【対策方法つき】グループディスカッションの攻略法とは?

2019/02/08
グループディスカッションの役割
目次
1.
グループディスカッションの選考を突破するために
2.
グループディスカッションで見られる6つの評価基準
3.
グループディスカッションで必要な役割と注意点   
4.
グループディスカッションが苦手な人へ
5.
最後に
6.
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グループディスカッションの選考を突破するために

就活の選考の中で度々課されるグループディスカッション。みなさんはしっかりと対策ができていますでしょうか?

‌グループディスカッションは、出題されたテーマに対して限られた時間の中でチームで答えを出すもの。議論の過程で発揮された能力や議論への貢献度に、みなさんの評価は大きく左右されます。
‌では、グループディスカッションで評価される能力はどのようなものなのか。この記事では、グループディスカッションの評価に繋がる能力、及び必要になる役割について説明します。記事の最後にはグループディスカッションが苦手な人向けに克服法を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

グループディスカッションで見られる6つの評価基準

学生を評価している人事の図
グループディスカッションの目的は、入社してから活躍するポテンシャルがあるのかを見極めることです。では、具体的にどのような観点で、活躍するポテンシャルを見極めているのでしょうか?企業が評価するのは、以下の6つのポイント

‌1.発言力
‌2.協調性 
‌3.議論推進力 
‌4.論理的思考力 
‌5.当事者意識 
‌6.マネジメント能力


業界や企業の性質によって、重要視する項目は様々です。しかし、この1~6の力が十分であれば、グループディスカッションの選考を突破することができます。それでは、各評価項目の詳細を見ていきましょう。

1.発言力 

グループディスカッションの選考において最も重要な能力、発言力。議論の中で発言することができなければ、採用担当者が論理的思考力や当事者意識を判断することができません。どんな理由であれ、グループディスカッション中に全く発言することができなかった場合その場で落ちたと確信して良いでしょう。

‌もちろん的外れな発言をたくさんしても、評価の対象にはなりません。しかし、打席に立たずして終わってしまっては、評価の仕様がないので、些細なことでも自分の意見を持ち、発言する癖をつけてください。

‌発言をする上で意識したいのが、「主張」→「理由」→「根拠」の順に話すこと。こうすることで主張が論理的になり、発言の説得力が増すはずです。

2.協調性

グループディスカッションにおける協調性とは、チーム全員で受かろうというマインドを持つこと。この中から私だけ受かろうと考えてしまうと、否定的な意見が多くなります。こうなると協調性が疑われ、組織で成果を出すのに向かないと判断されかねません。協調性を示すために取るべき、具体的なアクションは以下の通りです。

学生Aさんが何か意見を述べたとしましょう。その意見に対して、みなさんは肯定・否定・どちらでもない・その意見が分からないといった感情を持つはずです。

‌肯定の場合はせめて相槌やうなずき、肯定していることをアピールしましょう。否定する場合も、Yes,but方式で「Aさんの○○という意見には賛成だけど」と言ったように、相手に寄り添って発言することを気を付けてください。

‌またどちらでもない、意見がわからないという場合は、Aさんが説明不足である可能性もあるので、再度聞き直してみるのがおすすめです。聞き直したことでマイナス点が付くということはないですし、実際に当事者意識を持っているなと評価されるでしょう。

3.議論推進力

議論推進力とは、文字通り議論を前に進める力です。議論が停滞しているときに考えるべき論点を提示する、議論が2つに分かれたときに新たな折衷案を模索するなどがあげられます。もちろん、議論が雑に進みすぎて考えるべき論点を落としてしまっていると判断した場合等は、議論を一度止めることも必要です。
とりあえず意見を前に進めるのではなくて、ゴールから逆算して考えるべき必要がある論点を提示するようにしてください。

4.ロジカルシンキング

ロジカルシンキングとは、物事を筋道立てて考える力のことです。グループディスカッションでは、出されたお題を「理解する」、「定義する」、「分解する」、「整理する」と言った能力の「スピード」と「質」を通して、ロジカルシンキングの力を見極めています。

5.当事者意識

当事者意識を一言で言えば、「出されたお題に関して、真剣に向き合っているか?」ということ。情熱論のように聞こえるかもしれませんが、グループのメンバーに任せるのではなくて、議論に貢献しようという気持ちを持って問題に取り組んでいるかが重要です。

‌当事者意識をもってお題に取り組めば、そのお題に関しての積極性も変わってくるでしょう。積極的な発言や、論点の整理を主体的に行えるようになるはずです。

6.マネジメント能力

‌マネジメント能力とは、タイムキーピングや議事録をとるなどの、議論をすすめる上で必要になる管理をする能力です。これに関しては、最低限の会議運営を行っていけば問題ありません。後ほど説明しますが、これらのマネジメントは議論を進めるための補助的な作業です。没頭しすぎるあまり、発言が減ってしまったり、思考が停止してしまったりすることがないよう、注意してください。

グループディスカッションで必要な役割と注意点   

グルディスの注意点を説明しています
グループディスカッションで必要になる6つの能力について説明してきました。ここからは、グループディスカッションを進めるにあたり、必要になる役割について紹介します。各々の役割における注意点も取り上げるので、合わせて確認してください。

司会(ファシリテーター)

ファシリテーターとは、議論の全体の方向性を示し、議論を進めていく役割を担う人のことです。議論を推進する人であるため、多くの人がやりたがる役割ですが、失敗するとグループの結論を大きく劣化させてしまうため、注意が必要です。司会を務めるにあたって注意しなければならないのは、以下の2つのミスです。

‌①自己中心的に議論を進めていってしまうこと
②自己主張をせずに議論が終わってしまうこと


上記のようなミスを犯さないためにも議論を推進しつつも、自分を客観視し、議論を正しい方向に推進できているのか確認することを意識してください。

書記

書記は、議論の内容を記録し、議論に参加しているメンバーの目線を揃える役割を担います。注意しなければならないのは、書くことに集中し過ぎるあまり、議論に参加しないこと。

‌内容をまとめるだけでは貢献度が小さいので、メモを取ることに固執するのではなく、議論にも積極的に参加しましょう。

‌議論に参加し、かつその内容のメモを取ることで、全体で発表する際に論点を整理して話せるようになります。

タイムキーパー

タイムキーパーは、議論を計画的に進めるために、時間管理をする役割を担います。書記と同様、タイムキーピングをするだけでは、議論への貢献度が不十分です。

‌時間管理だけに没頭せず、積極的に議論にも参加しましょう。腕時計等を外してテーブルの真ん中に置くなどすれば全員で確認できるため、グループのメンバー1人1人が意識する形式をとっても問題ありません。

アイデアマン

アイデアマンとはその名の通り、議論を推進する上で必要なアイデアを出す役割です。

‌アイデアが出るのは素晴らしいことですが、どんなお題に対しても誰しもが驚くアイデアが出せる人はいません。またアイデアは再現性がないことが多いので、「自分はアイデアマンだ」と割り切るのは危険。得意な分野のお題が出たらいいアイデアを出せるということに過ぎないので、議論を推進する上で担える役割を持っておくようにしましょう。

以上がグループディスカッションを進める上で必要になる役割です。最も注意すべきなのは、自分の役割に固執しすぎないこと。大まかに4つの役割を挙げましたが、人数が8人いるグループディスカッションだと役割が被ることは当然です。人数が3人であれば、1人が複数の役割を担わなければならないでしょう。

‌「俺はファシリテーターだから。。」
‌「私書記だから!」


‌と、自分の役割にこだわると、議論に上手く適応できないまま、グループディスカッションが終わってしまいかねません。こうしたことにならないように、最低でも2つの役割は行えるという状況にしておいたほうが良いでしょう。

‌役割に固執して本来の実力が発揮できないというケースをなくすために、企業側が「役割分担をしないでください」と事前に説明してくることがあります。そういった場合は、上で説明した発言力、議論推進力、協調性、論理的展開力が問われていると考え、議論への貢献を通して積極的にアピールしてください。

グループディスカッションが苦手な人へ

グルディスで話せていない人の画像
グループディスカッションに求められる能力、そして担うべき役割について説明してきました。しかし、言うは易く行うは難し。一朝一夕でグループディスカッションができるようになるわけではありません。苦手意識を持っている人も少なくないでしょう。

‌グループディスカッションに苦手意識を持っている人は、なぜ苦手だと感じるのか理由を考えることが重要です。むやみやたらと場数を踏むだけでは意味がないので、原因を特定し、それを解決するために何ができるのか考えてください。

‌会場に入った後のピリッとした空気感のせいで苦手意識があると感じる人は、議論が始まる前に他の人も和むような話題を話してみるのも良いでしょうし、協調性がないから苦手という人は日ごろから誰かの意見を最後まで聞いて見る習慣をつけることも良いでしょう。原因を特定することで、初めて改善するためのアクションを取ることができるのです。

最後に

いかがだったでしょうか?

‌グループディスカッションの能力は、就活に留まらず仕事をするようになってからも役に立ちます。グループディスカッションで活躍できる能力を身に着け、就活でも仕事でも力を発揮できるよう準備をしてください。

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