【保存版】銀行の仕事内容3選!これだけ知っておけばOK!
2024/07/05
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このページをご覧になってる多くの方が銀行に興味を持っているかと思います。
しかし、実際に銀行にはどんな種類があり、どのような業務に取り組んでいるのか知っている人はどれほどいるのでしょうか?
ここでは銀行の種類や仕事内容、必要とされる能力について説明します。
銀行の業界に関する知識を身につけ、ぜひ就職活動に役立ててください。
銀行とは
銀行は、人や企業、国・自治体にお金を送り出す心臓のような存在です。
社会を血液のようにめぐっているお金ですが、お金の流れがストップすると、全ての経済活動が止まってしまいます。
銀行の担う役割とは
経済活動の心臓部となっている銀行は様々な役割を担っていますが、ここでは大きく2つに分けて簡単にご紹介いたします。
お金を安全に保管・管理・運用する役割
銀行は、お金を預かり、安全に保管・管理する役割を持っています。
預金する側は、災害による紛失や盗難などのリスクを回避することができ、自分で防犯のシステムを整備するコストも不要となるのです。
また、銀行は、預かったお金を企業に融資するなどして運営し、収益を上げます。
銀行が預金を運用する中で上げた収益によって、利子を付けて返却することが可能となっているのです。
このように、銀行は安全にお金を保管し、預金という運用手段を提供しています。
資金調達や決済でインフラを支える役割
銀行に預けられたお金は、お金を必要とする個人や企業、国・地方公共団体に貸し出されます。
借りた個人・団体は銀行に対して利息を支払い、これにより、銀行は収益を得ることができるのです。
また、銀行は振込や、手形・小切手による決済、公共料金、口座振替を行っています。
この機能によって、時間や労力、現金運搬に伴う盗難のリスクなどを回避して、遠隔地であっても、すぐに資金を受け取ることが可能です。
このように、銀行は資金調達や支払い決済手段の提供によって、経済活動を効率化しています。
銀行が利益を得る仕組み
皆さんはそもそも銀行がどのように利益を出しているのか知っていますか?
私たちに身近な銀行は、お金を預かってくれる場所という側面が強く、どこでお金を稼いでいるのかイメージしづらいかもしれません。
銀行の利益の源泉、それは「金融」という業務にあります。
業界分析をすると、金融業界と聞くことが多くあると思いますが、まさにこの金融で収益を上げているのです。
金融業界の構造について
金融業務は、「貸し手」、「銀行」、「借り手」の三者間で成り立っているものです。
まず、銀行が私たちからお金を預かります。
次に、私たちから預かったお金を、融資(資金を貸し出すこと)を受けたい個人や企業などの借り手に貸し出します。
つまり、私たちが何気なく預けているお金は、銀行を通して誰かに貸し出されているのです。
しかし、銀行はお金を無条件に貸し出すわけではありません。
銀行は借り手に返済能力があるか判断したうえで、貸した金額に上乗せして、利子をつけて返却することを借り手に求めます。
銀行はお金を貸し出し、返却に上乗せされる利子によって収益を上げているのです。
みなさんが銀行にお金を預けて通帳に記録すると、「利子」と書いたうえで、少しお金が増えているのを見たことがあるかと思います。
これは、銀行が融資によって得られた利益を貸し手である私たちに還元したものです。
ちなみに、銀行にお金を預けるのは私たち個人だけではありません。
企業や他の銀行もお金を預けています。
金融は銀行・借り手・貸し手の三者によって成り立ちます。これが理解できると、銀行の業務も自ずと見えてくるはずです。
銀行の4つ事業内容
続いて銀行の業務内容について詳しく説明していきます。
銀行には主に、「貸付事業」、「預金事業」、「為替事業」、「金融商品販売事業」の4種類があります。
(1)預金事業
預金事業とは、企業や個人からお金を預かる事業のことです。
先ほどの金融の相関関係でいうと、「借し手」と「銀行」との間で発生する業務です。
みなさんが用事があって銀行を訪れたときに、対応してくれる人たちは、預金業務を行っている人なんだと理解するとわかりやすいでしょう。
銀行に入行して最初に任せられる業務は、この預金業務であることが多く、主に一般職の方が多いようです。
(2)貸付事業
貸付事業は、法人に対する業務と個人に対する業務に分かれ、それぞれ高度な金融知識と営業力が必要となるのが特徴です。
みなさんが銀行の総合職を志望した場合、多くの人がこの貸付業務を担当することになります。
(3)為替事業
為替業務とは、口座の送金や小切手・手形の受け取りを行う業務です。
身近な例としては、電気代や水道代の引き落としがあります。
もし銀行が為替業務を行ってくれなければ、電力会社は電気を利用する家庭を1軒1軒回り、料金を徴収しなければなりません。
しかし、銀行が代わりに利用者から電力会社の口座に送金することで、手間をかけずに料金を徴収することができます。
(4)金融商品の販売
2007年12月22日に保険商品の銀行販売が全面的に解禁されてから、かつては銀行で扱うことのできなかった投資信託、損害保険、生命保険などの金融商品の販売も業務のひとつとなりました。
生活設計に関わるものを銀行で一括に管理できることが銀行で金融商品を販売する利点となっており、顧客のニーズやライフプランにあった商品の提案を行います。
生活設計に関わる物を銀行で一括に管理できることによって、顧客のニーズやライフプランにあった金融商品を提案できるなど、大きなメリットとなっています。
また、銀行では投資信託や外貨預金などのリスクが比較的低い金融商品を販売していることが特徴です。
銀行の仕事内容3選
就職活動をする上で、銀行に就職した時に日々どのような仕事を行うかは重要なポイントですよね。
ここでは銀行の仕事内容を職種ごとにわかりやすくご紹介していきます。
総合職
銀行業界での総合職は、基本的に顧客への窓口対応ではなく営業職を担当することが多いです。
自社の銀行を利用している顧客に対して金融商品の提案を行うことが主な仕事です。
定期預金のプランを考えて提案したり、ライフプランにあった保険商品を案内したり、相手の人生を考えて、寄り添う仕事をします。
全国に支社のある銀行だと転勤がある場合が多く、また、出世コースである分、高いレベルの仕事を求められる場合が多いです。
事務職
銀行の事務職の仕事内容は『窓口事務』と『後方事務』の2つに分けられ、前者は対面での顧客対応、後者は電話対応や書類チェック、振り込み処理などを行います。
テラーとも呼ばれる『窓口業務』はさらに『ハイカウンター』『ローカウンター』『融資・外為窓口』の3つの仕事に細分化できます。
ハイカウンター:預金口座の新規作成、普通預金の出入金対応など
ローカウンター:資金運用プランの相談・提案
融資・外為窓口:ローンなどの融資の相談・手続きなど
基本的に銀行の制服を着て業務を行うことの多い職種です。
資産運用アドバイザー
既存の顧客への訪問を中心とし、資産運用のコンサルティングを行うのが資産運用アドバイザーの仕事です。
個人顧客に対しては、支出と収入を鑑みた上で、どのような金融商品を買うことで利益を得られるのかというアドバイスを行います。
法人顧客に対しては、M&A案件における金融面でのアドバイスなど、企業財務に関するアドバイスを行います。
銀行や証券会社において資産運用アドバイザーの経験を積んだのちに独立し、IFA(独立系資金運用アドバイザー)になることも可能です。
銀行の種類とそれぞれの特徴
一言に「銀行」と言っても、その中には様々な種類のものがあり、それぞれ別の機能をしています。
ここでは、銀行の種類とそれぞれの特徴についてお伝えします。
①日本銀行
日本銀行については、学校で習った記憶がある方もいるのではないでしょうか?
日本における中央銀行の役割を果たす「日銀(にちぎん)」は、「物価の安定」と「金融システムの安定」という二つの目的を達成するための業務を行っています。
具体的には、以下のようなことを行っています。
・銀行券(=紙幣)の発行/流通/管理
・金融機関内の資金決済サービス(=金融機関への貸し付け)
・物価を安定させるための金融施策の運営
・『政府の銀行』としてのお金に関する業務
・国際的な金融の業務
②都市銀行
東京や大阪などの主要都市に支店を持つ、大手の銀行のことを『都市銀行』と言います。
日本の金融市場を活性化することを目的に行われた『金融ビックバン』の影響により、かつては13行あった都市銀行は、4行へと集約されました。
現在の都市銀行は、以下の通りです。
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・三井住友銀行
・りそな銀行
馴染みのある銀行が多いのではないでしょうか?
これらの銀行は全国各地にたくさんの支店を持っています。
都市銀行のうち『三菱UFJ銀行』『みずほ銀行』『三井住友銀行』が日本3大メガバンクと言われていることから、都市銀行とメガバンクはほぼ同義語となっています。
顧客から預金としてお金を集め、それらを企業や個人に利子付きで貸し出すことで利益を出すビジネスモデルです。
③地方銀行
ある特定の地域に密着し、日本各地での経済発展を目的とした融資やローンなどのサービスを提供しているのが、『地方銀行』です。
ビジネスモデルとしては都市銀行と同様で、拠点とする地域のニーズに合わせた細かなサービスを展開しています。
横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行など、拠点としている地域の名前を冠している銀行が多く、地方創生に取り組んでいるケースがよく見られます。
また、同じ地域に複数の地方銀行がある場合もあります。
④信託銀行
金銭に限らず、個人や法人の財産の管理や運用を専門家や身近な人などの受託者に任せることを『信託』と言います。
銀行がこの受託者となり、財産の管理や運用を行う業務が信託業務です。
信託銀行では、都市銀行のような銀行業務と併せ、このような信託業務や、不動産仲介や証券代行などの併営業務を行います。
信託銀行ではお金に限らず、下記のような様々な財産を預かります。
・金銭(年金など)
・有価証券(株式など)
・金銭債権(リース、クレジット債券など)
・動産(家畜や車両など)
・不動産(土地など)
・知的財産権(特許権など)
⑤信用金庫・信用組合
地方銀行のようにある特定の地域に密着しているのが『信用金庫』です。
地方銀行は株式会社の形式をとっているため、利益を出して株主に還元することが組織の目的となっています。
一方で、信用金庫は非営利団体であり、地域が栄えることを目的とした共同組織の金融機関です。
規模により預金と融資の対象が変わり、規模の小さい信用組合では預金と融資が特定の地域の会員のみ可能ですが、規模の大きい信用金庫では特定の地域以外の人でも預金が可能です。
⑥インターネット専業銀行
楽天銀行やPayPay銀行、住信SBIネット銀行、セブン銀行をはじめとする実店舗を持たない銀行のことをインターネット専業銀行(=ネット銀行)と言います。
ネット銀行では口座の開設がインターネット上で完結し、また、現金の引き出しなどはコンビニなどの提携しているATMにて可能です。
実店舗を持たないことで固定費を抑えられるなどの理由から、他の普通銀行よりも預金金利が高く、住宅ローンをはじめとする融資金利が安い傾向があります。
キャッシュレス決済が進む中、インターネット専業銀行のニーズは高まっていますが、不正アクセスをはじめとするセキュリティ関連の問題があり、対策強化が求められています。
⑦ゆうちょ銀行
2007年10月の郵政民営化によって日本郵政公社が民主化・分社化されたことで株式会社ゆうちょ銀行が設立されました。
全国に展開する郵便局ネットワークを活用し、個人の顧客に対して金融サービスを提供しています。
他の普通銀行とは異なり、ゆうちょ銀行は郵便局内に窓口があり、また預けられる金額に上限があるなどの特性があります。
顧客としては、土日にATM利用料金がかからないことなどがメリットです。
【参考】ゆうちょ銀行『ゆうちょ銀行とは』
⑧政府系金融機関
日本の経済発展や中小企業活動支援を行うことを目的として、政府によって設立された金融機関のことを政府系金融機関と呼びます。
基本的に利益を出すことを目的とした民間の金融機関が融資を行うことが難しい分野に対しての融資を行うことが多いです。
2008年に行われた政策金融改革によって政府系金融機関の組織体系が変わり、現在では下記の5つの組織に分かれています。
・株式会社日本政策金融公庫
・株式会社国際協力銀行
・沖縄振興開発金融公庫
・株式会社日本政策投資銀行
・株式会社商工組合中央金庫
国民・中小企業・農林水産業者向けに融資を行う株式会社日本政策金融公庫、海外資源の開発や国際競争力の向上を目指した融資を行う株式会社国際協力銀行など、それぞれの組織によって専門としている分野が異なります。
【参考】財務省『政府関係金融機関』
銀行の年収、将来性は?
今後の人生を考えると、年収や業界の将来性は気になるところですよね。
ここでは銀行業界の現状と将来性や、銀行業界における大手企業などについてご紹介していきます。
コロナの影響は?銀行業界の現状と将来性
バブル崩壊後のメインバンクの再編成、金融商品販売の規制緩和、ネットバンキングなど新たなサービスの登場などにより、銀行業界はここ数十年で大きく変化してきました。
業界内で多様なサービスが次々と生まれているため、競争が激しくなっています。
世界情勢が不安定であり、また、コロナの影響もあって経済的に不安定な状況において、銀行の果たさなければならない役割が大きくなっています。
2023年度の業界別のシェアは以下の通りです。
2023年度における全業態のなかでは唯一4 年連続でシェア 4 割を超えたものの、2016年〜2022年にかけて続いたシェア拡大の動きは 8 年ぶりにストップしました。
一方で、ネット銀行のシェアは0.20%と小さいながらも、2009年度の0.01%から20倍という急成長を遂げています。
銀行業界全体としては、金融サービスとITテクノロジーを融合するFinTechの活用やデジタル化を行い、競争力を高め、国内だけではなく海外への進出も視野に入れたビジネスを行うことが重要になっていると言えるでしょう。
どこが大手?メインバンク調査結果
銀行業界を知るためには、大手の会社を知ることも重要です。
こちらは、2023年度のメインバンク調査結果です。
全国にある金融機関のなかで社数が最も多いのは15年連続で三菱UFJ銀行です。
3大メガバンクと呼ばれる『三菱UFJ銀行』『三井住友銀行』『みずほ銀行』の社数、全国シェアの減少は続いており、なかでも『三菱UFJ銀行』は全国シェアの低下幅が金融機関のなかで最大となっています。
その一方で、「北洋銀行」や「福岡銀行」をはじめとする地方銀行のシェアは、総じて拡大傾向にあります。
やっぱり知りたい。3大メガバンクの平均年収
銀行員の年収は高いという印象を持っている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、3大メガバンクの平均年収についてご紹介いたします。
三菱UFJ銀行 2024年3月期 平均年間給与:812万円
三井住友銀行 2024年3月期 平均年間給与:864万円
みずほ銀行 2024年3月期 平均年間給与:811万円
銀行員の平均年間給与が約780万円であることと比較すると、全ての企業が平均以上の給与となっていることが分かります。
仕事のモチベーションにもなる給与は、働きたい企業を選ぶ上で重要なポイントですよね。
気になる企業があったら、有価証券報告書を見て社員の平均給与を調べてみるのもよいかもしれません。
きついって本当?銀行の仕事の大変さ
「銀行に興味があるけど、きついって聞くから不安…」
こんな悩みを持つ方もいますよね。
この記事では、銀行の仕事がきついと言われる理由や大変さを紹介します。
正確さが求められる
銀行は1円の違いも許されないほど、正確さが求められます。
例えば預金業務では、窓口を閉めた後にその日の残高が帳簿と合うか精査します。
万が一1円でもあっていない場合、支店全員が帰れなくなり、その原因を探すことになるのです。
また、経営者のお客様から融資の申し込みがあり、その人は社員に給料を振り込むために25日までにお金が必要だとします。
銀行員のミスで融資の期日を間違えた場合、1日でも遅れればそのお客様の社員は給料日にお金を受け取ることができなくなります。
そうすれば、銀行の信用は大きく下がりかねません。
残高や期日の管理など、少しのミスで信用を失うリスクがあるのは、銀行の仕事の大変さの一つです。
勉強することが多い
後述の「銀行員になる方法」で紹介する通り、銀行員になるために資格は必要ありません。
しかし、入行後は取らなければいけない資格がたくさんあります。
例えば「証券外務員」は、金融商品を売ったり勧誘したりするのに必要で、これがなければ仕事ができない必須の資格です。
昇進、昇格のためには「銀行業務検定」を取らなければ課長になれない、などとキャリアアップのために必須の資格もあります。
学ぶことが多く自己啓発が求められるため、キツいと感じる人もいるでしょう。
お金を扱う
銀行はどの仕事に就いても、人様のお金を扱うことになります。
お金はトラブルの元とも言われるように、クレーム対応に追われることもあるでしょう。
また、お金をより多く借りるために、年収や他の金融会社から借りているお金など嘘の情報を言い張る人がいることもあります。
情報を正しく精査する必要があるため、ストレスが溜まりやすい場面が発生する可能性が高いです。
銀行はホワイト?ブラック?
銀行はブラックであるという話を聞いて不安に思っている方はいませんか?
ここでは、銀行に関してのランキングをご紹介した後、他の業界との違いについて紹介していきます。
自分が企業を選ぶ軸に照らし合わせて、参考にしてみてください。
特徴別銀行ランキング
ここでは、年収・残業時間のランキングをご紹介いたします。
年収
1位:横浜銀行(地方銀行:神奈川県) 平均給与:961万円
2位:伊予銀行(地方銀行:愛媛県) 平均給与:955万円
3位:三十三銀行(地方銀行:三重県) 平均給与:941万円
金融業界の平均年収は前述したように780万円となっているため、このTOP3の企業は200万円高い給与となっていることが分かります。
企業を選ぶ1つの指標として大事にしている人も多いと思います。
給料の高い銀行にいきたい方は、地方銀行も選択肢に入れてみるのも良いでしょう。
【参考】伊予銀行『有価証券報告書』
残業時間
1位:北海道銀行(地方銀行:北海道) 月平均残業時間:8.3時間
2位:常陽銀行(地方銀行:茨城県) 月平均残業時間:8.4時間
3位:群馬銀行(地方銀行:群馬県) 月平均残業時間:14.3時間
北海道銀行、常陽銀行が10時間を切っており、それに続いて群馬銀行がランクインしています。
また、惜しくも4位となってしまった銀行が『ゆうちょ銀行』で15.5時間です。
ワークライフバランスを重視しながら銀行で働きたいという人は、残業時間にも着目してみてください。
ほかの業界との違い
「企業をブラックだと思うか」それは、1人1人が重視する企業のポイントによって異なると思います。
お金がたくさんもらえれば、たくさん働くことを苦と思わない人、ワークライフバランスを重視したい人、様々だと思います。
それぞれの業界での働き方について知り、銀行での働き方があっているか比較してみましょう!
商社
商社は、年収が高いとして人気の業界です。
平均年収は業界1位の伊藤忠商事で約1500万円となっています。
ただし、残業時間は35〜45時間となっているところが多いため、たくさん働いてたくさん稼ぎたい人が商社を希望しているように思います。
公務員
銀行を志望している人の中には、安定しているところに就職したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
公務員は安定性や福利厚生の充実さ、社会への貢献、ワークライフバランスを重視している学生に人気の就職先です。
公務員の平均年収は680万円であることから、銀行員のほうが平均給与が高いことが分かります。
また、公務員は勤続年数の長さで給与が決まる傾向にあるため、仕事で大きな成果を出しても給与面に反映されない可能性が高いです。
銀行はホワイトなのか、ブラックなのか。
その答えは確実ではありませんが、私個人としてはホワイトな会社が多いように思います。
Matcherで銀行員として働く社会人に話を聞きに行こう!
しかし、仕事の内容や働き方は会社ごとに異なるため、実際に働いている人に話を聞くことでより確実になります。
銀行での働き方や大変さ、やりがいなどを実際に働く社会人に聞いてみませんか?
Matcherとは
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【参考】株式会社マイナビ『2023年卒大学生業界イメージ調査』
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銀行員になるメリット3選
ここまで銀行のキツさについて紹介してきました。
「こんなに大変なんだ、銀行はやめておこうかな」という気持ちになった人もいるかもしれません。
しかし、株式会社マイナビの調査によると、
・エントリーした、選考を受けたことのある業界ランキングでは3位
・最終的な志望業界ランキングでは9位
など、銀行は上位10位以内に入る人気業界です。
ここでは、就活生にとって魅力となる「銀行員になるメリット」を紹介します。
金融・経済の知識を深く身につけられる
銀行員のキツさとして、勉強することの多さを挙げました。
その反面、保険や年金などのお金の知識は必ず自分の人生に役立ちます。
また、様々な企業と接点を持つため、どの業界の売り上げが上がっているのか、どんな課題や優れた点があるのかなど、実感として経済を知ることができます。
どこでも通用する知識を身につけたい人には、銀行はおすすめできる業界です。
経営者と話すことができる
銀行では、お客様の中に企業の経営者がたくさんいます。
経営方針や経済の動向など、一般企業で働いたらなかなかできない話を、経営者から直接聞くことができます。
企業にトラブルが発生した時に頼られることもあるため、経営者から信用されることは大きなやりがいにつながるでしょう。
年収が高く安定している
銀行の魅力として、高い年収が挙げられるでしょう。
昇給額が大きいことが魅力の一つで、長く働けば高い年収が期待できます。
安定については「預金保険法」という制度により、破綻しそうな銀行には政府が資金を注入するため、金融危機の心配が低いです。
サービスとしても利用者がいなくなる可能性はほとんどないため、安定していると言えます。
銀行員になる方法
銀行で働くためには何をするべきなのでしょうか?
ここでは銀行員になるための方法をご紹介します。
銀行各社の採用試験を受験する
気になる銀行があったら、そこの採用試験を受験しましょう。
採用試験に合格すれば、銀行員になれます。
大卒者向けに新卒採用を行っている企業がほとんどです。
1Dayインターンシップを開催している企業も多いため、どのような企業なのかを知るためにも、応募してみるとよいでしょう。
資格は必要なし
金融商品を取り扱ったり、金銭に関わる仕事をするとなると、何か特別な資格が必要なのではないかと不安になる方もいるのではないでしょうか。
基本的に、銀行員になるために必要な資格はありません。
一方で、金融系の資格である『ファイナンシャルプランナー』『証券アナリスト』『中小企業診断士』などの取得は選考に有利になる可能性は高いです。
入社後に勉強し、上述したような資格を受験する人も多いようなので、資格取得にこだわる必要はあまりないと言えるでしょう。
銀行が向いている人とは
エントリーシートを書く際は、銀行が求める人物像に近しいエピソードを書けるように用意しておく必要があります。
それでは、銀行が求める人物像はどのようなものなのでしょうか?
以下では銀行員の業務内容をもとに、銀行が求める人物像をご紹介していきます。
コミュニケーション能力が高い
信頼できなさそうな人物に対して大切なお金を預けようとは思えないですよね。
顧客との会話の中で信頼感を見せたり、この人にならお金を預けられると思わせられるようなコミュニケーション能力の高さが必要です。
課題発見能力がある
金融商品の販売などを行う銀行員は、顧客の抱える課題が何かを発見し、提案する力が必要になります。
それぞれのニーズに合わせた提案をすることが、顧客の満足度を高めるための重要な要素です。
対応力がある
銀行員は、社会経済や顧客の経営状況を考慮した上で、その時々に行うべき対応を取らなくてはなりません。
生活への影響度が高い金銭の取り扱いを行う業務のため、「倒産しそう」「破産しそう」などの状況に対しても冷静に対処する力が求められます。
英語力がある
特にメガバンクなどでは、グローバル化の影響を受けて英語力が求められる場合があります。
例えば三菱UFJ銀行総合職採用での『グローバル』という職種の応募資格に以下のものがあります。
①日本語力・英語力ともにネイティブレベル
(TOEICを語学の基準としないが、900点以上が望ましい)
海外も視野に入れた仕事がしたい場合は、英語力を鍛える必要があります。
金融に関する知識が豊富
資産運用や保険など、金融に関する知識があれば、銀行業界で活躍するための準備ができている印象を与えることができます。
興味のある方は金融に関する資格などに挑戦してみましょう。
銀行員として活躍するには
晴れて志望する銀行業界に入社しても、その後の業務にやる気が出なければ、せっかく興味ある業界に入ったのにもったいないですよね。
ここでは銀行員になったあとに何を目標とすることができるのかをご紹介します。
管理職を目指す
通常、新卒採用の総合職で入社した銀行員はまず法人営業部に配属されることが多いです。
それから3年ほどで企画部や審査部の部署に異動となり、幅広い経験を積むことができます。
様々な業務を経験することによって全社的な視野や経営的な視座を身に着けることができ、将来的には管理職を担えるような人材となることが可能です。
スペシャリストを目指す
資金運用アドバイザーなどの職種では、金融運用に特化したスペシャリストを目指すこともできます。
銀行に勤めながら金融に関する知識を養い、経験を積み、ファイナンシャルアドバイザーやM&Aアドバイザーとして独立することも可能です。
「新しい知識を知ることが好き」「toCの仕事をずっとしていたい」という方は、自分の持つ知識を生かして顧客のニーズに応えるプロを目指してみてもよいかもしれません。
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さいごに
ここまで銀行での仕事内容や大変さ、働くメリットなどを紹介してきました。
銀行での仕事は大変ではありますが、その中には多くのやりがいがあります。
銀行業界は安定した雇用と成長機会を提供してくれる場であるため、ポジティブな要素にも目を向け、自身のキャリアを考えてみると良いでしょう。