【就活】IT業界とは?仕事内容から有名企業の情報まで徹底解説

2023/11/20
IT業界
業界の仕事内容
職種研究
著者
Matcher編集部
OB・OG訪問サービス「Matcher」の編集チーム。就職活動やキャリア選択に関する情報を、学生の視点に立ってわかりやすく発信。Matcherの運営を通じて蓄積した知見をもとに、自己分析、業界研究、企業研究、ES・面接対策など、就職活動に役立つコンテンツを企画・制作する。
監修
西川 晃平
Matcher株式会社代表取締役。OB・OG訪問サービス「Matcher」の立ち上げおよび運営を担う。就職活動における情報格差・機会格差の解消を目指し、学生が社会人に気軽に相談できる仕組みを構築。自身も学生からの就職活動相談に応じ、自己分析、ES添削、面接対策、キャリア選択など幅広い領域で支援を行う。
目次
1.
IT業界に興味がある人へ
2.
IT業界とは?
3.
(1)インターネット・Web業界
4.
(2)通信業界
5.
‌(3)ソフトウェア業界
6.
(4)ハードウェア業界
7.
(5)情報処理サービス(SIer)
8.
‌IT業界のトレンド5選
9.
IT業界の気になる疑問
10.
まとめ
11.
MatcherでIT業界の社会人に話を聞こう

IT業界に興味がある人へ

ITとは「Information Technology(情報技術)」の略称です。 コンピュータを使った情報処理や、インターネットなどによる通信技術の総称です。

具体的な身の回りの事例としては、Ubereatsなどの食品配達アプリ、カーシェアのサービスやタクシー配車サービスなどがあります。

これらのサービスを展開するのがIT業界であり、今後も市場規模の拡大が予想される成長業界だと言われています。

本記事では、そんなIT業界のビジネスモデルや事業内容、仕事内容について解説します。代表企業もあわせて紹介しているので、業界研究・企業研究にぜひ役立ててください。

IT業界とは?

IT業界をイメージさせる画像
改めてIT業界とは、IT(情報技術)を活用したサービスを展開する企業の総称とされています。

多岐にわたるサービスを展開しているIT業界ですが、大きく分類すると以下の5つに分けられます。
IT業界の分類
‌ここからは、5つの分類に分けて、職種や仕事内容、有名企業の基本情報、求められる人材像について解説します。

(1)インターネット・Web業界

インターネット・web業界
インターネット・Web業界とは、Webサイトやインターネット広告の制作や、EC(電子商取引)などに関わる仕事です。

例えば、AmazonやZOZOTOWNなどのECサイト、Netflixなどの動画配信サービス、InstagtramやTwitterなどのSNSを通した友人とのやりとりなど。これらを提供しているのが、インターネット・Web業界に当たります。

職種

インターネット・Web業界の職種は主に2つあります。

①Webクリエイティブ職

サービスを提供するためのWebサイトの制作を行う職種です。

このクリエイティブ職はさらに細かい職種に分けることができます。

‌・プロデューサー:Webサイトの企画立案や人員の管理など全てを統括するプロデューサー
‌・デザイナー:
デザインを行う
‌・ディレクター:
制作現場を統括する

などです。

②Webエンジニア職

商材やサービスを提供するために、Webサイトに関連するシステムの開発や保守を担当する職種です。

Webエンジニア職の中にも、さまざまな職種があります。

・フロントエンジニア:ユーザーの目に見える部分を担当する
・バックエンドエンジニア:ユーザーの目に見えない部分を担当する
・モバイルアプリケーションエンジニア:スマホに限定したアプリのソフトウェア開発を行う

などです。

代表企業3選

ここでは、インターネット・Web業界に属する代表企業を3社紹介します。

ヤフー株式会社(Zホールディングス)

設立:1996年年
本社:東京都千代田区
‌従業員数:8,305人
売上高:16,723億円

楽天グループ株式会社

設立:1997年
本社:東京都世田谷区
‌従業員数:8,409名(連結:32,079名)
売上高:19,278億円

株式会社ディー・エヌ・エー

設立:1999年
本社:東京都渋谷区
‌従業員数:連結:2,951名(単体:1,326名)
売上高:1349億円(2022年度)

‌【参考】2023年度3月期 有価証券報告書

求める人材

インターネット・Web業界は比較的新しい業界です。そのため、一概にどのような人材が求められるとは言い切ることができません

しかし、新しい業界であること、新しいサービスを次々と展開していることを考えれば、「自ら考えて行動できる人」や「世の中のトレンドに敏感な人、トレンドを学び続ける人」などが求められると考えることができるでしょう。

(2)通信業界

通信業界を表す画像
通信業界は、主に通信をおこなうための回線や設備を整備・提供しています。いわゆる通信インフラを支える業界です。

電話回線サービス、インターネット回線(Wi-Fiなど)を提供すると考えるとわかりやすいでしょう。また、話題の次世代の通信システム「5G」は通信業界のトレンドです。今後のITを担う重要な業界だと言うことができます。

職種

通信業界の概要を解説しましたが、「文系が就職できる職種なんてあるのか」と疑問に思った人もいるかもしれません。

‌そんな人のために、通信事業者の職種を文系・理系に分けて紹介します。

①【文系事務系総合職】営業職

どんな業界でも共通して営業職は存在するので、文系学生でも活躍できます。具体的な仕事内容としては、企業や地方自治体が抱える問題を情報技術の力で解決するためのコンサルティング業務があります。

②【文系事務系総合職】商品・サービス企画職

この職種は、「企画・マーケティング職」として募集しているようです。顧客ニーズに合ったサービスや商品の企画、自社サービスのブランディング戦略の立案などを行います。

③【文系事務系総合職】カスタマーサービス

カスタマーサービスは、自社の商品やサービスの導入・利用を支援するカスタマーセンター業務を担う職種です。電話やメール、SNSの窓口を通して対応を行います。

④【理系技術系総合職】システムエンジニア

各種システムの企画設計や開発、運用などを行う職種です。クライアントのより深い要望に応えるために、最適なシステムの実現に向けて技術面からアプローチします。

営業や企画など様々な職種と連携を取りながら、事業を進めていきます。場合によっては、営業職に付き添って、技術面の専門的な説明を担うこともあるようです。

⑤【理系技術系総合職】研究開発職

ユーザーに、より快適な通信環境を提供するために、通信技術の研究開発を行う職種です。近年話題になっている、5GやIoTなどを扱う場合もあります。

5つの職種を紹介しましたが、特に技術系には他にも多様な職種があります。詳しいことは、志望企業のホームページを確認してみることをおすすめします。

‌代表企業3選

‌通信業界の代表的な企業を3社紹介します。

株式会社NTTドコモ

営業開始:1992年
本社:東京都千代田区
従業員数:7,903名(グループ全体47,151名)
売上高:60.590億円

‌【参考】2022年度決算及び2023年度業績予想について|株式会社NTTドコモ

‌ソフトバンク株式会社

設立:1986年
本社:東京都港区
従業員数:54,986名(連結)
売上高:59,120億円

‌KDDI株式会社

設立:1984年
本社:東京都千代田区
従業員数:49.659名
売上高:56,718億円

‌【参考】連結業績について|KDDI株式会社

求める人材

通信業界は、人々の生活に欠かせない通信インフラを支える仕事です。そのため、「誰かの役に立ちたい」「社会を支えたい」そういった想いを持って就職活動を行っている人に向いている業界だと言うことができます

‌さらに詳しい通信業界の内容は、以下の記事を参考にしてください。

‌▼関連記事
就活生が知っておくべき通信業界の仕事内容

‌(3)ソフトウェア業界

ソフトウエア業界を表す画像
ソフトウェア業界は、おもにオペレーティングシステム(OS)と呼ばれるパソコンの頭脳に相当するものや、アプリケーションを扱う業界です。

代表的なものは、Windows・MacOD・Androidなどが挙げられます。

職種

ソフトウェア業界の職種には主に4種類あります。

①システムエンジニア(SE)

他の業界でも出てきましたが、ソフトウェア業界のSEはソフトウェア開発における監督のような役割を果たします。顧客のニーズや要望を正確に理解し、システムの設計から開発までの進行を管理し、指揮をとる役割を果たします。

②ITコンサルタント

ITコンサルタントは、IT技術を活用して企業や地方自治体が抱える課題を解決する専門的な職種です。

IT知識に加えて、課題解決力やヒアリング能力などの能力も求められます。

③プログラマー

顧客の依頼を受けてソフトウェア開発を行う職種です。指揮をとるシステムエンジニアが設計した仕様書などをもとに、プログラミング言語でプログラムを書き、ソフトウェアを開発します。

実際にソフトウェアを形作る業務を担うため、プログラミングの知識やITに関する専門的な知識を蓄えている必要があります。

④ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、コンピュータネットワークのシステム構築や保守管理を行います。

コンピュータを安全に利用するためのセキュリティ管理を行うなど、ソフトウェア利用の周辺環境を整える役割を果たします。

‌代表企業3選

ここでは、ソフトウェア業界の代表的企業を3社紹介します。

‌日本オラクル株式会社

設立:1985年
本社:東京都港区
従業員数:2,407名
売上高:

‌【参考】会社概要|日本オラクル

トレンドマイクロ

設立:1989年
本社:東京都渋谷区
従業員数:7,669名
売上高:22.379億円

‌【参考】会社概要|トレンドマイクロ

‌オービック株式会社

設立:1968年
本社:東京都中央区
従業員数:連結: 2,082名 、単体: 1,888名
売上高:連結: 1,001億67百万円 、単体: 933億44百万円

‌【参考】会社概要|オービック

‌求める人材

ソフトウェアはプロジェクトごとにチームを結成して開発を行うのが一般的な流れとなっています。そのため、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションを取ることが求められます


(4)ハードウェア業界

ハードウェア業界を表す画像
パソコンやスマホ、その周辺機器など目に見える機械や設備・装置を作る業界です。目に見えるものづくりを行うため、自分が手がけた製品や成果が目に見えることが特徴です。

さらに近年では、ハードウェアを手がける会社がソフトウェアの領域にも事業を展開しつつあります。

‌職種

職種を大きく2つ紹介します。
・ハードウェアエンジニア:ハードウェア内で使用される電子回路の開発や設計を行います。
・セールスエンジニア:技術の知識で顧客のサポートを行います。定期訪問やアフターサポートを行う企業もあります。

代表企業3選

ハードウェア業界に属する企業を3社紹介します。

‌株式会社日立製作所

設立:1920年
本社:東京都千代田区
従業員数:28,672名(単体)
売上高:16,313億円(単体)

‌【参考】日立製作所

‌Dellテクノロジーズ株式会社

設立:1989年
本社:東京都千代田区
従業員数:3,108人
売上高:1,023億ドル

三菱電機株式会社

設立:1921年
本社:東京都千代田区
従業員数:149,655人(連結)
売上高:50,036億円(連結)

‌【参考】三菱電機 Mitsubishi Electric

‌求める人材

ものづくりを行う業界なので、緻密な仕事が好きな人、機械などをいじることが好きな人が向いていると言うことができます。

また、実際に三菱電機の採用ホームページを見てみると、「自ら考え行動できる人」「最後まで諦めない人」などが記載されています。

緻密なものづくりと向き合うことになるため、

・起きている課題にしっかりと向き合い、こつこつ粘り強く前向きに取り組める人
・世の中にアンテナを張り、考えや想いをすぐに行動に移せる人

が求められているのです。

(5)情報処理サービス(SIer)

SIerを表す画像
さまざまな企業や行政から依頼を受け、抱える課題のヒアリングからシステムの開発、提供まで一括で請け負うシステムインテグレーションサービス(SI)を担う企業を指します。

執筆者自身が出会ったIT業界志望の文系学生の多くが、この情報処理サービス業界(SIer)を目指していました。そのため、文系学生でも十分に活躍できる業界だと言うことができます。

‌職種

SIer業界の主な職種を紹介します。

‌・営業職(ITコンサルタント)

企業や行政から依頼を受け、課題のヒアリングを行います。そして、IT技術を活用した提案を行い、顧客課題の解決に努めます。いわゆるコンサルタントのような業務を行います。

・セールスエンジニア(SE)

営業職を技術面からサポートする職種です。大企業であれば、営業職にセールスエンジニアが同行して、顧客課題のヒアリングや提案などの商談を行うことがあるようです。

SIer業界では、以上の2職種がメインであり、企業によってはどちらの職種も文系出身者でも就くことができます。

その他、技術系のエンジニア職もあるので、志望企業の募集要項を確認してみてください。

代表企業3選

ここでは、SIer業界の代表的企業を3社紹介します。

‌NTTデータグループ

設立:1988年
本社:東京都江東区
従業員数:195,100名(グループ全体)
売上高:34,902億円(2022年度)

‌【参考】NTTデータ|統合レポート

富士通株式会社

設立:1935年
本社:東京都港区
従業員数:124,216名
売上高:35,860億円(2022年度)

‌Sky株式会社

設立:1985年
本社:東京都港区/大阪市淀川区
従業員数:3542名(単体)
売上高:929,7億円(2022年度)

‌求める人材

SIerは、企業の問題解決が主な仕事内容です。業界を限らず様々なクライアントを担当するため、それぞれの企業が持つ課題を聞き出すヒアリングが重要になります。

人の話をしっかりと聞き、要点を整理できる力や、必要な提案を行うことができる力などが求められます。そのため、コミュニケーション能力に自信がある方に向いている業界だと言うことができるでしょう。

‌IT業界のトレンド5選

IT業界は急成長を続けており、次々に新しいサービスや技術が生まれています。

‌‌以下がIT業界の動向を示したグラフです。市場規模が拡大していることがわかります。
IT業界の動向を示したグラフ【参考】業界動向サーチ|情報サービス業の売上高の推移(出所:経済産業省)
IT業界は、変化の激しい業界なのですべての情報を追うことは難しいですが、選考を受けるうえで業界のトレンドをある程度は知っておく必要があります。

そこで、ここではIT業界が注目する5つの技術について解説します。

‌①IoT×5G
②クラウド
③VRやARの活用
‌④メタバース
④デジタルトランスフォーメーション(DX)

‌①IoT×5G

IoTとは、Internet of Thingsの略で、直訳すると「モノのインターネット」です。

インターネットを介して、センサーや通信機器を持ったモノの通信を行います。例えば、スマート家電やシェアサイクルなどに取り入れられています。

5Gとは、「第5世代移動通信システム」のことで、高速大容量、多数同時接続などが注目すべき特徴となっています。

②クラウド

インターネットを経由したソフトウェアやアプリを通じたサービスのことを指します。

ユーザーソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じてサービスを必要なときに必要なだけ利用できる考え方です。

‌③VRやARの活用

VRは、仮想現実とも言い表すことができ、コンピュータで作り出した空間を現実のように体験できる仕組みです。言葉自体を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

ARとは、拡張現実と言い表すことができます。私たちの生活している現実世界に、仮想空間の情報やコンテンツを重ね合わせて表示させる技術のことです。

具体的な活用事例としては、大きな話題となった「Pokemon GO」。スマホの位置情報を読み取り、現実世界とゲームの世界が重なります。ユーザーが実際に歩きながらゲームの世界を体験でき、日常の場がゲーム空間になると人気を集めています。

④メタバース

インターネット上に構築された仮想空間を指します。自分自身の分身としてアバターを作成して操り、その仮想空間内で買い物やゲームなどを楽しむことができます。

⑤デジタルトランスフォーメーション(DX)

直訳すると、「デジタルの変化」です。企業などがIoTやAIなどのデジタル技術を導入することで、業務プロセスを効率化させています。

企業だけではなく、私たちの生活スタイルや社会をデジタル技術で変化させることもDXという言葉に含まれます。

IT業界の気になる疑問

IT業界の気になる疑問
最後にみなさんが気になるであろうIT業界の疑問について答えていきます。

(1)文系でも就職できる?

IT=理系というイメージが強いため、この疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。

結論、文系でも就職できますし、活躍できるフィールドはたくさんあります

例えば、上で紹介したSIer業界。SIer業界の営業担当は、コンサルタントのような仕事をしています。顧客課題のヒアリング、自社商品の紹介、システム企画の提案、システムの運用や管理など、社内の開発部の力を借りながら顧客の抱える課題を解決するために行動します。

難しいシステムをわかりやすく紹介する力、顧客のニーズを引き出すコミュニケーション能力などが必要であるため、文系の方に持ってこいの仕事だと言えるでしょう。

(2)志望動機作成のポイントは?

ここまでIT業界の多様な職種を紹介してきました。

そのため、志望動機を作成する際には、IT業界の中でもなぜその業界を志望するのか、なぜその職種を志望するのか、まで深掘りをしなければなりません。

‌志望動機作成の細かいポイントについては、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

‌▼関連記事
SIerの志望動機は何を書けばいい?例文とともにポイントを解説
【例文あり】志望動機の書き方|選考通過のポイントを解説

(3)「IT業界はやめるべき」と言われる理由は?

IT業界はやめるべきだという意見を見ることがあります。こう言われる理由は何でしょうか。

その理由は、残業時間です。特にシステムエンジニア(SE)は長時間労働と思われがちです。しかし、近年はIT業界全体で労働時間を見直す動きが高まっているため、志望企業の実情を仕入れるようにしましょう。

SEの仕事内容的に、一時的に忙しい時期があることは事実です。しかし、働き方改革に取り組む企業が増えているため、口コミサイトなどの情報をうのみにせず、ご自身で情報収集することが大切です。

まとめ

IT業界への知識が深まったでしょうか。

今後も成長を続けるITの領域に携われるという魅力に加えて、採用人数が多い企業が多数あったり、リモートワークが普及していたりという点から人気のIT業界。

他の就活生と差別化を図って、納得の内定獲得をめざしましょう!

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