【保存版】鉄道業界に就職するには?選考フローから対策まで徹底解説

2023/07/18
職種研究
業界の仕事内容
インフラ業界
就活準備
各業界の志望動機
鉄道
目次
1.
はじめに〜鉄道業界とは?~
2.
鉄道業界主要8社の選考フローを解説
3.
鉄道会社が求める人材像とは?
4.
‌鉄道業界のOBに会う前に
5.
OB・OG訪問の意義
6.
鉄道業界で働く社会人にすべき質問
7.
‌鉄道業界で働く社会人にすべきでない質問
8.
鉄道業界のOBに会いに行こう

はじめに〜鉄道業界とは?~

多くの学生が志望する鉄道業界。そのため、漠然と鉄道業界を捉えているだけでは選考を突破するのは非常に難しくなります。

また、仮に選考を突破したとしてもイメージとの乖離があれば、違和感を抱えながら仕事をしなければなりません。それを避けるためには情報を事前にしっかりと集めることが重要です。

この記事では、鉄道業界の仕事内容から、内定までの選考フローなどを網羅的に解説しています。
鉄道業界を志望する方はぜひ参考にしてみてください。

業務内容

さっそく鉄道業界特有の仕事について確認してみましょう

‌整備(建設、車両、工務、電気)

車両、線路など運行にかかわる設備の保守、点検を行います。
基本的に技術系総合職が配属される仕事です。

サービス提供(鉄道事務、運行・運行管理、販売管理)

旅客輸送や、貨物輸送及び、正確なダイヤで電車を走らせるための管理業務が主な仕事です。
技術系総合職が配属されます。

サービス開発(鉄道サービス企画、ITサービス企画)

利用者の動向を分析し、ニーズのあるサービスを企画します。

営業・販売促進(営業企画、営業管理、販売促進、広告促進)

各鉄道の利用促進のための広告宣伝などを担います。

不動産開発(不動産関発)

沿線の不動産開発を行うことで、路線利用者を増やすことが仕事です。


給料

厚生労働省の「令和2年賃金構造基本統計調査」によると鉄道職員の平均年収は「635万円」とのことです。

日本の平均年収「443万円」に比較して高いことがわかります。

なお、総合職以外の職員も母数に含まれているため、総合職の平均年収は表示の値よりも高くなると推定されます。

以下に鉄道業界年収ランキングTOP10を掲載しますので、参考にしてみてください。
鉄道業界 年収ランキング
※上記企業の有価証券報告書または公開資料を参考に弊社作成

将来性


新型コロナウイルスによる打撃が未だに続いており、運送分野においては厳しい状況が続いています。

一方で、MAAS(自家用車を除く全ての交通手段による移動を1つのサービスとして捉える概念)への注目に活路を見出している鉄道企業も多いです。

加えて不動産業をはじめとした事業の多角化を目指しており、輸送業に頼らない経営を行えるか否かが経営の別れ道になるといえるでしょう。

鉄道業界主要8社の選考フローを解説

ここからは鉄道業界の主要企業内定のために、どのような選考フローを経る必要があるのかについて解説します。

なお、選考フローは採用年度によって異なるため、応募の際は必ず公式の情報を参照するようにしてください

JR東日本

JR東日本選考フロー
エントリーシート
WEBテスト
形式:SPI(テストセンター)

一次面接
形式:社員2:学生1 個人面接
所要時間:20分程度
内容:志望動機など

二次面接
形式:社員1:学生1 個人面接
所要時間:15分程度
内容:学生時代に力を入れたこと、関心のある事業領域

最終面接
形式:社員1:学生1 個人面接
所要時間:30分程

内定

JR東海

JR東海選考フロー‌リクルーター面談(1回目)
リクルーター面談(2回目)
リクルーター面談(3回目)
エントリーシート
一次面接
形式:人事社員1:学生1 個人面接
所要時間:30分程度
内容:志望動機・学生時代に力を入れたことなど
二次面接
形式:人事課長1:学生1 個人面接
所要時間:30分程度
内容:志望動機・時事問題への意見・他社の選考状況など
最終面接
形式:人事部長1:学生1 個人面接
所要時間:20分程度
内容:志望動機・意思確認

JR西日本


‌エントリーシート
WEBテスト
形式:玉手箱(自宅受験可能)
リクルーター面談(1回目)
リクルーター面談(2回目)
リクルーター面談(3回目)
リクルーター面談(4回目)
管理職面談
形式:人事課長1:学生1 個人面接
所要時間:30分程度
内容:志望動機・他社の選考状況など
最終面接
形式:人事部長1:学生1 個人面接
所要時間:30分程度
内容:志望動機・入社後にやりたいこと

面接をしている様子

東急電鉄株式会社

東急電鉄 選考フロー‌エントリーシート
WEBテスト
形式:SPI(自宅受験可能)

一次面接
形式:社員2:学生2 集団面接
所要時間:40分程度
内容:学生時代に力を入れたこと、入社後に取り組みたいこと
二次面接
形式:社員2:学生1 個人面接
所要時間:40分程度
内容:ケース問題、自己PR
グループディスカッション
形式:5~6人
所要時間:30分程度
出題:事業立案

最終面接
形式:社員2:学生1 個人面接
所要時間:40分程度
内容:志望動機、ストレス耐性など

東京地下鉄株式会社

東京メトロ 選考フロー‌エントリーシート        
Webテスト
形式:玉手箱(自宅受験可能)

一次面接 
形式:社員1:学生1 個人面接
所要時間:20分程度
内容:学生時代に力を入れたこと、入社後に目指すリーダー像

 二次面接
形式:部長職社員2:学生1 個人面接
所要時間:30分程度
内容:他社との比較、リーダー経験について

 最終面接
形式:役員4:学生1 個人面接
所要時間:30分程度
内容:一般常識、志望動機

‌内定

‌【参考】東京メトロ TOKYO METRO RECRUITING

小田急電鉄株式会社

小田急 選考フロー
‌エントリーシート
一次面接
形式:社員1:学生1 個人面接
所要時間:20分程度
内容:学生時代に力を入れたことなど
二次面接
形式:社員2:学生1 個人面接
所要時間:30分程度
内容:志望動機など

最終面接
形式:社員2:学生1 個人面接
所要時間:15分程度
内容:入社してからやりたいこと

 内定

‌【参考】新卒採用情報│小田急電鉄
就職活動のイメージ

京王電鉄株式会社

京王電鉄選考フロー
エントリーシート
Webテスト
形式:SPI(自宅受験可能)

グループディスカッション
形式:4人
所要時間:1時間程度
出題:京王電鉄が今後力を入れていくべき領域

一次面接
形式:社員2:学生1 個人面接
所要時間:40分程度
内容:志望動機、学生時代に力を入れたこと、選考状況

最終面接
形式:社員2:学生1 個人面接
所要時間:1時間程度
内容:何故京王電鉄なのか、学生時代に力を入れたことなど

近鉄グループホールディングス

近鉄 選考フロー‌エントリーシート
一次面接
形式:社員1:学生1 個人面接
所要時間:30分程度
内容:志望動機、近鉄グループで挑戦したいこと

WEBテスト
形式:企業オリジナル(自宅受験可能)

二次面接
形式:社員2:学生1 個人面接
所要時間:30分程度
内容:学生時代に力を入れたことなど

最終面接
形式:社員6:学生4 テスト、グループ面接
所要時間:1時間30分程度(テスト30分、グループ面接45分) 
内容:今後伸びる事業、沈む事業はなにか、DX化に向けた子会社の活用法など

鉄道会社が求める人材像とは?


実は「鉄道が好きな人」「鉄オタの人」が、鉄道業界の選考に有利になるとは限りません。

以下に鉄道各社の求める人材像を掲載しますので参考にしてみてください。
採用されるイメージ

JR西日本

・覚悟・志
不確実性の高い時代に経営を担う重責を認識し、自らが当事者となって安全で豊かな社会づくりに寄与し、当社グループの持続的発展を担う「覚悟」と「志」を備えた人

・経営視点
経営環境の変化を的確に捉え、当社グループの持続的発展に資する経営ビジョンを描き、「地域価値」「線区価値」「事業価値」の向上にリーダーシップを発揮できる人

・創造力
既成概念にとらわれることなく、新たな価値やビジネスを創出することに挑戦できる豊かな「創造力」を有する人

・推進力
目標達成のために組織を束ね、内外のステークホルダーの皆様に理解を得ながら事業を推進し成果を最大化することができる人


相模鉄道株式会社

・成長する
向上心を持って成長する。
周囲への働きかけを通じて組織全体のレベルアップを図る。
・工夫する
現状に満足せずに創意工夫を重ねる。
広い視野を持ち、環境の変化に対応し、改善・改良を追求する。
・ひたむきに取り組む
よく準備して、真面目にコツコツと仕事に励む。
大切なことを怠らず、正しいことをする。
・やり遂げる
どんな仕事にも自分なりの目標をもって積極的に取り組む。
困難があっても諦めずに粘り強く立ち向かい、達成する。
・力を合わせる
コミュニケーションを円滑にし、協力して仕事を進める。
組織の力を活用して仕事を行う。



‌鉄道業界のOBに会う前に

多くの学生が志望する鉄道業界。しかし、漠然と事業を捉えているだけでは選考を突破するのは非常に難しくなります。また、仮に選考を突破したとしてもイメージとの乖離があれば違和感を抱えながら仕事をしなければなりません。それを避けるためには情報を事前にしっかりと集めることが重要です。
その際、有効な手段となるがOB・OG訪問。記事を読んで、適切なOB・OG訪問をできるようになりましょう。

OB・OG訪問の意義

情報を集めるうえで非常に大きな役割を果たすと言われるOB・OG訪問
しかし、インターネットが充実した昨今にあってPCやスマホで得られる有益な情報は多数あります。そのような中で鉄道業界の就活においてOB・OG訪問が有効だと言えるのはなぜでしょうか。

‌まず、インターネット上からでは分からないことがたくさんあるからです。幅広く展開されている鉄道会社の事業とその業務の詳細までは公開されていないため、聞かなければ分かりません。また、企業文化といった定性的な情報については自分で判断するしかないのです。

‌さらに言えは、画一的な情報だけではほかの就活生と違いが生まれません。簡単に調べられる情報だけが根拠の志望動機は説得力を欠きます。より具体的な情報からしっかりと志望動機を練ることによって初めて入社への熱意が伝わるのです。

鉄道業界で働く社会人にすべき質問

OB・OG訪問の意義が明らかになったところで、鉄道業界で働く人たちに聞いておきたい質問をいくつかピックアップしてみました。OB・OG訪問ではインターネットなどで公開されている情報を聞いても意味がありません。それを踏まえて深堀りするなど公開されている情報からは分からない部分を質問しましょう。
以下では質問を2種類に分類しています。1つは志望動機を深める質問。もう1つは会社について知る質問です。就職した後の自分をイメージしながら、効果的な質問をぶつけていきましょう。
OB訪問でメモを取っている

‌志望動機を深める質問

志望動機を深める質問は選考突破に向けた準備です。志望動機は選考突破に向けて非常に重要な要素。なぜその会社でなければならないのかを面接官にしっかりと伝える必要があります。

‌このような重要な事項について、すべてをインターネットの情報に頼るのは危険です。自分の関心事に沿う質問を通じて、社員の方から志望動機につながる情報を引き出しましょう。

やりがい

やりがいは極めて主観的な情報です。ゆえに他人のやりがいを聞いても意味がないと考える人がいるかもしれませんが、決してそのようなことはありません。
鉄道会社であれば、輸送を通じて日本の経済を支える。あるいは不動産事業を通じて、沿線を住みよい街にする。あらゆるやりがいが想定されます。しかし、実際に入社後にやりがいとして実感できるものなのか。あるいは想定していなかったが、入社後に発見したやりがいがあるのか。

‌実際に働く社員の方からの情報は、自分がやりがいを持って働けるかイメージするうえで有益な情報です。鉄道会社だからこそ実現できる自分のキャリアをイメージしたうえで、事業や業務に関する具体的な質問を行いましょう。

‌「御社に入社する際にイメージしていたやりがいと、実際に働くうえで感じるやりがいに差異はありましたか?」
「不動産会社ではなく、鉄道会社の不動産事業に携わるからこそ得られるやりがいはありますか?」
「鉄道は国を支えるインフラだとよく言われますが、それを実感するのはどのようなときですか?」

ジョブローテーション

就職してからの仕事内容と大きく関わってくるのがジョブローテーションです。JR、私鉄を問わず、鉄道会社は鉄道以外にも様々な事業を展開しています。
・不動産事業や百貨店をはじめとした流通事業に一度配属された後、他の事業に移ることはできるのか。
‌・移ることができるとして、それは何年単位なのか。
‌・どのような形で事業に関わることになるのか。


‌多くの学生にとって気になるポイントではありますが、これらは聞かなければわからない情報です。どの程度希望が通るのかといった点も踏まえて質問すれば、入社後に想像していた仕事と全く異なる仕事をするというミスマッチを防ぐことができます。

‌場合によってはグループの子会社に入社する方がイメージ通りの仕事をできるかもしれません。展開している事業と実際の業務との関係性を事前に明らかにしておきましょう。

‌「私は鉄道を中心とした様々な事業に携わりたいと考えているのですが、配置転換はどれくらいの頻度で行われているのでしょうか?」
「御社の手掛ける百貨店事業に関心があるのですが、どのような形で事業に携わることになるのでしょうか?」
仕事内容のイメージ

‌会社について知る質問

会社について知る質問では、その会社が自分に適しているか確認するものです。志望動機を深める質問も会社を知る質問ではありますが、それは事業や仕事内容に関するもの。一方の会社について知る質問は働く環境に対する質問と言えます。
働くうえでやりがいや充実感は非常に重要ですが、それと同様に、会社の制度やあり方、社風が自分に即しているかも重要です。適切な質問を通じて判断できるように質問しましょう。

勤務地

勤務地は先述のジョブローテーションと大きく関係しますが、勤務地の移動が気になる人はチェックしておくべきでしょう。JRの場合、私鉄に比べて担当する範囲が広くなっています。

‌転勤が難しい場合はミスマッチということになりかねません。それに対し、私鉄は特定の地域に根差した事業が展開される場合が多いです。自分の希望に即する形で仕事を行うためにも、勤務地に関して希望がある方は確認しておくべきでしょう。

‌「御社は東日本一帯に事業を展開されていますが、転勤は頻繁に行われるものなのでしょうか?転勤の仕組みについて教えていただけたらと思います。」

育休・産休制度

女性にとっては産休制度育休制度は重要な関心事である場合が多いです。これらについて聞くことは何の問題もありません。ただし、自分なりの仮説をもって質問しましょう。

‌近年、女性の社会進出の機運が一層高まる中で制度を積極的に創設している会社が増えてきており、公開されている場合が多いです。それを踏まえたうえで、実際の消化率などを聞き自分のキャリアと合致するか判断しましょう。

‌「私は結婚、出産後も働きたいと考えております。御社は充実した産休、育休制度を有していると思うのですが、利用率はどれほどでしょうか?」

企業文化

企業文化も働くうえで重要な要素です。しかし、これは質問するというよりも自分で感じとるものと言えます。質問を通じてその会社がどのような会社なのか、自分の中で整理すると良いでしょう。

‌注意してほしいのが同業他社との比較。他社との違いを聞くのは控えるのが賢明です。実際、他の鉄道会社との違いを聞かれてもその会社で働いたことがなければ、想像の域を出ません。他社との違いは自分で判断しましょう。文化のイメージ

‌鉄道業界で働く社会人にすべきでない質問

OB・OG訪問においては奨励されるべき質問がある一方で避けるべき質問も存在します。失礼のないように、注意して質問するように心がけましょう。

‌調べれば分かる質問

‌‌先ほどから述べている通り、調べて分かることを質問するのは意味がないばかりか失礼に値します。インターネットで分かる範囲の事業や業務について質問をするのは控えましょう。

‌鉄道事業の展開範囲や多角的に展開している事業内容についても採用ページで把握することが可能です。社会人の方々は貴重な時間を割いて面談をしてくれます。OB・OG訪問を実りあるものにするためには、ネットの情報や聞き及んだ情報をもとに一歩踏み込んで質問をするようにしましょう。

‌一歩踏み込むコツは自分なりの仮説をあらかじめ立てることです。「自分は公開されている情報からこう考えたのですが、実際はどうでしょうか?」と言ったかたちで質問をするスタンスが望ましいでしょう。

‌マナー違反な質問

OB・OG訪問に限らず、会社説明会や面接においても社会人に対してマナー違反とされる質問をするのは控えましょう。

‌‌給与・福利厚生‌

‌ある意味では働く目的とも言える給与。そして豊かな生活を送るための福利厚生。それらの条件が気になる方も多いと思います。
‌給与に関しては、ホームページ上で初任給等は確認可能です。昇給などについても人生設計上、重要なことではありますがこれを聞くのは一般的にマナー違反とされています。不確実ではありますが、ネット上にある給与・昇給に関する情報を参考にしてください。

‌福利厚生について単純に制度を聞くのは失礼にあたりますが、会社独自のものがあるなどキャリアプランと密接に関わっている場合があります。質問したいときは自分のキャリアとその制度が自分とどのように関係あるのか考えたうえで、一歩踏み込んだ質問をしてください。

鉄道業界のOBに会いに行こう

ここまでOB・OG訪問の意義と具体的な質問について説明してきました。ぜひ積極的に行って、鉄道業界への理解を深めてください。
‌以下にはOB・OG訪問で使えるツールをご紹介します。就活相談プラットフォームのMatcher(マッチャ−)です。
M‌atcherは、所属大学や学年に関係なく、社会人に就活相談ができるサービスです。積極的に社会人に会いに行って、鉄道業界への理解を深めてください。

‌‌【社会人・内定者の所属会社(鉄道・航空)】
東急電鉄、西武鉄道、京成電鉄、全日本航空、全日本空輸など

‌また、Matcherではプロフィールを充実させることで企業からスカウトが届くことも


‌これまでES提出のために作成した「学生時代頑張ったこと」や「自己PR」を貼り付けるだけでも、スカウト獲得の確率は大幅に上がるほか、OB訪問の承諾率も高まるので、記入するようにしてください。


‌社会人に掛け値なしにお願いできるのは、大学生であるこの時期だけ。ぜひ社会人に会いに行って、就活の糧にしてください。‌‌
社会人に会いに行く(無料)























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