【例文あり】テレビ業界の志望動機の作り方
2019.02.08

【テレビ業界 目次】
第1章第2章
第3章
第4章
第5章
テレビ業界の志望動機はどう書く?
テレビ業界の志望動機に盛り込みたい要素とは?
ここでは、テレビ業界に盛り込みたい要素について解説します。テレビ業界の志望動機に盛り込みたい要素とは、大きく分けて以下の3つ。
①テレビ業界を志望した理由(なぜ映画業界、ウェブエンタメ業界ではなくてテレビ業界なの?)
②〇〇テレビ局を志望した理由(なぜ、TBSではなくてテレビ朝日なの?)
③△△職種/××部署を志望した理由(なぜ、制作サイドではなくて営業職志望なの?)
それでは各項目ごとのポイントを確認していきましょう。
①テレビ業界を志望した理由
「テレビは楽しくて好き!」「アナウンサーや芸能人と一緒に仕事がしたい!」
テレビ業界を志望する人の中には、上記のようなミーハーな想いを持っている人が少なくありません。もちろんテレビ局もそのことを周知しています。
以前元キー局の人事担当者の方にお話を聞いた際に、「”テレビを見るのが好き”という視点で書かれている志望動機が多すぎる。その好きなテレビを”世の中に広げたい”とか、”もっと面白いテレビ番組を作りたい”という意気込みが欲しい。」と仰っていました。
具体的な例を挙げて説明しましょう。
A:「僕、テレビのバラエティ番組を見ることがすごく好きなんですよね。面白いですし、ストレスの発散にもなります。だから貴社の制作部を志望しています。」
B:「僕、テレビのバラエティ番組を見ることがすごく好きなんですよね。面白いですし、ストレスの発散にもなります。バラエティ番組の制作に携わることで、多くの視聴者に面白いコンテンツをお届けすることで、多くの人に活力を与えられるような人間になりたいです。そのため貴社の制作部を志望しています。」
Aの志望動機が視聴者目線からの”テレビ好きな志望動機”になっているのに対し、Bの志望動機は企業に入って何がしたいのか、自身の意思表示ができています。
ご自身で志望動機を作成される際には、視聴者目線の志望動機になっていないか意識するようにしましょう。
②〇〇テレビ局を志望した理由
NHK、日本テレビ、テレビ東京、テレビ朝日、、、などローカル局やインターネットテレビ局も合わせれば、テレビ番組を提供する会社は100を優に超えます。
「数多くのテレビ局がある中で、なぜ弊社なの?」
この質問が面接で聞かれるのは当然のこと。やはりテレビ局はテレビ番組を制作して収益を挙げているので、もっとも大きな差別化要素となるのは、テレビ番組の内容になるでしょう。
もちろん制作しているテレビ番組の内容以外にも様々な違いはあります。放送している地域や、放送事業以外に注力している事業内容など、各局を比較してその違いを明確に伝えられるようにしましょう。
③△△職種/××部署を志望した理由
テレビ局の選考では、エントリーシートの段階で、希望職種や部署を明記するのが一般的。テレビ局はカメラマンやアナウンサーなど専門的な職種がある一方で、営業職といった一般的な職種も存在します。様々な部署、職種の違いを明確にしてから志望動機を書くようにしましょう。企業研究に加えて、部署研究や職種研究も徹底していけば、入社に繋がりやすくなるはずです。テレビ業界の理解を深める情報源とは?
志望動機を作成する上で、「A局とB局の差異」や「C部署とD部署の違い」を明確にしていく必要性を説明してきました。
「なぜテレビ業界志望で、その中でもなぜ弊社なの? またどうしてその部署と職種を志望しているの?」
上記の質問に答えることができなければ、志望動機の完成度が十分ではないと考えた方が良いでしょう。
質問に答えるためには、各局・各部署の特徴など、他と差別化するための情報が必要。これらの情報を集めることのできる情報源を以下で紹介していきます。
新卒採用ページ
テレビ局の新卒採用ページには様々な情報が載っています。求める人材像のチェックは必見。また、社員さんの1日のスケジュールや入社理由なども掲載されているため、自身の志望動機をブラッシュアップさせるためにも利用できます。IR資料
何と言っても見ておきたいのがIR資料。IR資料とは、企業が投資家向けに発表する広報活動の資料のこと。どんな情報を伝えるかといえば、大きく2つ。過去の業績についての振り返りと今後の会社の方向性を示したものになります。
特に決算説明資料はパワーポイントなどで図や表を織り交ぜながら作っているので、読みやすいはず。ぜひ「〇〇テレビ 決算説明資料」と検索してみてください。
各テレビ局のIRを確認して見ると、ゴールデンタイムやプライムタイムの各局の視聴率や、テレビ放送以外の収益源(不動産事業や、インターネットでの物流販売など)がはっきりとわかります。説明会でも聞くことのできないような情報が載っているのでぜひ確認してみましょう。
インターンシップ
テレビ局は、会社訪問型のインターンシップが盛んです。スタジオや制作フロアに入れるインターンシップもあり、「現場」を体験できる良い機会になります。現場で実際に働かれている社員さんの姿を見ることで、説明会などでは感じることのできない社風に触れることができるでしょう。
インターンシップの倍率も高く、必ず参加できるとは限りませんが、その後の本選考とは関係ないと言われているので、ぜひ積極的に受けてみてください。
テレビ番組をよく見ること
やはりテレビ局ならではの特徴が、「誰でもいつでも簡単に商品(テレビ番組)に触れることができること」。家のテレビをつけるだけで無料で商品に触れることができます。例えば、証券会社や生命保険会社の場合、それは容易ではないでしょう。
容易に接することができる分、採用を受けるのにも関わらずテレビを全く見ていないというのは言語道断。ぜひ積極的にテレビを見て、志望しているテレビ局の番組を確認しましょう。
「どこが面白いと思ったの?」
「今より面白くさせるにはどうしたら良いと思う?」
上記のような質問をされても問題ないよう、しっかりと言語化して面接官に伝わるようにしましょう。またこの対策をすることで、テレビ局の入社試験で必須となる、クリエイティブテストで重要な発想力を磨くこともできるはずです。
テレビ業界の志望動機例
ここまでお伝えしてきた、志望動機作成の方法をもとにして実際に志望動機例を紹介します。今回はテレビ朝日の志望動機を想定したものです。
私は、「スポーツの力で日本全体を盛り上げたい」と考え、貴社の番組制作部門を志望致します。今までの人生でスポーツにたくさんの勇気や感動をもらってきました。受験に失敗し浪人したとき、熱闘甲子園という番組で高校球児の活躍を見て1年間頑張ろうと決意しました。映像とBGMがマッチして心が震えたのを今でも鮮明に覚えています。甲子園の中継を見るのとは全く別の感動を受けました。また私自身野球を始めたのも、テレビ番組の野球中継を見たことが始まりです。今度は自分がそうした感動やきっかけを与えられる仕事がしたいと考えています。そこでスポーツ部門に強い貴社で主に、スポーツ番組の制作に携わりたいです。
これはあくまで一例にすぎませんが、テレビ朝日である理由や志望部署の明記がなされています。みなさんもこのように志望動機を作っていってください。
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