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印刷業界を象徴する、印刷機の画像です。

【業界研究】印刷業界の現状・課題と今後の動向

意外と知られていない、印刷業界の事業。この記事では印刷業界の事業について分かりやすく解説します。実は新しいことにたくさん挑戦している業界です。正しく把握して、業界研究に役立ててください。

2018.01.10

印刷業界を象徴する、印刷機の画像です。

はじめに

皆さんは印刷業界と聞いてどのような仕事を思い浮かべますか?多くの人が紙とインクを思い浮かべたかもしれませんが、印刷会社の仕事はそれだけではありません。印刷業界は時代の流れに即して変化し続けているのです。この記事ではあまり知られていない印刷業界の構造について分かりやすく解説します。正しく把握して印刷業界への理解を深めましょう。

イメージ通り?伝統的な印刷業界の事業

印刷業界が伝統的に担ってきた事業は出版印刷と商業印刷です。そのいずれも担う規模の大きな印刷会社を一般的に総合印刷会社と呼びます。しかし、ほとんどの印刷会社は出版印刷か商業印刷、いずれかの分野に力を持っていると言えるでしょう。

出版印刷

出版印刷の構造図です。出版印刷は、出版社や新聞社などが発行する商業出版物、つまりコミックや単行本といった書籍や雑誌、また地図、教科書、学習参考書などを扱う印刷です。出版社から発注を受け、印刷、加工、製本を行い、その際には紙の種類やサイズ、色使い、そして製本方式などを要望に合わせて提案します。それらの過程を経た後、取次、書店を介して読者のもとに本が届くのです。出版印刷を主に取り扱う印刷会社は出版印刷会社と呼ばれます。

商業印刷

商業印刷の構造図です。‌一般企業の事業に用いられる印刷物を扱うのが商業印刷です。商業印刷は大きく宣伝用印刷と業務用印刷の2つに分かれます。宣伝印刷はチラシやパンフレットのように販売促進のための製品です。業務用印刷ではカタログ、社内広報、名簿など社内業務やコミュニケーションに用いられる製品を扱います。印刷会社は企画段階からチラシに関わり、デザインやマーケティング、ブランディングにまでその業務範囲は及びます。そこから、印刷し発送の段階までサポートし、在庫管理まで行う場合もあるなど、総合的にサポートする役割を担っているといえるでしょう。

印刷業界の新たな事業

ここまで伝統的な印刷業界の事業を説明してきました。しかし、紙媒体の市場はインターネットの普及などの影響によって縮小傾向にあります。そのため、多くの印刷会社がデジタル化を進め、新たな事業を展開しています。ここでは、印刷会社が新たに注力している事業を解説します。

情報コミュニケーション事業

ビジネスフォームやITを駆使した販促システム、また電子書籍事業などが含まれます。具体的には、DM(ダイレクトメッセージ)の受注だけでなく、入力から印刷、さらには顧客のデータ管理といった企業のアウトソーシング業務を一括して請け負っています。この背景には戦略的なアウトソーシングが一般化したことがあります。印刷という単体のサービスだけでなく前後に発生する業務も印刷会社が請け負うことで、顧客はより自社の業務に集中することが可能です。経営の合理化が進められていく中で、アウトソーシングの一括受託は非常にニーズが高まりました。
‌また、印刷会社が積極的に乗り出している事業に電子書籍事業があります。紙媒体の市場が縮小傾向の中でも、電子書籍は成長市場。大手印刷会社が書店を傘下に収めるなど積極的な進出が見られ、今後の主力事業となることが期待されています。

生活・産業事業

これは包装紙やパッケージ、壁紙、床材などを扱う事業です。パッケージは医療や食品、産業資材にまで幅広く展開し、壁紙や床材も印刷で培ってきた技術を応用して傷のつきにくい製品を販売するなど売り上げを伸ばしています。生活・産業事業は大手印刷会社の売上の約4分の1を占め、収益の柱として成長していると言えるでしょう。

エレクトロニクス事業

大手印刷会社ではディスプレイや半導体の部品を取り扱っています。具体的には液晶カラーフィルターや光学フィルム、タッチセンサーなどが扱っている製品です。これらは一見、印刷会社とはかかわりのない事業と思われがちですが、印刷で培われた技術が応用されています。

今後どうなる?印刷業界の展望

先ほどから述べている通り、伝統的な印刷事業は、出版業界の不振やチラシ需要の減少に伴って縮小しており、印刷各社はデジタル化などの対応を進めています。銀行のキャッシュカードや高速道路で用いられるETCカードといった各種ICカードの製造を担っているのも印刷会社です。
また、積極的に多角化を進めているのが大日本印刷と凸版印刷の業界大手2社。印刷で培った技術をパッケージや液晶ディスプレイに応用するほか、マーケティングやプロモーションのデータ管理システム、さらにメディア運営や電子書籍事業など幅広く事業を展開しています。紙媒体が縮小する中で、デジタル化の波にどこまで対応できるかがカギになるといえるでしょう。

さいごに

ここまで印刷業界についてお話してきました。事業が多角化している印刷業界。初めて知ったこともあるのではないでしょうか?しかし、さらに深く知るためには、印刷業界で働く人に話を聞くのが最も効果的です。そんな時におすすめしたいのがMatcher(マッチャ―)
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