【3分でわかる】既卒就活は厳しい?実態や方法を解説!

2023/04/14
就活に役立つ本
目次
1.
既卒就活の実態とは?
2.
既卒者の就活方法3選
3.
【注意】既卒者の就活が厳しくなる行動3選
4.
既卒者の就活は人生終了ではない

既卒就活の実態とは?

既卒就活は厳しい、人生終了といったイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?
実態について以下の3つをご紹介します。
①既卒を採用する企業が増加している
②卒業3年以内は新卒として扱う企業が多い
③既卒が応募できる企業を探しづらい
それぞれ詳しく解説していきます!

①既卒を採用する企業が増加している

現在の就職市場の現状として、生産年齢人口の減少により、日本では慢性的な人手不足が続いています。
2023年1月の有効求人倍率は1.35倍、新規求人倍率は2.38倍と高い数値です。
有効求人倍率とは、有効求職者数に対する有効求人数の割合で、雇用動向を示す重要指標のひとつ。有効求人数を有効求職者数で割って算出し、倍率が1を上回れば求職者数よりも人を探している企業数が多く、下回れば求職者の数の方が多いことを示す)

この売り手市場の影響を受け、既卒を積極的に採用している企業が増加しています。
下記の図をご覧ください。
マイナビの新卒採用予定調査では2012年から2022年の10年間で、既卒者の応募受け入れを行っている企業で「新卒として受け入れる」と回答した企業は32.9%から54.1%と増加しました。
一方で既卒者の応募を「受け入れない(予定)」と回答している企業は、24.3%から11.0%と減少傾向です。
これらを踏まえ、既卒者を積極的に採用している企業は年々増加しています。

そのため、既卒者だから「働ける企業がない」ということはないので、ご安心ください。

②卒業3年以内は新卒として扱う企業が多い

厚生労働省の青少年雇用機会確保指針によると、卒業後3年以内の既卒は新卒として応募ができるように、厚生労働大臣が各企業に協力を仰ぎました。
そのため、卒業後3年以内なら既卒でも新卒採用枠にエントリーすることが可能になりました。
既卒になっても、新卒として入社することが可能です。

ただし、どこの企業も既卒の採用を行っているわけではないので、注意しましょう。

③既卒が応募できる企業を探しづらい

企業独自のページでは、既卒採用について明示していないことが多いため、既卒者が応募できる企業を探しづらいという実態です。
マイナビの「2021年度既卒者の在学時・卒業後の活動実態調査」で、60.3%の人が「苦労した」と回答しています。

また、「2022年卒マイナビ企業新卒採用予定調査」によると、企業の採用ページで「募集要項に明記している」と回答した企業が40.3%なのに対し「特に明示していないが応募があれば検討する」と回答した企業は48.2%もありました。

そのため、既卒が応募できる企業を探しづらいという課題が残っています。
エントリーしたいと考えている企業が、既卒に関して明記していなかった場合は問い合わせるなどしてみてもいいでしょう。

既卒者の就活方法3選

既卒者が今後就活を進めていくにあたり、進め方ややっていた方が良いことについて以下の3つの方法をご紹介します。
①既卒として就活をする理由を明確にする
②就活に関する情報収集を怠らない
③卒業後の経験や成長について考えておく

それぞれ詳しく解説していきます!

①既卒として就活をする理由を明確にする

そもそもなぜ既卒者として就活をしているのか、という疑問を採用担当者は持っています。
そのため、既卒として就活をする理由は明確にしておきましょう。

ここで注意してほしいことは、ネガティブな印象を与えないようにすることです。
既卒として就活をしている理由は、人によって様々あると思いますが、既卒の就活と聞くと一見「就業意識が低い」「就業意欲がない」と捉えてしまう人が多いでしょう。

後々困ることになるので、わざわざ嘘をつく必要はありませんが、就業意識や意欲が低いことが伝わらないように、理由を明確にし考えてみてください。

②就活に関する情報収集を怠らない

就活全体にいえることですが、情報収集を怠らないようにしましょう。
「とにかく就活は情報戦」と言われるほど、情報収集は重要です。

自分が進もうとしている業界では、どのようなスキルや人物像を求めているのか、面接などで良く聞かれる質問は何かなど、時間がある時にできる限りのことはしましょう。
就活の準備を万全にしておくことで、就業意識や意欲の高さをアピールできる可能性もあります。

③卒業後の経験や成長について考えておく

既卒ということは、卒業してから大体半年〜数年の空白の期間があります。
その時間は、就活で忙しいという方ももちろんいるかと思いますが、何かしら経験談や経験を通して得た成長について話せるようにしておくと、印象はとても良いです。

自由に使える時間を、自己成長や自分にとって意味のある時間にできる人は、企業にとっても重宝されます。
「就活だけに注力していた」だけだと、少し余裕がないような印象も受けるので、就活を通して見つけた成長でも経験でも、話せるようにしておきましょう。

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【注意】既卒者の就活が厳しくなる行動3選

既卒者の就活が厳しくなる行動を3つ紹介します。
行動によって就職できるかどうかが大きく左右されるので、是非確認してみてください。

①就活を先延ばしにして行動を起こさない

既卒就活を選択している方の中には、学生時代に何かしらの理由があり就活を先延ばしにしたということもあるでしょう。
就活は、やることやしんどいと感じることが多いので、どうしても先延ばしにしたいという気持ちは理解できます。

しかし、企業の採用活動には必ず期限が設けられているので、先延ばしにしていると逃して後悔することになるでしょう。
また、先述した通り就活は事前準備が重要です。
既卒就活を選択した場合には、先延ばしにすることなく行動を起こしましょう。

②大手や有名企業しかエントリーしない

既卒就活を選択している方の中には、学生時代に就活をしていたものの上手くいかなかったという人もいるでしょう。
そういった人の多くには、大手や有名企業しかエントリーしていないという方がいます。

もちろん、大手や有名企業に入社することを目標にしているのは悪いことではありません。
しかし、今はまだ全体的に新卒のみを募集している企業が多いため、既卒者の就活難易度は高いです。

そのため、視野を広げるという意味でも、大手や有名企業以外の企業へのエントリーを増やすことをおすすめします。
就活の行動量をあげた方が、その分内定率も上がるでしょう。

ただし!闇雲にエントリーするのは、絶対に避けてください。
エントリーする際には、自分の求める条件や就活軸にあっていたり、興味を持てたり、問題ないかを必ず確認しましょう。

③誰にも相談をしない

就活は1人で続けると、精神的にきつくなってしまうこともあります。
特に既卒を選択した人は、周囲が就活を終えてしまったことで少し焦ってしまうでしょう。

友人や家族、頼れる大人に相談をすると、安定して就活に取り組めます。
ただ、たまに相談したら相手から求人募集している企業を無理に勧められた、というケースもあるので、注意してください。

既卒者の就活は人生終了ではない

既卒者の就活の進め方や実態などについて紹介しましたが、いかがだったでしょうか。
現在就活中で、既卒就活を検討しようとしている方も、既卒就活を選択している方も、決して既卒者だからといって就活が厳しい、人生終了というわけではないので安心してください。

ただし、既卒採用枠よりも新卒採用枠の方が多いのが現状なので、就活難易度でいうと高いです。
そのため、事前準備が重要になります。

納得内定をもらえるように、就活対策は怠らないようにしましょう。

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