【例文付き】長所で「集中力」を伝えるときのコツ3選や言い換え
2023/03/24
目次
ESで長所を効果的に伝えるために
エントリーシート(以下ES)で自分の長所に関する設問があったとき、みなさんはどのような回答をしているでしょうか?
なんとなく納得感のある強みを選び、伝えている人が多いのではないかと思います。
ただ、自分本位で長所を考えてしまうと、企業が魅力を感じない長所を伝えてしまうことがあるので注意が必要です。
本記事では、長所として「集中力がある」ことを伝える時のコツや効果的なアピール方法について紹介します。
是非、最後までご覧ください。
「集中力がある」の3つの意味を理解しよう
「集中力」と一言でいっても、言葉の意味が広いため、様々な意味に捉えられます。
また、言葉の意味を間違えて選んでいる可能性もあるので、今一度「集中力がある」の意味を確認しましょう。
「集中力がある」とは主に以下の意味をもっています。
①1つの物事に対して真摯に向き合える
②1つの作業に長い期間没頭できる
③短期間で成果を発揮できる
①1つの物事に対して真摯に向き合える
集中力があることとは、1つの物事が解決するまで真摯に向き合えることです。
どんなトラブルが起きたとしても、冷静に向き合い対処できるといった特徴を持ちます。
仕事では必ず、解決困難なトラブルやせっかく進めていた計画が突然白紙になる、なんてことはザラです。
こうした時に、モチベーションを落とさずに取り組める力は、集中力があるからこそだと言えます。
②1つの作業に長い期間没頭できる
時間がかかる作業に長い時間没頭できることも、集中力の1つです。
多くの人は、すぐに成果が出るものに対してモチベーションを保てます。
反対に成果が出るまでに時間がかかり、積み重ねが必要な作業は、投げ出したくなるケースが多いです。
作業に先が見えなくても、モチベーションを保って長い期間没頭できるのは集中力があるからこそと言えます。
③完成度が高い
作業の集中力が高いことが活かされて、完成度が高くなるのも、集中力がある人の特徴と言えます。
細かい部分にも目を通し、ミスをしないことを常に意識できるところは、集中力があるからこそと言えます。
長所「集中力があること」をアピールする時のコツ3選
集中力をアピールしたとしても「こんなところもあるのではないか」と懸念されてしまうと、せっかくの長所として話したことが短所として見られる可能性があります。
「集中力があること」を長所として、より効果的に伝えるコツ3つを抑えておきましょう。
①分野を問わず目の前の課題にできる
②数字を用いて具体的に伝える
③周囲に配慮できることを伝える
それぞれ詳しく解説します!
①分野を問わず目の前の課題にできる
集中力があることをアピールすると、自分の関心あるものに限った話ではないかと懸念される可能性があります。
そのため、「どんなことにも壁を作らずに取り組むことができる」「苦手意識があっても優先度を考慮して集中して取り組める」といった内容を伝えられるようにしましょう。
過去に「元々はやりたくなかったけど、最後まで集中力をもってやり抜いた」という経験などを思い出してみるといいかもしれません。
②数字を用いて具体的に伝える
先述した通り、集中力が高いとは言い方によって「仕事の完成度が高い」という印象を与えます。
どれほどの成果を発揮したのかを示すために、数字を用いて具体的に伝えることをこころがけましょう。
特に集中力がある人は、結果以外にも結果を出すまでのプロセスで他の人を圧倒できることが多いです。
具体的な数字などを用いて、強い印象を残せないか、伝え方を研究してみましょう。
ただ、結果が数字としてでないこともあるかと思います。
無理矢理数字にすると逆効果になる可能性もあるので、その際は使わなくても問題ありません。
③周囲に配慮できることを伝える
集中力のある人は、自分のやるべきことだけに集中したり、協調性がないイメージを持たれる可能性があります。
企業で働くことは、自分一人ではなくチームで何かを達成するということです。
つまり、協調性は不可欠になります。
周囲の状況を考慮しつつ集中力を発揮したエピソードを伝えるようにしましょう。
Matcherを使って対策をしよう
自己PRや長所を伝える際は、自分で確認するだけでは危険です。
必ず誰かに確認してもらい、フィードバックを受けましょう。
Matcherは志望している企業や業界で働く人にOB・OG訪問ができるアプリです。
OB・OG訪問を通じて、面接やESの対策が可能なので是非使ってみてください。
社会人に会いに行く(無料)長所「集中力がある」の言い換え5選
長所として「集中力がある」だと少し漠然とした表現で、納得感のない方もいるのではないでしょうか。
ここでは「集中力がある」の言い換えを5つ紹介します。
①事柄に対して真剣に対応できる
②モチベーションを維持できる
③1つのことを深堀し続けられる
④粘り強く頑張ることができる
⑤1つのことに専念する
是非参考にしてみてください!
ESや面接で集中力を伝える時の構成
ここまで、長所として集中力を伝える際の内容やアピール方法について解説してきました。
ここからは、集めた内容をどのような流れで伝えるのが良いのか、伝え方について解説します!
以下のような流れで伝えてみましょう。
①集中力が長所であること
②どのような場面で集中力を発揮したかエピソードを話す
③長所を企業でどのように活かせるか
それぞれ詳しく解説していきます!
①集中力が長所であること
基本的なことですが、結論として「長所が集中力であること」を伝えましょう。
結論を前に持ってくることで、簡潔に話を伝えることができます。
ここで注意してほしいことは、「集中力」のみ伝えてしまうことです。
先述した通り、集中力という言葉は意味が広いので、集中力といっても一体どんな集中力なのかがわかりません。
どんな集中力なのか明確に示すために、発揮された場面などを思い出しながらまとめてみましょう。
【例】「私の長所は、1つの物事に対して真摯に向き合える集中力です」
②どのような場面で集中力を発揮したかエピソードを話す
続いて、集中力が長所であることに説得力を持たせるために、集中力を発揮したエピソードを述べます。
ここで注意してほしいところは、発揮されたエピソードを長々と話してしまうことです。
エピソードが長いと、聞いている人たちは集中力がどこで発揮されたのか、いまいちわからなくなってしまいます。
発揮されたと思う部分を中心に、必要な部分とそうでない部分を分けて簡潔に伝えることをこころがけましょう。
③企業でどのように活かせるか
自己PRや長所を伝える場合は、企業でどのように活かせるかを伝えて締めましょう。
そもそも、企業が自己PRや長所を聞く意図は、強みや長所が会社で発揮して活躍してくれそうかを見る、というところにあります。
強みや長所を企業で活かせる力としてアピールするには、志望する企業や職種について研究することが大切です。
企業理念や行動理念に合っているか、その職種で求められる人物像と合っているのか確認し、集中力をもってどのように企業に貢献できるのか伝えましょう。
「集中力」を長所としてESで伝えた例文
これまでお伝えしてきたポイントを活かした、長所の例文をここでご紹介します。
私の長所は「高い集中力を生かし、策定した計画を最短距離で達成できる点」にあります。(結論)
WEBメディア運営を行う長期のインターンでこの強みを発揮しました。この企業には当初「設定した目標の半数にも満たない記事数」という課題がありました。この原因は「記事作成中の無駄な工程」にあると判明しました。そこで、記事作成のフローを一から整理し、フロー毎に目標時間を設定しました。この計画を全インターン生に共有し、「時間管理を徹底した作業」を実現させました。私自身も持ち前の集中力を生かし、作業スピードを改善させた結果、当初設定していた目標の1.3倍となる記事数を達成しました。その結果、PV数/アドセンス収益を2.3倍にすることが出来ました。(長所を発揮したエピソード)
この長所を生かし、どのような仕事であっても作業効率を見直し、早いペースで仕事をこなせる自信があります。(活かし方)
長所として「集中力」を伝える時の注意点
長所として「集中力」を伝える際の注意点について、以下の3つを紹介します。
①エピソードと結びついていない
②当たり前のことでアピールしている
③短所との一貫性がない
それぞれ詳しく解説します!
①エピソードと結びついていない
長所である「集中力」とエピソードが結びついていない場合です。
例えば、集中力のエピソードが「困難な状況のなかでもやり抜いた」といったような内容であれば、集中力ではなく「忍耐力」「やりきる力」と見た方が納得感があります。
このように、集中力とエピソードが結びついていないと、説得力に欠けてしまうのです。
また、自己分析が甘いと思われてしまう可能性があります。
そういったことがないように、自分で確認するだけでなく、他人に見てもらうことを怠らないようにしましょう。
②当たり前のことで集中力をアピールしている
集中力を発揮したエピソードが、自分の趣味であることや誰もが集中力を持って取り組んだような内容だと、インパクトに欠けてしまいます。
例えば「集中力を発揮して自分の好きな○○の研究をした」や「受験期間には、勉強に集中し志望校に合格した」などです。
もちろん、集中力を発揮して得た経験であることには変わりません。
ただ、聞き手としては「仕事で活かしづらい」と思われる可能性があります。
そうならないためにも、できるだけオリジナリティのある、自分自身ならではの経験を選ぶといいです。
もし、誰もが経験していることでも集中力を発揮したと自信をもって言えることがあれば、自らで思考し工夫した点などを取り入れましょう。
③短所との一貫性がない
長所を聞かれる場合、短所を聞かれる可能性が高いです。
短所を答える際に、長所との一貫性がないと、自己分析が甘いと判断される可能性があります。
物事は表裏一体で長所としての「集中力」には、短所としての側面も存在するので、なるべく短所は、長所と繋がるようにしましょう。
例えば、「集中力がある一方で、イレギュラーな対応には少し遅くなってしまう」や「集中力はあるが、時間がかかってしまう」などです。
一貫性をもつことで、長所への説得力にも繋がるので是非意識してみてください。
ただし、短所は聞かれない限りは答える必要はありません。
Matcherに登録してES対策をしよう
長所として「集中力がある」ことを伝える時のコツや、構成について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
長所は自信を持って伝えることが重要です。
自信を持つには、何を話すか整理して言っていることが相手に伝わるように対策しておく必要があります。
しっかりと対策をして伝えられるようにしましょう。
そこで、MatcherというOB・OG訪問サービスを使ってESや面接の対策をしてみてください。
志望している企業・業界の人に直接対策してもらうことができます。
Matcherとは..
OB訪問機能とスカウト機能を兼ね備えた就活プラットフォーム。所属大学に関係なくOB訪問を行えるほか、プロフィールを充実させるだけでスカウトをもらうことができます。就活対策にご利用ください。Matcherに登録する(無料)