【よくわかる】不動産業界の種類や仕事内容をわかりやすく解説!

2023/08/31
業界の仕事内容
不動産業界
目次
1.
不動産業界志望者へ!
2.
そもそも不動産ってなに?
3.
不動産業界の種類
4.
営業だけじゃない!不動産の働き方はこれだ!
5.
みんなが気になる不動産のアレコレ
6.
おわりに
7.
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不動産業界志望者へ!

‌「賃貸、都市開発など多岐にわたる不動産業界」の業界研究に苦しんでいる学生必見!

‌本記事では、不動産業界の種類や職種について解説していきます。また、気になる年収ランキングや売上ランキングも紹介しているので、ぜひ参考にして不動産業界について理解を深めてください!

そもそも不動産ってなに?

そもそも、「不動産」とは何を指すのでしょうか。

不動産とは、「土地」と「その土地に定着しているもの」をさします。その土地に定着しているものとは、建物や橋、立木などのことです。

つまり、不動産業界とは、土地とその土地にある建物などを扱う業界です。‌土地や建物を扱うと言えば、建物を建てるというイメージが強いかもしれません。しかし、不動産業界の仕事は決してそれだけではありません。

‌不動産業界は主に3つの分野に分けることができます。

不動産業界の種類

①不動産を【開発】する

大規模な不動産開発を行う会社はデベロッパーと呼ばれます。

渋谷の「MIYASHITA PARK」や池袋の「サンシャインシティ」、最近開業した「羽田エアポートガーデン」など、これらはデベロッパーによって開発されました。

このようにデベロッパーの仕事は、マンションや商業施設、オフィスビルなどを建てることです。「建てる仕事」と聞くと、建築士の資格取得、建築科といった理系の仕事のようにイメージされる方も多いでしょう。しかし、不動産開発の仕事は理系でなければ就けない仕事ではありません。

不動産の開発とは、テレビ番組の制作のプロデューサーにあたる仕事。つまり、どのような建物を建てたいのかを企画することを仕事としているのです。どのような建物を建てるのか企画し、土地を購入、建設業者やデザイナーへの発注など一連の業務を取りまとめて行います。

一方で、建設そのものは、ゼネコンが行います。

デベロッパーの代表企業

三菱地所、三井不動産、住友不動産、東急不動産、野村不動産、阪急不動産、東京建物、森ビルなど

‌②不動産の【流通】に関わる

次に説明するのは、不動産の流通に関わる仕事。不動産オーナーと顧客を結ぶ仕事をしています。

‌不動産流通には、不動産仲介不動産販売代理事業の2つの事業に分けることができます。それぞれ見ていきましょう。

(1)不動産仲介事業

不動産仲介は不動産オーナーと利用者を仲介する際の手数料で収益を挙げる流通事業。不動産仲介の業務では、不動産の持ち主の「売りたい、貸したい」という要望と個人・法人の「買いたい、借りたい」といった双方の要望を引き受けます。そして双方の間に立ち、要望を繋げる役割を担っているのです。

また、不動産の持ち主の情報が集まることから、土地を買いたいデベロッパーへの情報提供をすることもあります。

(2)不動産販売代理

不動産仲介事業では、不動産の提供側と不動産の利用側、双方から手数料が発生します。しかし、不動産販売代理事業では、売主への手数料しか発生しません。
具体的には、不動産の持ち主から販売を完全に委託され、お客様に届けるための広告活動や販売といった営業活動を担います。売主の販売要望に答えるのが販売代理であるため、売主への手数料は発生しますが、買主への手数料は発生しないのです。

【不動産業界】流通事業者の仕事内容を理解しよう

不動産の流通を手掛ける代表的な企業

三井不動産リアルティ、住友不動産販売、東急リバブル、アパマンショップなど

③不動産の【管理】を行う仕事


最後に説明するのが、不動産の管理を行う仕事です。ビルや商業施設、住宅などが効率よく活用されるためのサポートを行います。
建物の設備管理やテナント誘致、賃料回収やトラブルの対応など、不動産の持ち主だけではこれを行うのには相当な労力がかかります。それを持ち主の代わりに担うのが不動産管理会社です。
‌また、不動産会社保有の建物だけでなく、公共施設の管理運営を担っている企業もあります。気になる人はぜひ調べてみてください。

不動産管理業界の業務内容は?代表的な企業や志望動機の例をご紹介

不動産の管理を手がける代表的な企業

三井不動産レジデンシャルサービス、東急コミュニティー、株式会社レジデンシャルサービスなど

営業だけじゃない!不動産の働き方はこれだ!

家を表す画像
「体育会系のハードな営業とかでしょ?」
「不動産って体張ってたくさん動いてノルマ達成するの大変そう」

‌といったイメージを強く持つ方が多いのではないのでしょうか?

そんな営業のイメージが強い中、本当はどういった働き方があるのか解説していきます!

不動産の働き方4つ




①知識の塊の賢者(営業)

不動産業界の営業のイメージでいうと、物件の紹介や販売をイメージできると思いますが、具体的にいうともっと多くの仕事があることがわかります。

販売営業:自社の所有する土地や建物などの不動産の営業担当

‌・売買仲介営業:物件を買いたい人に対しての営業担当

‌・賃貸仲介営業:賃貸の仲介やサポートを担う担当であり学生が多くお世話になるところ

‌・リーシング営業:飲食店や小売点を中心とし、その店の特徴に合う借り手を見つけ、その後の売上なども考えて行うマーケティング要素が強い営業担当

‌・土地活用提案営業:地主様に土地の有効活用法や税金対策を提案する営業担当

上記のように様々な営業の種類があるのです。

‌仲介系の営業では法律や税金に関する知識と幅広い知識が求められるため賢者のような人物になりましょう!

②顧客に寄り添うパートナー(管理)

不動産における管理は、上記でも説明した通り、ビルや商業施設、住宅などが効率よく活用されるためのサポートを行います。

管理もただ管理を行うだけではなく、2つの職種に分かれています。

‌・アセットマネージャー(AM)

アセットマネージャーとはアセットマネジメントを行う人のことを指します。
アセットマネジメントとは、投資のために不動産を購入した投資家に代わり、不動産の資産管理と価値の最大化を図る仕事です。具体的には、物件の買い付けやプロパティマネージャーと連携した運用、物件の売却などを行います。

‌【参考】DBJデジタルソリューションズ「アセットマネジメントとは?不動産業におけるアセットマネージャーの役割

・プロパティーマネージャー(PM)

プロパティマネージャーとはプロパティマネジメントを行う人のことを指します。
プロパティマネジメントとは、建物の収益性を高める運営を推進し、建物の価値を向上させて行く仕事です。

不動産の価値を最大化するための管理計画、修繕計画から警備・清掃など現場の統括まで業務は多岐にわたります。入居希望者の対応やテナント誘致、オープンスペースでのイベント企画などをプロパティマネージャーが行うこともあります。

③モノづくりの中核(仕入れ・企画開発)


土地を取得するのが仕入れの職種。マンションやオフィスビルなどその土地に何を立てるべきか企画し、プロジェクトを取りまとめるのが、企画・開発系の職種です。

不動産の仕入れは、土地や建物の不動産の情報収集と購入、再開発に関する企画提案や法令の手続きや、利益を出すための施策考案など多くの仕事があります。

不動産取引に直接関わるため、1件のお金の動きが大きいです。

そのため、土地や建物の不動産の情報収集をきちんと行う必要があり、責任が伴うとともに大きなやりがいとなります。不動産に関する法律知識がないと契約などの際に問題が起きてしまうため、不動産に関する法律知識も学ぶ必要があるでしょう。

④縁の下の力持ち(事務)

パソコンの画像‌不動産の事務と聞くと、多くの土地や建物の不動産データをまとめる作業が多そうで挑戦しにくいかと思われます。

しかし、蓋を開けてみれば責任重大な事案が多く、大変やりがいのある仕事です。そんな事務の仕事は大きく分けて3つあります。

・契約事務
宅地建物取引士(宅建)の資格が必須であり、契約に関する書類作成や重要な説明書の作成、お客様への説明なども行っています。

‌・営業支援
広告の作成や電話対応、店舗に来店してくださったお客様対応などが中心の仕事です。

‌・入居者管理
主に管理会社の場合、家賃の入金管理や入居者への配布物作成など様々な事務作業を担当することになります。

みんなが気になる不動産のアレコレ

①年収いくら??

国税庁官官房企画課:民間給与自体統計調査」によると、平均給与は不動産業・物品賃貸業で平均423万円、賞与が48万円でした。

不動産業界内での給与階級ごとの内訳を見てみると以下のようになります。



‌‌

【参考】国税庁官官房企画課:民間給与自体統計調査

‌‌平均と比較してみると、以下の特徴が挙げられます。

・800万円を超える割合が平均より高い
・100万円以下という声も平均より多い
‌・100万円以下から400万円以下の割合が平均よりも高い

以上のことから、トップまで上り詰められる可能性は平均より高いが、400万円以下の者が多いような業界である事がわかります。

‌不動産業界の年収ランキング


不動産業界の平均年収ランキングを紹介していきます。

【参考】「シキホー!Mine」を用いて独自で作成

‌「シキホー!Mine」によると、不動産業界の年収ランキングは以上の通りです。大手デベロッパーが圧倒的に年収が高いことがわかります。

②気になる企業ランキング


では、皆さんが気になる売上ランキングについても紹介していきます!



業界動向:不動産業界 売上高ランキング」によると売上ランキングとしては以上の通りです。さまざまなサイトのランキングを見て情報に偏りがないように業界研究をしていきましょう!


‌③【業種別】資格は必要?

「不動産業界で働くためには資格とか必要なのかな」

結論として、仕事によって必要な資格があります

以下は、国家資格がないとできない不動産関連の仕事をまとめた表ですのです。興味のある資格があるかどうか確認してみましょう!


④【学生必見!】おすすめ志望動機

不動産業界への理解は深まりましたか?

‌最後に、不動産業界の選考を受けてみたいと思っている人へ!
不動産業界におすすめの志望動機について解説している記事があります。こちらでは、志望動機の組み立て方から添削の方法まで幅広く記載しているので、是非参考にしてみてください!

おわりに

不動産業界への知見を広げることはできたでしょうか?

文系理系、体育会系非体育会系問わず、様々な人が携わることができる業界だということが伝わっていれば幸いです。
住宅から商業施設まで私達の日常生活に欠かせないものを扱う不動産業界。これからの日本を担う皆さんの活躍を期待します。

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