面接で回答する「将来の夢」がない就活生へ!例文とコツを紹介します
2023/09/20
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「あなたの将来の夢は何ですか?」
就活の面接では、将来の夢を度々聞かれます。みなさんはこの質問に対してどのように回答しますか?
内定をもらうことに精一杯になるあまり、自分の夢について考えて来なかった人もいるかもしれません。将来の夢に関する質問は、企業とみなさんの相性を確かめるための質問。適切な答え方ができるよう、準備をしたいところです。
この記事では、面接で将来の夢を聞かれたときの適切な答え方について説明します。
面接で評価される例文や、伝える時の流れ、将来の夢がない方に向けての解決法などを解説していきます。面接本番での受け答えの参考になれば幸いです。
面接で企業に将来の夢を聞かれる理由
面接では、質問の意図は何か考え、その意図に沿った回答をすることが重要です。
面接官が将来の夢を聞く理由には、次のようなものが挙げられます。これらを踏まえた上で回答をするよう、心がけてみてください。
①方向性が企業とマッチしているか
企業は、みなさんの将来の夢が企業の中で実現できるか否かで相性の良し悪しを判断しています。言い換えれば、将来の夢と企業でできることが一致すれば、自社とマッチしていると判断してもらえるのです。従って、将来の夢は企業の事業と関連のあるものを伝えるようにしましょう。
NGな将来の夢の回答例として、
「私の将来の夢は、立派なマイホームを持つことです。」
が挙げられます。
上記のようなプライベートなものも将来の夢ではありますが、企業が自社との相性を測るものにはなり得ません。企業の意図を踏まえた回答を伝えることが大切です。
②適性があるか
企業はズバリ「自社で叶えられる夢」をもっているのかを確認するため、将来の夢を聞いています。
自社で叶えられる夢であれば、企業が求める職務要件を満たしている、もしくはその可能性が将来的に期待できる人材であるという判断ができます。つまり、その夢が自社で叶えられないのであれば、「適性が低い」と判断できるわけです。
適正の有無は、採用する上で非常に重要です。適性が低い人材を採用してしまうと、早期退職に繋がり得ないため、人事が一番大切にしているポイントでもあります。
③キャリアプランが考えられているか
企業側は、学生の将来やりたいことと環境がマッチしているのかを確認するために、将来の夢を聞きます。
夢を実現させるための、具体的なビジョンやアクションが明確になってるということはつまり、キャリアプランが立てられているということです。会社のことをちゃんと理解しているかどうか、将来の夢という名目で人事は確認しているのです。
そのため、面接で将来の夢を聞かれる準備で、キャリアプランを考えることが必須となってきます。
キャリアプランを描くためには、企業がおこなっている事業や業務を大前提、理解しておく必要があります。
このように、企業が面接で将来の夢を聞くのには、理由があることが分かりましたね。将来の夢についての質問は、面接官にとって重要な評価ポイントで、しっかり準備をして面接に挑むことが大切です。
将来の夢を伝えるときは、①結論、②きっかけ、③企業の3つの項目を意識するのがおすすめです。1つひとつ解説していきます。
将来の夢を伝えるときの基本の流れ
ここでは、例文の前に、将来の夢を伝える時の伝え方ついて見ていきましょう。
①結論(私の将来の夢は〇〇です)
物事を伝えるときは結論から。これは、将来の夢に限ったことではありません。結論を先に持ってくることで、後に続く説明が理解しやすくなります。
将来の夢を伝える際にも、「私の将来の夢は○○です」といったかたちで、結論から入るようにしてください。
②将来の夢を持つようになったきっかけ
将来の夢を端的に伝えたら、次はその夢を持つようになったきっかけを伝えます。この部分では、自分の過去の経験を踏まえて説明するのが良いでしょう。
・自分の将来の夢を持つことになった経験
・心に残っているエピソード
・それを受けて思うようになったこと
上記のようなまとまりを意識すると、将来の夢を持つきっかけがストーリーとして伝わりやすいです。
③企業で夢を実現できる理由
最後は、企業で将来の夢を実現できる理由です。自分のやりたいことがなぜその企業で実現できるのかを的確に説明することで、企業への熱意を伝えることができます。自分の将来の夢を実現できる理由を的確に伝えるためには、企業への理解が欠かせません。
採用ページを眺めるのに留まらず、説明会やOB・OG訪問を通して、積極的に情報収集をするようにしましょう。
採用ページを眺めるのに留まらず、説明会やOB・OG訪問を通して、積極的に情報収集をするようにしましょう。
将来の夢に限らず、他の質問に関しても、質問の意図を理解することで、面接官に好印象を与えることができます。下記の記事では、新卒の就活でよく聞かれる質問とその意図を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
【例文6選】将来の夢を聞かれた場合の回答例文
面接官に将来の夢を聞かれた場合の回答例文をご紹介します。
将来の夢について質問された時に意識するべきは、志望業界・職種にいかに自分が適しているのかをアピールすることです。
ここでご紹介する例文で、どのように自分の適性を面接官に伝えているのかをぜひ参考にしてみてください!
【不動産業界】の将来の夢の例文
私は、将来、弊社で地域コミュニティを考えた都市開発に携わり、人々を笑顔にしたいです。私は、幼い頃から街歩きが好きで、さまざまな建物や街並みに興味を持っていました。また、親戚や友人から不動産投資の話を聞く中で、不動産は人々の暮らしや社会に大きな影響を与えるものだということを知り、不動産業界に興味を持つようになりました。
大学のゼミで、私は地域コミュニティの現状と課題について学んでいました。しかし、近年では、人口減少や少子高齢化、都市化などの影響により、地域コミュニティの現状は大きく変化しています。そこで、私は地域のニーズを把握し、それらを解決するための不動産開発に携わりたいと考えています。様々な地域で都市開発に取り組んでいる貴社で、地域コミュニティを考えた都市開発に携わり、人々を笑顔にすることに貢献していきたいです。
【食品業界】の将来の夢の例文
私の将来の夢は、持続可能な食料システムの実現をすることです。私は、幼い頃から自然が好きで、生き物や植物に関心を持っていました。また、大学では食料問題や環境問題について学び、食料システムの持続可能性の重要性を認識しました。ゼミでは、農学を専攻して、食品加工や農業についての研究をし、知識を深めてきました。貴社は、食品ロスの削減に力を入れており、私の将来の夢を叶えることができる環境だと考えています。食料問題や環境問題は、私たちの生活に深く関わる重要な問題です。私は、貴社で、持続可能な食料システムの実現に貢献していきたいです。
【IT業界】の将来の夢の例文
私の将来の夢は、医療や福祉などの分野で、ITを活用し人々の生活をより豊かにすることです。貴社では、医療・介護支援を中心に、IT技術を導入したサービスを数多く展開しています。私は、幼い頃からパソコンやゲームに触れて育ち、ITの可能性に魅力を感じてきました。ITは、私たちの生活をより便利で豊かにする、大きな力を持っていると思います。将来は、御社で、ITを活用して、国境や文化を超えて人々がつながり合える世界を実現していきたいと考えています。そのために、まずはITの基礎をしっかりと身につけ、幅広い知識とスキルを身につけていきたいです。また、IT業界で働く先輩方から、多くのことを学び、成長していきたいと思っています。
【営業職】将来の夢の例文
私は営業マンとして、消費者が幸せになる商品やサービスで溢れる世界を作り、人々の暮らしを豊かにしたいと考えています。
大学時代に、小さい革製品工房でアルバイトをしていました。そこでは厳選された素材で、職人の方々が一つ一つ丁寧に作り上げる、とても上質な鞄や家具などが製造されています。しかし、近年の売上が中々上がらず、経営困難に陥っています。そこで私は、顧客のニーズを満たす商品を用意することができても、実際に顧客のニーズへ対応して商品を売り込まなければ、世の中に良い製品は出ていかないということに気づきました。
御社では、〇〇や××など素晴らしい製品が多数ある他、優秀な営業マンの方が多いです。そんな環境に身をおくことで、消費者が幸せになる商品やサービスで溢れる世界を作るべく、尽力していきたいと考えています。
【技術職】将来の夢の例文
私の将来の夢は、多くの人に喜んでもらえるWEBサービスを作ることです。
大学時代に、WEBサービスを運営している企業でアルバイトをしていました。サービス改善における企画に取り組むなかで、サービスを使ってくれている方から沢山の応援の声や感謝の声をいただき、自分の仕事にやりがいを感じるようになりました。その経験から、より多くの人の暮らしを支えるサービス開発を行いたいと考えるようになりました。
御社は、〇〇や☓☓など、沢山の人に愛されるサービスを開発してきました。また、早いうちからサービスの企画に取り組むことができる環境があることから、御社の事業に貢献することで、自分の夢に近づきたいと考えています。
【総合職】将来の夢の例文
世の中に大きなインパクト与えられるような、市場価値の高いビジネスパーソンになることです。
私は、大学入学当初から「社会人になったら、突き抜けた存在になりたい」という強い願望がありました。そのため、ビジネスコンテストに参加したり、社会人として活躍されている、OBOGの方々に会って話を聞くなどして、常に自分自身の人生におけるビジョンやキャリアを模索し、学生生活を送っています。
御社は、〇〇や××など、世の中に大きなインパクトを与えるサービスを幾度となく生み出してきました。そんな環境に身をおくことで、自分の夢に近づくと共に、御社の今後の発展にも大きく貢献できるような人材となるべく、精進していきたいと考えています。
面接対策をするならMatcher
「せっかく質問に対する回答を事前に考えてもテンパってうまく答えられない」
「面接する部屋ってだいたい無機質で怖いから焦っちゃう」
面接に備えるために事前準備しても、本番でその力が発揮できないこともあるかと思います。そこでオススメしたいのが、社会人と面接対策も行えるOB・OG訪問アプリ Matcher(マッチャー)。
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このようなプランを提示している社会人の方も多いです。ぜひ就活にご活用ください!
Matcherのことについて詳しく知りたい方、下記の記事を見てみてください。
面接で評価される将来の夢の2つの共通点
ここでは、面接で評価される将来の夢の共通点を2つ紹介します。
①その会社で実現が可能であるか
「その夢は自社で叶えられるのか」はとても重要です。先に述べた例で言うと「私の将来の夢は、立派なマイホームを持つことです」といった回答は会社で叶えられるような夢ではありません。
せっかく志望度が高い会社なのに、その人事から「うちじゃなくても実現できるね」などと思われてしまうのは、大きなハンディキャップとなってしまいます。
一方で「営業活動を通して多くの人に〇〇の魅力を知ってほしい」「〇〇に役立つような商品開発に貢献したい」といった夢は、業務範囲内で実現可能ですよね。
このような将来の夢を提示することで、この会社に入ることがこの子の幸せに繋がるかもしれない、と面接官に思わせましょう。
②会社にメリットがあるか
「会社にもメリットがある夢であること」も非常に重要です。
極端な例をあげると、エンジニア採用の面接で将来の夢を聞かれた時に「マーケティングにおけるプロフェッショナルになる」という回答は面接官に響かなそうですよね。この回答は、「会社で実現可能な夢」ではないと同時に、アプリのシステムを改善できる人員を増やしたいというような「会社のメリット」にも当てはまっていません。
もしエンジニア採用を行っている企業の面接を受けるのであれば「技術を最大限活用しながら、豊かな社会になるための貢献がしたい」という将来の夢を回答するのが良いでしょう。
なぜなら「この人なら熱心にプログラミングの勉強をして技術を高め、うちの会社に貢献してくれそうだ」というメリットが明確に提示されているからです。
なぜなら「この人なら熱心にプログラミングの勉強をして技術を高め、うちの会社に貢献してくれそうだ」というメリットが明確に提示されているからです。
面接において全ての質問は自己PRの機会だと考えましょう。効果的な「将来の夢」を答えることで、その業界や職種に対しての志望度や熱意を伝えることに繋がります。
これらを一つでも満たす夢を語ることができれば、会社もあなたを採用したくなるかもしれません。
将来的に、会社の売上に貢献できるようなポテンシャルを持つ夢になるからです!
「将来の夢」を答える時の3つのNG回答例
将来の夢について答える時のNG例を3つ紹介します。
・プライベートな夢
・のちに退職しそうな夢
・将来の夢がない
①プライベートな夢
例えば、高品質の製品でお客様を満足させるといった理念を持つ飲料名メーカーがあったとします。
その面接で「マイホームを持ちたい」や「パイロットになって世界中を飛び回りたい」などという夢を語るのはNGです。
あまりにも、会社の理念とかけ離れているプライベートな夢だと、面接官はあなたが自社でどういった活躍をしてくれるのかイメージできません。夢の先に、その会社での活躍が見込めそうなものを選ぶようにしましょう。
②のちに退職しそうな夢
これは、ネガティブに捉えられる場合と、ポジティブな印象をもたれる場合の2パターンあります。
例えば「起業して社長になりたい」などの夢は、コストや時間をかけて育て上げても退職されてしまうのでは...と思われてしまうかもしれません。
しかし、短期で大きな利益を出したいベンチャー企業や、半数以上が転職を経験している外資系企業などは、「仕事に対するモチベーションが高い」や「大きく売上に貢献してくれそう」などとプラスの印象をもたれることが多いです。
自身が受ける企業の特色に応じて使い分けましょう。
③将来の夢がない
先述した通り、企業の面接における質問の意図は「将来の夢」を通じて、あなたを知ることです。
その回答が「ありません」では、採用する上であなたを評価できなくなってしまいます。
また、将来の夢がないという回答は「目標設定能力が低そう」「自己分析ができていない」と思われる可能性もあるため、なるべく避けた方がいいでしょう。
もし現時点で夢がなければ、志望企業の理念やビジョンに関連した夢をつくることをおすすめします。
自分の過去の体験も絡めて、より具体的な夢にしていきましょう。
将来の夢がない時の対処法
前述した将来の夢のNG回答例で、「将来がない」と答えることと説明しました。しかし、将来の夢が思いつかず、悩んでいる人も多いと思います。そこで、将来の夢がない人は、以下の方法で準備を進めましょう。
自己分析を行う
就活における自己分析とは、自分の特徴や長所、短所、価値観を把握して、自分の強さを見つけることです。
自己分析をすることで、自分の好みや得意なことが見つかり、仕事に繋げられる将来の夢が描きやすくなります。自己分析は、以下の方法で行うと良いでしょう。
例)人と話すことが好き
→誰かの課題解決に貢献できた時に喜びを感じる
<営業を通してお客様の課題解決に貢献したい>
実際に分析していくことで、自分では意識していなかったことが、特技なんだと分かったり、やりたいことや向いている業界が見つかったりします。
有効な自己分析の方法はいくつかありますが、以下の記事で詳しく説明しています。
自分にあった自己分析をして、将来の夢のヒントを見つけていきましょう。
MatcherでOB訪問をして「受かる将来の夢」を作ろう!
将来の夢に関する質問を含め、企業にとってなぜ自分が必要な人材なのかをアピールする必要のある面接。その企業をよく知っている人に面接対策をしてもらうことで、効果的な回答を知ることができます。
一方で、誰にどうやって面接対策をお願いすればいいか分からないという方も少なくないはず。OB・OG訪問アプリ Matcherでは、すでに社会人が提示しているプランの中から自分のニーズに合ったものを選び、クリックするだけで簡単に日程を設定することができます!
「面接官に高評価を得られる将来の夢」をはじめとする面接対策にもぜひ活用してください!
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おわりに
いかがだったでしょうか。この記事では、面接で使える「将来の夢」の例文や伝え方のポイント・コツなどを紹介しました。ただ夢を伝えるだけでなく、過去の体験も絡めた具体的なエピソードも言えるとより好印象を与えられます。
ぜひ、この記事を参考に、面接に受かる将来の夢を作成してみてくださいね。
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