【完全版】ゲーム業界がわかる!今後の動向や仕事内容を徹底解説
2023/09/27
目次
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「昔からずっとゲームをすることが好きだった」「せっかく仕事するなら興味のある分野に就職したい」といった学生が多く、人気の高いゲーム業界。
本記事では、業界の仕組みや職種、トップ企業のランキングなどをご紹介していきます。業界研究のお役に立てたら嬉しいです!
【参考】【最新版】内定がもらえる企業研究のやり方を徹底解説
【参考】ゲーム業界データ年鑑『ファミ通ゲーム白書 2023』発刊!国内外のゲーム市場を最新データで分析|株式会社角川アスキー総合研究所
しかし、近年はスマホゲームが急激に市場を拡大。多くの人が持っているスマートフォンにアプリをダウンロードするだけで、手軽にゲームを楽しめるようになりました。
家庭用ゲームを主に扱っていた企業がスマホゲームに参入し始めているほか、直接的には開発・販売を行わない、ゲーム関連事業を展開している企業も台頭するなど、事業の多様性は高まってきています。
ここでは、ゲーム業界で展開されている以下の事業を紹介します。
・家庭用ゲーム
・スマホゲーム
・ゲーム関連サービス
3つの事業を把握し、視野を広く就職活動を行っていきましょう。
以下では、
これまでは家庭用ゲーム機向けにソフトを販売してきましたが、近年はヒットした自社のゲームやアニメの版権を用いてスマホゲームも開発し、多くの企業が売上を伸ばしています。背景にあるのはスマホの高性能化。スマホとゲーム専用機を用いたゲームとの境目が曖昧になってきました。
ゲーム業界の現状
ここでは、ゲーム業界の現状を市場規模、トレンド、課題の3つの観点から解説します。
ゲーム業界の市場規模
ゲーム市場は、とても大きな市場です。
『ファミ通ゲーム白書2023』によると、2022年の世界ゲームコンテンツ市場は、推定26兆8005円となっています。
同年の国内のゲーム市場規模は、2兆316億円だったようです。その中でも、スマートフォンやタブレット、PCなど、ネットワーク接続を前提にコンテンツが動作するオンラインプラットフォームの割合が圧倒的に大きくなっています。
さらに、このオンラインプラットフォームの市場規模は年々拡大を続けているのです。
【参考】ゲーム業界データ年鑑『ファミ通ゲーム白書 2023』発刊!国内外のゲーム市場を最新データで分析|株式会社角川アスキー総合研究所
ゲーム業界のトレンド4選
現在、ゲーム業界でトレンドとなっているものを5つ紹介します。
流行の変化が激しいゲーム業界ですが、選考を受けるうえで知っておくべきものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
流行の変化が激しいゲーム業界ですが、選考を受けるうえで知っておくべきものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
①eスポーツの急成長
eスポーツとは、エレクトロニック・スポーツの略称で、コンピュータゲームをスポーツ競技として捉えた名称のことです。
「日本eスポーツ連合」の推計では、2022年の国内市場は116億円とされています。
コロナウイルスの流行によって、市場の拡大が停滞した時期もありましたが、最近は世界的に、高額資金の大会が開催されるようになっています。2022年には、アジアオリンピック評議会(OCA)が主催するアジア競技大会で公式種目となり、注目を集めました。
今後の更なる市場拡大が期待されています。
今後の更なる市場拡大が期待されています。
②クラウドゲーム
デバイスを選ばずに遊べるのがクラウドゲームの特徴です。
つまり、ゲーム機本体にソフトをインストールしてプレイする形態ではなく、ソフトの起動に必要なシステムやプレイデータがすべて外部のサーバに保管されているのです。
近年では、Googleやソニーなど、世界的な大企業がこのクラウドゲーム事業に参入しており、拡大していくことが見込まれています。
③サブスクリプション型ゲーム
音楽や動画配信サービスと同様に、月額料金を支払うことで特定のゲームを自由にプレイできるサービスのことを指します。
たくさんあるタイトルの中から自分の好きなものを選び、一度に複数のゲームを楽しむことができます。
④VRゲーム
VRゲームとは、仮想現実(VR)を体験できるゲームのことです。映像と音響によって演出された立体的な空間で、ゲームをプレイすることができます。
近年では、大手企業によるVRゲーム会社の買収や資金調達が行われており、今後の市場拡大が見込まれます。
ゲーム業界の課題
ゲーム業界は、流行りが激しいため、たとえ大きな人気を集めたゲームであっても、時間が経てば飽きられてしまうものもあります。
その不安定さに加え、以下のものがゲーム業界の課題としてあげられます。
・少子化対策
・海外マーケットへの拡大
ゲームを消費する世代は若者が多いため、少子化の影響はゲーム業界にも及んでいます。市場規模を拡大するためには、大人の取り込みに加えて、若年層の多い海外マーケットへの展開が求められます。
ただ、海外で日本と同じものを作り、売り出せばよいというわけではありません。趣味・嗜好の違いを考慮した商品を展開することが重要です。
これらを聞くとゲーム業界への就職に対し不安を抱く方もいるかもしれません。
しかし、これは同時にゲーム業界が新たな挑戦を常に求められる業界であることも意味します。常に挑戦をし、魅力的なコンテンツを世の中に届けたいという方には適した業界です。
気になる今後は?ゲーム業界の展望
前段では課題ついてご紹介しましたが、市場自体は世界全体でさらに伸びていくと予想されます。
VRといった新たなハードのほか、eスポーツやメディアミックスなど、多方面にゲームのコンテンツを派生させるものにも、今後新たな展開があるかもしれません。
目まぐるしく変わるゲーム業界。ゲームを通じて自分が提供したい価値は何なのかをじっくりと考えて業界研究・企業研究を進めていってください。
ゲーム業界の構造
娯楽産業に含まれるゲーム業界では、人々が余暇を楽しめるようなゲームを作り出します。Nintendo SwitchやPlay Stationなどの家庭用ゲーム機、ゲームセンターにあるゲーム機、携帯のゲームアプリなどを開発・販売することが主な仕事です。
ゲーム業界の企業には、「パブリッシャー」と「デベロッパー」と呼ばれる2つの種類があります。
パブリッシャー:ゲームの販売や運営を行う
デベロッパー:ゲームの開発を行う
ドラクエシリーズを例にあげると、「パブリッシャー」にあたるのがスクウェア・エニックスで、「デベロッパー」にあたるのがレベルファイブです。一方で、任天堂のようにゲームの開発から販売、運営までを行う場合もあります。
ただ、基本的にゲーム業界では、「デベロッパー」が開発したゲームを、「パブリッシャー」が販売・運営する構造になっています。
ゲーム業界の事業
ゲーム業界の事業としてどのようなものを思い浮かべますか?かつてゲームと言えば、家庭用ゲームを指していました。これらは現在においても根強い人気を誇っています。
しかし、近年はスマホゲームが急激に市場を拡大。多くの人が持っているスマートフォンにアプリをダウンロードするだけで、手軽にゲームを楽しめるようになりました。
家庭用ゲームを主に扱っていた企業がスマホゲームに参入し始めているほか、直接的には開発・販売を行わない、ゲーム関連事業を展開している企業も台頭するなど、事業の多様性は高まってきています。
ここでは、ゲーム業界で展開されている以下の事業を紹介します。
・家庭用ゲーム
・スマホゲーム
・ゲーム関連サービス
3つの事業を把握し、視野を広く就職活動を行っていきましょう。
家庭用ゲーム
ゲームと聞いて多くの人がイメージするのが、ゲームを遊ぶことを用途としたゲームハード、そしてそのハードに入れるゲームソフトではないでしょうか?
ここではそれらのような、家庭用ゲームに関連する企業を扱います。
ここではそれらのような、家庭用ゲームに関連する企業を扱います。
・ゲームハードメーカー:ゲームハードを扱う
・ゲームパブリッシャー:ゲームソフトを企画・販売する
・ゲームデベロッパー:ゲームソフトを開発する
これらについて解説します。それぞれの特徴を把握して就職活動に活かしてください。
ゲームハードメーカー
ゲームハードを開発し、販売するのがゲームハードメーカーです。
ゲームハードの代表的な例としては、任天堂のニンテンドーDSやWii、SONYのPlayStationが挙げられます。任天堂やSONY、Microsoftといった企業は自社でソフトの開発も行っているため売上も大きく、ゲーム業界で大きな存在感を放っています。
近年では今までの枠組みにこだわらず、スマホゲームへも積極的に進出するようになりました。また、VR端末を用いたゲームの開発が進むなど、ハードにも今後新たな発展があるかもしれません。
ゲームハードの代表的な例としては、任天堂のニンテンドーDSやWii、SONYのPlayStationが挙げられます。任天堂やSONY、Microsoftといった企業は自社でソフトの開発も行っているため売上も大きく、ゲーム業界で大きな存在感を放っています。
近年では今までの枠組みにこだわらず、スマホゲームへも積極的に進出するようになりました。また、VR端末を用いたゲームの開発が進むなど、ハードにも今後新たな発展があるかもしれません。
【代表的な企業】
任天堂、SONY、Microsoft、オキュラス(VRメーカー)
ゲームパブリッシャー
ゲームハードに入れて遊ぶゲームソフトの企画・販売を手掛けるのがゲームパブリッシャーです。大手のゲームパブリッシャーはゲームの開発を行うデベロッパー機能も持っていることが多くなっています。
これまでは家庭用ゲーム機向けにソフトを販売してきましたが、近年はヒットした自社のゲームやアニメの版権を用いてスマホゲームも開発し、多くの企業が売上を伸ばしています。背景にあるのはスマホの高性能化。スマホとゲーム専用機を用いたゲームとの境目が曖昧になってきました。
あらゆる端末にむけてソフトを提供できるようになってきており、今後も多様なコンテンツの展開が期待できます。
【代表的な企業】
バンダイナムコHD、スクウェア・エニックスHD、セガサミーHD、コナミホールディングス、カプコン
例えば、大手パブリッシャーであるスクウェア・エニックスの旧エニックス部門は開発機能を持っていないため、『ドラゴンクエスト』などの人気タイトルの開発は社外のゲームデベロッパーが担っています。
ゲームデベロッパーはゲームの開発を担うクリエーター集団だと考えてください。
【代表的な企業】
トーセ、ゲームフリーク
あらゆる端末にむけてソフトを提供できるようになってきており、今後も多様なコンテンツの展開が期待できます。
【代表的な企業】
バンダイナムコHD、スクウェア・エニックスHD、セガサミーHD、コナミホールディングス、カプコン
ゲームデベロッパー
ゲームソフトの開発を担うのがゲームデベロッパーです。前述の通り、大手のゲームパブリッシャーはデベロッパー機能を持っている場合が多いですが、ゲームの開発だけを担う企業も存在します。
例えば、大手パブリッシャーであるスクウェア・エニックスの旧エニックス部門は開発機能を持っていないため、『ドラゴンクエスト』などの人気タイトルの開発は社外のゲームデベロッパーが担っています。
ゲームデベロッパーはゲームの開発を担うクリエーター集団だと考えてください。
【代表的な企業】
トーセ、ゲームフリーク
スマホゲーム
近年市場を急拡大させているのがスマホゲーム。誰もが持ち運んでいるスマホですが、近年は高性能になっており、スマホアプリであっても本格的なゲームを楽しめるようになってきました。
世界的に市場が急拡大しているスマホゲーム。
世界的に市場が急拡大しているスマホゲーム。
以下では、
・アプリマーケット:アプリを提供する
・スマホゲーム開発外車:スマホ向けのゲームアプリを開発する
これらについて解説します。
アプリマーケット
アプリマーケットとはゲームアプリを提供するプラットフォーム。アプリ公式ストアがこれにあたります。公式ストアを運営する企業は手数料によって収益を得ています。
【代表的な企業】
【代表的な企業】
Google→Playストア、Apple→Appストア
スマホゲーム開発会社
スマホにダウンロードするゲームアプリを開発しているのがスマホゲーム開発会社です。かつてソーシャルゲームで急成長を遂げ、現在はアプリゲームを開発している企業が多くなっています。
近年はゲーム専用機向けにソフトの開発を行っていた企業も参入が進んでおり、競争が激化。多くの企業が今後の収益の柱となるコンテンツを模索しています。
近年はゲーム専用機向けにソフトの開発を行っていた企業も参入が進んでおり、競争が激化。多くの企業が今後の収益の柱となるコンテンツを模索しています。
【代表的な企業】
ミクシィ、LINE、サイバーエージェント、DeNA、ガンホー、コロプラ、テンセント
ゲーム関連サービス
ゲーム業界ではゲームの開発・販売以外のゲーム関連サービスも展開されています。今回は展開されている事業のうち、主なものを3つ紹介します。
メディアミックス
あるメディアのコンテンツがほかのメディアに展開されることをメディアミックスと言います。ゲームコンテンツで言えば映画化やアニメ化、ノベライズなどがメディアミックスに該当します。
ゲームコンテンツを他のメディアを通じても展開していくことで更なる知名度、収益の拡大を見込めます。ゲーム会社のなかにはメディアミックスを担う部署もあるため、興味のある方はチェックしてみてください。
【代表的なコンテンツ】
ゲームコンテンツを他のメディアを通じても展開していくことで更なる知名度、収益の拡大を見込めます。ゲーム会社のなかにはメディアミックスを担う部署もあるため、興味のある方はチェックしてみてください。
【代表的なコンテンツ】
ポケットモンスター(株式会社ポケモン)→アニメ化・映画化、アイドルマスター(バンダイナムコ)→CD・ライブイベント
ゲーム情報サイト
関連サービスとして、ゲーム情報サイトも挙げられます。かつては攻略本が主な攻略情報の提供源でしたが、近年はインターネット上で攻略情報を共有するメディアがメインになってきています。
YouTubeを用いたゲームプレイ動画配信が人気を集めるなど、攻略情報はゲーム業界において大きなコンテンツに成長。ゲームの開発・販売だけでなく、ゲームを用いたコンテンツ配信も就職先を考えるうえで、今後有力な選択肢となりえるでしょう。
【代表的な企業】
YouTubeを用いたゲームプレイ動画配信が人気を集めるなど、攻略情報はゲーム業界において大きなコンテンツに成長。ゲームの開発・販売だけでなく、ゲームを用いたコンテンツ配信も就職先を考えるうえで、今後有力な選択肢となりえるでしょう。
【代表的な企業】
Game With、Gzブレイン(ファミ通)
リビルド
近年、注目を集めているのがリビルドという事業です。すでに出回っているタイトルを買収し、作り直して販売するというビジネスモデルです。
流行りの影響を受けやすいのがゲーム業界。発想自体はよくても、売上が出ないことは往々にしてあります。リビルド事業を展開している企業は独自のノウハウを生かしてゲームの価値を高めることで、人気のコンテンツを生み出しています。
今後さらなる発展が期待される、ゲームのリビルド事業。ゲーム業界をお考えの方は新たなビジネスモデルにも視野を広げ、就職先の選択肢を増やしていってください。
【代表的な企業】
マイネット
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流行りの影響を受けやすいのがゲーム業界。発想自体はよくても、売上が出ないことは往々にしてあります。リビルド事業を展開している企業は独自のノウハウを生かしてゲームの価値を高めることで、人気のコンテンツを生み出しています。
今後さらなる発展が期待される、ゲームのリビルド事業。ゲーム業界をお考えの方は新たなビジネスモデルにも視野を広げ、就職先の選択肢を増やしていってください。
【代表的な企業】
マイネット
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ここまでの説明で、以下のように思った方もいるのではないでしょうか。
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ゲーム業界の職種
ゲーム業界で就職できる職種は、人事や総務などのバックオフィス系を除くと、大きく4つの系統に分けられます。
ゲーム業界ならではの仕事について知りながら、興味のあるものをぜひ見つけてみてください!
またゲーム業界に興味がある方は、学生のうちに「デバッガー」のアルバイトを探してみることもオススメです。「デバッガー」は、完成間近のゲームを実際にプレイしながらバグを見つける仕事です。ゲームがどのように作られているのかを近くでみることができるかもしれません!
企画・進行系
「ゲームプランナー」「ゲームディレクター」といった職種のある企画・進行系では、主にゲームの製品開発に携わります。
ゲームの企画や制作する現場の統括、必要な予算やスケジュールの管理など、プロセスの全体をみる役割をもっています。
ここでは、以下の4つの職種についてご紹介します。
・ゲームプランナー
・シナリオライター
・ゲームディレクター
・ゲームプロデューサー
ゲームプランナー
「どんなキャラクターやアイテムがゲームに登場するかを考えたい」
「ゲームの世界観や音響の感じなどを提案したい」
このようなかたちでゲーム制作に携わりたい場合は、ゲームプランナーがオススメです。
ゲームプランナーは、ゲーム内に入れたい要素の企画書制作、実装にあたって必要な処理や素材が書かれた仕様書制作、実装されたもののパラメーター調整などが主な仕事です。
アイデアがどんどん浮かんでくるタイプの人に向いています!
シナリオライター
「ゲームのストーリーを提案したい」
「ゲームに登場するキャラクターのセリフを考えたい」
物語創作の面からゲームに関わりたいという方は、シナリオライターという職種がぴったりです。
シナリオライターは、ゲームプロデューサーから伝えられた制作するものの方向性や世界観をもとに、ゲームの物語やキャラクターの性格、セリフなどを考えていきます。
メインストーリー/サブストーリーに関するシナリオの制作、登場人物の会話などのテキスト制作、表記統一などの監修、声優用の台本制作などが具体的な業務です。
ゲームをするときは物語に注目するタイプ!ゲームに限らず映画やドラマなども好き!という方は、この職種が向いているでしょう。
ゲームプロデューサー
「トレンドを見越し、新しいゲームを企画したい」
「ゲーム制作全体をつかさどりたい」
このような方は、ゲームプロデューサーをぜひ目指してください。
どのようなゲームが流行るのかを考えて企画し、ゲーム開発からプロモーションまでの全てを統括することが仕事です。
メンバーの適性に合わせてアサイン、仕様書などに目を通してチェック、スケジュールや予算の管理、といったプロジェクトの基幹に関わる決定を下していく役割があります。
リーダー的ポジションのため新卒入社後すぐになる、ということは難しいですが、キャリアアップしていくことで目指すことができます。
ゲームディレクター
「ゲームが作られる現場の柱となりたい」
「人とのコミュニケーションやチーム管理が得意」
このような方はゲームディレクターに向いています!
ゲームをつくる現場の監督であるゲームディレクターは、納期から開発工程までの管理を行います。トラブルやアクシデントに対応することも。
ゲーム開発の責任者であるため、リーダーシップ能力やコミュニケーション能力の高さが求められます。
最終的なゲームの品質を管理する責任重大な役割であり、一般的に新卒で配属されることはないため、キャリアアップを目指しましょう!
デザイン系
「ゲームのアイデアを具現化していきたい」
「絵を描いたり、手を動かすクリエイティブな仕事がしたい」
このような方にはゲームデザイナーがオススメです。ゲームに登場するキャラクター、アイテム、背景がどのような見た目なのかを設計していきます。
ゲームのビジュアル面を作っていくデザイナー系統の仕事は、売れ行きにも影響する重要なものです。
主にビジュアルを作っていく「グラフィックデザイナー」と、動きを作っていく「CGアーティスト」の2種類に分けて、下で説明していきます。
グラフィックデザイナー
キャラクターのビジュアル、ゲームの背景、タイトルロゴ、商品のパッケージなどを作成するのがグラフィックデザイナーです。キャラクター担当と、背景・オブジェ担当に細かく分かれる場合もあります。
PhotoshopやIllustratorなどを使いながら、アイデアを具現化していきます。グラフィックデザイナーが描いたものを、CGデザイナーが動かすのが基本的な流れです。
美術系の大学や学部に進学していると、志望しやすいでしょう。
CGデザイナー
グラフィックデザイナーが作ったビジュアルをもとに、CGを用いながらキャラクターの動きを作っていくのがCGデザイナーです。
Mayaや3DSMAX、Lightwaveなどの3Dモデリングソフトを使いながら仕事をしていくため、基本的な知識があるとよいでしょう。
サウンド系
ゲーム音楽、というジャンルがあるほど、ゲームにおいて音は重要な役割を果たしています。
ここではゲームのサウンド面を創る2つの職種をご紹介していきます。
サウンドクリエイター
「ゲーム音楽が好き」
「アイデアを音に表すことが得意」
このような方にはサウンドクリエイターがぴったりです。サウンドクリエイターは、ゲームに音楽をつけたり、効果音をつけたりする仕事です。
場面の緊張感を高めるような音楽、聞いていてワクワクするような音楽などを作って、ゲームをしている人をその世界観のなかに没入させていきます。
「Pro Tools」や「Cubase Pro」といったツールを使いこなせると選考に有利になるでしょう。
エンジニア系
ゲームを実際に動かし、消費者が実際にプレイできるようにプログラミングを組むのがゲームエンジニアの主な役割です。ゲームエンジニアは、ゲームの開発を専門に行う人のことです。
詳しく分けると、以下の4つに分けられます。
・ゲームプログラマー
・グラフィックプログラマー
・サウンドプログラマー
・ネットワークプログラマー
ゲームプログラマー
ゲームのプログラマーとして最も認知度の高いゲームプログラマーは、「AをするとBが起こる」というように仕様書に沿ってコードを書いていきます。ゲームの基本的な動作、シナリオに沿ったイベント処理の実装などが担当範囲です。
企画系やデザイン系、サウンド系が積み上げてきたものを、実際にゲームとして形作る仕事です。C++、C#、Java、JavaScript、Go、Objective-C、Swift、PHP、Ruby、Pythonといった言語を使用することが多いです。
「プログラミングスキルを活かしてゲームを動かしたい」という人はゲームプログラマーを目指しましょう!
グラフィックプログラマー
グラフィックデザイナーやCGデザイナーが作ったものを、ゲーム内で描画処理できるように実装するのがグラフィックプログラマーの仕事です。
特に3D表現などは発展途上であり、日々進化していっています。そのため常に新しい技術やトレンドに関心を持ちながら、知識を得て、実行していく力が必要になってきます。
なるべく高品質な描画処理ができるように、ゲーム機のスペックを考慮しながらプログラムしていく必要があるため、ハードウェアやソフトウェアへの知識を持っていることも重要です。
サウンドプログラマー
「音楽もやってた経験があるし、プログラミングもできる」
「ゲームに音楽がのるところを楽しみたい」
このような人にはサウンドプログラマーがオススメです。C#、Pythonといったプログラム言語を用いながら、ゲームエンジンにサウンドクリエイターの作った音を組み込んでいく仕事です。
どのタイミングでBGMが開始するのか、どこで停止するのかといったタイミングの調整や、音の強弱、残響のあり方などを細かく調整していきます。
サウンドクリエイターの作った素材を最大限に活かし、調理する方法を考えるのがサウンドプログラマーの役割です。
ネットワークプログラマー
プレイヤー同士や、サーバー・プレイヤー間がうまく繋がれるように、サーバー構築やネットワーク構築を行うのが、ネットワークプログラマーです。ゲームがリリースされたあとの障害対応を行う場合もあります。
通信がうまく行かなくて全然ゲームが進まない、という事態が起きると、ユーザーはどんどん離脱していってしまいます。ネットワークプログラマーは、ゲームの根幹となる部分を支える重要な役割をになっています。
この職種に就くには、ネットワークの基礎、P2P通信についての知識やスキルが必要です。
ゲーム業界の売上高ランキング
ゲーム業界に就職したいと考えている場合、まずは業界の中でどの企業が強いのかを調べる人が多いでしょう。
こちらが2023年最新版のゲーム業界売上高ランキングです。
家庭用ゲーム機「PlayStation 5(PS5)」の売上が好調なソニーグループが、売上高2兆7,398億円で第1位でした。
ポケモンシリーズやマリオシリーズなど人気タイトルを多くもつ任天堂は、1兆6,953億円でゲーム業界売上高は第2位でした。販売本数2,061万本の「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」、販売本数1,013万本「スプラトゥーン3」と、任天堂ではSwitchのソフトウェア売上が好調です。
※ソニーグループは、ゲーム&ネットワークサービス事業の合計売上高です。
【参考】
ゲーム業界の平均年収ランキング
どれくらいの給与が貰えるかは、仕事をする上でモチベーションにもなりますし、企業選びの重要なポイントですよね。ゲーム業界の平均年収ランキングは、上位3社が1000万円越えでした。
売上高ランキングで第4位だったスクウェア・エニックス・HDが、平均年収1,427万円で第1位でした。年代ごとの想定年収は、20代が1,023万円、30代が1,442万円です。
売上高ランキングで第3位のバンダイナムコHDは平均年収1,205万円で平均年収ランキング第2位。年代ごとの想定年収は20代が858万円、30代が1,218万円です。売上高ランキングで第1位のソニーグループは平均年収は1,084万円で平均年収ランキング第3位。年代ごとの想定年収は20代が783万円、30代が1,095万円です。売上高ランキングで第2位の任天堂は平均年収は988万円で平均年収ランキング第4位。年代ごとの想定年収は20代が721万円、30代が998万円です。
【参考】
ゲーム業界でよく使う用語を紹介
ゲーム業界に属する企業のホームページを見たときに、よくわからない専門用語が使われていることもあるかと思います。
ここではゲーム業界でよく使う用語を紹介しますので、業界研究や企業研究の際にぜひ役立ててください。
F2P:
Free to Playの略で、基本的に無料で利用できるオンラインゲームのことです。アイテムを購入する際に課金が必要になる場合が多いです。パズドラやAmoung Us!などがF2Pの代表例です。
Free to Playの略で、基本的に無料で利用できるオンラインゲームのことです。アイテムを購入する際に課金が必要になる場合が多いです。パズドラやAmoung Us!などがF2Pの代表例です。
RPG:
Role-Playing Gameの略で、プレイヤーがゲームの登場人物の役割を担当し、冒険や戦闘、謎解きなどをゲームのなかの世界で行います。ポケモンやモンスターハンターなどがRPGの代表例です。
Role-Playing Gameの略で、プレイヤーがゲームの登場人物の役割を担当し、冒険や戦闘、謎解きなどをゲームのなかの世界で行います。ポケモンやモンスターハンターなどがRPGの代表例です。
FPS:
First-Person Shooterの略で、一人称視点で行うシューティングゲームのことです。画面内に表示されるのは操作するキャラクターの手や武器・道具のみで、ゾンビなどを倒していきます。一方で、プレイヤーの姿が見えるシューティングゲームは、Third-Person Shooter(サードパーソン・シューティングゲーム)といいます。バトルフィールドなどが代表的なタイトルです。
First-Person Shooterの略で、一人称視点で行うシューティングゲームのことです。画面内に表示されるのは操作するキャラクターの手や武器・道具のみで、ゾンビなどを倒していきます。一方で、プレイヤーの姿が見えるシューティングゲームは、Third-Person Shooter(サードパーソン・シューティングゲーム)といいます。バトルフィールドなどが代表的なタイトルです。
MMORPG:
Massively Multiplayer Online Role-Playing Gameの略で、大規模多人数同時参加型オンラインRPGゲームのことです。数百から数千人の人がゲーム空間内に集まり、参加者同士で相談や協力をしながらRPGゲームを進めていきます。日本では『ファイナルファンタジーXI』などにMMORPGのサービスが導入されました。
Massively Multiplayer Online Role-Playing Gameの略で、大規模多人数同時参加型オンラインRPGゲームのことです。数百から数千人の人がゲーム空間内に集まり、参加者同士で相談や協力をしながらRPGゲームを進めていきます。日本では『ファイナルファンタジーXI』などにMMORPGのサービスが導入されました。
VR:
馴染みのある方も多いとは思いますが、VRとはVirtual Reality、つまり仮想現実のことです。ヘッドセットを用いながら、360度に広がる仮想空間を体験します。現在は、スポーツゲームやシューティングゲームの領域のVRゲームが主に登場しています。
馴染みのある方も多いとは思いますが、VRとはVirtual Reality、つまり仮想現実のことです。ヘッドセットを用いながら、360度に広がる仮想空間を体験します。現在は、スポーツゲームやシューティングゲームの領域のVRゲームが主に登場しています。
e-sports:
electric sportsの略で、ゲームで「競技」として対戦を行うことを指します。スポーツだけではなく、パズルゲームやシューティングゲームなどもe-sportsに含まれています。
electric sportsの略で、ゲームで「競技」として対戦を行うことを指します。スポーツだけではなく、パズルゲームやシューティングゲームなどもe-sportsに含まれています。
DApps:
Dexentralized Applicationの略で、ブロックチェーンを利用し、中央管理者を立てずに参加者同士で管理する仕組みの分散型アプリケーションのことです。PROJECT XENOなどがDAppsゲームとして知られています。ゲームのなかでは、仮想通貨を用い、ゲーム空間内の土地の売買やアイテムの取引を行います。
Dexentralized Applicationの略で、ブロックチェーンを利用し、中央管理者を立てずに参加者同士で管理する仕組みの分散型アプリケーションのことです。PROJECT XENOなどがDAppsゲームとして知られています。ゲームのなかでは、仮想通貨を用い、ゲーム空間内の土地の売買やアイテムの取引を行います。
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【社会人の所属企業一覧(一部)】
任天堂、SONY、バンダイナムコ、セガ、コナミ、DeNA、グリー、サイバーエージェント、コロプラ、アカツキ、Klab、マイネットなど