就活つらいのはなぜ?今できることや就活以外の選択肢もご紹介
2023/08/31
目次
就活は自分と向き合ったり、将来を考えたり、社会人とフォーマルに話したり、など多くの負荷がかかります。そのような中で「就活つらい」「選考受けるのしんどい」と感じるのはおかしなことではありません。持続的に就活を進めるためには、就活のつらさやしんどさを認め、楽になるための行動を少しずつ増やしていくことが重要です。
この記事では、就活がつらいと感じてしまう理由と、対処法について書いていきます。就活のつらさが完全に消えることはないかもしれませんが、理由が分かることですこしは落ち着くことができるはずです。無理はしすぎず、適度に休みながら、納得のいく選択ができるように気持ちを整理していきましょう。
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就活つらいと感じる3つのパターン
自分が抱える気持ちを整理し、理解することは、不安を軽減することにも繋がっていきます。「どのような状況にストレスを感じるのか」を知ることで、ストレスの原因となる状況や要素を避けることも可能です。
ここでは就活をつらいと感じる3つのパターンをご紹介します。自分がどれに当てはまるのかを考えながら、気持ちを整理していきましょう。
就活のプレッシャーやストレスに疲れている
就活中は「志望動機なんてないのにどう答えればいいの!」「もっと優しく面接してくれたらいいのに!」と叫びたくなることも多いですよね。選考などを通して就職活動にプレッシャーやストレスを感じる人も多いのではないでしょうか。
▼就活のプレッシャーやストレスの例
・周りの進捗状況と比べてしまう
・親からの期待が大きすぎる
・面接などで想定外の質問をされるのが嫌い
・面接前の緊張がひどい
・面接官に見下されているように感じる
・選考準備などで全然寝られない
・漠然とした不安が強く、うまく休息が取れない
・選考に落ちると自分に対するコンプレックスが強くなる
就活に対するマイナスな気持ちが強くなってしまうと、モチベーションを高めることが難しく、合格に繋がりにくくなる、といった負の連鎖に飲み込まれてしまうかもしれません。
就活のプレッシャーやストレスに疲れたときの対処法
自分が就活する中で嫌だと思ったことを全てノートなどに書き出していきましょう。漠然と嫌な思いを抱えるのではなく、何がストレスなのかを明確にすることで気持ちを整理する効果があります。理由が明確になると、ストレスを避けるための具体的なアクションも浮かびやすくなるでしょう。
例えば「面接前にひどく緊張してしまう」というストレスがある場合は、「面接前に大好きな漫才を見て爆笑する」「面接後にコンビニで1番高いスイーツを買う」といったことでストレスを軽減することもできます。
就活のプレッシャーやストレスをゼロにすることは難しいかもしれませんが、楽しみを見つけたり、頑張る理由を設けたりすることで、嫌な気持ちよりもハッピーな気持ちを増やせるように行動を変えていくことがオススメです。
内定がなくて、取り残されているように感じる
早い人だと大学3年次の秋から冬にかけて外資やベンチャーを中心に内定を獲得し始めます。5月・6月に入ってくると、その数は非常に増えてきます。自分が内定を持っていない状態でこのような話を聞くと、焦りと不安が出てくるもの。
「仲の良い友達が就活終えて遊んでるのを見るとイラついてしまう」「イラつくことに虚しくなってしまう」など、内定がなくて焦る気持ちは自分を嫌な人にさせるようで余計に落ち込みますよね。
▼周りと比べてしまう状況の例
・InstagramなどのSNSで友人の近況を見る
・知り合いの内定先企業の噂話を聞く
・親から同級生の内定先企業の噂話を聞く
・友達が受かった企業の広告が出てきて落ち込む
自分だけが取り残されるのではないかと不安に感じてしまう人もいることでしょう。いわゆる「良い企業」から内定をもらった友達に対して劣等感を感じてしまう人もいるかもしれません。
内定がないときの対処法
「内定がない=自分に価値がない」という方程式から抜け出しましょう。選考に落ちて自分に価値がないのだと考えるのは早合点です。なぜなら、「価値のある人」の定義は企業によって異なるからです。
具体的な例を挙げて説明しましょう。
A:大学の統計学のゼミでひたすら統計解析のソフトを使って研究をしていた学生
B:通信回線の営業のアルバイトに没頭し、月に200万円以上売り上げていた学生
上記の2パターンの学生に対して、以下の2社があったとします。
①:企業から委託を受けてデータを分析し、マーケティング活動を支援している会社
②:営業部隊が強力なインターネット広告の代理店
2名の学生と2社の企業。例えば、Aの学生が①のマーケティングの会社の選考を受けたときは両手を挙げて入社して欲しいと内定を出してもらえるかもしれません。一方でデータ分析の能力が必要とされない②の広告代理店を受けても、選考を突破する可能性は①のときよりも低いでしょう。
逆もまた然り。営業のアルバイトをしていたBの学生が②の広告代理店を受けたら選考を突破できる可能性が高いかもしれませんが、①のマーケティングの会社ではそうであるとは限りません。
今回挙げた例は大げさな例では決してなく、実際の就活の現場でも起こっています。就活生の価値は絶対的なものではなく、一つ一つの企業で定義しているもの。たとえみなさんが選考を通過しなかったとしても、それはみなさんに価値がないわけではありません。
ただ純粋に企業とみなさんが「合わなかった」というだけなのです。企業に内定をもらって入社することができたとしても、その後に苦しい思いをする可能性は低くないはず。選考を通過しなくて良かったというくらいに前向きに捉えることをおすすめします。
「自分に合う企業がまだ見つかっていないだけ」を合言葉にしながら、自己分析をやり直す、OB訪問で志望企業の社会人とたくさん話してみる、といった行動をとっていきましょう。
何もしたいことがなくて、将来を楽しみにできない
「別に就職したいわけではないから頑張る理由が見つからない」「とはいえお金がなければ生活できないし」という葛藤のなかで就職活動を行う学生も少なくありません。
▼就職したいと思えない理由の例
・志望業界や志望企業がない
・働くことを楽しそうだと思わない
・この先一生働き続けるのかと思うとつらい
・面白い経験をもった社会人に会ったことがない
・漠然と将来に希望が持てない
・人権や環境に悪くない企業が見つからない
・経済活動に関わりたくない
生活していくためには給料をもらえる仕事が必要ですが、正社員として働くことが全てではありません。様々な選択肢や可能性も考慮した上で、納得のいく選択をしていくことが重要です。
何もしたいことがない時の対処法
「最初はやりたい仕事じゃなかったけど、続けていくうちに楽しくなってきた」という社会人もいれば、「最初からやりたい仕事じゃなかったし、辞めるまでの時間は無駄だったように思う」という社会人もいます。また「希望した仕事だったけど、実際は自分に合わなかった」というケースも。
このように「自分がやりたい仕事かどうか」は、就職活動をする数ある理由の1つにすぎません。確定申告が楽になる、保険料を会社が負担してくれる、安定的な給与を得られる、将来に計画が立てやすくなる、ローンの審査が通りやすくなるといった正社員になるメリットを調べてみるのもモチベーションアップに繋がるかもしれません。
他にも「やりたい仕事じゃないけど、一緒に働く人たちが面白い人である」ということも就職活動を行うモチベーションに繋がります。会社説明会に参加するだけではなく、座談会や面談、OB訪問など、社員と直接話せる機会を探してみるのも一つの手です。
また、自分の好奇心がくすぐられるのであれば、就活に直接関係がなくても挑戦してみると良いでしょう。昔から興味があった習い事をはじめる、セミナーに行ってみるなど、自分が興味のあるフィールドでどれだけの将来性を持っているのかを試すこともできます。そのフィールドにいる人たちとのコネクションを持つことにも繋がるでしょう。
就活のつらさを社会人に相談する(無料)就活を続けたい人にオススメする5つの行動
ここでは「やっぱり就活は続けなきゃな」という方にオススメしたい5つの行動をご紹介していきます。
①しっかりと睡眠をとる
睡眠が足りないとネガティブな思考に陥りやすく、就活のつらさが増幅してしまいます。「就活を続けよう」というモチベーションがあっても無理はしすぎず、まずはしっかりと睡眠をとりましょう。
大学の課題やアルバイト、サークルなどと同時に就活を行っている場合「気づいたらもう3週間も休んだ日がない」という方もいるのではないでしょうか。十分な休息は、就活に対するモチベーションを持続するためにも重要です。今後の就職活動のためにも、スケジュールの中に「ゆっくり休むための日」を入れるようにしましょう。
②選考に落ちた理由を分析する
十分な休息をとったあとは、選考に落ちた理由の分析をしてみましょう。面接を受けた場合は「質問されたこと」「回答したこと」「理想の回答」を書き出します。自分のパフォーマンスを客観的に見直し、落ちた理由を分析することで、改善に繋げていけるかもしれません。
「企業研究が足りなかった」「企業の求める人物像と自分の魅せ方がマッチしていなかった」など、選考を振り返ることで改善ポイントも見えてきます。今後の選考において注力すべき箇所を洗い出し、行動にうつしていきましょう。
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③別のアプローチから自己分析を行う
「就職したい企業が見つからない」「内定がもらえない」という方には特に、別のアプローチから自己分析を行うことをオススメしたいです。
「自分の適性やニーズ」が明確になっていないことが「自分に合う企業が見つからない」理由になっている可能性があるからです。丁寧に自己分析をすることには、自分の魅力が伝わりやすくなるといったメリットもあります。
「自分の適性やニーズ」が明確になっていないことが「自分に合う企業が見つからない」理由になっている可能性があるからです。丁寧に自己分析をすることには、自分の魅力が伝わりやすくなるといったメリットもあります。
自分の性格を知れるテストを受けてみたり、就活エージェントやOB訪問などを利用して自己分析の視点を変えてみたりなど、今までとは別の方法で自己分析を行ってみると、新しい発見があるかもしれません。
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④就活体験談を読む
就活のモチベーションを維持するためには、ネットなどで就活体験談を読むこともオススメです。就職活動の先輩たちの中には「就活を諦めようと思った」「就活がしんどかった」というように、皆さんと同じ状況にいた人も必ずいます。その中でどのように就職活動を進めていったのかを知ることで、今からやるべき行動などが見えてくるでしょう。
就活がつらい状況下では、自分が内定を貰うイメージや就活を終えているイメージが想像しにくくなると思います。既に就活を終えた人の話を見ながら、モチベーションに繋げていきましょう。
⑤今まで見ていなかった業界について調べてみる
志望業界を決める過程で、見ていなかった業界もあるのではないでしょうか?もしかしたら見逃していたけれど自分に合う企業が見つかるかもしれません。
また他の業界についての知識を増やすことで、自分が志望業界や志望企業を決めている軸についてより自覚的になれるでしょう。「なぜこの企業に興味があるのか」「なぜこの企業には企業が出てこないのか」の差について考えると、志望理由が以前よりも書きやすくなります。
様々な可能性についてオープンな気持ちで、前向きに幅広い業界を検討して、将来を想像してみましょう。
「就活つらい」から抜け出すためにOB訪問しよう
就活がつらいと感じた時は、ひとりで抱え込まず、なるべく誰かに相談しましょう。気分転換のきっかけになる、視野が広がる、悩みを解決できる、などの利点があります。
「就活について相談できる相手がいない」という場合もあるかと思います。そのような方には気軽にOB・OG訪問ができるサービス Matcher(マッチャー)がオススメです。
OB・OG訪問といえば「業界研究のために使うもの」「志望企業の社会人に話を聞くためのもの」というイメージがあるかもしれません。もちろんそのような目的で使うこともできますが、Matcherは、就活経験者である内定者・社会人を相手に選考対策や就活全般のお悩み相談もしやすいサービスです!
▼Matcherにいる社会人ユーザーが設定しているプラン例
「自己分析をお手伝いします!一緒に言語化していきましょう」
「就活に焦っている人!お悩み聞くので、解決プランを立てましょう」
内定者・社会人ユーザーが設定しているプランを見ながら、自分が抱える就活に関する悩みを解決してくれそうな人にOB・OG訪問を申請しましょう。
「就活つらい」と感じている場合は、そういった逆境を乗り越えてきた経験者に相談することが1番です!
就活のつらさを社会人に相談する(無料)就活の選考で見極められる2つのポイントと対策
企業の選考に落ちることは、自分に価値がないからではないと説明しました。とはいえ、みなさんが本当はその企業にとって価値のある人間なのにも関わらず十分にそれが伝わっていないケースもあります。こうなるのは非常にもったいない。
そこで、就活の選考のなかで企業が見極めているポイントを2つ紹介します。みなさんが頭を悩ませているエントリーシートや面接も基本的にこの2つを見極めるために実施されています。これを意識するだけで選考を突破するコツを掴めるはずなので、ぜひ覚えておいてください。
ポイント1)企業に入社してくれたら利益に貢献してくれるのか
企業はなぜ人を採用するのか。それはずばり、自社の事業を推進し、それによって利益を上げたいと考えているからです。つまり、みなさんを採用したら企業で活躍してくれそうだと判断してもらえたら、自ずと選考を突破できる可能性が高まるのです。
では、活躍してくれそうだと判断してもらうためにはどうすればよいのか。大きく2つのステップを踏むことで、その可能性を高めることができます。
対策①自分にどんな強みがあるのか整理する
就活において、まずはじめにしなければならないことは自分を知ること、いわゆる自己分析です。自分が今までにどのような経験をし、そこからどのような強みを得たのか把握できていなければ、自分の魅力を企業に伝えることなど到底できません。
ぜひ今まで経験してきたことを自己分析で振り返り、自分の強みや弱みを把握してください。
自分の経験を振り返る上でおすすめなのが、このようなモチベーショングラフです。
モチベーショングラフとは、横軸に時間、縦軸にモチベーションの起伏をとることで作られるグラフのこと。
モチベーションが高いときや低いときを振り返ると、そこには何らかの象徴的なエピソードがあります。そのエピソードを深掘りすると、自分が発揮した強みが見えてくるので、ぜひ試してみてください。
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対策②企業が求めている人材の要件を調べ、仮説を立てる
自己分析で自分の強みが分かったら、次に企業について調べます。いわゆる企業研究です。
企業が運営している事業内容を調べて、採用ページを見て求める人材像を確認しましょう。できればその企業で実際に働いている人に話を聞きに行き、どんな人が活躍するのか聞いてみてください。企業研究で情報が得られたら、どのような強みをアピールしたら選考を突破しやすいのか考えてみましょう。
①で確認した自分の強みを整理し、どのように伝えればうまく自分の魅力が伝わるのか考えてみてください。
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ポイント2)内定を出したら入社してくれるのか
みなさんがどんなに優秀だと判断されても、企業への熱意が感じられなければ選考を突破することができません。なぜなら、企業の採用担当者は採用する学生の目標人数を達成しなければならないから。
たとえみなさんが内定を出すに見合う資質があったとしても、内定を辞退される可能性が高いと判断されたら内定をもらうことは難しいでしょう。
では、企業に熱意を伝えるためにはどうしたら良いのでしょうか?
対策①自分の目標や企業に求めるものを整理する
企業への志望度の高さは、学生のみなさんと企業とのマッチ度の高さに繋がっています。
例えば、裁量権が高く若手から活躍できる環境でバリバリ働きたいAさんと、個人で行う仕事が多い環境で自分のスキルを高めることに集中したいBさんがいたとします。もし新規事業を若手に任せたいと思っている企業の候補者の中にAさんとBさんがいた場合、Aさんの方が志望度が高く見えるはずです。なぜなら、企業が提供できる環境とAさんの目標がマッチしているからです。
つまり、自分の目標や企業に求めるものを知っているほど「志望度が高い」理由を明確にできるので、志望動機に説得力をつけることができます。
対策②その企業で実現できることを調べる
ただ自分の目標や企業に求めるものを知っているだけでは、志望度の高さは示せません。「なぜその企業でなければ、自分の目標を実現できないのか」を説明することが必要です。自分の志望度の高さをうまく面接官に伝えられるように、企業で何ができるのか、どのような環境があるのかを調べていきましょう。
企業で実現できることを調べるには、まずネットで企業の情報を調べていきましょう。採用ホームページだけではなく、口コミサイトなどの情報からも内部の様子が見えてくるでしょう。企業が主催する座談会などに参加したり、実際にその企業で働いている人にOB・OG訪問をしたり、なるべく生の声を聞きにいくことがオススメです。
就活を続ける上でのNG行為
せっかく就活を続けるのであれば、自分が納得する企業に就職したいですよね。ここでは就活を続けていく上で注意するべきNG行為についてご紹介します。これらのことを避けるように意識して、ポジティブな気持ちで就活を終わらせられるようにしましょう!
①つらい気持ちのまま就活を続ける
「就活つらい」「でもやらなきゃ…」という気持ちで就活を続けようとする姿勢は褒められるべきです!一方で、エネルギーのある元気な学生を採用したい、という企業は意外と多いもの。つらい気持ちのまま就活を続けていると、どうしてもネガティブな部分が企業側に見えてしまい、内定を貰いにくくなるという負の連鎖が起きてしまうことも…。
つらい気持ちのまま就活を続けるのではなく、今までにご紹介したような何かしらの方法で気分転換をし、まずは最大限のパフォーマンスを発揮できるような状況を整えるようにしましょう。
②むやみにたくさんの企業を受ける
「就活つらい」「もう受かるならどこでもいいや」と自暴自棄になってむやみにたくさんの企業を受けたくなることもあるかもしれません。しかしそのようにして選んだ企業は、ミスマッチである可能性が高いです。結局すぐに退職して就活を一からやり直す…となったら大変ですよね。そのためむやみやたらにたくさんの企業を受けることは避けましょう。
あくまでも自分が興味を持てる、良い働き方ができるだろうなと想像のつく企業に絞って受けるようにしましょう。2024卒がエントリーした平均企業数は23.2社、23卒は24.7社、22卒は27.1社です。良いなと思える企業を20〜30社ほどに絞り込み、それらの業界・企業研究や、現役社員へのOB・OG訪問などをして、狭く深く内定にアプローチすることが基本的にはオススメです。
就活を続ける以外の4つの選択肢
「いま自分ができることって、就活だけなんだっけ?」と考えることもあると思います。ここでは就活を続ける以外の選択肢についてご紹介します。就活を続けるメリットとデメリット、それ以外の選択肢を選ぶメリットとデメリットを比較しながら、最善の選択が取れるようにしましょう。
休学や就職浪人する
「このまま就活を続けてもどうにもならない気がする」「一旦休憩して、また状況を整えてから就活したい」と思う方もいると思います。
文部科学省の調査によると、大卒者の就職率は98.0%。つまり、残りの2%は就職する以外の選択を選んだということです。その中には就職がうまくいかず、就職浪人を選択した人もいるでしょう。
また学期の途中であれば休学をすることも可能です。休学をしている間に長期インターンにコミットするなど、ガクチカに書けるような経験を増やしていくこともできます。
「○年以上の浪人や休学経験者は、新卒採用に受かりにくくなる」のも、否定できません。他の大学生よりも長く大学生活をしているため経験が豊富になるのは自然なことであり、評価基準が厳しくなる、というのが想定される理由です。
就活浪人をして志望企業に受かった人の体験談などを読み、経験者に相談しながら、どういうプランを立てれば納得のいく就活ができるのかを緻密に考えておくことをオススメします!
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ワーキングホリデーに行く
「就活では日本しか視野に入れてなかったけど、将来的には海外に住みたい」という方もいるかと思います。自分の理想像と就活している企業が異なっており、就活がつらいと感じたのではないでしょうか。
そのような場合には、ワーキングホリデーで海外での生活を体験してみるのも良いかもしれません。気になっていた海外で人脈を作り、もしかしたらそのまま就職できる場合もあるでしょう。
ただ、海外で暮らし、働くことは予想以上に難しいです。就職先が見つからない、物価が高い、住む家が見つからない、といった状況に陥る可能性も大きいです。ワーキングホリデーに興味がある場合は、事前に入念に調べ、起こりうる様々なアクシデントや最低限必要な貯金額の計算などをしておくことがおすすめです。
大学院に進学する
「就職が嫌だから大学院に進学した」という話を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。もちろん自分の学びたいことをとことん追求したい、という目的があることが1番ですが、就職を後回しにできるというメリットも存在します。
また特に理系の場合は、大卒で就職するよりも、大学院卒の方が初任給が高い場合が多いことも事実です。学問に強い興味があり、なおかつ金銭的な余裕がある場合は、大学院への進学を考えても良いかもしれません。
フリーターになる
例えば東京都における2023年10月以降の最低賃金である時給1113円で8時間×週5でアルバイトとして働いたとしましょう。1日分の給与は8,904円で、1週間分は44,520円。それが4週あったとすると、フルタイムで働いた場合のアルバイトの月給は178,080円です。
厚生労働省の調査によると、大学卒の初任給平均は210,200円です。企業や地域によっては、初任給の手取り金額がフリーターで働いた月給とそこまで変わらないところもあるでしょう。実家にお金を入れなければならない、奨学金を返済しなくてはならない、というような事情がなければ、フリーターとして働いても生活できます。
もちろん正社員になると得られるような、将来的な昇給や雇用の安定や、福利厚生や手当を受けることはできません。5年後、10年後を考えるとフリーターとして働くよりも、正社員として働いた方が安心です。
しかし大学卒業後すぐに正社員となれるように就職しなければならないわけでもありません。「既卒は就職が難しい」という事情もありますが、フリーター期間中にプログラミングスキルを鍛えるなど仕事に直結する技能を高めることによって、既卒でも内定を得られるケースはいくつもあります。
就活つらいと感じたら、Matcherで社会人に相談しよう
「就活つらい」と感じたら、就活を乗り越えてきた経験者である内定者や社会人に相談できるサービス Matcher(マッチャー)を利用することがオススメです。
自己分析のお手伝いをしてくれたり、ES添削や模擬面接をしてくれたり、就活から人生のお悩み相談まで、就活に困ったみなさんに手を貸してくれる人がたくさん見つかるはずです。
どのような内定者・社会人に相談できるのか、まずはこちらからのぞいてみてください!