インフラ業界とは?売上・年収ランキングや将来性、志望動機を解説
2026/06/29
[著者] Matcher編集部
OB・OG訪問サービス「Matcher」の編集チーム。就職活動やキャリア選択に関する情報を、学生の視点に立ってわかりやすく発信。Matcherの運営を通じて蓄積した知見をもとに、自己分析、業界研究、企業研究、ES・面接対策など、就職活動に役立つコンテンツを企画・制作する。
Matcher株式会社代表取締役。OB・OG訪問サービス「Matcher」の立ち上げおよび運営を担う。就職活動における情報格差・機会格差の解消を目指し、学生が社会人に気軽に相談できる仕組みを構築。自身も学生からの就職活動相談に応じ、自己分析、ES添削、面接対策、キャリア選択など幅広い領域で支援を行う。
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「インフラ業界にはどのような企業があるの?」「年収や働き方は?」「将来性はあるの?」など、業界研究を進めるなかでさまざまな疑問を抱く方も多いでしょう。
そこで本記事では、インフラ業界の主な分野や職種、売上・年収企業ランキング、業界の動向や将来性について解説します。また、就活対策として志望動機の作り方や例文も紹介するため、インフラ業界を志望している方はぜひ参考にしてください。
インフラ業界とは?
インフラ業界とは、人々が日常生活を送るうえで欠かせない社会基盤(インフラ)を整備・運営する業界です。電気・ガス・水道・鉄道・通信など、生活や経済活動を支えるサービスを提供しており、景気の影響を受けにくく、安定した需要があることが特徴です。
また、社会全体を支える公共性の高い仕事であるため、災害時や緊急時にも重要な役割を果たします。そのため、社会貢献性の高い仕事に携わりたい人や、安定した環境で長く働きたい人から高い人気を集めています。
インフラ業界の特徴
インフラ業界の最大の特徴は、生活に欠かせないサービスを提供しているため、需要がなくなりにくい点です。景気の変動による影響を受けにくく、比較的安定した経営基盤を持つ企業が多いことから、就活生にも人気の高い業界となっています。
また、事業規模が大きく、長期的な視点で設備投資や街づくりに携われることも魅力です。電力や鉄道、通信などのインフラは一度整備すると長期間利用されるため、自分の仕事が社会に与える影響を実感しやすいでしょう。
インフラ業界全体の平均年収
インフラ業界全体の平均年収は約550万円と、日本全体の平均年収と比較して高い水準にあります。特に、電力・ガス・水道などの公益事業は平均年収が約780万円と高く、インフラ業界の中でも待遇の良い業種として知られています。
ただし、平均年収は業種や企業、職種によって大きく異なります。例えば、総合職や技術職は専門性が評価されやすく、管理職へ昇進することで年収も上がりやすい傾向があります。一方で、同じインフラ業界でも業界ごとの収益構造や事業内容によって給与水準には差があります。
この記事内において業界ごとの年収ランキングを載せておりますのでぜひそちらを参考にしてみてください。
【参考】国税庁「平均給与」
インフラ業界の主な分野と代表企業
先ほども書いたように、インフラ業界とは人々の生活や企業活動を支える社会基盤を提供する業界の総称です。一口にインフラ業界といっても、その事業内容は多岐にわたります。ここでは、就活生が押さえておきたい代表的な分野をみていきましょう。
▼インフラ業界の主な分野の一覧
・電力業界
・ガス業界
・水道業界
・石油業界
・:鉄道業界
・航空業界
・通信業界
・物流業界
・建設・不動産業界
電力業界
電力業界は、発電した電気を家庭や企業へ安定的に供給する業界です。人々の生活や経済活動を支える代表的なインフラであり、社会に欠かせない存在といえるでしょう。
主な業務には発電所の運営や送配電設備の管理、電力販売、エネルギー調達などがあります。近年は脱炭素社会の実現に向けて、太陽光や風力などの再生可能エネルギーへの投資も活発化しています。
職種としては営業、事務系総合職、技術職、設備保守、研究開発などが挙げられます。文系・理系を問わず活躍できるフィールドが広がっている点も特徴です。
電力業界の代表企業一覧
・東京電力ホールディングス株式会社
・関西電力株式会社
・中部電力株式会社
・九州電力株式会社
ガス業界
ガス業界は、都市ガスやLPガスの調達・製造・供給を担う業界です。電気と並んで社会を支える重要なエネルギーインフラの一つとなっています。
近年は電力自由化の影響もあり、多くの企業が電力事業へ参入しています。また、水素や再生可能エネルギーなど新たな事業領域への投資も進行中です。
職種には営業、プラントエンジニア、設備保守、研究開発、企画職などがあります。エネルギーの安定供給を支える使命感の大きい仕事といえるでしょう。
ガス業界の代表企業一覧
・東京ガス株式会社
・大阪ガス株式会社
・東邦ガス株式会社
・西部ガスホールディングス株式会社
水道業界
水道業界は、安全な水を各家庭や企業へ供給する役割を担っています。社会インフラの中でも公共性が高く、私たちの生活に欠かせない分野です。
業界は大きく「水道事業体」と「水処理・設備メーカー」に分けられます。近年は施設の老朽化や自然災害への対策が重要な課題となっており、設備更新や維持管理の需要が高まっています。
主な職種は設備設計、施工管理、水質管理、プラントエンジニア、営業などです。専門性の高い知識や技術を身につけやすい業界といえるでしょう。
水道業界の代表企業一覧
・メタウォーター株式会社
・水ing株式会社
・栗田工業株式会社
・株式会社日立製作所
石油業界
石油業界は、原油の開発・輸入から精製、販売までを担う業界です。ガソリンや灯油、化学製品の原料など、幅広い分野へエネルギーを供給しています。
近年はEVの普及や脱炭素化の流れを受け、再生可能エネルギーや水素事業への投資も進んでいます。一方で、日本のエネルギー供給を支える重要な役割は今後も変わりません。
営業や研究開発、生産管理、プラントエンジニア、資源開発など多様な職種があります。エネルギー分野の最前線で働けることが魅力です。
石油業界の代表企業一覧
・ENEOSホールディングス株式会社
・出光興産株式会社
・コスモエネルギーホールディングス株式会社
・株式会社INPEX
鉄道業界
鉄道業界は、鉄道を利用した旅客輸送や貨物輸送を行う業界です。通勤や通学、観光など、人々の移動を支える重要な社会インフラとなっています。
多くの鉄道会社は運輸事業だけでなく、不動産開発や商業施設運営、ホテル事業なども展開しています。そのため、交通インフラと街づくりの両方に関われることが特徴です。
職種には運輸職、車両・設備保守、運行管理、営業、企画、不動産開発などがあります。地域社会への影響力が大きい仕事に携わることができます。
鉄道業界の代表企業一覧
・東日本旅客鉄道株式会社
・東海旅客鉄道株式会社
・西日本旅客鉄道株式会社
・東京地下鉄株式会社
航空業界
航空業界は、国内外の旅客や貨物の輸送を担う業界です。グローバル化が進む現代において、人やモノの移動を支える重要な役割を果たしています。
近年はインバウンド需要の回復や国際線需要の増加が追い風となっています。一方で、燃料価格の変動や環境問題への対応なども求められています。
職種としては客室乗務員やパイロットだけでなく、総合職、整備士、グランドスタッフ、貨物管理などさまざまです。世界を舞台に働ける点に魅力を感じる人も多いでしょう。
航空業界の代表企業一覧
・ANAホールディングス株式会社
・日本航空株式会社
・スカイマーク株式会社
・株式会社AIRDO
通信・IT業界
通信・IT業界は、携帯電話やインターネットなどの通信サービスを提供し、社会のデジタル化を支える業界です。近年ではインフラ業界の一角として捉えられることも増えています。
5GやAI、IoTなどの技術革新によって、市場は継続的に拡大しています。社会や企業のDXを支える存在として、今後も高い需要が見込まれる分野です。
営業、エンジニア、システム開発、ネットワーク運用、事業企画など職種の幅も広くなっています。文系・理系を問わず挑戦しやすい業界の一つです。
通信・IT業界の代表企業一覧
・株式会社NTTドコモ
・KDDI株式会社
・ソフトバンク株式会社
・日本電信電話株式会社
物流業界
物流業界は、商品や資材を生産者から企業、消費者へ届ける役割を担っています。EC市場の拡大に伴い、その重要性はますます高まっています。
陸運・海運・空運・倉庫などさまざまな分野で構成されており、社会全体のモノの流れを支えている業界です。近年は物流DXや自動化技術の導入も進められています。
営業や物流企画、輸送管理、倉庫管理、国際物流など多様な職種があります。国内外のサプライチェーンに関われる点が特徴です。
物流業界の代表企業一覧
・NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社
・ヤマトホールディングス株式会社
・SGホールディングス株式会社
・日本郵船株式会社
建設・不動産業界
建設・不動産業界は、道路や橋梁、トンネル、ダムなどの社会インフラや、オフィスビル・住宅などの建築物を整備する業界です。
インフラの新設だけでなく、老朽化した設備の維持管理や都市再開発の需要も高まっています。防災・減災の観点からも重要性が増している分野です。
施工管理、設計、営業、開発企画、プロジェクトマネジメントなどの職種があります。社会に長く残る大規模なプロジェクトに携われることが魅力です。
建設・不動産業界の代表企業一覧
・大成建設株式会社
・鹿島建設株式会社
・三井不動産株式会社
・三菱地所株式会社
インフラ業界の主な職種
インフラ業界には、電力・ガス・鉄道・通信・建設など幅広い分野が存在するため、多様な職種があります。ここでは、インフラ業界で活躍する代表的な職種を紹介します。
営業
営業職は、自社のサービスや設備、ソリューションを法人や自治体などに提案する仕事です。インフラ業界では一般消費者向けの営業だけでなく、企業や官公庁を相手にした法人営業が多く見られます。
例えば、電力会社であれば電力契約の提案、通信会社であれば法人向けネットワークサービスの提案などを行います。
近年は単なる商品販売ではなく、顧客の課題解決を支援するコンサルティング営業の重要性も高まっています。
マーケティング・企画
マーケティング・企画職は、新サービスの立案や事業戦略の策定を担う職種です。市場調査や顧客分析を行い、企業の成長につながる施策を企画します。
近年は電力自由化や通信市場の競争激化などにより、各社が新たなサービス開発に力を入れています。そのため、顧客ニーズを分析し、新しい価値を生み出す人材への需要が高まっています。
エンジニア
エンジニアは、インフラ設備の設計・建設・保守運用を担当する技術職です。電力会社であれば発電設備や送配電設備、通信会社であれば通信ネットワーク、鉄道会社であれば線路や車両などを管理します。
安全で安定したサービスを提供するために欠かせない存在であり、インフラ業界の中核を担う職種といえるでしょう。理系出身者が多い傾向にありますが、近年はIT知識を持つ人材の需要も高まっています。
▼ガス業界の売上ランキング
コンサルタント
コンサルタントは、企業や自治体が抱える課題に対して解決策を提案する職種です。インフラ業界では、エネルギー効率化やDX推進、都市開発計画などに関するコンサルティングを行うケースが多くあります。
専門知識だけでなく、課題分析力や提案力も求められるため、高い専門性を身につけたい人に向いている職種です。
施工管理・プロジェクトマネージャー
施工管理・プロジェクトマネージャーは、インフラ設備や建築物の建設プロジェクトを管理する職種です。工事の進捗や品質、安全、予算などを総合的に管理し、プロジェクトを成功へ導きます。
道路や鉄道、発電所、通信基地局など大規模なプロジェクトに携わる機会も少なくありません。多くの関係者と連携しながら仕事を進めるため、調整力やリーダーシップが求められます。
渉外
渉外は、官公庁や自治体、地域住民、各種団体などとの関係構築を担う職種です。インフラ事業は公共性が高いため、多くのステークホルダーとの調整が欠かせません。
例えば、新たな設備建設や再開発プロジェクトを進める際には、自治体や地域住民への説明を行うことがあります。企業の信頼を支える役割を担う重要なポジションです。
現業職
現業職は、現場でインフラ設備の運用や保守を担当する職種です。鉄道会社の運転士や駅係員、電力会社の設備保守担当、ガス会社の点検担当などが代表例として挙げられます。
人々の生活を支えるサービスを最前線で維持している職種であり、社会への貢献を実感しやすいことが特徴です。また、専門資格や技術を習得しながらキャリアを築ける点も魅力といえるでしょう。
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インフラ業界の売上高・年収ランキング
ここからは、インフラ業界の売上高・年収ランキングをご紹介します。
なお、水道業界は自治体や未上場企業が多く、統一したデータで比較することが難しいためランキングの掲載を見送っています。また、建設・不動産業界は企業によって事業内容が大きく異なることから、本記事のランキング対象外としています。
インフラ業界の売上ランキング
インフラ業界には電力・ガス・鉄道・通信などさまざまな分野が存在します。ここでは各業界の代表企業を売上規模ベースで紹介します。
売上ランキングを見るときのポイント
売上高は、企業がどれだけ多くの顧客にサービスを提供しているかを知るための指標です。売上規模が大きい企業は、業界内で大きなシェアを持ち、その分より多くの人々や企業の生活・事業を支えている傾向があります。
また、企業研究では単年の売上だけでなく、過去数年間の推移も確認しましょう。売上が伸び続けている企業は、顧客数の増加や新規事業の成長によって市場から求められている可能性があります。
一方で、売上が減少している場合は市場環境の変化や競争激化が考えられますが、事業の整理による影響であるケースもあります。
これらの事を調べることで、企業の強みや業界内での立ち位置、会社の安定性などをより深く理解できるでしょう。
電力業界
電力業界は地域ごとの大手電力会社が市場を支えています。特に首都圏を供給エリアとする東京電力ホールディングス株式会社は国内最大級の売上規模を誇ります。
▼電力業界の売上ランキング
1位:東京電力ホールディングス株式会社(68,103億円)
2位:関西電力株式会社(43,371億円)
3位:中部電力株式会社(36,692億円)
4位:東北電力株式会社(26,449億円)
【参考】各社有価証券報告書
ガス業界
ガス業界は東京ガス株式会社と大阪ガス株式会社の2社が大きなシェアを持っています。電力自由化以降は電力事業への参入も進み、総合エネルギー企業として成長を続けています。
▼ガス業界の売上ランキング
1位:東京ガス株式会社(26,268億円)
2位:大阪ガス株式会社(20,690億円)
3位:東邦ガス株式会社(6560億円)
4位:西部ガス株式会社(2,544億円)
【参考】各社有価証券報告書
【参考】各社有価証券報告書
石油業界
石油業界はインフラ業界の中でも特に売上規模が大きく、ENEOSホールディングス株式会社は10兆円を超える売上高を誇ります。脱炭素化への対応として再生可能エネルギー事業への投資も進んでいます。
▼石油業界の売上ランキング
1位:JXTGホールディングス(ENEOS)(123,224億円)
2位:出光興産(91,902億円)
3位:三菱ケミカル(39,476億円)
4位:コスモエネルギーホールディングス(27,999億円)
【参考】各社有価証券報告書
鉄道業界
鉄道業界ではJR各社が大きな売上規模を持っています。近年は鉄道事業だけでなく、不動産開発や商業施設運営などの非鉄道事業の比率も高まっています。
▼鉄道業界の売上ランキング
1位:東日本旅客鉄道株式会社(2,876億円)
2位:近鉄グループホールディングス株式会社(17418億円)
3位:西日本旅客鉄道株式会社(17,079億円)
4位:阪急阪神ホールディングス株式会社(11,069億円)
航空業界
航空業界はANAホールディングス株式会社と日本航空株式会社の2社が市場を牽引しています。インバウンド需要や国際線需要の回復が業績拡大の追い風となっています。
▼航空業界の売上ランキング
1位:ANAホールディングス株式会社(22,619億円)
2位:日本航空株式会社(18,441億円)
3位:スカイマーク株式会社(1,089億円)
4位:株式会社ジェイエア(887億円)
【参考】各社有価証券報告書
通信業界
通信業界は国内有数の巨大市場です。5Gやデータセンター、AI関連事業への投資が進んでおり、安定した収益基盤を持つ企業が多くなっています。
▼通信業界の売上ランキング
1位:NTT株式会社(137,047億円)
2位:ソフトバンク株式会社(65,4437億円)
3位:KDDI株式会社(59,1807億円)
4位:楽天グループ株式会社(2,8427億円)
【参考】各社有価証券報告書
物流業界
EC市場の拡大により物流業界の重要性は高まっています。近年は物流DXや自動化への投資が各社で進められています。
▼物流業界の売上ランキング
1位:ヤマトホールディングス株式会社(16,432億円)
2位:NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(11,300億円)
3位:SGホールディングス株式会社(9,303億円)
4位:福山通運株式会社(3,025億円)
【参考】各社有価証券報告書
インフラ業界の年収ランキング
インフラ業界は比較的給与水準が高く、安定した収益基盤を持つ企業も多いことから就活生に人気があります。ここでは各業界の代表企業を対象に平均年収ランキングを紹介します。
年収ランキングを見るときのポイント
年収ランキングは企業選びの参考になりますが、平均年収だけで判断するのはおすすめできません。
まずは平均年齢を確認しましょう。平均年齢が高い企業は年功序列、低い企業は若いうちから高収入を目指せる可能性があります。
また、職種構成や給与の内訳も重要です。現場職が多い企業は平均年収が低く出やすく、成果報酬の割合が高い企業では一部の高収入社員が平均値を押し上げている場合があります。
さらに、残業時間や福利厚生も確認しましょう。長時間労働で年収が高くなっているケースや、住宅手当・社宅制度によって実質的な収入が大きく変わるケースもあります。
年収ランキングだけでなく、働き方や福利厚生などもあわせて比較し、自分に合った企業を選ぶことが大切です。
電力業界
電力業界はインフラ業界の中でも給与水準が高い業界です。地域独占時代から築いてきた安定した経営基盤を持つ企業が多く、福利厚生の充実度も高い傾向があります。
▼電力業界の年収ランキング
1位:電源開発株式会社(約1,188万円)
2位:株式会社レノバ(約1,086万円)
3位:デジタルグリッド株式会社(約983万円)
4位:中部電力株式会社(約945万円)
【参考】各社有価証券報告書
ガス業界
ガス業界も安定した収益基盤を持つ企業が多く、長期的に働きやすい環境が整っています。近年は総合エネルギー企業として事業領域を広げる企業も増えています。
▼ガス業界の年収ランキング
1位:東京ガス株式会社(約765万円)
2位:大阪ガス株式会社(約738万円)
3位:東邦ガス株式会社(約677万円)
4位:日本瓦斯株式会社(約671万円)
【参考】各社有価証券報告書
石油業界
石油業界はインフラ業界の中でもトップクラスの年収水準を誇ります。資源開発や海外事業に携わる機会も多く、グローバルに活躍できる環境があります。
▼石油業界の年収ランキング
1位:コスモエネルギーホールディングス株式会社 (約1,188万円)
2位:ENEOSホールディングス株式会社(約1,137万円)
3位:出光興産株式会社(約995万円)
4位:ビーピー・カストロール株式会社(約993万円)
【参考】各社有価証券報告書
鉄道業界
鉄道業界は安定性の高さから人気があります。近年は不動産や商業施設運営など非鉄道事業の拡大も進んでいます。
▼鉄道業界の年収ランキング
1位:東急電鉄株式会社(約1,188万円)
2位:東海旅客鉄道株式会社(約810万円)
3位:小田急電鉄株式会社(約800万円)
4位:近鉄グループホールディングス (約797万円)
【参考】各社有価証券報告書
航空業界
航空業界は景気の影響を受けやすい一方で、高い専門性を持つ職種が多く存在します。国際的な仕事に携われる点も魅力です。
▼航空業界の年収ランキング
1位:日本航空株式会社(約1,011万円)
2位:ANAホールディングス株式会社(約730万円)
3位:アジア航測株式会社(約730万円)
4位:株式会社スターフライヤー(約631万円)
【参考】各社有価証券報告書
また、エネルギー企業や大手建設会社の中には海外事業を展開している企業もあり、将来的に海外赴任の機会があるケースもあります。
通信業界
通信業界はインフラ業界の中でも特に年収水準が高い分野です。近年はAIやデータセンターなど新規事業にも積極的に投資しています。
▼通信業界の年収ランキング
1位:KDDI株式会社(約1,018万円)
2位:株式会社NTTドコモ(約935万円)
3位:ソフトバンク株式会社(約849万円)
4位:楽天グループ株式会社(約820万円)
【参考】各社有価証券報告書
物流業界
物流業界の中でも海運大手は非常に高い給与水準を誇ります。グローバル物流を支える仕事に携われることが特徴です。
▼物流業界の年収ランキング
1位:株式会社商船三井(約1,659万円)
2位:日本郵船株式会社(約1,554万円)
3位:川崎汽船株式会社株式会社(約1,450万円)
4位:飯野海運株式会社(約1,285万円)
【参考】各社有価証券報告書
インフラ業界の動向と将来性
それでは次に、インフラ業界の動向・将来性について紹介していきます。
脱炭素化と再生可能エネルギーの拡大
インフラ業界では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて脱炭素化が進んでいます。特に電力・ガス・石油業界では、太陽光発電や洋上風力発電、水素・アンモニアなどの再生可能エネルギーへの投資が活発です。
経済産業省の「GX実現に向けた基本方針」でも、再生可能エネルギーの拡大やエネルギー転換が重要な政策として位置付けられています。
就活生は企業研究の際に、「その企業がどのような脱炭素戦略を描いているのか」を確認してみましょう。同じ電力会社でも再エネ投資額や注力分野は異なります。
DX・AI活用の加速
インフラ業界ではAIやIoT、ドローンなどを活用したDXが進んでいます。例えば、設備の異常検知や保守点検の効率化、電力需要の予測などでデジタル技術が活用されています。
これまでインフラ業界は「現場中心」のイメージを持たれがちでした。しかし現在はIT人材やデータ分析人材の需要も高まっています。
文系学生であっても、「データを活用して課題を解決した経験」や「業務改善に取り組んだ経験」は評価されやすくなるでしょう。
【参考】国土交通省「インフラ分野のDX」
インフラ老朽化への対応
高度経済成長期に整備された道路や橋梁、トンネル、上下水道などの老朽化が全国的な課題となっています。
国土交通省によると、今後20年以内に建設後50年以上が経過する社会インフラの割合は大幅に増加する見込みです。そのため、維持管理や更新工事の需要は今後も継続すると考えられています。
就活生にとっては、「インフラ業界は将来も仕事がなくなりにくい」ということを示すデータの一つです。安定性を重視する方は注目しておきたいポイントでしょう。
人材不足と技術継承
インフラ業界では技術者の高齢化が進んでおり、若手人材の確保が重要な課題となっています。
特に建設業や設備保守の現場では、ベテラン社員が持つ技術やノウハウを次世代へ継承する必要があります。そのため、多くの企業が研修制度や資格取得支援制度を強化しています。
企業選びの際は、給与や知名度だけでなく、「若手育成にどれだけ力を入れているか」も確認するとよいでしょう。
電力・ガス自由化による競争激化
2016年の電力小売全面自由化、2017年の都市ガス小売全面自由化により、電力・ガス業界では新規参入企業との競争が激しくなっています。
その結果、各社は料金だけでなく、ポイントサービスやアプリ機能、住宅サービスとの連携などで差別化を図っています。
就活生は「インフラ=安定供給だけの仕事」というイメージを持たず、営業やマーケティング、企画職にも目を向けてみましょう。競争環境の変化によって、求められる人材像も変わっています。
海外展開と事業の多角化
国内人口の減少により、日本市場だけでは大きな成長が見込みにくくなっています。そのため、多くのインフラ企業が海外事業や新規事業の拡大を進めています。
例えば鉄道会社は不動産や商業施設の運営、通信会社は金融サービスやDX支援、電力会社は海外発電事業などに取り組んでいます。
企業研究では「インフラ事業そのもの」だけでなく、「今後どの分野で成長しようとしているか」にも注目しましょう。面接でも企業理解の深さを示しやすくなります。
インフラ業界で働くメリット・魅力
続いてインフラ業界で働くメリットや魅力についてご紹介していきます。
社会貢献性の高い仕事に携われる
インフラ業界の最大の魅力は、社会を支える仕事に携われることです。
電気やガス、水道、通信、鉄道、物流などのインフラは、人々の生活や企業活動に欠かせません。普段は意識されることが少ないものの、インフラが停止すると社会全体に大きな影響が及びます。
そのため、自分の仕事が多くの人の暮らしを支えているという実感を得やすい点は大きなやりがいといえるでしょう。災害時の復旧や設備の安定運用などを通じて、社会に直接貢献できることも魅力の一つです。
安定した経営基盤のもとで働ける
インフラ業界は景気の影響を比較的受けにくい業界とされています。
生活に欠かせないサービスを提供しているため、景気が悪化しても需要が急激になくなることはほとんどありません。電力やガス、鉄道、通信などは継続的な需要が見込まれるため、安定した収益基盤を持つ企業が多い傾向があります。
また、大手企業を中心に福利厚生や研修制度が充実しているケースも少なくありません。長期的なキャリア形成を考える就活生にとって、安心して働きやすい環境が整っていることは大きな魅力でしょう。
最先端技術に携わることができる
インフラ業界は成熟産業と思われがちですが、実際にはAIやIoT、データ分析などの先端技術の導入が進んでいます。
例えば、株式会社日立製作所はデジタルソリューションブランド「Lumada」を通じて、鉄道や工場、エネルギー分野のDXを推進しています。鉄道事業では、車両や設備に取り付けたセンサーから取得したデータをAIで分析し、故障の兆候を検知することで、トラブルが発生する前にメンテナンスを行う「予兆保全」を実現しています。
また、東京電力ホールディングス株式会社では「スマートメーター」の導入を進めています。従来は検針員が各家庭を訪問して電力使用量を確認していましたが、現在は通信機能を持つスマートメーターによって遠隔でデータを取得できるようになりました。さらに収集したデータを活用することで、電力需要の予測精度向上や停電時の迅速な状況把握にもつなげています。
このように、インフラ業界では単に設備を維持するだけでなく、AIやIoTを活用しながら社会課題の解決に取り組んでいます。社会基盤を支えながら最先端技術に触れられる点は、インフラ業界ならではの魅力といえるでしょう。
幅広いキャリアパスを描ける
インフラ業界には営業、企画、技術、研究開発、海外事業などさまざまな職種があります。
また、本業以外の事業領域へ進出している企業も多く存在します。例えば、東急株式会社や西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は鉄道事業だけでなく、不動産や商業施設の開発にも力を入れています。
一つの企業に在籍しながら幅広いキャリアを築ける点も、インフラ業界ならではの魅力です。
文系・理系問わず活躍できる
インフラ業界は理系学生向けというイメージがありますが、実際には文系出身者も多く活躍しています。
例えば、東京ガスやNTT、JR東日本などの総合職採用では、営業や企画、人事、経理など幅広い職種で文系出身者が活躍しています。
そのため、理系でなければ活躍できないというわけではありません。
「インフラ業界はやめとけ」といわれる理由は?
インフラ業界は安定性や社会貢献性の高さから人気の業界ですが、一方で「やめとけ」といった意見を目にすることもあります。
ここでは、インフラ業界が「やめとけ」といわれる主な理由について解説します。
変化を感じにくい環境であることが多い
インフラ業界は、人々の生活を支える社会基盤を担っているため、安全性や安定性が何よりも重視されます。そのため、新しい制度や仕組みを導入する際には慎重な検討が行われることが一般的です。
特に電力・ガス・鉄道などの業界では、設備投資の規模が大きく、法規制も多いため、IT業界やベンチャー企業のようなスピード感で事業を進めることは容易ではありません。
その結果、「若いうちからどんどん新しいことに挑戦したい」「変化の激しい環境で働きたい」と考える人にとっては、物足りなさを感じる場合があります。
ただし近年は、再生可能エネルギーやDX、AI活用などの新たな取り組みも増えており、企業によっては積極的に変革を進めています。
転勤が多い傾向がある
インフラ業界では、全国各地に事業所や設備を保有している企業が少なくありません。
例えば、電力会社やガス会社では発電所や変電所、鉄道会社では駅や運輸区、通信会社では各地域の支社や設備拠点など、さまざまな勤務地があります。
総合職として入社した場合は、将来的に複数の拠点を経験しながらキャリアを積むケースも多く、全国転勤が発生する可能性があります。
そのため、特定の地域で長く働きたい人は、企業ごとの勤務地制度や転勤の有無を事前に確認しておくことが重要です。
夜間や休日に出勤する可能性がある
インフラ業界のサービスは24時間365日稼働しているため、職種によっては夜間や休日に対応するケースがあります。
例えば、鉄道会社では終電後に線路や設備の点検を実施することがあります。また、電力会社や通信会社では、災害や設備トラブルが発生した際に緊急対応を行う場合があります。
特に技術職や現業職では、シフト勤務や宿直勤務を経験することも珍しくありません。
ただし、その分だけ各種手当が支給されたり、勤務時間を調整できたりする企業も多くあります。また、営業や企画、人事などの職種では一般的なオフィスワークに近い働き方をしているケースもあるため、自分が希望する職種の働き方を確認することが大切です。
インフラ業界の就活の進め方のポイント
インフラ業界は業界ごとにビジネスモデルや仕事内容が大きく異なります。また、安定性や知名度から志望する学生も多いため、十分な準備を行わなければ他の就活生との差別化は難しいでしょう。
ここでは、インフラ業界を志望する際に意識したい就活の進め方を解説します。
自己分析を深める
まずは自己分析を通じて、自分がなぜインフラ業界を志望するのかを明確にしましょう。
インフラ業界を志望する学生の中には、「安定しているから」「福利厚生が良さそうだから」という理由を挙げる人も少なくありません。しかし、それだけでは他の学生との差別化が難しく、志望動機としても説得力に欠けてしまいます。
例えば、「社会を支える仕事に魅力を感じる」「多くの人の生活を支えたい」「大規模なプロジェクトに携わりたい」など、自分自身の価値観や経験と結び付けて考えることが大切です。
自己分析を深めることで、業界選びの軸が明確になり、企業ごとの志望動機も作りやすくなるでしょう。
業界・職種・企業研究を徹底する
インフラ業界と一言でいっても、電力・ガス・鉄道・航空・通信・物流・建設など多くの分野があります。
例えば、鉄道会社であれば沿線開発や不動産事業に力を入れている企業もあります。一方で、通信会社はAIやデータセンター事業などデジタル分野への投資を加速させています。
そのため、「インフラ業界に興味がある」という段階で終わらせるのではなく、「なぜ電力業界なのか」「なぜその企業なのか」まで説明できる状態を目指しましょう。
企業の採用ページや統合報告書、中期経営計画などを確認すると、各社が注力している事業や今後の方向性を理解しやすくなります。
インターンシップ等に参加する
インフラ業界を志望するのであれば、インターンシップや会社説明会、OB・OG訪問などに積極的に参加することをおすすめします。
インフラ企業は事業規模が大きく、実際に働くイメージがつきにくい傾向があります。そのため、企業ホームページだけでは分からない仕事内容や社風を知るためにも、社員と直接接点を持つことが重要です。
特に近年は、夏季・秋冬インターンシップが選考に直結するケースも増えています。また、参加することで社員との接点ができたり、志望動機を深める材料が得られたりするメリットもあります。
気になる企業がある場合は、早い段階からインターンシップやイベント情報を確認し、積極的に参加してみましょう。
【業種別】インフラ業界の志望動機の例文
ここからは、インフラ業界の各領域ごとの志望動機例文をご紹介します。志望動機を作る際に参考にしてください。
電力編
私は、電力業界において、エネルギーの安定供給と環境保全の両立に貢献したいと考えています。そのため、貴社を志望しております。
私は大学で電気工学を専攻し、電力システムや再生可能エネルギーに関する研究に取り組んできました。その中で、電力業界が直面している課題や可能性に興味を持ちました。特に、原発事故や自然災害などによる電力不足や、温暖化対策のためのエネルギーシフトなどは、社会的にも重要なテーマだと感じました。
貴社は、火力発電所の高効率化や太陽光発電所の建設など、環境に配慮した発電事業を積極的に展開しています。また、スマートグリッドや蓄電池など、先進的な技術を用いて、電力の安定供給と節電・省エネルギーを推進しています。さらに、海外事業や新規事業への挑戦も行っており、将来的な成長も見込めます。
私は、貴社のような革新的で社会貢献度の高い企業で働きたいと思います。私は、大学で培った専門知識や技術力を活かし、貴社の発電事業や送配電事業に携わりたいと考えています。
ガス編
私は、(ガス業界の企業名)において、社会インフラとしての責任と挑戦を果たしたいと考えています。そのため、貴社を志望しております。
私は大学で経済学を専攻し、エネルギーに関する研究に取り組んできました。その中で、ガス業界が直面している課題や可能性に興味を持ちました。特に、電力・ガスの自由化や再生可能エネルギーの台頭などは、社会的にも重要なテーマだと感じました。
貴社は、地域密着型のサービス提供を通じて、お客様に安全・安心・快適な暮らしを提供しています。また、環境への配慮や技術革新にも積極的に取り組んでおり、バイオマス発電や地熱発電などの再生可能エネルギー事業を展開しています。
私は、貴社のような信頼性と革新性を兼ね備えた企業で働きたいと思います。私は、大学で培った経済学的な視点や分析力を活かし、貴社の経営企画やマーケティングに携わりたいと考えています。
水道編
私は、水道業界において、人々の生活や健康を守る重要な仕事ができると考えています。そのため、水道業界のリーディングカンパニーである貴社を志望しております。
私は大学で環境工学を専攻し、水質汚染や水資源管理に関する研究に取り組んできました。その中で、水は私たちの生活に欠かせない資源であり、その水を安全に供給することは、社会にとって非常に重要なことだと学びました。
また、私は、ボランティア活動で水道インフラの整備支援を行った経験があります。その経験の中で、水道インフラが整備されていない地域の人々が、水を得るために苦労している姿を目の当たりにしました。
これらの経験から、私は、水道業界で人々の生活を支える仕事に携わり、水の恩恵をすべての人に行き渡らせたいと考えるようになりました。
貴社は、長年にわたり水道事業を展開し、高い技術力とノウハウを有していることを存じております。また、地域に根ざした企業であり、社会貢献に積極的であることも魅力だと感じています。
私は、貴社で、水道事業の技術を学び、人々の生活を支える仕事に貢献したいと思っています。また、貴社の企業文化を学び、社会貢献に積極的な企業人になりたいと思っています。
鉄道編
私は、鉄道業界で人々の移動を支える仕事に携わりたいと思い、貴社を志望しました。
私は、幼い頃から電車に魅了され、鉄道雑誌を読んだり、鉄道模型で遊んだりする日々を過ごしていました。
その中で、鉄道は人々の移動を支える重要なインフラであり、社会になくてはならない存在であることに気づきました。
私は、貴社で、鉄道の技術を学び、人々の移動を支える仕事に貢献したいと思っています。
貴社は、日本の大動脈である東海道新幹線のサービス充実を促進しつつも超電導リニア開発を推進しており、日本の今と未来を背負っているという強い使命感を持っておられる点に魅力を感じました。
貴社は、長年にわたり鉄道事業を展開し、高い技術力とノウハウを有していることを存じております。また、安全運行に力を入れており、社会に貢献する姿勢にも共感しています。
私は、貴社のような信頼性と革新性を兼ね備えた企業で働きたいと思います。私は、大学で培った交通工学的な視点や分析力を活かし、貴社の技術職として鉄道施設の設計・施工・管理に携わりたいと考えています。
通信・IT編
私は、通信IT業界において、社会に必要不可欠なインフラやサービスを提供する重要な仕事ができると考えています。そのため、通信IT業界のリーディングカンパニーである貴社を志望しております。
私は大学で国際関係学を専攻し、グローバル化が進む現代社会におけるコミュニケーションの重要性に関心を持ってきました。その中で、通信IT業界が直面している課題や可能性に興味を持ちました。特に、5GやIoTなどは、国境や言語を越えて人々やモノをつなぐ革新的な技術であり、社会や産業の変革に大きな影響を与えると感じました。
そこで私は、貴社の取り組みに注目しました。貴社は、高速・大容量・低遅延の5Gサービスを全国展開しつつも、さまざまな分野と連携して新たな価値を創出しておられる点に魅力を感じました。また、貴社はグローバル展開も積極的に行っており、世界各国との協力関係も築いておられる点にも共感しました。
私は、貴社のような革新性と安定性を兼ね備えた企業で働きたいと思います。私は、大学で培った国際関係学的な視点やコミュニケーション能力を活かし、貴社の営業職として通信インフラやサービスの提案・販売に携わりたいと考えています。
物流編
私が物流業界を志望する理由は、人々の生活や企業活動を支える社会インフラとして、大きな役割を果たしている点に魅力を感じたためです。
私はアルバイトで商品の入荷遅延によって販売機会を逃した経験があり、物流が社会や経済に与える影響の大きさを実感しました。普段は意識されにくい存在ですが、物流が滞れば私たちの生活や企業活動は成り立ちません。そのため、多くの人々の当たり前を支える仕事に携わりたいと考えるようになりました。
中でも貴社は、国内外に広がる物流ネットワークを活用し、多様な業界の物流課題を解決しています。また、近年は物流DXや自動化技術の導入にも積極的に取り組んでおり、社会課題の解決と業務効率化の両立を目指している点に魅力を感じています。
入社後は、大学で培ったコミュニケーション能力を活かしながら顧客の課題を的確に把握し、最適な物流ソリューションを提案できる人材を目指したいと考えています。
道路・建設編
私は、道路業界において、社会に必要不可欠なインフラを整備し、人々の暮らしや経済活動を支える重要な仕事ができると考えています。そのため、道路業界のリーディングカンパニーである貴社を志望しております。
私は大学で土木工学を専攻し、道路工学や交通工学に関心を持ってきました。その中で、道路業界が直面している課題や可能性に興味を持ちました。特に、高速道路の老朽化対策や環境対応型舗装技術などは、国民生活や地域社会に大きな影響を与えると感じました。
そこで私は、貴社の取り組みに注目しました。貴社は、高速道路の維持管理や改良工事を行うとともに、自社開発の高性能アスファルト合材やリサイクル技術などを用いて環境負荷の低減に努めておられる点に魅力を感じました。また、貴社は国内だけでなく海外でも高速道路事業に参画しており、グローバルな視野を持っておられる点にも共感しました。
私は、貴社のような革新性と安定性を兼ね備えた企業で働きたいと思います。私は、大学で培った土木工学的な知識や技術を活かし、貴社の施工管理職として高速道路の整備や改善に携わりたいと考えています。
インフラ業界の志望動機の書き方
続いて、納得感のある志望動機の作成方法を3ステップで解説します。
ステップ1 インフラ業界を志望した理由を書く
まずは「インフラ業界を志望した理由」を書きましょう。業界の選択肢は非常に多く、当然インフラ業界以外も選択できます。
数ある業界の中からインフラ業界を選んだのかを明確にしておくことで、志望動機の納得感を大幅に上げることができます。
また、インフラ業界でしかできないことを併せて提示することで、記憶に残るアピールが可能です。
ステップ2 その業界の中でも、なぜその企業を選ぶのかを示す
インフラ業界を志望する理由を述べた後は、業界内でなぜその企業を選択したのかを提示しましょう。
インフラ業界には同業他社が多数存在し、同じ分野であるなら、ほぼ同じような事業を取り扱っているという場合が少なくありません。
そのため、なぜその企業を志望するのか、他の企業との違いはどこにあるのかをはっきりさせたうえでアピールする必要があります。
ステップ3 入社した後のキャリアプランを提示する
先述の通り、他の企業との仕事内容の違いが多くないため、インフラ企業は学生の内定辞退をかなり不安視しています。
そのため「御社に必ず就職します」という思いを伝えることが内定への近道です。
そこで、志望動機の中で入社後のキャリアプランを具体的に述べておくことで、志望度の高さをアピールすることができるでしょう。
入社後に配属されたい職種や、手がけてみたいプロジェクトまで回答することができれば、企業側も皆さんの入社後の姿をイメージしやすくなります。
とはいえ、具体性のあるキャリアプランを作るのは難しいですよね。
下記の記事では、具体性があるキャリアプランの作成方法を解説しています。是非あわせてご覧ください。
インフラ業界の志望動機を作る際の注意点
志望動機に何を書くべきなのかを理解したところで、「よくあるミス」をご紹介させていただきます。
これを事前に確認して、「事故志望動機」を作ってしまうことを防いでいきましょう。
志望動機では福利厚生に触れない
就活生がやってしまいがちなミスの一つに、福利厚生の充実度を志望動機としてしまうことがあります。
もちろん福利厚生の手厚さはインフラ業界の魅力の1つです。
しかし待遇を持ち出してしまうと、面接官に「弊社より給料の高いところに内定が出たら辞退されてしまいそうだな」という印象を与えてしまいます。
志望動機は必ず企業独自の魅力を根拠に述べるようにしましょう。
「インフラを支えたい」だけはNG
インフラ業界を志望する学生のほとんどが「インフラを支えることを通じた社会貢献をしたい」というのを志望動機に盛り込んでいます。
ここで差をつけるためには、その企業の事業の理解度と、その企業で働くことを通じて実現したいことの解像度の高さを示す必要があります。
なので、なぜインフラ業界なのか、自分の能力や経験をどのように社会貢献につなげていきたいのかをしっかり検討し、言語化しておくようにしましょう。
インフラ業界に向いている人の特徴
インフラ業界は、人々の生活や企業活動を支える重要な役割を担っています。そのため、他の業界とは異なる適性が求められることも少なくありません。
ここでは、インフラ業界で活躍しやすい人の特徴を紹介します。
コミュニケーション能力がある人
インフラ業界では、社内外のさまざまな関係者と連携しながら仕事を進めます。
例えば、鉄道会社であれば運行管理部門や技術部門、不動産部門など複数の部署が関わります。建設業界では施工会社や自治体、住民との調整が必要になる場面も少なくありません。
そのため、自分の考えを分かりやすく伝えたり、相手の意見を正確に理解したりできるコミュニケーション能力が求められます。
強い責任感がある人
インフラ業界の仕事は、多くの人々の生活に直結しています。
例えば、電力やガス、通信などのサービスが停止すれば、社会全体に大きな影響を及ぼします。そのため、一つひとつの業務に責任を持って取り組む姿勢が欠かせません。
自分の仕事が社会を支えているという意識を持ちながら、最後までやり遂げられる人はインフラ業界に向いているでしょう。
社会貢献への意識が高い人
インフラ業界は社会貢献性の高い業界として知られています。
電力やガス、鉄道、水道、通信などは、人々が生活するうえで欠かせないサービスです。そのため、「多くの人の役に立ちたい」「社会を支える仕事がしたい」と考える人に向いています。
目立つ仕事ではなくても、人々の当たり前の日常を支えたいという思いがある人は、大きなやりがいを感じられるでしょう。
忍耐力がある人
インフラ業界では、成果が出るまでに時間がかかる仕事も少なくありません。
例えば、発電所や鉄道設備の建設、都市開発プロジェクトなどは、計画から完成まで数年から数十年単位で進められるケースもあります。
そのため、短期間で成果を求めるのではなく、地道に努力を積み重ねながら長期的な視点で仕事に取り組める人が向いています。
安定した仕事に就きたい人
インフラ業界は生活に必要不可欠なサービスを提供しているため、景気の影響を受けにくい傾向があります。
また、大手企業も多く、福利厚生や教育制度が充実しているケースも少なくありません。
もちろん企業によって差はありますが、長期的にキャリアを築きたい人や、安定した環境で働きたい人にとって魅力的な業界といえるでしょう。
マニュアル通りの正確な仕事ができる人
インフラ業界では、安全性が何よりも重視されます。
例えば、鉄道の運行や発電設備の管理において、小さなミスが重大な事故につながる可能性があります。そのため、決められた手順やルールを正確に守ることが重要です。
「細かい作業が得意」「確認作業を怠らない」「慎重に仕事を進められる」といった人は、インフラ業界で活躍しやすいでしょう。
インフラ業界に関するよくある質問
最後にインフラ業界に関してよくある質問に回答していきたいと思います。
インフラ業界では国内・外へ転勤する可能性ある?
企業や職種によって異なりますが、転勤の可能性はあります。
例えば、関西電力株式会社では、総合職はジョブローテーションを通じてさまざまな部署を経験することが明記されています。総合職の場合、事業所や部署異動を伴うキャリア形成が一般的です。
また、エネルギー企業や大手建設会社の中には海外事業を展開している企業もあり、将来的に海外赴任の機会があるケースもあります。
一方で、エリア限定職や地域密着型の企業では転勤が少ない場合もあるため、応募前に勤務地制度を確認しておきましょう。
【参考】関西電力株式会社 新卒採用サイト
インフラ業界ではリモートワークは可能?
近年はリモートワークを導入する企業が増えています。
例えば、NTT東日本では、働く場所にとらわれない「リモートスタンダード」を導入しており、国内であれば原則自由な居住地で働ける制度を整備しています。
一方で、設備の点検や保守、現場管理などを担当する技術職や現業職は、現場での業務が中心となるため出社が基本です。電力設備の保守や鉄道の運行管理などは、現地での対応が欠かせません。
そのため、インフラ業界でも職種によって働き方は大きく異なります。リモートワークの可否を重視する場合は、企業だけでなく職種まで確認することが大切です。
インフラ業界での仕事はきつい?
職種によっては大変な側面もあります。
例えば、鉄道会社や電力会社では夜間点検や災害対応が発生することがあります。また、建設業界では工事スケジュールに合わせた勤務が求められる場合もあります。
ただし、その分だけ社会を支えている実感を得やすく、福利厚生や各種手当が充実している企業も多く存在します。「きついかどうか」ではなく、自分に合った職種や働き方を選ぶことが重要です。
文系でもインフラ業界に就職できる?
文系からでも、もちろん可能です。
インフラ業界には営業、企画、人事、経理、マーケティングなど、文系出身者が活躍できる職種が数多くあります。実際に、多くのインフラ企業では文系・理系を問わず総合職採用を行っています。
技術系職種は理系出身者が中心になる傾向がありますが、文系だからといって不利になるわけではありません。
インフラ業界で働くために必要な資格やスキルはある?
新卒採用の場合、必須資格を設けている企業は多くありません。
ただし、業界や職種によっては役立つ資格があります。例えば、建設業界では施工管理技士、電力業界では電気主任技術者、通信業界では基本情報技術者などが代表的です。
また、資格以上にコミュニケーション能力や責任感、チームで協力する力などが重視されるケースも少なくありません。
未経験でもインフラ業界へ転職できる?
未経験からでも転職できる可能性はあります。
特に営業職や企画職、事務職などでは異業種からの転職事例も多く見られます。また、近年はDX推進や人材不足の影響もあり、IT人材やプロジェクトマネジメント経験者を積極的に採用する企業も増えています。
一方で、技術職の場合は専門知識や資格が求められるケースもあるため、事前に必要なスキルや経験を確認しておくことが重要です。
インフラ業界で働く社会人に話を聞きに行こう
ここまでインフラ業界の知識についてご紹介しました。インフラ業界のよりリアルな情報を知りたい方は、実際に働く社会人にOB・OG訪問をしてみましょう。
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