インターンは意味がない?長期、短期、海外の特徴もご紹介!
2022/07/22
目次
インターンは自分の目的次第で意味がある!
就職活動が近づくにつれて耳にするようになる、インターン。就職活動が後ろ倒しになり短期化しているなかで、早期から企業と接点を持つことができるインターンの重要性は非常に高まってきています。
とはいえ、本選考が始まるのはまだ先。
今からインターンに参加することに意味を見出だせない人は多いのではないでしょうか?
この記事では、10社以上の様々な種類のインターンに参加した筆者が、インターンに取り組む意味を説明します。
就職活動は早期から取り組むか否かで多くが決まるもの。
ぜひ最後まで読んで、インターンへの理解を深めてください。
インターンの種類を把握しよう
一口に「インターン」といっても、いくつかの種類に分類することができます。ここでは、インターンを「短期インターン」、「長期インターン」、「海外インターン」の3つに分けて、その概要を紹介します。
短期インターン
短期インターンは、いわゆる「サマーインターン」や「ウィンターインターン」と呼ばれるものです。
1日~数週間の期間で開催されるのが一般的。
業界研究セミナーや仕事理解のためのワークショップ、与えられたテーマに対してプレゼンテーションを行うコンテスト形式のものなど、取り組む内容は企業によって異なります。
基本的に企業の仕事現場に配属されることはあまりなく、報酬が出るケースはあまりありません。
長期インターン
長期インターンは短くても1ヶ月以上の長い期間で行うインターンです。短期インターンとは異なり、基本的には企業の仕事現場に配属され、現場の仕事に取り組みます。
また、給与や交通費がしっかりと出されて、アルバイトの代わりに取り組むことができる場合も少なくありません。
営業やマーケティング、企画やプログラミングなど、職種ごとに応募があるので、興味のある仕事を実践することができます。
海外インターン
海外インターンはその名の通り、海外で働くことを経験できるインターンです。海外留学だと非常にお金がかかってしまいますが、海外インターンにも給与が支払われるものもあり、ローコストで長期間滞在することができるのが魅力です。
「トビタテ!留学JAPAN」のような国の後押しもあるので、昔に比べるとかなり海外に行きやすくなっていると言えるでしょう。
期間は短期・長期ともにありますが、折角海外で働くのであれば、長期間滞在することをおすすめします。
学生がインターンに参加する意味は何か
ここまで3種類のインターンについて紹介しましたが、学生側には参加する意味があるのでしょうか?下記でそれぞれの種類のインターンで得られることをまとめます。
就職活動に生きる短期インターン
インターンの選考が本選考の対策になる
エントリーシートや面接、グループディスカッションなど、インターンの選考では、就職活動の本選考で経験するような関門を経験することができます。これは非常に有意義なこと。
なぜなら、インターンの選考で苦手に気づけば、本選考までに対策をとることができるからです。
本選考の段階で苦手なものが出てしまうと、リカバリーが非常に大変。
早期から準備をしておくことで、ここぞというときに力を発揮することができます。
入社後のミスマッチの軽減する
驚くべきことに日本の企業では、およそ3人に1人が3年以内に離職しています。早期の離職は学生側も企業側も不幸になってしまうもの。
このような悲しい事態を減らすためには、学生が企業や仕事内容について深く理解することが大切です。
インターンは、仕事の理解を深めるのに大きな効果を発揮します。
インターンで仕事を体感することで、自分がその仕事を楽しめるか否かを確認することができます。
楽しめなかった仕事は本選考を受ける企業から自然に外れていくので、結果として自分に合った企業に絞っていくことができるのです。
筆者の場合は、サマーインターンでIT・コンサル・広告の3業界のインターンに参加しました。
そして本選考では、インターンで心から楽しく仕事ができそうだと感じたWEBサービスの業界に絞って就職活動をしました。
本当に素晴らしいと感じられる企業を受けることができたので、サマーインターンで仕事の理解と精査ができて良かったと感じています。
友達ができる
個人的にインターンに参加して良かったと思える1番の理由はこれ。インターンでは、就職活動に関わらず本当に素敵な人と出会うことができます。
筆者の体験ベースの話になりますが、とりわけ一緒のチームになって困難を乗り越えたメンバーとはいまだにご飯に行ったり飲みに行ったりしています。
就職活動の情報交換ができるのはもちろんですが、その後も刺激を与え合える仲間に出会うことができるのは、大きな財産なのではないかと思います。
就職活動で有利になる長期インターン
社会人が怖くなくなる
大半の選考で受けることになるであろう面接。出てくる社会人に萎縮してしまい、思うように話すことができないという話をよく聞きます。
しかし、長期インターンで普段から社会人に接していると、良い意味で全く緊張しません。
これはおそらく社会人、ひいてはみなさんが話すことになる面接官もただの人であると気づくことができるからでしょう。
これによって面接をかしこまった場所ではなく「お互いを理解し合うコミュニケーションの場」として捉えることができるようになります。
結果として、コミュニケーション能力が高いと見なされ、面接の通過率は高まるでしょう。
自己PRをビジネスの成果で示すことができる
採用担当者がインターンのエントリーシートや面接で大切にしている学生の判断基準。それは、企業の売上に貢献してくれる可能性が高い人材であるか否かということです。
一般的な学生はビジネス経験がないため、その基準を学生時代頑張ったことや自己PRのエピソードから判断することに。
一方、長期インターンでビジネスの現場で成果を出せば、「売上への貢献」という非常に分かりやすいかたちで採用担当者に示すことができます。
成果に裏打ちされた自己PRは、非常に説得力があるはずです。
自分に向いてる仕事が高い精度で分かる
短期インターンと比較して、長期インターンは自分が楽しめる仕事・そうではない仕事をより高い精度で理解することができます。自分がどのような仕事にやりがいや楽しみを感じるか経験ベースで理解していれば、就職活動の軸が明確になりますし、入社後の満足度も高くなるでしょう。
目的意識がとにかく重要な海外インターン
「海外で働く」を経験できる
将来は、世界を股にかけて海外で働きたい。グローバル志向の方のなかには、海外赴任が実現できる企業を志望する人が多いのではないかと思います。とはいえ海外で働くとはどういうことなのか、なんとなくのイメージで話している人が多いのも事実。
筆者はベトナムでインターンをしましたが、実際に行ってみて想像以上に海外は日本の常識が通用しませんでした。
これを「面白い」と感じる人もいれば、「しんどい」と感じる人もいるのではないかと思います。
就職活動で海外勤務のある会社を志望するのであれば、一度海外で働き暮らす経験をしておいた方が良いかもしれません。
正直なところ、自分の海外インターンは完全に失敗でした。
海外インターンは、行って何を学ぶかが大事であるはずなのに、行くことそのものを目的にしてしまったからです。
いざ来てみても何をしたら良いのか分からず、多くの時間を無駄にしてしまいました。
事前に行く国について調べて、何を学びたいのか明確にして行くことをおすすめします。
インターンはweb開催でも意味がある?
「webインターンは直接顔を合わせられなくて、対面よりも意味がないのかな」「対面と何が違うんだろう」といった疑問がある方もいると思います。実は、社員の声を直接聞いて深く企業研究ができる点において、webインターンは通常のインターンと大きな違いはありません。
むしろ、webだからこそ参加をおすすめできるメリットがあります。
①少し興味がある企業でも気軽に企業研究をすることができる
遠くの地域にある企業の場合、かなりの熱意が無ければ対面のインターンに参加することは難しいでしょう。
一方、webインターンは交通費や移動時間がかからないため、「自分に合わない企業だったらお金や時間がムダになるかもしれない」という不安が少なくなります。
また、今まで見ていなかった業界や業種などを知ることで、自分の就活の幅を広げることにもつながります。
チャット機能で質問を受け付けている場合もあるため、気軽に質問できる点も大きなメリットです。
②web会議や面接の練習になる
web面接は、回線トラブルや操作ミスなどの思わぬハプニングがつきものです。
慣れていない場合、動揺して思うように話すことができず不合格になってしまう可能性もあります。
webでのグループワークやディスカッションは、web面接の予行練習として十分に自信をつけることができるでしょう。
企業がインターンを開催する意味は何か
ここまで、学生がインターンに参加する意味について説明しました。では、そもそもなぜ企業は学生を集める手間をかけてインターンを開催しているのでしょうか?
インターンを開催する意味は、企業によってそれぞれ異なりますが、大別すると以下の目的で開催されるのが一般的です。
学生に企業について知ってもらう
1つ目の目的は、学生に企業について知ってもらうことです。多くの短期インターンがこれを目的に開催されています。
企業に勤める採用担当者の仕事。
それは、簡単に言うと自社に合う学生に自社のことを知ってもらい、その学生に入社してもらうことです。
しかし、学生に自社のことを知ってもらい、更に面白いと思ってもらうことは簡単なことではありません。
学生に知られていないような企業であれば、なおさら学生の関心を引くことは難しいでしょう。
そこで効果を発揮するのがインターン。
インターンのプログラムを通して学生に業界や仕事に関する情報を提供することで、企業の魅力を伝えることができます。
結果としてその会社を受験する人が増えれば、インターンは成功だと言えるでしょう。
学生に戦力として参画してもらう
もう1つの目的は、会社の仕事を任せて戦力になってもらうことです。上でも述べた通り、長期インターンは学生を仕事の現場に配属し、実際の仕事を任せることになります。
学生と言えども経験を積むことで活躍できるようになり、企業の力になるのです。
大学卒業後に、インターンから社員として入社する場合も珍しくありません。
インターンを意味のあるものにするために
いかがでしたでしょうか?インターンに参加することで得られるものは本当にたくさんあります。
これらを意味のあるものにするためには、参加するのに際してしっかりと目的意識を持つことが大切です。
インターンで何を得たいのか徹底して考えて、有意義な時間にしてください。
効率的なインターンの選考対策をするために
就職活動はわからないことだらけ。インターンを意識する段階ではほとんどの人がこのような状態なのではないでしょうか?
まさに八方塞がりな状態。
これを解決してくれるのがOB訪問です。
OB訪問とは、すでに現場で働いている社会人から就職活動に役立つ話を聞きに行く活動のことを指します。
本来OB訪問は就職活動が本格化したときにするものと見なされていますが、それは大きな間違い。
話を聞きに行く時期が早ければ早いほど、インターンの先行突破のコツや、その後の本選考の話も沢山聞くことができるのです。
Matcherは所属大学や学年、そして時期に関係なく、OB訪問でインターンの相談にのってもらうことができます。
見返りなしに社会人に相談できるのは、学生である今だけ。ぜひMatcherで話を聞きに行って、選考対策を進めてください。
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