就活でのGPAの影響は?重視する企業&平均より低い場合の対処方法

2026/05/20
就活準備
ES対策
著者
Matcher編集部
OB・OG訪問サービス「Matcher」の編集チーム。就職活動やキャリア選択に関する情報を、学生の視点に立ってわかりやすく発信。Matcherの運営を通じて蓄積した知見をもとに、自己分析、業界研究、企業研究、ES・面接対策など、就職活動に役立つコンテンツを企画・制作する。
監修
西川 晃平
Matcher株式会社代表取締役。OB・OG訪問サービス「Matcher」の立ち上げおよび運営を担う。就職活動における情報格差・機会格差の解消を目指し、学生が社会人に気軽に相談できる仕組みを構築。自身も学生からの就職活動相談に応じ、自己分析、ES添削、面接対策、キャリア選択など幅広い領域で支援を行う。
目次
1.
GPAとは?平均値と算出方法
2.
GPAの就活への影響
3.
GPAの就活への影響が低い理由
4.
GPAを企業が重視する際の理由
5.
GPAの就活への影響力が大きいケース
6.
GPAの影響が大きい有名企業
7.
【GPA2.4以下の人向け】面接で企業に成績を聞かれた時の対処方法
8.
【GPA2.4以下の人向け】面接で企業に成績を聞かれた時の回答例
9.
‌【GPAが高い人向け】平均以上のGPAをアピールするメリット
10.
【GPAが高い人向け】面接で企業に成績をアピールする方法
11.
GPAに関するよくある疑問
12.
就活の悩み事を相談するならMatcher‌
13.
GPAが就活に与える影響を理解したあとは対策を始めよう

就活をしていると、「GPAは就活に影響するの?」という疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。特にGPAが低い場合、「この成績で内定をもらえるのだろうか?」と不安に感じることもあるでしょう。


本記事では、GPAが就活に与える影響を徹底解説します。さらに、GPAが低い方に向けて、面接でGPAについて質問された際に面接官によい印象を与える回答方法も紹介しています。


ぜひこの記事を読んでGPAに対する不安を解消し、自信を持って選考に臨みましょう!

GPAとは?平均値と算出方法

GPA(Grade Point Average)とは、履修した科目ごとの成績を数値化して算出される学生の成績指標のことです。

アメリカの大学や高校で広く使われており、最近では日本の大学で導入されることも一般的になりました。


大学の成績証明書にはGPAが記載されており、自分の成績が学科内でどの程度か、立ち位置を把握するのに役立ちます。


そこで、まずは大学生のGPAの平均値を確認し、平均値と自分の成績を比較することで、就活への影響を客観的に把握しましょう!

GPAの平均 

GPAの平均値は一般的に2.4〜2.8とされています。以下の表は、GPAの数値に対する評価を段階的に示したものです。

GPAの平均 2.4~2.8は平均
GPAが2.9以上であれば「GPAが高い」と評価され、2.3以下であれば「GPAが低い」と見られる場合が多いでしょう。しかし、所属大学や学部・学科によって単位取得の難易度が異なるため、GPAの良し悪しに一喜一憂しすぎないようにしましょう。

GPAの算出方法

GPAは以下のような手順で算出されています。

GPAを算出する手順

‌① 成績にポイント(GP)をつける

② 各科目ごとに「GP×単位数」を計算し、すべてを合計する

③ ②で出した合計値を、履修したすべての授業の単位数の合計で割る

GPAを算出するためには、まず各履修科目のGP(Grade Point)を決定する必要があります。GPとは、その科目の成績に対応する数値で、多くの大学は5段階評価を用いています。


例えば、90点以上の科目はS評価でGPが4、80~89点ならA評価でGPが3といったように、それぞれの成績に対応したGPが割り当てられます。


点数とGPの対応表

点数とGPの対応表

各授業のGPに単位数をかけ合わせ、その合計をすべての授業の単位数で割ると、GPAが出てきます。

GPAの計算式

‌下の表は、Aさんが履修した5科目の成績評価・GP・単位数・総GPをまとめたものです。

▼GPAの計算例

GPAの計算例

GPAは「GP×単位数の合計値(=21)」を「履修科目の単位数の合計値(=9)」で割ります。

よって、21÷9=2.33・・・となり、AさんのGPAは2.33と算出されます。

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GPAの就活への影響

ここからは、GPAが就活にどの程度影響するのかについて詳しく解説します。

基本的には就活でGPAは重視されない

日本の企業では、GPAを採用基準として重視するケースは少ないのが現状です。影響力が全くないわけではありませんが、ほかの項目と比較するとGPAの就活への影響力はかなり低いといえるでしょう。

‌企業が新卒採用で重視する項目についての実際の調査では、「大学/大学院での成績」を重視すると答えた企業は13.5%でした。

‌以下のグラフを見てもわかる通り、企業側はGPAよりも「人柄(93.8%)」「自社への熱意(73.4%)」「今後の可能性(71.0%)」といった事柄を重視していることが分かります。
企業が新卒採用で重視する上位15項目。大学/大学院での成績を重視する企業は13.5%。‌また、「成績」を重視する企業のなかには、GPAではなく、これまでに履修した科目とその成績が見られる「履修履歴」を見ているケースも多く含まれます。これは、履修履歴から就活生の興味のある分野とその成績を把握し、応募業界や職種への興味と照らし合わせることができるためです。

‌以上のことから、成績全体の平均であるGPAが低いからといって就活で不利になるわけではないといえるでしょう。

‌【参考】就職みらい研究所『就職白書2026 データ集』

一部企業ではGPAが選考に影響する

‌ただ、一部の企業ではGPAが選考に影響することも事実です。

‌外資・大手を受ける場合

‌外資系や大手企業への就活では、GPAが重視される傾向があります。GPAがもともと海外で普及している制度ということもあり、ひとつの選考材料として見ている企業も多いです。

‌エントリー段階で成績表の提出やGPAの記入を求められることもあり、成績が一定水準を満たしているかが確認されます。また、就活生からの応募が多い大手企業では、足切りのためにGPAが見られている場合があるようです。

‌学校推薦の場合

‌大学からの学校推薦で就職活動を行う場合、選考基準にGPAが含まれているケースがあります。実際に文部科学省が行なった調査によると、就職等の推薦基準としてGPAが有効活用されていることが分かります。

‌▼就職等の推薦基準としてのGPA活用の有効性
‌・有効……30.5%
‌・やや有効……31.6%
‌・あまり有効ではない……5.2%
‌・有効ではない……2.6%
‌・分からない……25.5%

‌特に理系では、大学での勉強がそのまま仕事に役立つ場合が多いため、大学や研究室と連携する企業にGPAが高く優秀な学生を推薦することがほとんどです。

‌【参考】文部科学省『国内大学のGPAの算定及び活用に係る 実態の把握に関する調査研究』

GPAの就活への影響が低い理由

基本的に就活でGPAが重視されない背景には、いくつかの理由があります。


GPAの就活への影響が低い理由

・所属大学や学部学科などにより評価基準が異なるため

・適性検査で学力を測るため

・学業以外に評価の重きを置いているため


それぞれ詳しく説明していきます。

所属大学や学部・学科などにより評価基準が異なるため

同じ学部・学科内であれば授業レベルはある程度共通していますが、学部や学科、そして大学が異なれば、履修科目や難易度も大きく変わります。

そのため、異なる大学や学部・学科に所属する就活生の学力を単純にGPAだけで比較することは難しいのです。

これが、一般的に企業が大学の成績をそれほど重視しない理由といえるでしょう。

適性検査で学力を測るため

多くの企業はGPAの代わりに、適性検査を利用して就活生の学力を判断しています。

適性検査では、全ての学生が同じテストを受けるため、学力を公平に評価することができます。また、認知能力や問題解決能力など、学生の特定のスキルを詳しく把握できるため、GPAよりも適性検査を重視する企業が多いのでしょう。

実際、上で見た「企業が新卒採用で重視する項目」では、大学/大学院での成績を重視する企業は13.5%でしたが、能力適性検査の結果を重視する企業は30.7%あります。15%以上の差があることからも、企業はGPAよりも能力適性検査を重視していることがわかります。

学業以外に評価の重きを置いているため

面接での頻出質問に「学生時代に力を入れたこと」があるように、新卒の採用面接では、今までの課外活動経験や人柄、性格などを総合的に評価し、合否を決めています

大学で勉強した内容が直接的に志望企業の業務で生かされる場合が少ないため、学業ではなく、他の観点から評価しているのです。

GPAを企業が重視する際の理由

先ほど企業が重視しない理由について見ていきましたが、ここではGPAを重視する場合の理由についてご紹介していきます。

GPAを企業が重視する場合の理由
・専門性の高い仕事への適性を確認するため
・継続力や真面目さを測るため
・基礎学力や思考力があるかを知るため
・学業以外の活動とのバランスを見るため
・卒業見込みを把握するため

それぞれの理由について見ていきましょう。

専門性の高い仕事への適性を確認するため

大学や大学院で学んだ知識がそのまま業務に役立つ場合、学部や学科で専攻した分野に対する理解度を測るためにGPAが見られることがあります。

例えば、法律系の仕事を選ぶのであれば法学部で学んだことが、建築系の仕事であれば建築学部、また、研究職系の仕事であればその分野の知識が業務に直結します。

このように専門性の高い職種に応募する際は、大学や大学院でどのようなことを学び、どれくらいの成績だったのかを評価される可能性が高いです。

継続力や真面目さを測るため

GPAが高いと、継続力や真面目さがあると評価されます。

学業に励むことは学生の本分です。そのため、自分がやるべきことに対して責任感をもって真面目に取り組めるタイプかどうかが、GPAを見ることによってある程度測ることができます。

また、高いGPAを取得するには、授業を休まずに出席し、課題を出し、試験で高い成績を取る必要があります。これらをきちんと行える継続力があることも、評価の対象となるようです。

基礎学力や思考力があるかを知るため

GPAの高さから、基礎学力や思考力があると読み取ることもできます。

大学の授業の内容をしっかりと理解でき、高評価を得られているということは、基礎学力に加え、論理的に物事を考えられる思考力があるということです。

このように考える力をもった学生は、たとえ入社後に障壁にぶつかったとしても、何が問題かを自分で考え、解決策を導き出す可能性が高いと評価されます。

学業以外の活動とのバランスを見るため

就職活動では、アルバイトや学生団体、サークル活動など、学業以外の活動も見られています。その上でGPAを確認し、どのようなバランスで学業に取り組んできたのかが評価されます。

GPAが極端に低いと「やりたいことしかできないタイプ」だと懸念されることも。また、GPAが高くても課外活動の履歴が全くないと「受動的なタイプ」という印象がついてしまう可能性もあります。

GPAの良し悪しだけではなく、それ以外の活動とのバランスで総合的に評価されることもあると覚えておきましょう。

卒業見込みを把握するため

大学によっては、GPAの目安数値に達しているかで卒業や進級が決まるところもあります。

内定を出したところで、学生が大学を卒業できなければ企業側には損失となってしまいます。確実に卒業見込みのある学生を採用するために、GPAを把握したい企業もあるようです。

GPAの就活への影響力が大きいケース

GPAの影響力が大きいケースは以下の5通りです。


GPAの影響力が大きいケース

①学校推薦を受けるとき

②GPA記載の成績証明書の提出を企業から求められたとき

③金融系の企業を受けるとき

④大企業や外資系企業の選考を受けるとき

⑤専門性の高い職種を受けるとき


それぞれ詳しく見ていきます!

①学校推薦を受けるとき 

「学校推薦」を使って就活をする際には、GPAの影響を受けることがあります。

学校推薦とは、大学が推薦する学生のみが求人に応募でき、選考を受けられる方式のことです。大学側は、学校推薦を希望する学生が多いときには選抜を行う必要があります。その際、GPAを使えば同じ学科内の学生の成績を公平に評価できるため、GPAの影響力は大きくなります。


実際、2017年度に文部科学省が「GPAは就職などの推薦基準として有効か」と455校の大学にアンケートを取ったところ、

・30.5%(139校)が「有効」

・31.6%(144校)が「やや有効」

と回答しました。合計すると約6割の大学がGPAを重視していることがわかります。


この結果からも、学校推薦を使って就活をしようと考えている方は、GPAを意識した生活を送るようにしましょう!

GPAは就職等の推薦基準として有効か アンケート  有効が30.5%、やや有効が31.6%


【参考】平成29年度文部科学省高等教育局委託事業 『国内大学のGPAの算定及び活用に係る実態の把握に関する調査研究』

②GPA記載の成績証明書の提出を企業から求められたとき

企業側からGPA記載の成績証明書の提出が求められた際は、スコアが就活に影響していると考えて良いでしょう。

‌文部科学省の調査によると、学修成果を示すものとして「成績証明書」を求める企業が最も多く、「履修証明書」「GPA」と続いています。また、このような学修成果を表す情報の提出を求めている企業は全体で67.3%でした。

‌学修成果の提出を求める段階についてはバラつきがあり、最も多いのは「募集時」で29.7%、次いで「1次面接時」が26.6%、「最終面接時」が23.0%でした。内々定時や内々定後に学修成果を求める企業は1割程度であり、ほとんどの企業が選考段階で活用する材料として学修成果を見ていることが分かります。‌‌

‌【参考】文部科学省『令和7年度就職・採用活動に関する調査結果・速報(企業)』

③金融系の企業を受けるとき

‌ポート株式会社の調査によると、GPA開示を求める企業のうち、銀行などの金融系企業が約2割であり、最も多い結果となりました。

‌▼実際にGPAを聞かれた金融系企業例
‌・三菱UFJ信託銀行
‌・信用金庫、銀行
‌・みなと銀行
‌・外資銀行

‌金融系の企業では、入社後にさまざまな金融関連の資格取得のために勉強する必要が出てきます。コツコツと努力を積み重ねられる勤勉な人が向いている業界であるため、真面目に勉学に取り組んできた姿勢がGPAを通して評価されることが多いです。

‌【参考】就活の未来『GPAの平均と就活への影響は? 計算方法や企業が重視する理由を解説』

④大企業や外資系企業の選考を受けるとき

‌外資系企業では、GPAが高い学生は社会人に必要なスキルを持っていると評価される傾向があります。

‌欧米の大学では卒業までに厳しいカリキュラムが組まれており、日々の成績が非常に重要視されます。そのため欧米では、GPAが高いことを論理的思考力や継続力、自己管理能力などの能力の証明としてみなす企業が多いです。

‌また日本でも、大手企業ではGPAを採用に活用することが増えています。応募者の多い企業では、採用プロセスで応募者を迅速に絞り込むためにGPAが使えるからです。

⑤専門性の高い職種を受けるとき

専門性の高い職種では、大学で学んだ知識やスキルが直接仕事に役立つことが多いため、GPAが重視される傾向にあります。

‌たとえば、研究職や開発職を志望する場合、専攻分野が企業のニーズと一致することが大切です。これらの職種を募集する企業は、「化学系学部限定」や「生物系推奨」など、応募者に条件をつけることがあります。

‌また、専門性を求める企業は、GPAの数値からその学生がどの程度専門分野に深く取り組んできたかを測ることもあります。そのため、GPAが低い方で、専門性が高い職種を志望する方は、専門性の高さを企業にアピールできるようエピソードを用意しておくとよいでしょう!

GPAの影響が大きい有名企業

就活生に人気な企業ほど、GPAの影響が大きいところが多いです。そのため、自分の志望する企業がGPAを見る企業かどうかを事前に調べておくことをオススメします。


選考時に成績証明書の提出が求められる企業かどうかは、採用ホームページやナビサイトの募集要項で確認できます。もし提出必要の有無が掲載されていない場合は、インターネット上で「企業名 新卒採用 成績証明書」と検索してみてください。


以下は、エントリー段階で成績証明書の提出が必要な企業の例です。


エントリー段階で成績証明書提出を求める大手企業

三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社

東京海上日動火災保険株式会社

富士通データセンターサービス株式会社

富士フイルムメディカルサービスソリューション株式会社

日本たばこ産業株式会社

三菱自動車工業株式会社

西日本高速道路株式会社

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【GPA2.4以下の人向け】面接で企業に成績を聞かれた時の対処方法

GPAが低い場合に、面接で企業側に成績について聞かれたら困ってしまいますよね。そのような時は、以下のポイントを意識しながら回答していきましょう。


成績を聞かれたときに意識するポイント

・嘘をつかない

・面接官が納得できる理由を説明する

・学業以外に注力した経験をアピールする

・継続力や真面目さの伝わるエピソードを話す


それぞれ詳しく解説します!

嘘をつかない

GPAの数値が低い方の中には、「評価が下がるのではないか」と考えて正直に答えることに抵抗感のある人もいるのではないでしょうか。そうした不安は分かりますが、成績を聞かれたら、大前提として数値を正直に答えることが大切です!

‌成績証明書を企業が要求することもあるため、嘘をつくとすぐに露見してしまいます。また、正直さを重視する企業も多いです。嘘をつかず、誠実に対応することを心掛けましょう。

面接官が納得できる理由を説明する

GPAに限らず、面接官の質問に答える際は「相手がどう思うか」を意識することが大切です。

‌教授の厳しさや、アルバイトの忙しさなどがGPAが低くなった主な理由だったとしても、GPAが低い理由を単に外部の要因に求めるのは避けましょう。GPAが低くなった理由を外部のことのみを伝えてしまうと、面接官は「内省して改善につなげることができていない」と捉えるかもしれません。

‌自分の反省点を交え、「教授の採点基準に合わせた勉強が不十分だった」など、自分に目を向けて内省する姿勢を示した方が好印象になります。そのため、自分の至らなかった点を認め、面接官にはそのことを主に伝えましょう。

学業以外に注力した経験をアピールする

GPAが低い分、その他のエピソードを使って面接官にアピールすることが大切です!

‌GPA以外に力を注いだ経験があるなら、それを強調しましょう。例えば、部活動やインターンシップ、アルバイトに注力したなら、自分の成長や得たスキルを面接官に伝えることがオススメです。

‌GPAはあくまで学生の資質を見極める1つの要素です。そのため、GPAの低さを挽回するためにも、学業以外の経験を交えてGPAが低くなった理由を説明しましょう!

‌継続力や真面目さの伝わるエピソードを話す

‌GPAが低い場合に企業が心配するのは「苦手なことや大変なことでも継続して向き合う力があるのか」というポイントです。

‌仕事をしていると、「苦手なことでも向き合う」「大変なことでも継続して努力する」ことが求められる場面が多々あります。このような力がないと早期離職に繋がりやすく、せっかく採用しても企業側の損失となるのです。

‌そういった事態を避けるため、勤勉さが求められる学業においてある程度の成績を収められているのかの確認でGPAが聞かれています。もしGPAが低い場合は、その代わりとなるような継続力や真面目さの伝わるエピソードを伝えることが重要です。

‌長期間続けているスポーツやアルバイトで結果を出すために工夫したエピソードなどを盛り込みながら、GPAの低さを補いましょう。

【GPA2.4以下の人向け】面接で企業に成績を聞かれた時の回答例

▼面接で企業に成績を聞かれたときの回答ポイント

・嘘をつかない

・面接官が納得できる理由を説明する

・学業以外に注力した経験をアピールする


上の3つのポイントをおさえて、次のように回答するとよいでしょう。


▼面接で企業に成績を聞かれたときの回答例

GPAは2.1と低いです。長期インターンに時間を使いすぎてしまったことと、大学で興味のある授業ばかりを履修した結果、難易度が高い科目が多くなったことがその理由だと考えています。

特に、試験の難易度を考慮して、試験前にインターンの時間を調整し、学習時間を確保しなかった点を反省しています。

ただ、インターンに注力した結果、自分の苦手なリーダーシップや問題解決力を高めることができるようになりました。

今後は学業の失敗を踏まえて、時間管理を意識し、インターンの経験を活かしてさらに成長していきたいと考えています。

【GPAが高い人向け】平均以上のGPAをアピールするメリット

GPAが3.0以上で平均よりも上回っている場合は、そのことをしっかりとアピールすることがオススメです。ここでは、なぜ高いGPAをアピールすべきなのか、そのメリットについてご紹介します。

高いGPAはガクチカとして使える

勉学に励み、高いGPAを獲得したエピソードからは、「真面目さ」「継続力」「勤勉さ」「努力家」といった印象を与えることができます

‌このような素質が求められる業界や企業を志望する場合、しっかりと学業に取り組んだエピソードをガクチカとして使うこともオススメです。

‌努力した結果が客観的な数値としてGPAに出ているため、説得力のあるエピソードを構成することができます。

最終的な判断材料として有利に働く

特に、志望者数が多く、採用倍率の高い企業では、GPAが選考時の判断材料のひとつになる可能性があります。

‌応募者数が多く足切りが必要な場合や、最終選考で候補者同士の評価が互角である場合に、GPAの高さによって有利に働くことも。

‌特に成績証明書が求められた企業であればGPAを重視している場合があるので、面接などでも積極的にアピールしてみるとよいでしょう。

【GPAが高い人向け】面接で企業に成績をアピールする方法

ここでは、どのように面接でGPAの高さをアピールすればよいのか、その方法についてご紹介していきます。

専攻科目や研究内容を具体的に説明する

面接の冒頭で自己紹介が求められる場面があります。

‌高いGPAをもっているのであれば、ここで自分が今まで勉強してきた専攻科目や研究内容について説明し、学業への質問がくるように誘導しましょう

成績を上げるためにした工夫を伝える

GPAの高さをアピールする場合は、数値を伝えるだけではなく、成績を上げるためにした工夫についても説明できるようにしておきましょう。

‌例えば「苦手だった科目を克服した方法」「継続的に努力するための工夫」など、高いGPAを獲得するに至ったプロセスや姿勢に関しては仕事にも応用できるでしょう。そのため、勉強した内容そのものが業務で生かされないとしても、選考では評価されやすいです。

GPAに関するよくある疑問

最後に、就活生がGPAについて疑問に思いやすいポイントについて回答していきます。

Q. GPAだけで選考に落とされることはある?

A. GPAだけが理由で落とされる可能性は低いです。

‌大学や学部・学科によって単位の取りやすさが異なるため、GPAだけが理由で選考に落ちるということはまずないと思ってよいでしょう。‌先述した通り、基本的にGPAを重視する企業はあまり多くないため、「GPAが低い」からといって就活に対して過度な不安は抱えなくても大丈夫です。

‌Q. GPAがどれくらいなら企業に評価される?

‌A. GPAが高いといえる目安は3.0以上です。

‌大学によって基準が様々なので一概には言えませんが、基本的には3.0以上のスコアで「GPAが高い」というように判断されます。‌一般的なGPAの平均が2.4〜2.8といわれているため、それよりも高いスコアであれば評価されやすいでしょう。

‌Q. 理系と文系でGPAを重視する度合いは変わる?

‌A. 文系よりも理系のほうがGPAが重視されやすいです。

‌総合職の採用において、文系・理系どちらかのみのGPAが重視されるということはありません。
‌ただ、専門職では大学での学びが業務に直結するため、GPAが重要な評価指標となりえます。そのため、専門職への就職ルートが多い理系学生のほうが、必然的に文系学生と比べて選考でGPAをチェックされる頻度が高くなると言えるでしょう。

‌Q. GPAが高いのに選考に落ちるのはなぜ?

‌A. 企業がGPAだけではなく、総合的に学生を評価をしているためです。

‌冒頭でご紹介した通り、企業が新卒採用で最も重視するのは「人柄」(93.8%)であり、続いて「自社への熱意」(73.4%)、「今後の可能性」(71.0%)と続きます。
‌‌一方で「大学/大学院の成績」を重視すると回答した企業は13.5%であり、そこまで多くないことがわかっています。

‌【参考】就職みらい研究所『就職白書2026 データ集』

‌Q. GPAを上げるコツは?

‌A. 良い成績が取りやすい講義を履修するのがオススメです。

‌まだ大学1・2年生で就活までに猶予がある場合は、いまからGPAを高められるように意識して履修選択していくこともひとつの手です。

‌自分の興味関心に近い講義を取ることでモチベーションが高まり良い成績を取りやすくなるパターンもあれば、「この講義は良い成績をつけてくれやすい」という評判のあるものを積極的に履修していくパターンもあるでしょう。
‌大学の先輩や友人に話を聞きながら、自分が高い成績を取れそうな講義を探してみてください。

‌Q. 履修履歴を企業が見る理由は?

‌A. 学生の興味や関心がどこにあるのかを知るためです。

‌企業が成績証明書やGPAではなく、履修履歴を求めている場合は、成績の良し悪しではなく、学生の興味や関心がどこにあるのかを知りたいと思っている可能性が高いです。

‌‌履修履歴をもとにしながら「どういった分野に興味があるのか」「就活の軸との整合性はあるか」「自社との相性はどうか」といったポイントを見ています。入社後のミスマッチが起きないように、履修履歴から学生と企業の相性を判断しているのです。

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GPAが就活に与える影響を理解したあとは対策を始めよう

本記事では、GPAが就活に与える影響をご紹介してきました。


‌もしGPAが低い場合は不安を抱えすぎず、選考対策に専念しましょう。高いGPAを獲得できている場合は、うまく利用しながら面接官にアピールできるように意識してみてください。

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