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鉄道の志望動機の書き方を説明する写真です。

【鉄道業界】就職する企業の選び方-志望動機はどう伝える?

就活生から根強い人気を誇る鉄道業界。この記事では、鉄道業界における就職する企業の選び方と、説得力のある志望動機の考え方を説明します。ぜひ記事を読んで、自分に合った企業に就職するための一助としてください。

2018.02.09

鉄道の志望動機の書き方を説明する写真です。

【鉄道業界 目次】

‌第1章
第2章
第3章
第4章
【鉄道業界】就職する企業の選び方-志望動機はどう伝える?←Now

‌第5章

はじめに

多くの学生から人気を集める鉄道業界。しかし、企業ごとの差異が分かりづらく、就職に際しての企業の選び方が分からない人は多いのではないでしょうか?
‌この記事では、就職する企業を選ぶ上で参考になる情報の集め方や、集めた情報を志望動機にどう生かすのかについて解説します。効率良く企業の情報を集めて、就職する企業を選ぶ際に参考にしてください。

鉄道業界の企業を選ぶために有用な情報とは?

就職する企業選ぶ上でなくてはならないのが、企業の情報。ここでは有益な情報を効率良く収集する手段として、新卒採用ページIRについて紹介します。

新卒採用ページ

非常にわかりやすく事業や仕事内容について説明されているのが新卒採用ページ。新卒採用ページで確認すべきポイントは、以下の4点です。

企業メッセージ

採用ページの中で、見落とされがちなのが企業メッセージです。企業メッセージとは、社長からのメッセージや人事部長からのメッセージ、あるいは会社自体のビジョンのことを指します。抽象的な表現が多いため軽視している人もいるかもしれませんが、各社の企業メッセージを比較するとその会社の特徴が分かります。特に社長メッセージなどは会社が目指している方向性を具体的に示している場合がああるので、意識して読んでみてください。企業メッセージに大いに共感するのであれば、それを志望動機に盛り込むことができるでしょう。

‌ここでは例として、JR東海と小田急電鉄の社長メッセージを比較してみましょう。

‌まずはJR東海の社長のメッセージを一部抜粋しました。
‌ JR東海は、日本経済、国民生活のインフラ会社であり、この誇りと使命感をつねに持ち続けて運営、経営を行っていくことが本来的に求められる会社であるということです。

‌‌一方、小田急電鉄社長のメッセージです。
‌ 当社が今後も引き続き成長していくためには、沿線の魅力をより一層高め、お客さまから選ばれる沿線にしていかなければなりません。(中略)小田急グループ各社が連携しながら、質の高い鉄道サービスを基盤に安心、便利、快適な生活環境を創造することで、日本一暮らしやすい沿線の実現を目指しています。

いかがでしょうか?JR東海は国有企業の伝統を受け継ぎ、使命感や社会貢献という意識が前面に出ています。一方の小田急電鉄は沿線の拡充を進め、沿線の暮らしを豊かにしたいという思いが感じられます。
‌各社をこのような形で比較することで、自分のマインドに合った企業を探してみてください。

事業内容紹介

事業内容の紹介を見れば、その鉄道会社が行っている事業を大枠で把握することが出来ます。その会社でやりたい事業に関われるか確認しましょう。鉄道会社は鉄道事業だけでなく、不動産や百貨店など様々な事業を展開しています。採用ページの事業内容の項目から、自分が把握していない鉄道会社の事業を知ることができるでしょう。

仕事内容紹介

社員のインタビューと一体になっている場合が多くなっている仕事内容の紹介。これを読むどのような職務を担うことになるのかイメージしやすくなるでしょう。先述の通り、鉄道会社は数多くの事業を展開しています。そのため、社員が担う仕事も多種多様です。私たちの想像が及んでいない仕事が多数存在していても不自然ではありません。就職後の仕事をより具体的にイメージするためにも、仕事紹介や社員のインタビューを読んでおいてください。

待遇

事業内容や仕事内容はもちろん重要ですが、給与や福利厚生といった待遇面も働くうえで重要な要素です。新卒採用ページには給与のほか女性の働きやすさといった情報も記されています。しかし、充実した保養施設や育休制度を有していてもその使用頻度や制度利用率までは分かりません。あくまで、限定的な情報だと考えてください。

IR

IRとは、上場企業が株主向けに公開している情報です。株式会社は自社に出資している株主に対し、事業の状況や目標の達成状況を報告する義務があります。上場している企業はIRを公開しているので、企業のホームページから閲覧することが可能です。
‌以下にはIRのなかで就活に有益と思われる情報を紹介しました。非上場企業にはIRの公開義務はありませんが、上場していないJR系の企業も経営計画を公開しています。ぜひ確認してみてください。

長期経営計画

長期経営計画は今後その企業がどういう方針で事業展開していくのかを示したものです。今後のあるべき姿や強化していく事業など、抽象的なビジョンが提示されています。
例えば、東急電鉄では創立100周年を迎える2022年にむけて、東急が「選ばれ続ける」ための業務の拡大と効率の改善を謳っています。JR東日本では東日本大震災を出発点とした長期経営計画を「グループ経営構想 Ⅴファイブ ~限りなき前進~」と銘打って社会インフラとしての「変わらぬ使命」を果たし続けること、そして「無限の可能性の追求」により成長をめざすことを 2 つの重要な柱として掲げています。いずれもコンセプトを示す程度で、より具体的な指標は後述する中期経営計画や単年の事業計画において示されています。

中期経営計画

中期経営計画には各企業が3~5年間で実施していく取り組みが記されています。長期経営計画を達成するために中期的に追っていくべき指標で、数字などを用いながら具体的に示されているのが特徴です。企業が力を入れている事業今後力を入れていく事業も把握することができます。企業が示す具体的な指標が、自分のやりたいことと合致しているかを確認しましょう。
中期経営計画の例を挙げると、東急電鉄では2022年にむけた長期経営計画において、2015年~2017年は安全対策の充実や沿線の不動産開発の推進に力を入れていくことを示しています。東武鉄道では2017年~2020年において東京オリンピック・パラリンピック開催とその後を見据えた事業の種蒔きと育成、また急伸するインバウンド需要の取り込みによる収益拡大を目指します。
以上のように、具体的にその企業が目指す方向性が示されているのです。

財務情報

財務情報と聞くと堅苦しい印象を受ける方もいるかもしれませんが、決して難しいものではありません。株主向け説明会の資料が公開されている場合は参照してみましょう。事業ごとの売上が分かりやすく記載されているだけでなく、先述の経営計画についても触れられている場合が多いです。また企業によってはホームページ上に直接、財務ハイライトを掲載しています。
これらによって1年間でどのような取り組みがなされたか分かるほか、各企業が強みとしている分野が分かります。鉄道会社は様々な事業を展開していますが、企業ごとに強みや重点事業は異なります。財務状況や株主向け説明会の資料は各社の特徴を判断するうえで重要な情報となるのです。
さらに言えば、公開されている情報から企業や業界の弱点まで分かる場合があります。新卒採用ページは優秀な学生を集めるためのものです。したがって、基本的には学生にとって魅力的に映る情報しか掲載されていません。それに対しIRは苦しい状況であっても、包み隠さず株主に伝える必要があります。そのうえでどう対処していくかを訴え、株主の理解を求めていくのです。
これは財務情報に限った話ではありませんが、その会社が置かれている状況を客観的に把握するために、IRは極めて有効なツールと言えるでしょう。

自分に合った鉄道会社に行くには?~集めた情報の分析方法~

ここまで情報を集めるツールについて解説してきました。では、集めた情報からどのような分析ができるのでしょうか。簡単な例を挙げていきましょう。

鉄道事業をメインに携わりたい

鉄道事業に強い関心がある場合はどうすればよいのでしょうか?
‌JR東海の例を見ていきましょう。JR東海は事業売上の約75%を鉄道事業が占めています。さらに、その鉄道事業の約90%は東海道新幹線が占めていることが事業ごとの売上から把握できます。これに対し私鉄各社では、売上に占める鉄道事業の割合が20%前後であることが多いのです。ここからJR東海が鉄道事業に非常に力を入れていること、特に東海道新幹線が主力事業であることが分かります。鉄道事業に関わりたい人、また新幹線に関心がある人はJR東海という選択肢が有力になるかもしれません。併せて今後の経営計画を参照し、鉄道事業をどう位置付けているのかを確認すると企業選びの参考になるはずです。

非鉄道事業の内訳を知りたい

非鉄道事業の代表格と言えるのが不動産事業です。街づくりを担う重要な事業とも言えるでしょう。しかし、売上で見ると大きな割合を占めていないように思えます。例えば、東急電鉄。売上で見ると不動産が約15%なのに対し、百貨店などの流通事業が約60%を占めます。
これを売上ではなく、利益で見たらどうなるのでしょうか。利益で考えると不動産は全体の約38%。対する流通事業は約19%です。また交通事業が全体の利益に占める割合が約35%なので、不動産事業の利益は鉄道をも上回っています。売上を見ただけでは分かりませんでしたが、不動産は東急にとって非常に重要な事業であることがはっきりするのです。売上だけを見て、その企業が力を入れている事業を判断するのは早計です。あらゆる情報を基に、就職する企業を選択しましょう。

‌(例文あり)集めた情報を反映させた志望動機

ここまで、情報の集め方とその分析について解説してきました。この項ではその情報を志望動機という形にしていきます。
‌以下にでは例として、JR東海の志望動機をまとめました。集めた情報と自分の経験をうまく組み合わせて、説得力のある志望動機にしてください。

‌JR東海の志望動機の例文(事務系)

‌‌私は貴社で鉄道事業に携わることで日本経済、そして国民の生活を支えていきたいと考えております。
大学時代、流通史について学びました。そして交通手段が日本の経済発展を助け、人々の生活を豊かにしてきたことを知りました。時代が移り変わっても、人の移動は重大な事項です。私も東海道新幹線という日本交通の大動脈を担い、この国の発展に寄与したいと考えております。また、貴社の日本をより良い国にしていきたいという想いが、超電導リニアによる中央新幹線計画のような新しいプロジェクトにチャレンジする活力を生み出しているのだと思います。私も使命感と誇りを持って貴社で新たな挑戦をしていきたいと考えております。

鉄道業界の就職で後悔しないために

鉄道業界の就職する企業の選び方、そして志望動機の伝え方について説明してきました。みなさんが鉄道業界の企業を選ぶ際に参考になれば幸いです。自分のやりたい仕事や求める環境を踏まえて情報収集をし、自分に合った企業を選び取ってください。

‌次で、鉄道業界についての記事は最後。鉄道業界で働く社会人にOB・OG訪問をする際にすべき質問をお伝えします。OB・OG訪問は、インターネットや書籍では分からない現場の声を聞くことができる貴重な機会。ぜひ適切な質問をして、有意義な訪問にしてください。
  • 【鉄道業界】効果的なOB・OG訪問の極意

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