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食品商社のイメージ図です。

食品業界における商社の役割とは?

食品業界に大きな役割を担う商社。この記事では食品を扱う商社の役割、種類について解説します。食品メーカーを志望している方も、ぜひご一読いただき、理解を深めてください。

2018.04.26

食品商社のイメージ図です。

はじめに

食品業界と聞いてみなさんはどのような企業をイメージするでしょうか?

多くの方は、味の素や明治などの加工食品メーカーをイメージするでしょう。少し詳しい方は日清製粉や三井製糖などの原料メーカーを思いつくかもしれません。

しかし、食品業界に携わっている企業は上記のメーカーだけはありません。あらゆる産業に関わりを持つ商社も食品業界のプレイヤーなのです

この記事では、商社が食品業界で果たす役割を紹介。ぜひ最後まで読み、食品業界への理解を深めてください。

商社の役割とは何か?

幅広い事業を扱っているいるため、具体的な役割が想像しにくい商社。食品業界における商社の役割について述べる前に、商社の基本的な役割について知っておきましょう。

‌ここでは商社の役割を2つの事業に沿って簡易的に説明します。商社が食品業界の中で果たしている役割を理解するため、ぜひ読んでみてください。

トレーディング

トレーディングとは、売り手と買い手の仲介を行うことを指します。商社は昔からこの仲介のプロとして事業を行っていました。そのため、豊富な販売先や情報ネットワークを持っており、売り手の販売機会の拡大、買い手のニーズを満たす調達双方を可能としていたのです。

‌しかし、経済のグローバル化により、商社を介さず、直接取引をする企業が増加。その結果、ビジネスモデルの変革を求められ、単にモノを横流しするトレーディングビジネス自体の形態も変化することになりました。

‌具体的には、バリューチェンを構築することで、商社だからこそ出せる付加価値をモノにつけるようにしたのです。バリューチェーンとは、モノやサービスの流通に加え、原料の調達や加工など、別の付加価値を連鎖させたもの。商社はこれらの価値を保有することで、利益を上げるようになったのです。

バリューチェーンの詳しい仕組みに関しては、以下の記事に詳しく記述してあります。詳しく知りたい方は、ぜひご参照ください。

事業投資

事業投資は、先ほど説明したバリューチェーンに関連するビジネスです。商社は元来原料調達や原料加工の機能を保有しているわけではなく、原料調達や加工をする会社に出資し、経営権を持つことによってバリューチェーンを構築します。この出資こそが、事業投資のビジネスです。

将来有望で、自社の事業と親和性の高い事業を手がける企業に投資をし、経営権を獲得します。自社のビジネスと相乗効果を働かせ、出資した企業の成長にも貢献。出資した企業が成長すれば、配当や持ち分利益で収益を上げることができます。

食品業界で商社が果たす役割

ここまで商社の基本的な役割について紹介してきました。ここからが本題。食品業界で商社は実際にどのような役割を果たしているのか説明します。

商社の食料分野では元々川上の取引(原料の仲介取引)が中心でしたが、現在は川中(原料加工)から川下(販売)まで幅広く扱っています。、ここでは商社の役割を、3つの視点で分けて解説します。

川上(原料調達)

食品業界の川上で行われることは原料調達。原料調達では、海外で穀物を買い付け、日本への輸入取引を行っています。その際に重要となるのは購入先の多様性です。食料品は地域の気候条件などで供給量が大きく変化します。そのため、多くの調達ルートを構築することで安定した供給実現することが重要です。この幅広い調達網こそがメーカーには作り上げることができない、商社の強みだと言えます。また、原料を生産する先にも事業投資を行っており、経営の指導を行っていることも安定した原料調達の要因でしょう。

川中(原料加工)

食品業界の川中で行われることは原料の加工。加工過程でも工場に事業投資を行い、経営指導を行うことで川下への安定した製品供給を実現しています。

川下(販売)

食品業界の川下で行われることは、小売店での販売等があります。ここでも小売店先に事業投資を行い、経営を指導。これにより小売店の業績が向上すれば、自社のバリューチェーンに組み込まれている川中の加工会社や、川下の原料調達先の収益を上げることができます。
住友商事のサミット事業、三菱商事のローソン事業、伊藤忠商事のファミリーマート事業がこの代表例でしょう。

食品を扱う商社の種類

ここまで、食品業界における商社の役割について解説をしてきました。川上から川下まで、幅広い役割を果たしていることを理解していただけだでしょうか?

ここからは食品を扱う商社の種類を3つお伝えします。

総合商社

総合商社は様々な事業や製品を扱う商社です。川上から川下までのバリューチェーンを構築させていることが特徴と言えます。三菱商事では生活産業グループ、三井物産では食料本部が取扱を担当。非資源分野に強みを持つ伊藤忠商事は、Dole等のブランド等も取り扱っています。

代表的な総合商社

三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、住友商事、丸紅、双日、豊田通商

総合商社系専門商社

総合商社系専門商社とは、総合商社の食料品部門を母体として設立された食品の専門商社です。

丸紅の食料部門専門商社である丸紅食料株式会社は、専門商社と言えども、川上から川中までを担当。具体的には、コーヒー生豆の生産、買い付け、輸入から焙煎、放送等の加工まで、あらゆる段階の業務を展開しています。

一方で三井物産の子会社である物産フードサービスは、食品メーカー各社の販売促進、卸・小売各社への商品・販売企画立案・提案等を実行。

このように、総合商社が構築したバリューチェーンの特定の過程を担当する商社が、総合商社系専門商社です。

代表的な総合商社系専門商社

丸紅食料、住商フーズ、物産フードサービス、三菱ケミカルフーズ、伊藤忠食品

独立系専門商社

独立系専門商社とは、総合商社を母体としない商社を指し、独自のネットワークと社風を持っています。

代表的な独立系専門商社

国分グループ、加藤産業

さいごに

食品業界における商社の役割をお伝えしてきました。商社の役割を理解することを通して、みなさんの食品業界についての理解が深まっていれば幸いです。

今回の記事を通して気になった企業について気になった方は、ぜひ深く調べてみてください。

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‌【利用者の声】
‌・食品メーカーが気になっていることもあり、食品メーカーのイメージなど教えてもらいました。就活の話もたくさん教えてくれたので、私にとってとてもプラスな話ばかりでした。何でも丁寧に答えてくれて嬉しかったです。ありがとうございました。
‌・私が食品企業を志望していることもあり、経験談も兼ねて選考のこと、企業の特徴などと具体的なことについて教えて頂きとても参考になりました。
‌・食品業界の営業、優秀な社会人像など多岐に渡るお話を聞かせて頂きました。特に就職活動で大切な事に関して、もっと自分も取り組んでいこうと思いました。
‌食品業界や企業についての理解が深いため、適切なアドバイスをくださることでしょう。ぜひ話を聞きに行き、みなさんの就活の糧としてください。
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