【就活】グループディスカッションのコツは?役割や進め方、対策法

2026/06/29
グループディスカッションの役割
Matcher編集部
[著者] Matcher編集部
OB・OG訪問サービス「Matcher」の編集チーム。就職活動やキャリア選択に関する情報を、学生の視点に立ってわかりやすく発信。Matcherの運営を通じて蓄積した知見をもとに、自己分析、業界研究、企業研究、ES・面接対策など、就職活動に役立つコンテンツを企画・制作する。
西川 晃平
[監修] 西川 晃平
Matcher株式会社代表取締役。OB・OG訪問サービス「Matcher」の立ち上げおよび運営を担う。就職活動における情報格差・機会格差の解消を目指し、学生が社会人に気軽に相談できる仕組みを構築。自身も学生からの就職活動相談に応じ、自己分析、ES添削、面接対策、キャリア選択など幅広い領域で支援を行う。
目次
1.
グループディスカッションとは?
2.
‌企業がグループディスカッションを実施する理由
3.
グループディスカッションで見られる6つの評価基準
4.
基本的なグループディスカッションの流れ
5.
制限時間別|理想的な時間配分の例
6.
グループディスカッションにおける役割分担と戦略  
7.
‌【種類別】グループディスカッションで頻出のテーマ
8.
‌テーマ1|課題解決型グループディスカッションのコツ・出題例
9.
テーマ2|資料読み込み型グループディスカッションのコツ・出題例
10.
テーマ3|抽象テーマ型グループディスカッションのコツ・出題例
11.
テーマ4|意思決定型グループディスカッションのコツ・出題例
12.
テーマ5|フェルミ推定型グループディスカッションのコツ・出題例
13.
‌【初めての人向け】グループディスカッションに向けてやるべきこと
14.
【経験者向け】グループディスカッションの通過率を高める練習方法
15.
グループディスカッションで高評価を得るコツ
16.
グループディスカッションで注意すべきNG行動
17.
‌WEB・オンラインのグループディスカッションにおける注意点
18.
グループディスカッション中のトラブルと対処法
19.
テーマ別のコツを押さえてグループディスカッションの対策をしよう!
「はじめてのグループディスカッションで不安…」
「通過率が悪く、グループディスカッションのコツが掴みきれていない…」
とお悩みの就活生も多いのではないでしょうか?

本記事では、グループディスカッションの進め方や役割など、基礎の部分からしっかり解説していきます。さらに役割別・テーマ別の戦略や、高評価を得るコツなど、グループディスカッションの通過率を上げるポイントも網羅的に紹介しています。

グループディスカッション選考でお困りの就活生は、ぜひ参考にしてください。

グループディスカッションとは?

グループディスカッション(GD)とは、複数人の参加者が1つのテーマについて話し合い、制限時間内に結論を導き出す選考形式のことです。

一般的にはファシリテーター(司会)や書記、タイムキーパーなどの役割を決めた後、一定の進め方に沿って進行します。また企業によっては、チームで出した結論を発表する場合もあります。

株式会社Synergy Careerが26卒・27卒の就活生を対象に行った調査によると、就活生の56.4%がグループディスカッション(GD)を経験していることが明らかになりました。時期や志望企業にもよりますが、就活において避けられない選考であると言えるでしょう。

ESや面接と異なり、実践的なコミュニケーション能力や協調性、論理的思考力が評価される選考形式でもあります。そのため、しっかりとした準備が必須です。

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‌企業がグループディスカッションを実施する理由

企業がグループディスカッションを実施する目的として、以下の2つが挙げられます。

▼企業がグループディスカッションを実施する目的
・一度に多くの学生の選考ができるため
・リアルなチームでの動きをチェックできるため

以下で詳しく解説していきます。

一度に多くの学生の選考ができるため

企業がグループディスカッション選考を実施するメリットとして、一度に大量の学生の選考ができる点が挙げられます。面接と違って就活生1人にかける時間が削減できるため、企業側も効率的に採用活動を行うことができます

そのため、募集人数の多い大企業では特に好まれる選考と考えられるでしょう。

リアルなチームでの動きをチェックできるため

グループディスカッションは複数人で答えを導き出す必要があります。したがって、就活生がチームで協働するときの「リアルな働き」を見ることが可能です。

グループディスカッションでの動きから「入社後どのように仕事に取り組むか」など実践的な能力を見極めることができるため、採用でもよく使われる選考の一つなのです。

グループディスカッションで見られる6つの評価基準

グループディスカッションでは、入社してからの活躍するポテンシャルを評価されます。実際に企業の人事担当者が見ているのは、以下の6つの観点です。
グループディスカッションで見られる6つの評価基準
以下で詳しく解説していきます。

‌①コミュニケーション能力

グループディスカッションで評価されるスキルの中でも、コミュニケーション能力は最もよく見られます。

就活の場におけるコミュニケーション能力は、単に「話が上手い」といったようなスキルではありません。グループディスカッションにおけるコミュニケーション能力は、以下のような観点で見られています。

▼グループディスカッションで必要なコミュニケーション能力
・自分の意見をしっかりと発信できる
・自分の考えを端的にわかりやすく伝えられる
・リアクションを示しながら相手の話を聞く
・相手の話の内容を正しく理解する
・話の流れにあった発言・返答ができている

重要なのは「会話のキャッチボールが正しくできている」ことです。自分の意見をわかりやすく伝えるだけでなく、相手の発言の意図を正確に捉え、流れにあった返答をすることが求められます。

②協調性

チームメイトと協働してより良い結果を出す「協調性」は、仕事をする上では欠かせない特性です。ESや面接では協調性が測りにくいため、特にグループディスカッションで重視されます。

協調性の観点からは、特に以下のような行動が評価されます。

▼グループディスカッションで高評価な協調性のある行動
・議論前にあいさつをしている
・メンバーの発言に対して、ポジティブな反応を返す
・反対意見を言う際に、トゲのない表現が使えている
・話せていない人に、自然と発言を促せている

協調性での評価を狙う場合、上記のような行動を必ず取ることより「周囲への気配りを忘れない」意識の方が重要です。テーマを考えることに集中しすぎず、メンバーの状況に目配りできると良いでしょう

③論理的思考力

筋道立てて物事を考える「論理的思考力」も、グループディスカッションにおいては非常に重要な能力です。

▼グループディスカッションで見られる論理的思考力の例
・根拠を持って思考できているか
・テーマから逸れた発言をしていないか
・重要な観点を見落としていないか
・話題が逸れた際に軌道修正できているか

ただし論理的思考力を重視しすぎて、行動・言動の配慮が欠けてしまっては意味がありません。例えば、メンバーがアイデアベースの発言をした際に「それは客観的な根拠がないのでダメです」など、強い言葉を使わないようにしましょう。

大事なのは「論理的思考力」と「コミュニケーション能力」「協調性」をあわせ持つことです。特にグループディスカッションでは、論理的思考力以上に「他者との協働」がみられている点に注意してください。

④当事者意識の高さ

グループディスカッションでは「自分がチームの一員として貢献する」という当事者意識が評価されます。誰かが話し出すのを待つのではなく、自分から積極的に動く姿勢が重要です。

テーマに取り組む際は、ぜひ「実際の仕事」と捉えて挑戦してみてください。

⑤マネジメント能力

限られた時間の中で結論を出さなければならないグループディスカッションでは、マネジメント能力も見られる一要素です。時間管理と質の高い議論を両立させるスキルが問われます。

基本的にはタイムキーパーの人が時間管理を行いますが、その他の役割の場合でも時間や進捗状況に気を配れると良いでしょう。

⑥発想力

グループディスカッションで出題されるテーマの多くは、結論として施策を考えるタイプです。そのため、課題解決に向けたアイデアを考えられる力が求められます。

議論中は意見が煮詰まりがちなので、チームに新たなアイデア・観点を与えられるスキルは実際の仕事でも重宝されます。

基本的なグループディスカッションの流れ

ここでは、基本的なグループディスカッションの流れと進め方をご紹介します。
基本的なグループディスカッションの流れ
‌グループディスカッション選考では、上記の流れを理解している前提で進む場合も少なくありません。知っているだけでも選考を有利にできますので、ぜひ参考にしてください。

‌①役割分担・時間配分の決定

テーマの確認や議論に入る前に、まずは役割分担と時間配分の決定を行います。

役割分担は、主にファシリテーター・書記・タイムキーパーを決めます。人事担当者から役職について別途指定があった場合は、その指示に従いましょう。また時間配分の決定は、議論を円滑に進める上で非常に重要です。時間配分の目安は「制限時間別|理想的な時間配分の例」の章で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。

②テーマの前提確認

次に、テーマの前提確認を行います。テーマの前提を定義することによって、議論中のズレを防ぎつつ、より説得力のある結論を導くことが可能です。

前提確認では、テーマに対して「5W(When・Where・Who・What・Why)」を意識してみましょう。以下に「コンビニのホットスナックの売上向上施策を考えよ」というテーマで、5Wの観点を活用した前提確認の例を挙げています。ぜひ参考にしてください。

▼「コンビニのホットスナックの売上向上施策」における前提確認(5W)の例
When(いつ):施策実行から1年間の売上
Where(どこで):東京都23区内の駅前のコンビニ
Who(誰が):クライアントはコンビニの店長(自分たちはコンサルタント)
What(何を):ホットスナックの売上額を1.2倍にする
Why(なぜ):ついで買いを促進し、客単価を向上させるため

③現状分析と課題特定

テーマの前提確認の後は、現状分析と課題特定を行います。現状を抜け漏れなく分析し、課題を特定することで「どのようなことを解決するべきか」を考えます。ここで言う課題とは「業務全体の生産性を低下させる原因となる特定の要因」を指しており、ボトルネックと呼ばれる場合もあります。

例えば、「コンビニのホットスナックの売上向上施策を考えよ」における現状分析の例は以下の通りです。基本的に、観点ごとに分析していきます。

▼現状分析の例|「コンビニのホットスナックの売上向上施策を考えよ」
◯市場・商品面
からあげやコロッケなど定番商品が中心
昼食時や夕方に需要が集中しやすい
コンビニ各社で商品差別化が進んでおり、競合商品も多い
売上(=来店客数 × 購入率 × 購入単価)のうち、購入率が低い

◯顧客面
主な購入者は夕方に中学生・高校生、夜に1人暮らしの社会人
「小腹を満たしたい」「おかずを一品追加したい」というニーズがある
健康志向の高まりにより揚げ物を避ける層も存在する

◯店舗面
レジ横に陳列されるため視認性は高い
混雑時は商品を見る余裕がない
セルフレジの場合は商品の購入ができない場合がある

現状分析では、色々な側面から考えることが大切です。特に売上向上施策の場合は、顧客の属性や時間帯など、できる限り深掘りして分析してみてください。課題特定や施策のアイデア出しで活用できる情報になります。

また「売上=来店客数 × 購入率 × 購入単価」のような要素分解もよく出てきます。目指すべき結果はどのように数値で考えられるのかを意識してみましょう。

次は、課題特定の例を紹介します。

▼課題特定の例|「コンビニのホットスナックの売上向上施策を考えよ」
①セルフレジで済ませる人のホットスナック購入が見込めない
②健康志向の人や女性の購買率が低い
③他商品と異なり、朝の売上が見込めない

現状分析を踏まえて「どこが弱みなのか」「何を改善したら解決するのか」を考えるのが課題特定のフェーズです。現状分析で考えた内容からずれてしまうと、根拠が薄くなってしまい論理的ではなくなってしまうので、気をつけてください。

現状分析・課題特定は施策を出す時間ではなく「テーマが持つ課題に向き合う時間」です。ここで施策の話をしてしまうと、話の流れを乱してしまうため注意しましょう。

‌④施策のアイデア出し

課題の特定が終わったら、次に施策の案出しを行います。ただアイデアを出すのではなく「課題の解決にアプローチできる施策かどうか」を意識しましょう。そのため、必ず課題とセットで施策を考えるのがオススメです。

実際のアイデアの例は以下の通りです。

▼施策のアイデア出しの例|「コンビニのホットスナックの売上向上施策を考えよ」
・セルフレジでも購入できるホットスナックを導入する
・学生を対象にドリンクとのセット割引を実施する
・お酒コーナーにホットスナックのPOPを設置する
・試食を実施する

施策自体はアイデアベースでも構いませんが、「分析した課題」「施策の効果」を常に考えられるとよいでしょう。

⑤施策の比較検討

施策のアイデアが複数出たら、どの施策が一番適切かの比較検討を行います。基本は「効果」「実現可能性」「コスト」の3項目から、施策を評価します

▼比較検討の項目で見るべきポイント
・効果:目標が十分に達成できる施策か
・実現可能性:前提条件の中で施策の実行が可能か
・コスト:施策にかかる費用や時間、労力はどのくらいか

実際にグループディスカッションに参加する際は、以下のように表を書いてみるのがおすすめです。
▼施策の比較検討|「コンビニのホットスナックの売上向上施策を考えよ」▼施策の比較検討|「コンビニのホットスナックの売上向上施策を考えよ」

⑥結論付け

施策を比較検討した結果を踏まえて、今回の議論における結論を決めます。上記の表から考えると、「お酒コーナーにホットスナックのPOPを設置」もしくは「学生向けにドリンクとのセット割引を実施」が妥当だと考えられます。

またこのとき、選ばれた結論がなぜ適切なのかを言語化しておくのがおすすめです。発表につながるだけでなく、言語化できる論理的思考力が評価される可能性も高まります。

⑦発表

グループディスカッションによっては、議論終了後にグループでの結論を発表する時間が設けられている場合があります。発表に備えてグループの発表者が内容をまとめる時間を確保しておきましょう。

特にファシリテーターや書記などの役割がなかった人は、発表者になる可能性が高くなります。ただ議論に参加するのではなく、発表を見据えて内容を整理しながらディスカッションを進めるのがおすすめです。

制限時間別|理想的な時間配分の例

今まで、グループディスカッションの流れを解説してきました。ここでは、グループディスカッションにおける理想の時間配分を、制限時間別にご紹介します。

議論時間「20分」「30分」「45分」「1時間」の時間配分と、進める際のポイントをご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

20分|テキパキと進めて議論の時間をしっかり取ろう

議論時間「20分」のグループディスカッションにおける理想の時間配分は以下の通りです。

▼20分|理想的な時間配分の例
・役割分担・時間配分の決定:1分
・テーマの前提確認:2分
・現状分析と課題特定:6分
・施策のアイデア出し:6分
・施策の比較検討:3分
・結論付け・発表準備:2分

議論時間20分の場合、かなり短いグループディスカッションになります。そのため、役割分担や時間配分などは早めに終わらせ、現状分析やアイデア出しにしっかり時間を使えるようにしておきましょう

30分|各フェーズを時間内にきっちり終わらせよう

議論時間「30分」のグループディスカッションにおける理想の時間配分は以下の通りです。

▼30分|理想的な時間配分の例
・役割分担・時間配分の決定:1.5分
・テーマの前提確認:3分
・現状分析と課題特定:9分
・施策のアイデア出し:9分
・施策の比較検討:5分
・結論付け・発表準備:2.5分

議論時間30分の場合は時間が長いと思いがちですが、油断していると時間が押してしまい、結論が出せなかったというケースが少なくありません。しっかりと時間管理を心がけ、予定した時間配分通りに各項目を終わらせていきましょう

45分|柔軟に調整できる時間を設けよう

議論時間「45分」のグループディスカッションにおける理想の時間配分は以下の通りです。

▼45分|理想的な時間配分の例
・役割分担・時間配分の決定:2分
・テーマの前提確認:5分
・現状分析と課題特定:12分
・施策のアイデア出し:10分
・施策の比較検討:6分
・結論付け・発表準備:5分
・予備時間:5分

議論時間45分の場合は、時間配分を決める段階で予備の時間を確保するのがおすすめです。長時間のグループディスカッションではテーマも難しいため、現状分析や課題特定、アイデア出しで時間が押すことも少なくありません。そこで余裕をもって時間配分を設定することで、各フェーズが遅れても柔軟に対応することができます。

1時間|テーマについて思考・議論する時間を確保しよう

議論時間「1時間」のグループディスカッションにおける理想の時間配分は以下の通りです。

▼1時間|理想的な時間配分の例
・役割分担・時間配分の決定:2分
・テーマの前提確認:8分
・現状分析と課題特定:20分
・施策のアイデア出し:12分
・施策の比較検討:8分
・結論付け・発表準備:5分
・予備時間:5分

議論時間1時間の場合は、「出題テーマとじっくり向き合う」ことが求められています。そのため、前提確認や現状分析をおろそかにせず、十分な時間を確保しましょう。

グループディスカッションにおける役割分担と戦略  

グループディスカッションで必要になる6つの能力について説明してきました。ここからは、グループディスカッションを進めるにあたり、必要になる役割について紹介します。

▼グループディスカッションにおける役割分担「グループディスカッションにおける役割分担」の紹介画像各々の役割における注意点も取り上げるので、合わせて確認してください。

司会(ファシリテーター)

ファシリテーターとは、議論の全体の方向性を示し、議論を進めていく役割を担う人のことです。役割の難易度が高いため、戦略をしっかり押さえる必要があります。

ファシリテーターに関するグループディスカッションの戦略は以下の3つです。

1|無理にファシリテーターに立候補しない
就活総合研究所の調査によると、グループディスカッションで評価されると思う役割1位はファシリテーターでした。難易度が高く目立つ役割のため、選考通過を狙ってファシリテーターに立候補する就活生も少なくありません。

一方で、グループディスカッション初心者だったり、ファシリテーターに苦手意識があるまま担当してしまうと、上手く議論をまとめられず逆に低評価につながってしまいます。

グループディスカッションでは、自分が持っている能力を十分発揮できていれば、役割に関わらずしっかりと評価されます。この点において「他の役割よりファシリテーターの方が有利」という事実はありません。ファシリテーターが評価されるといった先入観は気にせず、自分の得意分野で勝負できる役割を選んでください


2|意見を発信することより「議論の流れをつくる」
ファシリテーターに求められるのは、議論を前に進めることです。したがって、自分の意見をどんどん言っていくよりも、進むべき議論の流れをつくることの方が重要です。グループディスカッションの基本的な流れを押さえつつ、次の議論展開を予測できるといいでしょう。

3|他人の意見を柔軟に取り入れる
ファシリテーターを務める際は、積極性やマネジメント能力が評価されやすい一方で、協調性のアピールが難しい傾向にあります。そこで「他人の意見を柔軟に取り入れる」姿勢を見せることで、「協調性」「傾聴力」をアピールできるでしょう。

特に他のメンバーから、新たな観点での発言やアイデアの提案があった場合は、聞き入れる姿勢を見せるのがおすすめです。

書記

書記は、議論の内容をわかりやすくまとめる役割です。ただ内容を書き記すだけでなく、議論全体やメンバーのことを考えて行動できると、高評価を得られます。

書記に関するグループディスカッションの戦略は以下の2つです。
1|議論にも積極的に参加する
書記担当になったとしても、メモを取るだけに集中するのではなく、議論にも積極的に参加しましょう。特に書記は、議論内容を俯瞰でまとめられることが強みです。議論の流れが停滞したり、矛盾があったりした場合に、積極的に修正できると良いでしょう。

2|メンバーが振り返りやすい議事録を意識する
書記は見やすい議事録を書く必要があります。ここで言う「見やすい」とは「議論に集中していたメンバーが後で振り返った時に、内容をすぐ把握できる」ことです。

タイムキーパー

タイムキーパーは、議論を計画的に進めるために、時間管理をする役割を担います。時間管理に加え、議論全体の管理もできると高評価を得られます。
‌タイムキーパーに関するグループディスカッションの戦略は以下の2つです。

1|議論にも積極的に参加する
書記と同じく、時間管理だけに没頭せずに議論にも積極的に参加しましょう。タイムキーパーは議論の内容把握がおろそかになりがちなので、「今何を話しているか」を常に意識してみてください。

2|積極的に議論の進捗管理を行う
タイムキーパーは時間だけでなく、議論の進捗管理も行えると好印象です。時間配分を踏まえたうえで「あと何分です」といった機械的な発言ではなく。「あと何分で定義付けを終えて、次は〇時△分までに現状分析が終わっているといいペースです」など、具体性のある指示ができると良いでしょう。

‌発表者

発表者は、チームで導き出した結論を発表する役割です。議論内容を正確に把握し、結論をわかりやすく伝えるスキルが求められます。

発表者に関するグループディスカッションの戦略は以下の2つです。

1|結論ファーストを意識する
発表する際は結論ファーストを意識し、「結論→その理由・背景」という順番で話しましょう。評価者に対して、議論内容をわかりやすく伝えることができます。

2|頭の中で考えをまとめながら議論に参加する
発表者は「議論のまとめ」を発表するのではなく「結論とその理由」を伝えるのが役割です。したがって、議論した順番に話をしても評価者には上手く伝わりません。結論を軸として、その背景や理由がわかりやすく話せるよう、議論中から頭の中で発表内容を整理しておくと良いでしょう。

アイデアマン・役割なし

アイデアマンとはその名の通り、議論を推進する上で必要なアイデアを出す役割です。積極的に発言しつつ、他のメンバーへの気配りができると良いでしょう。

‌アイデアマンに関するグループディスカッションの戦略は以下の2つです。

1|積極的に新しいアイデア・観点を提示する
アイデアマンの場合、議論の内容を積極的に深める役割を担う必要があります。発言量を極端に多くする必要はありませんが、新しいアイデアや視点を提供する意識を大切にしましょう。

2|他の人への気配りを忘れない
困っている役職者をサポートしたり、発言量が少ない人に話を聞いてみたりと、他のメンバーへの配慮をしっかり行動として見せましょう

このように、役割がない場合でも「論理的思考力」や「協調性」など、自分の強みを発揮できる行動は多くあります。しっかりと状況を見極めて、高評価を狙いましょう。

以上がグループディスカッションを進める上で必要になる役割です。最も注意すべきなのは、自分の役割に固執しすぎないこと。大まかに5つの役割を挙げましたが、人数が8人いるグループディスカッションだと役割が被ることは当然です。人数が3人であれば、1人が複数の役割を担わなければならないでしょう。

‌「俺はファシリテーターだから。。」
‌「私書記だから!」


‌と、自分の役割にこだわると、議論に上手く適応できないまま、グループディスカッションが終わってしまいかねません。こうしたことにならないように、最低でも2つの役割は行えるという状況にしておいたほうが良いでしょう。

‌また、企業側が「役割分担をしないでください」と事前に指示するパターンもあります。このような場合でも、先に説明した「コミュニケーション力」「論理的思考力」「協調性」など見られる評価項目は変わりませんので、議論への貢献を通して積極的にアピールしてください。

‌【種類別】グループディスカッションで頻出のテーマ

ここでは、グループディスカッションでよく出題されるテーマについてまとめました。

▼グループディスカッションでよく出るテーマの種類と特徴
「グループディスカッションでよく出るテーマの種類と特徴」の紹介画像
次では、各テーマのコツや例題をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

‌テーマ1|課題解決型グループディスカッションのコツ・出題例

課題解決型のグループディスカッションでは、達成すべき目標をテーマとして提示し、どのようにアプローチするべきなのかを議論します。

企業がこれから取り組むべき新事業を提案する「新規事業立案型」や、既存のサービスや商品の売り上げを向上させる施策を提出する「売上アップ型」などが代表例です。

課題解決型グループディスカッションの出題例は以下の通りです。

▼課題解決型グループディスカッションの出題例
・日記アプリをZ世代に定着させるには?
・高齢化社会に対応した新サービスを立案してください
・コンビニスイーツの売上を伸ばす施策を考えてください
・新入社員の定着率を高める施策を考えてください
・デジタル名刺を日本で普及させるには?
・社内研修の参加率を高めるには?
・書籍を電子書籍ではなく紙で購入してもらうには?
・シニア向けサブスクサービスを企画してください
・未利用魚の消費を促進するビジネスを考えてください
・東南アジアでカーシェアを普及させるには?

課題解決型グループディスカッションの場合は、以下のコツを意識してみてください。

〇「現状分析→課題特定→施策のアイデア出し」の流れを徹底する
グループディスカッションで求められている結論は「実現可能な施策」です。実現可能性の高い施策を考えるうえで、現状分析から課題特定の内容も現実に沿ったものである必要があります。

〇課題にアプローチできる施策を意識する
大切なのは「施策によって課題が解決されること」です。アイデアベースでの意見発散も重要ですが、特定した課題にアプローチできるかどうかという視点は必ず持ちましょう。

テーマ2|資料読み込み型グループディスカッションのコツ・出題例

資料読み込み型グループディスカッションでは、事前に配布された資料を読み、その情報をもとにメンバーと議論を行います。議論時間とは別に、個人ワークの時間が取られることが多いです。

▼資料読み込み型グループディスカッションの出題例
・アンケート結果やグラフを見た上で、どの商品開発を進めるべきか議論してください
・新卒社員の配属地にふさわしい国について、資料に基づいて考えてください
・スプレッドシートに沿って、地方施設への適切な投資施策を立ててください
・グループワークの失敗談を基に、具体的な改善策を考えてください

資料読み込み型グループディスカッションの場合は、以下のコツを意識してみてください。

〇資料から自分の仮説を立てる
個人ワークがある場合、ただ資料の情報を把握するのではなく、得られた情報から「ターゲットにはこっちの方が合っていると思う」「〇〇が失敗の原因ではないか」など、自分なりの仮説を持つことを意識してみましょう。

各々が仮説をもってグループディスカッションに臨むことで、より質の高い議論にすることができます。

〇自分の意見に対して根拠を持つ
資料読み込み型グループディスカッションの場合、他の形式と違って、資料内に考えの根拠が必ずあります。「アンケート結果から~」「この記述によると~」など、必ず資料のどこを根拠にしたのか明らかにして発言できると良いでしょう。

テーマ3|抽象テーマ型グループディスカッションのコツ・出題例

抽象テーマ型では、答えに正解がないテーマが提示されます。そのためグループ内でどのように考えて結論を出すのかについて、思考プロセスが特に重視されるのが特徴です。

▼抽象テーマ型グループディスカッションの出題例
・「信頼」を数値化する方法を考えてください
・社員が長く働きたいと思う組織とは?
・AI時代に評価されるビジネスパーソンとは?
・月面基地で最も重要な設備は何か考えてください
・理想の街に必須の要素を3つ挙げてください
・固定電話の新しい価値を創造してください
・10年後に流行っているものは?

抽象テーマ型グループディスカッションの場合は、以下のコツを意識してみてください。

◯前提確認・定義付けに時間をかける
抽象テーマ型では、メンバー全員の認識を合わせることが非常に大切です。前提条件や言葉の定義で目線がズレていると、途中の議論がまとまらなくなってしまいます。そのため、通常のグループディスカッションよりも、前提確認や定義付けに時間を使いましょう

テーマ4|意思決定型グループディスカッションのコツ・出題例

意思決定型テーマでは、いくつかの選択肢を提示し、どれを選ぶことが最適なのかを議論します。ディベートに近い形式と考えるとわかりやすいでしょう。

▼意思決定型グループディスカッションの出題例
・「都市」と「田舎」どちらに住むべきか考えてください
・「晴れ」と「雨」どちらの方が良い天気と言えますか
・企業施策として「早朝」と「深夜」どちらの出社を促すべきですか
・日本での成人年齢は「18歳」と「20歳」どちらが最適ですか
・回線速度は今以上に早くなるべきと考えますか
・「Bluetooth」と「有線」どちらのイヤホンの方がオススメですか
・「経済的成長」と「文化的成長」どちらを優先するべきですか

意思決定型グループディスカッションの場合は、以下のコツを意識してみてください。

◯相手の意見にしっかり耳を傾ける
意思決定型グループディスカッションでは、自分の主張ばかりではなく、反対意見の主張もしっかり聞きましょう。相手の意図も理解することで、より深い議論ができます。

◯必ずどちらかの選択肢で結論を出す
中には「どちらの選択肢も良い」「場合による」と考える人もいるでしょう。しかし、意思決定型グループディスカッションでは、「二者択一の中で、チームの総意でどちらかを選ぶ」ことを求められています。必ずどちらかの選択肢を選んで結論を出してください。

テーマ5|フェルミ推定型グループディスカッションのコツ・出題例

フェルミ推定とは、その場で調べられない・実際の調査が難しい数値を、いくつかの手がかりを元に推論し、概算で答えを導く手法を指します。この作業をチームで行うのが、フェルミ推定型グループディスカッションです。

▼フェルミ推定型グループディスカッションの出題例
・日本にあるネクタイの総数
・日本国内の新幹線における1日あたりのコーヒー販売数
・大阪府にある建物の総階数
・インドネシアでの自転車使用率
・東京都内における小雨で傘をさす人の割合
・大分県での自動車普及率
・渋谷駅構内にある階段の総段数
・東京都内におけるレンタル電動キックボードの1日の稼働率
・日本で1週間のうち2回以上白靴下を履く人数

‌フェルミ推定型グループディスカッションの場合は、以下のコツを意識してみてください。

◯フェルミ推定に慣れる
フェルミ推定は解き方がある程度決まっているため、基本的な解法や代表的な問題に触れていれば、グループディスカッションでの出題にも対応することができます。フェルミ推定について解説している書籍やサイトで、ぜひ予習してみてください。


◯他のメンバーの視点も柔軟に取り入れる
フェルミ推定は、面接でもよく取り入れられる手法です。したがって、グループディスカッションという形式でフェルミ推定を行う意図は「協調性を見るため」と考えられます。自分だけで話を進めず、他のメンバーの意見も取り入れて議論を進められるかが重視されます。

‌【初めての人向け】グループディスカッションに向けてやるべきこと

「初めてのグループディスカッションが不安」「初参加のグループディスカッション前に何をやっておけばいい?」とお悩みの就活生も多いのではないでしょうか?

ここでは、初めての人向けにグループディスカッションに向けてやるべき対策をご紹介します。

▼【初めての人向け】グループディスカッションに向けてやるべきこと
・グループディスカッションの実践動画を視聴する
・グループディスカッションの練習会に参加する
・友人とグループディスカッションの練習を行う
・AI・練習用アプリを活用する

以下で詳しく解説します。

グループディスカッションの実践動画を視聴する

まずはグループディスカッションを実際にやっている動画を視聴し、全体の流れや進め方を見てみましょう。また、各役割の仕事内容を把握しておくのもオススメです。

先に全体感を知ることで、初めて参加するグループディスカッションでも安心してチャレンジすることができます。下記リンクは、筆者が初めてグループディスカッションに参加する前に視聴したYouTube動画です。進行や評価を客観的に知ることができるため、ぜひみて見てください。

グループディスカッションの練習会に参加する

多くの就活支援サービスでは、定期的にグループディスカッションの練習会を開催しています。実際の選考の前に、一度は練習として参加するのがオススメです。初心者向けの練習会や、企業が実施しているイベントもあるので、ぜひ探してみてください。

▼【28卒向け】グループディスカッションの練習会一覧

また大学のキャリアセンター主催のグループディスカッション練習会が用意されている場合もあります。ご自身の経験や就活時期に合わせて、さまざまな機会を活用していきましょう。

友人とグループディスカッションの練習を行う

グループディスカッションのスキルを磨くには、複数人での実践練習が非常に効果的です。大学の友人やゼミの仲間など、複数人で模擬ディスカッションを行ってみましょう。

練習する際は、役割分担や時間制限、結論の発表など、実際の進行に近い形で実施するのがオススメです。緊張感を持って練習することで、選考の場でも良いパフォーマンスを発揮できます。

AI・練習用アプリを活用する

1人でグループディスカッションの練習をする際は、AIや練習アプリを活用してみてください。

グループディスカッションの練習アプリでオススメなのは「INCUE」です。チャット形式で進行し、役割ごとの動きや使う表現など、かなり実践的に練習できます。

【参考】

またAIであれば、自分が苦手なシチュエーションやテーマを個別で対策することが可能です。さらに評価も詳しくもらえるため、動きの改善に役立ちます。以下ではプロンプトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

グループディスカッションの練習ができるAIプロンプト

以下はグループディスカッションの練習ができるAIプロンプトです。お使いのAIに入力するだけで簡単にグループディスカッションの練習ができます。参加人数や自分の役割を入力することで、状況別の対策も可能です。ぜひ活用してみてください。

▼【コピペでOK】グループディスカッション練習用のAIプロンプト
あなたはGDの練習相手です。参加人数[ ]、私の役割[ ]を設定し、私以外の参加者全員を演じてください。まずGDテーマを提示し、議論を開始してください。質問・反論・論点整理を交えながら実際の選考のように進行してください。私が「終了」と入力したら議論を終え、最後に発言内容や立ち回りを評価してください。

【経験者向け】グループディスカッションの通過率を高める練習方法

ここでは「グループディスカッションに慣れてはきたけど、選考の通過率を上げたい!」という就活生に向けて、実践的な練習方法をご紹介します。

▼【経験者向け】グループディスカッションの通過率を高める練習方法
・ケース面接の問題に触れてみる
・有名なフレームワークを押さえる
・議事録を取る練習を行う
・普段からニュースをチェックしておく
・企業が求める人物像を把握する

以下で詳しく解説していきます。

ケース面接の問題に触れてみる

グループディスカッションでは、限られた時間で課題を整理し、解決策を導く力が求められます。ケース面接の問題に取り組むことで、論点整理や仮説構築の練習になり、議論の方向性を素早く示せるようになるでしょう。

有名なフレームワークを押さえる

ビジネスにおける一般的なフレームワークを理解しておくと、議論をスムーズに進めやすくなります。3C分析や4P分析、SWOT分析などの基本的なフレームワークを押さえておけば、現状分析や課題特定を効率的に行えます。

以下は代表的なフレームワークの種類と活用方法です。ぜひ参考にしてください。
「フレームワークの種類と活用方法」の紹介画像
ただし、フレームワークに固執せず、テーマに応じて柔軟に活用することが重要です。ケース面接問題の活用と合わせて、フレームワークを適切に使えるよう練習してみましょう。

議事録を取る練習を行う

議事録作成の経験を積むことで、議論の要点を整理する力が身につきます。AIを使ったグループディスカッション練習で、各登場人物の発言からリアルタイムで議事録を取ってみるのがおすすめです。

普段の会議や授業などで要約を意識しながらメモを取る習慣をつけるのも効果的でしょう。

普段からニュースをチェックしておく

グループディスカッションでは、時事問題や社会課題をテーマにした議題が出題されることがあります。日頃からニュースに触れておくことで、議論で使える知識を蓄えられます。単に情報を集めるだけでなく、「なぜ起きたのか」「どのような影響があるのか」まで考えることが大切です。

企業が求める人物像を把握する

グループディスカッションも企業の選考の一つです。そのため、評価基準は求める人物像に沿ったものになります。面接と同じく、グループディスカッションでも求める人物像を意識して行動することで、通過率を上げることができるでしょう。

協調性・論理的思考力・発想力など、どのようなスキルが重視されるのかだけでも把握できると、選考全体を有利に進めることができます。

企業に合わせたグループディスカッション対策をしよう!

「志望企業の独特なグループディスカッション対策をしたい」「選考を通して何を評価されているか知りたい」という人は、志望企業で働く社会人や内定者に聞くのが効果的です!
そこでおすすめなのが国内最大級のOB・OG訪問サービス「Matcher」。グループディスカッションに限らず、企業研究や面接対策もできます。

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グループディスカッションで高評価を得るコツ

ここでは、グループディスカッションで高評価を得るコツについてご紹介します。

▼グループディスカッションで高評価を得るコツ
・根拠を持って発言する
・メンバーの意見を分かりやすくまとめる
・発言量が少ない人に話を振る
・話題が逸れたときに軌道修正する
・役職者の仕事をフォローする
・場を明るくするポジティブな言動を心がける
・チームのアウトプットに貢献することを意識する

以下で詳しく解説していきます。

根拠を持って発言する

グループディスカッションで評価される発言力は「発言の数」×「発言の質」です。そのため、論理的な発言を心がけることは、高い評価を得るうえで非常に重要です。

「〇〇というデータがある」「ターゲットの特徴を考えると」など、根拠を添えて意見を述べることで説得力が高まります。感覚的な発言だけでなく、論理的な理由付けを意識しましょう。

メンバーの意見を分かりやすくまとめる

議論が進んでいくと、意見が散らばりやすくなります。その際に「ここまでの意見を整理すると」「〇〇さんの意見は、つまり~~ということですか?」など、議論内容やメンバーの意見を要約できる人は高く評価されます。

議論の進行を助けるだけでなく、チーム全体の認識を揃える役割も果たせるため、好印象を残しやすい動きです。

発言量が少ない人に話を振る

発言が少ない人に対して意見を聞くことは、周囲への配慮や協調性をアピールできる行動として評価されやすいでしょう。

ただし無理に話を振ってしまうと、議論の流れをさえぎってしまったり、強い圧を感じさせてしまったりと、マイナスに捉えられてしまいます。強引な印象にならないよう「ぜひ〇〇さんの意見を聞きたいんですが、いかがですか?」など、やわらかい表現を使ってみましょう。

話題が逸れたときに軌道修正する

議論が盛り上がるほど、本来のテーマから外れてしまうことがあります。そのような場面で「一度論点を戻しましょう」と方向修正できると、高い評価をもらえます

軌道修正ができるようになるためには、「目的や前提条件を忘れない」ことが対策になります。議論の土台にどのような話があるか、を意識してみましょう。

役職者の仕事をフォローする

司会や書記などの役職者に負担が集中することは少なくありません。議論の整理を補助したり、時間管理をサポートしたりすることで、チーム全体の生産性向上に貢献できます。

役職がなくても高評価を狙えるポイントなので、ぜひ意識してみてください。

場を明るくするポジティブな言動を心がける

他者の意見を否定するのではなく、「その視点もありますね」と受け止めた上で議論を広げる姿勢が大切です。前向きなコミュニケーションは発言しやすい雰囲気を作り、チーム全体のパフォーマンス向上につながります。

また、アイスブレイクの段階で「今日はみんなでがんばりましょう」など、士気を上げる発言をするのも好印象です。

チームのアウトプットに貢献することを意識する

グループディスカッションでは、自分が目立つことよりもチームとして質の高い結論を出すことが重要です。発言、整理、サポートなど役割はさまざまですが、「どうすれば議論が前進するか」を考えて行動することが高評価につながります

グループディスカッションにおいて「自分の得意なことをどのようにチームに活かせるか」をぜひ考えてみてください。

【必見】グループディスカッションで使えるフレーズ集

ここでは、グループディスカッションで高評価を狙えるフレーズ集をご紹介します。目的を理解して適切なタイミングで使うことで、議論をより良い方向に導けるでしょう。
「グループディスカッションで使えるフレーズ集」の紹介画像

グループディスカッションで注意すべきNG行動

ここでは、グループディスカッションで低評価を受けがちなNG行動をご紹介します。

▼グループディスカッションで注意すべきNG行動
・無言で参加する
・他人の意見を強く否定する
・話題から逸れた発言をする
・役割に合った仕事が果たせない
・制限時間までに結論が出ない

以下で詳しく解説します。

無言で参加する

グループディスカッションでは、発言がなければ評価者に考えや貢献度を伝えられません。発言内容の完成度にこだわりすぎて黙ってしまうよりも、議論の整理や質問など、何らかの形で参加することが重要です

どうしても発言が苦手な場合は、書記やタイムキーパーなどの役割を狙ってみましょう。また、「自分からの発信を減らして、メンバーの意見への反応を多くする」ことも対策の一つです。

他人の意見を強く否定する

「それは違うと思います」と頭ごなしに否定すると、議論の雰囲気が悪くなり、他の人の発言が少なくなってしまいます。

反対意見を述べる場合は、「その考えもありますが〜」と相手を尊重しながら代替案を提示することが大切です。また、根拠を持って反対意見を出すことで、相手の納得感も得られるでしょう。

話題から逸れた発言をする

自分の知識や経験をアピールしようとして、テーマと関係のない話をすると議論の妨げになります。

グループディスカッションでは、常に課題やゴールを意識しながら発言することが重要です。論点との関連性を確認してから発言しましょう。

役割に合った仕事が果たせない

司会や書記、タイムキーパーなどの役割を担当した場合は、その役割に求められる仕事を果たす必要があります。例えば司会が議論を進行できなかったり、書記が内容を整理できなかったりすると、チーム全体の評価にも悪影響を与える可能性が考えられます。

「苦手な役割には立候補しない」「できない場合はメンバーに助けを求める」など、率直な対応を心がけてください。

制限時間までに結論が出ない

グループディスカッションでは、結論の質だけでなく時間内に結論へ到達できるかも評価対象です。議論に時間をかけすぎて結論が出ないと、チームとして成果を残せなかったと判断される場合があります。

タイムキーパーでなくとも、時間配分を意識して議論を進めることが大切です。

‌WEB・オンラインのグループディスカッションにおける注意点

近年では、zoomなどを使用したWEB上でのグループディスカッションが増えています。初めてのオンライングループディスカッションでも対応できるよう、以下の注意点に気を付けましょう。

▼WEB・オンラインのグループディスカッションにおける注意点
・カメラやマイク、通信環境を事前にチェックする
・メンバーに議事録を共有する
・メンバーの発言に対する反応をわかりやすくする
・表情や動きをつけて発言する
・端的な発言を心掛ける

以下で詳しく解説します。

カメラやマイク、通信環境を事前にチェックする

オンラインのグループディスカッションでは、機材トラブルが発生すると十分に実力を発揮できません。通信環境が安定しているかを事前にチェックしておきましょう。

また、カメラ映りやマイク音声の明瞭さは、グループディスカッション中の印象に大きく影響します。特に、以下のカメラ映りのポイントを押さえておくと、メンバーや評価者に印象よく見えるでしょう。
「グループディスカッション」の紹介画像

メンバーに議事録を共有する

オンラインでは対面よりも認識のズレが生じやすいため、議論内容を可視化することが重要です。共有ドキュメントやチャットを活用して議事録を共有すれば、論点や決定事項を全員で確認できます。

以下はドキュメントの共有時に気をつけるべきことです。

▼ドキュメント共有時に気をつけること
・Googleドキュメントの共有設定を「リンクを知っている全員」に変更する
・画面共有時、他に開いているタブ・個人情報に注意する
・記録する文字のサイズを大きくする

オンライングループディスカッションの書記は、慣れも必要です。ぜひ以下の点に注意しながら、どんどんチャレンジしていきましょう。

メンバーの発言に対する反応をわかりやすくする

オンラインではお互いの反応が伝わりにくく、メンバーが萎縮して会話が進めづらくなることがあります。うなずきや笑顔を意識したり、「賛成です」「なるほどです」と言葉で反応したりすることで、円滑なコミュニケーションにつながります。

相手を安心させるためにも、積極的なリアクションを心がけましょう。

表情や動きをつけて発言する

画面越しでは感情や意図が伝わりにくいため、表情や身振りを意識することが大切です。無表情で話すよりも、適度な笑顔やジェスチャーを交えることで、相手に好印象を与えやすくなります。

また、パソコンの画面を直接見ている状態だと、他のメンバーからは目線が合っていないように感じられてしまいます。カメラ目線で話すことも意識するとよいでしょう。

端的な発言を心掛ける

オンラインでは音声の遅延や発言の重なりが発生しやすいため、簡潔に話すことが重要です。結論から述べ、その後に理由を補足することで相手に伝わりやすくなります。

長すぎる発言は議論のテンポを損ねるため、要点を意識して話しましょう。

グループディスカッション中のトラブルと対処法

最後に、グループディスカッション中のトラブルと、その対処法について解説します。

▼グループディスカッション中のトラブルと対処法
・積極的な発言ができない場合
・役割が持てなかった場合
・クラッシャーがいた場合

以下で詳しく解説します。

積極的な発言ができない場合|他メンバーの意見を受けて発言しよう

議論のスピードが速く、発言のタイミングを逃してしまうことも少なくありません。

そのような場合は、無理に新しい意見を出そうとせず、他のメンバーの意見を要約したり質問したりすることから始めましょう。また、新たな観点の提供や議論の軌道修正など、発言量が少なくても「発言の質」が伴っていれば、しっかりと評価してもらえます。

役割が持てなかった場合|積極的な発言・フォローに回ろう

司会や書記などの役割を担当できなくても、不利になるとは限りません

議論の要約や時間管理のサポート、発言が少ない人への声かけなど、役割以外にも貢献できる場面は多くあります。役職の有無ではなく、チームへの貢献度が評価されることを意識しましょう。

クラッシャーがいた場合|対立せず、中立の立場を取ろう

自分の意見を押し通したり、他者の発言を否定したりする「クラッシャー」がいると議論が停滞しがちです。

その場合は感情的に対立するのではなく、「一度意見を整理しましょう」「他の視点も確認しませんか」と冷静に議論を軌道修正することが重要です。チーム全体の議論を前進させる姿勢が評価につながります。

テーマ別のコツを押さえてグループディスカッションの対策をしよう!

いかがだったでしょうか?

‌グループディスカッションの能力は、就活に留まらず仕事をするようになってからも役に立ちます。グループディスカッションで活躍できる能力を身に着け、就活でも仕事でも力を発揮できるよう準備をしてください。

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