サイレントお祈りの対処法とは?判断方法と問い合わせ方法を解説

2024/02/08
就活の悩み
就活がつらい
目次
1.
サイレントお祈りされやすい選考段階はいつ?
2.
サイレントお祈りを行う企業の特徴
3.
サイレントお祈りの対処法4選
4.
Matcherを使って就活についてもっと知ろう
5.
企業がサイレントお祈りをする理由4選
6.
サイレントお祈りをされない方法はある?
7.
Matcherを活用して就活対策をしよう
「サイレントお祈り」とは、企業から不採用についての連絡がない状況のことです。エントリーした企業からの選考通過連絡が届かず、不安に思う学生も少なくありません。

この記事では「サイレントお祈り」をされているか迷った時に知りたい、判断方法と対処法をご紹介します。

✩この記事でわかること
・選考結果連絡を待つべき期間の目安
・サイレントお祈りかを判断する方法
・選考結果を企業に問い合わせる方法
・サイレントお祈りを避ける方法

サイレントお祈りされやすい選考段階はいつ?

サイレントお祈りは、選考人数の多い初期段階でよく見られます。

応募者全員に合否通知を行うためには、莫大な時間と労力が必要になります。そのため、選考段階が進むにつれ、サイレントお祈りされる確率も低くなりやすいです。

以下は、24年卒の学生がエントリーした社数から内定を保有していた社数の平均です。
エントリー:22.8社
面接:10.4社
内定:2.25社

もし自ら辞退した企業がないと仮定するなら、書類選考で落ちるのが12社程度、面接で落ちるのが8社程度だと目安にできます。

サイレントお祈りを行う企業の特徴

2017年に行われた新卒に関する企業調査で「不合格者には通知しないことはある」と答えた企業は22.4%です。

従業員数が3000人以上の大手企業に限定すると、サイレントお祈りを行う企業は31.8%にも上ります。

企業規模が大きいほど、選考する人数も多くなるため、ある程度選考者数が絞られる段階まで合格者のみに通知を行っている企業も存在します。

最初の選考ではサイレントお祈りを行っていたが、選考が進むにつれて、不採用の連絡を行うようになる企業もあるようです。

サイレントお祈りの対処法4選

‌多くの就活生がサイレントお祈りを経験していますが、どのようにしてサイレントお祈りを乗り越えているのでしょうか。
‌ここでは、その対処法をいくつか紹介します。

‌応募したサイトのメッセージ箱を確認してみる

「応募自体はナビサイトから行ったけど、日程調整はメールで直接やりとりしていたから…」とメールでの通過連絡を待っている、というような場合もあるのではないでしょうか。

そのような場合は、応募したサイトのメッセージ箱に合否連絡が入っている可能性もあるので確認してみましょう。

サイレントお祈りかと思っていたが実は連絡は届いていた、というケースは少なくありません。

もう少し連絡を待ってみる

一般的に、企業は採用の連絡を1週間以内に行うため、「サイレントお祈りである」と判断すべき期間の目安は2週間程度であると言われています。

選考が難航している場合は、採用結果連絡までの期間が長引いてしまう可能性もあるでしょう。他の企業へのエントリーなどを進めながら、もう少し連絡を待ってみるのも一つの手です。

連絡を待つ間は、X(旧:Twitter)などのSNSで「企業名 選考結果」というように検索し、他の受験者に選考結果が届いているのか調べてみることもオススメです。

企業の口コミサイトで、過去の受験者がサイレントお祈りされたかどうかを確かめることもできます。

企業に問い合わせてみる

「どうしても採用の合否が気になる」、「採用結果を知ってから次に進みたい」と考える就活生もいるでしょう。
‌合否をどうしても確認したい場合は、企業に直接問い合わせてみてください。
‌ただし通知が遅れている場合もあるため2週間待った上で、企業に問い合わせるようにしましょう。

電話での問い合わせ

電話で問い合わせを行う場合には、時間帯に注意する必要があります。基本的に就業・終業前後の1時間は忙しい場合があるため、
日中の時間帯を選んで問い合わせを行いましょう。

自分の不注意で結果通知日を聞いていなかったという問い合わせの理由を伝えると企業側に対して失礼にあたることなく、問い合わせが可能です。

▼電話で問い合わせる際の例文
お世話になっております。◯◯大学の◯◯(名前)と申します。
お忙しいところ恐れ入りますが、◯◯課の◯◯様はいらっしゃいますでしょうか。

(担当者様にかわる)

お忙しいところ申し訳ございません。◯月◯日の選考についてですが、私の不注意で面接の結果発表日時を聞きそびれてしまいました。大変恐縮ではございますが、結果をいただける日時を教えていただくことは可能でしょうか。

メールでの問い合わせ

メールで問い合わせを行う場合には、件名でいつ面接を受けたのか、何を聞きたいのかを明確にしましょう。

‌本文では、基本的な挨拶から始め、選考に対してのお礼を伝えた上で、本題に入りましょう。本文でもいつ面接を受けたのか、またその結果を聞けていないことを明記しておくと良いでしょう。
また、結果を直接聞くのは失礼にあたるため、必ず結果の日時を聞くようにしましょう。締めでは、多忙の中、問い合わせを行っていることへの配慮を行うとより丁寧です。

電話とメールの両方の場合の問い合わせ例について紹介しましたが、メールではまたサイレントにされてしまう可能性があるため、
電話で問い合わせを行う方が確実でしょう。
‌‌【参考】【テンプレあり】就活メールに署名は必要?書き方・設定方法を解説

▼メールで問い合わせる際の例文
件名:◯月◯日の面接の結果について

◯◯株式会社◯◯課◯◯様

お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯(名前)でございます。
先日は、お忙しいところ面接のお時間をいただき、誠にありがとうございました。

◯月◯日の面接に参加させていただきましたが、その際に結果発表の日時を聞きそびれてしまいました。

私の不注意により、お手数をおかけして大変申し訳ございませんが、結果をいただける日時をお伺いしてもよろしいでしょうか。
ご多忙のところ、大変恐縮ですがご対応よろしくお願いいたします。
(署名)

割り切って別の企業の選考を受けてみる

志望順位の高い企業からサイレントお祈りを受けた場合、ショックが大きく立ち直れない人もいるかもしれません。

‌しかし、サイレントお祈りを行う企業は珍しくないため、割り切って考えることも必要です。サイレントお祈りをされていると不安を感じている間も、他の企業の選考は関係なく進んでいます。

サイレントお祈りをされている可能性が高いのであれば、気持ちを切り替えて別の企業の選考へ専念しましょう。行動を次へと移すことで、心も自然と切り替えることができるでしょう。

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企業がサイレントお祈りをする理由4選

‌企業がサイレントお祈りを行う理由はなんでしょうか。
‌ここでは、企業がサイレントお祈りを行う理由として考えられることを4つ紹介します。

①時間やコストの削減につながる

大手企業などでは、応募者が数万人を超える場合もあります。その一人一人の応募者全員に結果を通知するのに莫大な時間とコストがかかります。そのため、時間やコストを削減するために、合格者に絞って通知を行っているのです。

②就活生からの質疑応答を避ける

企業がサイレントお祈りを行う理由として、就活生からの質疑応答を避けるためということが考えられます。合否の連絡に対して、就活生がその合否結果に対して何かしらのリアクションを起こす可能性があるということです。

不採用になった理由やその結果に対して納得ができないなど就活生から様々な質問が採用担当者へ寄せられることが予想されます。

大手企業では、応募者が多いため、不合格者も多くなります。このような問い合わせが多く殺到してしまった場合、採用担当者の業務に支障をきたす可能性があります。そのような状況を未然に防ぐためにも、サイレントお祈りを選択する企業が存在するのです。

③採用メールのミスを防止できる

採用担当者の人的ミスを起こすリスクを下げるという理由も考えられます。

‌メールを送る際に、アドレスの打ち間違いによってメールが届かなかったり、採用者へ誤って不採用の通知をしてしまったり、合否の登録ミスをしてしまっていたりなど、人的ミスはいくつも考えられます。
特に応募者が多い場合には、このような人的ミスが起こるリスクは高くなります。採用者だけに通知を限定することで、できるだけミスを起こすリスクを減らそうとする企業もあるのです。

④補欠合格者を出すことができる

最後にサイレントお祈りを行う理由として考えられるのは、補欠合格者を出すことのできる人材の確保です。

‌内定辞退者が多く出た場合に備えて、人材を引き止めておく目的でサイレントお祈りを行う企業もあります。

サイレントお祈りをされない方法はある?

‌サイレントお祈りをされると誰でも精神的にダメージを受け、ショックからなかなか立ち直るのが難しい場合もあるでしょう。
‌では、サイレントお祈りを未然に防ぐ方法はあるのでしょうか。

事前に通知される期間を質問する 

多くの就活生がサイレントお祈りなのかと悩むことがあるでしょう。

‌そこで、面接時に結果の連絡方法について質問しておくことで、その企業がどのように通知を連絡するのかを確認することができます。

就活生の多くが経験しているサイレントお祈りですが、今回紹介したような対処法、判断方法や問い合わせ方法を活用し、就職活動を円滑に進めていきましょう。

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