面接で回答する「将来の夢」がない就活生へ!例文とコツを紹介します

2025/05/27
面接でよくある質問
面接対策
志望動機の例文
志望動機の書き方
目次
1.
‌企業が将来の夢を聞く理由
2.
‌将来の夢を伝えるときの基本の流れ
3.
Matcherを使って面接練習をしよう!
4.
‌【3選】面接で「将来の夢」を伝えるときの注意点
5.
【職種別】将来の夢を聞かれた場合の回答例文
6.
【業界別】将来の夢を聞かれた場合の回答例文
7.
「将来の夢」を答える時の3つのNG回答
8.
将来の夢がない時の対処法
9.
MatcherでOB訪問をして「受かる将来の夢」を作ろう!
10.
おわりに
「あなたの将来の夢は何ですか?」‌
‌就活の面接では、将来の夢を度々聞かれます。あなたは、この質問に対してどのように回答しますか?大学生になると将来について考える機会も少なく、「将来の夢なんてない!」といった人も多いのではないでしょうか?将来の夢に関する質問は、企業とみなさんの相性を確かめるための質問です。適切な答え方ができるよう、準備をしたいところです。
‌この記事では、面接で将来の夢を聞かれたときの適切な答え方について説明します。伝える時の流れ、将来の夢がない方に向けての解決法なども解説していきます。面接本番での受け答えの参考になれば幸いです。

‌企業が将来の夢を聞く理由

面接では、質問の意図は何か考え、その意図に沿った回答をすることが重要です。面接官が将来の夢を聞く理由には、次のようなものが挙げられます。
▼面接官が将来の夢を聞く理由
①方向性が合っているか知るため
②適性があるか見極めるため
③キャリアプランがしっかりしているか確認するため
④成長意欲があるか知るため
⑤入社してもらうことで自社にメリットがあるか見極めるため

以下で、詳しく解説していきます。

①方向性が企業とマッチしているか知るため‌

企業は、みなさんの将来の夢が企業の中で実現できるか否かで相性の良し悪しを判断しています。言い換えれば、将来の夢と企業でできることが一致すれば、自社とマッチしていると判断してもらえるのです。従って、将来の夢は企業の事業と関連のあるものを伝えるようにしましょう。

‌NGな将来の夢の回答例として、「私の将来の夢は、立派なマイホームを持つことです。」が挙げられます。このようなプライベートなものも将来の夢ではありますが、企業が自社との相性を測るものにはなり得ません。
一方で、「私の将来の夢は、ITの力で人々の暮らしを便利にすることです」といったふうに企業の仕事と関係のある夢を伝えることで、「この人は自社の方向性と合っている」と思ってもらいやすくなります。

‌企業の意図を踏まえた回答を伝えるように心がけましょう!

②適性があるか見極めるため

企業はズバリ「自社で叶えられる夢」をもっているのかを確認するため、将来の夢を聞いています。
自社で叶えられる夢であれば、企業が求める職務要件を満たしている、もしくはその可能性が将来的に期待できる人材であるという判断ができます。つまり、その夢が自社で叶えられないのであれば、「適性が低い」と判断できるわけです。
適正の有無は、採用する上で非常に重要です。適性が低い人材を採用してしまうと、早期退職に繋がり得ないため、人事が一番大切にしているポイントでもあります。

③キャリアプランが考えられているか確認するため

企業側は、学生が将来の夢を実現するためにどのようなキャリアプランを描いているかを知り、それが自社の環境で実現できるものかどうか確認しようとしています。
そのため、面接で将来の夢を聞かれる準備で、キャリアプランを考えることが必須となってきます。また、キャリアプランを描くためには、企業分析を通して、志望企業がおこなっている事業や業務を理解しておく必要があります。

企業分析については、以下の記事で詳しく解説しています。志望企業の理解を進め、より良いキャリアプランを描きましょう!

④成長意欲があるか知るため

企業にとって採用は、将来の成長に期待しての投資でもあります。即戦力ではない新卒を育てるのは、時間もコストもかかるため、「この人は入社後にどれだけ伸びてくれるか」という点は選考で非常に重視されるポイントです。また、「将来の夢」の質問はこの点を把握するためによく用いられます。
したがって、回答する際には、自分自身を成長させたいという意欲をしっかりと伝えることが求められます。向上心の高さを伝えられる前向きな将来の夢を設定しましょう。

⑤入社してもらうことで自社にメリットがあるのか見極めるため

企業側は、自社にメリットをもたらしてくれる学生に入社して欲しいと考えています。そのため、「将来の夢」を聞いた際には、面接官はその夢が自社にメリットがあるものかどうかという点に注目しています。

「安定した暮らしを送りたい」といった夢では、企業にとってメリットはなく、入社してもらう意味がなくなってしまいます。例えば、「生活を豊かにする製品を開発できる人材になりたい」のように、企業側にもメリットのある将来の夢を設定しましょう。
このように、企業が面接で将来の夢を聞くのには、理由があることが分かりましたね。将来の夢についての質問は、面接官にとって重要な評価ポイントで、しっかり準備をして面接に挑むことが大切です。

‌将来の夢を伝えるときの基本の流れ

ここでは、例文の前に、‌将来の夢を伝える時の伝え方ついて見ていきましょう。

▼将来の夢を伝えるときの基本の流れ
①結論
②きっかけ
③企業で夢を実現できる理由
‌‌将来の夢を伝えるときは、①結論、②きっかけ、③企業で夢を実現できる理由 の3つの項目を意識するのがおすすめです。1つひとつ解説していきます。

‌‌①結論(私の将来の夢は〇〇です)

物事を伝えるときは結論から。これは、将来の夢に限ったことではありません。結論を先に持ってくることで、後に続く説明が理解しやすくなります。
‌将来の夢を伝える際にも、「私の将来の夢は○○です」といったかたちで、結論から入るようにしてください。

‌‌②将来の夢を持つようになったきっかけ

将来の夢を端的に伝えたら、次はその夢を持つようになったきっかけを伝えます。この部分では、自分の過去の経験を踏まえて説明するのが良いでしょう。
‌・自分の将来の夢を持つことになった経験
‌・心に残っているエピソード
‌・それを受けて思うようになったこと
‌上記のようなまとまりを意識すると、将来の夢を持つきっかけがストーリーとして伝わりやすいです。

‌‌‌③企業で夢を実現できる理由

最後は、企業で将来の夢を実現できる理由です。自分のやりたいことがなぜその企業で実現できるのかを的確に説明することで、企業への熱意を伝えることができます。自分の将来の夢を実現できる理由を的確に伝えるためには、企業への理解が欠かせません。
‌採用ページを眺めるのに留まらず、説明会やOB・OG訪問を通して、積極的に情報収集をするようにしましょう。

将来の夢に限らず、他の質問に関しても質問の意図を理解することで、面接官に好印象を与えることができます。下記の記事では、新卒の就活でよく聞かれる質問とその意図を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

面接の質問集25選!新卒の就活で聞かれる質問とその意図をご紹介!

Matcherを使って面接練習をしよう!

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‌【3選】面接で「将来の夢」を伝えるときの注意点

ここでは、面接で「将来の夢」について回答する際に注意しておきたいこととして以下のようなものが挙げられます。

▼「将来の夢」を伝える際の注意点
①志望企業でなければならない理由を考える
②志望動機と一貫性を持たせる
③志望企業で実現可能な夢にする

以下で詳しく解説します。面接前に見返して、より良い「将来の夢」についての回答ができるように対策しましょう。

①志望企業でなければならない理由を考える

面接では、一つの質問から深掘りされることが多くあります。
「将来の夢」の質問に関しても同様です。

この質問では、深掘りされると「その夢を実現するために、弊社でなければならない理由はなんですか?」といったふうに聞かれることが多々あります。この問いかけに対して、的確に答えられないと志望度が低いと評価されてしまいます。

事前にきちんと準備しておき、深掘りされても大丈夫な状態にしておきましょう!

②志望動機と一貫性を持たせる

「将来の夢」に関する質問に答える際は、志望動機との一貫性があるかどうかが重要なポイントになります。どんなに良い将来の夢があったとしても、志望動機とのつながりが感じられなければ、説得力に欠けてしまいます。

夢の実現のために、志望企業のどのような特徴が活かせるかを言語化し、志望動機との一貫性を持たせましょう。

③志望企業で実現可能な夢にする

「将来の夢」を考える際は、その夢を志望企業で実現可能なものかどうかを確認しましょう。実現可能でないものにしてしまうと、面接官にミスマッチとみなされてしまう可能性があります。

例えば、国内にしか拠点を持っていない企業を受けているのに将来の夢を「海外での活躍」としていたら、面接官は「うちには合っていない人材だな」と感じてしまいます。

このような事態を避けるために、企業研究をしっかり行った上で将来の夢が実現可能かどうかについて考えましょう。

【職種別】将来の夢を聞かれた場合の回答例文

ここでは、「将来の夢」を聞かれた際の回答例文を職種別に紹介していきます。自分の志望職種の例文を参考にしてみましょう!

【営業職】将来の夢の回答例文

将来の夢は、お客様にとって「最も信頼できるビジネスパートナー」と呼ばれる営業になることです。
この夢を持つようになったきっかけは、大学時代に参加したインターンシップで、ある営業担当の方の仕事ぶりに感銘を受けた経験です。売ることにとどまらず、相手の課題に真摯に向き合い、長期的な信頼関係を築いている姿に「営業の価値は“人”にある」と感じ、自分もそうなりたいと強く思うようになりました。
貴社では、単にモノを売るのではなく、顧客ごとの課題に合わせた提案営業を大切にしている点や、若手のうちから裁量を持って顧客と向き合える環境があることに魅力を感じています。そうした環境の中で経験を積み、信頼される営業として成長していくことで、自分の夢を実現できると確信しています。

【技術職】将来の夢の回答例文

将来の夢は、自分の手がけた技術で誰かの役に立つ製品やサービスを生み出すことです。
 この夢を持つようになったきっかけは、大学の授業でチームを組んで製品の試作に取り組んだ経験です。自分たちのアイデアが形になり、実際に「使いやすいね」と言ってもらえたときに、大きなやりがいを感じました。そこから、「技術で人の役に立ちたい」という想いが明確になりました。
貴社は、技術を通じて社会や生活の課題に向き合い、使う人のことを大切にしたモノづくりを行っている点に魅力を感じています。また、若手のうちから設計や開発に関われる環境があるため、地道にスキルを磨きながら、自分の夢に一歩ずつ近づいていけると考えています。

【総合職】将来の夢の回答例文

‌将来の夢は、世の中に大きなインパクト与えられるような、市場価値の高いビジネスパーソンになることです。
私は、大学入学当初から「社会人になったら、突き抜けた存在になりたい」という強い願望がありました。そのため、ビジネスコンテストに参加したり、社会人として活躍されている、OBOGの方々に会って話を聞くなどして、常に自分自身の人生におけるビジョンやキャリアを模索し、学生生活を送っています。
御社は、〇〇や××など、世の中に大きなインパクトを与えるサービスを幾度となく生み出してきました。そんな環境に身をおくことで、自分の夢に近づくと共に、御社の今後の発展にも大きく貢献できるような人材となるべく、精進していきたいと考えています。

【業界別】将来の夢を聞かれた場合の回答例文

ここでは、「将来の夢」を聞かれた際の回答例文を業界別に紹介していきます。自分の志望業界の例文を参考にしてみましょう!

【製造業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、ものづくりを通じて、多くの人の生活を支える製品を世の中に送り出すことです。
この夢を持つようになったきっかけは、高校時代に工場見学に行った際、身近な製品が精密な工程を経て作られているのを見て感動したことです。自分も将来、誰かの当たり前の毎日を支える「縁の下の力持ち」のような存在になりたいと思うようになりました。

貴社は、長年にわたって品質にこだわり続け、多くの人の生活や産業を支える製品を生み出している企業だと理解しています。そうした環境で、技術を一つひとつ学びながら、自分の手で人の生活を支える製品をつくり出すという夢を実現したいと考えています。

【コンサルティング業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、クライアントの課題に本質から向き合い、信頼されるパートナーとして価値を提供できるコンサルタントになることです。
この夢を持つようになったきっかけは、大学で経営戦略に関するゼミに所属し、実在する企業の課題をもとに改善案を考える機会があったことです。表面的な情報だけでなく、根本的な原因に目を向け、構造的に解決策を考えるプロセスに強くやりがいを感じました。自分の思考や行動が、誰かの意思決定や前進につながることに魅力を感じました。

貴社は、目の前の課題を超えて中長期的な企業成長にまで踏み込む支援を行っており、単なる提案にとどまらない価値提供を重視していると理解しています。また、若手のうちから裁量を持ってプロジェクトに関わる環境が整っている点にも魅力を感じています。こうした環境の中で、自分自身の思考力と行動力を磨きながら、夢に近づいていけると考えています。

【飲食業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、食を通じて人々に笑顔と安心を届けられるサービスをつくることです。
 この夢を持つようになったきっかけは、学生時代に飲食店でアルバイトをした経験です。常連のお客様から「ここの接客や料理に元気をもらってるよ」と声をかけていただいたとき、食には単にお腹を満たす以上の力があることを実感しました。自分も、そんな心の通った場をつくれる人になりたいと思うようになりました。
貴社は、食の品質だけでなく、サービスや空間づくりまで大切にしており、「また来たい」と思っていただける体験を提供していると感じています。また、現場からキャリアを積み上げ、店舗運営やメニュー開発など幅広くチャレンジできる環境がある点にも魅力を感じました。そうした環境で経験を重ねながら、自分の夢を一歩ずつ形にしていきたいと考えています。

【不動産業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、お客様一人ひとりに最適な住まいを提案し、安心して暮らせる環境をつくる不動産のプロになることです。
この夢を持つようになったきっかけは、アルバイトで不動産会社の営業補助を経験したことです。お客様の相談に耳を傾け、希望に合った物件を探す過程で、お客様が喜ぶ姿を間近で見て、住まいを通じて人の生活を支える仕事のやりがいの大きさを実感しました。
貴社は地域に根ざし、多様な物件情報を活かしてお客様に寄り添った提案を行っていると伺っています。実務経験を積みながら幅広い知識と対応力を身につけ、夢である「お客様に最適な提案ができる不動産のプロ」になるために成長できる環境だと確信しています。

【IT業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、IT技術を活用して、多くの人の日常を便利で快適にするサービスを開発することです。
この夢を持つようになったきっかけは、大学のプログラミングの授業で、自分で簡単なアプリを作った経験です。その時に、自分の作ったものが実際に動き、多くの人の役に立つ可能性を感じ、とても魅力を感じました。

貴社は多様な分野でのシステム開発やサービス提供を通じて、社会課題の解決に取り組んでいると知り、非常に魅かれています。また、若手にもチャレンジできる環境が整っているため、技術力を高めながら夢を実現していけると確信しています。

【通信業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、最新の通信技術を活用して、人々の生活や社会をつなげ、より便利で豊かな社会をつくることです。
この夢を持つきっかけは、スマートフォンやインターネットが普及する中で、離れた家族や友人といつでも簡単に繋がれる便利さを実感したことです。こうした技術の裏側で働き、多くの人の暮らしを支えたいと強く思うようになりました。

貴社は国内外で先進的な通信サービスを提供しており、新しい技術の開発や導入にも積極的に取り組んでいます。若手にも挑戦の場が与えられ、幅広い業務を経験できる環境があるため、自分の成長と夢の実現につながると確信しています。

【商社業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、世界と日本をつなぎ、多くの人や産業を支えるビジネスを生み出すことです。
この夢を持つようになったきっかけは、大学時代に参加した海外インターンシップで、日本の製品や技術に対する関心の高さを目の当たりにした経験です。「良いものがあっても、それを必要とする場所に届けなければ価値は広がらない」と実感し、国や業界を超えて価値を届ける仕事に魅力を感じるようになりました。

貴社は、多様な分野でグローバルに事業を展開し、単なるモノの仲介にとどまらず、新たなビジネスや価値を生み出している点に惹かれました。自分自身も広い視野と行動力を身につけ、ビジネスを通じて夢を実現していきたいと考えています。

【金融業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、金融という社会の基盤を支える仕組みを通じて、人や企業の挑戦を支援し、持続的な社会の発展に貢献することです。
 この夢を持つようになったきっかけは、大学で経済や金融について学ぶ中で、金融が単なる「お金のやりとり」ではなく、社会や経済の安定を下支えし、人々の未来を形づくる重要な役割を担っていることを知ったことです。特に、資金の流れや信用の創出が経済活動に与える影響の大きさに感銘を受けました。
貴社は、多様な金融商品やサービスを通じて、個人・法人・社会全体に価値を提供し続けており、まさに私が目指す「挑戦を支える金融の力」を実現できる環境だと感じています。私も一人ひとりの課題や目標に向き合い、長期的な視点で信頼を築ける金融のプロフェッショナルを目指していきたいと考えています。

【広告業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、人や企業の魅力を最大限に引き出し、世の中に新たな価値や気づきを提供できる広告をつくることです。
この夢を持ったきっかけは、ある広告を見て商品やブランドに興味を持ち、実際に自分の行動が変わった経験からです。「モノを売る」だけでなく、「心を動かす力」が広告にはあると感じ、そこに深く魅了されました。

貴社は、戦略立案からクリエイティブ、メディア展開に至るまで一貫して関われる環境があり、多くの人の感情や行動に影響を与える仕事ができると感じています。私も貴社の一員として、人と企業をつなぎ、社会にポジティブな変化を生む広告を生み出していきたいと考えています。

【食品業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、食を通じて人々の毎日をより豊かで幸せなものにすることです。
 この夢を持つようになったきっかけは、学生時代に一人暮らしを始め、忙しい中でも「おいしい食事」が心を満たしてくれることを実感したからです。食は人の心と体に直接影響を与える身近で大切な存在であり、誰かの日常を支えることができる価値の高い仕事だと感じました。
貴社は、多様な食品を通じて安心・安全で高品質な食を提供し続けており、人々の暮らしを根本から支えている企業だと感じています。私も貴社の一員として、食のチカラで毎日を少しでも前向きにできるような商品やサービスを届けていきたいと考えています。

【インフラ業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、社会の当たり前を支える仕事を通じて、人々の安心で快適な暮らしを守ることです。
この夢を持ったきっかけは、災害時にインフラが一時的に停止し、電気や水道といった日常の当たり前がどれほど大切な存在かを実感したことです。私たちが不自由なく生活できている背景には、インフラを支える多くの人の努力があると知り、自分もその一員として社会に貢献したいと思うようになりました。

貴社は、安定かつ高品質なインフラを提供し続け、日常と非常時のどちらにも強い社会基盤を支えている企業です。私も、貴社の一員として、安全で持続可能なインフラを提供し、人々の暮らしを守り続ける存在になりたいと考えています。

【サービス業界】将来の夢の回答例文

将来の夢は、お客様一人ひとりの満足と笑顔を生み出すことで、より良い社会づくりに貢献することです。
この夢を持ったきっかけは、アルバイト経験を通じて、お客様の「ありがとう」の言葉や笑顔が、自分にとって何よりのやりがいであると気づいたことです。サービスを提供することで、人の気持ちが明るくなり、日常が少し豊かになる瞬間に強い魅力を感じました。

貴社は、多様なサービスを通じて幅広いお客様のニーズに応え、信頼と満足を築いている企業です。私も貴社の一員として、お客様の期待を超えるサービスを提供し、多くの人々の生活をより豊かにする役割を果たしたいと考えています。

「将来の夢」を答える時の3つのNG回答

ここでは、将来の夢について答える時のNG回答を3つ紹介します。

▼「将来の夢」NG回答
①プライベートな夢
②のちに退職しそうな夢
③将来の夢がない

①プライベートな夢

例えば、高品質の製品でお客様を満足させるといった理念を持つ飲料名メーカーがあったとします。その面接で「マイホームを持ちたい」や「パイロットになって世界中を飛び回りたい」などという夢を語るのはNGです。

あまりにも、会社の理念とかけ離れているプライベートな夢だと、面接官はあなたが自社でどういった活躍をしてくれるのかイメージできません。夢の先に、その会社での活躍が見込めそうなものを選ぶようにしましょう。

②のちに退職しそうな夢

これは、ネガティブに捉えられる場合と、ポジティブな印象をもたれる場合の2パターンあります。

例えば「起業して社長になりたい」などの夢は、コストや時間をかけて育て上げても退職されてしまうのでは...と思われてしまうかもしれません。
しかし、短期で大きな利益を出したいベンチャー企業や、半数以上が転職を経験している外資系企業などは、「仕事に対するモチベーションが高い」や「大きく売上に貢献してくれそう」などとプラスの印象をもたれることが多いです。
自身が受ける企業の特色に応じて使い分けましょう。

③将来の夢がない

先述した通り、企業の面接における質問の意図は「将来の夢」を通じて、あなたを知ることです。その回答が「ありません」では、採用する上であなたを評価できなくなってしまいます。

また、将来の夢がないという回答は「目標設定能力が低そう」「自己分析ができていない」と思われる可能性もあるため、なるべく避けた方がいいでしょう。

もし現時点で夢がなければ、志望企業の理念やビジョンに関連した夢をつくることをおすすめします。
以下で、夢がない時の対処法について解説しているので、目を通してみましょう!

将来の夢がない時の対処法

‌前述した将来の夢のNG回答例として、「将来の夢がない」をご紹介しました。しかし、将来の夢が思いつかず、悩んでいる人も多いと思います。そこで、将来の夢がない人は、以下の方法で準備を進めましょう。

自己分析を行う

就活における自己分析とは、自分の特徴や長所、短所、価値観を把握して、自分の強さを見つけることです。

自己分析をすることで、自分の好みや得意なことが見つかり、仕事に繋げられる将来の夢が描きやすくなります。自己分析は、以下の方法で行うと良いでしょう。

▼【3選】自己分析の方法
①自分史
②モチベーショングラフ
③他己分析

以下で、詳しく解説していきます。

①自分史

自分史とは、物心のついた頃から現在までの、印象に残っている思い出や出来事を整理し、そこに共通している自分の価値観や強みなどを洗い出す方法です。

自分史のやり方は以下の4つのステップに分けられます。

▼自分史のやり方
①フォーマットを作成する
②過去の事実を洗い出す
③過去のエピソードの深堀りをする
④他人に見てもらう
自分史については、以下の記事で詳しく説明しているのでぜひ参考にしてみてください!

②モチベーショングラフ

モチベーショングラフとは、自分の過去の経験を時系列で振り返り、モチベーションの変動を可視化するグラフのことです。グラフを作成したら、モチベーションが高い時の共通点や傾向を見つけ、自分がどのような環境で力を発揮しやすいか考えましょう!

モチベーショングラフの書き方は以下の6つのステップに分けられます。

▼モチベーションの書き方
①縦軸(モチベーション)と横軸(年齢)の線を引く
②モチベーションに起因した事象を時期ごとに思い出す
③モチベーションの起伏を曲線のグラフで書き入れる
④時期ごとにどのような出来事があったかを記載する
⑤その出来事が起こったときの行動や感情を振り返る
⑥モチベーションの山と谷でどんな考えを持っていたか言語化する

詳しいモチベーショングラフの作成方法については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

③他己分析

他己分析とは、他の人に自分の印象や特徴を聞くことで、自己理解を深める方法です。この方法では、自己分析だけでは見えにくい一面を、他者の視点から明確にすることができます。

他己分析をする際に、絶対に聞いておきたい質問は以下の3つです。

▼他己分析の際に聞いておきたい質問
・「自分の長所はなにか?」
・「自分の短所はなにか?」
・「自分の第一印象はどうだったか?」

他己分析については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!

MatcherでOB訪問をして「受かる将来の夢」を作ろう!

将来の夢に関する質問を含め、企業にとってなぜ自分が必要な人材なのかをアピールする必要のある面接。その企業をよく知っている人に面接対策をしてもらうことで、効果的な回答を知ることができます。
‌一方で、誰にどうやって面接対策をお願いすればいいか分からないという方も少なくないはず。OB・OG訪問アプリ Matcherでは、すでに社会人が提示しているプランの中から自分のニーズに合ったものを選び、クリックするだけで簡単に日程を設定することができます!
面接官に高評価を得られる将来の夢」をはじめとする面接対策にもぜひ活用してください!
OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像
Matcherをオススメする5つの理由
・大手企業からベンチャー企業の社会人3.5万人が登録している!
・出身大学関係なく、OB・OG訪問できる!
・住んでいる地域に関係なく、オンラインでOB・OG訪問できる!
・ワンクリックで簡単にOB・OG訪問依頼できる!!
・あなたにマッチ度が高い企業のみから特別選考スカウトが届く!!

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おわりに

いかがだったでしょうか。この記事では、面接で使える「将来の夢」の例文や伝え方のポイントをご紹介しました。ただ夢を伝えるだけでなく、過去の体験も絡めた具体的なエピソードも言えるとより好印象を与えられます。ぜひ、この記事を参考に、面接に受かる将来の夢を作成してみてくださいね。


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