【建設業界】大手ゼネコン紹介!選考対策まで徹底解説します!
2023/07/18
目次
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ゼネコンを目指す就活生へ
就活生から人気の業界「ゼネコン」。内定獲得には徹底的な対策が必要です。
この記事では、ゼネコン各社の企業情報、選考突破に必要な対策について解説しているので、ゼネコン志望者の参考になれば幸いです。
ゼネコンとは?
「ゼネコン」とは、general conrtuctor(ゼネラル・コントラクター、総合建設業者)の略で、設計から施行、研究を自社で行っている総合請負者のことを指します。
今一度、建設業界の中でのゼネコンの立ち位置を確認しておきましょう。
【参考】株式会社 大林組 ホームページ
詳しくは以下の記事で解説しているので、参考にしてみてください。
【業界研究】ゼネコンとは?3つの種類と仕事内容を徹底解説
大林組は都市開発に強みを持っています。また、海外事業にも積極的で、宇宙エレベーター建設にも取り組んでいるため、今後に期待がかかる企業です。
【業界研究】ゼネコンとは?3つの種類と仕事内容を徹底解説
【企業研究】大手ゼネコン5社を紹介
ここでは、スーパーゼネコンと呼ばれる大手5社について紹介します。企業研究の参考にしてみてください。
①株式会社大林組
企業ホームページ▶株式会社大林組
「地球に優しい」リーディングカンパニーを理念として掲げる大手ゼネコンです。
代表的な案件
・東京スカイツリー
・東京駅
・六本木ヒルズ
・太陽の塔
・熊本城天守閣
・レゴランド
②清水建設株式会社
企業ホームページ▶清水建設株式会社
「子どもたちに誇れる仕事を。」をというフレーズでお馴染みの大手ゼネコンです。
清水建設は、建設業に強みを持っています。近年では国内外問わず様々な場所に拠点を設けており、売上高を伸ばしています。また、圧倒的な特許数を誇り、他社には真似できない技術を多く保有していることも特徴の一つです。
代表的な案件
・東大寺金堂(大仏殿)の大修理
・サンシャイン60
・幕張メッセ
・モード学園コクーンタワー
・広島原爆ドーム保存
・Torch Tower
③鹿島建設株式会社
企業ホームページ▶鹿島建設株式会社
「100年をつくる会社」として様々な実績を残してきた大手ゼネコンです。
鹿島建設は、ゼネコンの中でも圧倒的なグループ会社数を誇っており、常に事業領域を拡大しています。ダムやトンネルなどの土木事業に圧倒的な強みを持っています。また、その技術力を活かした超高層ビルなどの建設事業、さらに近年は都市開発事業にも力を入れている総合力のある企業です。
代表的な案件
・東京ミッドタウン日比谷
・東京建物Brillia Hall
・東京丸の内駅前広場
・明石海峡大橋
・沖縄美ら海水族館
・フジテレビ本社ビル
④大成建設株式会社
企業ホームページ▶大成建設株式会社
「人がいきいきとする環境を創造する」という企業理念のもと、国家的プロジェクトにも携わる大手ゼネコンです。
大成建設は、トンネル技術やビル解体工法など、独自の技術力を持っています。また、大手ゼネコンの中で唯一、非同族経営をしているため、風通しがいいと言われています。
代表的な案件
・羽田空港国際線ターミナル
・新江ノ島水族館
・御殿場プレミアム・アウトレット
・横浜ランドマークタワー
・国立競技場
・浅草寺風神雷神門
これまで手掛けた案件を「作品」と呼ぶなど、モノづくりへのこだわりが特徴的な会社です。ダムや道路などの土木事業は子会社が行っているため、建設業に専念することができます。
代表的な案件
・渋谷パルコ・ヒューリックビル
・東京タワー
・あべのハルカス
・横浜赤レンガ倉庫
・MIYASHITA PARK
・金沢21世紀美術館
・名古屋ドーム
【企業研究】準大手ゼネコン
ここでは、準大手と言われる5社を紹介します。
①長谷コーポレーション
企業ホームページ▶長谷コーポレーション
創業:1937年
本社:東京都港区
売上:6,309億(2022年3月)
従業員数:2,433人(2022年3月)
実績
・プラウドシティ吉祥寺
②戸田建設株式会社
企業ホームページ▶戸田建設株式会社
創業:1881年
本社:東京都中央区
売上:4,518億(2022年3月)
従業員数:4,175人(2022年3月)
実績
・有楽町イトシア(有楽町マルイ)
③五洋建設株式会社
企業ホームページ▶五洋建設株式会社
創業:1950年
本社:東京都文京区
売上:4,290億(2022年3月)
従業員数: 3,295名(2022年9月)
実績
・東京国際クルーズターミナル
④株式会社フジタ
企業ホームページ▶株式会社フジタ
創業:1910年
本社:東京都渋谷区
売上:4,195億(2022年3月)
従業員数:3,443人(2022年3月)
実績
・ザ・パークハウス 西新宿タワー60
⑤前田建設工業
企業ホームページ▶前田建設工業
創業:1919年
本社:東京都千代田区
売上:3,658億(2022年3月)
従業員数:3,256名(2022年3月)
実績
・シティタワー有明
【選考対策】選考突破に必要なこと
ここまで、ゼネコン各社の簡単な紹介をしてきました。興味が湧いた企業はありましたか?そんなゼネコン業界を志望している人に向けて、選考を突破するために必要なことについて紹介します。参考にしてみてください。
入社後やりたいことを言語化する
入社後にどのような目標を持ち、何がしたいのかを具体的に話せるようにしておきましょう。
ゼネコンは任される仕事の量が多く、責任重大な役割なので、それらを理解した上で入社してやりたい・成し遂げたいという想いが強く自信のある人は好印象です。
受け手側に入社後、活躍ができそうなイメージを持たせるために、入社後の目標や成し遂げたいことについて話しましょう。
徹底した企業分析を行う
ゼネコン各社、強みとしている技術力や社風、求める人材が異なります。以下で企業分析の方法について解説するので、参考にしてみてください。
①OB・OG訪問をする
実際にゼネコンとして働く社員にOB・OG訪問することで、会社の雰囲気や今後の方向性、どんな人が活躍しているのか、などを具体的に聞くことができます。
●MatcherでOB・OG訪問をしよう
Macherは出身大学、学部、学年関係なくOB・OG訪問ができるアプリです。
社会人・内定者に気軽に訪問依頼をすることができるので、是非Macherを利用して、効率的に就活を進めてみてください。
【建設業界の社会人・内定者の所属企業(建設)】
鹿島建設、清水建設、竹中工務店、三井住友建設、淺沼組、国土交通省など
②施設・物件見学をする
過去に各企業が開発・建設してきたビルや施設などをチェックし、特徴などを抑えましょう。
面接で「弊社が手掛けた好きな施設は何ですか?」と質問された際にしっかりと答えられるようにしておくことが重要です。なぜ好きなのか、どこが好きなのかまで言語化しておきましょう。
ゼネコンの気になるアレコレ
ここからは、ゼネコンへの就職を目指す際に、皆さんが気になることについて解説していきます。
激務ってホント?
ゼネコンは納期という限られた時間の中で、チームの先頭に立ち様々な業務をこなさなければなりません。
そのため「激務で大変な仕事」という印象を持っている方も、多いのではないでしょうか?
結論、職種や時期、人によります。ただ、建物が完成して人々に利用されることに大きなやりがいを感じている社員の方が多くいます。
実際に働いている社員に話を聞き、具体的にどのようなやりがいや魅力があるのか、そしてそれが自分に向いているのかを確認してみることをおすすめします。
建設業界・ゼネコンの将来性は?
建設業界・ゼネコンの現状や今後の成長性についてご紹介します。
①人手不足が懸念されている
【出典】国土交通省「建設産業の現状と課題」
少し前のデータではありますが、表から見てわかる通り、建設業界に携わる就業者は年々減少しています。
また、就業者の高齢化も進み、若い働き手が減少しているため、中長期的な担い手の確保が、業界全体の大きな課題です。
②資材の価格高騰
新型コロナウイルスやウクライナ情勢を背景に、建築費資材の高騰が続いています。
2021年9月から2022年10月にかけて、建設工事費は全体的に大きく上がっており、今後も上がり続けるでしょう。
資材の価格が上がれば、当然建設費用も上げなければなりません。
この価格高騰に、今後どう対応していくかが大きな課題です。
③脱炭素化に向けた取り組み
2020年10月に日本政府は「2050年までにカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言し、国全体で脱炭素化を推進しています。
建設工事現場における燃料燃焼から、年間11,466千CO2トンのCO2が排出されており、これは産業部門の約2.4%です。
年々、排出量を減らすことに成功はしているものの、まだ少ないといえません。
そのため、今後も建設業界全体で脱炭素化に向けた取り組みが進められます。
建設業界を志望する学生は、各企業が脱炭素に向けどんな取り組みを行っているのか、確認しておきましょう。
④都市開発が進んでいる
全国各地で様々な都市開発が行われており、特に注目を集めている再開発には、以下のようなものがあります。
・「TOKYO TORCH」
三菱地所グループによる複合再開発エリアです。
2027年度完成予定の「TORCH TOWER」は、大阪の超高層ビル「あべのハルカス」を超える日本一高い高層ビルとして注目されています。
TORCH TOWERの施工を担当する企業は、清水建設(予定)で、第1弾として2021年に完成した「常磐橋タワー」の施工は、戸田建設が担当しました。
大阪駅前の貨物ヤード跡地にて、大規模複合開発が進められています。
オフィスや商業施設のみならず、ホテルや都市公園、住宅を有した巨大なプロジェクトです。
2024年夏の完成が予定されています。
施工は、南街区賃貸棟と北街区賃貸棟は、竹中工務店と大林組が担当しています。
全国で大規模な都市開発を進めている背景には、海外から企業や人を呼び込むことができる魅力のある都市拠点の形成があります。
以上からわかるように、課題はあるものの、都市開発が進む中で建設業界・ゼネコンの需要は高まると考えられるでしょう。
【年収ランキング】ゼネコンTOP5
皆さんが気になるであろう、ゼネコンの年収ランキングを紹介します。
就職難易度は?
ゼネコンの主な取引先(お客様)は、官公庁や不動産デベロッパーなどが中心で、1件あたりの発注額は数十億と大きいです。
1人あたりに与えられる仕事の量は多く、責任も大きいため仕事内容のレベルが高いという特徴があります。
また、ゼネコンは入社後、コミュニケーション力や業務遂行力、専門知識が必要になります。このように求められるスキルのレベルが高いため、新卒採用では様々な経験を通して何らかのスキルを既に習得しているような学生や、建設業界に関する知識を持っている学生が求められることが多いです。
以上から、ゼネコンの就活は難易度が高いと言えるでしょう。
以上から、ゼネコンの就活は難易度が高いと言えるでしょう。
ゼネコンの就活では職種に応じた学歴が必要になる場合も
ゼネコンでは、大学名などで採用の有利・不利が決まるようないわゆる「学歴フィルター」は存在しませんが、技術職については応募できる学部や学科が絞られてくる場合があります。
例えば、設計や施工監理など技術職は、建築学や機械学、都市工学などの建築に関わるような学生を採用の対象としています。
文系や大学生活では建築とは関係のない学部・学科に通っていたが、ゼネコンに関わりたいという学生は、営業など事務系の職種に応募してみてください。
Matcherを使って企業研究しよう
ゼネコンは大きな仕事を任せてもらえるだけに、就活生には人気のある職業です。そのため選考では、他の学生との差別化を図る必要があります。また、業界が大きく企業も多いため「この会社でなければいけない理由」を話せるようにしなければいけません。
そのために、実際にゼネコンとして働く社員にOB・OG訪問することで、会社の雰囲気や今後の方向性、どんな人が活躍しているのか、などを具体的に聞きましょう。建設会社に採用され、ゼネコンになるための対策など、就活全般に関する相談も可能です。
Matcherとは
Macherは出身大学、学部、学年関係なくOB・OG訪問ができるアプリです。
社会人や内定者など、普段話す機会のない人とコミュニケーションを取ることができます。
是非Macherを利用して、効率的に就活を進めてみてください。
【建設業界の社会人・内定者の所属企業(建設)】
鹿島建設、清水建設、竹中工務店、三井住友建設、淺沼組、国土交通省など
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