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商社がメーカーに卸す原料を輸入している写真。

商社とメーカーの関わりについて理解しよう

就活生から圧倒的な人気を誇る商社。この記事では、商社とメーカーの関係性について解説します。記事を読んで、商社の果たしている役割についての理解を深めてください。

2018.04.11

商社がメーカーに卸す原料を輸入している写真。

【商社 目次】

第1章
第2章
第3章
商社とメーカーの関わりについて理解しよう
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第4章
第5章

はじめに

就活生に圧倒的な人気を誇る「商社」と「メーカー」。この記事を読んでいる方の中にも、双方に興味のある学生は多いのではないでしょうか?それぞれ別の業界と捉えられがちですが、商社とメーカーは、非常に密接に関わっています。

‌この記事のテーマは、商社とメーカーの関わり合いについて。商社の仕事は非常にわかりにくいことで知られていますが、メーカーとの関係性を整理することで、理解しやすくなるはずです。

‌ぜひ最後まで読んで、2つの業界に対する理解を深めてください。

商社の事業について理解しよう

モノづくりを生業とするメーカーと、モノの流通を生業とする商社。両者はどのように関わっているのでしょうか?

‌この関係性を理解するためには、商社の2大事業である「トレーディング」と「事業投資」について理解していなければなりません。以下では、2つの事業について説明していきます。

トレーディングとは?

まず、商社のトレーディングについて説明します。

‌トレーディングの事業内容は、ずばり取引の仲介。海外の製品・サービスの輸入や国内メーカーから仕入れたモノの輸出をはじめ、取引が円滑に進める役割を担っています。
非常に簡単にまとめると、商社はメーカーが原料を集めるところから、モノを作って販売するところまでの取引をサポートしているのです

‌事業投資とは?

商社は本来、上述のような取引の仲介をすることで収益を上げていました。しかし近年、メーカーは商社の仲介を利用せずに自分で取引するようになりました。こうなってしまっては、商社が存在する意味は薄れ、収益を上げることができなくなってしまいます。

‌そこで商社が手がけるようになったのが、事業投資です。事業投資をする目的としては、商社を介して取引をする価値を保有すること

自動車メーカーと商社の関係を例にとって説明しましょう。従来のトレーディングであれば、商社は鉄鋼メーカーと自動車メーカーの間に立って取引をサポートするのみでした。しかし、商社は事業投資によって「鉄の加工」の機能を保有します。商社が自動車メーカーに鉄を供給する際に、鉄を使いやすいよう加工して供給するのです。

‌商社が鉄の加工の機能を持つことによって、自動車メーカーは、負担なく鉄を利用することができるようになります。このように、商社は、メーカーが直接取引するのではなく、商社から鉄を買った方が良い理由を持つことで収益を上げるようになりました

‌原料調達から加工、製造、販売、アフターサービス。商社はこれらの流通の過程で価値を発揮できるよう、企業に投資します。こうすることによって、商社を介することの価値を与えることができるのです。

‌商社とメーカーの繋がり

商社が手がける2つの事業について説明してきました。上述の説明からもおわかりいただけるかもしれませんが、商社はメーカーが材料を仕入れてから販売するために必要な機能を提供しています。

‌ここでは、商社とメーカーの繋がりをイメージしてもらえるよう、2つの事例をピックアップしました。メーカーがトレーディングと事業投資によってどのようなサービスを享受しているのか意識しながら読んでみてください。

①商社とコーヒーメーカー

まずは、商社とコーヒーメーカーの例から。コーヒー豆は熱帯付近の発展途上国において生産され、先進国に輸出されます。そして先進国で焙煎加工を施され消費されています。発展途上国から先進国へといった構図になっているのがコーヒー事業の特徴です。

商社のトレーディング

商社はコーヒー豆の農家からコーヒー豆を購入し、消費国である日本へ輸入します。輸入したコーヒー豆をコーヒーメーカーに販売。そして加工を施したものを小売店に販売する取引でも役割を果たします。

商社の事業投資

コーヒー産業は熱帯の発展途上国において貴重な外貨獲得の産業でありますが、コーヒー豆の多くは貧しい小規模農家で栽培されています。小規模農家は設備も悪く安定した栽培をすることが難しいため、農家を廃業し海外へ出稼ぎをすることも珍しくありません。

‌このような農家が多数出てしまうと、その国のコーヒー産業は低下し、経済衰退に繋がってしまいます。また、コーヒーの栽培自体も標高1000m以上の山岳斜面地帯であり、機械の導入は環境的に難しいため、ほとんどが手作業で行われていることも事実です。
そこで、商社はそのような農家へ事業投資をすることによって栽培の持続を可能にし買い手へ安定した供給を手伝います。また、供給の安定だけでなく品質の向上も促しています。具体的には農家の技術向上、設備の支援やインフラの整備などを行なっています。

このように農家の自立と品質向上、国の発展にも貢献できるのが商社の魅力の1つといえるでしょう。

②鉄鋼商社と鉄鋼メーカー

つぎに専門商社と鉄鋼メーカーの関わりについて説明します。

‌鉄鋼メーカーと言うと、新日鉄住金やJFEスチールなどの企業が挙げられますが、鉄鋼を扱う商社では伊藤忠丸紅鉄鋼などがあります。どちらも鉄鋼を扱っていますが、両者はどのようにかかわってくるのでしょうか?

商社のトレーディング

鉄鋼を製造するのが鉄鋼メーカーの役割で、その製造された鉄鋼製品はメーカーから商社に卸されます。そして卸された鉄鋼製品を他メーカーや加工業社へ流通させるのことが商社の役割となっています。
また、鉄鋼製品は海外への輸出が盛んに行われている製品です。そこで商社の強みである海外へのネットワークを生かし、鉄鋼メーカーの貿易を代行することができます。

商社の事業投資

上述した通り、鉄鋼を使うメーカーは鉄鋼メーカーから直接買ったほうが、商社に払う手数料がかからず安く仕入れることができます。それにも関わらず、なぜメーカーは商社に仲介に入ってもらえるように依頼するのでしょうか?
鉄鋼メーカーは鉄をたくさん製造してたくさん売りたいというニーズがありますが、一方鉄鋼を使用するメーカーは、必要なタイミングで必要な量を仕入れたいというニーズがあります。
この両者のギャップを埋めるのが商社の事業投資です。まず鉄鋼メーカーに出資することで経営権を獲得。そして生産量をコントロールすることにより、必要な量を効率よく生産することがきます。さらには、鉄鋼の加工業社に出資することで、ユーザーに必要な形の鉄鋼製品を提供することも可能になり、商社が仲介することによる付加価値を与えることができるのです。

さいごに

ここまで、商社とメーカーにの関わり合いについて解説してきました。

メーカーは多種多様な分野があり、それに伴って商社の役割も変化します。ぜひ、商社とメーカーとの関わりに関する事例を調べ、商社の仕事に対する理解を深めてください。

もっと深く商社業界について知るために

ここまで商社とメーカーの関係性や各事業内容について説明してきました。

大まかな事業内容や、2つの業界の繋がりは理解していただけたと思います。ただ自分が担当する仕事でどの程度それぞれの業界と関わるのか、イメージするのが難しい部分もあるでしょう。具体的な業務内での繋がりについては、実際に働く社員さんにお聞きした方が早いはず。

‌そんなときにおすすめなのが、就活相談プラットフォームのMatcher(マッチャ−)です。
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【社会人・内定者の所属企業(鉄鋼・商社)】
伊藤忠商事、三菱商事、丸紅株式会社、三井物産、住友商事、伊藤忠丸紅鉄鋼、JFEスチール、ニチレイフーズ、住商フーズ、豊田通商など

‌ぜひ鉄鋼業界の社会人に積極的に会いに行き、業界や企業について幅広く質問してみてください。
さぁ、社会人に会いに行こう

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