利便性を支えたい」の志望動機例文
私は、人々の日常生活を支える仕事に携わりたいと考え、鉄道業界を志望しています。鉄道は通勤・通学・観光など、多くの人にとって欠かせない移動手段であり、社会インフラとして大きな役割を果たしています。
私は大学まで電車通学をしており、鉄道が当たり前のように時間通り運行していることの重要性を実感してきました。災害時や遅延時でも多くの社員の方が迅速に対応している姿を見て、人々の生活を支える責任感の大きい仕事だと感じるようになりました。
入社後は、利用者目線を大切にしながら、より便利で快適な移動環境づくりに貢献したいと考えています。
「地域の活性化に貢献したい」の志望動機例文
私は、交通インフラを通じて地域活性化に貢献したいと考え、鉄道業界を志望しています。鉄道会社は移動手段を提供するだけでなく、観光や商業施設開発などを通じて地域経済の発展にも大きく関わっています。
大学時代、地域活性化に関するゼミ活動に参加し、交通アクセスが地域経済や観光客数に大きく影響することを学びました。その経験から、人々の移動を支えるだけでなく、地域の魅力向上にも携われる鉄道業界に魅力を感じています。
入社後は、地域住民や自治体と連携しながら、沿線価値向上や観光振興につながる取り組みに挑戦したいです。
「暮らしやすいまちづくりに貢献したい」の志望動機例文
私は、人々が快適に暮らせる街づくりに携わりたいと考え、鉄道業界を志望しています。鉄道会社は鉄道運行だけでなく、不動産開発や商業施設運営を通じて沿線全体の発展に貢献している点が特徴です。
私は大学で都市開発について学ぶ中で、交通インフラと街づくりが密接に関わっていることを知りました。特に鉄道会社は、長期的な視点で地域の暮らしやすさ向上に関われる点に魅力を感じています。
入社後は、利用者や地域住民のニーズを考えながら、住みやすく魅力ある沿線づくりに貢献したいと考えています。
「安心・安全な移動を提供したい」の志望動機例文
私は、多くの利用者に安心・安全な移動を提供する仕事に携わりたいと考え、鉄道業界を志望しています。鉄道は一度に多くの人を運ぶ公共交通機関であり、安全運行が何よりも重要です。
私は学生時代、部活動で副部長を務め、周囲の状況を確認しながら行動する重要性を学びました。その経験から、責任感を持って人々を支える仕事に魅力を感じています。
鉄道業界では、一人ひとりが高い安全意識を持って業務に取り組むことで、多くの利用者の日常を支えていると感じています。入社後は、安全を最優先に考えながら、利用者から信頼される存在を目指したいです。
デベロッパーとの差別化・違い
「街づくりに携わりたい」という理由から、デベロッパー業界と鉄道業界を比較している就活生も多いでしょう。どちらも不動産開発や地域活性化に関われる点は共通していますが、街づくりの考え方には違いがあります。
デベロッパーは、オフィスビルや商業施設など開発そのものを主軸としているため、入社後に不動産開発へ携われる可能性が高い点が特徴です。また、鉄道会社のように沿線に縛られず、全国・海外で開発できる強みもあります。
一方、鉄道会社は「沿線価値の向上」を目的として街づくりを行っています。例えば、駅・商業施設・住宅などを組み合わせながら、「その沿線に住みたい人を増やす」ことで、長期的に地域全体を発展させようとしている点が特徴です。よって、街全体を育てる視点を持っていると言えるでしょう。
そのため、「沿線沿いに縛られず不動産開発に携わりたい人」はデベロッパー、「沿線全体の価値向上を最終目的としてまちづくりに携わりたい人」は鉄道会社が向いていると言えます。
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鉄道業界の志望動機の構成ポイント
鉄道業界の志望動機では、「なぜ鉄道業界なのか」「なぜその企業なのか」を論理的に説明することが重要です。鉄道業界は企業ごとの差別化が難しいと思われがちですが、事業内容や地域性、強みには大きな違いがあります。
そのため、業界理解や企業研究を踏まえて具体的に伝えることで、説得力のある志望動機になります。ここでは、鉄道業界の志望動機を作成する際に押さえるべき3つのポイントを解説します。
▼鉄道業界の志望動機の構成ポイント
・鉄道業界を志望した理由を説明する
・入社後にやりたいことや貢献できることをアピールする
・なぜこの企業であるのかを明確にする
鉄道業界を志望した理由を説明する
まずは、「なぜ鉄道業界を志望しているのか」を明確に伝えることが重要です。
鉄道業界は社会インフラとして人々の生活を支える役割を担っているため、「地域社会に貢献したい」「人々の日常を支えたい」といった理由と相性が良い業界です。
また、近年では不動産・観光・まちづくりなど幅広い事業を展開しているため、自分がどの領域に魅力を感じているのかまで伝えられると、より説得力が高まります。
その際は、単に「鉄道が好きだから」という理由だけではなく、自分の経験と結びつけて説明することが大切です。例えば、通学経験や地域活動、接客経験などを交えながら、自分がどのような価値観を持つようになったのかを具体的に伝えましょう。
入社後にやりたいことや貢献できることをアピールする
志望理由だけでなく、「入社後にどのように活躍したいのか」を伝えることも重要です。
企業側は、学生が実際に入社後活躍できるかを重視しています。そのため、「どの職種で何に挑戦したいのか」「自分の強みをどのように活かせるのか」を具体的に伝えることで、入社後のイメージを持ってもらいやすくなります。
例えば、サービス職なら「利用者目線を活かして安心できる接客を行いたい」、不動産開発職なら「沿線価値向上に貢献したい」など、職種内容に合わせて話すことがポイントです。
また、学生時代の経験を踏まえながら、自分の強みと業務内容を結びつけることで、より説得力のある志望動機になるでしょう。
なぜこの企業であるのかを明確にする
志望動機では、「なぜ他社ではなくその企業なのか」を明確にすることが非常に重要です。
鉄道会社ごとに、強みや事業戦略、沿線特性は大きく異なります。例えば、都市開発に強みを持つ企業もあれば、観光事業や地域密着型経営に力を入れている企業もあります。そのため、企業研究を通じて、その会社ならではの特徴を理解する必要があります。
具体的には、採用ページやIR資料を確認し、「どの事業に注力しているのか」「どのような街づくりを目指しているのか」を把握すると良いでしょう。その上で、自分の価値観ややりたいことと結びつけて説明することで、「この企業でなければならない理由」が伝わる志望動機になります。
具体的には、採用ページやIR資料を確認し、「どの事業に注力しているのか」「どのような街づくりを目指しているのか」を把握すると良いでしょう。その上で、自分の価値観ややりたいことと結びつけて説明することで、「この企業でなければならない理由」が伝わる志望動機になります。
鉄道業界の志望動機作成時に役立つ情報の集め方
志望動機を書く上でなくてはならないのが、企業の情報です。
ここでは有益な情報を効率良く収集する手段として、新卒採用ページとIRについて紹介します。
新卒採用ページ
非常にわかりやすく事業や仕事内容について説明されているのが新卒採用ページです。新卒採用ページで確認すべきポイントは、以下の4点になります。
▼新卒採用ページで確認すべきポイント
・企業メッセージ
・事業内容紹介
・仕事内容紹介
・待遇
企業メッセージ
採用ページの中で、見落とされがちなのが企業メッセージです。企業メッセージとは、社長からのメッセージや人事部長からのメッセージ、あるいは会社自体のビジョンのことを指します。
抽象的な表現が多いため軽視している人もいるかもしれませんが、各社の企業メッセージを比較するとその会社の特徴が分かります。
特に社長メッセージなどは会社が目指している方向性を具体的に示している場合があるので、意識して読んでみてください。企業メッセージに大いに共感するのであれば、それを志望動機に盛り込むことができるでしょう。
ここでは例として、JR東海と小田急電鉄の社長メッセージを比較してみましょう。
まずはJR東海の社長のメッセージを一部抜粋しました。
【JR東海】
JR東海は、日本経済、国民生活のインフラ会社であり、この誇りと使命感をつねに持ち続けて運営、経営を行っていくことが本来的に求められる会社であるということです。
一方、小田急電鉄社長のメッセージです。
【小田急電鉄株式会社】
当社が今後も引き続き成長していくためには、沿線の魅力をより一層高め、お客さまから選ばれる沿線にしていかなければなりません。(中略)小田急グループ各社が連携しながら、質の高い鉄道サービスを基盤に安心、便利、快適な生活環境を創造することで、日本一暮らしやすい沿線の実現を目指しています。
いかがでしょうか?JR東海は国有企業の伝統を受け継ぎ、使命感や社会貢献という意識が前面に出ています。一方の小田急電鉄は沿線の拡充を進め、沿線の暮らしを豊かにしたいという思いが感じられます。
各社をこのような形で比較することで、自分のマインドに合った企業を探してみてください。
事業内容紹介
事業内容の紹介を見れば、その鉄道会社が行っている事業を大枠で把握することが出来ます。その会社でやりたい事業に関われるか確認しましょう。鉄道会社は鉄道事業だけでなく、不動産や百貨店など様々な事業を展開しています。
採用ページの事業内容の項目から、自分が把握していない鉄道会社の事業を知ることができるでしょう。
仕事内容紹介
社員のインタビューと一体になっている場合が多くなっている仕事内容の紹介。これを読むと、どのような職務を担うことになるのかイメージしやすくなるでしょう。先述の通り、鉄道会社は数多くの事業を展開しています。
そのため、社員が担う仕事も多種多様です。私たちの想像が及んでいない仕事が多数存在していても不自然ではありません。就職後の仕事をより具体的にイメージするためにも、仕事紹介や社員のインタビューを読んでおいてください。
待遇
事業内容や仕事内容はもちろん重要ですが、給与や福利厚生といった待遇面も働くうえで重要な要素です。新卒採用ページには給与のほか女性の働きやすさといった情報も記されています。
しかし、充実した保養施設や育休制度を有していてもその使用頻度や制度利用率までは分かりません。あくまで、限定的な情報だと考えてください。
IR
IRとは、上場企業が株主向けに公開している情報です。株式会社は自社に出資している株主に対し、事業の状況や目標の達成状況を報告する義務があります。上場している企業はIRを公開しているので、企業のホームページから閲覧することが可能です。
以下にはIRのなかで就活に有益と思われる情報を紹介しました。非上場企業にはIRの公開義務はありませんが、上場していないJR系の企業も経営計画を公開しています。ぜひ確認してみてください。
長期経営計画
長期経営計画は今後その企業がどういう方針で事業展開していくのかを示したものです。今後のあるべき姿や強化していく事業など、抽象的なビジョンが提示されています。
例えば、JR東日本では東日本大震災を出発点とした長期経営計画を「グループ経営構想 Ⅴファイブ ~限りなき前進~」と銘打って社会インフラとしての「変わらぬ使命」を果たし続けること、そして「無限の可能性の追求」により成長をめざすことを 2 つの重要な柱として掲げています。
どの企業においてもコンセプトを示す程度で、より具体的な指標は後述する中期経営計画や単年の事業計画において示されています。
中期経営計画
中期経営計画には、企業が今後3〜5年で取り組む具体的な施策や投資方針が示されています。長期ビジョンよりも実務に近く、「どの事業を伸ばしたいのか」「どこに経営資源を投入するのか」が数字や戦略とともに明確に記載されている点が特徴です。
例えば、東日本旅客鉄道は2024年に、新たなビジネス成長戦略「Beyond the Border」を策定しました。この戦略では、従来の「鉄道会社」という枠を超え、Suicaを軸とした生活インフラ企業への進化を目指します。
具体的にはSuicaデータやDXを活用し、個人ごとに最適化されたサービス提供を進めることで、新たな需要創出を目指すとのことです。
そのほかの企業でも、具体的にその企業が何を目指す方向性が示されているので、ぜひ一度目を通してみてください。
財務情報
財務情報と聞くと堅苦しい印象を受ける方もいるかもしれませんが、決して難しいものではありません。
株主向け説明会の資料が公開されている場合は参照してみましょう。主に、事業ごとの売上や経営計画が掲載されています。また企業によっては、サイト上で財務ハイライトを確認できるでしょう。
株主向け説明会の資料が公開されている場合は参照してみましょう。主に、事業ごとの売上や経営計画が掲載されています。また企業によっては、サイト上で財務ハイライトを確認できるでしょう。
これらによって1年間でどのような取り組みがなされたか分かるほか、各企業が強みとしている分野が分かります。鉄道会社は様々な事業を展開していますが、企業ごとに強みや重点事業は異なります。
財務状況や株主向け説明会の資料は各社の特徴を判断するうえで重要な情報となるのです。
財務状況や株主向け説明会の資料は各社の特徴を判断するうえで重要な情報となるのです。
またIRは、企業や業界の弱みを分析するためにも利用できます。採用の場では、学生にとって魅力的に映る情報しか掲載されません。それに対しIRは苦しい状況であっても、包み隠さず株主に伝える必要があります。そのうえでどう対処していくかを訴え、株主の理解を求めていくのです。
これは財務情報に限った話ではありませんが、その会社が置かれている状況を客観的に把握するために、IRは極めて有効なツールと言えるでしょう。
鉄道業界の志望動機を選考で差別化するポイント
鉄道業界の志望動機では、「人々の生活を支えたい」「地域に貢献したい」といった内容を書く学生が多いため、内容が似通いやすい傾向があります。
そのため、単に想いを伝えるだけでなく、鉄道業界ならではの特徴や企業理解を踏まえて具体的に伝えることが重要です。ここでは、選考で他の就活生と差別化するために意識したいポイントを解説します。
▼鉄道業界の志望動機で差をつけるポイント
・安全への意識を強調する
・地域や社会に対する貢献意欲をアピールする
・鉄道業界の今後の動向を押さえる
以下で詳しく解説していきます。
安全への意識を強調する
鉄道業界では、何よりも「安全」が最優先されます。小さなミスが重大事故につながることもあるので、どの職種であっても安全意識を持って行動できる人材が求められているでしょう。
志望動機では、「責任感を持って行動した経験」や「慎重に取り組んだ経験」を具体的に伝えることで、安全を重視する姿勢をアピールできます。例えば、アルバイトや部活動でミスを防ぐために工夫した経験などを交えると、説得力が高まるでしょう。
特に運転士・技術職・駅係員など現場職を志望する場合は、安全意識への言及が重要になります。
地域や社会に対する貢献意欲をアピールする
鉄道会社は、単に移動手段を提供するだけでなく、地域社会を支える役割も担っています。
近年では、駅周辺開発や観光事業、地域イベントとの連携などを通じて、地域活性化に取り組む企業も増えており、「地域を支えたい」「街づくりに関わりたい」といった視点は、鉄道業界の志望動機と相性が良いです。
ただし、抽象的に「地域貢献したい」と述べるだけでは差別化につながりません。例えば、「通学で利用していた沿線に愛着がある」「地域活性化を学ぶ中で交通インフラの重要性を実感した」など、自分の経験と結びつけて説明することが重要です。
また、その企業がどのような地域戦略を行っているかまで触れられると、企業研究の深さも伝わります。
鉄道業界の今後の動向を押さえる
鉄道業界の将来性や課題を理解した上で志望動機を書くことで、他の就活生との差別化につながります。
近年の鉄道業界では、少子高齢化や人口減少、コロナ禍による利用者減少などを背景に、鉄道以外の事業拡大が進んでいることを知っておきましょう。特に、不動産・観光・MaaS・海外事業などに力を入れる企業が増えています。
そのため、志望動機の中で「今後の鉄道業界で何に挑戦したいのか」まで言及できると、業界理解の深さをアピールできるでしょう。例えば、「MaaSを活用した利便性向上に関わりたい」「観光事業を通じて地域活性化に貢献したい」といった内容です。
詳しくはこの後の「今後の鉄道業界の動向」で解説します。
今後の鉄道業界の動向
鉄道業界は、人々の生活を支える社会インフラとして重要な役割を担っていますが、一方で、少子高齢化や人口減少、ライフスタイルの変化などにより、従来の「鉄道運賃中心」のビジネスモデルだけでは成長が難しくなっています。
そのため近年では、非鉄道事業の拡大やデジタル技術の活用など、新たな成長戦略に取り組む企業が増えており、志望動機を書く際もこうした業界動向を理解した上で、自分がどのように貢献したいのかを伝えることが重要です。
非鉄道事業の拡大
近年の鉄道業界では、不動産・観光・流通など非鉄道事業の重要性が高まっています。
人口減少やリモートワーク普及の影響により、鉄道利用者数は以前ほど安定的に増加しにくくなっていることが理由の一つです。そのため、多くの鉄道会社は運賃収入だけに依存せず、収益源の多角化を進めています。
特に私鉄各社では、駅周辺の商業施設やマンション開発、ホテル運営などを通じて沿線価値向上に取り組んでいます。また、観光事業やレジャー施設運営を強化する企業も増えており、「移動」だけでなく「暮らし全体」を支える存在へと変化しているといえるでしょう。
海外展開の強化
日本の鉄道は、安全性や定時運行、運営ノウハウの高さが世界的に評価されており、アジアを中心に鉄道運営や技術支援を行う企業が増えています。
例えば、車両メンテナンスや運行管理システムの提供だけでなく、都市開発や駅周辺開発を含めた総合的なインフラ輸出も進められており、海外事業の拡大によって、新たな収益確保や日本の技術力発信につながることが期待されるでしょう。
MaaS事業の展開
近年の鉄道業界では、MaaS(Mobility as a Service)事業への注目が高まっています。
MaaSとは、鉄道・バス・タクシー・シェアサイクルなど複数の移動手段をデジタル上で連携させ、より便利な移動サービスを提供する仕組みです。
従来の鉄道会社は「移動手段の提供」が中心でしたが、現在は利用者の移動全体を快適にするサービスづくりへと変化しています。スマートフォンアプリによる経路検索や予約、キャッシュレス決済などを活用し、利用者の利便性向上を目指しており、すでに身近な存在です。
コロナ禍による旅客数への影響
コロナ禍は、鉄道業界に大きな影響を与えました。
リモートワークやオンライン授業の普及によって通勤・通学利用が減少し、多くの鉄道会社で旅客数が大幅に落ち込みました。特に都市部の鉄道会社では、定期券利用者減少による影響が大きかったとされています。
この経験を通じて、鉄道会社は従来のビジネスモデルを見直し、非鉄道事業拡大やデジタル化をさらに推進するようになりました。また、観光需要回復に向けた取り組みや、新たな移動需要創出も進められています。
今後の鉄道業界でも、社会変化に柔軟に対応しながら、新たな価値を提供していくことが重要になるでしょう。
【NG例文付き】鉄道業界の志望動機を書く際に注意すべきこと
先ほども紹介した通り、鉄道業界の志望動機では、「人々の生活を支えたい」「地域に貢献したい」といった内容を書く就活生が多いため、内容が似通いやすい傾向があります。
また、企業研究が不十分だと、採用担当者に「どの会社でも良いのでは?」と思われてしまう可能性もあるでしょう。ここでは、鉄道業界の志望動機でよくあるNG例と改善ポイントを解説します。
また、企業研究が不十分だと、採用担当者に「どの会社でも良いのでは?」と思われてしまう可能性もあるでしょう。ここでは、鉄道業界の志望動機でよくあるNG例と改善ポイントを解説します。
NG例文:事業の安定性のみが理由で志望している
▼NG例文
私は、鉄道業界が社会インフラを支える安定した業界であり、将来的にもなくならない仕事であると考えたため志望しています。人々の生活に欠かせない業界である点に魅力を感じており、長く安心して働ける環境だと思いました。
▼解説
鉄道業界の安定性や社会貢献性に触れること自体は問題ありません。しかし、「安定しているから」という理由だけでは、受け身な印象になりやすく、「なぜ鉄道業界で働きたいのか」が十分に伝わりません。
また、この内容では他のインフラ業界や公務員などにも当てはまるため、鉄道業界を志望する理由としては弱くなってしまいます。
改善する際は、「鉄道業界だからこそ実現できること」を具体的に伝えることが重要です。例えば、「地域活性化に関わりたい」「街づくりに携わりたい」「安心・安全な移動を支えたい」などを自分の経験や価値観と結びつけると良いでしょう。
NG例文:鉄道事業へのこだわりが強すぎる
▼NG例文
私は幼い頃から電車が好きで、休日にはさまざまな路線に乗車していました。そのため、将来は鉄道に関わる仕事に就きたいと考えるようになりました。特に鉄道運行に魅力を感じており、利用者を安全に目的地へ運ぶ仕事に携わりたいと考えています。鉄道会社で働くことが昔からの夢であり、鉄道に関わる仕事であればやりがいを持って働けると考えています。
▼解説
鉄道が好きであることは、業界への関心を示すうえでプラスになる場合もあります。しかし、「鉄道が好き」という気持ちだけでは、企業側に「趣味の延長ではないか」と思われる可能性があります。
また、現在の鉄道会社は鉄道運行だけでなく、不動産・観光・流通・MaaSなど幅広い事業を展開しています。そのため、鉄道事業だけに強くこだわりすぎると、業界理解が浅い印象を与えてしまうでしょう。
改善する際は、「鉄道を通じて何を実現したいのか」を意識することが重要です。例えば、「沿線価値向上に貢献したい」「地域活性化に関わりたい」など、鉄道会社全体の役割に視野を広げることで、より説得力のある志望動機になります。
NG例文:ほかの企業との差別化ができていない
▼NG例文
私は、人々の生活を支える仕事に魅力を感じ、貴社を志望しています。鉄道は通勤・通学など多くの人々に利用されており、社会に欠かせないインフラであると考えています。また、地域社会に貢献できる点にも魅力を感じています。入社後は、多くの利用者が安心して利用できる環境づくりに貢献したいです。
▼解説
内容自体は間違っていませんが、この志望動機では「なぜこの会社なのか」が見えてきません。そのため、採用担当者に「他社でも同じことが言えるのでは?」と思われる可能性があります。
鉄道会社ごとに、沿線特性や事業戦略、強みは大きく異なります。例えば、都市開発に力を入れている企業や、観光事業を強化している企業、空港アクセスに強みを持つ企業など、それぞれ特徴があります。
改善する際は、「〇〇沿線の街づくりに魅力を感じた」「貴社の観光事業に共感した」など、その企業ならではの特徴を入れることが重要です。企業研究を行い、「なぜその会社なのか」を具体化することで、志望度の高さを伝えられます。
NG例文:自分の力がどのように貢献するか書かれていない
▼NG例文
私は、多くの人々の役に立てる仕事に携わりたいと考え、鉄道業界を志望しています。鉄道は人々の生活を支える重要なインフラであり、日常生活に欠かせない存在だと感じています。また、地域社会への貢献度も高く、やりがいの大きい仕事だと考えています。入社後は、利用者に安心して利用してもらえるよう努力したいです。 ▼解説
この志望動機では、「働きたい理由」は書かれているものの、「自分がどのように活躍できるのか」が見えてきません。企業側は、学生の想いだけでなく、「入社後に活躍できる人材か」を重視しています。
そのため、学生時代の経験や強みを踏まえながら、「どのように企業へ貢献したいのか」を具体的に伝えることが重要です。
例えば、「アルバイトで培った対応力を活かして利用者対応に貢献したい」「ゼミ活動で培った分析力を活かして沿線活性化施策に携わりたい」など、自分の強みと仕事内容を結びつけることで、採用担当者に活躍イメージを持ってもらいやすいでしょう。
自分に合った鉄道会社に行くには?
ここまで鉄道業界についての様々な情報を解説してきました。様々な企業や業界の特徴を知ったうえで、自分にあった会社はどこなのか気になる方も多いのではないのでしょうか。ここでは以下の観点から自分に合う会社を探す方法をご紹介します。
▼自分に合った鉄道会社の探し方
・鉄道事業をメインに携わりたい
・非鉄道事業をメインに携わりたい
・エリア・路線特性で選ぶ
・企業文化・社風で選ぶ
鉄道事業をメインに携わりたい
鉄道事業に強い関心がある場合はどうすればよいのでしょうか?
東海旅客鉄道の例を見ていきましょう。2025年3月期のJR東海では、連結営業収益の約81%を運輸業が占めています。その収益の中心となっているのが東海道新幹線です。
単体の運輸収入を見ると、大部分を東海道新幹線が占めており、JR東海の収益基盤が新幹線事業に大きく依存していることが分かります。
これに対して私鉄各社では、不動産や流通、ホテル、レジャーなど非鉄道事業の割合が高く、鉄道事業の売上比率が20%前後にとどまるケースも少なくありません。
このことから、JR東海は「鉄道」を中心に成長している会社であることが読み取れます。そのため、「鉄道事業そのものに携わりたい」「高速鉄道や新幹線に関心がある」という人にとって、JR東海は有力な選択肢の一つになるでしょう。
また、企業研究では現在の売上構成だけでなく、中期経営計画や重点施策も確認することが重要です。実際にJR東海は、東海道新幹線の輸送力強化や安全対策、さらにリニア中央新幹線の建設など、鉄道事業への大規模投資を継続しています。
企業が今後どの事業に注力していくのかまで把握することで、入社後にどのような仕事へ関われる可能性が高いのかも見えてくるでしょう。
【参考】JR東海 「収益構造」
非鉄道事業をメインに携わりたい
非鉄道事業の中でも、東急における代表的な存在が不動産事業です。沿線開発や再開発を通じて街づくりを支える、東急グループの中核事業の一つと言えるでしょう。
しかし、売上高だけを見ると、不動産事業の存在感はそこまで大きくないように見えます。実際、2025年3月期の東急では、不動産事業の売上割合は全体の約24%である一方、交通事業は約15%を占めています。
一方で、利益ベースで見ると印象は大きく変わります。不動産事業の営業利益は全体の約47%を占めており、交通事業の約28%を大きく上回っています。つまり、東急は「鉄道会社」というイメージが強い一方で、実際には不動産事業がグループ全体の利益を支える重要な柱となっているのです。
このように、企業研究ではまず企業のIRなどの情報を見て数字からその会社の強みを分析してみると良いでしょう。また、売上高だけで事業の重要性を判断するのは危険です。利益率や事業構造まで踏み込んで分析することで、その企業が本当に強みとしている事業や、将来注力していく分野が見えてきます。
エリア・路線特性で選ぶ
鉄道業界を選ぶ際は「どのエリア・路線に携わりたいか」という視点も非常に重要です。鉄道会社によって、運営するエリアや路線の特徴、利用者層、果たす役割は大きく異なります。
例えば、東日本旅客鉄道は首都圏の通勤輸送だけでなく、東北・甲信越エリアまで幅広い地域を担当しており、都市交通と地方交通の両方に関われる点が特徴です。一方、東海旅客鉄道は東海道新幹線という国内有数の大動脈を抱えており、高速鉄道輸送に強みがあります。
また、私鉄各社も沿線によって特色が大きく異なります。たとえば、東急は渋谷を中心とした都市開発と沿線価値向上に力を入れており、「街づくり」と一体になった鉄道経営が特徴です。阪急阪神ホールディングスは関西圏の住宅地開発や百貨店事業との連携が強く、沿線ブランドの確立に成功しています。
さらに、空港アクセス路線や観光路線に強みを持つ会社もあります。例えば、京成電鉄は成田空港アクセスを担い、訪日外国人需要との結びつきが強い企業です。観光列車や地域活性化に力を入れている会社もあり、「地域貢献をしたい」「観光需要に携わりたい」といった軸で企業を選ぶ学生も少なくありません。
このように、同じ鉄道業界でも企業ごとに役割や強みは大きく異なります。自分が「都市交通に携わりたいのか」「新幹線に関わりたいのか」「街づくりをしたいのか」「地域活性化に興味があるのか」といった観点から企業研究を進めることで、自分に合った鉄道会社を見つけやすくなるでしょう。
鉄道業界の就職で後悔しないために
鉄道業界の就職する企業の選び方、そして志望動機の伝え方について説明してきました。鉄道業界の志望動機制作がなかなか進まない…とお悩みの就活生は、OB・OG訪問アプリのMatcherがおススメです!
Matcherで志望動機の構成を考えてみよう
Matcherとは所属大学や住んでいる地域に関係なくOB・OG訪問ができるアプリです。
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