【初心者向け】ケース面接の流れや代表的な例題、対策のコツを解説
2026/02/09
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コンサルティングや外資系、金融業界などの選考に取り入れられることの多いケース面接。
本記事では、「そもそもケース面接って?」「どんな問題が出されるの?」といった疑問にお答えするべく、ケース面接の流れや例題、回答のコツや対策方法などを、就活初心者でもわかりやすいよう丁寧にご紹介しています。
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ケース面接とは
ケース面接とは、面接官から出題される問題に対して、制限時間内に解決策を考え、回答する面接のことです。
特定の課題を解決するための論理的思考力、柔軟性、コミュニケーション能力を見極めるために設けられており、自分が持っている知識や情報を駆使しながら、説得力のある回答をすることが求められています。
ケース面接で出題される問題は、「フェルミ推定問題」と「ケース問題」の2種類に分けられます。

フェルミ推定問題とは
フェルミ推定問題とは、正確な調査が不可能な数値を、最低限の情報と論理的な推測によって概算する問題のことです。
例えば、「日本中にあるシャーペンの芯を並べた長さは?」「一生分の歩数の合計は?」などがフェルミ推定問題です。
このような系統の問題では、数値的な正確さよりも、難しい課題に対して仮説を立て、答えにたどり着くための思考力が評価されています。
ケース問題とは
ケース問題とは、実際の現場で起こりうるビジネス上の課題に対して、その解決策を考え、論理的に説明する問題のことです。
例えば、「カフェの売上を+20%にする方法は?」「シェアライドの市場規模を拡大させる方法は?」などがケース問題です。
このような系統の問題では、複雑な事象が絡み合った課題を構造化し、現実的かつ説得力のある仮説を導き出す思考のプロセスが評価されています。
ケース面接を実施する理由
新卒採用でケース面接を実施する理由は、以下の3つのポイントをチェックするためです。
▼ケース面接でチェックされる項目
1. ビジネスの現場で通用する論理的思考力があるか
2. 複雑な課題を紐解くための仮説思考力と構造化能力があるか
3. 建設的な対話ができるコミュニケーション能力があるか
論理的思考力は、主張と根拠を筋道立て、飛躍や矛盾なく合理的な結論を導き出すスキルのことです。コンサルティング業界のように、正解のない問題に対して独自の視点で根拠を示し、相手を納得させる必要がある環境で必須となります。
仮説思考力と構造化能力は、複雑な課題に対して、限られた情報のなかから仮説を立て、構造的に理解するスキルのことです。変化が激しく、スピード感を持って意思決定する総合商社や金融業界で役立ちます。
また、厳しい指摘を受けても冷静に受け止め、より良い議論のために主張をブラッシュアップしていけるコミュニケーション能力は、将来クライアントやチームと信頼関係を築く上で欠かせません。
これらの理由から、ケース面接は主にコンサルティング業界や金融業界、総合商社などで実施されることが多いです。
ケース面接の基本的な流れ
ここからは、実際のケース面接の流れについてご紹介していきます。
▼ケース面接の基本的な流れ
①お題・前提条件の説明(1分程度)
②課題分析・回答準備(15分程度)
③回答発表(5分程度)
④質疑応答(10分程度)
各パートの内容について、以下で詳しく説明します。
①お題・前提条件の説明(1分程度)
まず、面接官からお題が共有され、前提条件を説明されます。
提示されるお題は、業界や企業によって様々です。過去の出題傾向から「フェルミ推定を使いそう」「売上・利益拡大の問題が出そう」など、事前に調べておくとよいでしょう。
また、お題に対する前提条件の説明もここで行われます。例えば「とあるカフェの売上改善」というテーマでは、「利用者層は20代がメイン」「場所は東京都〇〇区」などが前提条件となる要素です。
どれくらいの前提条件が提示されるかは企業によって異なり、意図的に前提条件が少なく提示されたり、曖昧であったりすることがあります。そのまま進めると的外れの回答をしてしまう可能性があるため、前提条件については、以下の3つの観点からチェックし、疑問があれば質問しましょう。
前提条件の確認ポイント
1. 用語の定義を明確にする:
「若者が集まるカフェの売上改善」というテーマであれば、「若者」は何歳から何歳までを指すのか、立地はどこか、個人経営かチェーン店か、など、言葉の前提を具体化する。
2. 目標・ゴールを設定する:
売上と利益のどちらを伸ばしたいのか、また達成までの期間に制約はあるのかなど、ゴールの指標と時間軸を明確にする。
3. 立場とリソースを確認する:
想定している立場はその企業の社長なのか、外部コンサルタントなのか。使える予算はどれくらいか、期限は厳しいのかなど、意思決定の前提条件を整理する。
②課題分析・回答準備(15分程度)
お題が共有されたあとは、15分程度で回答発表のための準備をします。
まずは、お題と前提条件から、課題の現状分析を行いましょう。思考の抜け漏れを防ぐために、分析を行う際はフレームワークを用いることがおすすめです。
課題分析での検討ポイント
1. 問題の種類を見極める:
フェルミ推定か、施策立案か、網羅構造系かなど、そのお題が何を問う問題なのかを把握し、必要な回答の形式を想定する。
2. 目的と成功条件を再確認する:
最終的に目指す状態は何か、評価指標は数値か、定性的な改善か、などを確認して、分析や提案の方向性を決める。
3. 現状を構造的に分解する:
テーマに応じて、3C・4P・AIDMA・PEST・STPなどのフレームワークを用いながら、「売上・利益などの数値構造」「市場・顧客・競合・自社の関係」「業務プロセスや意思決定フロー」などの現状を作っている要素を分解する。
4. 現状を構造的に分解する:
分解した要素のなかから、「どこがボトルネックになっていそうか」「なぜこの問題が起きているのか」「重要そうな要因はどれか」などの仮説を置く。
5. 仮説から打ち手を考える:
現状分析の結果と仮説に基づき、実現可能性、費用対効果、リスクを考慮した打ち手を複数パターン考える。
6. 打ち手の優先度をつける:
「効果の大きさ」「コストやリスクの低さ」「実行から効果が出るまでの早さ」の観点から打ち手に優先度をつけ、最も効率の良い解決策を導き出す。
③回答発表(5分程度)
回答を発表する際は、PREP法を意識しながら「結論→根拠→具体策」の順で論理的かつ簡潔に答えることが重要です。
このパートでは、考えた内容を整理して相手に伝えられているかが重視されます。限られた時間の中で、何を伝え、何を省くかを意識しましょう。
回答発表のポイント
1. 自分の結論を一言で提示:
「今回のケースでは、〇〇が最大の課題だと考えました」といった形で、結論や課題仮説を端的に述べる。
2. その結論に至った理由を説明:
どの観点で現状を分析したのか、なぜその要因を重要だと判断したのか、などの思考プロセスを伝える。
3. 結論に基づいた打ち手の提案:
具体的な打ち手に加え、なぜその打ち手が有効なのか、他の選択肢と比較してなぜ優先度が高いのか、なども補足する。
④質疑応答(10分程度)
面接官からの質問に対して回答していきます。このパートでは、回答の正しさそのものよりも、指摘をどのように受け止め、対応するのかが見られています。
面接官からは、回答内容や考え方の矛盾点、前提の置き方について指摘されることがありますが、最初から完璧な回答を求められているわけではありません。
自分の回答に固執しすぎず、「ご指摘を踏まえると、〇〇という可能性も考えられます」といった形で、思考を発展させられる柔軟さを示せると好印象です。
質疑応答でよくある切り口
・なぜその仮説を最重要だと考えたのか
・別の前提条件だった場合、結論はどう変わるか
・提示した打ち手のリスクやデメリットは何か
・他にも検討すべき選択肢はないか
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【例題】ケース面接の出題パターン7選
ケース面接で出題される問題は、いくつかのパターンに分けられます。
▼ケース面接の出題パターン
①売上・利益拡大を求める問題
②成長戦略立案を求める問題
③公共・社会問題の解決を求める問題
④二択問題
⑤新規事業立案を求める問題
⑥網羅構造系の問題
⑦身の回りのことに関する問題
以下でそれぞれの出題パターンにおける回答のコツ、代表的な例題をご紹介していきます。
①売上・利益拡大を求める問題
ケース面接で最もよく出題されるのが、業績改善をテーマにしたパターンです。「売上が伸びない理由は何か」「どうすれば利益を改善できるか」といった問いが出されます。
回答のコツ
「数字の分解→仮説設定→打ち手の検討」の順で検討していきましょう。
まずは売上を「客数×客単価」や「価格×販売数量」というように分解します。さらにそれぞれの項目を「客数=既存客×新規客」のように分解していき、どこにボトルネックがあるのかを特定します。
また、利益の改善を求められている場合は、「売上 - コスト」の観点からコスト削減の可能性も検討しましょう。
この問題では、問題や課題を階層的に分解し、論理的に整理できるロジックツリーというフレームワークを使うと便利です。
このパターンの例題
・ファミリーレストランの利益率を改善するにはどうすればよいか?
・地方のスーパーの売上が伸び悩んでいる理由は何か?
・映画館の来場者数を増やすにはどうすべきか?
・高級レストランの利益を半年で1.5倍にするには?
・売上が低迷している地方の遊園地の再建策をするには?
②成長戦略立案を求める問題
企業や事業を「今後どのように成長させるか」を考えるパターンです。現在の事業基盤を活かしつつ、さらに売上やシェアを伸ばすための中長期的な戦略を立案する問題です。
回答のコツ
自社の強みを再定義し、それを活かせる市場を見つける視点が必要です。
まずは、市場・顧客・地域・提供価値のどこで成長するのかを明確にしましょう。その上で、既存事業の深掘りか?新市場への展開か?といった成長の方向性を整理すると、説得力のある提案がしやすいです。
「既存市場×既存製品(浸透)」「既存市場×新規製品(製品開発)」などのアンゾフの成長マトリクスをフレームワークとして利用すると分析しやすいです。
このパターンの例題
・コンビニチェーンが今後成長するための戦略を考えてください
・国内市場が縮小する中で、出版社はどう成長すべきでしょうか?
・スマートフォンメーカーの中長期的な成長戦略を考えてください
・国内シェアNo.1のビールメーカーが、さらに売上を伸ばすための戦略は?
・ユーザー数が頭打ちになったSNSアプリの成長戦略を立案してください
③公共・社会問題の解決を求める問題
行政や公共分野、社会課題をテーマにしたケースです。利益最大化ではなく、社会的インパクトが重視され、官公庁や自治体などへの支援を行うコンサルティング業界で出題される傾向があります。
回答のコツ
「誰が困っているのか」「何が原因か」「なぜ解決されないのか」を整理することが重要です。
ステークホルダー(利害関係)を整理し、構造的に問題を把握した上で、公平性と効率性のバランスを意識した提案をしましょう。予算や制度などの現実的な制約への言及も評価されます。
このパターンの例題
・少子化問題を改善するための施策を提案してください
・地方の過疎化を食い止めるためにはどうすればよいでしょうか?
・公共交通機関の維持が困難な過疎地での移動手段はどう対応すべきですか?
・都市部における待機児童問題を解消するための施策は?
・日本人の英語力を上げるためにはどうすればよいか?
④二択問題
「A案かB案か」「買収すべきか否か」など、最終的な意思決定を迫る問題です。
回答のコツ
「定量的(数字)」「定性的(理念やリスク)」の双方向の観点からメリット・デメリットを整理して選択肢を評価し、回答を選びましょう。
意思決定マトリクスのフレームワークを用いながら、「収益性」「リスク」「ブランドへの影響」といった評価軸を作り、論理的な判断基準を提示することが重要です。
このパターンの例題
・衰退事業を売却すべきか、コストをかけて立て直すべきか?
・新規参入するなら、市場Aか、市場Bか?
・A社は自社工場を持ち続けるべきか、生産を外部委託すべきか?
・日本は働き方改革を推進するべきか?
・死刑制度は存続させるべきか?
⑤新規事業立案を求める問題
新しいビジネスやサービスを提案する問題です。
回答のコツ
「市場の選定→事業アイデアの洗い出し→ビジネスモデルの構築→実現可能性と収益性の評価→実行計画」の順で考えていきましょう。
経営に重要な利害関係を整理する「3C分析」、市場や競合の状況を整理する「SWOT分析」、顧客視点で事業を捉える「4C分析」といったフレームワークを活用するのが便利です。
発表する際は、なぜ特定の市場を選び、その事業アイデアを提案したのか、論理的な根拠を説明します。「誰のどんな悩みを解決するか」という顧客視点と、「コストや技術面での実現可能性」のバランスを意識しながら提案しましょう。
このパターンの例題
・農業分野でドローンを活用した新規事業を立案してください
・健康分野で20代向けの新しいサブスクリプション型サービスを提案してください
・総合商社としてアフリカ市場で展開できる新しいビジネスモデルは?
・カフェチェーンが東南アジアに進出する際の新規事業戦略を提案してください
・既存の交通インフラを活用した新規事業を考えてください
⑥網羅構造系の問題
特定のテーマについて、考えられる要素を幅広く洗い出す問題です。課題の全体像を、漏れなくダブりなく洗い出す力が問われています。
回答のコツ
思いついたものを並べるのではなく、「ハード/ソフト」「短期/中長期」など軸を決めて分類しながら視点を整理していくことが重要です。
網羅構造系の問題では、視点を整理するためにMECE(ミーシー)のフレームワークを使うことが必須です。実際のコンサルティング業務でも活用されるフレームワークであるため、使いこなせるようになっておきましょう。
このパターンの例題
・A社の利益率低下要因を、構造的かつ網羅的に述べてください
・A社で顧客満足度が低下している原因を全て挙げてください
・あるスーパーの惣菜部門の売上減少について考えられる原因をできる限り挙げてください
・ある社員が仕事で成果を出せない要因を全て挙げてください
・若者が車を買わない理由をして考えられる要因を説明してください
⑦身の回りのことに関する問題
日常的なテーマを扱い、仮説思考力や独自の視点を見る問題です。専門知識や業界理解よりも、物事をどう観察し、構造化するのかが問われます。
回答のコツ
日常的なテーマだからこそ、主観だけで語らず、ビジネス視点で論理的に分析する姿勢が重要です。
テーマの前提を定義し、適切な軸(例:能力、行動、環境、時間軸など)を置いて構造化します。抽象論だけで終わらせず、具体的な事例や身近な行動を交えて説明すると説得力が増します。
このパターンの例題
・あなたにとって「プロフェッショナル」とはどんな状態を指しますか?
・忘れ物を防ぐ方法を考えてみてください
・なぜ関東と関西でエスカレーターの立つ位置が異なるのでしょうか?
・若者が電話よりもメッセージアプリでの連絡を好むのはなぜでしょうか?
・最も効率の良い睡眠時間は何時間でしょうか?
ケース面接を導入している業界ごとの出題傾向
ここでは、ケース面接を導入している業界ごとの出題傾向について詳しく解説していきます。
コンサルティング業界
ケース面接が選考の中核を成す業界です。ファームの専門性によって傾向が明確に分かれます。
戦略系コンサルティングファーム
「もしあなたが社長の相談役だったら、この会社をどう成長させるか?」という視点を問われることが多いです。経営レベルの課題に関するケースが頻出で、高い論理的思考力、仮説構築力、構造化能力が求められます。フェルミ推定もほぼ必須です。
▼ケース面接の傾向
・出題傾向:①売上・利益拡大、②成長戦略立案、⑤新規事業立案、⑥網羅構造系の問題
・出題例:「日本の最大手書店の収益を3年間で20%向上させる施策を提案してください」
・企業例:マッキンゼー、ボストン・コンサルティング・グループ、ベイン・アンド・カンパニー、A.T. カーニーなど
総合系コンサルティングファーム
戦略立案から実行支援、業務改善、IT導入まで幅広いテーマを扱います。官公庁や自治体に対する支援を行っている企業では、公共系の問題も出題されます。
▼ケース面接の傾向
・出題傾向:①売上・利益拡大、⑤新規事業立案、②成長戦略立案
・出題例:「食品メーカーの配送コストが上昇している。コスト削減と同時に、配送効率を向上させる施策を立案してください」
・企業例:BIG4(デロイト・PwC・KPMG・EY)、アクセンチュア、アビームコンサルティングなど
IT系コンサルティングファーム / シンクタンク系
IT戦略、システム導入、DX推進に関連するケースが多いです。技術的な知見や業界動向への理解も問われることがあります。
▼ケース面接の傾向
・出題傾向:⑤新規事業立案、②成長戦略立案、⑥網羅構造系の問題
・出題例: 「製造業のクライアントに対し、AIを活用して生産プロセスを最適化し、コストを10%削減するプロジェクトを提案してください」
・企業例:野村総合研究所、三菱総合研究所、IBM、日立コンサルティングなど
総合商社
新規事業立案や海外市場参入戦略、投資判断など、総合商社での業務に関連する問題が出題されることが多いです。グローバルな視点を持ちながら、社内外の多くの人を巻き込んで事業を進める力が評価されやすく、グループディスカッション形式でケース面接が行われることもあります。
▼ケース面接の傾向
・出題傾向: ⑤新規事業立案、②成長戦略立案、③公共・社会問題の解決
・出題例:「アフリカ市場で展開できる、総合商社の強みを活かした新しいビジネスモデルを提案してください」
・企業例:三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅など
金融業界(投資銀行・PEファンド)
「この投資は本当に儲かるか?」という、数字の正確性とスピード、リスク評価力が問われます。財務知識に基づき、企業価値を算出したり、投資の是非を緻密に計算したりする能力が求められます。
▼ケース面接の傾向
・出題傾向:④二択問題(投資判断)、①売上・利益拡大(バリュエーション)、⑥網羅構造系の問題
・出題例:「A社がB社を買収すべきか否か、その理由と条件を判断してください」
・企業例:ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、大手PEファンドなど
メガベンチャー・スタートアップ
「現場で即戦力となるアイデアを出せるか?」という、発想の柔軟性とスピード感が重視されます。論理的思考力に加え、顧客の心を掴むユーザー目線や当事者意識が評価されます。
▼ケース面接の傾向
・出題傾向:⑤新規事業立案、②成長戦略立案、⑦身の回りのことに関する問題
・出題例:「あなたの好きなアプリの新しい機能を追加して、アクティブユーザーを増やすには?」
・企業例:楽天グループ、リクルート、サイバーエージェント、DeNA、メルカリなど
ケース面接で評価されるためのコツ
ここでは、ケース面接で評価されるコツを4つご紹介していきます。
結論ファーストで回答する
ケース面接で回答する際は、まず「結論」から述べるようにしましょう。
考えた内容を時系列順に話していくと、面接官が内容を理解しにくくなってしまう可能性が高いです。
結論を先に伝えることで、面接官は「この人は何を主張したいのか」を理解できるため、その後に説明する内容が伝わりやすくなります。
数値の正確性よりも思考プロセスを重視する
ケース面接では数字を扱うことがありますが、計算結果の厳密さは求められていません。それよりも、「なぜその数値を置いたのか」「どう考えて導いたのか」という思考プロセスの妥当性が重視されます。
そのため、課題分析など回答準備を行う際は、細かい単位の数値まで明確にするよりも、全体的な考え方に飛躍や矛盾がないかの確認に時間を当てましょう。
実現可能性の高さを意識する
ケース面接は、実際の業務で直面するような問題が出題される場合もあります。
このとき、もし回答に実現性がなければ「入社後も非現実的な提案をするのではないか」とマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。
回答を考える際は、
・どのくらい期間を要するのか
・コストやリスクはどの程度か
・技術や法制度などの制限はあるか
といった視点を取り入れ、なるべく現実的に実行可能な解説策に寄せるようにしましょう。
面接官の意見を取り入れる
ケース面接では、「対話」をする力があるかも見極められています。
質疑応答の時間で受ける面接官からの質問や反論は「議論を深めるためのヒント」として聞き入れることが大切です。もし全ての意見に対抗して跳ね返した場合、「入社後も上司や顧客の意見に反対ばかりするのではないか」と懸念を持たれてしまいます。
自分の仮説に固執せず、面接官の意見を取り入れながら仮説を修正・ブラッシュアップする柔軟な姿勢をアピールするようにしましょう。
ケース面接の対策方法
最後に、ケース面接当日までにできる対策方法を5つご紹介していきます。
対策本で練習をする
ケース面接対策は、まず対策本を読むところから始めてみましょう。本のなかで紹介されている例題を解き、解説を読むことで、ケース面接の仕組みに慣れていくことができます。
以下の2冊は、ベーシックなケース面接対策本としてオススメです。
過去問を研究する
企業ごとに出題されやすいお題のパターンが異なります。そのため、志望する企業で過去に出題されたケース面接を研究しましょう。
過去に出題された内容を知るには、就活口コミサイトを見てみるとよいでしょう。
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フレームワークを覚える
問題解決に使えるフレームワークを覚えながらケース面接対策を進めていくことで、複雑な問題も構造化しやすくなり、時間制限のある面接でも落ち着いて回答を整理できます。
ロジックツリー、3C分析、MECEなど、問題解決に使えるフレームワークを身につけましょう。
場数を踏む
フレームワークを覚え、問題集でケース問題を解いていっても、本番の雰囲気に慣れていなければケース面接を突破することはできません。ケース面接がある企業の選考になるべく多く参加し、雰囲気に慣れていきましょう。
まずは志望度の高くない会社の面接から受けていき、第一志望の選考で最大限の力が発揮できるように体制を整えていくことがおすすめです。
OB・OG訪問をする
実際にケース面接を突破したOB・OGに話を聞きにいくことも、非常におすすめです。
・ケース面接を受ける際、どんな所を意識していたのか
・フレームワークはどれくらい覚えたのか
などを聞くことで、自身のケース面接突破率も上げていくことができるでしょう。
特に第一志望としている企業のOB・OGには、必ず話を聞いておくようにしましょう。
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おわりに
本記事では、ケース面接の流れや例題、対策やコツについて分かりやすく解説してきました。
論理的に物事を分析し、説明する力は、就活だけではなく、その後の社会人生活でも役立ちます。
OB・OG訪問も活用しながら、ぜひ対策してみてください。