SIerの志望動機は何を書けばいい?例文とともにポイントを解説
2024/02/28
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SIerとは
SIerは、「System Integrator(システムインテグレーター)」の略称です。
企業や自治体の業務を把握・分析し、課題解決を目的にシステム開発を行う企業を指します。
他にも、システムベンダーやITベンダーと呼ばれることがあるので、覚えておきましょう。
また、SIerはWeb業界と混同されやすいです。
SIerが他業界の要望に基づいてシステムの開発を行うのに対し、Web業界は自社で開発内容を考えて、一般ユーザー向けに開発を行います。
Web業界については以下の記事で詳しく説明しているので、見てみてください!
【参考】Web業界とは?IT業界との違い・大手企業を紹介!
Web業界については以下の記事で詳しく説明しているので、見てみてください!
【参考】Web業界とは?IT業界との違い・大手企業を紹介!
SIerとSEの違い
SIerとSE(システムエンジニア)は、どちらもシステム開発に関する用語であるため、混同されがちですが、以下のような違いがあります。
・SIer:企業や自治体のシステム開発に関する業務を引き受ける会社
・SE:システム開発を行う技術職
つまり、SIerが企業や自治体からシステム開発業務を引き受ける会社、SEがシステム開発自体を担当する職種にあたるのです。
SIerの分類
SIerは、出身母体によって主に以下の3種類に分類できます。
①ユーザー系SIer
ユーザー系SIerとは、企業の中のシステム開発部門が独立して子会社化、関連会社化したSIerを指します。
さまざまな業界の企業を親会社に持ち、親会社で使う業務システムを開発し、作業効率をアップさせています。他にも、他業界に向けた幅広いシステム開発も行っています。
企業例:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社・SCSK株式会社・日鉄ソリューションズ株式会社
企業例:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社・SCSK株式会社・日鉄ソリューションズ株式会社
②メーカー系SIer
メーカー系SIerとは、コンピューターメーカーのIT事業部門が子会社化したSIerを指します。
主に、メーカーのハードウェアを使ったソフトウェアを開発します。クライアントは親会社と契約した企業であることが多く、クライアント先に駐在する場合も多いです。
企業例:富士通株式会社・株式会社日立製作所・日本電気株式会社
③独立系SIer
独立系SIerとは、親会社を持たず、独自の方針でシステム開発を行うSIerを指します。
資本的にも独立しているので、自社で直接クライアントと契約し、システム開発に関する業務を受注する必要があります。ユーザー系やメーカー系SIerの下請けとなって、下流工程に携わることもあります。
企業例:株式会社大塚商会・TIS株式会社・Sky株式会社
企業例:株式会社大塚商会・TIS株式会社・Sky株式会社
④外資系SIer
外資系SIerは、SIerの中でも海外に本拠を持つ日本法人のことを指します。海外企業の日本法人とは、日本企業の海外進出支援や、海外技術の日本企業への導入などを行う企業です。
外資系ということもあり成果主義の傾向が強く、実力によって報酬を得ることができます。
企業例:日本アイ・ビー・エムデジタルサービス株式会社・アクセンチュア株式会社
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SIerの業務内容
SIerの業務内容は、主に以下の5つに分かれています。
①顧客の要望をヒアリングして方向性を決める
②方向性をもとにシステムを設計する
③設計書をもとにシステムを開発する
④開発したシステムをテストする
⑤システムの運用・保守を行う
もちろん企業によって詳細は異なりますが、基本的にはこの手順で行います。
以下では、それぞれの業務を詳しく解説していきます。
①顧客の要望をヒアリングして方向性を決める
まず、システムを必要としている顧客に依頼内容をヒアリングします。主なヒアリング内容は以下の通りです。
・システムを必要としている理由
・システムを使って何がしたいのか
・システムに求める機能・性能
これらをヒアリングした上で、システム開発の方向性を決定します。
なお、顧客の中には、システムに関して豊富な知識を持っている方もいれば、ほとんど知識を持っていない方もいます。どんな顧客に対しても対応できるように、ヒアリング業務は基本的には経験豊富な方が担当する場合が多いです。
②方向性をもとにシステムを設計する
ヒアリングによってシステム開発の方向性を決めたら、次は必要な機能や性能を定める要件定義をします。効率の良いシステム設計を行うための重要な業務になります。
要件定義が終わると、その内容に基づいてシステム設計を行います。一口にシステム設計と言っても、いくつかの種類があり、以下が代表例です。
・ハードウェア設計
・プログラミング設計
・データベース設計
このシステム業務には、システムに関する技術的な知見が必要です。そのため、SEを始め技術や経験のある方が担当します。
③設計書をもとにシステムを開発する
作成した設計書をもとにシステム開発を行います。
プログラミング言語だけでなく、全工程で決めた手法を使うため、設計書が十分でないと、業務が滞ってしまうのです。
設計は主にコードの入力と修正で、これを繰り返すことでシステムの不具合を少なくしていきます。主な担当者はプログラマーですが、場合によっては開発者も担当します。
④開発したシステムをテストする
システムの開発が終わったら、次はテストをします。テストの目的は、主に以下の2つを確認するためです。
・開発したシステムの機能や性能が顧客の要望と一致しているか
・システムが正常に稼働するか
いくら修正を繰り返しながら開発したシステムであっても、実際に稼働することで新たな問題点が見つかるのです。
なお、システムのテストはテストエンジニアが担当することもありますが、テストを専門に行う企業に発注することもあります。
⑤システムの運用・保守を行う
SIerの業務は、システムを顧客に納品した後も続きます。顧客が問題なくシステムを運用できるようにサポートする必要があるのです。
システムの利用状況を分析し、運用方法をアドバイスしたり、環境に合わせてチューニングを行ったりします。
また、システムに異常が発生した場合は、すぐに対応しなければなりません。そのため、運用や保守を担当するエンジニアは、顧客の会社に常駐することがあります。
【業界別】SIerの志望動機の例文
ここからは、SIerの志望動機を業界別に紹介します。
メーカー系SIerの志望動機の記入例
【例文】
私が貴社を志望する理由は、IT技術を活かして、顧客のビジネスに貢献できるエンジニアになりたいと考えているからです。
私は幼い頃から、ものづくりに興味があり、大学では機械工学を専攻しました。大学時代には、機械制御に関する研究に取り組んでおり、その中で、IT技術の重要性を学びました。
貴社は、自社製品の製造・販売にITを活用することで、顧客の課題を解決するソリューションを提供しています。私は、貴社で、自社製品の強みを活かしたシステム開発に携わり、顧客のビジネスに貢献したいと考えております。
入社後は、まずはシステムエンジニアとして、顧客の要望をヒアリングし、システムを設計・開発する業務を経験したいと考えております。そして、将来的には、プロジェクトマネージャーとして、システム開発プロジェクトを統括する立場で、世界初のプロダクト開発に携わりたいと考えております。
メーカー系SIerは、コンピューターメーカーを親会社に持ちます。そのため、親会社のプロダクトの開発や研究に貢献することができるのです。
メーカー系SIerは、コンピューターメーカーを親会社に持ちます。そのため、親会社のプロダクトの開発や研究に貢献することができるのです。
また、メーカー系SIerが携わるシステムは、社会的にも大規模なプロジェクトが多く、社会に大きく貢献しています。国家的なプロジェクトや、社会インフラの基幹システムに携わることも珍しくありません。
志望動機を書く際は、これらの特徴を入れると良いでしょう。
独立系SIerの志望動機の記入例
【例文】
私が貴社を志望する理由は、多種多様なシステム開発ソリューションを通じて、顧客の幅広い要望の中でシステム開発をリードできる人材になりたいと考えているからです。
私は大学で情報工学を専攻し、プログラミングやデータベースの知識を身につけてきました。また、アルバイトでウェブサイトの制作を経験したことで、お客様の要望を踏まえたシステム開発の重要性を学びました。
貴社は、幅広い業界のお客様のシステム開発を手掛けており、私はその経験を通して、自分の技術を活かして社会に貢献したいと考えております。
入社後は、まずはプログラミングのスキルを磨き、一人前のシステムエンジニアとして活躍したいと考えています。また、将来的には、お客様の業務を深く理解し、より良いシステムを提案できるエンジニアになりたいと考えています。
独立系SIerは親会社を持たないため、さまざまな制約や指示がなく、クライアント企業に合わせて独自のシステム開発を行うことができます。
独立系SIerは親会社を持たないため、さまざまな制約や指示がなく、クライアント企業に合わせて独自のシステム開発を行うことができます。
また、特定の取引先を持っておらず、あらゆる業務を自分たちでやる必要があります。そのため、キャリアアップがしやすいという特徴もあります。
志望動機を書く際は、これらの特徴を入れると良いでしょう。
ユーザー系SIerの志望動機の記入例
【例文】
私は、貴社の「お客様のビジネスをITで支える」という理念に共感し、貴社を志望いたしました。
私は大学で情報工学を専攻し、プログラミングやデータベースの知識を身につけてきました。また、アルバイトでITサポートの経験をしたことで、お客様の困りごとを解決することのやりがいを学びました。
貴社は、親会社の○○事業をITで支えており、私はその経験を通して、自分の技術を活かしてお客様のビジネスに貢献したいと考えております。
入社後は、まずはプログラミングのスキルを磨き、一人前のシステムエンジニアとして活躍したいと考えています。また、将来的には、お客様の課題を深く理解し、より良いシステムを提案できるエンジニアになりたいと考えています。
メーカー系SIerがコンピュータメーカーを親会社に持つのに対し、ユーザー系SIerは一般企業を親会社に持つのが特徴です。
メーカー系SIerがコンピュータメーカーを親会社に持つのに対し、ユーザー系SIerは一般企業を親会社に持つのが特徴です。
他業界に加え、親会社の業務を促進させるためのシステム開発を行います。そのため、親会社がどのような業界の企業なのかを把握したうえで志望動機を書くのが良いでしょう。
文系でも書けるSIerの志望動機の記入例
【例文】
私は、貴社の「ITを活用して人々の生活を豊かにする」という理念に共感し、貴社を志望いたしました。
私は大学で○○を専攻し、コミュニケーション能力や課題解決能力を身につけてきました。また、アルバイトで○○の経験をしたことで、人と協力して何かを成し遂げることのやりがいを学びました。
貴社は、ITを活用して様々な業界のお客様の課題を解決しており、私はその経験を通して、自分の強みを活かして社会に貢献したいと考えております。
入社後は、まずは○○のスキルを磨き、一人前のSEとして活躍したいと考えています。また、将来的には、お客様の課題を深く理解し、より良いシステムを提案できるSEになりたいと考えています。
文系であっても、もちろんSIerに就職することはできます。しかし、文系でIT関連の授業を受講することは少なく、関連性が低いことは間違いないです。
文系であっても、もちろんSIerに就職することはできます。しかし、文系でIT関連の授業を受講することは少なく、関連性が低いことは間違いないです。
そのため、「なぜ文系からSIerを志望するのか」を明確に入れるのが良いでしょう。インターン経験や業界に関して学んだこと、実績を自分なりに作る努力をしたことを、志望動機に盛り込むのも効果的です。
SIerの志望動機を書くときのポイント
SIerの志望理由を書くときのポイントをいくつか紹介します。
なぜSIerで働きたいのかを明確にする
志望動機で最も重要なのは「なぜSIerで働きたいのか」を明確にすることです。
これを明らかにできないと、選考官に十分にアピールできません。
まずは、自分なりの考えでも良いので、明確な理由を見つけましょう。
その際、以下の質問を参考に考えてみてください。
・なぜITエンジニアになりたいのか
・なぜSIerで働きたいのか
・なぜその会社で働きたいのか
SIerで何をしたいかを具体化する
SIerに入社した後、何をしたいのかを具体化することで、キャリアプランを明確にすることができます。
これを明らかにすることで、他の業種ではなくSIerで働く動機もよりはっきりしてくるでしょう。
また、選考官に伝えることで、入社後にどのような仕事を任せるかという判断材料になります。
学生時代の経験からどのように活躍できそうかを伝える
これまでの経験が、どのように業務に活かせそうかを伝えられると、より一貫性のある志望動機になります。
部活動やサークル活動、インターンシップ、アルバイトなどを通して経験したことを、エピソードと一緒に入れると良いでしょう。
自分の強みや活躍した経験をアピールすれば、入社後の活躍を選考官はイメージすることができます。
企業を選んだ理由を明らかにする
企業を選んだ理由が明確であれば、より説得力のある志望動機にすることができます。
特にSIerは多数あり、どこにでも当てはまる理由では、企業は納得することができないでしょう。
また、そのような理由では、他学生との差別化もできなくなってしまいます。
企業のHPやOB訪問などで、情報の収集を行い、他社にはない特徴を見つけましょう。
結論ファーストで書こう
志望動機を書く際は、結論を始めに書くようにしましょう。
結論を冒頭に書くことで、言いたいことや要点をスムーズに伝えることができるからです。
特に、PREP法と呼ばれる文章の型を使うと効果的にアピールすることができます。
Point(結論)・Reason(理由)・Example(具体例)・Point(結論)の順で書くと、まとまりの良い志望動機になります。
SIerの志望動機でライバルと差をつける方法
以下の知識や経験があると他学生と差をつけることができます。
専門的な知識を持っていることを伝える
プログラミングの学習経験やIT関連の資格取得など、専門的な知識を持っていることを伝えましょう。
プログラミングはシステム開発に必要不可欠であるし、資格は客観的なスキルの証明になります。
また、具体的な学習内容も伝えられると、学習意欲や主体性の評価に繋がる可能性もあります。
インターンシップに参加する
企業が主催するインターンシップに積極的に参加しましょう。
インターンシップとは、学生がその企業で就労体験ができる制度です。
実際に業務を体験することで、志望動機の説得力を高めることができます。
また、SIerでのインターンシップ経験があれば業務の実態が理解できているとみなされ、良い印象を与えやすいと考えられます。
具体的にどのような体験をし、何を学んだかを伝えられると望ましいです。
インターンシップに参加したい!という方は、以下の記事もみてみてください。
周囲と協力した経験をアピールする
SIerでは、技術的なスキルだけではなく、コミュニケーション能力も求められます。
周囲と協力した経験があれば、積極的にアピールしましょう。
SIerは顧客とのヒアリングを通して、システム開発の方向性を決めます。
また、システムを作り上げるためには、複数の技術者と協力することが不可欠です。
そのため、コミュニケーション能力や協調性をアピールできる経験があれば、スムーズに仕事ができると判断されやすいでしょう。
経験者からアドバイスをもらう
経験者からアドバイスをもらうことも重要です。
実際に働いている方のお話を聞くことで、表面的な企業研究では得られない情報を得ることができます。
OB訪問を活用して、入社後の具体的な将来像を明確にしましょう。
OB訪問をすることで、ESや面接で説得力のあるアピールをすることができ、他人と差別化を図れます。
SIerで求められるスキル
続いて、SIerに求められるスキルとについて解説します。
SIerに求められるスキルには以下の3つがあります。
マネジメントスキル
ここで言うマネジメントスキルとは「自分やメンバーを律する力」を指します。
基本的に、システム開発はチーム単位で行われ、納期も決まっています。
そのため、開発の進捗具合を確認しつつ、各メンバーに業務を振り分けることが必要になります。
コミュニケーションスキル
システムの開発には多くの関係者が関わっているため、円滑にコミュニケーションを取ることが求められます。
システム開発の方向性を決めるために、まず顧客の要望を正確にヒアリングしなければなりません。
また、製品ベンダーと調整しながらシステムの使用を詰める必要があります。
円滑なコミュニケーションができないと
・チーム内の情報伝達が不十分であったため、開発したシステムに支障がでた
・顧客の要望を正確にヒアリングできなかったため、不満を覚えさせてしまった
といった問題が起きてしまいます。
システムに関する知識
システムの設計・開発から運用、保守まで一貫して担当するため、システムに関する幅広い知識が必要になります。
システムに関する知識が不足していると、顧客の要望に沿ったシステムを提案したり、解決策を提供したりすることができません。
SIerに求められる人物像
続いてSIerに求められる人物像を説明します。
SIerは要件定義から運用保守まで幅広く行い、顧客の課題解決に向けた最適なシステムを提供する必要があります。
SIerは要件定義から運用保守まで幅広く行い、顧客の課題解決に向けた最適なシステムを提供する必要があります。
また、クライアントの期待に答えるためには、常に新しい知識や技術を身につけ、努力を続ける必要があります
そのため、以下のような資質が求められます。
・責任感があり、最後までやり遂げることができる
・上昇志向であり、最新技術を学び続けられる
・周囲と協力して仕事ができる
志望動機を書くときの注意点
ある程度志望動機が完成したら、一度読み直してみてください。その際に、以下の注意点に注目してみましょう。
なぜSIerなのかを説明する
「なぜSIerを志望するのか」をしっかり説明しましょう。
SIerの選考は、職種ごとに採用されることがほとんどであるため、必ずSIerを選んだ理由が必要になります。
特に、SIerとして職種を絞ったうえで選考を受ける場合は、明確に説明できるようにしましょう。
多くの要素を詰め込み過ぎない
伝えたいポイントを少なくすることも重要になります。
「あれもこれも伝えたい」と意気込んでいる学生もいるのではないかと思います。
しかし、要素が多すぎると、伝えたい内容があやふやになりやすく、かえって逆効果になる恐れがあります。
伝えたい内容を絞り、簡潔に説明することを心がけましょう。
企業の説明をし過ぎない
企業の説明をし過ぎないようにすることも重要です。
志望動機は、自分がSIerで働きたい理由を伝える場です。
会社の説明がメインになってしまっては、選考官が本当に知りたいことを伝えることはできないでしょう。
あくまで志望動機を伝えるための手段であることを、心得ておきましょう。
代表企業3選|企業情報と選考情報
志望動機を作成する際に、なぜSIerなのかに加えて、なぜその企業なのかを明確にする必要があると述べました。
「なぜその企業であるのか」を話すためには、企業理解と企業ごとの比較が必須です。最後に人気企業の基本情報を記載します。
ぜひ企業研究に役立ててください!
(1)富士通株式会社
売上高:3兆7138億円
従業員数:124,055人
平均年齢:43.7歳
平均勤続年数:19.1年
平均年収:879万円
富士通株式会社は、アプリケーションソフトウェアの開発やハードウェア製品の製造・販売を行っています。家電量販店で、「Fujitsu」の文字をよく見かけますよね。
また、コンサルティング会社的な側面も持ち合わせており、世界100カ国以上で事業を展開しているグローバル企業です。
【参考】新卒採用情報|富士通株式会社
(2)日本電気株式会社(NEC Corporation)
売上高:3兆3130億円
従業員数:118,527人
平均年齢:43.5歳
平均勤続年数:18.1年
平均年収:843万円
NECは、AIや5G・IoTなど先端技術における高い技術力を強みとした業界を牽引する企業です。
事業内容が幅広いのが特徴です。例えば、「社会インフラ事業」として通信システムや交通システムなど社会基盤を支えるシステムの提供を行ったり、「エンタープライズ事業」として金融や流通などさまざまな業界に向けてデジタルソリューションを提供したりしています。
(3)株式会社NTTデータグループ
売上高:3兆4901億円
従業員数:195,106人
平均年齢:39歳
平均勤続年数:14.5年
平均年収:867万円
NTTデータは、国内最大級のシステムインテグレーターとして知られています。金融・製造・流通・公共など様々な領域に向けてコンサルティングを行い、システムを活用したソリューションを提供します。
執筆者の周囲にも、文系理系問わず内定をもらっている人が多くいます。文系であったとしても営業職に限らずシステムエンジニアとしての働き方もできるため、興味のある人はぜひ選考にチャレンジしてみてください。
まとめ
みなさんSIerの業務内容、志望動機について理解できましたか?
SIerは専門性の高い職種であるために、内情を具体的にイメージすることが難しいのではないかと思います。
本記事を読むことに加えて、OB訪問などで業界・企業分析を重ね、自分独自の志望動機を完成させましょう!
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