面接で伝えるのにちょうどいい短所の選び方【例文あり】

2024/05/09
就活で伝える短所
面接でよくある質問
短所の例文
目次
1.
採用面接で短所を聞かれたら
2.
採用‌‌‌面接で話すのにちょうどいい短所の選び方
3.
採用面接でNGな短所の答え方
4.
採用面接で短所を聞く企業側の意図
5.
‌採用面接向き短所か判断するポイント
6.
短所をうまく伝えるための文章構成
7.
【例文】採用面接に活きる短所の伝え方
8.
Matcherに登録して面接対策をしよう

採用面接で短所を聞かれたら

新卒採用を行う企業のうち、なんと94.5%が「人柄」を採用面接で重視すると回答しています。学生がどのような人なのかを知りたいという企業が多いからこそ、面接で短所や長所を聞かれます。


【参考】株式会社リクルート 就職みらい研究所『就職白書2022』


一方で、選考を通過して、内定をもらいたいみなさんにとっては、短所は聞かれると苦しい質問なのではないでしょうか?‌面接に落ちることがないように無難な短所を挙げる人も多いはず。


しかし、それでは短所としての説得力がなく「本当のことを答えていない」と逆に悪印象になってしまう可能性も。


この記事では、面接において自分の短所が問われる理由と、適切な回答方法について説明します。消極的に捉えられがちな短所ですが、自己PRや学生時代頑張ったことと同様、みなさんの魅力を伝えるうえで大切なものです。

採用‌‌‌面接で話すのにちょうどいい短所の選び方

基本的には正直に短所を伝えるのが説得力もあるため一番良いです。


とはいえ、「コツコツと努力できる」人を探しているのに、「すぐにだらけてしまう」短所のある人を採用しないですよね。もし採用するなら「頑固」なところが短所だけど、「努力できる」長所のある人です。


採用面接で話す短所を考える際は、企業が社員に求めることから逆算して決めていくことがベストです。


これからご紹介する4つのアプローチ方法からいくつか自分の短所を探してみて、それから面接で話すのにちょうどいい短所を選んでみてください!

‌(1)モチベーショングラフを使って自己分析をする

‌モチベーショングラフとは、時間の流れを横軸に、モチベーションの起伏を縦軸にとったグラフのことです。モチベーショングラフを作ることによって、自分の人生に大きな影響を与えているエピソードを見つけ出すことができます。

そのエピソードを振り返ったときに、思い出した短所は、具体的な事象を踏まえて説明できるので、面接で話す内容としておすすめです。自己分析の詳細のやり方は、下記記事を参考にしてください。

‌(2)周りの人に他己分析をお願いする

短所を見つけるのにあたって、他己分析をお願いするのもおすすめ。

‌他己分析とは、自分を知ってる他者に自分の良いところや悪いところを聞くことで自己理解を深める手法です。

‌他己分析をお願いする際は、親御さんや仲の良い友達だけでなく、そこまで気心がしれていない人にもお願いしてみると良いでしょう。

‌距離感の違いによって、自分の長所や短所がどのように変化するのか知ることができます。

(3)自分の長所から短所を考える

人の性質は、良いものと悪いもの、簡単に分けられるものではありません。

‌長所として捉えられる性格は、短所としても捉えられることが多々あります。自分が長所だと感じていることが短所になってしまうのはどのような場面か考えてみると、面接で伝えられる短所が見つかるかもしれません。

‌また、長所から短所を考えることで、そこに一貫性が生まれるというメリットもあります。

(4)極端な短所は避ける

いくら正直に短所に向き合うとはいえ、どう考えても深刻に捉えられる短所は言うべきではないでしょう。

‌例えば、営業職なのに「人と話すことが嫌いなこと」という短所を言うのは、そもそも営業職の適性を疑われるでしょうし、「ストレスがかかると体調不良になる」といった短所も、選考に致命的なマイナスポイントとなるはずです。

‌このように、入社後に深刻な問題としてイメージされる短所は、面接では避けるべきでしょう。

採用面接でNGな短所の答え方

ここでは採用面接で避けた方がよい短所の答え方をご紹介します。


難しいとは思いますが、採用面接では、取りつくろいすぎることも、正直に話しすぎることも、なるべく控えましょう。

(1)「特に短所はありません」

自分の良い面をとにかくアピールしたい!という気持ちが強すぎるあまり、短所はないと答えてしまうパターンです。

企業側はみなさんの人柄を知るために質問をしています。それに対して短所がないと回答することは、ぶっきらぼうで、真摯さがないように見えてしまいますよね。

‌どんな人にも長所があるなら、短所もあるはず。短所がないという回答から「自己分析が足りていない」と判断されてしまう可能性もあるので、必ず自分の短所を伝えられるように準備しましょう。

(2)「人と関わることが苦手です」

応募している職種の特性によってはOKなこともありますが、総合職として新卒採用を受けている場合は避けた方がよい回答です。

‌仕事をする上で、人とのコミュニケーションは避けられないことが多いです。どのような仕事にも必須とされているような素質を短所として挙げることは、あまりオススメできません。

これに関連して「すぐに嘘をついてしまう」「賭け事がやめられない」「逃避癖がある」など、社会人として働く上で求められる傾向にある要件に反する内容も、なるべく避けた方がよいでしょう。

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