初めてのグループディスカッションを乗り切るためのポイント解説!

2024/02/27
グループディスカッションの役割
目次
1.
【初心者向け】グループディスカッションの進め方 
2.
‌グループディスカッションの役割
3.
‌【前日でも間に合う】グループディスカッションの練習方法3選
4.
グループディスカッションでよく出題されるテーマ
5.
グループディスカッションで評価されるポイント
6.
‌グループディスカッションではどんな人が落ちる?
7.
グループディスカッションでの注意点
8.
Matcherに登録してグループディスカッションを突破しよう
「初めてのグループディスカッションで不安」「いつもうまく話せないので苦手意識がある」といった学生に向けて、グループディスカッション対策でやるべきことをやさしく解説していきます。

✩この記事を読んだらわかること
 -グループディスカッションの全体の流れ
 -直前でもできるグループディスカッションの対策方法
 -グループディスカッションを通して評価されるポイント

誰とグループになるのかでやりやすさが大きく変わるグループディスカッション。誰と組んでも安定的に高い評価をゲットするためにできることを知りましょう!

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【初心者向け】グループディスカッションの進め方 

‌グループディスカッションをする前に、必ず抑えておいてほしい進め方について解説します!
‌進め方を知っておくと、スムーズに進められることができるので、流れを確認しておきましょう。
グループディスカッションの流れをまとめた図

①自己紹介

自己紹介に時間をかけすぎないように、1人あたり数秒程度で、名前と所属大学・学部などを言いましょう

チームメンバーの名前はディスカッションする内容に直接関係はしませんが、その後の議論をスムーズに進めていくために必須です。心理的安全性をもたらし、発言しやすい環境作りに役立ちます。

企業によってはディスカッションの時間とは別に自己紹介の時間を設けるところもありますが、なかった場合はディスカッションを始める前に自分たちで自己紹介を行いましょう。

‌②役割決め

自己紹介の次は、役割決めを行います。誰が何をやるのかが明確になることで、ディスカッションがスムーズに進みやすくなります。

主な役割と内容は以下の通りです。

<グループディスカッションの役割と内容一覧>
・司会/ファシリテータ ⇒進行・話の要約
・書記 ⇒ ディスカッションの内容を記録(できるだけ簡潔にわかりやすく)
・タイムキーパー ⇒ 時間の測定・時間を可視化させる
・発表者 ⇒ プレゼンをする際にディスカッションの内容をわかりやすく発表する

役割決めの際は、以下のことに注意しましょう。
・先着順だと思って率先して役割を担う
・役割決めに時間をかけすぎない

「誰が発表担当しますか?」「書記をやってくれる人はいませんか?」など、なかなか役割が決まらないとグループがまとまっていない印象を人事に与え、評価が下がってしまうかもしれません。もし誰も立候補する人がいない場合は、指名制にしても問題ないです。

また、ある1つの役割に自分の他に立候補した人がいる場合は、なるべくその役割を自分が担うことに固執しすぎないようにしましょう。「協調性がない」と評価されてしまう場合があります。

グループとして有意義なディスカッションをするためにはどう動くべきかを常に考えながら行動することで「会社という集団のなかで上手く立ち回れる人」であることをアピールできるでしょう。

‌③時間配分

「何にどれくらいに時間を使う」など時間配分をすることは、スムーズにディスカッションを進める上で重要です。
時間を可視化させておくことで、「時間切れで決められなかった」といった状況を防ぎます。

時間配分を決める際の基本方針

①時間配分を決めることにあまり時間は使わない
時間配分が重要とはいえ、それに時間を費やすがあまり本題の議論ができなければ元も子もありません。基本的に1~2分で時間配分を決めるようにしましょう。
‌また何の議論にどれくらいの時間を割くかは紙に書いて可視化させておくのがおすすめです。

②時間配分がズレることを前提とする
想定した時間配分通りにはいかないことを頭に入れた上で、慌てずに対処するようにしましょう。
‌時間配分がズレたときの対処法は後に詳しく説明します。
③プレゼンがある場合、プレゼンテーション準備に多くの時間を割く
グループディスカッションでは、プレゼンテーションの時間を多く取るようにしてください。グループディスカッションで犯してしまいがちなミスに、議論に時間を使いすぎて発表が疎かになるとことがあります。
‌正しく議論ができたとしても、発表が投げやりであれば全体の評価が下がってしまうでしょう。
‌メガバンクの中には、「議論内容」と「発表での伝え方」を50%、50%で評価すると説明したこともあるところもあります。

‌▼具体的な時間配分を決める例(所要時間30分の場合)
お題:デパートの売上を2倍にするには?
 - 定義づけ(5分)
 - アイデアのブレーンストーミング(6分)
 - アイデアの整理・選定(5分)
 - 打ち手(解決策)のブラッシュアップ(7分)
 - プレゼン準備(7分)

④テーマの定義決め

次にテーマの定義と軸を決めます。
出題されるテーマは、定義が曖昧なことが多いです。
定義を決めておくことで、ディスカッションの方向性が定まるので、進めやすくなります。

▼定義を決める具体的な例
お題:デパートの売上を2倍にするには?
定義づけ:「デパートはどんなものか?」「都心なのか、郊外なのか」「ターゲットは若者か、高齢者か?」「入っているテナントはどんな店が多いのか?」などを想定して定義を決める

この場面では必ず全員参加しなければなりません。
もし発言が少ない人がいれば、話を振ってあげることが大切です。

⑤意見・アイデアを出し合う

意見・アイデア出しでは、発表をするための材料を集めをします。
発表するための材料はたくさんある方が選択できる幅が広がるので、ここでは積極的に発言することが重要です

ただ、なんでも思いついたことを発言すると、論理的思考力がないと見られてしまいます。
‌④で決めた定義に則って発言しましょう。

‌‌▼意見・アイデアを出す例
お題:デパートの売上を2倍にするには?
‌意見・アイデア:「テナントを変更する」「週末にイベントをやる」「ハッシュタグ付きの投稿を増やす施策を行う」「SNSに投稿を促すフォトスポットを作る」「有名アーティストとのコラボを行う」「フロアごとにテーマを決める」

⑥出し合った意見・アイデアを整理する

⑤で出し合った意見・アイデアを整理します。
多くの意見・アイデアが出た場合、整理が難しくなるでしょう。
その場合は、出た意見・アイデアの共通点を探したり、定義を改めて見直して軸を決めたりすると情報を整理しやすくなります!

‌▼意見・アイデアを整理する例
‌お題:デパートの売上を2倍にするには?
整理した意見・アイデア:「店舗系|テナントを変更する、フロアごとにテーマを決める」「SNSマーケティング系|公式ハッシュタグを作る、フォトスポットを作る」「イベント系|週末にイベントを行う、有名アーティストとのコラボ」

⑦発表準備

最後は発表準備です。
発表に向けて、整理した内容をどのように発表するかを決めます。ここでは、どれだけ相手に伝わり納得してもらえるかを意識してください。発表の練習をする必要はありませんが、どのように発表するのか、流れなどは全員で確認しておきましょう。

注意してほしいことは、発表担当に丸投げしないことです。
全員が理解して納得がいくように、全員で発表準備を進めましょう。

‌▼発表する内容の例
‌ - チームで出した結論
 - その結論に至った背景
‌ - どのような効果が見込めるのか
‌ - 効果が出る根拠はどこにあるのか、過去事例などの紹介
‌ - 施策を進めていくための具体的な計画や予算

‌グループディスカッションの役割

談笑している男女‌ここからはグループディスカッション時の役割を説明します。

‌【参考】グループディスカッションで意識すべき役割とは?

①司会(ファシリテーター)

なんとなく有利なイメージのある司会。

しかし、単純に「自分にやらせてください」という姿勢だけでは評価されないことが多いです。

GDでの評価は議論に貢献した人に与えられるため、司会をしてもその役割を果たせない場合や議論を誤った方向に導いた場合には評価が下がるリスクもあります。

司会の役割は、議論の流れを管理し、議論の方向性を決めることです。

司会の立ち回り

議論の開始前に議題の流す
時間の配分を決める
全員に発言を促す
客観的な立場から議論に参加する
議論の全体像を把握する
議論がそれたときには修正する

GDで司会をする際に評価されるポイント

タイムマネジメント力
リーダーシップ
協調性
論理的思考力
対応力

GDで司会を担当する際には役割を深く理解し、議論を成功に導くことが評価につながるでしょう。

「司会をやってみたいけどうまくいくか不安」という人は司会のサポートに回って司会の立ち回りを理解するのも有効です。

書記

書記の役割は、グループディスカッションにおいて地味な印象があるかもしれません。

しかし、書記は議論の中で重要な役割を果たします。

グループディスカッションで書記が果たすべき3つの役割は次のとおりです。

①議論の内容のまとめ役

 書記は議論の要点を正確にまとめ、発表の材料となる情報を提供します。議論の流れや時間配分を考慮しながら、議論を整理し、適切なタイミングでまとめ役としての役割を果たします。

②最後の発表の構成作り

グループディスカッションの最後の発表では、書記がまとめた議論の要点を論理的かつ説得力を持って発表します。

議論を構造化し、適切な形で伝えることで、グループの成果を効果的にアピール可能です。

③タイムキーパー

 書記になったときには、タイムキーパーを兼任することもおすすめです。

議論の時間配分を管理し、円滑な進行を促します。
メンバーが議論に没頭する中で時間を忘れないようにし、冷静な判断を行います。

これらの役割を果たすことで、書記はグループディスカッションにおいてチームに貢献をすることができるでしょう。

タイムキーパー


3つ目の役割はタイムキーパーです。
‌グループディスカッションでは難しいテーマが出題されることがありますよね。

そういった中で、時間管理を怠ると議論が進まず、結論が得られないまま制限時間を過ぎてしまいます。
タイムキーパーはこの時間管理を担当し、議論の進行を円滑にする重要な役割を果たします。

もしチームにタイムキーパーがいない場合は、積極的にその役割を担うことが必要です。

役割無し

グループディスカッションに慣れていないと「気が付いたら何の役割にもつけなかった...」という事態に陥ることもあるかもしれません。

グループディスカッションで、役割がなければ不合格になってしまうのでしょうか?

もちろんそんなことはありません。
明確な役割がない時でも、意見を積極的に出したり、司会のサポートにつくことで議論に貢献できます。

‌【前日でも間に合う】グループディスカッションの練習方法3選

「そういえば明日がグループディスカッションだ!」「何も対策してない!やばい!」と焦っている方でも大丈夫。前日でも間に合うグループディスカッションの練習方法をご紹介します。

1人でもできる対策方法もあるので、ぜひ実践してみてください。

①YouTubeでグループディスカッションの動画を見る

YouTubeにグループディスカッションの様子を見られる動画が上がっています。
その動画を見てどの役が何をやるのか、論理的な発言の仕方など、コツをつかみやすいです。
動画を見ただけでできるようになるわけではないので、1人で実際に真似するところまでやってみましょう。

②友人を誘ってやってみる

友人とやってみることで、本番と似た環境での練習ができます。授業終わりに空き教室やキャリアセンターなどを利用して、やってみるのもいいです。ただ、本番では初対面の人とディスカッションをします。

友人とのディスカッションに慣れてしまい、本番で上手くいかないという状況に陥らないように、様々な状況を想定して取り組みましょう。

③先輩や社会人など経験者にアドバイスをもらう

先輩や社会人など、グループディスカッション経験者は、リアルなアドバイスや経験談を共有してくれます。例えば、企業がグループディスカッションでどこを見ているのか、これまでにあったトラブルや対応策、こうしておけばよかったことなどです。
自分の行きたい業界や企業の内定者や社員にアドバイスをもらえることができれば、より精確な対策ができます。本番のグループディスカッション後に、その企業の社員にアドバイスをもらうことも可能なので、是非積極的に聞いてみてください。

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グループディスカッションでよく出題されるテーマ

‌グループディスカッションでよく出題されるテーマを紹介します。
イメージトレーニングができるように、テーマを把握しておきましょう。

‌①課題解決型

課題解決型は、与えられたテーマに対してその解決策を考えて提示します。
人気業界(広告・IT・人材)で出題されやすいテーマなので、抑えておきましょう。

▼課題解決型グループディスカッションの頻出テーマ
・自社サービスの認知度を拡大するにはどうすればいいか?
・自社商品の販促戦略を考えてください
・入社人数を増やすための戦略を考えてください
・Z世代からの強い支持を得られるようなアプリの企画を考えてください
・育休の取得率を95%まで改善する方法を考えてください

課題解決型では論理的思考能力が主に見られています。ある課題に対して現実的なアプローチ方法で解決案を考えられるのか。その解決策を論理立てて説明できるのか。このようなポイントを抑えて議論することが重要です。

例えば中小企業やベンチャー企業で「テレビCMをたくさん出す」「有名芸能人を起用する」などは抽象的な上に、本当に実現が可能なのか現実味もありません。その会社で実現が可能かを加味して、具体的な解決策となるようにディスカッションしましょう

②自由討論型

自由討論型とは、正解がない問題に対して結論を出します。フェルミ推定と言われることも多いです。

▼自由討論型グループディスカッションの頻出テーマ
・無人島に2つだけ持っていけるなら、何を持っていくか
・日本にカフェは何軒くらいあるのか
・東京のバスは1日に何車稼働しているのか
・朝8時から10時までの京都で何杯分のコーヒーが売れているのか
・世界中の人の身長を足したらどれほどの長さか

調査しないと答えがでない課題が出される自由討論型では、今自分が持っている情報からいかに論理的に答えまでアプローチしていけるのかが重要なポイントです。

例えば「世界中の人の身長を足したらどれほどの長さか」を知るためには、「各国における身長の平均は?」「世界の人口は何人?」といった質問を構成する要素について考えます。

‌ある回答に至った背景が他者から見て納得がいくように説明さえできれば、回答する数値が間違っていても全く問題ありません。

③ディベート型

賛成派と反対派に分かれて議論を行います。最終的に、双方の意見を出して、話し合いながら結論を出すことが求められます。

▼ディベート型グループディスカッションの頻出テーマ
・YouTubeは学習として有効かどうか
・小学生にプログラミング学習は必要かどうか
・ディープフェイク技術は規制すべきか
・ベンチャー企業と大企業どちらに就職すべきか
・将来返ってこないとしても年金は払うべきか

ディベート型のグループディスカッションでは、協調性や積極性の他に、各自の性格や価値観について見られる場合があります。特に取り繕う必要はありませんが、悪印象となるような極端な発言はなるべく控えた方がよいかもしれません。

また、ディベート型のディスカッションでは、喧嘩のような悪い雰囲気が作られがちです。最終的には結論を出す必要があるので、相手に納得してもらえるようにしましょう。

グループディスカッションで評価されるポイント

スマホの画面に指さす人‌グループディスカッション対策では、この選考過程においてどのようなポイントが評価されているのかを知っていることが重要です。

基本的に、チーム内で合格人数が事前に決められていることはありません。全員合格する場合もあれば、全員不合格になる場合もあります。競争心を持ってディスカッション内で相手を蹴落とすのではなく、協力して課題に取り組むようにしましょう。

また、ディスカッションを経てプレゼンした結論が、評価される全てではありません。チーム内でどのような会話をしたのか、その中でどう貢献したのかといったプロセスもよく見られています。取り組む姿勢も重要視されていることを忘れないようにしましょう。

以下の3つのポイントが「グループディスカッション」という形態でよく見られているポイントです。この3つを意識しながら課題に取り組むことで、高い評価が得やすくなるでしょう。

論理的思考力

グループディスカッションで与えられるテーマは、簡単には答えを出すことができません。そのため、難しい課題に対してどのように思考を積み上げ、アプローチしていくのかが重要な評価ポイントになっています。

▼論理的思考力をはかる項目例
- ある結論に至るまでに考えの飛躍はないか?
- 道筋を立てて物事を考えられているか?
- 自分の意見を説明する際に、順序立てて分かりやすく説明できているか?
- 突拍子もない主張をしていないか?
- 幅広い視点から物事を捉えることができるか?

入社後の業務においても論理的思考力は非常に役に立ちます。上長に企画を提案する時、社外にプレゼンをする時など、求められていることを適切に把握し、分かりやすく説明できるのかを、グループディスカッションの様子を通して見られています。

積極性

どのような職種でも基本的に1人だけで業務を行うことはありません。チームのなかで動き、成果を出していく必要があります。簡単ではない問題に対し、自分にできることを見つけ行動に移せる人なのか。積極的にチームに貢献できるような人材かどうかも、グループディスカッションで見られているポイントです。

▼積極性をはかる項目例
- 議論を展開していくための発言をしているか?
- 自分の意見を臆することなく主張することができるか?
- 何かの役割に率先して立候補したか?
- チームの中心となって場を回しているか?
- 批判に対しても前向きに捉え、議論に参加し続けられるか?

もちろん積極性があるに越したことはないですが、チームの空気を乱してまで自分の存在感をアピールすることは返って低評価に繋がります。積極性を意識するあまり自己中心的な行動をとってしまわないように注意が必要です。

協調性

周りにいる人々にストレスを与えることなくコミュニケーションできる力があることは、ビジネスを行う上で重要なポイントです。グループディスカッションにおいて、人の意見を尊重し、グループ全体のバランスを見ながら自分の立ち回り方を考えられているのかどうかによって協調性が見られています。

▼協調性をはかる項目例
- 人の話を最後まで聞く傾聴力があるか?
- 相手を思いやりながら発言できるか?
- 発言量の少ない人に対して意見を聞くことができるか?
- 他者の意見をずさんに扱っていないか?
- 他者の意見をチームの意向にうまく組み込むことができるか?

「協調性なんて小学生じゃないんだから」と思う方もいるかもしれませんが、意外と社会人の中でも相手のことを考えずに、自分の話ばかりしてしまう人は多いです。企業というチームで成果を出していくには、協調性は欠かせないスキルであり、グループディスカッションにおいても評価されやすいポイントです。

‌グループディスカッションではどんな人が落ちる?

初めてグループディスカッションに参加する人の中には「自分がクラッシャーになってしまうかもしれない」と思っている人もいるかもしれません。

ここではグループディスカッションに不合格になりやすい人の特徴について説明します。

グループディスカッションで評価されずに落ちる人には、いくつかの共通点があります。

それは、議論に貢献せず、無関心な態度を示すことです。
具体的には、以下のような行動が挙げられます。

①意見を否定してアイデア出しを妨げる
チームメンバーの意見を否定することで議論を妨げてしまう。

②何もせず見ているだけ
 積極的に議論に参加せず、他のメンバーの発言を見守るだけで自らの意見や提案を出さない。
③的外れな発言をする
自分の世界に入り込み、議論の流れとは無関係な発言をしてしまう。

これらの行動は、議論の進行を阻害し、チームの目標達成に貢献しないものです。
‌グループディスカッションでは、積極的な姿勢や適切な貢献が求められます。

自信がなくても、積極的に発言することや役割を引き受けることが重要です。また、他のメンバーの意見を尊重し、チームとしての結論に向けて協力していきましょう。
【参考】グループディスカッションに落ちる人に見られる3つの兆候 

グループディスカッションでの注意点

グループディスカッション注意点‌グループディスカッションでの注意点とトラブルやハプニングが起きたときの対応方法を紹介します。
思い通りにいかなかったことで、焦るとディスカッションやグループの雰囲気も悪くなりかねません。

時間配分がズレても焦らない

最初に設定した時間配分からズレてしまうことは、決してまれなことではありません。むしろ設定した時間通りに進められることはあまりないです。

時間配分からズレてしまった場合は、「アイデア出しに時間を使いすぎたので、評価基準は早めに決める」など、時間を削減できる箇所はどこかを冷静に考え、提案するようにしましょう。

クラッシャーが現れたらタイプ別に対応する

クラッシャーとは、グループの輪を乱したり、ディスカッションを妨げたりする人のことです。クラッシャーには3つのタイプがあると言われています。もしクラッシャーにあった場合は、タイプ別に対応をしましょう。

タイプ①:自己主張が激しい
自己主張が激しく、他のメンバーに意見を言わせないタイプ①のクラッシャーに遭遇した場合は、クラッシャーの発言をまずは褒めてあげます。「なるほど、〇〇は確かにいいですね!」と言いながら、「□□さんはこのことについてどう思いますか?」と他の人に意見を仰ぎ、チームとして議論できるように場を回していきましょう

タイプ②:相手の意見を否定する
チーム内で出た意見を否定しかせず、メンバーが萎縮してしまうタイプ②のクラッシャーに出会った場合は、否定した意見の代替案を求めてみましょう。「であれば〇〇さんはどうしたらいいと思いますか?」と聞き、ポジティブな空気を作れるようにしましょう

タイプ③:全く発言しない
全く発言をしないタイプ③のクラッシャーがいると、他のメンバーが全員の意見を聞かずに協調性がないように見えてしまう可能性があります。このような場合は「どう思いますか?」というようなオープンクエスチョンではなく、YESかNOの選択肢で答えられるような質問をし、発言できる機会を作るようにしましょう。

アイデアが思いつかなかったら場を回す

アイデアが全く思いつかない時や、そもそもテーマについてよく理解できていないという状況に陥ることはよくあることです。
そんな時は、黙るのではなく状況を説明してあげましょう。

アイデアが全く思いつかない時には、「皆さんの意見を聞きながら考えてもよろしいでしょうか?」
テーマについて理解できていない時には、「このテーマについて確認したいです」と周りに伝えてあげましょう。

意見が偏っていたら視野を広げる発言をする

‌出た意見やアイデアに全員が頷いて、そのまま進めていくとスムーズには進みますが、それは正しいディスカッションとは言えません。

‌話が逸れることや、同調圧力を生む原因につながります。もし疑問や怪しいと思うことがあれば、必ず発言するようにしましょう。

‌ただし否定はNGです。「○○さんの意見もわかります。ただ〜」とワンクッション挟んでから発言してください。

Matcherに登録してグループディスカッションを突破しよう

グループディスカッションの進め方や注意点、対策方法について説明してきました。面接やESとは違って対策がしづらく苦手意識を持っている方も多いでしょう。グループディスカッションに慣れるためには、場数が重要になってきます。そのため、たくさん対策をして、グループディスカッションに慣れるようにしましょう。

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