【ES/面接】例文付き!失敗しない短所の書き方・伝え方とは?
2023/06/27
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ESや面接で短所を問われたら
「あなたの短所は何ですか?」この質問を受けた時、あなたはどう回答しますか?長所や短所についての質問はESや面接において頻出です。
しかし、「素直に短所を伝えると落ちてしまうのではないか」「そもそも自分の短所って何かわからない」などといった悩みを抱えている人もいるかと思います。
そこでこの記事では、ESや面接での魅力的な短所の書き方や伝え方を解説します。また、よくある短所や例文も紹介しているので、参考にして選考突破を目指しましょう!
企業が短所を聞く意図
長所・短所の回答で高評価を得るためには、そもそも企業がどのようなポイントを見極めているのか把握していなければなりません。
企業側が長所・短所を聞くことで確かめたい点は、以下の2つです。
(1)社風や応募職種に合うか
社風は企業によって多種多様で、同じ企業の中でも職種によって求められる適性は異なります。採用担当者は、就活生の長所や短所を知ることで、社風や職種とのマッチを図ります。
例えば、チームワークを大切にする社風の会社の選考で「短所は協調性に欠けることです。」と伝えてしまえば、ミスマッチを感じられてしまう可能性があります。
また、営業職として応募していながら、「短所は人見知りなところです。」と言ってしまえば、職種とのミスマッチとなります。
このように、長所・短所を知ることで、
「自社で活躍してくれそうな人材か」
「現役社員たちと上手くやっていけそうか」
などを確かめています。
(2)自分自身を客観的に分析できているか
仕事をするうえで、自分の不得意を理解して改善に務めること、周囲を頼って補うことなどが重要となります。そのため、入社後活躍してくれそうかを図る指標として、どれだけ自分自身を客観的に見ることができているかを確かめます。
そのため、「短所は何ですか?」と聞かれて、「ありません。」と答えないようにしましょう。自分自身を客観視できない人だと思われてしまう可能性があります。
長所や短所の見つけ方
企業が面接やESで長所や短所を聞く意図や理由を解説してきました。しかし、「自分の長所・短所ってなんだろう。」と何を伝えるべきか悩む人もいるかと思います。
ここからは、なかなか自分自身の長所・短所を思いつかない人へ向けて、効果的な長所・短所の見つけ方を紹介します。
方法は以下の3つです。
(1)モチベーショングラフを通して過去の経験を洗い出す
モチベーショングラフとは、時間の流れを横軸に、モチベーションの起伏を縦軸にとったグラフのことです。モチベーショングラフを作ることによって、自分の人生に大きな影響を与えているエピソードを見つけ出すことができます。
エピソードの中でもモチベーションの低い部分や低い状態に落ち込む分岐点に注目してみましょう。経験を掘り下げることで、今まで気づくことのできなかった弱みを自覚できるかもしれません。短所を出そうと頭を捻っても上手くいかないもの。そのようなときは、過去の経験から短所を探してみてください。
このモチベーショングラフを就活にどのように活かしていくとよいか、具体的には以下の記事で解説しています。
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このモチベーショングラフを就活にどのように活かしていくとよいか、具体的には以下の記事で解説しています。
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(2)自分の長所から短所を考える
長所と短所は裏返しになっていることがあります。
例えば、「協調性に長けている・傾聴力に長けている」という長所の裏返しとして、「周囲の意見に流されやすい・優柔不断である」といった短所が考えられます。
これは、自分が長所だと感じている点が短所になってしまうときはどのようなときか考えてみることで見つかる場合があります。長所から短所を考えてみることで、一貫性が生まれるというメリットもあります。
(3)他己分析をお願いする
自分の短所を見つけるために、家族や友人に「他己分析」をお願いするのも効果的です。他己分析とは、自己分析の1つで、自分ではない他者に自分のことを聞く方法のことです。
普段の自分が周囲の人にどう映っているのか、客観的に知ることができます。自分1人では意識していなかった短所をもらえることも少なくありません。自己理解を深めるとともに、自己認識と他者が受ける印象とのズレを埋めることができます。
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他己分析におススメのツール
もちろん、直接周囲の人にご自身の印象などを聞いてみるのもいいですが、より簡単にたくさんの意見を聞くことができる方法があります。
マイナビが提供しているお願い!他己分析は、LINEで繋がっている友だちにリンクを共有して、回答してもらうことで客観的なデータが集められるツールです。ぜひ、活用してみてください。
長所と短所を伝えるときのポイント
ここでは、長所と短所を伝える際のポイントについてまとめました。
以下、それぞれについて解説していきます。
(1)企業にマッチした長所・短所を伝える
企業は長所・短所を通して、社風や職種とマッチしているか否か、入社後活躍してくれそうか、を見ています。そのため、その企業や応募職種にあったものを盛り込むといいでしょう。
では、企業にマッチした長所や短所はどのようにわかるのか?というと、企業の採用ホームページやパンフレットに記載されている「求める人物像」を見てください、また、説明会や逆質問の時間、OB・OG訪問で「御社で働く人の特徴」「活躍されている社員の方に共通している特徴」などを尋ねてみることも有効です。
(2)具体的なイメージができるエピソードを伝える
長所や短所でよくある「リーダ―シップがある」や「傾聴力がある」は、とても抽象的な表現です。抽象的な表現は、採用担当者からしてみると、入社後どのような場面で活躍してくれるのか、どのような場面で懸念点があるのか、が読み取りづらくなってしまいます。
そのため、言い換え表現を使ったり、長所や短所が発揮された具体的なエピソードを盛り込んだりしながら、相手が想像しやすい話をすることが重要となります。
(3)働くうえで致命的になる短所は避ける
いくら短所といえど、働く社会人として致命的なものを伝えては、選考突破にはつながりません。
例えば、「時間を守れない」といった短所です。社会人となれば、様々な関係者と共に仕事をしていくことが増えます。その時に時間が守れないとなれば、会社の大きなリスクになってしまいます。
そのため、基本的な社会人としての資質を短所とすることは避けることが望ましいです。
(4)努力次第で改善される短所を伝える
短所は、自分自身の努力で改善されるものを話すようにしましょう。そして、短所を伝えた後は、改善のために講じていることを伝えることが重要です。
これを伝えることで、
自分自身を客観的に分析できる人であること
素直にできないことを受け止めて改善する姿勢があること
をアピールすることができるのです。
【例文】短所一覧とそれぞれの回答例
ここでは、よくある短所の例を紹介します。例文も記載しているので、ご自身のエピソードに合致するものがあれば、参考にしてみてください。
短所一覧
①マイペース
②優柔不断
③頑固
④抱え込みすぎてしまう
⑤緊張しやすい
⑥飽きっぽい
⑦慎重
⑧せっかち
短所の回答例
①マイペース
私の短所は、自分のペースを優先してしまいがちなところです。ある物事に熱中すると、他のことが見えなくなることがあります。
実際に、大学の期末テストを控えているにも関わらず、長期インターンの業務に熱中してしまい、前日に徹夜で勉強して期末テストに挑んだという経験があります。
それ以降、スマホのメモ機能を活用してタスクを洗い出し、優先順位や各タスクに割く時間をあらかじめ決めておくようにしています。
②優柔不断
私の短所は、「優柔不断なところ」です。
様々な人の話を聞き入れて、まとめていくリーダーシップを発揮する一方で、意見が対立した際に決めきれない傾向にありました。実際に、サークルで行われた会議で進行役を務めた際に、チーム全員の意見を検討してしまい、時間内に結論を出すことができませんでした。
それ以降、議論「〇〇分で結論を出す」という目標を定めて、細かな時間配分を決めるようにしています。
③頑固
私の短所は、自分の意見に執着してしまう時があることだと自覚しています。責任感の強さや統率力を評価していただき、リーダーを任せてもらえることも多かったのですが、他人の意見を引き出すことをせずに物事を進めてしまうことがありました。
そこで改善策として、一度立ち止まって冷静になり、様々な人の意見を求めるように意識しています。
④抱え込みすぎる
私の短所は、何事も抱え込みすぎて自分のキャパシティーを超えて行動してしまうところです。
ダンスサークルの渉外担当として、5人のチームをまとめていました。その際、うまくタスクを割り振ることができず、あらゆることを自分ひとりで抱え込んでしまいました。その結果、大会当日に体調を崩してしまった経験があります。
それ以来、タスクを書き出して、自分自身がやるべきことと周囲に頼れることを分けて考えるようにしています。
⑤緊張しやすい
私の短所は、緊張しがちなところです。
中学時代にピアノ伴奏を担当した合唱コンクールや、高校時代に出場した吹奏楽コンクールで、緊張しすぎて本番で失敗してしまい、悔しい思いをしてきました。
そのため、努力を怠らないという長所を活かして、本番前にこれ以上ないというほど準備や練習を行、克服に務めています。
⑥飽きっぽい
私の短所は、飽きっぽいところです。
すぐに新しいことに興味が湧く好奇心旺盛な性格であるので、TOEICのテストに向けて勉強している時に、韓国ドラマにハマったおかげで韓国語の勉強を始めてしまい、どっちつかずになった経験があります。
これは視野が広がるという意味では長所と捉えられるかもしれませんが、継続力がないという短所であることは自覚しているので、改善策としてやり切ると決めたことは周囲に宣言しておくことで、逃げ道をなくすようにしています。
⑦慎重
私の短所は、慎重すぎるところです。細部までこだわりすぎて、時間がかかってしまうことが多いです。
実際、ゼミのプレゼンの資料を作った際にあらゆるところからデータを集め、1つ1つ丁寧に分析していった結果、締め切りぎりぎりになってしまいました。
それ以降、どんなデータをどれくらい集めなければならないかなど、先に全体感を把握してから逆算して時間を配分するようにしています。
⑧せっかち
私の短所は、焦って行動することが多い点です。そのため、結論を急いでしまう傾向にあります。
サークルで大会を運営する際、協力企業さんに何度も電話をかけ、決断を急かす印象を与えてしまった経験があります。
それ以降、相手の立場に立って考えることを常に意識するようになりました。