【就活初心者向け】何社受けるのが正解?ベストなエントリー数を解説

2023/12/28
就活の悩み
就活がうまくいかない
就活準備
目次
1.
‌就活は何社受けるべき?
2.
‌多くの会社の選考を受ける3つのメリット
3.
‌多くの会社の選考を受けるデメリット
4.
‌エントリー社数10社は少ない?選考を受ける企業が少なくても平気?
5.
‌持ち駒がなくなったら
6.
まとめ
多くの企業のエントリーがはじまる3月。
何社エントリーをして選考を受けるのが正解なのか、悩む就活生は多いのではないでしょうか。

「何社ぐらい受けるのがベストなのか知りたい」「何社受けて何社内定をもらうことができるのか知りたい」
そんな方に向けて、本記事では24卒の筆者が思うベストな企業数を解説します。
‌合わせて、多くの会社を受けるメリット、デメリットや、エントリーする企業の選び方もお伝えします。

‌就活は何社受けるべき?

結論、エントリー数や面接の数は人によってさまざまなので、何社受けるべきなのかベストな数はありません。

しかし、一般的に就活生はどれぐらいの企業の選考を受けているのでしょうか。

株式会社マイナビの24卒の大学生、大学院生に行った「3月1日以降、何社にエントリーする予定か」の調査では、「10社未満」が40.2%で最も多く、平均社数は14.7社でした。
23年卒と比べると、平均社数は1.5社減少しています。減少傾向にあるのは、就活の早期化が進んでいるのが、関係していると考えられます。
多くの就活生は10社前後で、エントリーをする予定であることが分かりますね。
3月1日以降、何社にエントリーする予定なのかの画像

また、24年卒の就職モニター調査では、活動を終えた就活生の実際のエントリー数は22.0社で、ES提出は14.0社、面接を受けた8.4社でした。
活動を終えた就活生の実際のエントリー数の画像

ES提出は、1つの企業でとても労力がかかるため、他の企業の選考対策に取れる時間が限られてしまいます。
そのためエントリー数からES提出社数が減ることは一般的なことです。

グラフをみると、年々エントリーする企業が減っていることが分かります。最近の就活事情を参考に、自分自身の数をもう1度見直してみましょう。

【参考】内々定を得た数

就活を終えた就活生の内々定を保有している数を紹介します。

2024年卒学生就職モニター調査8月の活動状況の調査では、1社が31.9%、2社が28.2%、3社が18.4%、4社が10.0%、5社が5.9%、6社以上が5.5%でした。半分以上の学生が、1.2社の内々定をもらって就活を終了していますね。

結果、エントリー数20社以上を目安に就活を進めてみるのが、いいでしょう。
しかし、調査の数値はあくまで参考程度に、エントリー数を決めてみることをおすすめします。

‌多くの会社の選考を受ける3つのメリット

就活生の実態を知ったところで、ここでは多くの会社の選考を受けると良いメリットを紹介します。

メリット①:企業比較ができる

1つ目は、多くの企業の比較ができることです。多くの企業を受けると、それだけ企業のことを知る機会が増えます。

企業によって働き方や、仕事内容が違いますよね?
そのため、沢山の企業を知ってから、より自分にあった企業を見つけやすくなるでしょう。

また、自分に合わない企業も見つけることができるので、入社してからのミスマッチにも繋がりにくくなります。

執筆者自身、エントリーの段階では、あまり志望度が高くなかった企業でも、選考に進むにつれて企業理解が深まり志望度が高くなった経験があります。

あまり興味がない、行きたい業界ではない企業の説明会に参加して、視野を広げてみることもおすすめです。入社したいと思える企業との出会いが広がり、就活を有利に進めることができます。

メリット②:エントリーシート作成や面接経験を積むことができる

2つ目は、エントリーシート作成や、面接などの選考経験を積むことができる点です。

最初は、エントリーシートの書き方に慣れずに時間が掛かりますが、何回か書いていると似た質問に素早く対応できてはやく作成することができます。
面接も、最初は緊張でうまく伝えられなかったケースがほとんどですが、場数を踏むことで、落ち着いて受けることができるでしょう。

メリット③:持ち駒が多いと安心できる

就活で不安に陥る瞬間のTOP3に入ってくるシチュエーションは、内定がなかなか出ず、選考に落ちてしまうこと。

もし、企業から不合格メールが来たとしても、まだ選考が残っている企業があれば、「持ち駒があるから大丈夫」と精神を落ち着かせることができます。

就活の持ち駒は、就活を成功させるために重要な要素の1つです。
持ち駒を増やすことで、内定獲得の可能性を高め、就活時でも精神的余裕を持つことができます。

‌多くの会社の選考を受けるデメリット

持ち駒を多く持つメリットを紹介してきました。しかし、選考を受ける会社を多くしてしまうと生じるデメリットも一緒におさえておきましょう。

デメリット①:1社に割ける時間が減る

企業説明会の数や、選考の数が増えると、1社に割ける時間がなくなってしまうのはデメリットの1つです。
選考対策の時間が取れないと、ESや面接の精度が下がり、選考突破が遠ざかってしまいます。

持ち駒が多い中でも、志望度が高い企業の選考の時は、選考対策に時間が割けるように、スケジュール管理をしておくことをおすすめします。

デメリット②:スケジュール管理が難しくなる

エントリーをすると、企業から説明会の参加予約や、面接の日程調整メールが送られてきます。

多くの企業の選考に進むと、日程が被ってしまう場合もあるため、スケジュールの管理がとても難しくなります。
しかし、企業はスケジュール管理ができていなかったことを理由に再調整してくれるとは限りません。

闇雲に、多くの企業を受けても、結局何も得られなかった就活生もいます。
多くの企業を受けるという数に囚われずに、自分の就活軸を定めた上で受ける企業を決めていきましょう。

自分の大学の卒業単位のこと、バイト、サークル活動など個人的な予定を除いた残された時間の中で、就活をこなしていくスケジュールを立ててみてください。

就活スケジュールの進め方は下記の記事をチェックしてみてください。


‌エントリー社数10社は少ない?選考を受ける企業が少なくても平気?

‌エントリー社数10社は少ない?選考を受ける企業が少なくても平気?の画像‌先程の調査で、平均エントリー社数が10社以上であることが分かりましたが、
「10社は少ない、、?」「10社以上も行きたい企業が見つからない」と思う就活生もいるかもしれません。
また、友達と話していて、「10社も受けないよ」と聞くとそんなに受けなくてもいいのかと安心する人もいるでしょう。

基本的に10社以下しか受けないのはあまりおすすめしません。
しかし状況によってベストな数は人それぞれです。以下の場合は、例外なのでみていきましょう。

①既に内々定を所持している場合

まず、既に企業から内々定が出ている人は、問題ありません。
例えば、長期インターンに参加していて、すでに内定をもらっていた場合や、早期選考で、入社したいと思える企業から内定が出ている時は、10社以下でもいいでしょう。

内定が確保できていれば、あとは自分が納得するまで就活を進めるだけなので、受ける企業を絞って就活をしても問題ないですね。

②受ける企業の倍率が低い場合

2つ目は、受ける企業の倍率が低い場合です。

倍率が100倍の人気企業の選考に比べて、倍率が3倍の企業を受ける方が、内定がもらえる可能性が高くなります。
これらのことから、エントリーする企業10社全ての倍率が低ければ、全落ちするリスクを避けることができます。

エントリーをしても、最後まで選考に進むことができるとは限らないので、なるべく多くの企業を受けるのがベストでしょう。
本命企業までの選考に備えて場数を踏んでおくことも、就活の戦術として効果的です。

エントリー数の増やし方や持ち駒がなくなった時はどうしたらいいのか分からない人は次の章で解説していきます。

‌持ち駒がなくなったら

ここでは、持ち駒がなくなった時の対処法を4つ紹介します。

(1)就活軸を見直す

就活で持ち駒を増やすタイミングがきたときは、再度就活軸を振り返ることが大切です。

持ち駒がなくなった時は、ある程度就活が進んでいる状態だと考えられます。
そこで、一度自分の就活軸を見直し、方向性のズレが生じてないかを確認しましょう。

・自分が本当に働きたい業界(企業)であるのか
・自分が目指したい人物像は何なのか

よく考えて、エントリーする企業を決めてみてください。

(2)選考に落ちた原因を分析する

2つ目は、今までの選考で落ちた原因を分析することです。
原因を分析するために必要な項目は以下をご覧ください。

【チェック項目】

<選考書類・提出書類>
・エピソードや根拠など具体的に書かれているか
・企業が求める人物像とマッチしているか
・志望度が伝わる内容になっているか
・簡潔さを意識すぎていて、分かりにくい文章になっていないか
・写真は鮮明で規定を守られているか

<グループディスカッション>
・自分の役割を適切にこなしながら発言できていたか
・自分の意見を押し通すことなく、人の意見も聞いていたか
・否定的な意見を言っていないか
・グループディスカッションのルールを守れていたか

<面接>
・声のボリュームは適切か
・目線や表情は意識できているか
・簡潔で分かりやすく話せているか
・発言内容がESや提出書類に書いた内容と一致しているか
・覚えてきた内容をそのまま伝えていないか
・逆質問への対策ができていたか

(3)知名度の低い企業にも目を向けてみる

3つ目は、BtoB企業も視野に入れてみましょう。
就活で持ち駒がなくなった場合、焦ってしまうのは当然です。

しかし、世界には数多くの企業があります。
今まで注目していなかった業界にも目を向け、視野を広げることで、自分に合った企業が見つかるかもしれません。

就活では、名前や存在を知っている企業から興味を持ちますよね。
私たちがよく知っている企業のほとんどはBtoC企業で、一般消費者に向けてサービスや商品を展開しています。そのため、認知度が高く、就活生からの人気も高いです。

そのため、BtoB企業などに目を向けてみると、新たな発見があるかもしれません。BtoBとは、Business to Businessの略であり、企業同士が行う取引のことです。
BtoB企業は、CMや広告で見かける機会が少ないため、就活生への認知度が低い傾向があります。

先ほど述べたように、就活軸を改めて考え直した後、BtoB企業にも目を向けてみることで、内定への可能性が高まります。

(4)スカウトサービスを使う

持ち駒がなくなったらやるべきこと最後に紹介するのは、スカウトサービスです。
就活期も終盤になると、多くの企業の求人数が減少し、エントリーを受け付けている企業を探すのが難しくなるかもしれません。

そこで、おすすめなのは、スカウトサービスです。
スカウトサービスとは、企業が「こういう人材を採用したい」という基準を設定し、アプリを通じて企業から「うちの選考に参加してみませんか?」と連絡がくるサービスです。

スカウトが届いた時点で、企業側からの興味度が高いため、内定につながる可能性も高くなります。
おすすめのスカウトサービスは、Matcher(マッチャー)です。

OBOG訪問サービスMatcherの紹介画像

決められた形式でプロフィールや自己PRを入力すれば、企業がプロフィールを見てスカウトをしてくれます。
自分から興味のある企業を見つける労力と時間がかからないのは、スカウトサービスのメリットの1つです。
さらに、Matcherのスカウトは、企業から特別選考ルートの案内の連絡が来ることもあります。

‌【実際のスカウト例】
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Matcherのスカウトサービスについて、興味を持った人は下記の記事をチェックしてみてください。

Matcherとは

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まとめ

いかがでしたでしょうか。
就活に、何社受けたほうがいいという正解はありません。
ぜひ、本記事を参考にして、就活を有利に進めましょう。

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