新卒でベンチャー就職はやめるべき?メリットとデメリットを解説

2024/01/25
ベンチャー
目次
1.
ベンチャー企業とは?
2.
‌新卒でベンチャー企業へ就職するメリット
3.
新卒でベンチャー企業へ就職するデメリット
4.
ベンチャー企業が向いている人とは?
5.
【年収ランキング】ベンチャー企業TOP10
6.
自分に合ったベンチャー企業に就職するために
7.
まとめ
8.
‌ベンチャー就活にはMatcherを使おう

ベンチャー企業とは?

ベンチャー企業をイメージさせる画像
ベンチャー企業とよく耳にしますが、どのような企業のことを「ベンチャー企業」というのでしょうか。

ベンチャー企業に、資本金や創業年数などの定量的な基準はありません。経済産業省は、

ベンチャーとは、新しく事業を興す「起業」に加えて、既存の企業であっても新たな事業へ果敢に挑戦することを包含する概念である

と表現しています。

そのため、「ベンチャー起業」とは、挑戦的に革新的な技術や製品・サービスなどを開発して、イノベーションを興す起業のことだと言えるでしょう。

では、スタートアップ企業や中小企業とどのような点が違うのでしょうか。

スタートアップとの違い

最近、スタートアップ企業という言葉をよく聞くようになりました。しかし、どのような企業がスタートアップ企業にあたるのか、ベンチャー企業との違いがあるのか、しっかりと理解出来ていない人もいるのではないでしょうか。

まず、スタートアップ企業とは、先進的な技術(テクノロジー)やアイデアを強みに、ゼロから市場やビジネスモデル創出に挑戦する成長速度の早い企業のことを言います。

‌では、ベンチャー企業との違いは何なのでしょうか。以下の表にまとめました。
ベンチャーとスタートアップの違い

‌中小企業との違い

次に、中小企業とベンチャー企業の違いを解説します。

ベンチャー企業は、先ほども述べたとおり、定量的で明確な定義がありません。従来なかった新たなビジネスを展開したり、大企業では実現しにくい経営を展開する企業を指す言葉と認識されています。

一方で中小企業は、業界にもよりますが、一般的には「資本金が3億円以下、常時従業員数が300人以下」の企業だと定義されています。この数値を超えると、大企業として分類されるのです。

そのため、中小企業の中にベンチャー企業と非ベンチャー企業が混在しているというイメージでしょう。

‌新卒でベンチャー企業へ就職するメリット

新卒でベンチャーに就職する人
「ベンチャー企業の挑戦できる環境に惹かれている」
「成長性のあるベンチャー企業で裁量大きく働きたい」

などの思いでベンチャー企業を志望している人もいるでしょう。

ここでは、それらの思いが妥当なのか否かを、ベンチャー企業の実例を紹介しながら解説します。

メリット①働き方やキャリア

ベンチャー企業に新卒で入社するメリットを、働き方やキャリアの面から解説します。

●成果次第で一定程度自由に働くことができる
●経営者との距離が近い環境がある
●実力で評価される
●裁量が大きく、成長実感が得られる

ベンチャー企業の多くは、成果主義を導入しています。自分自身が成果を出せば、勤続年数や年齢関係なく評価され、任されることが増えていきます。そのような働き方ができるため、幅広い業務に携われることが多いです。

また、会社の規模や社員数が大企業に比べて小さく少ないため、経営者との距離が近いことが特徴です。同じフロアに社長室があったりと、日常的に意見交換できる環境にある場合、若いうちから経営スキルを学ぶことができます。

これらの理由より、若手のうちから成長実感を得ることができ、今後のキャリアに大きなメリットとなります。

‌メリット②ユニークな福利厚生がある

ベンチャーに就職するメリットを福利厚生面から解説します。
企業によって独自の制度を導入している場合があります。例えば、ITベンチャーの株式会社ヒューゴは、シエスタ制度を設けています。

シエスタとは、スペイン語で「日の出から6時間後」、正午前後を表します。シエスタの文化が根付いている地域では、14:00〜17:00あたりを休業時間とする企業もあり、人々は昼寝や余暇にあてるのです。

このシエスタが由来となり、ヒューゴでは水曜日以外の13:00~16:00を休憩時間としています。この時間のうちの30分間で昼寝するだけで午後の作業効率が高まったり、この時間でジムやネイルに行くなどプライベートな時間を確保することでリフレッシュしたりするそうです。

新卒でベンチャー企業へ就職するデメリット

新卒でベンチャーへ入社するデメリット
ベンチャー企業への就職を目指している方は、メリットだけではなくてデメリットもしっかりと理解しておく必要があります。

●給与や福利厚生が悪い企業もある
●経営が安定していない

‌デメリット①給与や福利厚生が悪い企業もある

ベンチャー企業は、給与や福利厚生面での待遇が悪い企業もあります。一方で、業界の大手企業であれば、経営が安定しているため、従業員に対する待遇が手厚くなっています。

デメリット②経営が安定していない企業もある

ベンチャー企業のデメリット2つ目は、安定性です。
平成29年度中小企業白書「起業の実態の国際比較」によると、起業後5年後の生存率は81.7%だそうです。ベンチャー起業の安定性を疑問に思っている人が多いと思いますが、一概にそうとは言えないデータがあります。


しかし、資金調達の難しさや、新規の事業が軌道に乗るかどうかが不明瞭であることを考えると、一般企業よりも経営が安定していないと言えるでしょう。

‌【参考】平成29年度中小企業白書「起業の実態の国際比較」

ベンチャー企業が向いている人とは?

ベンチャー企業を表す画像
ベンチャー企業は、一般企業とは社風や経営方針が異なるため、全く違う人物像が求められています。

ここでは、ベンチャー企業に向いている人の特徴を解説します。

将来的に企業や転職を考えている人
②好奇心旺盛で挑戦的な人
③自分の考えを発信できる人
④裁量大きく自由に働きたい人
⑤仕事に対するやりがいを大切にする人

①将来的に起業や転職を考えている人

将来的に起業を考えている人は、経営ノウハウを学ばなければなりません。

上でも述べましたが、ベンチャー企業であれば
・新事業の立ち上げに携わることができる可能性がある
・経営者との距離が近い
という理由から、得た経験や知見を会社の立ち上げに生かすことができるでしょう。

また、若いうちから事業の立ち上げを経験できる人は少ないです。そのため、市場価値の高い人材になることができ、転職をする際にはその経験が有利に働く可能性があります

②好奇心旺盛で挑戦的な人

最初にも述べましたが、ベンチャー企業は革新的な技術や商品、サービスを生み出す企業のことを指します。そのため、好奇心旺盛で挑戦心のある人が向いていると言えます。

楽天の副社長は、「自分が活躍するフィールドを果てしなく広げたいと思っている人」・それを実現するための具体的な努力を自発的にできる「自走する人」を求めていると述べています。

あらゆることにアンテナを張り、自ら未来を切り開こうとする人が求められていることがわかります。

好奇心が旺盛なこと、チャレンジ精神をアピールする自己PRの例文を以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。


③自分の考えを発信できる人

ベンチャー企業では、若いうちから裁量が大きいゆえ、自分で意見を発信することが求められます

「永久ベンチャー」を掲げるDeNAは、採用ホームページで「思考の独立性」と「逃げずにやり抜く力」を求めるとしています。

この「思考の独立性」が「自分の考えを発信できるhと」に当たり、「場の雰囲気や権威に影響されずに、本当に独立した自分の考えを導きだせるか、そしてそれを発信できるかが高い次元で問われます」と説明されています。

④裁量大きく自由に働きたい人

ベンチャー企業は、個人に任される仕事の幅が広いという特徴があります

大企業であれば、若手のうちは現場経験を積む時期として当てられている場合や、新規事業を立ち上げたいと思っても上司の許可、株主からの承認を得ることに時間がかかることがあります。

そのため、自分の考えを形にしてみたい、自由に挑戦したいという人にとっては、ベンチャー企業の方が合っていると言えます。

⑤仕事に対するやりがいを大切にする人

ベンチャー企業は大企業に比べて、給与や福利厚生が悪く、労働時間も長い場合があります。そのため、周囲の人よりも待遇が悪かったり、プライベートの時間が削られてしまったりすることがあるのです。

また、ベンチャー企業は実力主義です。年齢や勤続年数に関わらず、成果が出れば評価され、出なければ評価されないという風潮があります。

そのため、仕事そのものに対するやりがいを感じている人こそが、熱量高く働くことができる環境だと言えるでしょう。

【年収ランキング】ベンチャー企業TOP10

ベンチャー企業を表す画像
ここでは、みなさんが気になるであろうベンチャー企業の年収をランキングにしました。

ベンチャー企業=年収が低いというイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。大企業に並ぶ、あるいは大企業を超える平均年収を誇る企業もあるのです。

以下で示すランキングは、各社の2022年度有価証券報告書を参考に作成しています。
ベンチャー企業の平均年収ランキング
上で述べた通りベンチャー企業は実力や成果で評価される傾向にあります。そのため、示された年収を全員が稼げるようになるわけではないことに注意が必要です。また、平均年齢や平均勤続年数を見たうえで、各企業の平均年収を見てみてください。

ここで名前を挙げたベンチャー以外にも世の中には膨大な数の企業が存在します。

週刊東洋経済が2023年版の「すごいベンチャー」を100社紹介しているので、企業選びの参考にしてみてもいいかもしれません。近年話題になっている「フードロス削減」を目指す会社、アプリ開発によって「介護現場」の支援を行う会社など、時代の変化に伴ったサービスを展開するベンチャー企業がどんどん立ち上げられています。

ご自身のやりたいこととマッチする会社があるか否か、ぜひ見てみてください。

【参考】週刊東洋経済 2023年9/16・23合併特大号(すごいベンチャー100 2023年最新版)[雑誌]

自分に合ったベンチャー企業に就職するために

ベンチャー企業を探している様子
ベンチャー企業は、無数に存在しているため、自分に合った企業にめぐり合うことはとても難しいです。

「入社してから働き方や社風などが全く合わなかったということに気づいた」なんてことを防ぐ方法をここで紹介します。

(1)OB訪問を積極的に行う


OB訪問を行って、実際の働き方や社内の雰囲気に関して情報収集することが大切です。OB訪問では、座談会や選考の場で聞きづらいことまで踏み込んで質問することができます。

「土日祝日の過ごし方を教えてください」
「今、新卒に戻ることができたらどの会社で働きますか?」
「入社してから知った御社の良さと、改善してほしいポイントがあれば教えてください」

など、自分が就職した時のイメージを膨らませられるような質問がおすすめです。

ただし、OBの方のプライベートに深く踏み込んだ話や、調べればすぐにわかることなどは質問しないように意識してください。また、福利厚生面の質問ばかりしてしまうと、「あまり働く気がないのか」と思われかねないので注意が必要です。

OB訪問ですべき質問を以下にまとめています。有益な情報を得るためにぜひ参考にしてみてください。


(2)就活サイトやアプリに登録する

ベンチャー企業向けの就活サイトやアプリに登録して情報収集することも大切です。ベンチャー企業に特化したサイトに登録することで、自分に合った情報を効率的に得ることができます。

おすすめのサイトは、
●Matcher
●Wantedly
●キミスカ
●ONE CAREER
です。

Matcher

Matcherとは、弊社が提供するOBOG訪問サービスです。多くの社会人が登録していますが、ベンチャー企業で働く社会人や内定者が多いという特徴があります。

また、勢いのあるベンチャー企業の採用を支援しており、それらの企業から選考一部免除などのスカウトが来ることもあります。

これまで見ていなかったが自分の就活の軸に当てはまるようなベンチャー企業を見つけることができるかもしれません。

ベンチャー企業の情報収集はMatcherで

OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像
ベンチャー企業に関する情報収集には、弊社が提供する「Matcher」がおすすめです。

「周りに頼れる人がいない」「OB訪問の日程調整が面倒だ、そもそも勇気が出ない」「自分に合った企業がわからない」という人にぜひ活用していただきたいです!

Matcherは、所属大学や住んでいる地域関係なく、OBOG訪問ができるアプリです。ベンチャー企業の社員、内定者も多く登録していて、ワンクリックで日程調整ができます。

また、プロフィールを入力するだけで、自分に合った企業からスカウトが届きます。無料で登録して気軽に使えるアプリなので、ぜひ活用してみてください!

Matcherに登録して社会人に会いに行こう

Wantedly

従業員が数人である超小規模なベンチャー企業や創業から間もないベンチャー企業から、名の知れたベンチャー企業など3700社以上の求人が掲載されています。

ベンチャー企業を最も網羅した就活サイトなので、ベンチャー企業を志望する学生には最もおすすめのサービスだと言うことができるでしょう。

キミスカ

キミスカは、逆求人型と呼ばれる就活サイトです。逆求人型とは、サイトに登録している企業からスカウトが届くシステムです。

ESや選考結果などを登録しておくことで企業から直接オファーが来るので、企業ごとにESを書く手間が省けます。これまで見ていなかった業界に視野を広げられるチャンスとなるかもしれません。

ONE CAREER

ONE CAREERはすでに使っている人も多いのではないでしょうか?

就活の求人サイトで有名なリクナビやマイナビに続いて利用者の多い就活サイトです。このONE CAREERにも多くのベンチャー企業の求人が掲載されています。

先輩の選考体験記を見ることができる点がおすすめなポイントです。実際に選考通過したESや、面接でされた質問、インターンの内容など細かく確認することができるので、選考準備に役立ちます。

まとめ

本記事では、ベンチャー企業の概要や新卒で入社するメリットやデメリット、企業の情報などを解説しました。ベンチャー企業がどのようなものか理解することができましたか?

‌ベンチャー企業は無数にあり、企業によって働き方や給与などは全く異なります。しかし、入社する企業によっては新卒数年目から市場価値の高い人材として活躍できるかもしれません。

‌「ご自身が企業に求めるもの」それをしっかり考えたうえで進路選択してみてください。

‌ベンチャー就活にはMatcherを使おう

OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像ベンチャー企業への就職を目指している人はぜひMatcherを使ってみてください!

‌Matcherとは

‌OB訪問ができるだけでなく、プロフィールを入力するだけで自分に合った企業からスカウトが届くアプリです。

就職活動において、「自分に合った企業がわからない」「今から就活をはじめて間に合うのだろうか」などの悩みはありませんか?

そういった人は、ぜひMatcherを活用してみてください。
OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像

Matcherをおすすめする理由
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